JP3636297B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機やコンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極線管に装着される偏向ヨークに係わり、特にはベンドレスタイプの水平偏向コイルの巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線を引き回す溝をコイルセパレーターのネック部側とリアカバーに設けた偏向ヨークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベンドレスタイプの水平偏向コイルは、図3に斜視図で示すコイルセパレーター1の内周面に装着されている。また、巻始め側と巻終わり側の各引き出しリード線5は、カラー陰極線管に装着された時のスクリーン側に対応する部分に設けた溝を介してそれぞれ引き回され、コイルセパレーター1の外周上に配設される基板に接続され用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで図4(b)のようなベンドレスタイプの水平偏向コイルの場合には、コイルの巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線5 B をコイルのスクリーン側から引き出すことが可能であるため、水平偏向コイルをコイルセパレーター1に組み付ける時には図3のように引き出しリード線5 B をコイルセパレーター1のスクリーン側から引き出し、図示していないがコイルセパレーター1の外周上に配設した基板に接続している。
一方、図4(a)のように、水平偏向コイルの窓側中間部にコイル巻始めの数ターンを小コイル部として構成した水平サブ偏向コイル7を備えたベンドレスタイプの水平偏向コイルの場合には、コイルの巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線5をスクリーン側から引き出すことが困難なため、巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線5はネック部側から引き出していた。
しかし、引き出しリード線5をネック部側から引き出し、偏向ヨークを組み立てる場合には、巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線5を引き回すとともに、コイルセパレーター1のネック側に装着されるリアカバー(図示せず)で挟まないよう組み立てなくてはならず、組み立て作業性に難点があるほか、コイルセパレーター1の外周面に装着される垂直偏向コイルとの間の絶縁距離を確保し難かった。
【0004】
そこで、本発明の目的は簡便な手段で、巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線の引き回しが簡単で組み立て作業性に優れるとともに、垂直偏向コイルとの間の絶縁距離の確保が容易な水平サブ偏向コイル7を備えたベンドレスタイプの水平偏向コイルを具備する偏向ヨークを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明はカラー陰極線管に装着される偏向ヨークであって、
前記カラー陰極線管のネック部側に対応させて巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線を有するベンドレスタイプの水平偏向コイルと、垂直偏向コイル、磁性体コアおよび内周面に水平偏向コイルを装着し、外周面に垂直偏向コイルを装着するコイルセパレーター1とリアカバー6を具備し、
コイルセパレーター1のネック部側に水平偏向コイルの引き出しリード線5を引き出す孔2または/およびスリット2Aと引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を設けるとともに、リアカバー6には引き出しリード線5を引き回すリアカバー側配線用溝4 Aを設けたことを特徴とする偏向ヨークを提供する。
第1の観点による偏向ヨークは、コイルセパレーター1のネック部側に水平偏向コイルの引き出しリード線5を引き出す孔2または/およびスリット2Aと引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を設けるとともに、リアカバー6には引き出しリード線5を引き回すリアカバー側配線用溝4 Aを設けたので、巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線5をネック側配線用溝4,リアカバー側配線用溝4 Aを介して簡単に引き回せるので、偏向ヨークの組み立て作業性が向上し、垂直偏向コイル間の絶縁距離も確保し易くなる。
【0006】
第2の観点では、本発明は前記引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を形成する壁3は一体型コアがそのままコイルセパレーター1に装着できる高さで形成したことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨークを提供する。
第2の観点による偏向ヨークは、引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を形成する壁3は一体型コアがそのままコイルセパレーター1に装着できる高さなので安価な偏向ヨークを提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例により具体的に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0008】
−実施形態−
図1は、本発明の実施形態にかかる偏向ヨークの要部構成を示す説明図で、同図(a)はネック部側平面図、同図(b)はネック部側側面図である。図2は、本発明の実施形態にかかる偏向ヨークに用いられるリアカバーの構成を示す平面図である。
図において、1は本発明による偏向ヨークの特徴をなすコイルセパレーターで、2,2Aはコイルセパレーター1のネック部側にそれぞれ設けた穴とスリットで、3はコイルセパーター1ネック部側に設けた引き出しリード線5を引き回すためのネック側配線用溝4を形成する壁である。この壁3は一体型コア(図示せず)がコイルセパーター1の外周にそのまま装着できる高さで形成されている。
3Aはリアカバー6側に設けた引き出しリード線5を引き回すためのリアカバー側配線用溝4 Aを形成する壁である。
5はコイルセパーター1の内周面に装着される水平サブ偏向コイル7を具備するベンドレスタイプの水平偏向コイルからの巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線である。
【0009】
本発明による偏向ヨークは、巻始め側の引き出しリード線5はスリット2Aを介してリアカバー6に設けたリアカバー側配線用溝4 Aに収納され、巻終わり側の引き出しリード線5はコルセパーター1に設けた孔2を介してコイルセパーター1のネック側配線用溝4に収納せしめられ、さらにスリット2Aを介してリアカバー6のリアカバー側配線用溝4 Aに収納されて引き回されて基板等に接続され構成される。
従って、偏向ヨークの組み立て作業性が大幅に向上するとともに、垂直偏向コイルとの間の絶縁距離が確実に確保される。
また、ネック側配線用溝4を形成する壁3は、一体型コアがそのままコイルセパレーター1に装着できる高さで形成したので安価な偏向ヨークを提供できる。
【0010】
【発明の効果】
本発明の偏向ヨークは、コイルセパレーターとリアカバーに引き出しリード線を引き回す溝を設けるほか、穴やスリットを設ける簡便な手段で、水平サブ偏向コイル7を具備するベンドレスタイプの水平偏向コイルの巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線の引き回しが簡単になり、組み立て作業性が向上するとともに、安価な偏向ヨークを提供でき、その実用上の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる偏向ヨークの要部構成を示す説明図で、同図(a)はネック部側平面図、同図(b)はネック部側側面図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかる偏向ヨークに用いられるリアカバーの構成を示す平面図である。
【図3】 来例の偏向ヨークに用いられ内周面に水平偏向コイルを収納したコイルセパレーターの構成を示す斜視図である。
【図4】 同図(a)は本発明の実施形態にかかる偏向ヨークに用いられる水平サブ偏向コイルを備えたベンドレスタイプの水平偏向コイルの説明図である。
同図(b)は来例の偏向ヨークに用いられる水平サブ偏向コイルを備えていないベンドレスタイプの水平偏向コイルの説明図である。
【符号の説明】
1 コイルセパレーター
2 穴
2A スリット
3 壁
4 ネック側配線用溝
4 A リアカバー側配線用溝
5 引き出しリード線(水平サブ偏向コイル有り)
5 B 引き出しリード線(水平サブ偏向コイル無し)
6 リアカバー
7 水平サブ偏向コイル
Claims (2)
- カラー陰極線管に装着される偏向ヨークであって、
前記カラー陰極線管のネック部側に対応させて巻始め側と巻終わり側の引き出しリード線を有するベンドレスタイプの水平偏向コイルと、垂直偏向コイル、磁性体コアおよび内周面に水平偏向コイルを装着し、外周面に垂直偏向コイルを装着するコイルセパレーター1とリアカバー6を具備し、
コイルセパレーター1のネック部側に水平偏向コイルの引き出しリード線5を引き出す孔2または/およびスリット2Aと引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を設けるとともに、リアカバー6には引き出しリード線5を引き回すリアカバー側配線用溝4 Aを設けたことを特徴とする偏向ヨーク。 - 前記引き出しリード線5を引き回すネック側配線用溝4を形成する壁3は一体型コアがそのままコイルセパレーター1に装着できる高さで形成したことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
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