JP3634802B2 - 情報表示体の取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、販促情報その他の種々の情報を表示するシート状情報体を着脱自在に取付可能とした装置に関し、例えば、スーパー、コンビニ、レンタルビデオショップ、その他の店舗において、買物用に供されるショッピングかごやショッピングカートにシート状情報体を簡便に取付可能とした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の店舗において、来店した顧客にショッピングかごやショッピングカートが提供され、顧客が複数の買物商品を収容するための便宜に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなショッピングかごやショッピングカートは、専ら買物の便宜に利用され、それ以上の付加価値を有しない。
【0004】
そこで、このようなかごやカートに対して販促表示等の情報を表示した情報体を着脱自在に添設できるように構成すれば、その付加価値を向上することができ有利である(本明細書において「販促」とは広義に「販売促進」を意味し、また、「情報」とは販売促進の有無に関係なく広く顧客が関心を持つと思われる情報を意味する)。例えば、新規商品や新規営業店舗等に関する広告を表示したシートや、商品等の割引券として利用できるシート等を添設することにより、販促効果が期待され、ショッピングかご及びショッピングカートに本来の目的機能以上の付加価値を与えることができる。
【0005】
この点に関して、ショッピングカートに関しては、金属板の表面に宣伝広告等を表示したパネルを取付けたものが提供されているが、パネルを線材等でカートに固着した構成であるため、パネルの交換が困難であり、表示される情報を時宜に応じて変更することができない。また、情報毎にパネルを製作しなければならないから、高コストであるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決した情報表示体の取付装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、情報表示を施した情報シートを透視可能な保持シートに保持せしめて成るシート状情報体と、シート状情報体の縁部を挟着保持する取付具とから成り、取付具は、シート状情報体の縁部を表裏面から挟持する挟持面を備えた基板手段と閉止板手段を、合成樹脂により一体成形すると共に、相互に重なり合う位置と展開された位置との間で開閉自在となるように前記挟持面の一側縁に沿って設けた薄肉ヒンジを介して連結せしめており、基板手段と閉止板手段を重ねた状態で相互に嵌脱自在に嵌合せしめられる嵌合手段を備えており、該嵌合手段は、基板手段の挟持面から突出する凸部と閉止板手段の挟持面に凹入された凹部とから成る第一嵌合手段と、基板手段の挟持面に凹入された凹部と閉止板手段の挟持面から突出する凸部とから成る第二嵌合手段を構成して成る点にある。
【0007】
本発明の好ましい実施形態において、シート状情報体の縁部は、前記凸部を挿通せしめる孔を設けている。
【0008】
更に、好ましい実施形態において、基板手段及び閉止板手段は、少なくとも一方の背面に着脱手段を設けており、着脱手段は、被取付体に設けられた孔に嵌入自在とされる筒状突起と、被取付体に設けられたロッドを抱持自在とされるフィンガー突起との何れかにより構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0010】
(情報表示体と取付装置の構成)
図1に示すように、シート状情報体1は、情報シート2と、該情報シートを収納する透視可能なシート状の袋から成る保持シート3とから構成されている。情報シート2は、典型的には、新規商品や新規営業店舗等に関する広告を表示したシートや、商品等の割引券として利用できるシート等により構成されるが、その形態を特に限定されるものではなく、要するにショッピングかごやショッピングカート等の利用者に情報を提供できるものであれば良い。図例の場合、保持シート3は、透明の合成樹脂シートを相互に溶着することにより上端近傍部に開口部3aを形成したシート状の袋から構成されているが、これに限定されるものではなく、要するに情報シート2を収納状態で保持すると共に外部から視認可能とするものであれば良い。
【0011】
そこで、シート状情報体1は、外周部の1個所又は複数個所に保持シート3の縁部4を備えており、該縁部4に孔5を開設している。図例の場合、保持シート3の上縁部からヘッダーとしての縁部4aが延設され、該縁部4aに間隔をあけて3個の孔5、5、5を列設している。尚、任意選択的には、図1に鎖線で示すように、保持シート3の下縁部に縁部4bを延設し、該縁部4bに間隔をあけて3個の孔6、6、6を列設した構成としても良い。
【0012】
取付具7は、それぞれシート状情報体1の縁部4を表裏面から挟持する挟持面8a、9aを備えた基板手段8と閉止板手段9を合成樹脂により一体成形した構成とされ、基板手段8と閉止板手段9の挟持面8a、9aを相互に重なり合う位置と展開された位置との間で開閉自在となるように薄肉ヒンジ10を介して連結せしめられている。即ち、図2に示すように、薄肉ヒンジ10は、一対の挟持面8a、9aの一側縁に沿って設けられ、該ヒンジ10の軸線Aを中心として基板手段8と閉止板手段9が回動することにより一対の挟持面8a、9aを開閉する。図例の場合、薄肉ヒンジ10を取付具7の長手一側縁に沿って設けた構成としているが、短手一側縁に沿って設けても良い。
【0013】
基板手段8と閉止板手段9は、相互に、少なくとも一方に凸部を設けると共に、他方に該凸部に着脱自在に嵌合される孔又は窪みから成る凹部を設けている。図示実施形態において、このような凹凸による嵌合手段は、基板手段8の挟持面8aから突出する凸部11aと閉止板手段9の挟持面9aに凹入された凹部11bとから成る第一嵌合手段の他、閉止板手段9の挟持面9aから突出する一対の凸部12a、12aと基板手段8の挟持面9aに凹入された一対の凹部12b、12bとから成る第二嵌合手段により構成されている。尚、凸部と凹部の関係は、図示の場合とは反対に構成しても良く、また、その個数を問うものではなく、要するに、第一嵌合手段と第二嵌合手段が基板手段8と閉止板手段9の相互において嵌合自在に設けられておれば良い。このようにして設けられた合計3個の凸部11a、12a、12aの直径と間隔は、縁部4a又は4bに列設した3個の孔5又は6に挿通自在となるように構成されている。
【0014】
そこで、取付具7は、基板手段8と閉止板手段9の何れか一方又は両方、図例においては基板手段8は、裏面に着脱手段13、13を設けている。
【0015】
(着脱手段の第1実施例)
着脱手段13の第1実施例を図2に示しており、この場合、着脱手段13は、基板手段8の裏面に突出する筒状突起14により構成されており、該筒状突起14は、周方向に間隔をあけて溝15により分割せしめられ、弾性変形により拡縮自在となるように構成されている。
【0016】
従って、この第1実施例によれば、図2(A)に示すように、シート状情報体1の縁部4aを基板手段8と閉止板手段9により挟着保持せしめ、凸部11a、12a、12aを孔5、5、5に挿通せしめると共に、凹部11b、12b、12bに嵌合固定した状態で、筒状突起14を被取付体16の孔17に嵌入せしめれば、シート状情報体1を吊持した取付具7が被取付体16に着脱自在に取付けられる。
【0017】
この際、着脱手段13は、取付具7に一体成形しても良いが、取付具7に対して着脱自在に構成することが好ましい。例えば、図2(C)に示すように、基板手段8に挿脱自在に挿通せしめられた固着具18を介して筒状突起14を着脱自在に固着しておけば、筒状突起14を後述の図3に示すようなフィンガー突起から成る着脱手段13と交換することが可能になる。
【0018】
更に、筒状突起14の先端には、図2(D)に示すようなテーパ状の抜止部19を形成しても良く、これにより被取付体16の孔17に対する取付けの信頼性が向上する。
【0019】
(着脱手段の第2実施例)
着脱手段13の第2実施例を図3に示しており、この場合、着脱手段13は、基板手段8の裏面に突出するフィンガー突起20により構成されており、該フィンガー突起20は、環状体又は筒状体の先端側に開放部21を形成し、弾性変形により拡縮自在となるように構成されている。
【0020】
従って、この第2実施例によれば、図3(A)に示すように、シート状情報体1の縁部4aを基板手段8と閉止板手段9により挟着保持せしめ、凸部11a、12a、12aを孔5、5、5に挿通せしめると共に、凹部11b、12b、12bに嵌合固定した状態で、フィンガー突起20により被取付体16のロッド22を抱持せしめれば、シート状情報体1を吊持した取付具7が被取付体16に着脱自在に取付けられる。
【0021】
第1実施形態と同様に、着脱手段13は、取付具7に一体成形しても良いが、取付具7に対して着脱自在に構成することが好ましい。即ち、図3(C)に示すように、基板手段8に挿脱自在に挿通せしめられた固着具18を介してフィンガー突起20を着脱自在に固着しておけば、フィンガー突起20を上述の図2に示した筒状突起14から成る着脱手段13と交換することが可能になる。この際、フィンガー突起20は、固着具18に固着せしめた状態において、図示矢印で示すように軸回りに回動自在とされ、開放部21の向きを変更できるように構成されていることが望ましい。
【0022】
(第1利用例)
上述した取付具7を使用してシート状情報体1をショッピングかごに取付け表示する場合を第1利用例として図4ないし図6に示している。
【0023】
ショッピングかご23は、かご本体24と、提手25、25とから構成されている。かご本体24は、底壁26から上部開口部に向けて広がるテーパ状の側壁27を備えると共に、開口縁に沿って側壁27に外向きのフランジ28を形成しており、合成樹脂により一体成形されている。図例の場合、全体形状をほぼ矩形に形成しているが、その形状は問わない。提手25は、合成樹脂によりほぼ門形に形成されており、両端の軸部をかご本体24に形成されたボス部29に対して起伏回動自在に枢着している。従って、ショッピングかご23は、提手25、25を起立せしめることにより持ち運び自在であり、提手25、25をフランジ28に沿うように伏臥せしめたとき、複数のかご本体24を相互に嵌合せしめることにより積層自在である。
【0024】
上記は従来公知のショッピングかごに共通の構成であるが、上述の図2に示した第1実施例に係る筒状突起14を備えた着脱手段13を設けた取付具7を使用することにより、シート状情報体1をかご本体24の所定の表示面に添設可能とする。即ち、ショッピングかご24は、かご本体24により上述した被取付体16を構成し、底壁26の内側表面26a及び外側表面26bと、側壁27の内側表面27a及び外側表面27bにより表示面を構成しており、従って、図例のようなほぼ矩形状としたかご本体24の場合、底壁26の内外表面による2面と、側壁27の4周面における内外表面による8面との合計10面から表示面を選択することができる。図例の場合、側壁27における4周部のそれぞれ内側表面27aにより選択された表示面にシート状情報体1を添設可能としている。
【0025】
即ち、図5に示すように、各表示面に添設される1枚のシート状情報体1に対して、シート状情報体1の上部を挟着保持する上側の取付具7(図において符号7Uで示す)と、下部を挟着保持する下側の取付具7(図において符号7Dで示す)との一対が配置され、それぞれの取付具7の着脱手段13に対応して、かご本体24のフランジ28には孔又は窪み等から成る取付凹部30、30が設けられ、側壁27と底壁26の境界近傍部には同様の孔又は窪み等から成る取付凹部31、31が設けられている。図例の場合、取付凹部31、31は、側壁27に設けているが、底壁26に設けても良い。
【0026】
従って、上側の取付具7Uは、薄肉ヒンジ10を外向きに配置すると共に基板手段8を水平姿勢に配置した状態で、着脱手段13、13をフランジ28の取付凹部30、30に嵌着せしめられる。この際、フランジ28は、上面を段差32を介して凹入せしめられており、基板手段8に閉止板手段9を重ね合わせた状態で、該閉止板手段9の上面がフランジ28の上面と面一になるように構成している。
【0027】
また、下側の取付具7Dは、薄肉ヒンジ10を下向きに配置すると共に基板手段8をほぼ垂直姿勢に配置した状態で、着脱手段13、13を側壁27の取付凹部31、31に嵌着せしめられる。この際、基板手段8を受け入れるように側壁27を内側から外側に向けて凹入するように構成しても良い。
【0028】
このように、取付装置7によりシート状情報体1をかご本体24の表示面(図例の場合、側壁27の内側表面27a)に添設するに際しては、予め、所定の表示面に対応して、上側の取付具7Uを取付凹部30、30を介してフランジ28に取付け、下側の保持具7Dを取付凹部31、31を介して側壁27に取付けている。そこで、保持シート3に所定の情報シート2を収納したシート状情報体1を準備した後、図6(B)に鎖線で示すように、上側の保持具7U及び下側の保持具7Dの何れにおいても、薄肉ヒンジ10を介して閉止板手段9を基板手段8から離反せしめ、その状態で、シート状情報体1の上縁部4aを上側の取付具7Uの基板手段8と閉止板手段9の間に位置せしめ、下縁部4bを下側の取付具7Dの基板手段8と閉止板手段9の間に位置せしめる。次いでこの状態から、図6(B)に実線で示すように、上側の保持具24U及び下側の保持具24Dの何れについても、薄肉ヒンジ10を介して閉止板手段9を基板手段8に重ね合わせると、凸部11a、12a、12aと凹部11b、11b、11bが相互に嵌合され、これにより、シート状情報体1の上縁部4a及び下縁部4bは、それぞれの保持具7U、7Dの基板手段8と閉止板手段9により挟着保持され、しかも、孔5、5、5と孔6、6、6のそれぞれに凸部11a、12a、12aを挿通せしめられる。尚、閉止板手段9を基板手段8に重ね合わせる前の状態において、シート状情報体1の孔5、6はそれぞれの取付具7の凸部11aに係止されるので、縁部4a、4bの位置決めが行われる。
【0029】
然しながら、このような作業手順は、上記の方法の他、先に、シート状情報体1の上縁部4aに上側の取付具7Uを挟着保持せしめ、下縁部4bに下側の取付具7dを挟着保持せしめ、その後、上側の取付具7Uをフランジ28の取付凹部30、30に嵌着すると共に、下側の保持具7Dを側壁27の取付凹部31、31に嵌着するようにしても良い。
【0030】
(第2利用例)
上述した取付具7を使用してシート状情報体1をショッピングカートに取付け表示する場合を第2利用例として図7に示している。
【0031】
ショッピングカート33は、公知のように、キャスター等の車輪34を介して走行自在な台車を構成すると共に、横向きロッド22aと縦向きロッド22bにより形成されたかご部35を備えている。
【0032】
そこで、上述の図3に示した第1実施例に係るフィンガー突起20を備えた着脱手段13を設けた取付具7を使用することにより、シート状情報体1をショッピングカート33の所定の表示面により構成された被取付体16に添設可能とする。即ち、被取付体16とされる表示面は、ショッピングカート33のかご部35の部分の内側面及び外側面や、その他の部分から任意に選択自在である。
【0033】
即ち、図7に符号Aで示すシート状情報体1の場合は、シート状情報体1の一方の縁部4aを上側の取付具7(図において符号7Uで示す)により保持されると共に、他方の縁部4bを下側の取付具7(図において符号7Dで示す)により保持され、それぞれの取付具7の着脱手段13をフィンガー突起20により横向きロッド22a、22aに取付けることにより、シート状情報体1をかご部35の外側面に添設している。
【0034】
一方、図7に符号Bで示すシート状情報体1の場合は、シート状情報体1の一方の縁部4aを右側の取付具7(図において符号7Rで示す)により保持されると共に、他方の縁部4bを下側の取付具7(図において符号7Lで示す)により保持され、それぞれの取付具7の着脱手段13をフィンガー突起20により縦向きロッド22b、22bに取付けることにより、シート状情報体1をかご部35の内側面に添設している。
【0035】
更に、図7に符号Cで示すシート状情報体1の場合は、上縁部4aのみを取付具7により保持せしめ、該取付具7の着脱手段13をフィンガー突起20により任意の横向きロッド22aに取付け、シート状情報体1をショッピングカート33の任意の部分に吊持状に添設している。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、スーパー、コンビニ、レンタルビデオショップ、その他の店舗において、買物用に供されるショッピングかご23やショッピングカート33に対して、販促情報その他の種々の情報を表示するシート状情報体1を簡便に取付けることができるので、販促効果等を向上し、これたのショッピングかご23やショッピングカート33に新たな付加価値を与えることができるという利点がある。
【0037】
特に、本発明によれば、基板手段8と閉止板手段9の挟持面8a、9aによりシート状情報体1の縁部4を挟着保持せしめる構成であるから、シート状情報体1を幅方向に沿って安定保持することができ、しかも、基板手段8と閉止板手段9を薄肉ヒンジ10により連結されたものとして合成樹脂により一体成形した構成であるから、取り扱いが簡便であり、シート状情報体1の取付け又は取外しを容易に行うことができるという効果がある。
【0038】
しかも、本発明によれば、基板手段8と閉止板手段9を重ね合わせたとき、第一嵌合手段が基板手段8の凸部11aと閉止板手段9の凹部11bを嵌合せしめ、第二嵌合手段が閉止板手段9凸部12a、12aと基板手段8の凹部12b、12bを嵌合せしめ、第一嵌合手段と第二嵌合手段の凸部と凹部を相互に反対向きから嵌合する構成であるから、安定した嵌合状態が得られる。
そして、シート状情報体1の表裏面を挟着保持する挟持面8a、9aに位置して、凸部11a及び凹部11bから成る第一嵌合手段と、凸部12a及び凹部12bから成る第二嵌合手段が形成されているので、第一及び第二嵌合手段により、基板手段8と閉止板手段9の嵌着手段として機能する他、シート状情報体1を挟持面8a、9aにより挟着保持した状態から更に脱落を防止する脱落防止手段としても同時に機能する。
【0039】
更に、請求項3に記載の本発明によれば、筒状突起14により構成された着脱手段13を備えた取付具7においては、ショッピングかご23のような被取付体16に孔17を設けるだけで、簡単に取付具7を着脱可能とすることができ、また、フィンガー突起20により構成された着脱手段13を備えた取付具7においては、ショッピングカート33のような被取付体16のロッド22をそのまま利用することにより、簡単に取付具7を着脱可能とすることができるものであり、実施化が容易であるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示しており、シート状情報体と取付具を分解した状態を示す斜視図である。
【図2】着脱手段の第1実施例を備えた取付具の実施形態を示しており、(A)は取付具の斜視図、(B)はA−A断面図、(C)はB−B断面図、(D)は筒状突起に抜止部を形成した実施例を示す断面図である。
【図3】着脱手段の第2実施例を備えた取付具の実施形態を示しており、(A)は取付具の斜視図、(B)はC−C断面図、(C)はD−D断面図である。
【図4】本発明の装置によりシート状情報体をショッピングかごに表示せしめた第1利用例を示す破断斜視図である。
【図5】第1利用例における要部を示す拡大斜視図である。
【図6】第1利用例における取付方法を示しており、(A)はシート状情報体を取付ける前の状態を示す縦断面図、(B)はシート状情報体を取付けた状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の装置によりシート状情報体をショッピングカートに表示せしめた第2利用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シート状情報体
2 情報シート
3 保持シート
4 縁部
5、6 孔
7 取付具
8 基板手段
9 閉止板手段
10 薄肉ヒンジ
11a、12a 凸部
11b、12b 凹部
13 着脱手段
14 筒状突起
15 溝
16 被取付体
17 孔
18 固着具
20 フィンガー突起
21 開放部
22 ロッド
23 ショッピングかご
33 ショッピングカート
Claims (3)
- 情報表示を施した情報シート2を透視可能な保持シート3に保持せしめて成るシート状情報体1と、シート状情報体の縁部を挟着保持する取付具7とから成り、
取付具7は、シート状情報体の縁部4を表裏面から挟持する挟持面8a、9aを備えた基板手段8と閉止板手段9を、合成樹脂により一体成形すると共に、相互に重なり合う位置と展開された位置との間で開閉自在となるように前記挟持面8a、9aの一側縁に沿って設けた薄肉ヒンジ10を介して連結せしめており、
基板手段8と閉止板手段9を重ねた状態で相互に嵌脱自在に嵌合せしめられる嵌合手段を備えており、該嵌合手段は、基板手段8の挟持面8aから突出する凸部11aと閉止板手段9の挟持面9aに凹入された凹部11bとから成る第一嵌合手段と、基板手段8の挟持面8aに凹入された凹部12bと閉止板手段9の挟持面9aから突出する凸部12aとから成る第二嵌合手段を構成して成ることを特徴とする情報表示体の取付装置。 - シート状情報体1の縁部4は、前記凸部11a、12aを挿通せしめる孔5、6を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の情報表示体の取付装置。
- 基板手段8と閉止板手段9の少なくとも一方の背面に着脱手段13を設けて成り、着脱手段13は、被取付体16に設けられた孔17に嵌入自在とされる筒状突起14と、被取付体16に設けられたロッド22を抱持自在とされるフィンガー突起20との何れかにより構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示体の取付装置。
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