JP3635544B2 - 携帯無線機器用アンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計型の無線放送受信機、トランシーバ、携帯電話、無線呼び出し端末、通信機器等における送受信を行うための携帯無線機器用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯型のラジオやTV放送の受信機、あるいは、無線呼び出し端末(ページャー)や、携帯型無線電話等が年々小型化され、携帯性の高い無線通信機器として広く用いられるようになってきた。しかしながら、例えば、無線呼び出し端末や、無線電話では、いつでも呼び出しを受けたりするために、特に、常時携帯する必要性が高く、さらに、携帯性の装着の煩わしさの少ない、より軽量、小型のものが強く望まれている。そこで、小型・軽量で携帯性に優れた利便性から、腕時計程度の超小型サイズの携帯無線機器が各種提案されている。この携帯無線機器では、腕時計のように、腕に装着して使用するため、わざわざ携帯しようとする面倒もなく、置き忘れ等の心配もない。しかしながら、腕に装着して携帯するという形態をとるため、その形状・寸法の大きさの制約から、特に、無線電波を受信、あるいは送信する空中線アンテナ部の小型化が望まれていた。
【0003】
これは、集積回路技術の進歩により、無線回路部分の小型化や低電力化は、急速に進歩し、電源となる小型電池や充電電池も小型、高性能、高容量のものが使用できるようになってきたのに対して、空中線アンテナの小型化は、取り出し得る電力が無線電波が横切った面積で制約されたり、同調検波の性能が電波の波長と密接に関係する空中線アンテナの長さ寸法で制約されるため、実現が困難であったためである。
【0004】
一般に、人体が電気的に誘電体で、かつ、比較的高い導電性の導電体であるため、人体近傍の電磁界分布は、人体に近接するほど、電界成分に比べて磁界成分が大きくなることが知られている。そこで、特に、VHF帯以上の超短波帯以上の周波数では、電界成分を利用する半波長型アンテナ等のダイポールアンテナ等より、磁界成分を利用する形のループ型アンテナの方が適切であるという考えから、無線呼び出し端末(ページャー)や、携帯型無線電話等には、ループアンテナが用いられることが多い。
【0005】
特に、腕時計型の携帯無線機器では、時計用バンドに内蔵したループアンテナを携帯無線機器用アンテナとして用いていた。すなわち、従来の携帯無線機器用アンテナは、時計用バンドの長手方向に配設された、帯状の導電体からなるアンテナ素子から構成されていた。アンテナ素子は、携帯無線機器を腕に装着する際、時計用バンドを腕に固定するための金属性のバックルに電気的に接続されている。そして、バックルで時計バンドを係止すると、上記アンテナ素子が電気的に接続され、腕の周囲を取り巻くループアンテナが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の携帯無線機器用アンテナでは、バックル止め片とバックル押さえからなるバックルを、バンド部の長さを調整するアジャスト型バンド止めとして用いると同時に、各バンド部に内蔵したアンテナ素子を電気的に接続して、ループアンテナを構成するアンテナ回路として用いるので、以下の問題があった。
【0007】
(イ)バックルは、導電性の高い金属性に限られ、また、アンテナ素子同士の電気的接続の接続抵抗が低くなるよう全体が電気的導電体として働く構造にする必要があるので、金メッキを施すなど、製造が面倒で、かつ、コストアップになるという問題があった。
(ロ)バックル(バックル止め片、バックル押さえ)自体が導電体の接続部分となるため、原理的に、単一回巻きのループアンテナしか構成できず、利得が小さいという問題があった。
(ハ)バックルを介してループを構成するため、装着時の腕の太さにより、実効アンテナ長が大幅に変化し、アンテナ特性が変わってしまうという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、利得を向上させることができ、また、アンテナ特性を安定化できる携帯無線機器用アンテナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による携帯無線機器用アンテナは、本体に設けられたバンド部を利用者の腕の外周に巻き付けるようにして装着される携帯無線機器のアンテナとして用いられる携帯無線機器用アンテナにおいて、
前記バンド部に配設された平面状に周回する導電体からなるアンテナ素子であって、バンド部が腕から外された状態であってもループアンテナを形成するとともに、
前記本体は、互いに絶縁された、導電性の上部部材と導電性の下部部材とからなる筐体から構成されており、前記アンテナは、前記上部部材と前記下部部材を給電端子とすることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明による携帯無線機器用アンテナは、前記アンテナ素子は、徐々に径を小さくしていく複数回巻きのスパイラル状で、かつ、つづら折り状に形成されたループアンテナであることを特徴とする。
【0013】
本発明では、アンテナ素子を、バンド部に配設された平面状に周回する導電体とし、バンド部が腕から外された状態であってもループアンテナを形成するようにすれば、装着状態に依存することなく、アンテナ特性を安定化させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器を一実施例として、図面を参照して説明する。
【0015】
A.本発明のループアンテナの原理
まず、本発明によるループアンテナの原理について説明する。一般に、ループアンテナでは、放射電力Wr、放射抵抗Rrは、次式に示すようになる。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
また、到来無線電波の入射電界をEとすると、受信開放電圧V0は、
【0019】
【数3】
【0020】
となるので、受信電圧は、ループ内の面積Sと、ループの巻数nに比例し、波長λ=2π/kに反比例する(放射電力ではS,nの2乗に比例し、波長λの4乗に反比例する)。したがって、同一波長電波、同一面積ループでは、ループの巻数nを増加させると、容易に受信電圧を大きくして、より高利得のループアンテナを得ることができる。以下、上述した本発明による実施例について説明する。
【0021】
B.第1実施例
(1)携帯無線機器の構成
図1は、本発明の第1実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す斜視図である。また、図2(a),(b)は、本第1実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。図において、腕時計型無線機器は、大きく分けて、時計機能、無線機能等の電子部品が格納されている本体部1、該本体部1を腕に固定するためのバンド部2a,2b、およびバンド部2a,2bを腕に係止するためのバックル部4から構成されている。本体部1には、特に、本発明に係わる部品として、無線回路部6が内蔵されている。
【0022】
バンド部2a,2bには、各々、金属板または金属箔等の導電体からなり、所定の間隔を隔てて並設された帯状のアンテナ素子3a,3b、3c,3dが内蔵されている。バックル部4は、図2(a),(b)に示すように、バンド部2a側の先端に配設されたバックル押さえ4aと、バンド部2b側で、腕の太さに応じた位置に移動可能に配設されたバックル止め片4bとから構成されている。バックル押さえ4aをバックル止め片4bに係合にすることにより、バンド部4において、アンテナ素子3aとアンテナ素子3c、アンテナ素子3bとアンテナ素子3dが電気的に接続され、圧着固定される。したがって、本第1実施例では、図4(a)、(b)に示すように、2回巻きループアンテナ7が形成される。無線回路部6は、ループアンテナ7に電力を供給する一方、ループアンテナ7で受信した受信電力を取り出す電子回路から構成されている。
【0023】
次に、アンテナ素子3a,3b,3c,3dの構造について詳細に説明する。アンテナ素子3aの本体側の外端は、接続端子5aに接続されており、該接続端子5aは、対角位置にある接続端子5dに接続されている。該接続端子5dは、バンド部2bに配設されたアンテナ素子3dの外端に接続されている。また、アンテナ素子3c,3dは、途中から外部に露出するようにして、バックル止め片4bを通過してバンド部2bの外端まで延びている。次に、アンテナ素子3bの本体型の外端は、接続端子5bに接続されており、該接続端子5bは、無線回路部6の一方の入出力端に接続されている。また、アンテナ素子3cの本体側の外端は、接続端子5cに接続されており、該接続端子5cは、無線回路6の他方の入出力端に接続されている。
【0024】
また、アンテナ素子3a,3bの先端は、図2(b)に示すように、バックル押さえ4aにおいて、導電体のネジ10a,10bによってループ接続部11a,11bに電気的に接続されている。該ループ接続部11a,11bは、板バネ等の弾性部材から構成されており、その端部をバンド部2aの内側に向けて露出している。このループ接続部11a,11bが、各々、アンテナ素子3c,3dの露出部に接触することにより、アンテナ素子3aとアンテナ素子3d、アンテナ素子3b,3cとを電気的に接続することになる。
【0025】
このように、バンド部2bのバックル止め片4bは、従来の一般の時計バンド用のバックル止め片と同様に、バンド長を調整して任意の長さの位置で、バンド部2a,2bを固定するバンド押さえの機能のみを備えていればよい。すなわち、ループアンテナを形成するために、導電性を持たせるべく、金メッキ処理などを施す必要がなく、接触抵抗などの電気的特性を考慮する必要がない。また、金属製バックルでなくても、一部に樹脂等を用いた異なる材質のバックルや他の形状のバックルでも利用可能である。
【0026】
また、バンド部2aのバックル押さえ4aは、バンド部2bのバックル止め片4bに装着して、バックル止め片4bのピン棒10(図2(b)参照)に引っかけて、バックル21を押し下げ、バックル21をロックしてバンド部2aを止める一般のバックル押さえ同様の構造、すなわち、図3に示すように、バンド外端ネジ止め部20、バックル21、バックル回転用ピン棒22に加えて、バンド外端ネジ止め部20を軸受けにして回転する形で、アンテナ素子同士の接続の押圧が高くなるように、バックル21を押し下げてロックするときに、同時に回転して、バンド部2aをバンド部2bに押しつけるように働くテコ状のカム23と、その回転軸となるピン棒24とを加えた構造となっている。これは、図2(b)に示すように、略L字状の部材26が部材27をバンド部2bに押しつけ、バンド部2a,2b同士を固定する働きを有する、従来の一般のバックル止め片と同様の簡易な構造で実現できる。
【0027】
ここで、第1実施例におけるバックル部4の構造等、バンド止め部分の構造およびループ接続の構造を、図5ないし図8を参照し、従来技術と比較しながら説明する。図5(a)は、従来の腕時計型無線機器のバックル部(バックル押さえ)の構造を示す斜視図、同図(b)は、バックル部(バックル止め片)の構造を示す斜視図、同図(c)は、バックル止め片の裏面構造を示す斜視図である。まず、図5(a),(b)に示すバックル押さえ30およびバックル止め片31には、電気的な接続を行うために、金メッキ等が施されている。また、バックル押さえ30と、該バックル押さえ30側のアンテナ素子32aとは、導電性のビス33a,33bによって電気的に接続されている。そして、バックル押さえ30がバックル止め片31に係合されると、双方が電気的に接続される。バックル止め片31の裏面には、図5(c)に示すように、凹部34a,34bが設けられており、バンド部から露出したアンテナ素子32bに接触している。
【0028】
すなわち、バックル止め片31と、該バックル止め片31側のアンテナ素子32bとは電気的に接続されていることになる。したがって、バックル押さえ30とバックル止め片31とを係合すると、これらバックル押さえ30とバックル止め片31とを介して、バックル押さえ30側のアンテナ素子32aとバックル止め片31側のアンテナ素子32bとが電気的に接続されることになる。
【0029】
ここで、図6(a)は、上述した従来の腕時計型無線機器の断面図であり、同図(b)は、同腕時計型無線機器のバックル部を拡大し、接続経路を示す断面図である。図6(a)、(b)にハッチングで示すように、アンテナ素子32aは、バックル部のバックル押さえ30とバックル止め片31とを介して、他方のアンテナ素子32bと電気的に接続される。したがって、アンテナ素子32bと接触するバックル止め片31の接触抵抗、およびバックル押さえ30とバックル止め片31との接触抵抗は、極力小さいことが望まれ、前述したように、金メッキ等の処理が必要とされるわけである。
【0030】
一方、図7(a)は、本第1実施例による時計型の腕時計型無線機器のバックル部(バックル押さえ)の構造を示す斜視図、同図(b)は、バックル部(バックル押さえ)の裏面構造を示す斜視図、同図(c)は、バックル止め片の構造を示す斜視図である。図7(a)、(b)において、バックル押さえ4aと、該バックル押さえ4a側のアンテナ素子3a,3bとは非導通であり、アンテナ素子3a,3bの外端部に電気的に接続され、板バネ等の弾性部材から構成されたループ接続部11a,11bがバックル押さえ4aの裏面側(下方側)に突出するようになっている。また、バックル押さえ4aには、カム23が設けられており、バンド部2aをバンド部2bに押しつける。一方、図7(c)に示すように、バックル止め片4b側では、バンド部2b側に設けられたアンテナ素子3c,3dが露出しており、バックル止め片4bは、バンド長を調整して任意の長さの位置で、バンド部2a,2bを固定するバンド押さえの機能のみを備えているだけで、アンテナ素子3c,3dとは接続されていない。そして、バックル押さえ4aがバックル止め片4bに係合されると、上記ループ接続部11a,11bがカム23によってバンド部2bのアンテナ素子3c,3dの露出部に押圧され、アンテナ素子3aとアンテナ素子3c、アンテナ素子3bとアンテナ素子3dとが電気的に接続される。
【0031】
ここで、図8(a)は、本第1実施例の腕時計型無線機器の断面図であり、同図(b)は、同腕時計型無線機器のバックル部を拡大した斜視図、同図(c)は、バックル部を拡大し、接続経路を示す断面図である。図8(a)〜(c)において、バックル部4は、前述したように、電気的にアンテナ素子3a〜3dとは非導通であり、バンド部2a,2bのアンテナ素子同士のみが直接電気的に接続する。バックル部4は、上述したように、機械的にバンド部2a,2b同士を押圧して固定する働きのみとなっている。バックル部4のバックル止め片4bのカム26とバックル止め片4bの地板28で、バンド部2bを調整可能な形態で固定し、バックル部4のバックル押さえ4aのカム23とバックル止め片4bの地板28とで、バンド部2aの外端とバンド部2bとを押圧し、ループ接続部11a,11bの電気的接続が確実となるよう圧力を加える構造となっている。
【0032】
このように、本第1実施例では、上述したように、バンド部2a,2bに内蔵したアンテナ素子を接続してループを構成する点では従来技術と同様であるが、バンド部2aとバンド部2bとを係止するためのバックル部4を介して電気的な接続を行うのではなく、バンド部2a,2bから露出させた、アンテナ素子の一部が、直接、電気的接続するようになっている。すなわち、バックル部4は、バンド部2a,2bを樹脂製の絶縁材質(絶縁体)とすることで、電気的に非導通となるよう絶縁できる構造としている。したがって、バックル部に金メッキ等の処理を施す必要がなくなり、また、対応する側のアンテナ素子同士のみを、電気的に、かつ、選択的に接続できるので、複数回巻きのループアンテナを容易に実現でき、容易に受信電圧を大きくして、より高利得のループアンテナを得ることができる。
【0033】
C.第2実施例
次に、図9は、本発明の第2実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す斜視図である。また、図10(a)は、本第2実施例による携帯無線機器用アンテナの概略構成を示す概念図であり、同図(b)は、それによって形成されるループアンテナを示す概念図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。前述した第1実施例では、複数回巻きのループアンテナの交差接続を本体部1の内部における配線によって行っていたが、本第2実施例では、図示するように、例えば、バンド部2aに配設したアンテナ素子3a,3bを予めバンド部2a内部で交差接続させておき、本体内部では、単に、直線状の配線で直接接続するだけで、図1に示すような交差接続などの複雑な配線を不要とし、簡単化したものである。
【0034】
本第2実施例においても、アンテナとしての働きや、バックル部4の構成は、前述した第1実施例と同様であるが、2回巻きに限らず、さらに巻き回数の多い複数回巻きループアンテナを形成するには、本第2実施例のように、プリント金属薄膜などで容易に配線が可能なバンド部2a(またはバンド部2b)内で、交差接続する方式の方が容易に実現可能である。例として、図11(a),(b)に示すように、4回巻きの場合にも本第2実施例の方式で簡単に接続でき、容易に受信電圧を大きくして、より高利得のループアンテナを得ることができる。
【0035】
なお、前述した第1および第2実施例では、バックル押さえ4a、バックル止め片4b共に、電気的な導通としては作用させないので、バックル21を止める時に、バンド部2aとバンド部2bとを押しつける構造であれば、他の構造のバックルでも容易に代替が可能である。また、バンド部2aのアンテナ素子3a,3bの外端部は、そのまま露出させずに、各々、板バネ11a,11bを介して、より電気的導通が得やすい構成としたが、ボス状のピンを立てたり、導電性のゴムを配設したり、コイルバネを配設する等、他の手段でも可能である。
【0036】
D.第3実施例
次に、図12(a),(b)は、各々、本発明の第3実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。また、図13(a),(b)は、各々、本第3実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第3実施例では、腕の外周を周回させずに、バンド部2aにのみ、単回巻きの導電体からなるアンテナ素子40を配設し、平面状のループアンテナを構成している。この場合、前述した第1実施例のループアンテナに対して、90度異なる指向性を有する。アンテナ素子40は、樹脂等の絶縁体材質を用いたバンド部に、金属板、金属薄膜、あるいはプリント配線による金属薄膜等により形成される。したがって、型抜きや、金属プリントなどの容易な方法で、各種の形状の平面アンテナをバンド部に内蔵または一体成形して製造できる。また、本第3実施例の等価回路は、図13(a),(b)に示すように、直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rと、並列接続されたコンデンサCとから構成される。
【0037】
このように、本第3実施例では、ループアンテナ内に腕が入らないので、腕の太さによってループ寸法や開口面積が変化しない。したがって、腕の寸法に対するアンテナ特性の調整が不要となり、また、バンド部2a,2bを止めるバックル部4で、アンテナ素子を接続する必要がないので、バックル部4やバンド部2a,2bの構造が極めて簡単な構造にできる。
【0038】
E.第4実施例
次に、図14(a),(b)は、本発明の第4実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。また、図15(a),(b)は、各々、本第4実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第4実施例では、第3実施例と同様に、腕の外周を周回させずに、バンド部2aにのみ、複数回のつづら折りされたループ状の導電体からなるアンテナ素子41を配設し、平面状のループアンテナを構成している。この場合も、前述した第1実施例のループアンテナに対して、90度異なる指向性を有する。また、本第4実施例の等価回路は、図15(a),(b)に示すように、直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rと、並列接続されたコンデンサCとから構成される。
【0039】
このように、本第4実施例では、第3実施例と同様に、ループアンテナ内に腕が入らないので、腕の太さによってループ寸法や開口面積が変化しない。したがって、腕の寸法に対するアンテナ特性の調整が不要となり、また、バンド部2a,2bを止めるバックル部4で、アンテナ素子を接続する必要がないので、バックル部4やバンド部2a,2bの構造が極めて簡単な構造にできる。
【0040】
F.第5実施例
次に、図16(a),(b)は、本発明の第5実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。また、図17(a),(b)は、本第5実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第5実施例では、腕の外周を周回させずに、バンド部2aにのみ、複数回巻きのスパイラル(渦巻)状の導電体からなるアンテナ素子42を配設し、平面状のループアンテナを構成している。但し、無線回路部6からの給電を可能にするために、アンテナ素子42は、絶縁層43を介した積層構造とし、接続線路44によって無線回路部6に接続している。この場合も、前述した第1実施例のループアンテナに対して、90度異なる指向性を有する。また、本第5実施例の等価回路は、図17(a),(b)に示すように、巻回数nに応じた段数(実施例では、3段)の、直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rと、並列接続されたコンデンサCとから構成される。
【0041】
このように、本第5実施例では、第3または第4実施例と同様に、ループアンテナ内に腕が入らないので、腕の太さによってループ寸法や開口面積が変化しない。したがって、腕の寸法に対するアンテナ特性の調整が不要となり、また、バンド部2a,2bを止めるバックル部4で、アンテナ素子を接続する必要がないので、バックル部4やバンド部2a,2bの構造が極めて簡単な構造にできる。また、巻回数毎にループ内の面積が徐々に小さくなっていくが、複数回巻きのループアンテナとほぼ同様のアンテナとして活用できる。
【0042】
G.第6実施例
次に、図18(a),(b)は、本発明の第6実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。また、図19(a),(b)は、本第6実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第6実施例では、前述した第4実施例と第5実施例とによる構成を組み合わせたものであり、バンド部2aにのみ、複数回巻きのスパイラル(渦巻)状の導電体をつづら折りとしたアンテナ素子45を配設し、平面状のループアンテナを構成している。但し、無線回路部6からの給電を可能にするために、前述した第5実施例と同様に、アンテナ素子45は、絶縁層46を介した積層構造とし、接続線路47によって無線回路部6に接続している。この場合も、前述した第1実施例のループアンテナに対して、90度異なる指向性を有する。また、本第5実施例の等価回路は、図19(a),(b)に示すように、巻回数nに応じた段数(実施例では、2段)の、直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rと、並列接続されたコンデンサCとから構成される。
【0043】
このように、本第6実施例では、第3ないし第5実施例と同様に、ループアンテナ内に腕が入らないので、腕の太さによってループ寸法や開口面積が変化しない。したがって、腕の寸法に対するアンテナ特性の調整が不要となり、また、バンド部2a,2bを止めるバックル部4で、アンテナ素子を接続する必要がないので、バックル部4やバンド部2a,2bの構造が極めて簡単な構造にできる。また、巻回数毎にループ内の面積が徐々に小さくなっていくが、複数回巻きのループアンテナとほぼ同様のアンテナとして活用できる。
【0044】
H.第7実施例
次に、図20(a),(b)は、本発明の第7実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図、同図(c)は、本第7実施例の変形例を示す断面図である。また、図21は、本第7実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第7実施例では、複数回巻きのスパイラル状の平面アンテナ48に加えて、酸化シリコン(SiO2)等の絶縁体層49を介して、背面に磁性体材質(Ni−Fe等)による磁性体層50を積層することによって、ループアンテナのインダクタンス等のインピーンダスを変化させている。また、図20(c)に示すように、絶縁体層49を介さずに、直接、磁性体層50を積層するようにしてもよい。
【0045】
このように、本第7実施例では、図21に示すように、磁性体層50をアンテナ背面に配設することによって、コイルの場合と同様に、磁束を磁性体に集中させることにより、前述した第3ないし第6実施例の効果に加えて、インダクタンス分を増加させることができ、アンテナ特性を向上させることができる。
【0046】
I.第8実施例
次に、図22(a),(b)は、本発明の第8実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図、同図(c)は、本第7実施例によるループアンテナと無線回路部との接続経路を示す断面図である。図において、本第8実施例では、前述した第5実施例と同様に、バンド部2aにのみ、複数回巻きのスパイラル(渦巻)状の導電体からなるアンテナ素子52を配設し、平面状のループアンテナを構成している。アンテナ素子52の一方の外端は、本体部1の上面ケース部1aに導電板53によって電気的に接続されている。また、アンテナ素子52の他方の外端は、接続線路54によって本体部1の裏蓋1bに導電板55によって電気的に接続されている。また、本体部1の上面ケース部1aと裏蓋1bとは絶縁体56によって絶縁されている。
【0047】
このように、本第8実施例では、前述した第3ないし第7実施例と同様に、バンド部2aの片側だけでループアンテナを構成するので、本体部1の上面ケース部1aと裏蓋1bとを、絶縁体56で絶縁させれば、図22(c)のハッチングで示すように、アンテナ素子52と無線回路部6との接続経路が確立する。すなわち、本第8実施例では、前述した第3ないし第6実施例の効果に加えて、上面ケース部1aと裏蓋1bとを給電端子として用いることができ、アンテナ接続部の構造を簡易にすることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
(1)腕の外周にループアンテナを形成する代わりに、バンド部を平面状に周回し、バンド部が腕から外された状態であってもループを形成するようにしたので、バックル部でのループ接続が不要となり、バンド部およびバンド部の構造を簡略化でき、腕の太さに依存することがないので、感度や性能、安定性を向上できる。
(2)また、バンド部が設けられた本体は、互いに絶縁された、導電性の上部部材と導電性の下部部材とからなる筺体から構成されており、かつ、アンテナは、上部部材と下部部材を給電端子とする構成を採用しているので、アンテナ接続部の構造を簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す斜視図である。
【図2】本第1実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。
【図3】本第1実施例による携帯無線機器用アンテナのバックル押さえの構造を示す斜視図である。
【図4】本第1実施例による携帯無線機器用アンテナの巻き回数を説明するための概略構成を示す概念図である。
【図5】従来の腕時計型無線機器のバックル部(バックル押さえ)の構造を示す斜視図、バックル部(バックル止め片)の構造を示す斜視図、およびバックル止め片の裏面構造を示す斜視図である。
【図6】従来の腕時計型無線機器の断面図、および同腕時計型無線機器のバックル部を拡大し、接続経路を示す断面図である。
【図7】本第1実施例による時計型の腕時計型無線機器のバックル部(バックル押さえ)の構造を示す斜視図、バックル部(バックル押さえ)の裏面構造を示す斜視図、およびバックル止め片の構造を示す斜視図である。
【図8】本第1実施例の腕時計型無線機器の断面図、同腕時計型無線機器のバックル部を拡大した斜視図、および、バックル部を拡大し、接続経路を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す斜視図である。
【図10】本第2実施例による携帯無線機器用アンテナの概略構成を示す概念図、および、それによって形成されるループアンテナを示す概念図である。
【図11】本第2実施例による携帯無線機器用アンテナで、例えば、4回巻きを行った場合におけるループアンテナを示す概念図である。
【図12】本発明の第3実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。
【図13】本第3実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。
【図14】本発明の第4実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。
【図15】本第4実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。
【図16】本発明の第5実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。
【図17】本第5実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。
【図18】本発明の第6実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図および断面図である。
【図19】本第6実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図および等価回路を示す回路図である。
【図20】本発明の第7実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図、断面図、および変形例を示す断面図である。
【図21】本第7実施例のループアンテナの概略構成を示す概念図である。
【図22】本発明の第8実施例による携帯無線機器用アンテナを適用した腕時計型無線機器の構成を示す正面図、断面図、およびループアンテナと無線回路部との接続経路を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体部
1a 上面ケース部(上部部材)
1b 裏蓋(下部部材)
2a,2b バンド部
3a,3b,3c,3d アンテナ素子
4 バックル部
6 無線回路部
4a バックル押さえ
4b バックル止め片
5a,5b,5c,5d 接続端子
10ピン棒
10a,10b ネジ
11a,11b ループ接続部
20 バンド外端ネジ止め部
21 バックル
22 バックル回転用ピン棒
23 カム
24 ピン棒
26,27 部材
28 地板
40 アンテナ素子
41 アンテナ素子
42 アンテナ素子
43 絶縁層
44 接続線路
45 アンテナ素子
46 絶縁層
47 接続線路
48 平面アンテナ
49 絶縁体層
50 磁性体層
52 アンテナ素子
53 導電板
54 接続線路
55 導電板
56 絶縁体
Claims (2)
- 本体に設けられたバンド部を利用者の腕の外周に巻き付けるようにして装着される携帯無線機器のアンテナとして用いられる携帯無線機器用アンテナにおいて、
前記バンド部に配設された平面状に周回する導電体からなるアンテナ素子であって、バンド部が腕から外された状態であってもループアンテナを形成するとともに、
前記本体は、互いに絶縁された、導電性の上部部材と導電性の下部部材とからなる筐体から構成されており、前記アンテナは、前記上部部材と前記下部部材を給電端子とすることを特徴とする携帯無線機器用アンテナ。 - 前記アンテナ素子は、徐々に径を小さくしていく複数回巻きのスパイラル状で、かつ、つづら折り状に形成されたループアンテナであることを特徴とする請求項1記載の携帯無線機器用アンテナ。
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