JP3637858B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の制御装置に関し、より詳細には、燃料消費率の向上等を目的として減速時に内燃機関へ燃料を供給するのを停止する制御(以下、燃料カット又はF/Cという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関の電子制御式燃料噴射制御装置においては、スロットルバルブが全閉で機関回転数が所定値以上のときに、燃料供給の不必要な減速状態にあると判断し、燃料消費率の向上を図るべく、燃料噴射を一時的に停止する燃料カットが行われている。
【0003】
一方、内燃機関の排気系に設けられた排気ガス浄化用の触媒コンバータ内の触媒が高温状態(800°C〜900°C以上)になると、僅かに触媒温度が上昇するだけで触媒の劣化の進行度合いは急激に大となる。そこで、例えば、特開平8−144814号公報においては、触媒の温度が高いときに減速時の燃料カットを禁止することにより、触媒が高温リーン雰囲気に晒されるのを回避し、触媒の劣化を防止することが提案されている。そして、燃料カットを禁止することに加え、空燃比をストイキ(理論空燃比)にフィードバック制御することにより、触媒劣化の抑制と燃費の向上とを図ることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、急減速時(特に高回転時)においては、減速時にスロットルを急閉しても機関回転数が下がり切らず、気筒当たりの燃料噴射量が極小となる。そして、インジェクタが噴射可能な最小噴射時間以下の噴射時間が演算された場合には、噴射を行うと空燃比がずれるため、燃料噴射は行われず、即ち、燃料カット(極小噴射量時燃料カットと呼ぶ)が一瞬入ることとなる。
【0005】
また、減速直後には、負圧が大きくなる方向に変化することで、吸気壁面に付着していた燃料が剥ぎ取られてそのまま触媒に流入する。加えて、前述の極小噴射量時燃料カットにより触媒に酸素が供給される。そのため、触媒上で燃焼が起こり、触媒温度が20°C以上急激に増大する。結果として、空燃比のストイキ制御を行っても触媒温度の上昇を抑制することができず、単に燃費の悪化を招くだけとなる。
【0006】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、触媒の劣化を抑制しつつ燃費の悪化を最小限に抑えることができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、触媒高温状態にない減速時には燃料供給を停止する一方、触媒高温状態における減速時には燃料を供給して空燃比をストイキ又はリッチに制御する内燃機関の制御装置において、減速度の大きい急減速状態を検出する急減速状態検出手段と、触媒高温状態における減速時にあっても、前記急減速状態検出手段によって急減速状態が検出されるときには、燃料供給を禁止する燃料供給禁止手段と、を設けたことを特徴とする、内燃機関の制御装置が提供される。
【0008】
また、本発明によれば、前記急減速状態検出手段は、インジェクタが噴射可能な最小噴射時間以下の噴射時間が演算された場合に実行される燃料供給停止が発生する可能性がある急減速状態を検出する。
【0009】
前述のように、触媒高温状態における減速時にあっても、急減速の場合には、空燃比のストイキ制御を実行しても触媒温度の上昇を抑制することができないが、上述の如く構成された、本発明に係る内燃機関の制御装置においては、そのような場合に燃料供給が停止(燃料カット)されるため、燃費の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置を備えた内燃機関の全体概要図である。内燃機関1は、車両搭載用の直列多気筒4ストロークサイクルレシプロガソリン機関である。機関1は、シリンダブロック2及びシリンダヘッド3を備えている。シリンダブロック2には、上下方向へ延びる複数個のシリンダ4が紙面の厚み方向へ並設され、各シリンダ4内には、ピストン5が往復動可能に収容されている。各ピストン5は、コネクティングロッド6を介し共通のクランクシャフト7に連結されている。各ピストン5の往復運動は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト7の回転運動に変換される。
【0012】
シリンダブロック2とシリンダヘッド3との間において、各ピストン5の上側は燃焼室8となっている。シリンダヘッド3には、その両外側面と各燃焼室8とを連通させる吸気ポート9及び排気ポート10がそれぞれ設けられている。これらのポート9及び10を開閉するために、シリンダヘッド3には吸気バルブ11及び排気バルブ12がそれぞれ略上下方向への往復動可能に支持されている。また、シリンダヘッド3において、バルブ11及び12の上方には、それぞれ吸気側カムシャフト13及び排気側カムシャフト14が回転可能に設けられている。カムシャフト13及び14には、バルブ11及び12を駆動するためのカム15及び16がそれぞれ取り付けられている。カムシャフト13及び14の端部にそれぞれ設けられたタイミングプーリ17及び18は、クランクシャフト7の端部に設けられたタイミングプーリ19へタイミングベルト20により連結されている。なお、カムシャフト13及び14の回転速度は、クランクシャフト7の回転速度の1/2に減速せしめられる。
【0013】
吸気ポート9には、エアクリーナ31、スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34等を備えた吸気通路30が接続されている。機関1外部の空気(外気)は、燃焼室8へ向けて吸気通路30の各部31,32,33及び34を順に通過する。また、スロットルバルブ32をバイパスするアイドルアジャスト通路35には、アイドル時の空気流量を調節するためのアイドル回転数制御弁(ISCV)36が設けられている。吸気マニホルド34には、各吸気ポート9へ向けて燃料を噴射するインジェクタ40が取付けられている。燃料は、燃料タンク41に貯蔵されており、そこから燃料ポンプ42によりくみ上げられ、燃料配管43を経てインジェクタ40に供給される。そして、インジェクタ40から噴射される燃料と吸気通路30内を流れる空気とからなる混合気は、吸気バルブ11を介して燃焼室8へ導入される。
【0014】
この混合気に着火するために、シリンダヘッド3にはスパークプラグ50が取付けられている。点火時には、点火信号を受けたイグナイタ51が、点火コイル52の1次電流の通電及び遮断を制御し、その2次電流が、点火ディストリビュータ53を介してスパークプラグ50に供給される。
【0015】
燃焼した混合気は、排気ガスとして排気バルブ12を介して排気ポート10に導かれる。排気ポート10には、排気マニホルド61、触媒コンバータ62等を備えた排気通路60が接続されている。触媒コンバータ62には、不完全燃焼成分であるHC(炭化水素)及びCO(一酸化炭素)の酸化と、空気中の窒素と燃え残りの酸素とが反応して生成されるNOx (窒素酸化物)の還元とを同時に促進する三元触媒が収容されている。こうして触媒コンバータ62において浄化された排気ガスが大気中に排出される。なお、本発明の適用対象となる触媒は、三元触媒(白金系、パラジウム系)、酸化触媒等、いずれでもよく、特には限定されない。
【0016】
機関1には以下の各種センサが取付けられている。吸気通路30には、吸入空気量(流量QA)を検出するためのエアフローメータ70が取り付けられている。吸気通路30において、スロットルバルブ32の近傍には、その軸32aの回動角度を検出するためのスロットル開度センサ72が設けられている。また、スロットルバルブ32が全閉状態のときには、アイドルスイッチ82がオンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクティブとなる。また、車両のアクセルペダルの近傍には、アクセル踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ77が設けられている。また、車両のブレーキペダルの近傍には、ブレーキ踏み込み量を検出するブレーキセンサ78が設けられている。さらに、排気通路60の途中には、排気ガス中の残存酸素濃度を検出するためのO2 センサ75が取付けられている。
【0017】
ディストリビュータ53には、クランクシャフト7の回転に同期して回転するロータが内蔵されており、クランクシャフト7の基準位置を検出するためにロータの回転に基づいてクランク角(CA)に換算して720°CAごとに基準位置検出用パルスを発生させるクランク基準位置センサ80が設けられ、また、クランクシャフト7の回転速度(機関回転数NE)を検出するためにロータの回転に基づいて30°CAごとに回転数検出用パルスを発生させクランク角センサ81が設けられている。
【0018】
機関電子制御装置(エンジンECU)90は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転数制御等を実行するマイクロコンピュータシステムである。燃料噴射制御には、減速時の燃料カット制御が含まれる。ところで、前述のように、触媒の温度(触媒床温)が高いときに燃料カットを実行すると、それに伴い発生するリーンな排気ガスが触媒に流入するが、かかる高温リーン雰囲気の下では触媒が劣化することが知られている。
【0019】
図2は、車速、空燃比及び触媒床温の挙動を実験的に求めたタイムチャートであって、燃料カット時における触媒床温の上昇を説明する図である。この図によれば、減速時に燃料カット(F/C)を実行したことに伴い空燃比(A/F)が大きな値すなわちリーンとなるが、それと同時に触媒床温が上昇し始め、約20°C上昇することがわかる。このような状況の下では触媒の劣化の進行度合いは急激に大となるため、前述のように、触媒の温度が高いときには減速時の燃料カットが禁止され、空燃比をストイキ(理論空燃比)にフィードバック制御することが行われる。
【0020】
一方、一般に、内燃機関の制御装置においては、インジェクタが噴射可能な最小噴射時間以下の噴射時間が演算された場合(すなわち、インジェクタの流量特性でリニアリティがないところや明らかに燃焼できない小噴射時間領域の場合)には、噴射を行うと空燃比がずれるため、燃料噴射を実行しない。この場合の燃料カットをここでは極小噴射量時燃料カットと呼ぶこととする。図3は、ECU90によって実行される極小噴射量時燃料カットの実行制御手順を示すフローチャートである。図3の例においては、ステップ102、104及び106に示すように、極小噴射量時燃料カットの実行条件は、燃料噴射時間TAUが700μs以下で且つ機関回転数NEが2400rpm以上である。また、ステップ102、108及び110に示すように、極小噴射量時燃料カットの実行状態から通常状態に復帰するための条件は、燃料噴射時間TAUが900μs以上で且つ機関回転数NEが2300rpm以下である。
【0021】
したがって、触媒劣化防止のために減速時の燃料カットを禁止して空燃比フィードバック制御を実施しても、急減速のためにスロットル急閉後の機関回転数が下がり切らず、気筒当たりの燃料噴射量が極小となる場合には、前述した極小噴射量時燃料カットが実行され、触媒に酸素が供給される。また、減速直後には、負圧が大きくなる方向に変化することで、吸気壁面に付着していた燃料が剥ぎ取られてそのまま触媒に流入する。結果として、触媒上で燃焼が起こる。このように、急減速時には、減速時の燃料カットを禁止して空燃比のストイキ制御を行っても触媒温度の上昇を抑制することができず、単に燃費の悪化を招くだけとなる。
【0022】
図4は、車速、機関回転数及び空燃比の挙動を例示するタイムチャートであって、減速時燃料カット及び極小噴射量時燃料カットの発生の様子を示す図である。この図に示される例では、最初の減速時には減速時燃料カットが実行されて空燃比が約5秒間リーンとなる一方、2回目の減速時には減速時燃料カットが禁止されるものの極小噴射量時燃料カットが実行されて空燃比が一瞬だけリーンとなっている。そして、一瞬だけ発生する極小噴射量時燃料カットの場合も、減速時燃料カットの場合とほぼ同様の触媒温度の上昇を引き起こすことが実験的に判明している。
【0023】
そこで、本発明は、たとえ触媒高温状態における減速時にあっても、空燃比フィードバック制御実行中に極小噴射量時燃料カットが発生してしまい触媒温度上昇を抑制することができないような急減速の場合には、減速時燃料カットを実行して燃費の向上を確保する。以下、具体的な処理手順について説明する。
【0024】
図5は、触媒床温を推定すべくECU90によって実行される触媒床温推定ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。このルーチンは、所定の周期で実行される。触媒床温は、吸入空気流量QAにより推定することができる。ただし、触媒床温は、吸入空気流量の変化に対して一定の遅延時間を有して緩やかにその変化が現れる。そのため、吸入空気流量QAの変化を一定時間遅延させて反映する遅延吸入空気流量DQA(ディレーQA)をもって触媒床温とする。
【0025】
まず、ステップ202では、エアフローメータ70の出力に基づき現在の吸入空気流量QAを検出する。次に、ステップ204では、その現在の吸入空気流量QAが前回算出された吸入空気流量QAOより大きいか否かを判定し、大きい場合には、ステップ206に進んで、所定量QACだけ遅延吸入空気流量DQAを増大させ、そうでない場合には、ステップ208に進んで、所定量QADだけ遅延吸入空気流量DQAを減少させる。最後に、ステップ210では、今回算出されたQAを次回の利用のためにQAOとして記憶する。こうして求められる遅延吸入空気流量DQAは、吸入空気流量QAを緩やかな速度で追従するものであり、触媒床温を反映する量として利用することが可能である。なお、触媒床温を検出する方法としては、触媒に熱電対等の温度センサを設けて直接的に検出してもよい。
【0026】
図6は、ECU90によって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この減速時燃料カット実行制御ルーチンは、次の燃料噴射時期において減速時燃料カットを実行すべきか否かを判断するものである。そして、本ルーチンは、触媒床温が高いときには原則として減速時燃料カットを禁止するものであるが、触媒高温状態における減速時にあっても、急減速状態が検出されるときには、燃料供給を禁止する、すなわち燃料カットを実行しようというものである。
【0027】
まず、ステップ302では、減速時燃料カット実行の前提条件として、アイドルスイッチ82がオン、すなわちスロットルバルブ32が全閉状態となっており、かつ、機関回転数NEが所定値以上であるかどうかを判定する。ステップ302の判定結果がNOのとき、すなわち前提条件が不成立のときには、本ルーチンを終了する一方、ステップ302の判定結果がYESのとき、すなわち前提条件が成立するときには、ステップ304に進む。
【0028】
ステップ304では、前述の触媒床温推定ルーチンによって求められている触媒床温相当量DQAを所定の判定基準値と比較することにより、触媒が高温(800°C〜900°C以上)であるか否かを判定する。なお、触媒床温を温度センサにより直接検出する場合には、その温度センサの出力により判定する。触媒床温が基準値よりも低いときには、高温リーン雰囲気に起因する触媒劣化のおそれがないため、ステップ310に進み、減速時F/C実行状態とする。
【0029】
一方、触媒床温が基準値よりも高いときには、触媒劣化のおそれがあり、従来技術によればF/Cの実行を禁止する条件にある。しかし、本実施形態においては、ステップ306に進み、減速度の大きい急減速状態にあるか否かを判定する。この急減速状態にあるか否かの判断は、ブレーキセンサ78によって検出されるブレーキ踏み力に基づいて行われるか、又はアクセル開度センサ77によって検出されるアクセル開度の戻し量及び戻しスピードに基づいて行われ、その判断のために、前述した極小噴射量時燃料カットが発生する可能性がある急減速状態を検出するための基準値が予め実験的に求められている。なお、機関回転数が高いほど、極小噴射量時燃料カットが入りやすいため、急減速という条件に、機関回転数が一定値以上という条件を加えて判断してもよい。
【0030】
そして、急減速状態にあるときには、触媒の高温リーン雰囲気を防止すべく空燃比フィードバック制御を行っても、その実行中に極小噴射量時燃料カットが発生してしまい、触媒温度上昇を抑制することができないと判断されるため、ステップ310に進み、減速時F/C実行状態として燃費の向上を図る。
【0031】
一方、急減速状態にないときには、触媒の高温リーン雰囲気を防止すべく、ステップ308に進み、アイドル自立制御を実行する。すなわち、排気空燃比がストイキになるように空燃比をフィードバック制御する。なお、別の実施形態として、ストイキよりも若干リッチに制御することにより、触媒への酸素供給を完全になくすようにしてもよい。また、アイドル自立制御は、減速開始から所定期間だけ行い、その後は減速時燃料カットに切り換えることにより、燃費の向上を図るようにしてもよい。あるいは、減速開始から触媒床温が780°C以上の期間だけアイドル自立制御を行い、その後は減速時燃料カットに切り換えるようにしても燃費の向上を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、リーンな排気の流入により触媒劣化が促進される触媒高温状態における減速時にあっても、空燃比ストイキ制御による触媒温度上昇抑止が極小噴射量時燃料カットにより成功しないような急減速の場合には、減速時燃料カットが禁止されることなく実行されるため、燃費の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御装置を備えた内燃機関の全体概要図である。
【図2】車速、空燃比及び触媒床温の挙動を例示するタイムチャートであって、燃料カット時における触媒床温の上昇を説明する図である。
【図3】ECUによって実行される極小噴射量時燃料カット実行制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】車速、機関回転数及び空燃比の挙動を例示するタイムチャートであって、減速時燃料カット及び極小噴射量時燃料カットの発生の様子を示す図である。
【図5】ECUによって実行される触媒床温推定ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ECUによって実行される減速時燃料カット実行制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…直列4気筒4ストロークサイクルレシプロガソリンエンジン
2…シリンダブロック
3…シリンダヘッド
4…シリンダ
5…ピストン
6…コネクティングロッド
7…クランクシャフト
8…燃焼室
9…吸気ポート
10…排気ポート
11…吸気バルブ
12…排気バルブ
13…吸気側カムシャフト
14…排気側カムシャフト
15…吸気側カム
16…排気側カム
17,18,19…タイミングプーリ
20…タイミングベルト
30…吸気通路
31…エアクリーナ
32…スロットルバルブ
32a…スロットルバルブの軸
33…サージタンク
34…吸気マニホルド
35…アイドルアジャスト通路
36…アイドル回転数制御弁(ISCV)
40…インジェクタ
41…燃料タンク
42…燃料ポンプ
43…燃料配管
50…点火プラグ
51…イグナイタ
52…点火コイル
53…点火ディストリビュータ
60…排気通路
61…排気マニホルド
62…触媒コンバータ
70…エアフローメータ
72…スロットル開度センサ
75…O2 センサ
77…アクセル開度センサ
78…ブレーキセンサ
80…クランク基準位置センサ
81…クランク角センサ
82…アイドルスイッチ
90…機関電子制御装置(エンジンECU)

Claims (1)

  1. スロットルバルブが全閉状態で且つ機関回転数が所定値以上である状態を減速時として検出し、触媒高温状態にない減速時には燃料供給を停止する一方、触媒高温状態における減速時には燃料を供給して空燃比をストイキ又はリッチに制御する内燃機関の制御装置において、
    インジェクタが噴射可能な最小噴射時間以下の噴射時間が演算された場合に実行される一瞬の燃料供給停止が発生する可能性がある急減速状態を検出する急減速状態検出手段と、
    触媒高温状態における減速時にあっても、前記急減速状態検出手段によって急減速状態が検出されているときには、継続して燃料供給を禁止する燃料供給禁止手段と、
    を設けたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
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