JP3635033B2 - 音響絶縁バリア及びそのバリアの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響絶縁バリア及び当該バリアの製造方法に関して、特に、自動車やそのような装置の用途に対して、当該絶縁バリアを特に有益とする、約20Hzから400Hzの間の周波数を有する音に対して、重要な音響絶縁特性を有するようなバリアに関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な種類の絶縁バリアは、その音源から、幾つかの保護された領域、或いは、囲いまでの音の伝達を減少させるための技術を提案している。そのような音バリアの顕著な例としては、家、ビルのようなものの壁を通じる音を減少させるために利用されたり、幹線道路や高速道路から生じる音を減少させるために利用されたり、洗濯機、食器洗浄機のような装置からの音を減少させるために利用されたり、自動車の車外から自動車の車内への音を減少させるために利用されたりする。減少される音は、当該音の音源により非常に異なり、また、そのような音源は、ほんの数ヘルツから始まり、数千ヘルツまでの非常に広い周波数の範囲を有することが可能である。それ故、音を減少させる用途ごとに、減少される音から予想される周波数において効果的な音響絶縁バリアを提供する必要がある。例えば、自動車の外部からそれの内部へ伝達される通常の音は、一般的に、約20ヘルツから約400ヘルツまでの周波数を有する。これらの音は、タイヤと道路のノイズ、エンジンのノイズ、風のノイズ、自動車のシャーシ、或いは、車体の動きからのノイズと、動的又は静的な機械的な構成要素の振動からのノイズによって発生される。
【0003】
それ故に、そのような周波数の範囲に効果的な音響絶縁バリアを提供する技術にかなりの努力が費やされ、その結果、音の減少が、自動車、或いは、そのような乗物の車内に具備されることが可能となるが、そのような音響絶縁バリアは、食器洗浄機、洗濯機、ドライヤー、暖房機器のような装置のような他の用途に有用である。これらの周波数からおおよそ1000ヘルツの周波数まで、目的によっては2000ヘルツまでの周波数は、理想的には、音源、或いは、音を伝達する物体に物理的に接触していない高い密度の材料の利用によって、さらに効果的に減少されることが分かっている。例えば、自動車の車内は、タイヤと道路のノイズ、風のノイズ、エンジンのノイズ、自動車の機械的又は構造的な部品の振動からのノイズから生じる床板を通して伝達される音から、日常的に音響的に絶縁される。当該伝達した床板から音響バリアを隔離するために、可能な範囲に、音バリアと、床板との間に繊維状の材料を具備させる技術が一般的な実状である。当該材料は、そうでなければ直接的に、又は、音響絶縁バリアを通じて伝達される音の伝達と機械的な振動とを鈍らせる。それ故、音バリアの直接的な物理的な接触は、音響絶縁バリアを床板から離すように位置づけるような材料によって回避される。様々な種類のそのような材料は、不織布、特に、「再生した」生地、発泡された重合体材料のようなものを含む技術で使用されている。これらの材料は、当該技術において「懸架層」と言及されている。
【0004】
非常に典型的に、高密度の音響絶縁材料は、合成材料の層からなる(時には、「マスティック(mastic)」として言及される。)。このような合成材料は、様々な形態をとることが可能であるが、典型的には、瀝青炭の材料、或いは、瀝青質/ゴム製の材料、或いは、重合体材料からなり、それらは、それ自体が高密度、及び/又は、対応する周波数においてさらに効果的なものとするために、それに対して高密度材料が添加してある。
【0005】
典型的に、音響絶縁バリア層(マスティック)は、懸架層に接着されており、その結果、複合物は、絶縁バリア層と懸架層とから形成されている。自動車の場合、例えば、当該複合音響絶縁バリアは、自動車の車内のカーペットの下に設けられているが、自動車のトランクの中、或いは、トランクライナーと自動車の車体との間、或いは、ヘッドライナーと自動車の屋根との間に使用されるフェルト、或いは、カーペットの下に設けられてもよい。
【0006】
しかしながら、そのようなそれぞれの用途において、現代的な自動車の生産では、自動車のメーカは、通常、カーペット、トランクの床のフェルトなどの部品メーカに、既に取り付けられた形でのユニットを供給させることを要求する。このことは、それぞれのユニットが、例えば、運転席と助手席の前の床板を覆うカーペットが、床板の部分の一般的な配置に合わせて成形され、そして、そこに音響バリアが取り付けられることを意味する。このことは、自動車の組立を容易にし、この容易化において、組立の間に、自動車の床板にカーペットと音響絶縁バリアとを素早く設置することを可能とさせ、そして、床板の部分の輪郭にぴったり適合する。この理由により、カーペット/音響絶縁バリアの組立部品の部分の取り付けに僅かな時間しか要求されない。
【0007】
上述の視点において、典型的に、自動車のためのカーペットの部品供給メーカは、バリア層と懸架層とから構成される音響絶縁バリアを、カーペットの下側部に粘着的に接着させ、そして、上述のように、当該組立部品で一般的に要求される配置を形成する。
【0008】
音響絶縁バリア層は、懸架層に接着されており、順に、音響絶縁バリアは、カーペットの下側部に接着されているので、音響絶縁バリアの製造メーカで塗布される1つの接着ラインと、カーペットと音響絶縁バリアの組立メーカで塗布される他方の接着ラインとの2つの異なる接着ラインが、組立に要求されている。
【0009】
この特性の全ての従来の接着剤は、例えば、溶剤は、幾つかの拡散性の構成要素を含むので、環境の目的のため、音響絶縁バリアの製造メーカと、音響絶縁バリアとカーペットの組立メーカの両方に抑制システムを具備させなければならない。このことは、音響絶縁バリアと、音響絶縁バリアとカーペットの組立との両方のコストを著しく上昇させている。
【0010】
さらに、従来技術の音響絶縁バリア層は、比較的、重量があるので(単位平方フィート当たり約12オンス(約3.66kg/m)から単位平方フィート当たり約14オンス(約4.27kg/m)が典型的な重量である)、それと共に、従来技術の音響絶縁バリアは、全く望ましくない自動車の総合的な重量を上昇させることに相当寄与する。
【0011】
さらに、上述したように、接着ラインが硬化される限り、接着ラインに使用される接着剤の溶剤及びその他の拡散性の揮発性物質、即ち、可塑剤を、音響絶縁バリアの製造、或いは、バリアとカーペットの組立の間に、全て除去することは出来ない。これらの揮発性物質は、自動車に組み込まれた後に、ゆっくりと組立部品から気化し、そして、特に、新しい自動車におけるウインドシールド、ガラス、バックウインドシールド、ドアパネルなどに集まり、良く知られる油性の沈着物の膜の一因となる。自動車製造メーカは、勿論、この油膜を減らす手段を長い間探し求めており、典型的な音響絶縁バリアと、組み立てられたバリアとカーペットと、における、そのような接着ラインの使用は、単に油膜の偶発を増加させるだけである。
【0012】
上述の先行技術の説明として、Allenに対する米国特許第4,056、161号は、重合体、例えば、ポリ塩化ビニルからなる耐摩擦性の外側層と、硫酸バリウムのような微粒子を満たした高密度な材料の音バリア層とを有する音バリアを開示している。当該音バリア層は、好ましくは、ビニル・プラスチゾルである。順に、当該音バリア層が、懸架層にその最下部で接着されており、当該懸架層は、好ましくは、ポリウレタン発泡体である。当該複合体を加熱することによって、また、バリア層のビニル・プラスチゾルに3つの層を共に接着させることによって、当該複合体は、共に接合される。しかしながら、この昔ながらの生産物は、複合の組立が、ビニル・プラスチゾルを介在させた本質的に粘着性の動作であり、また、全く望まれない上述のビニル・プラスチゾルからの凝縮可能な揮発性物質の排気がかなりある点において、上述の短所を有する。
【0013】
米国特許第4,966,799号は、繊維で作られ、充填剤を満たされた自動車用音バリアを開示している。それは、粘着的に懸架層に接着され、そして、自動車にカーペットを含むことが出来る。ここで再び、層の粘着的接着が要求される。
【0014】
米国特許第5,266,143号では、充填剤で満たされたエラストマー、或いは、合成ゴムの接着基面が、粘着性の接着によって、多孔性の繊維状の層に接着される自動車用音バリアを記載している。
【0015】
米国特許第5,068,001号は、硬化していない熱硬化性樹脂を強化マットに塗り、熱硬化性樹脂が固められる加熱された型で当該複合体を成型するために、繊維状の芯が、当該芯のそれぞれの側で繊維状の強化マットに粘着的に接着されている自動車のための音バリアを記載している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
当該技術の上記の議論の状態の観点において、従来技術の音響絶縁バリアの音響絶縁体を具備することが可能である音響絶縁バリアを提供するが、上述のように、当該バリアの生産、或いは、当該バリアとカーペットの組立のために接着剤を要求されないことは、当技術において十分な利点であり、そして、この理由から、バリア製造メーカと、カーペットと当該バリアの組立メーカとによって要求される当該コストがかかる環境抑制を回避し、同様に、油性の揮発物質を減少させる。さらに、当技術が、従来のバリアと同様に音を減少させることが可能である音響絶縁バリアを、平方単位当たりの重量をかなり少なく(より低い密度)、そして、平方単位当たりのコストをかなり低く提供することにかなりの利点がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、幾つかの根本的な、そして、副次的な発見に基づく。
【0018】
第1の主要な発見としては、絶縁音響バリアは、バリア層と懸架層との間の粘着性の接着を必要としないで、例えば、接着ラインを必要としないで、準備することが可能であり、それ故、それと共に、上述のような関連した問題を不要にすることが見出された。本発明に従って、バリア層及び懸架層は、互いに付着されることが可能であり、それ故、複数のニードル加工ステッチがバリア層及び懸架層を通り抜けることによって、音響絶縁バリアを形成する。このことは、バリア層と懸架層との間の粘着性の接着、即ち、接着ラインを排除する。これに関して副次的な発見としては、もし、懸架層が、一定の厚さと密度であるならば、バリア層を懸架層に堅く固定するためのそのようなニードル加工を遂行することが可能であるが、同時に、上述のように、当該懸架層の懸架特性を減少させないことが見出された。
【0019】
更なる主要な発見としては、ニードル加工ステッチが、バリア層上に設けられたニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる層によって具備され、その結果、当該層のニードル加工可能な織り込み可能な繊維は、バリア層を通り抜ける当該ステッチを形成することが見出された。このことに関する副次的な発見は、当該繊維からなる層が、一定の厚さと密度を有する時に、そのようなニードル加工が、ニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる層から生じることが可能であることが見出された。
【0020】
更なる副次的な発見としては、そのようなニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる層をバリア層の上と下の両方に位置させてもよく、そして、ニードル加工は、そのニードル加工の間に音響バリアの増加された強化を提供するために、音響バリアの上面と下面の両方から行うことが可能であることが見出された。
【0021】
それ故、当該音響絶縁バリアにおいて、上述のことから理解されることが出来るように、バリア層の上面に配置されたニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる第1層があり、当該バリア層は、第2懸架層に設けられており、即ち、当該バリア層は第1ニードル加工可能な織り込み可能な繊維層と第2懸架層の間に設けられている。しかしながら、このことに関して、そのようなバリア層の挟まれた配置により、バリア層が、一定の厚さと、一定の密度とを有しなけらばならず、また、高密度のニードル加工可能な重合体材料の実質的に連続の膜より構成されなければならないことが見出された。そのようなバリア層により、ニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる第1繊維層から形成されるステッチは、バリア層を介して、第2懸架層に通り抜けることが可能であり、その結果、組み立てられた音響バリアの、自動車のカーペット、或いは、フェルトの下側部への取り付けにおいて、容易に取扱性、操作性が容易になり、音響バリアの層のいかなる分離もなしで、自動車にそのような組立部品を位置づけられるほどに、第1繊維層、当該バリア層、そして、第2懸架層を十分にまとめられた複合体に拘束する。
【0022】
更なる主要な発見は、ニードル加工可能な織り込み可能な繊維からなる第1層は、さらに溶融性繊維を含んでおり、そして、製造された音響バリアが、カーペット、或いは、フェルトの下側部に溶融されることが可能であり、それ故、音響バリアと、カーペット、或いは、フェルトの下側部との間の接着ラインが除去されることが見出された。
【0023】
従って、端的に述べると、本発明は、複合の音響バリアを提供する。当該音響バリアは、ニードル加工可能な織り込み可能な第1繊維からなる不織の第1層を有する。当該第1層は約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.7mm)との間の厚さと、立方フィート当たり約1ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり約10ポンド(約160.18kg/m)の間の密度を有している。
【0024】
さらに、織り込み可能な繊維からなる不織の低密度な第2層(懸架層を形成する。)が具備されている。当該第2層は、約0.2インチ(約5.08mm)から約5インチ(約127.00mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約0.1ポンド(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり約4.0ポンド(約64.07kg/m)の密度を有している。
【0025】
高密度な音響バリア層は、第1層と第2層との間に設けられている。当該中間のバリア層は、約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、少なくとも単位立方フィート当たり約50ポンド(約800.92kg/m)から、例えば、単位立方フィート当たり200ポンド(約3203.69kg/m)ほどまでの密度を有している。当該バリア層は、高密度のニードル加工可能な重合体材料の実質的に連続的な膜で構成されている。
【0026】
第1繊維から形成され、第1層から中間のバリア層を介して、そして少なくとも第2層に伸びる複数のニードル加工ステッチがある。
【0027】
複合の音響バリアを製造する方法もまた提供される。当該方法において、複合体は、(i)約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約1ポンド(約16.02kg/m3)から単位立方フィート当たり約10ポンド(約160.18kg/m3)の間の密度を有する、ニードル加工可能な織り込み可能な第1繊維からなる不織の第1層と、(ii)約0.2インチ(約5.08mm)から約5インチ(約127.00mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約0.1ポンド(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり約4.0ポンド(約64.07kg/m)の間の密度を有する、織り込み可能な第2繊維からなる不織の低密度な第2層(懸架層)と、(iii)第1及び第2層の間に設けられており、約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、少なくとも単位立方フィート当たり約50ポンド(約800.92kg/m)、例えば、単位立方フィート当たり200ポンド(約3203.69kg/m)ほどまでの密度を有し、高密度なニードル加工可能な重合体材料の実質的に連続的な膜から構成される高密度な中間の音響バリア層と、から組立られる。
【0028】
当該複合体は、単位平方インチ当たり約100ステッチ(約0.16ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり約600ステッチ(約0.93ステッチ/mm)のステッチで第1繊維から構成されるニードル加工がされ、このようなステッチは、第1層から中間のバリア層を介し、少なくとも第2層に伸びる。
【0029】
ここで再び、好ましくは、当該第1層は、溶融性繊維を含み、そのような音響バリアは、カーペット、或いは、フェルトの下側部に溶融されることが可能であり、それ故、粘着性の接着、即ち、当該位置における従来技術の接着ラインを排除することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、典型的な従来技術の自動車のカーペットの下側部に接着された音響バリアの断面図である。
図2は、自動車のカーペットの下側部に溶融接着された本音響バリアの実施形態の断面図である。
図3は、本工程のステップのブロック図である。
図4は、本音響バリアの実施形態において使用される被覆/芯繊維の断面図である。
図5は、本音響バリアの実施形態に使用される複合繊維の断面図である。
図6は、従来技術の音響バリアの音響反応と、本音響バリアの音響反応とを比較したグラフである。
【0031】
本発明の背景として、図1は、典型的な従来技術の自動車のカーペットの下側部に接着された音響バリアの断面図である。この図は、接着ライン3を介して、カーペット2が、その下側部2aで接着された音響バリア、一般的に、1を示している。当該音響バリア、一般的に、1は、第2接着ライン6を介して、懸架層5に接着されたバリア層4を有している。
【0032】
上記のように、従来技術において、懸架層5に、その上部表面部7の接着ライン6を置き、当該接着ライン6の硬化によって、そこへバリア層4を付着することを具備させることによって、音響バリア1は、製造されていた。カーペットの組立メーカでは、バリア層4の上部表面部8、或いは、カーペット2の下側部2aに接着ライン3を置き、そして、接着ライン3を介して、カーペット2の下側部2aをバリア層4に接着する。先行技術における音響バリアのひとつの従来の用途において、いわゆる「マスティック バック(mastic back)」は、接着ライン3としても機能し、同時に音響バリア層を提供し、カーペット2の下側部2aに適用される。
【0033】
しかしながら、実質的な問題は、当該従来技術の配置に存在する。まず第1に、上述のように、これら2つの接着ライン、即ち、接着ライン3及び6の使用は、拡散性又は揮発性の接着剤要素の好ましくないガス発生の原因となり、上述したように、製造後の自動車の内部に凝縮することがあり得る。このことは、全く好ましくないことである。第2に、典型的な従来技術のバリア層4を、懸架層5、又は、カーペット2の下側部2aの何れかに接着することは非常に困難である。それ故に、カーペット2と、音響バリア1との間の接着状態は、非常に頼りのない接着状態であり、カーペット2と音響バリア1の結合体が適切に取り付けられているために、これらの2つを分離する時に特別で、時間を費やす手作業を要求する自動車に取り付けられているカーペット2から自動車に取り付ける時、音響バリア1が分離することは、異常なことではない。
【0034】
さらに、メーカが、音響バリア1と、カーペット2との結合体を組み立てる時、個々の自動車のための正確な形状は、音響バリア1の供給と、カーペット2の供給とから、切られている。音響バリア1とカーペット2と共に接着の時に、接着ライン3は、手を用いて、例えば、スプレーにより塗られるに違いなく、このことが、カーペット2及び音響バリア1の組立のコストを非常に上昇させており、さらに、上述のような重要で、困難な環境の制約を少なからず引き起こしている。
【0035】
さらに、懸架層5へのバリア層4の接着において、同じ種類の困難性に直面し、しばしば頼りない接着剤の接合が、結果として得られる。さらに、同様な手作業及び環境への考慮が、当該接着ラインは必要となる。
【0036】
さらに、懸架層5に対する当該バリア層4と、カーペット2の下側部2aに対する当該音響バリア1との両方の接着を可能な限り向上させるためには、両方の接着ライン3及び6は、非常に厚く塗布しなければならず、このことは、組立部品の重量を増加させる。そのような接着ラインを用いる組立では、その特質上、単位平方フィート当たり約14オンス(約4.27kg/m)の重量を持つことになるのは、異常なことではない。自動車にカーペットを敷くことに関連している平方フィート数の観点において、この重量は、自動車の全体の重量をかなり増加させ、これは全く望ましくないことである。
【0037】
さらに、上述のように、先行技術の音響バリア1と、カーペット2の組立部品とは、接着ライン3及び6を要求し、信頼出来る接着の困難性の観点から、本質的な限界は、バリア層4としてうまく利用出来る材料であるか否かにある。当該先行技術のバリア層は、それらは相互に似ているので、しばしば「マスティック(mastic)」として言及され、及び/又は、部分的に、凝縮可能な揮発性物質の根源でもある瀝青質の製品である。
【0038】
図2は、自動車のカーペットの下側部に溶融接着した本音響バリアの断面図である。この図に示されるように、音響バリア、一般的に、10は、カーペット12と、その下側部12aで、接着されているが、上述のように、その他に関係した接着ラインがないことは、注目されるだろう。本発明の音響バリアは、ニードル加工可能な織り込み可能な第1繊維13aからなる不織の第1層13、織り込み可能な第2繊維15aからなる不織の低密度な第2層15(懸架層)及び高密度な中間の音響バリア層14を有する。
【0039】
第1層13を介し、中間バリア層14を介し、ついに懸架第2層15に伸びる第1繊維13aから形成された複数のニードル加工ステッチ19がある。
【0040】
第1層13は、比較的薄いのは、ステッチ19を形成するために、第1繊維13aを供給出来ることが当該層の大きな目的であるためである。さらに、以下にさらに十分に説明されるように、第1層13の第1繊維13aは、音響バリア10と、カーペット12の下側部12aとの間に、接着ラインの代わりに溶融性繊維を使用することにより、溶融接着を提供する。当該溶融接着も、第1繊維13aの薄い層のみを要求する。それ故、第1層13は、約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.70mm)の間の、好ましくは、約0.05インチ(約1.27mm)から約0.1インチ(約2.54mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約1ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり約10ポンド(約160.18kg/m)、さらに好ましくは、単位立方フィート当たり約3ポンド(約48.06kg/m)から単位立方フィート当たり約5ポンド(約80.09kg/m)の密度を有する。このことは、以下により十分に説明されるように、ステッチ19を形成するのに、そして、音響バリア10とカーペット12との間の溶融接着を提供するのに十分な第1繊維13aを提供する。もし、第1層13の厚さが、厚過ぎたら、音響バリア10とカーペット12との間の溶融接着が、弱められることが可能であり、そのうえ、繊維の高価な浪費であり、そして、不必要に当該音響バリア10の全体の重量を増加させる。一方、適切にステッチ19を形成し、溶融接着の機能を遂行するのに十分な第1層13の第1繊維13aがなければならない。それが、上述の第1層13の厚さと密度が要求されることの理由である。
【0041】
第2層15は、上述のように、懸架機能を具備していなければならず、そして、そのタスクを達成するために、第2層15は、一定の厚さと密度を有していなければならない。さらに、複合体を共に適切に拘束するために、第2層15は、適切にその中にステッチ19を噛み合わせ、支持しなければならない。それ故、本発明において、懸架第2層15は、約0.2インチ(約5.08mm)から約5インチ(約127.00mm)まで、好ましくは、約0.5インチ(約12.70mm)から約3インチ(約76.20mm)までの間の厚さと、単位立方フィート当たり約0.1ポンド(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり約4.0ポンド(64.07kg/m)、好ましくは、単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり約2.0ポンド(約32.04kg/m)までの間の密度を有する。
【0042】
上述のように、高密度な中間の音響バリア層14は、第1及び第2層13及び15の間に配置されている。当該中間バリア層14は、音響バリアとして作用するための十分な厚さと密度(全質量)を有しなければならず、一方、ステッチ19が、実質的にバリア層14を引き裂くことなく、そこを通過することが出来るように、当該バリア層14もニードル加工可能でなければならない。それ故、これら2つの目的のために、当該バリア層14は、約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(12.70mm)の間の厚さと、少なくとも単位立方フィート当たり50ポンド(約800.92kg/m)、好ましくは、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり約200ポンド(約3203.69kg/m)まで、例えば、単位立方フィート当たり100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり150ポンド(2402.77kg/m)の間の密度を有する。
【0043】
従来技術のバリア層とは対照的に、本発明のバリア層14は、以下にさらに詳細に説明されるように、高密度なニードル加工可能な重合体材料の実質的に連続した膜である。
【0044】
第1繊維13aから形成され、第1層13から中間バリア層14を介して少なくとも第2層15に伸びる複数のニードル加工ステッチ19は、3つの層が引き裂かれ、或いは、実質的に解放されることがなく、音響バリア10を取り扱い、輸送し、切断し、一致し、成形し、カーペット2に溶融接着することが可能なように、これらの層をまとめるような方法で、第1層13、バリア層14、そして、懸架層15の全てを、共に拘束しなければならない。一方、ステッチ19の数は、バリア層14を目的の音の減衰点から実質的に悪化させるほど、多くすることは出来ない。一般的に言うと、これらの結果を達成するために、ステッチ19の数は、音響複合体の単位平方インチ当たり約100ステッチ(約0.16ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり約600ステッチ(約0.93ステッチ/mm)、さらに好ましくは、単位平方インチ当たり約150ステッチ(約0.23ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり約500ステッチ(約0.78ステッチ/mm)、或いは、音響複合体の単位平方インチ当たり約200ステッチ(約0.31ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり約400ステッチ(約0.62ステッチ/mm)である。
【0045】
上述のように、第1繊維13aは、ステッチ19を形成するために、ニードル加工可能な繊維でなければならない。第1層13を形成するこれらの第1繊維13aは、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブであることが可能である。それ故、以下で工程に関連してさらに詳細に説明されるように、第1繊維13aは、容易に、バリア層14の上に梳毛されることが可能であり、或いは、さらに以下の工程に関連してさらに詳細に説明されるように、これらの第1繊維13aは、バリア層14の上で容易に剥ぎ取られる予備成形されたニードル加工可能な繊維のウェブであってもよい。しかしながら、第1繊維13aが、適切に、ステッチ19にニードル加工することを確実にするために、当該第1繊維13aは、フィラメント当たり約1デニールから35デニールの間の値と、好ましくは、約0.1インチ(約2.54mm)から約5インチ(約127.00mm)の間、好ましくは、約1インチ(約25.40mm)から約3インチ(約76.20mm)の間の長さを有するべきである。このことは、適切なステッチ19を形成するように、針のかぎ部によって、それらを噛み合わせることが可能である繊維13aの十分な移動性を確実にする。
【0046】
単に、繊維の物理的な特徴が重要であり、その化学的な複合体ではないので、ほとんどのいかなるニードル加工可能な織り込み可能な繊維は、これらの第1繊維13aのために利用されてもよい。しかしながら、非常に都合の良いことに、第1繊維13aは、ポリエステル、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ナイロン、ポリアクリル、アラミド、イミド、メラミン繊維、そして、ポリ塩化ビニル(PVC)のうちの1つ以上から選択される。
【0047】
従来技術の音響バリア1(図1参照)をカーペット2に付着させる従来技術の接着ライン3を排除するために、この複合体のこの第1層13は、その層の一部として、180°F(約82.22°C)以上の温度で溶融し、第1層13の重量に対して約10%から70%の間、好ましくは、約20%から60%の間の量で含まれている溶融性構成要素13bを第1層13の内部に有するべきである。そのような第1層13の溶融性構成要素13bを用いて、音響バリア10とカーペット12が、個々の自動車に合わせた形となるように切断された後、カーペット12、或いは、カーペット12と音響バリア10の組立部品、或いは、そのうちのひとつ、又は、もう一方は、例えば、その組立部品が自動車の前面の床板を覆うことが出来る自動車の部分の形状のラインに一般的に沿って形状となるように、カーペットと音響バリアとの組立部品を所定形状の型の内部で加熱して加圧する。このことは、従来技術においては、通常のやり方である。しかしながら、第1層13が、溶融性構成要素13bを含み、当該型に入れることが実行される時(通常180°F(約82.22°C)を超えた温度で)、第1層13の溶融性構成要素13bは、より粘着性をもたされ、溶け、そして、型に押圧された時、当該溶融性構成要素13bは、カーペット12の下側部12aに音響バリア10を溶着させ、それによって、従来技術の接着ライン3を排除する。溶剤、増量剤、或いは、拡散性の可塑剤などを含まない溶融性構成要素は、揮発性の構成要素を含まず、その結果、上述のように、自動車における排気と油性の凝縮物を回避する。
【0048】
溶融性構成要素13bは、ポリオレフィン、或いは、ポリ塩化ビニルなどの普通のいかなる溶融性構成要素でもよい。最も好ましくは、熱溶融性構成要素13bは、熱溶融性繊維の形態にあり、例えば、熱溶融性繊維の形態は、複合繊維、或いは、被覆/芯繊維である。図4は、芯40と被膜41とを有する被膜/芯繊維の断面図である。典型的に、上記のように、そのような繊維は、ポリエステル、セルロース、ナイロンなど芯40を有し、被膜41は、例えば、ポリオレフィン、或いは、ポリ塩化ビニルの溶融性構成要素である。代わりに、図5に示されるように、熱溶融性繊維は、上述のように、複合繊維であってもよく、第1構成要素50が、熱溶融性構成要素であり、第2構成要素51も上述のように、例えば、ポリエステル繊維などである。代わりに、別個の不溶融性繊維と溶融性繊維を使用してもよい。
【0049】
理解されることが出来るように、溶融性構成要素13bを用いて、音響バリア10をカーペット12へ付着させる時には、第1層13は、あまり厚くしすぎることは出来ず、もしそのようにした場合、音響バリア10の取り扱い時や形成時又は、それに類する時に、或いは、バリア10の接着の時、又は、カーペット12との組立部品の取り扱いの時に、その第1層が分離するかもしれない。それ故に、第1層13は、約0.01インチ(約0.25mm)から約0.5インチ(約12.70mm)の間、さらに好ましくは、約0.05インチ(約1.27mm)から約0.1インチ(2.54mm)の間の厚さを有することが好ましい。このことは、第1層に十分な繊維と、ステッチを形成するための繊維を捕らえるニードルのかぎ部によって形成されるステッチ19を得るために十分な繊維と深さとを有しながら、緊密である第1層13を実現する。このことは、第1層13が、単位立方フィート当たり約3ポンド(約48.06kg/m)から単位立方フィート当たり約5ポンド(約80.09kg/m)の密度を有する時に、特に、有効である。
【0050】
懸架第2層15も、第1層13に関連して上述のように、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブでもよい。しかしながら、上述のように懸架機能を具備するために、第2繊維15aは、第1層13の第1繊維13aより非常に高いデニールの値を有するべきであり、特に、少なくともフィラメント当たり5デニールから70デニールぐらいまでの値、例えば、フィラメント当たり15デニールから60デニールである。第2繊維15aの長さは、約0.5インチ(約12.70mm)から約5インチ(約127.00mm)とするのがよい。ここで再び、個々の第2繊維15aは、第1繊維13aと同様に、化学的な視点からは重大ではないが、上述の機能及びその機械的な側面、例えば、懸架機能を具備させること、にだけ関係がある。それ故、どのような混合物が利用されてもよいが、ここで再び、第2繊維15aは、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ポリアクリル、アラミド、イミド、メラミン、及び、ポリ塩化ビニル(PVC)繊維のうちの1つ以上がよい。
【0051】
上述のように、懸架作用を具備する第2層15は、約0.2インチ(約5.08mm)から約5インチ(127.00mm)の厚さと、単位立方フィート当たり約0.1オンス(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり約4.0オンス(約64.07kg/m)の間の密度を有すると同時に、依然としてステッチがそこに通過し、懸架機能を与えることが出来る。しかしながら、さらに好ましくは、第2層15の厚さが、約0.5インチ(約12.70mm)から約3インチ(約76.20mm)の間であり、密度が単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり約2.0ポンド(約32.04kg/m)である。このことは、ステッチ19をそこを容易に通り抜けさせ、依然として要求された懸架機能を具備することを確実にする。
【0052】
しかしながら、これらの厚さと密度とから理解されるように、第2層15は、非常に強固な層ではなく、取り扱いや形成等の間、第2層15は強固を残すことを確実にし、約180°F(約82.22°C)以上の温度で熱溶融し、第2層15において、第2層15の重量に対して約5%から約40%の間、特に、重量の約10%から約30%の量で含まれる熱溶融性構成要素15bを、第2層15が、含むことが好ましい。ここで再び、熱溶融性構成要素は、好ましくは、熱溶融性繊維の形態にあり、さらに好ましくは、熱溶融性繊維の形態は、図4及び図5に示されるように、上述のように、同様の、或いは、類似した複合体による、複合繊維、或いは、被膜/芯繊維である。しかしながら、分離した溶融性と不溶融性の繊維が使用されてもよい。しかしながら、第2層15の中での繊維の交差する点で、第2層15の繊維15aの溶融を確実にするので、第2層15に関しては、熱溶融性繊維は、被膜/芯繊維が好ましい。溶融性構成要素15bの溶融は、懸架層15を形成、或いは、音響バリア10を形成しているときになされてもよく、あまり望まないが、成形工程に関する上の説明のように、音響バリア10がカーペット12に溶融接着した時になされてもよい。しかしながら、溶融性構成要素の溶融は、以下に説明するような理由のため、ニードル加工の前になされることが好ましい。
【0053】
関連した周波数の音を減少させ、ニードル加工の動作の間、バリア層と共に第1と第2層を拘束させるために、第1層13と第2層15の間に配置されているバリア層14は、上述のように、高密度なニードル加工可能で重合体材料でなければならない。また、上述のように、関連した周波数の音響を減少させるために、バリア層14の密度は、単位立方フィート当たり少なくとも50ポンド(約800.92kg/m)とし、0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さを有し、しかし、さらに好ましくは、これらの結果を達成するために、バリア層14は、約0.01インチ(約0.25mm)から0.15インチ(約3.81mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり約150ポンド(約2402.77kg/m)の密度を有する。このことは、関連する周波数の適切な音の減少を確実にし、3つの層の拘束のための重合体材料の適切なニードル加工を確実にする。勿論、バリア層14の密度とニードル加工可能性は、ある程度まで、中間バリア層のために選定された重合体材料に依存する。一方、様々な重合体材料は、バリア層に容認出来るものであり、個々の重合体材料は重要ではなく、バリア層に特に良い重合体材料は、ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニル(好ましくは、重合性の可塑剤を含んだ)、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、シリコンゴム、ポリエチレン酢酸ビニル、エチレン−プロピレン二量体モノマー(EPDA)のうちの1つ以上である。これらの材料は、著しく材料を引き裂いたり、或いは、ニードルを壊したりすることなく、ニードル加工の貫通力を許容するほどの十分な柔軟性に富む点に特別な利点を有しており、ニードルを取り除いた後、重合体材料の柔らかく伸縮性の特性により、ニードルによって作られたニードルパンチ穴を実質的に塞ぎ直す。この技術の上手な点を容易に理解するように、バリア層の穴の存在は、関連する周波数におけるバリア層の音の減少を減少させる。これらのより柔軟性に富み、生産し易い材料により、バリア層14のニードルパンチ穴は、一度そこからニードルが取り除かれた柔軟な材料の弾性的な移動によって、大部分は塞ぎ直される。しかしながら、上述のように、ニードルパンチ穴が、単位平方インチ当たり比較的少ない数で、たとえ重合体材料が弾性的な移動によって穴が塞ぎ直されなくても、バリア層の関連する周波数での音の減少は、なおも全く十分であるので、重合体材料がこの後者の特性を有している必要はない。
【0054】
勿論、バリア層14は、上述のように、関連する周波数において、音の減少を達成するために、高密度である必要がある。より低い密度は、適切な音の減少のために適切な総量を達成するための厚さに、厚過ぎるバリア層を要求する。一般に、バリア層14を形成する上述の特性の重合体材料は、要求する程の高い密度を有していない。当技術において普通であるように、そのようなバリア層は、そこへ充填剤23、特に、固形微粒子状の充填剤、そして、特に、単位立方センチメートル当たり1gより大きい密度を有する固形微粒子状の充填剤を追加することによって、密度が増加される。他の高密度の充填剤を同様に使用してもよいが、一般的に、これらの充填剤23は、クレー、金属、金属化合物、例えば、カオリンクレー、硫酸バリウムなどの無機充填剤である。微粒子状の充填剤が重要なのではなく、いかなる先行技術の充填剤を使用してもよい。そのような充填剤23により、バリア層14は、関連する周波数に対して全く望ましい単位立方フィート当たり約50ポンド(約800.92kg/m)から単位立方フィート当たり約200ポンド(約3203.69kg/m)の密度を有することがよい。勿論、音の減少を均一にするために、充填剤23は、均一に、バリア層14の中に分散されている。そのような充填剤23も、重合体材料に、第2層15の深くにニードルを貫通させ、好ましくは、図2に示されるように、実質的にバリア層14を引き裂くことなく、第2層15を通ってずっと伸ばす能力を確実にするいくらかの追加の強さを提供する。さらにより好ましくは、図2に示されるように、ステッチが、第2層15の最下表面部20の側に貫通した時、そのステッチは、最下表面部20の外側に繊維の節21を形成して、そのステッチを所定位置に固定し、その結果として、全ての層13、14、15を共に、非常に強固な音響バリア10に固定する。
【0055】
音響バリア10によって、上述のように、当該音響バリアの複合体は、第1層13の最上表面部22で、カーペット、或いは、フェルト12の下側部12aに、自動車のカーペット、或いは、フェルトの生産における、上述した加熱し、成形する技術によって、容易に溶融接着され、即ち、複合体は、第1層13の溶融性構成要素13bによって、カーペット、或いは、フェルト12に溶融接着される。
【0056】
ここで、本発明の方法に移って、図3は、(i)ニードル加工可能な織り込み可能な第1繊維13aからなる不織の第1層13、(ii)織り込み可能な第2繊維15aからなる不織の低密度な第2層15、そして、(iii)第1と第2層13、15の間に配置されている高密度な中間の音響バリア層14、の複合体の組立の工程からなる方法を示している。この複合体の組立は、幾つかの異なる方法で実行されてもよい。例えば、上述のように、種々の層は、予備成形された層を広げ、正しい順序でその層を置くことによって、簡単にその予備成形された層から組み立てられてもよい。代わりに、第2層15は、梳毛した繊維15aによって、従来のエプロンの上への、その供給から、簡単に形成されてもよい。そして、バリア14の予備成形体は、その上に広げられ、置かれてもよい。さらに、第2層15及びバリア層14も、エプロンの上にある間に、第1層13は、バリア層14の最上部の上への梳毛した繊維13aによって、形成されてもよい。
【0057】
或いは、第2層15は、予備成形体(好ましくは、溶融性構成要素15bを溶融させるために予め加熱したもの)であってもよく、そして、バリア層14は、予備成形体として、その上に置かれてもよく、又は、例えば、ポリ塩化ビニルなどのバリア層14の加熱された熱可塑性成形体から、一般的なコーティング法又は押出成形技術を用いて、第2層の上に置かれてもよい。勿論、その重合体材料は、上述した充填剤23を含む。コーティング物、或いは、押出物は、第2層15の最上部の表面の上へ(第2層15の上へ、コーティング物、或いは、押出物を流すことによって)、単に本質的に覆うように配置されることが可能であり、或いは、(その層をコーティングするドクターブレードによって)層15の最上部の表面の中に制御された深さに浸透するように配置されることも可能である。それ故、これらの技術において、バリア層14は、幾つかの第2層15の繊維を含み、付加された力のためにバリア層14を強化する。さらに、バリア層14の第2層15への幾つかの固定は、バリア層14の内部にある繊維によって引き起こされる。バリア層14の予備成形体を使用する時、当該予備成形体は、そのような強化の目的のために繊維を含んでいてもよい。しかしながら、強化用の繊維は、要求されず、付加された力を要求するところの特別な目的のために本質的に使用されるだけである。
【0058】
しかしながら、コーティング法及び押出技術は、追加された設備と環境的な配慮を要求するので、工程の好ましい形態ではない。
【0059】
工程の好ましい形態は、第1層13及び第2層15が、上述のように、予備成形されているか、或いは、梳毛されているかのいずれかであり、バリア層14が、その予備成形体であることである。
【0060】
複合体の組立の後、複合体は、従来の針織機において、複合体は、単位平方インチ当たり約100ステッチ(約0.16ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり約600ステッチ(約0.93ステッチ/mm)、特に、単位平方インチ当たり150ステッチ(約0.23ステッチ/mm)から単位平方インチ当たり500ステッチ(約0.78ステッチ/mm)、さらに好ましくは、単位平方インチ当たり200ステッチ(約0.31ステッチ/mm)から単位平方インチあたり400ステッチ(約0.62ステッチ/mm)のニードル加工が行われる。ステッチ19により当該複合体をまとめるために、複合体の一方の側から(第1層13の側から)ニードル加工することが必要であるだけなので、単板型織機を使用してもよいし、或いは、2枚板型織機の一枚の板だけを使用してもよい。しかしながら、当該ニードル加工は、ステッチ19を、第1層13から、中間のバリア層14を介して、そして少なくとも第2層15に、好ましくは、第2層15を介して、その最下表面部20に伸びる、好ましくは、節21を形成するために、第1繊維13aから形成するようなものでなければならない。
【0061】
特別な目的にために複合体の追加された力が要求される時、第1層13に類似した追加された層、或いは、層達が、第2層15の最上部、或いは最下部に梳毛され、或いは、加えられ(図2に層30、31として示す)、そして、ニードル加工が、バリア層10の両側から、例えば、2枚板型織機において、複合体の反対側からステッチを形成するために(不図示)、即ち、最下表面部20から、或いは、バリア層14の下側部から、行われる。しかしながら、このような場合において、好ましくは、第2層15は、溶融される溶融性構成要素15bを有しており、その結果として、第2層15からの少量、或いは、ない繊維は、この代わりの実施形態においてステッチを形成する。
【0062】
代わりに、第2層15における幾つかの溶融性構成要素15bは、必要とする間、溶融されなくてもよく、ニードル加工は、バリア層14の両側から行われる。この場合において、第2層15からの繊維は、幾つかのステッチを形成する。第2層15からのステッチを形成するニードルは、第2層15を破壊しないように、積極性を減らし、総計を減らすべきである。しかしながら、当該ニードル加工は、非常によくまとまった複合体を提供する。
【0063】
工程の最も好ましい形態においては、第1層13は、梳毛された、或いは、予備成形された層の何れかとして、バリア層14の最上部の上に置かれるが、予備成形された層の場合において、繊維13aが、ステッチ19及び上述のようにニードル加工された複合体を、特に、バリア層14の両側から、形成するように、繊維13aは、ニードル加工の作業の間、十分に移動性を有していなければならいない。当該移動性を確実にし、適切なステッチを形成するために、第1層13は、上述のような厚さと密度を有していなければならない。
【0064】
音響バリア10が形成された後、当該バリア10は、上述のような成形技術によって、カーペット、或いは、フェルト12に溶融接着される。
【0065】
次に、本発明は、以下の実施例により説明される。以下において、特に断らない限り、全てのパーセンテージ及び部分は、重量によるものであり、そして、そのことはまた、本明細書及び請求項においても同様である。
【0066】
[実施例]予備成形された懸架層は、ダブリュ.ティー.バーネット.カンパニー(W.T.Burnett Company)から購入され、層において溶融される、フィラメントに対して15デニールのポリエステル繊維と、ポリエステル/ポリオレフィンの被膜/芯結束繊維で構成されていた。結束繊維は、層の15%であり、ポリエステル繊維は、層の85%であった。当該層は、2インチ(約50.80mm)の厚みと、単位立方フィート当たり0.58ポンド(約9.29kg/m)の密度とを有していた。
【0067】
第1層は、フィラメント当たり6デニールの平均2インチ(約50.80mm)の長さの、同じ結束繊維が50%と、フィラメント当たり25デニールの平均2インチ(約50.80mm)の長さのポリエステル繊維が50%との梳毛した結合体によって、作られていた。密度は、単位立方フィート当たり約2.7ポンド(約43.25kg/m)であった。
【0068】
バリア層は、単位立方フィート当たり約125ポンド(約2002.31kg/m)の密度を有するバリア層を提供するために、良質の微粒子の形態の40%のカオリンクレーを有する押し出されるポリ塩化ビニルから、ベックウィズ−ベミス カンパニー(Beckwith−Bemis Company)によって生産された。
【0069】
工程において、第1層は、ウェブに、単位平方フィート当たり約0.2オンス(約0.06kg/m)の重量を蓄積させるために、キャメル バック クロス ラッパー(camel back cross lapper)によって、ウェブとしてコンベアエプロンの上に梳毛された。
【0070】
単位平方フィート当たり約9オンス(約2.75kg/m)の重量のバリア層は、コンベアエプロン上の第1層の上に広げられた。
【0071】
第1層と同様の良質の繊維の第2層は、バリア層の上に梳毛される。
【0072】
単位平方フィート当たり約1.5オンス(約0.46kg/m)の重量を有する懸架層は、コンベアエプロン上にある間の第2の良質の繊維層の最上部の上に広げられた。
【0073】
そのように組立られた層は、コンベアエプロン上を従来の針織機内に組立部品を供給するために十分に組立部品を圧縮する圧縮芯材供給機に運ばれる。
【0074】
針織機は、シュー シュング エスディーピー 250 エイチ 2×2(Shoou Shyng SDP 250 H 2x2)である。当該織機を介しての組立部品の供給の速度は、11フィート/min(約3.35m/min)であった。当該織機は、組立部品の最上部にて4mm、組立部品の最下部にて12mmのニードル加工の貫通力により650rpmで可動するようにセットされていた。A/B板(最上部板)のニードル加工は、グロズ ベッカート エフ333(Groz Beckert F333)ニードル機を用いて、その能力の33%負荷で行われ、C/D板(最下段)は、グロズ ベッカート シー222(Groz Beckert C222)ニードル機を用いて、その能力の16%負荷であった。
【0075】
ニードル加工させた音響バリアは、約0.75インチ(約19.05mm)の厚さと、単位平方フィート当たり約11オンス(約3.36kg/m)の重量を有した。
【0076】
綿の懸架層と、カーペットの下側部に従来の音響バリアに塗布されたバックマスティックとから構成される従来の自動車カーペットに接着された従来の音響バリアの同一の試験に加えて、音響バリアは、さらに付け加えられた接着により、従来の自動車のカーペットに取り付けられており、従来の音の伝達を低下させる部屋(伝統的に、音響バリアの試験のために自動車製造メーカによって使用される)において、音響の減少のための試験によって、試験された。その結果は、図6において、破線は、従来のバリア(単位平方フィート当たり約15オンス(約4.58kg/m))であり、2つの実線は、本バリア/カーペット組立部品で示される。全ての試験は、模擬的な単位時間当たり45マイル(約72.42km/h)の速度で行われた。従来のバリア/カーペット及び、本バリア/カーペットのひとつ、の試験は、「中央座席中央部」試験であり、本バリア/カーペットのひとつの試験は「後部座席中央部」試験であった。
【0077】
図6から分かるように、全ての3つの試験は、本質的に同様の結果を示す。それ故、本発明は、従来の接着ライン無しで、重量の減少をしながら、公知の音響バリアと同様に、同等の音の減少を達成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な従来技術の自動車のカーペットの下側部に接着された音響バリアの断面図である。
【図2】自動車のカーペットの下側部に溶融接着された本音響バリアの実施形態の断面図である。
【図3】本工程のステップのブロック図である。
【図4】本音響バリアの実施形態において使用される被覆/芯繊維の断面図である。
【図5】本音響バリアの実施形態に使用される複合繊維の断面図である。
【図6】従来技術の音響バリアの音響反応と、本音響バリアの音響反応とを比較したグラフである。

Claims (62)

  1. ニードル加工された複合体音響バリアであって、
    (1)ニードル加工可能で織り込み可能な第1繊維(13a)からなる不織の第1層(13)であって、
    約0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり10ポンド(約160.18kg/m)の密度とを有する前記第1層(13)と、
    (2)織り込み可能な第2繊維(15a)からなる不織の低密度な第2層(15)であって、
    約0.2インチ(約5.08mm)から5インチ(約127.00mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり0.1ポンド(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり4.0ポンド(約64.07kg/m)の密度とを有する前記第2層(15)と、
    (3)前記第1及び前記第2層(13、15)の間に配置された高密度の中間の音響バリア層(14)であって、
    約0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、少なくとも単位立方フィート当たり約50ポンド(約800.92kg/m)とを有し、高密度なニードル加工可能な重合体材料からなる実質的に連続的な膜で構成される前記中間のバリア層(14)と、
    (4)前記第1繊維(13a)から形成され、前記第1層(13)から、前記中間バリア層(14)を介して、そして少なくとも、前記第2層(15)の中に伸びる複数のニードル加工ステッチ(19)と、
    から構成されることを特徴とする複合体音響バリア。
  2. 前記第1繊維(13a)が、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブであることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  3. 前記第1繊維(13a)が、フィラメント当たり約1デニールから35デニールの間の値を有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  4. 前記第1層(13)が、約180°F(約82.22°C)以上の温度で熱溶融し、前記第1層(13)の重量に対して10%から70%の間の量で前記第1層(13)に含まれる熱溶融性構成要素(13b)を含むことを特徴とする請求項1記載の複合体。
  5. 前記第1繊維(13a)が、ポリエステル、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル、アラミド、イミド、及び、メラミン繊維のうちの1つ以上であることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  6. 前記熱溶融性構成要素が、溶融性繊維の形態であることを特徴とする請求項4記載の複合体。
  7. 前記熱溶融性繊維の形態が、複合繊維、或いは、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項6記載の複合体。
  8. 前記第1層(13)が、約0.05インチ(約1.27mm)から約0.1インチ(約2.54mm)の厚さを有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  9. 前記第1層(13)が、単位立方フィート当たり約3ポンド(約48.06kg/m)から単位立方フィート当たり5ポンド(約80.09kg/m)の間の密度であることを特徴とする請求項8記載の複合体。
  10. 前記第2層(15)が、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブの形態であることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  11. 前記第2繊維(15a)が、約5デニールから70デニールを有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  12. 前記第2層(15)が、約180°F(約82.22°C)以上の温度で熱溶融し、前記第2層の重量に対して約5%から40%の間の量で前記第2層(15)に含まれる熱溶融性構成要素(15b)を含むことを特徴とする請求項1記載の複合体。
  13. 前記第2繊維(15a)が、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル、アラミド、イミド、及び、メラミン繊維のうち1つ以上であることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  14. 前記熱溶融性構成要素が、熱溶融性繊維の形態であることを特徴とする請求項12記載の複合体。
  15. 前記熱溶融性繊維形態が、複合繊維、或いは、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項14記載の複合体。
  16. 前記熱溶融性繊維が、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項15記載の複合体。
  17. 前記第2層(15)の厚さが、約0.5インチ(約12.70mm)から3インチ(約76.20mm)の間であり、且つ、密度が、単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から2.0ポンド(約32.04kg/m)の間であることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  18. 前記中間バリア層(14)が、約0.01インチ(約0.25mm)から0.15インチ(約3.81mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり150(約2402.77kg/m)の間の密度を有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  19. 前記中間バリア層(14)の重合体材料が、ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、シリコンゴム、そして、ポリエチレン酢酸ビニル、及び、エチレン−プロピレン二量体モノマーのうちの1つ以上であることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  20. 前記中間バリア層(14)が、そのバリア層中に、1g/cmより大きな密度を有する固形微粒子状の充填剤(23)を有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  21. 前記充填剤(23)が、無機充填剤であることを特徴とする請求項20記載の複合体。
  22. 前記無機充填剤(23)が、クレー、金属、金属化合物であることを特徴とする請求項21記載の複合体。
  23. 前記中間バリア層(14)が、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり約150ポンド(約2402.77kg/m)の間の密度を有することを特徴とする請求項1記載の複合体。
  24. 前記充填剤(23)が、前記中間バリア層(14)の内部に均一に分散されていることを特徴とする請求項20記載の複合体。
  25. 前記ステッチ(19)が、前記第2層(15)を介して伸びることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  26. 前記複合体の単位平方インチ当たりに約100(約0.16ステッチ/mm)から約600(約0.93ステッチ/mm)までのステッチ(19)があることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  27. 前記複合体の単位平方インチ当たりに約150(約0.23ステッチ/mm)から約500(約0.78ステッチ/mm)までのステッチ(19)があることを特徴とする請求項26記載の複合体。
  28. 前記複合体が、前記第1層(13)の最上表面部(22)で、カーペット、或いは、フェルト(12)の下側部(12a)に接着されていることを特徴とする請求項1記載の複合体。
  29. 前記カーペット、或いは、フェルト(12)が、自動車のカーペット、或いは、フェルトであることを特徴とする請求項28記載の複合体。
  30. 前記複合体が、前記カーペット、或いは、フェルト(12)に溶融接着されることを特徴とする請求項28記載の複合体。
  31. 前記溶融接着が、前記第1層(13)の熱溶融性構成要素により行われることを特徴とする請求項30記載の複合体。
  32. 複合体音響バリアを製造方法であって、
    (1)(i)ニードル加工可能な織り込み可能な第1繊維(13a)からなる不織の第1層(13)であって、
    約0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から単位立方フィート当たり10ポンド(約160.18kg/m)の密度とを有する前記第1層(13)と、
    (ii)織り込み可能な第2繊維(15a)からなる不織の低密度な第2層(15)であって、
    約0.2インチ(約5.08mm)から約5インチ(約127.00mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約0.1ポンド(約1.60kg/m)から単位立方フィート当たり4.0フィート(約64.07kg/m)の間の密度とを有する前記第2層(15)と、
    (iii)前記第1及び第2層(13、15)の間に配置された高密度な中間の音響バリア層(14)であって、
    約0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、少なくとも単位立方フィート当たり50ポンド(約800.92kg/m)とを有し、高密度なニードル加工可能な重合体材料からなる実質的に連続的な膜で構成される前記中間のバリア層(14)との複合体を組み立てる工程と、
    (2)前記第1繊維(13a)で形成されるステッチ(19)が前記第1層(13)から、前記中間バリア層(14)を介して、そして少なくとも、前記第2層(15)の中に伸びるように、単位平方インチ当たり約100ステッチ(約0.16ステッチ/mm)から600ステッチ(約0.93ステッチ/mm)の前記複合体に対してニードル加工を行う工程とを有する複合体音響バリアの製造方法。
  33. 前記第1繊維(13a)が、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブであることを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 前記第1繊維(13a)が、フィラメント当たり約1デニールから35デニールの間の値を有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  35. 前記第1層(13)が、約180°F(約82.22°C)以上の温度で溶融し、前記第1層の重量に対して10%から70%の間の量で前記第1層(13)に含まれる溶融性構成要素(13b)を含むことを特徴とする請求項32記載の方法。
  36. 前記第1繊維(13a)が、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ナイロン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル、アラミド、イミド、及び、メラミン繊維のうちの1つ以上であることを特徴とする請求項32記載の方法。
  37. 前記熱溶融性構成要素が、熱溶融性繊維の形態であることを特徴とする請求項35記載の方法。
  38. 前記熱溶融性繊維形態が、複合繊維、或いは、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項37記載の方法。
  39. 前記第1層(13)が、約0.05インチ(約1.27mm)から約0.1インチ(約2.54mm)の厚さを有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  40. 前記第1層(13)が、単位立方フィート当たり約3ポンド(約48.06kg/m)から単位立方フィート当たり5ポンド(約80.09kg/m)の間の密度であることを特徴とする請求項39記載の方法。
  41. 前記第2層(15)が、梳毛された繊維、或いは、繊維のニードル加工可能なウェブの形態であることを特徴とする請求項32記載の方法。
  42. 前記第2繊維(15a)が、フィラメント当たり約5デニールから70デニールを有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  43. 前記第2層(15)が、約180°F(約82.22°C)以上の温度で熱溶融し、前記第2層の重量に対して約5%から40%の間の量で前記第2層(15)に含まれる熱溶融性構成要素(15b)を含むことを特徴とする請求項32記載の方法。
  44. 前記第2繊維(15a)が、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル、アラミド、イミド、及び、メラミン繊維のうち1つ以上であることを特徴とする請求項32記載の方法。
  45. 前記熱溶融性構成要素が、熱溶融性繊維の形態であることを特徴とする請求項43記載の方法。
  46. 前記熱溶融性繊維の形態が、複合繊維、或いは、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項45記載の方法。
  47. 前記熱溶融性繊維が、被膜/芯繊維であることを特徴とする請求項46記載の方法。
  48. 前記第2層(15)の厚さが、約0.5インチ(約12.70mm)から3インチ(約76.20mm)の間であり、且つ、密度が、単位立方フィート当たり約1.0ポンド(約16.02kg/m)から2.0ポンド(約32.04kg/m)の間であることを特徴とする請求項32記載の方法。
  49. 前記中間バリア層(14)が、約0.01インチ(約0.25mm)から0.5インチ(約12.70mm)の間の厚さと、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり150(約2402.77kg/m)の間の密度を有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  50. 前記中間バリア層(14)の重合体材料が、ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、シリコンゴム、及び、ポリエチレン酢酸ビニルのうちの1つ以上であることを特徴とする請求項32記載の方法。
  51. 前記中間バリア層(14)が、そのバリア層中に、1g/cmより大きな密度を有する固形微粒子状の充填剤(23)を有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  52. 前記充填剤(23)が、無機充填剤であることを特徴とする請求項51記載の方法。
  53. 前記無機充填剤(23)が、クレー、金属、金属化合物であることを特徴とする請求項52記載の方法。
  54. 前記中間バリア層(14)が、単位立方フィート当たり約100ポンド(約1601.85kg/m)から単位立方フィート当たり約150ポンド(約2402.77kg/m)の間の密度を有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  55. 前記充填剤(23)が、前記中間バリア層(14)の内部に均一に散らされていることを特徴とする請求項51記載の方法。
  56. 前記ステッチ19が、前記第2層(15)を介して伸びることを特徴とする請求項32記載の方法。
  57. 前記複合体の単位平方インチ当たりに約150(約0.23ステッチ/mm)から約500(約0.78ステッチ/mm)までの前記ステッチ(19)があることを特徴とする請求項32記載の方法。
  58. 前記複合体の単位平方インチ当たりに約200(約0.31ステッチ/mm)から約400(約0.62ステッチ/mm)の前記ステッチ(19)があることを特徴とする請求項57記載の方法。
  59. 前記複合体が、前記第1層(13)の最上表面部(22)で、カーペット、或いは、フェルト(12)の下側部(12a)に接着されることを特徴とする請求項32記載の方法。
  60. 前記カーペット、或いは、フェルト(12)が、自動車のカーペット、或いは、フェルトであることを特徴とする請求項59記載の方法。
  61. 前記複合体が、前記カーペット、或いは、フェルト(12)に溶融接着されることを特徴とする請求項59記載の方法。
  62. 前記溶融接着が、前記第1層(13)の熱溶融性構成要素(13b)を介していることを特徴とする請求項61記載の方法。
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