JP3635030B2 - ダイボンダ - Google Patents

ダイボンダ Download PDF

Info

Publication number
JP3635030B2
JP3635030B2 JP2000395730A JP2000395730A JP3635030B2 JP 3635030 B2 JP3635030 B2 JP 3635030B2 JP 2000395730 A JP2000395730 A JP 2000395730A JP 2000395730 A JP2000395730 A JP 2000395730A JP 3635030 B2 JP3635030 B2 JP 3635030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
arm
head
die bonder
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000395730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002198381A (ja
Inventor
憲男 織田
Original Assignee
Necマシナリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Necマシナリー株式会社 filed Critical Necマシナリー株式会社
Priority to JP2000395730A priority Critical patent/JP3635030B2/ja
Publication of JP2002198381A publication Critical patent/JP2002198381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635030B2 publication Critical patent/JP3635030B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はダイボンダに関し、詳しくは半導体ペレット等のワークをワークピックアップポジションでピックアップし、リリースポジションでリードフレーム等のランドにボンディングするダイボンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置は、一般に、ウェーハに多数の半導体素子を形成し、これら多数の素子を形成したウェーハを粘着シートに貼り付けてダイシングにより個々の素子(以下、ペレットという)に分割し、分割されたペレットをリードフレームやBGA(Ball Grid Array)基板等のランドにボンディングし、樹脂等で封止し、さらにリードフレームやBGA基板等を切断して製造されている。
【0003】
上記のボンディングにおいて、ウェーハからダイシングされたペレットは、粘着シートに貼り付けられたまま、移載装置によりピックアップする場合と、粘着シートから剥離したペレットを一旦整列冶具に整列して、この整列冶具から移載装置によりピックアップする場合とがある。
【0004】
そして上記いずれの場合も、一般に、図に示すような移載装置を用いている。図において、40はダイボンダで、固定板41に移動体42がLM(直進ガイド)またはボールネジ43に沿って図示しないサーボモータ等によって水平方向に移動自在に取り付けられている。この移動体42には、第2の移動体44が同じくLM(直進ガイド)またはボールネジに沿って図示しないサーボモータ等によって垂直方向に移動自在に取り付けられている。そして、この第2の移動体44には、真空系に接続されたワーク吸着ヘッド45が取り付けられている。
【0005】
46は粘着シートに貼り付けられた状態や整列冶具に整列された多数のワークWを支持してX−Y 方向に移動自在なX−Yテーブルである。47は樋状をしたレールで、例えばランド49を有するリードフレーム48を載置して、紙面に対して直行方向に間欠的にピッチ搬送するものである。
【0006】
次に、このダイボンダ40の動作について説明する。まず、図示しないサーボモータ等によって第1の移動体42が図示右方に駆動されて、ワーク吸着ヘッド45がX−Yテーブル46上の最初にピックアップすべきワークW1の上方に位置するように移動する。
【0007】
次に、第2の移動体44が下降して、ワーク吸着ヘッド45がワークW1を真空吸着する。ワーク吸着ヘッド45がワークW1を真空吸着すると、第2の移動体44が上昇して、第1の移動体42がサーボモータ等によって図示左方に駆動される。図は、この最初のワークW1の移動途中における様子を示している。
【0008】
ワーク吸着ヘッド45がリードフレーム48のランド49上に達すると、第2の移動体44が下降して、ワークW1をランド49にボンディングする。ワークW1がランド49にボンディングされると、第2の移動体44が上昇し、第1の移動体42が図示右方に移動を開始する。
【0009】
この第1の移動体42が移動中に、X−Yテーブル46が図示左方(−X方向)に1ピッチ分移動して、第2番目のワークW2がワークピックアップポジションP1に位置させられる。また、レール47上のリードフレーム48が紙面の直角方向に1ピッチ分移動して、第2番目のランド49がワークリリースポジション、即ちボンディングポジションP2に位置するようになる。
【0010】
ワーク吸着ヘッド45が第2番目のワークW2の上方に達すると、第1の移動体42が停止し、第2の移動体44が下降して、ワーク吸着ヘッド45が第2番目のワークW2を真空吸着する。
【0011】
以下、このような動作を繰り返して、X−Yテーブル46上のワークWが、順次リードフレーム48上のランド49にボンディングされる。
【0012】
第1列目のワークWのボンディングが全て終了すると、X−Yテーブル46がY方向に1ピッチ分移動して、上記と同様に第2列目のボンディングを行う。また、レール47上のリードフレーム48は連続搬送されており、第1番目のリードフレーム48における最後のランド49のボンディングが終了すると、次に第2番目のリードフレーム48における最初のランド49にボンディングが行われる。
【0013】
このようにして、ワークヘッド45が、X−Yテーブル46上のワークWの真空吸着位置であるワークピックアップポジションP1と、リードフレーム48のランド49であるワークリリースポジションP2との間で往復運動を行って、ダイボンディングが行われるのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のボンディング装置では、ダイボンダ40が単一のワーク吸着ヘッド45を有し、このワーク吸着ヘッド45がワークピックアップポジションP1と、ワークリリースポジション,即ちボンディングポジションP2間で往復運動するので、ワーク吸着ヘッド45のXYZ軸に使用されているサーボモータ+ボールネジやリニアモータ等の速度が限界に近付いており、最近の高速化の要求に対応が困難である。
【0015】
また、高速化によるワーク吸着ヘッド45の振動を小さくするためには、ヘッド支持体の高剛性化,即ち大型化が必要となるが、ヘッド支持体のこれ以上の高剛性化はダイボンダが大型化し許容サイズを逸脱することになる。
【0016】
したがって、本発明の目的は、ペレット等の個々のワークをピックアップポジションでピックアップし、リリースポジションでリリースするダイボンダにおいて、より高速化に対応可能なダイボンダを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載されたダイボンダは、上記課題を解決するために、ワークピックアップポジションとワークリリースポジションとの間で半導体ペレットを移動するダイボンダであって、前記ワークピックアップポジションとワークリリースポジション間に伸びるアームと、このアームの両端部に取り付けられてアームの軸方向に移動可能でかつ半導体ペレットのピックアップ及びリリースが可能なヘッドと、前記アームの中心部に取り付けられたアームを回転させるアーム回転軸と、このアーム回転軸を水平面内で移動させるアーム移動手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0018】
上記請求項1に記載のダイボンダによれば、半導体ペレットを一方のヘッドでピックアップすると同時に、他方のヘッドでワークをリードフレーム等のランドにリリースし、次にアーム回転軸を180度回転させて、今度は前記他方のヘッドでワークをピックアップし、一方のヘッドでワークをリリースするので、以下同様にして2つのヘッドを交互にワークのピックアップとに用いるので、従来のように、単一のヘッドが往復動するものに比べて、半導体ペレットの移送時間を半減することができる。
【0019】
本発明の請求項2に記載されたダイボンダは、前記アーム回転軸の中心が、前記両ヘッドの中心間を結ぶ線分の中間部に位置するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
上記請求項2に記載のダイボンダによれば、アーム回転軸の中心が、両ヘッドの中心間の中間点になるので、アーム回転軸の回転動作によって、両ヘッドの一方がワークピックアップポジションに位置し、他方のヘッドがワークリリースポジションに位置し、両ヘッドを両ポジション間で交互にピックアップおよびリリース動作をさせることができる。
【0021】
本発明の請求項3に記載されたダイボンダは、前記ヘッドが回転自在に構成されていることを特徴とするものである。
【0022】
上記請求項3に記載のダイボンダによれば、半導体ペレットのピックアップポジションでの姿勢が、リリ−スポジションで要求される姿勢と異なっている場合に、その姿勢のずれに応じてヘッドを回転させることによって、半導体ペレットをランド等のリリースポジションに要求される姿勢で移載することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明を実施したダイボンダの概略斜視図を示す。図1において、1はダイボンダで、複数のヘッドを装備したロータリーヘッドを持ち、かつリードフレームやBGA基板等の連続搬送に対応できる構成となっている。このダイボンダ1は、X−Y方向に移動自在なX−Y駆動盤2と、このX−Y駆動盤2に回転自在に取り付けられたアーム回転軸3と、このアーム回転軸3に取り付けられているアーム4と、このアーム4の両端部にアーム4の軸方向に移動自在でかつ回転自在に取り付けられたヘッド5a、5bを具備している。
【0025】
ヘッド5a、5bは、開閉弁を介して真空系と接続されており、X−Y駆動盤2によってX−Y方向に移動自在であるとともに、アーム回転軸3によって回転自在になっており、さらにサーボモータ等によってアーム4の軸方向に移動自在かつ水平面内で加点自在に構成されている。そして、開閉弁の開閉制御によって、一方のヘッド5a(または5b)がワークピックアップポジションP1でワークを真空吸着するとともに、他方のヘッド5b(または5a)がワークリリースポジションP2でワークをリードフレーム等のランドにリリースおよびボンディングできるようになっている。
【0026】
ここで、X−Y駆動盤、アーム回転軸3およびヘッド5a、5bは、常にアーム回転軸3の中心がワークピックアップポジションP1(またはワークリリースポジションP2)に位置する一方のヘッド5aの中心と、ワークリリースポジションP2(またはワークピックアップポジションP1)に位置する他方のヘッド5bの中心とを結ぶ間隔寸法Lの中間点、即ち、一方のヘッド5aの中心とアーム回転軸3の中心との間隔寸法L1と、他方のヘッド5bの中心とアーム回転軸3の中心との間隔寸法L2とが等しくなる(L1=L2)ように動作する。
【0027】
なお、図示は省略しているが、ワークピックアップポジションP1の上方には、ワークWの位置および姿勢を撮像するカメラが配置されており、ワークリリースポジションP2の上方には、ランド22を撮像するカメラが配置されている。そして、両カメラで撮像した画像位置および姿勢に基づく信号処理を行って、第1の移動体42およびヘッド5a、5bを駆動するサーボモータ等の回転数等を制御して、それらの移動方向,移動距離,回転角度等を決定したり、アーム回転軸3の回転角度を制御したりする。
【0028】
次に、上記のダイボンダ1の動作について、図2〜図4を参照して説明する。図2〜図4の図示例は、粘着テープ10に貼り付けたウェーハをダイシングしたワークW1を、ワークピックアップポジションP1からピックアップし、レール20に載置されてピッチ送りされるリードフレーム21のランド22からなるワークリリースポジションP2でリリ−スおよびボンディングするダイボンダを示している。
【0029】
まず、図2に示すように、ワークW1の中心点をa1とし、ランド221の中心点をb1とすると、移載装置1のX−Y駆動盤1とアーム回転軸3と両ヘッド5a、5bは協働して、アーム回転軸3の中心は、前記一方のヘッド5aの中心点(ワークW1の中心点)a1と他方のヘッド5bの中心点(ランド221の中心点)b1の中間点c1になるように、即ち、a1−c1間の寸法L11がb1−c1間の寸法L22と等しくなるように、X−Y駆動盤2をX―Y方向に移動させるとともに、アーム回転軸3を回転させ、かつ両ヘッド5a,5bをアーム4の軸方向に沿って移動させる。即ち,アーム回転軸3は、上記寸法L11(=L21)を回転半径として、回転動作を行う。
【0030】
このとき、各ヘッド5a,5bはワークW1をワークピックアップポジションP1でピックアップし、リリースポジションでリリースおよびボンディングするときに、ワークW1の姿勢が所望の状態になるように、図示しないカメラ等の撮像画像を参照して、所定角度だけ回転して姿勢制御される。
【0031】
次に、各ヘッド5a,5bが下降して、一方のヘッド5aでワークW1を真空吸着する。このとき、最初の状態では、他方のヘッド5bはワークを吸着していないので、単にランド221の僅かに上方に位置するだけである。
【0032】
次に、両ヘッド5a,5bが上昇し、図3に示すように、アーム回転軸3が180度+αだけ回転して、ワークW1を真空吸着したヘッド5aがランド221上に、他方のヘッド5bが先にピックアップしたワークW1の隣のワークW2の上方位置になるように移動する。ここで、ワークW2の中心点をa2とし、ランド221の中心点をb2とすると、移載装置1のアーム回転軸3の中心は、前記ワークW2の中心点a2とランド221の中心点b2の中間点c2となるように、即ち,a2−c2間の寸法L12がb2−c2間の寸法L22と等しくなるように、X−Y駆動盤2をX―Y方向に移動させるとともに、アーム回転軸3が回転し、ヘッド5a,5bをアーム4の軸方向に沿って移動させる。
【0033】
次に、各ヘッド5a,5bが下降して、一方のヘッド5aに吸着されたワークW1が、リードフレーム21のランド221にボンディングされ、他方のヘッド5bが先にピックアップしたワークW1の隣のワークW2を真空吸着する。
【0034】
次に、両ヘッド5a,5bが上昇し、図4に示すように、リードフレーム21が1ピッチ分pだけ進行方向(図示右方向)に搬送されて、ワークリリースポジションP2位置に、次のランド222が位置する。同時にアーム回転軸3が180度+βだけ回転して、他方のワークW2を真空吸着したヘッド5bがランド222上に、一方のヘッド5aが先にピックアップしたワークW2の隣位置のワークW3の上方位置になるように移動する。このとき、ワークW3の中心点をa3とし、ランド222の中心点をb3とすると、移載装置1のアーム回転軸3の中心は、前記ワークW3の中心点a3とランド222の中心点b3の中間点c3となるように、即ち,a3−c3間の寸法L13がb3−c3間の寸法L23と等しくなるように、X−Y駆動盤2をX―Y方向に移動させるとともに、アーム回転軸3を回転させ、ヘッド5a,5bをアーム4の軸方向に沿って移動させる。
【0035】
次に、各ヘッド5a,5bが下降して、他方のヘッド5bに吸着されたワークW2が、リードフレーム21のランド222にボンディングされ、一方のヘッド5aが先にピックアップしたワークW2の隣のワークW3を真空吸着する。
【0036】
以下、上記と同様の動作を繰り返して、アーム回転軸3の回転動作によって、ワークピックアップポジションP1で一方のヘッド5a(またはヘッド5b)がワークWをピックアップし、ワークリリースポジションP2で他方のヘッド5bがワークWをボンディングしていく。
【0037】
このようにして、先頭のリードフレーム211の全ランド22にワークWをボンディングし終わると、2番目のリードフレーム212の先頭のランド221がワークリリースポジションP2に来て、前記と同様にワークWのピックアップおよびボンディングが行われる。このとき、1番目のリードフレーム211の最後のランド22nと2番目のリードフレーム212の最初のランド221との間隔寸法がランド22相互間の1ピッチ分pに等しくなるように設定しておけば、1番目のリードフレーム211から2番目のリードフレーム212に切り替わる際に、同一リードフレーム21上のランド221から222に切り替わる場合と同様に何ら問題なく切り替えることができる。
【0038】
以上のように、本発明のダイボンダ1によれば、アーム回転軸3の回転動作に伴って、一方のヘッド5a(または5b)でワークWをピックアップし、他方のヘッド5b(または5a)でワークWをボンディングするので、従来の単一のヘッドを具備しその往復移動によってワークのピックアップとボンディングとをシリーズで行うダイボンダに比較して、ワークWの移送時間を半減できるため、従来の高速化の限界を打破して最近の厳しい高速化の要求に対応できるようになる。
【0039】
また、ワークピックアップポジションP1におけるX−Yテーブルが不要になり、構成が簡易化されるとともに、連続搬送が可能になりスループット向上が可能となる。
【0040】
なお、上記実施形態では、ワークリリースポジションP2をリードフレーム21のランド22として説明したが、BGA基板におけるランドであってもよいことはいうまでもない。
【0041】
また、上記実施形態では、ヘッド5a,5bが上下動する場合について説明したが、このようにすると軽量のヘッド5a,5bを上下動させればよいので、上下動のための駆動力を小さくすることができる利点がある。しかしながら、もし必要であれば、アーム回転軸3が上下動するようにしてもよい。
【0042】
さらに、上記実施形態は、リードフレーム21が1列の場合について説明したが、2列以上であってもよい。このような場合でも、ヘッド5a,5bがアーム4の軸方向に移動することによって、両ヘッド5a,5b間の間隔寸法を変化させるとともに、アーム回転軸3の回転半径を変化させて、対応することができる。
【0043】
さらに、上記実施形態では、半導体ペレットをボンディングするダイボンダについて説明したが、本発明はそれ以外に例えば電子部品のはんだ付け等の任意のワークにおける2点間のピックアップおよびリリースを伴う移載装置として適用できるものである。
【0044】
また、図2,図3,図4に示すように、ウェーハからダイシングされたワークWがX−Y方向に移動しない場合のみならず、従来と同様にワークがX−Y方向に移動する場合でも、品種によってボンディング位置が変わる場合や、リードフレームが2列以上の場合等に、本発明のダイボンダが有効になる。
【0045】
図5は本発明のダイボンダ1を、ウェーハからダイシングされたワークWがX−Y方向に移動し、かつ、リードフレーム移送装置のレール20が2列の場合における使用形態の概略構成図を示す。図5において、20Aはリードフレーム21A1,21A2,…を移送する第1のレールで、20Bはリードフレーム21B1,21B2,…を移送する第2のレールである。粘着テープ10に貼り付けられたウェーハをダイシングしたワークWは、粘着テープ10に貼り付けられたままX−Yテーブル上に載置されて、X−Y方向に移動自在に構成されている。そして、一方のヘッド5aの中心a4を粘着テープ10上のワークW4に位置させるとともに、他方のヘッド5bの中心b4を第1のレール20A側におけるリードフレーム21A1のボンディングポジションP2であるランド22A1上に位置させ、ヘッド5aでワークW4を吸着した後、アーム回転軸3を回転中心c4(L14=L24)を中心にして約180°回転させて、ワークW4を前記ランド22A1にボンディングする。
【0046】
次に、図6に示すように、一方のヘッド5aの中心a5を第2のレール20Bにおけるリードフレーム21B1のランド22B1の上方に位置させ、他方のヘッド5bの中心b5をワークW5の上方に位置させて、他方のヘッド5bでワークW5を吸着した後、アーム回転軸3を回転中心c5(L15=L25)を中心にして約180°回転させて、ワークW5を前記ランド22B1にボンディングする。
【0047】
このようにして、第1,第2のレール20A,20Bにおけるリードフレーム21A1,21B1のランド22A1,22B1へのワークW4,W5のボンディングが終了すると、リードフレーム21A1,21B1を1ピッチ分だけ図示右方向に移送し、あるいは、ワークWのボンディングが終了したリードフレーム21A1または21B1を、その都度1ピッチ分移動させる。同時に粘着テープ10に貼り付けられたワークWもX−Yテーブルによって、1ピッチ分移動させる。
【0048】
このようなボンディング方法を採用すると、ヘッド5a,5bの移動寸法を小さくできて、より高速ボンディングが可能になる。
【0049】
図7はダイボンダ1を、ロータリー式の装置に適用した場合を示す。図7において、30はターンテーブルで、複数のヘッド、図示例では8個のヘッド31〜38を有する。そして、ワークピックアップポジションP1に、例えば粘着テープ10に貼り付けられてダイシングされたワークWを位置させておき、ワークをピックアップおよびリリース用のヘッド5a,5b(図1参照)で順次ワークWをピックアップし、ワークリリースポジションP2で、ワークWをターンテーブル30のヘッド31に移載するようになっている。ターンテーブル30は、例えばヘッド31が次のB位置に移動すると、ワークWに接続細線を接続する等の工程を行い、次のC位置に送り出す。以下、ヘッド31がD〜G位置に来るごとにそれぞれ所定の工程を実施して、最後にH位置から取り出す。ヘッド32以下についても、上記と同様に順次所定の工程が実施される。
【0050】
なお、上記実施形態は、いずれもアーム4が1個で、ヘッド5a,5bが2個の場合について説明したが、もし必要なら、アーム4を2個またはそれ以上として、ヘッド5の個数もそれに応じて増やしてもよい。このようにすれば、複数のワークWを同時にピックアップおよびリリースすることができる。その場合、もし必要なら、アーム回転軸3も複数同軸に配置して、個別に回転角度を制御するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上のように、ワークピックアップポジションとワークリリースポジションとの間でワークを移載する移載装置であって、前記ワークピックアップポジションとワークリリースポジション間に伸びるアームと、このアームの両端部に取り付けられてアームの軸方向に移動可能でかつワークのピックアップおよびリリース用のヘッドと、前記アームの中心部に取り付けられてアームを回転させるアーム回転軸と、このアーム回転軸を水平面内で移動させるアーム移動手段とを具備することを特徴とするダイボンダであるから、アーム回転軸の回転動作によって一方のヘッドと他方のヘッドとが交互にワークのピックアップおよびリリースを行うことができるので、従来の単一ヘッドの往復動によってワークをピックアップおよびリリースするダイボンダに比較して、ワークの移送時間を半減し高速化を図ることができ、高スループットを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のダイボンダにおける斜視図
【図2】本発明のダイボンダにおける第1工程について説明する平面図
【図3】本発明のダイボンダにおける第2工程について説明する平面図
【図4】本発明のダイボンダにおける第3工程について説明する平面図
【図5】本発明の他の使用形態のダイボンダにおける第1工程について説明する平面図
【図6】図5のダイボンダにおける第2工程について説明する平面図
【図7】本発明のさらに他の使用形態のダイボンダにおける平面図
【図8】従来のダイボンダの概略正面図
【符号の説明】
ダイボンダ
2 X−Y駆動盤
3 アーム回転軸
4 アーム
5a,5b ヘッド
10 ワークを貼り付けた粘着テープ
20,20A,20B レール
21,21A,21B リードフレーム
22,22A1,22B1 ランド
30 ターンテーブル
31〜38 ヘッド
P1 ワークピックアップポジション
P2 ワークリリースポジション
W,W1,W2,W3,W4,W5 ワーク(半導体ペレット)
a1,a2,a3,a4,a5 ワークの中心点
b1,b2,b3,b4,b5 ランドの中心点
c1,c2,c3,c4,c5 ワークの中心点とランドの中心点との中間点(アーム回転軸の回転中心)
L11,L12,L13,L14,L15 ワークの中心点と中間点との間隔寸法
L21,L22,L23,L24,L25 ランドの中心点と中間点との間隔寸法

Claims (3)

  1. ワークピックアップポジションとワークリリースポジションとの間で半導体ペレットを移動するダイボンダであって、
    前記ワークピックアップポジションとワークリリースポジション間に伸びるアームと、
    このアームの両端部に取り付けられてアームの軸方向に移動可能でかつ半導体ペレットのピックアップ及びリリースが可能なヘッドと、
    前記アームの中心部に取り付けられたアームを回転させるアーム回転軸と、
    このアーム回転軸を水平面内で移動させるアーム移動手段とを具備したことを特徴とするダイボンダ
  2. 前記アーム回転軸の中心が、前記両ヘッドの中心間を結ぶ線分の中間部に位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のダイボンダ
  3. 前記ヘッドが回転自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のダイボンダ
JP2000395730A 2000-12-26 2000-12-26 ダイボンダ Expired - Fee Related JP3635030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395730A JP3635030B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 ダイボンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395730A JP3635030B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 ダイボンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002198381A JP2002198381A (ja) 2002-07-12
JP3635030B2 true JP3635030B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=18861143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000395730A Expired - Fee Related JP3635030B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 ダイボンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3635030B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807106B1 (ko) 2006-12-12 2008-02-26 주식회사 프로텍 업다운과 회전구동 일체형 픽업 실린더
JP5507775B1 (ja) * 2013-11-25 2014-05-28 キヤノンマシナリー株式会社 ボンディング装置およびボンディング方法
KR102145016B1 (ko) 2019-02-28 2020-08-18 엘지전자 주식회사 반도체 발광 소자를 디스플레이 패널에 조립하는 조립 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002198381A (ja) 2002-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8991681B2 (en) Die bonder and bonding method
JP3636127B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
US6467158B1 (en) Component feeder with load position alignment recognition
EP0767602B1 (en) Method and apparatus for mounting a part
JP3971848B2 (ja) ダイボンダ
TW201735203A (zh) 電子零件構裝裝置
US9966357B2 (en) Pick-and-place tool for packaging process
KR102079082B1 (ko) 전자 부품 핸들링 유닛
JP3996768B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
US9603294B2 (en) Apparatus for mounting semiconductor chips
JP6941513B2 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP5894738B2 (ja) ダイボンダ及び半導体製造方法
JP5507775B1 (ja) ボンディング装置およびボンディング方法
JP4016982B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP3635030B2 (ja) ダイボンダ
Hong et al. High-efficiency revolving-turret chip transferring technology for flip chip packaging
JPH11102936A (ja) 部品供給装置及び方法
JP3661658B2 (ja) 電子部品搭載装置および電子部品搭載方法
JP4247023B2 (ja) 電子部品の実装装置
TWI780424B (zh) 提高精度與速度之接合裝置
JP2015103795A (ja) ボンディング装置
JP2000174158A (ja) ボールマウント装置
JP2746989B2 (ja) チップの位置決め方法およびその装置、インナリードボンディング装置およびインナリードボンディング方法
CN111554604B (zh) 提高精度与速度的接合装置
JPH0815238B2 (ja) 電子部品自動装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3635030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees