JP3637220B2 - 不均質可燃物の供給方法、供給装置、ガス化溶融方法、焼却方法及びガス化方法 - Google Patents

不均質可燃物の供給方法、供給装置、ガス化溶融方法、焼却方法及びガス化方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市ごみ、産業廃棄物等の不均質可燃物を流動床焼却炉を具備する焼却設備、流動床ガス化炉及び旋回式溶融炉を具備するガス化溶融設備、或いはケミカルリサイクルとして使用される低温ガス化炉及び高温ガス化炉を具備する2段ガス化溶融設備等の処理装置に定量的に供給する不均質可燃物の供給方法供給装置、ガス化溶融方法、焼却方法及びガス化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
都市ごみや産業廃棄物等の不均質で可燃性の廃棄物を焼却処理する焼却施設においては、被焼却物であるごみを焼却すると共に、焼却時に排出される有害物質を最小限に抑制する必要がある。また、ボイラを設置している施設においては、効率の高い余熱利用を目指すことが求められる。この両者を満足させるには、余分な空気を焼却炉に投入することなく、低い酸素濃度で完全燃焼を実現する施設でなければならない。
【0003】
しかしながら、このような焼却設備には、大きさ、形状、性質などが異なるごみが搬入される。現在のこのような焼却施設では、ごみはピット内でクレーンで撹拌され、ある程度、破袋、均質化され、焼却炉内に投入されるが、その投入量はごみの性状に大きく影響される。例えば、ごみ移送機構である給塵機がスクリュー式の場合、スクリューの径により大きいごみが投入されると、該スクリューでの飲込みが悪くなり、ごみを定量的に焼却炉に供給することができなくなる。
【0004】
特に、流動床焼却炉では、燃焼速度が速い為、投入されたごみが瞬時にガス化し、焼却炉に供給される空気により完全燃焼するため、焼却炉内の燃焼状態が、ごみの供給量の変動に大きく影響される場合がある。
【0005】
従来、流動床式焼却炉においては、流動空気量、二次空気量、給塵機からのごみの供給量を制御して燃焼制御を実施している。図1はこのような燃焼制御を実施する流動床式焼却炉を具備する焼却施設の全体構成を示す図である。図示するように、ここでは被焼却物であるごみの被焼却物移送機構として、給塵スクリュー11を具備する給塵機10が用いられている。ホッパー12に投入されたごみ13は電動機14で駆動される給塵スクリュー11に移送され、該給塵機10の排出部に設置された解砕排出機15のかき取りスクリュー16で解砕され、投入通路であるシュート部17を通って、流動床式焼却炉20に供給される。
【0006】
流動床式焼却炉20は流動層部21、フリーボード部22及び流動媒体抜出装置23等を具備し、流動層部21には送風機31より調節弁32を介して流動空気が供給され、フリーボード部22には送風機33より調節弁34を介して二次空気が供給されるようになっている。シュート部17を通って流動床式焼却炉20内に投入されたごみは燃焼し、その燃焼ガスはボイラ35を通って、熱回収が行われ、バグフィルタ36を通って煤塵が除去され、煙突37から大気に放出される。
【0007】
流動床式焼却炉20の炉頂部にはフレームセンサ38が設けられ、該フレームセンサ38で流動床式焼却炉20内の燃焼状態が検出される。制御手段39は該フレームセンサ38の出力に基づいて、回転数制御装置40を介して給塵スクリュー11を駆動する電動機14の回転数を制御し、また解砕排出機15のかき取りスクリュー16を駆動する電動機18の回転数は所定の回転数に制御して、流動床式焼却炉20の燃焼状態が一定になるように、ごみ13の投入量を制御すると共に、調節弁32及び調節弁34を制御して燃焼空気量を制御している。
【0008】
これとは別に、ごみが落下する前にその量を把握して、フィードフォワード制御を実施する手法も提案されている。特公平9−60842号公報に記載の装置において、給塵機のごみ排出口における落下するごみ量を画像処理により算出し、その算出結果による都市ごみを焼却する焼却制御方法は、その一例である。ここでは画像処理により、ごみの落下量を、燃焼空気である流動空気量と二次空気量及びごみを供給する給塵機のスクリューの回転数の制御に加えている。ごみの落下量が多い場合、予め、流動空気量を低減して流動床部の流動媒体の流動を緩慢化し、二次空気量を炉内に先行投入したり、ごみの過投下を阻止するように給塵機スクリューの回転数を減速したりする。しかし、ごみそのものの投入量をコントロールしてはいない。
【0009】
また、給塵機のごみ排出口の装置については、例えば、特願平9−102661号に記載の「焼却炉の被焼却物供給装置の運転装置」は、焼却炉に供給される被焼却物を解砕し細分して定量供給するための解砕排出機と排出口ケーシングの間の隙間を狭くして運転する際、解砕排出機のモータの過負荷を防ぎ、且つ焼却炉への被焼却物を定量供給できる被焼却物供給装置である。ここで解砕排出機は、その回転軸の負荷により、回転数及び前述の隙間をコントロールして、被焼却物による過負荷のために、被焼却物の供給が停止され、排ガス中のCOが排出されることを回避している。この運転装置では、焼却運転の連続性は確保されるが、より積極的にCOを低減することができない。
【0010】
上記のように給塵機の排出口におけるごみ落下量のコントロールがCOの低減に効果があると考えられる。そこでまず、現在の流動床式焼却施設において使用されている解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数の決定方法について述べ、次に被焼却物の供給量の定量性を向上させる制御方法について述べる。
【0011】
従来の給塵機10の排出部に設けられた解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数は一定回転数で制御されており、給塵機10により押し出されたごみ13を排出部において、炉内へかき落す機能を有している。この回転数の算出方法を下記に示す。
【0012】
先ず、スクリュー式の給塵機10を使用した場合、搬送重量Q1は下式に示すようになる。ここで、添字の1は給塵機10、2は解砕排出機15の数値を示す。
1=60×φ1×π×D1×D1÷4×S1×N1×γ1
ここで、φ1:断面効率、D1:給塵スクリュー11の外径、S1:給塵スクリュー11のピッチ、N1:給塵スクリュー11の回転数、γ1:比重量を示す。
【0013】
上式で示される搬送ごみを4条のかき取りスクリュー16を有する解砕排出機15でかき落とすには、その回転数が、
{S1×N1÷60}×{(D2×π÷4)÷(N2÷60×D2×π)}×k<H2
を満足することが経験的に明らかになっている。ここで、D2:かき取りスクリュー16の外径、S2:かき取りスクリュー16のピッチ、N2:かき取りスクリュー16の回転数、k:係数、H2:かき取りスクリュー16の羽根高さである。
【0014】
上記式では、断面積が一定と考えており、
〔かき取りスクリュー16の羽根の当たる回数(sec/回)〕×〔給塵スクリュー11が押し出すごみ量(m/sec)〕
=〔かき取りスクリュー16の羽根が1回にかき取るごみ量(mm/回)〕
を示している。
【0015】
この量×係数が、かき取りスクリュー16の羽根高さH2より低くなるような、かき取りスクリュー16の回転数を満足すれば、給塵機10より押し出されるごみを解砕排出機15により、確実にかき落すことができるということになる。しかし、現状は、前述したように、ごみの性状により定量性のむらが生じて、一度にごみが焼却炉内に落下する、所謂どか落ち現象や、ごみが流動床式焼却炉20内に供給されない時間が継続し、炉内温度が低下するからつき現象が生じる。この結果、炉内によりCOなどの未燃部が排出されるのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように現在の流動床焼却施設の燃焼制御では、焼却炉の流動床部に落下したごみの燃焼状態をフレームセンサ38で捉えた後、流動空気量、二次空気量、給塵機10の給塵スクリュー11の回転数を制御している。また、給塵機10の排出部に供給されたごみ13は、かき取りスクリュー16が一定回転数で制御される解砕排出機15で、定量的に焼却炉内に投入するように設計している。しかしながら、現状はこれらの制御方法でも、COのピークを完全に無くすことができないという問題がある。
【0017】
また、上記の問題は流動床焼却施設のみではなく、流動床ガス化炉及び旋回式溶融炉を具備するガス化溶融施設や、低温ガス化炉及び高温ガス化炉を具備するケミカルリサイクル施設等の各種処理装置でも発生する問題である。そこで都市ごみ、産業廃棄物等の不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるようにその供給を制御する供給方法及び供給装置に関する技術の開発が要望されている。
【0018】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、移送機構の排出部から落下する不均質可燃物の量を制御して、移送機構から処理装置内に供給される不均質可燃物の供給量や発熱量の定量性を向上させることのできる不均質可燃物の供給方法供給装置、ガス化溶融方法、焼却方法及びガス化方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、移送機構により移送された不均質物を、該移送機構の排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に処理装置に供給する不均質可燃物の供給方法において、移送機構の排出部及び投入通路が視野に含まれる位置に、テレビカメラを設置し、該テレビカメラの撮影画像をリアルタイムで画像処理し、該画像処理結果より該投入通路を通る不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出し、該算出結果に基づいて解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方を制御して投入通路を通って処理装置に供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように制御することを特徴とする。
【0020】
また、請求項に記載の発明は、不均質可燃物を処理装置に移送する移送機構と、該移送機構の排出部に設置されかき取りスクリューを具備する解砕排出機を具備し、該解砕排出機で解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に処理装置に投入する不均質可燃物の供給装置において、移送機構の排出部及び投入通路が視野に含まれる位置に設置されたテレビカメラと、該テレビカメラの撮影画像をリアルタイムで画像処理すると共に該画像処理結果より該投入通路を通る不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出する処理算出手段と、該処理算出手段の算出結果に基づいて解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方を制御して投入通路を通って処理装置に投入される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を所定の一定値になるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0021】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の不均質可燃物の供給装置において、制御手段は、解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と被焼却物移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方の制御に加え、不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように前記被焼却物移送機構の被焼却物の移送量も制御することを特徴とする。
【0022】
また、請求項4に記載の発明は、給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に流動層ガス化炉に供給して未燃ガスを450℃〜800℃にて生成させ、該流動層ガス化炉にて得られた灰等を含む未燃ガスを旋回式溶融炉に供給して1200℃〜1600℃の高温にて高温燃焼させると共に、灰等を溶融させる不均質可燃物のガス化溶融方法において、流動層ガス化炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の前記流動層ガス化炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、流動層ガス化炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする。
【0023】
また、請求項5に記載の発明は、給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に流動層焼却炉に供給して焼却する不均質可燃物の焼却方法において、流動層焼却炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の流動層焼却炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、前記流動層焼却炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする
【0024】
また、請求項6に記載の発明は、給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に低温ガス化炉に供給して未燃ガスを生成させ、該低温ガス化炉にて得られた未燃ガスを高温ガス化炉に供給して1300℃以上にてガス化して合成ガスを得る不均質可燃物のガス化方法において、低温ガス化炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の低温ガス化炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、低温ガス化炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする。
【0025】
流動床焼却炉又は流動床ガス化炉及び旋回式溶融炉を具備するガス化溶融設備又はケミカルリサイクル設備において、上記のように移送機構の排出部及び投入通路が視野に含まれる位置にテレビカメラを設置し、該テレビカメラの撮影画像を画像処理して解析した結果とCOのピークの関係を調べたところ、COのピークは数秒間の連続した不均質可燃物(都市ごみ、産業廃棄物等の可燃性の廃棄物)の落ち込みにより生じていることが明らかになっている。これを回避するために、落下する不均質可燃物の撮影画像を画像処理することで算出される不均質可燃物の落下量により、解砕排出機のかき取りスクリューの回転数を加減したり、移送機構の排出部と解砕排出機の間の間隔(隙間)、即ち解砕排出機のかき取りスクリューの軸位置を調節するような制御を行う。
【0026】
例えば、かき取りスクリューの回転数制御では、落下する被焼却物量がある値より大きくなったり、又は単位時間当たりの変化量が大きくなった場合には、かき取りスクリューの回転数を減速し、かき取りスクリューの回転軸位置を移送機構の排出部と解砕排出機の間の間隔が狭くなるように制御する。これにより移送機構の排出口に栓をしたのと同様な作用となり、連続した不均質可燃物の投入を阻止することができ、COのピークを抑制できる。
【0027】
この時、移送機構から排出される不均質可燃物の量を画像処理結果により減少させる。これは、移送機構から排出され続けることにより排出部に被焼却物が溜り、移送機構や解砕排出機のかき取りスクリューの回転軸の負荷増大を回避するためである。
【0028】
また、移送機構や解砕排出機のかき取りスクリューの回転軸の負荷が大きくなった場合、特願平9−102661号の装置のように、解砕排出機のかき取りスクリューの回転軸の保護のため、回転軸を後退させる場合がある。この時、不均質可燃物が一気に焼却炉内へ落下してしまい、COのピークの原因となる。かき取りスクリューの回転数減速、回転軸位置の前進制御の後は、かき取りスクリューの回転数を徐々に加速させて、移送機構の排出部からの被燃焼物を少しずつ炉内へ供給して、処理装置内への投入量が少なくなったことを確認して、かき取りスクリューを後退させる。
【0029】
また、投入通路で得られた不均質可燃物の撮影画像は、例えば1/30秒毎のリアルタイムで画像処理により、投入される不均質可燃物の量も数値化することにより、リアルタイムで上記制御を実現することができる。解砕排出機のかき取りスクリューの回転数も、例えばインバータ制御により高速可変制御を可能とし、その回転軸位置の制御も、例えば油圧装置により軸移動を高速化することにより、処理装置に投入される不均質可燃物の投入通路を通る状況に応じて、不均質可燃物の定量性を向上させることができ、COを低減しうる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図2は本発明の焼却施設における被焼却物の供給装置の構成を示す図である。本発明の焼却施設の全体構成は図1と略同じで、図2は図1の流動床焼却施設の給塵機の排出部と解砕排出機のかき取りスクリュー部を示す。なお、図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。以下、他の図面においても同様とする。
【0031】
被焼却物移送機構である給塵機10の排出部及びごみの投入通路であるシュート部17が視野に含まれる位置(シュート部17を落下するごみが視野に入る位置)にCCDカメラ42を設置し、該CCDカメラ42で撮影した画像出力は画像処理装置43に送られ、ごみ落下量算出手段43aとごみ発熱量算出手段43bでごみの落下量及びごみの発熱量を算出し、その算出結果を制御手段39に出力する。
【0032】
なお、必要に応じてCCDカメラ42の視野を照明する照明装置を設置する。この場合は、CCDカメラ42の対向壁の全幅、長さ方向も可能なだけ、照射むらがなく照射できるように設置する。
【0033】
解砕排出機15のかき取りスクリュー16を駆動する電動機18はインバータ盤45によりインバータ制御するようになっている。また、かき取りスクリュー16の回転軸移動用のシリンダ41及び油圧装置44を設け、該油圧装置44によりかき取りスクリュー16の回転軸位置を調整できるようになっている。かき取りスクリュー16の回転軸位置は制御手段39の指令に基づいて油圧装置44及びシリンダ41を介して調整され、その変位量は軸変位センサ46で検出され、制御手段39にフィードバックされるようになっている。
【0034】
図3は画像処理装置43での落下ごみの撮影画像の画像処理フローの一例を以下に示す図である。同図に基づいて画像処理フローを説明すると、先ずCCDカメラ42の撮影画像を取り込む(ステップST1)、続いて画像の二値化を行う(ステップST2)。次に輪郭の認識を行い(ステップST3)、続いて輪郭の中の面積算出を行い(ステップST4)、続いて該面積とその重心を算出し(ステップST5)、該面積と重心を記憶する(ステップST6)。
【0035】
次に、前回算出した重心と今回算出した重心の差:移動距離に今回算出した面積を乗じる(ステップST7)。続いてこの算出された輪郭の縦横比により処理対象を抽出し(ステップST8)、これらのある面積以上のものの総和を求める(ステップST9)。画像処理装置43から数値化された落下ごみ量等の信号を制御手段39に出力する(ステップST10)。
【0036】
また、発熱量の算出は、以下のように行う。一般に、ごみは紙類が多いと発熱量が高く、水分が多いと発熱量が低い。画像処理により検出された対象が明るいと発熱量が高く、暗いと低いと判定する。また、明るさと色の組合せにより、発熱量を算定する。このようなフローで得られたごみの画像信号により、ごみ落下量×発熱量がある一定の範囲に入るように、解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数及び回転軸位置の操作端(インバータ盤45、油圧装置44)
へ操作信号を出力する。
【0037】
CCDカメラ42で撮影したごみの画像を画像処理装置43で画像処理することによりごみの落下量を算出し、制御手段39は該ごみの落下量を基に解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数を加減速したり、かき取りスクリュー16の回転軸位置を調整するような制御を実施する。次に、落下ごみの算出結果によるかき取りスクリュー16の回転数及び回転軸位置の制御方法を説明する。
【0038】
図4は画像処理装置43で画像処理された信号から解砕排出機15のかき取りスクリュー16の制御信号に変換する例を示す図である。画像処理装置43は、図4(a)に示すように1/30秒毎の画像の処理を行い、落下するごみの量を数値化している。制御手段39の演算周期は1/10秒(0.1秒)であるため、図4(a)の画像処理信号の3回分を積算して図4(b)に示すように、0.1秒毎のデータに変換する。予め設定した閾値L1との差分(閾値L1を越える部分)を図4(c)に示すように算出する。差分値が0になった時点で積算値(S1、S2)にある係数(k1、k1)を乗じて(T1=S1×k1、T2=S2×k1)、かき取りスクリュー16の回転数復帰時間T1、T2を図4(d)に示すように設定する。
【0039】
この時、かき取りスクリュー16の回転数は、一定回転数より積算値S1、S2にある係数k2を乗じた分(N2-1=S1×k2、N2-2=S2×k2)だけ減速する。また、図4(e)に示すように積算値S3、S4がある場合も、図4(f)に示すように回転数復帰時間T3=S3×k1、T4=S4×k1を設定し、かき取りスクリュー16の回転数は、一定回転数より積算値S3、S4にある係数k2を乗じた分(N2-3=S3×k2、N2-4=S4×k2)だけ減速する。減速後は上記回転数復帰時間(T1、T2、T3、T4)かけて徐々に加速する。但し、図4(b)の画像処理信号が閾値L2を越えている場合は加速せず、閾値L2より小さくなった時に加速する。
【0040】
加速時の変化率リミッタは、かき取りスクリュー16の回転数復帰時間と回転数減速値の関係より算出する。図4(d)の積算値S2の例で説明すると、かき取りスクリュー16の回転数N2-2を100%から50%に減速(S2=25、k2=2)、復帰時間T2がT2=25秒と算出(S2=25、k1=1)した場合、変化率は
50(%)÷25(秒)=2(%/秒)
となり、2(%/秒)を変化率リミッタとして、回転数の上昇がこの値を越えないようにする。
【0041】
また、かき取りスクリュー16の回転軸位置は、図4(c)の出力がある場合、回転軸前進(給塵機10に向かって進む)を開始する。その後、かき取りスクリュー16の回転数復帰時間を越えて、該回転数が前述の一定回転数に復帰した後に、回転軸位置を定位置に後退させる。これらの制御には、タイマー要素を加えて、異常時には、自動的に回転数、軸位置とも定位置に戻すようにする。
【0042】
図5は上記制御フローの一例を示す図である。ここでは通常時、解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数は一定回転数に制御し、その回転軸位置は定位置に制御している。CCDカメラ42で落下ごみを撮影し、該落下ごみ画像の信号を画像処理装置43に送る(ステップST21、22、23)。画像処理装置43から制御手段39に画像処理信号を送信する(画像処理装置43からは1/30秒毎の画像処理信号を送信する)(ステップST24)。制御手段39は画像処理装置43からの処理信号を0.1秒毎の信号になるように積算し(ST25)、閾値L1(図4(b)参照)との差分値を算出すると共に(ステップST26)、該差分値がプラスになる分を抽出する(ステップST27)。
【0043】
上記抽出した差分値に係数k2を乗じて回転数を算出し、該回転数を一定回転数(通常時k回転数)より減算する(ステップST28、29)。該減算値に基づいてインバータ盤45を通して電動機18を制御してかき取りスクリュー16の回転数を制御する(ステップST30、32)と共に、従来の燃焼制御出力値との演算を行い電動機14を制御して給塵機10の給塵スクリュー11の回転数を制御(電動機14の回転数を演算値に基づいて減少させ、被焼却物の押出し量(移送量)を検証させる制御)する(ステップST31、33)。
【0044】
また、上記抽出した差分値係数k1を乗じてかき取りスクリュー16の回転数復帰時間Tを算出する(ステップST34、35)。続いて画像処理信号を取り込み閾値L2より小さいか否(図4(b)参照)かを判定し(ステップST37)、閾値L2より小さくなかったら所定の時間経過後リセットする(ステップST38、39)。閾値L2より小さかったら加速し(ステップST41)、解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数を通常時の一定回転数に制御する(ステップST42)と共に、給塵機10の給塵スクリュー11の回転数を通常時の回転数に制御する(ステップST43)。
【0045】
上記抽出した差分値がプラスの時、かき取りスクリュー16の回転軸の前進値を求め、この値に保持し、この前進値を油圧装置44に出力しシリンダ41を介して給塵機10の排出部に向かってかき取りスクリュー16を前進させる(ステップST44、45、46、47、48)。その後後退指令を出力し、かき取りスクリュー16を通常時の定位置に戻す(ステップST49、50)。
【0046】
上記制御時の画像処理信号等のプロセスデータ例を図6に示す。同図(a)は画像処理装置43の画像処理信号、(b)はフレームセンサ38の出力であるフレームレベル(%)、(c)はガス冷O2濃度(%)、(d)は排ガスCO濃度(ppm)をそれぞれ示す。図から明らかなように、本制御を行なえばCO濃度が約20ppmと低く変動なく略一定となる。
【0047】
本画像処理信号による燃焼制御の結果を図7に示す。同図(a)は排ガスCO濃度(ppm)の本制御を行った場合と行わない場合の比較例、(b)はガス冷O2濃度(%)の本制御を行った場合と行わない場合の比較例をそれぞれ示す。本画像処理信号による燃焼制御を行った場合、排ガスCO濃度の平均値が35ppm、ガス冷O2濃度の平均値が10%であったのに対して、本画像処理信号による燃焼制御を行わなかった場合(通常の燃焼制御の場合)は排ガスCO濃度の平均値が70ppm、ガス冷O2濃度の平均値が10%であった。即ち、本画像処理信号による燃焼制御を行うことにより、CO濃度を低減させることができることが明らかとなった。
【0048】
図8は本発明の被焼却物の供給装置を流動床ガス化炉と旋回式溶融炉を具備するガス化溶融設備に用いた例を示す図である。図示するように、流動床ガス化炉50の投入通路であるシュート部17の入口部に給塵機10とその排出部に配置された解砕排出機15からなる供給装置が配置されている。該給塵機10は給塵スクリュー11を具備し、該給塵スクリュー11は図1と同様、回転制御装置40の制御により電動機14で駆動されるようになっている。
【0049】
解砕排出機15はかき取りスクリュー16を具備し、該かき取りスクリュー16は図2と同様、インバータ盤でインバータ制御される電動機18により駆動されるようになっている。また、かき取りスクリュー16の回転軸位置は油圧装置でシリンダ41を介して調整されるようになっている。また、給塵機10の排出部及びシュート部17が視野に含まれる位置(シュート部17を落下する廃棄物aが視野に入る位置)にCCDカメラ42を設置し、該CCDカメラ42で撮影した画像出力を画像処理装置に送り、廃棄物aの落下量及び発熱量を算出し、制御手段に出力する。該制御手段で図5に示す制御フローと略同じ制御フローで、給塵機10の給塵スクリュー11の回転数、解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数及び回転軸位置を制御している。
【0050】
流動床ガス化炉50の下部には、空気分散板53を上方に備えた空気室52が設けられている。空気分散板53の上に流動層51が形成される。給塵機10の給塵スクリュー11で押し出された可燃性の廃棄物aは解砕排出機15のかき取りスクリュー16でかき取られ、シュート部17を通って、流動床ガス化炉50の流動層51に投入される。該廃棄物aは、450〜850℃に保持され、流動層51の中に落下することにより、熱せられ、流動層51の硅砂と接触して速やかに熱分解され、ガス、タール、固形カーボンとなる。次いで、これらの熱分解生成物は、空気b中の酸素と接触してガス化される。
【0051】
流動床ガス化炉50のフリーボード54には、必要に応じて空気bが吹き込まれ、650℃〜850℃にて炭化水素、タール、固形カーボンの部分燃焼が行われ、未燃ガス(CH4,CO,CO2,N2,H2O,C)が生成される。流動床ガス化炉50の炉底からサイズの大きい不燃物dが硅砂と共に排出される。微細化した固形カーボンを同伴して流動床ガス化炉50を出た生成ガスcは、旋回式溶融炉60に供給され、垂直の一次燃焼室61と水平で僅かに傾斜した二次燃焼室62にて、余熱された空気bと旋回流中で混合(理論空気量に対して1.3倍程度の空気)しながら、1200℃〜1600℃の高温で高温燃焼する。ここで上記未燃ガスはCO2,N2,H2O,O2となる。
【0052】
固形カーボン中の灰分は、高温のためにスラグミストとなるが、スラグミストの大部分は、旋回流による遠心力の作用により、燃焼室の炉壁上の溶融スラグ相に捕捉される。該炉壁面を流れ下った溶融スラグfは、スラグ分離部63の底部により排出され、間接又は直接に冷却された後にスラグ粒として外部に排出される。一方、スラグ分離部63の頂部より排出された燃焼排ガスeは、図示しないボイラ等の熱回収装置やバグフィルタ等の脱塵装置を通って大気に放出される。
【0053】
図8では供給装置をガス化溶融設備に用いた例を示したが、図9に示すようなケミカルリサイクルに使用される加圧2段ガス化溶融設備に用いても好適である。加圧2段ガス化溶融設備は図示するように、低温ガス化炉70及び高温ガス化炉80を具備し、低温ガス化炉70の投入通路であるシュート部17の入口部に給塵機10とその排出部に配置された解砕排出機15からなる供給装置が配置されている。該給塵機10は給塵スクリュー11を具備し、該給塵スクリュー11は図1と同様、回転制御装置40の制御により電動機14で駆動されるようになっている。
【0054】
解砕排出機15はかき取りスクリュー16を具備し、該かき取りスクリュー16は図2と同様、インバータ盤でインバータ制御される電動機18により駆動されるようになっている。また、かき取りスクリュー16の回転軸位置は油圧装置でシリンダ41を介して調整されるようになっている。また、給塵機10の排出部及びシュート部17が視野に含まれる位置(シュート部17を落下する廃棄物aが視野に入る位置)にCCDカメラ42を設置し、該CCDカメラ42で撮影した画像出力は画像処理装置に送り、廃棄物aの落下量及び発熱量を算出し、制御手段に出力される。該制御手段で図5に示す制御フローと略同じ制御フローで、給塵機10の給塵スクリュー11の回転数、解砕排出機15のかき取りスクリュー16の回転数及び回転軸位置を制御している。
【0055】
低温ガス化炉70の流動層71及び高温ガス化炉80内には空気分離器91を介して空気から分離された酸素(O2)が供給されている。低温ガス化炉70内に投入された廃棄物aは理論空気量以下の空気で部分燃焼で未燃ガスが生成される(Cabcd+H2O+O2→Ca'b',CO,H2O,H2,N2,C)。廃棄物a中に含まれる金属類の不燃物dは、還元雰囲気下の低温ガス化炉70の下部より酸化されることなく、またクリーンな状態で排出される。
【0056】
高温ガス化炉80では上記未燃ガスに酸素(O2)を吹き込み、1300℃以上の該未燃ガスが炉下部81で水(H2O)と直接接触する所謂クエンチ冷却プロセスにより、瞬時に200℃前後に冷却され、CO,H2を生成する{(Ca'b',CO,H2O,H2,N2,C)+O2→(CO,H2,CO2,H2O,N2)}。このCO,H2の合成ガスはスクラバー92により脱塩素化され、COコンバータ93及び水素ガス分離器94を通って、化学原料として使用可能なレベルの高純度の水素ガス(H2)として取り出すことが可能となる。
【0057】
なお、図9において、72はスクリーン、73、74、82はロックホッパ、95はクラリファイヤである。
【0058】
上記のように本発明の供給装置は都市ごみや産業廃棄物等の不均質可燃物を流動床式焼却炉を具備する焼却設備や、流動床ガス化炉と旋回式溶融炉を具備するガス化溶融設備や、低温ガス化炉及び高温ガス化炉を具備し加圧2段ガス化溶融設備に定量的に供給するのに適しているが、本発明の供給装置はこれに限定されるものではなく、不均質可燃物を各種処理装置に定量的に供給するのに好適である。
【0059】
なお、上記実施例では給塵機10の排出部及びシュート部17が視野に含まれる位置にCCDカメラ42を設置する例を示したが、CCDカメラ42に限定されるものではなく、シュート部17を落下する不均質可燃物の撮影画像を得ることができればよい。
【0060】
【発明の効果】
以上、説明したように請求項1乃至3に記載の発明によれば、移送機構の排出部及び投入通路が視野に含まれる位置に、テレビカメラを設置し、該テレビカメラの撮影画像をリアルタイムで画像処理し、投入通路を通る不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出し、算出結果に基づいて解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方を制御して投入通路を通って焼却炉内に投入される不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように制御するので、移送機構から処理装置内に供給される不均質可燃物の量や発熱量の定量性を向上させることができるという優れた効果が得られる。
【0061】
また、請求項4に記載の発明によれば、流動層ガス化炉内に供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように制御するので、流動層ガス化炉内で生成される未燃ガスの定量性を向上させることができる不均質可燃物のガス化溶融方法を提供できるという優れた効果が得られる。
【0062】
また、請求項5に記載の発明によれば、流動層焼却炉内に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を一定値になるように制御するので、流動層焼却炉内で発生する燃焼ガスの定量性を向上させることができる不均質可燃物の焼却方法を提供できるという優れた効果が得られる。
【0063】
また、請求項6に記載の発明によれば、低温ガス化炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を一定値になるように制御するので、生成される未燃ガスの定量性を向上させることができる不均質可燃物のガス化方法を提供できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の燃焼制御を実施する流動床式焼却炉を具備する焼却設備の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の焼却施設における被焼却物の定量供給装置の構成を示す図である。
【図3】CCDカメラで撮影した落下するごみの画像処理フローの一例を示す図である。
【図4】画像処理装置で画像処理された信号から解砕排出機のかき取りスクリューの制御信号に変換する例を示す図である。
【図5】本発明の被焼却物の供給装置の制御フローの一例を示す図である。
【図6】本発明の被焼却物の供給装置による焼却設備のプロセスデータ例を示す図である。
【図7】本発明の被焼却物の供給装置による燃焼制御と従来の燃焼制御によるCO濃度とO2との比較例を示す図である。
【図8】本発明の被焼却物の供給装置を流動床ガス化炉と旋回式溶融炉を具備するガス化溶融設備に用いた構成例を示す図である。
【図9】本発明の被焼却物の供給装置を低温ガス化炉及び高温ガス化炉を具備する加圧2段ガス化溶融設備に用いた構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 給塵機
11 給塵スクリュー
12 ホッパー
13 ごみ
14 電動機
15 解砕排出機
16 かき取りスクリュー
17 シュート部
18 電動機
20 流動床式焼却炉
21 流動層部
22 フリーボード部
23 流動媒体抜出装置
31 送風機
32 調節弁
33 送風機
34 調節弁
35 ボイラ
36 バグフィルタ
37 煙突
38 フレームセンサ
39 制御手段
40 回転制御装置
41 シリンダ
42 CCDカメラ
43 画像処理装置
44 油圧装置
45 インバータ盤
46 軸変位センサ
50 流動床ガス化炉
51 流動層
52 空気室
53 空気分散板
54 フリーボード
60 旋回式溶融炉
61 一次燃焼室
62 二次燃焼室
63 スラグ分離部
70 低温ガス化炉
80 高温ガス化炉
91 空気分離器
92 スクラバー
93 COコンバータ
94 水素ガス分離器

Claims (6)

  1. 移送機構により移送された不均質物を、該移送機構の排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に処理装置に供給する不均質可燃物の供給方法において、
    前記移送機構の排出部及び前記投入通路が視野に含まれる位置に、テレビカメラを設置し、該テレビカメラの撮影画像をリアルタイムで画像処理し、該画像処理結果より該投入通路を通る不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出し、該算出結果に基づいて前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と前記移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方を制御して前記投入通路を通って前記処理装置に供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように制御することを特徴とする不均質可燃物の供給方法。
  2. 不均質可燃物を処理装置に移送する移送機構と、該移送機構の排出部に設置されかき取りスクリューを具備する解砕排出機を具備し、該解砕排出機で解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に処理装置に投入する不均質可燃物の供給装置において、
    前記移送機構の排出部及び前記投入通路が視野に含まれる位置に設置されたテレビカメラと、該テレビカメラの撮影画像をリアルタイムで画像処理すると共に該画像処理結果より該投入通路を通る不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出する処理算出手段と、該処理算出手段の算出結果に基づいて前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と前記移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方を制御して前記投入通路を通って処理装置に投入される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を所定の一定値になるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする不均質可燃物の供給装置。
  3. 請求項に記載の不均質可燃物の供給装置において、
    前記制御手段は、前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数又は該解砕排出機と前記被焼却物移送機構の排出部との間隔の両方又はいずれか片方の制御に加え、前記不均質可燃物の量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように前記被焼却物移送機構の被焼却物の移送量も制御することを特徴とする不均質可燃物の供給装置。
  4. 給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に流動層ガス化炉に供給して未燃ガスを450℃〜800℃にて生成させ、該流動層ガス化炉にて得られた灰等を含む未燃ガスを旋回式溶融炉に供給して1200℃〜1600℃の高温にて高温燃焼させると共に、灰等を溶融させる不均質可燃物のガス化溶融方法において、
    前記流動層ガス化炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の前記流動層ガス化炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように前記給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと前記給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、前記流動層ガス化炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする不均質可燃物のガス化溶融方法。
  5. 給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に流動層焼却炉に供給して焼却する不均質可燃物の焼却方法において、
    前記流動層焼却炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の前記流動層焼却炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように前記給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと前記給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、前記流動層焼却炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする不均質可燃物の焼却方法。
  6. 給塵機の給塵スクリューにより移送された不均質可燃物を、該給塵スクリューの排出部に設置された解砕排出機のかき取りスクリューで解砕し、該解砕された不均質可燃物を投入通路を通して定量的に低温ガス化炉に供給して未燃ガスを生成させ、該低温ガス化炉にて得られた未燃ガスを高温ガス化炉に供給して1300℃以上にてガス化して合成ガスを得る不均質可燃物のガス化方法において、
    前記低温ガス化炉に定量供給される不均質可燃物の量及び/又は発熱量を算出して、該算出された量及び/又は発熱量に基づいて該不均質可燃物の前記低温ガス化炉へ供給される量及び/又は発熱量が所定の一定値になるように前記給塵機の給塵スクリューの回転数及び/又は前記解砕排出機のかき取りスクリューの回転数及び/又は該解砕排出機のかき取りスクリューと前記給塵機の給塵スクリューの排出部との間隔を制御することで、前記低温ガス化炉に供給する不均質可燃物の供給量を制御することを特徴とする不均質可燃物のガス化方法。
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