JP3637217B2 - 小型回転角度センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転角度に基づく磁界の変化を磁電変換素子等により非接触で検知して電気信号に変換する非接触型の回転角度センサに係り、さらに詳しくは磁電変換素子であるホール素子と付属回路とを小型一体化したハイブリッドホール素子Cを使用した小型回転角度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
非接触型の回転角度センサは、衛星放送テレビやロケット等の分野で回転、または揺動する送受信アンテナ等の回転角度を制御する装置において、回転角度を磁気的に非接触で検知して電気信号に変換する箇所に用いられている。
【0003】
従来の回転角度センサは、図6の(b)に示すように、ケース本体100内の中央下半分に回転自在に2つのころがり軸受107,107で軸支された回転軸101と、この回転軸101の上部に嵌設されるマグネットホルダ106の側溝105に嵌合されるマグネット102と、磁気を検出し磁界の強さに応じた電圧が発生する図示しない磁電変換素子である十字形のホール素子と付属回路とを小型一体化したハイブリッドホール素子IC(以下、適宜HICという)103とにより主要部が構成されている。
【0004】
このHIC103は、インジウムアンチモン、シリコン等の半導体材料からなるホ−ル素子と、ホ−ル素子の出力電圧を増幅する増幅回路や、温度変化による出力電圧の誤差を補正する温度補償回路等からなる付属回路が一体化されてIC化されたもので、横断面形状が長方形と長方形の長辺を下底とした逆台形一体化した形状に樹脂等でパッケージ化されている。また、このHIC103は、マグネット102の側面の露出部に逆台形の上底側の面を近接対向して垂直にケ−ス本体100内に保持されている。このHIC103には、外部に接続する3本の端子104が植設されている。
【0005】
このHIC103に対向するマグネット102は、平面形状が円形である円柱であり、図6の(a)に示すように、合成樹脂製のマグネットホルダ106を使用して保持されている。このマグネットホルダ106は、左半分が略扇形、右半分が円形の形状をしており、回転軸101の上部に嵌設されてマグネット102を側溝105に嵌合させて保持するようになっている。
【0006】
以上の構成からなる本発明の小型回転角度センサの作用について述べる。アクチュエ−タから図示しないア−ムシャフト等を介して回転力が回転軸101に伝達されると、回転軸101と一体的にマグネット102が回転してその磁界が変化する。磁界が変化すると、HIC103の受ける磁力線の数(磁界の強度)が変化し、マグネット102の側面の露出部に近接して垂直に保持したHIC103中のホ−ル素子103A(図7参照)に磁力線の数の変化に応じた電圧が発生し、これを図7に示すようHIC103中の増幅回路103Bで増幅して出力電圧としてHIC103の端子104から外部に出力する。従って、この出力電圧の変化を検出することにより回転角度を検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の非接触型の回転角度センサは、平面形状が円形のマグネット102を使用する場合には、マグネットホルダ106を必ず設ける必要があり、その設置スペ−スが大きいため回転角度センサ本体が大きくなるという問題があった。
さらに、回転軸の軸心円形のマグネットの中心との位置関係により、実用上使用できる出力電圧特性領域である回転角度対出力電圧比の直線部分(有効電気角)が敏感に変化するので、その直線部分を得るためには前記位置関係の位置決め精度を高める必要があり、そのために、前記マグネットホルダ106(これに形成した突起)が当接するストッパ108を必要としたが、このストッパ108はマグネットホルダ106の外径よりさらに外部へはみ出されるので回転角度センサ本体がさらに大きくなるという問題があった。
【0008】
本発明は、以上説明した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、回転角度センサ本体を小さくすることができ、実用上使用できる出力電圧特性領域である回転角度対出力電圧比の直線部分が得られる小型回転角度センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ホール素子と付属回路とが小型一体化されたハイブリッドホール素子IC(103)と、ケース本体内に回転自在に設けられた回転軸(2)の上部に直径方向に形成した側溝(3)、円弧面が回転軸(2)の周面に沿うように配設して嵌合された、半円形のマグネット(1)からなり、前記ハイブリッドホール素子IC(103)前記半円形のマグネット(1)露出した円弧面に、一定の間隔を置いて近接対向してケース本体内に保持され、前記回転軸(2)軸心Oと前記半円形のマグネット(1)の円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット(1)の円弧の弦の中点Pが、前記回転軸(2)の軸心Oから前記半円形のマグネット(1)の円弧面と反対側に偏心して構成されたことを特徴とする小型回転角度センサとしたものである。
前記の構成により、回転軸(2)半円形のマグネット(1)円弧の弦の中点Pを好適に偏心させることにより、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域である回転角度対出力電圧比の直線部分を得ることが可能となるものである。
また、平面形状が円形のマグネット(1)では、従来必要であったマグネットホルダが不要になり、回転角度センサ本体の小型化が可能となるものである。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、ホール素子と付属回路とが小型一体化されたハイブリッドホール素子IC(103)と、ケース本体内に回転自在に設けられた回転軸(7)の上 部に直径方向に形成した側溝(8)に、円弧面が回転軸(7)の周面に沿うように配設して嵌合された、一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネット(6)とからなり、前記ハイブリッドホール素子IC(103)が、前記擬似四辺形状のマグネット(6)の露出した円弧面に、一定間隔を置いて近接対向してケース本体内に保持され、前記回転軸(7)の軸心Oと前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧に対向する辺の中点Pが、前記回転軸(7)の軸心Oから前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧面と反対側に偏心して構成されたことを特徴とする小型回転角度センサとしたものである。
前記の構成によっても、回転軸(7)の軸心Oと前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記中点Pが、前記回転軸(7)の軸心Oから前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧面と反対側に偏心させることにより、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域である回転角度対出力電圧比の直線部分を得ることが可能となるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非接触型の回転角度センサにおける本発明の実施の形態を図1乃至図に基づいて詳細に説明する。
図1の(a)は本発明の第一実施の形態である小型回転角度センサの、回転軸に保持した平面形状が半円形のマグネットとハイブリッドホール素子ICとを対向して配設させた場合の横断面図、(b)は(a)の正面図、(c)は半円形のマグネットの外形斜視図、(d)は回転軸に保持した平面形状が半円形のマグネットとハイブリッドホール素子ICとを対向して配設させた場合の斜視図である。
図2の(a)は本発明の第一実施の形態である小型回転角度センサの回転軸の心と半円形のマグネットの円弧の弦の中点が一致する場合の磁力線の軌跡、(b)は回転軸の心と半円形のマグネットの円弧の弦の中点が偏心する場合の磁力線の軌跡である。
【0012】
図3の(a)は本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの、回転軸に保持した、一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットとハイブリッドホール素子ICとを対向して配設させた場合の横断面図、(b)は(a)の正面図、(c)は一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットの外形斜視図。(d)は回転軸に保持した、一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットとハイブリッドホール素子ICとを対向して配設させた場合の斜視図である。
図4の(a)は本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの回転軸の心と、前記一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点が一致する場合の磁力線の軌跡、(b)は回転軸の心と、前記一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点が偏心する場合の磁力線の軌跡である。
図5は本発明の実施の形態である小型回転角度センサの出力電圧特性図である。
【0013】
本発明の小型回転角度センサの構成は、図6の(b)に示す従来の構成と同じ構成部材からなるので、図6の(b)を参照して、以下同じ部材については同じ符号を付け説明する。本発明の小型回転角度センサの第一実施の形態では、ケース本体100内の中央下半分に回転自在に2つのころがり軸受107,107で軸支された回転軸2の上部に直径方向に形成した側溝3に、図1に示すように、半円形のマグネット1が、その円弧面が回転軸2の周面に沿うように配設して嵌合されて保持され、一方、ハイブリッドホール素子IC(以下、HICという)103が、前記半円形のマグネット1の露出した円弧面に、一定の間隔を置いて近接対向して前記ケース本体100内に保持され、かつ、前記回転軸2の軸心Oと前記半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pが、回転軸2の軸心Oから前記半円形のマグネット1の円弧面と反対側に偏心して嵌合されて保持して、小型回転角度センサが構成されたもの である。
前記半円形のマグネット1は、図6に示すような従来の円形のマグネット102に比べて大きさが半分になり、回転軸2の上部に直径方向に形成した側溝3に嵌合して保持するので、従来のように、前記円形のマグネット102の正確な位置決めのために使用したマグネットホルダ106が不要となるものである。そのため、回転軸2の上部の構造が単純化され、しかもコストも低減されるものである。さらに、半円形のマグネット1も回転軸2の外径より外部に突出しないので一層の小型化が可能になる。
【0014】
次に、本発明の第一実施の形態である回転軸軸心半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pが、回転軸2の軸心Oから前記半円形のマグネット1の円弧面と反対側に偏心させた場合の小型回転角度センサの作用を図2に基づいて説明する。
まず、図2の(a)に示すように、回転軸心Oと半円形のマグネット円弧の弦の中点Pを一致させた場合の磁力線の軌跡は、理想的な軌跡4に対して実際の軌跡5が一致しないため、HIC103の出力電圧特性は図5の破線Qで示すような曲線の出力電圧特性となり、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比のカ−ブが大きく、直線精度の低いものとなる。
【0015】
一方、回転軸心Oと半円形のマグネット円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pが、回転軸2の軸心Oから前記半円形のマグネット1の円弧面と反対側に偏心した場合の磁力線の軌跡は、図2の(b)に示すように、理想的な軌跡4に対して、実際の軌跡5も同一の軌跡となり、図5の実線Rで示すような、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比の直線部分が得られるものである。
【0016】
上述のように、本発明の小型回転角度センサは、半円形のマグネット1が、回転軸2の部に直径方向に形成した側溝3に、その円弧面が回転軸2の周面に沿うように配設して嵌合保持されることによって、従来のような位置決め用のマグネットホルダが不要となり小型化が可能となり、しかも回転軸半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット1の円弧の弦の中点Pが、回転軸2の軸心Oから前記半円形のマグネット1の円弧面と反対側に偏心すれば、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比のカ−ブの直線部分(有効電気角)が得られるものである。
【0017】
次に、本発明に係る小型回転角度センサの第二実施の形態を図3に基づいて詳細に説明する。この第二実施の形態で用いるマグネット6は、図3に示すように、一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットとしたものである。この擬似四辺形状のマグネット6を、回転軸7の上部に直径方向に形成した側溝8に、回転軸7の軸心Oと擬似四辺形状のマグネット6の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記中点Pが、回転軸7の軸心Oから前記擬似四辺形状のマグネット6の円弧面と反対側に適宜に偏心させて嵌合して保持する。また、HIC103が、前記擬似四辺形状のマグネット6の露出した円弧面に、一定間隔を置いて近接対向して前記ケース本体内に保持されて小型回転角度センサが構成される。
この第二実施の形態の小型回転角度センサにおいても、回転軸7の上部に直径方向に形成した側溝8に嵌合して、前記擬似四辺形状のマグネット6を保持するので、従来のように、前記円形のマグネット102の正確な位置決めのために使用したマグネットホルダ106が不要となるものである。そのため、回転軸7の上部の構造が単純化され、しかもコストも低減されるものである。
【0018】
次に、本発明の第二実施の形態の小型回転角度センサの作用を図4に基づいて説明する。まず、図4の(a)に示すように、回転軸7の軸心Oと擬似四辺形状のマグネット6の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記中点Pが、回転軸7の軸心Oと一致するように、擬似四辺形状のマグネット6を回転軸7の側溝8に嵌合して保持した場合の磁力線の軌跡は、理想的な軌跡9に対して実際の軌跡10が一致しないため、HIC103の出力電圧特性は図5の破線Qで示すような曲線の出力電圧特性となり、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比のカ−ブが大きく、直線精度が低くなる。
【0019】
一方、図4の(b)に示すように、回転軸7の軸心Oと擬似四辺形状のマグネット6の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記中点Pが、回転軸7の軸心Oから前記擬似四辺形状のマグネット6の円弧面と反対側に適宜に偏心させて、擬似四辺形状のマグネット6を回転軸7の側溝8に嵌合して保持した場合の磁力線の軌跡は、理想的な軌跡9に対して、実際の軌跡10も同一の軌跡となり、図5の実線Rで示すような、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比の直線部分が得られるものである。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなよう、本発明の請求項1および請求項2に係る小型回転角度センサによれば、以下のような効果が得られる。
(1)半円形のマグネット、または一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネットを、回転軸の上部に直径方向に形成した側溝に嵌合して保持したので、従来のように、前記円形のマグネットの正確な位置決めのために使用したマグネットホルダが不要となり、そのため、回転軸の上部の構造が単純化されて小型回転角度センサになり、しかも、コストも低減されるものである。
(2)回転軸の軸心と半円形のマグネットの円弧の弦の中点とを結ぶ線上に、前記半円形のマグネットの円弧の弦の中点が、回転軸の軸心から前記半円形のマグネットの円弧面と反対側に適宜に偏心させて、半円形のマグネットを回転軸の上部に直径方向に形成した側溝に嵌合して保持した場合の、半円形のマグネットの磁力線の軌跡は、理想的な軌跡に対して、実際の軌跡も同一の軌跡となり、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比のカ−ブの直線部分(有効電気角)が得られるものである。
(3)回転軸の軸心と擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点とを結ぶ線上に、前記中点が、回転軸の軸心から前記擬似四辺形状のマグネットの円弧面と反対側に適宜に偏心させて、擬似四辺形状のマグネットを回転軸の上部に直径方向に形成した側溝に嵌合して保持した場合の、擬似四辺形状のマグネットの磁力線の軌跡も、理想的な軌跡に対して、実際の軌跡も同一の軌跡となり、小型回転角度センサの実用上使用できる出力電圧特性領域で、回転角度対出力電圧比のカ−ブの直線部分(有効電気角)が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の第一実施の形態である小型回転角度センサの横断面図である。
(b)同正面図である。
(c)本発明の第一実施の形態の構成部材であるマグネットの外形斜視図である
(d)本発明の第一実施の形態である小型回転角度センサの斜視図である
【図2】 (a)本発明の第一実施の形態である小型回転角度センサの回転軸の心と半円形のマグネットの弦の中点が一致する場合の磁力線の軌跡である
(b)小型回転角度センサの回転軸の心と半円形のマグネットの弦の中点が偏心する場合の磁力線の軌跡である
【図3】 (a)本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの横断面図である。
(b)同正面図である。
(c)本発明の第二実施の形態の構成部材であるマグネットの外形斜視図である。。
(d)本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの斜視図である
【図4】 (a)本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの回転軸の心と擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点とを結ぶ線上に、前記中点が、回転軸の軸心に一致する場合の磁力線の軌跡である
(b)本発明の第二実施の形態である小型回転角度センサの回転軸の心と擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点とを結ぶ線上に、前記中点が、回転軸の軸心から前記擬似四辺形状のマグネットの円弧面と反対側に適宜に偏心する場合の磁力線の軌跡である
【図5】 本発明の実施の形態である小型回転角度センサの出力電圧特性図である
【図6】 (a)従来の回転角度センサの横断面図である
(b)図6(a)のA−A断面図である
【図7】 従来の回転角度センサの測定原理説明図である
【符号の説明】
1 半円形のマグネット
2 回転軸
3 側溝
4 理想的な軌跡
5 実際の軌跡
擬似四辺形状のマグネット
7 回転軸
8 側溝
9 理想的な軌跡
10 実際の軌跡
103 HIC(ハイブリッドホ−ル素子IC)
O 回転軸の
半円形のマグネットの円弧の弦の中点
擬似四辺形状のマグネットの円弧に対向する辺の中点
Q 破線
R 実線
S 磁極のS極
N 磁極のN極

Claims (2)

  1. ホール素子と付属回路とが小型一体化されたハイブリッドホール素子IC(103)と、ケース本体内に回転自在に設けられた回転軸(2)の上部に直径方向に形成した側溝(3)、円弧面が回転軸(2)の周面に沿うように配設して嵌合された、半円形のマグネット(1)からなり、
    前記ハイブリッドホール素子IC(103)前記半円形のマグネット(1)露出した円弧面に、一定の間隔を置いて近接対向してケース本体内に保持され、
    前記回転軸(2)軸心Oと前記半円形のマグネット(1)の円弧の弦の中点Pとを結ぶ線上に、前記半円形のマグネット(1)の円弧の弦の中点Pが、前記回転軸(2)の軸心Oから前記半円形のマグネット(1)の円弧面と反対側に偏心して構成されたことを特徴とする小型回転角度センサ。
  2. ホール素子と付属回路とが小型一体化されたハイブリッドホール素子IC(103)と、ケース本体内に回転自在に設けられた回転軸(7)の上部に直径方向に形成した側溝(8)に、円弧面が回転軸(7)の周面に沿うように配設して嵌合された、一辺が円弧で置き換えられた擬似四辺形状のマグネット(6)とからなり、
    前記ハイブリッドホール素子IC(103)が、前記擬似四辺形状のマグネット(6)の露出した円弧面に、一定間隔を置いて近接対向してケース本体内に保持され、
    前記回転軸(7)の軸心Oと前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧に対向する辺の中点Pとを結ぶ線上に、前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧に対向する辺の中点Pが、前記回転軸(7)の軸心Oから前記擬似四辺形状のマグネット(6)の円弧面と反対側に偏心して構成されたことを特徴とする小型回転角度センサ。
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