JP3104927U - 商品陳列用什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 店舗において一部のレジを休止する場合に、該レジが休止中であることを客に容易に認識させることができる上、休止中のレジへの通路入口付近を有効利用することができる商品陳列用什器を提供する。
【解決手段】 商品陳列用什器1は、陳列面2aが前を向くようにレジRの手前に配置される中央什器ユニット2の左右両側に、下端にキャスター71を有する側部什器ユニット3を、陳列面3aがレジ通路P側を向きかつレジ通路入口P1を開放する第1ポジションと、陳列面3aが中央什器ユニット2の陳列面2aと並ぶように前を向きかつレジ通路入口P1を少なくとも部分的に塞ぐ第2ポジションとを選択的にとりうるように、垂直軸回りに回動自在に連結してなる。
【選択図】 図10

Description

本考案は、商品陳列用什器に関し、より詳細には、店舗において、レジの手前に商品を陳列するのに用いられる什器に関する。
例えばスーパーマーケット等の店舗では、レジの順番待ちの客に対して衝動買いを促すために、レジの手前に什器を設置して商品を陳列することが、従来より行われている。
ところで、複数のレジを設置した店舗では、レジの稼働状況や来客数に応じて、一部のレジを休止させている。特に最近では、24時間営業店舗等の長時間営業店舗が増加しており、レジの休止が毎日決まった時間帯に行われることが少なくない。レジを休止する場合、レジ台の上に、例えば「レジ休止中」と表示されたプレートを立てておくのが通常である。しかし、レジ台の上に立てられたプレートは、特にレジの手間に什器が設置されている場合には、レジ通路に入らなければ視認できないことがあった。
この問題を解決する手段として、例えば、レジ台の前端部に遮蔽板を垂直軸回りに回動自在に取り付けておき、レジを休止する際には、該遮蔽板を所要位置まで回動させることによりレジ通路入口を塞ぐことができるレジ台が提案されている(下記特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような遮蔽板を備えたレジ台を使用したとしても、休止中のレジへの通路の入口付近は、店舗空間としては無駄になるため、その有効利用を図る必要があった。
実開昭56−163965号公報
本考案の目的は、店舗において一部のレジを休止する場合に、該レジが休止中であることを客に容易に認識させることができる上、該レジへの通路の入口付近を有効に利用することができる商品陳列用什器を提供することにある。
本考案による商品陳列用什器は、陳列面が前を向くようにレジの手前に配置される中央什器ユニットの左右両側部のうち少なくともいずれか一方に、下端にキャスターを有する側部什器ユニットが、該ユニットの陳列面がレジ通路側を向きかつレジ通路入口を開放する第1ポジションと、該ユニットの陳列面が中央什器ユニットの陳列面と並ぶように前を向きかつレジ通路入口を少なくとも部分的に塞ぐ第2ポジションとを選択的にとりうるように、垂直軸回りに回動自在に連結されてなるものである。
上記の商品陳列用什器にあっては、側部什器ユニットを第1ポジションに配置することによって、レジ通路入口が開放されたレジ稼働状態を作り出すことができる上、側部什器ユニットの陳列面がレジ通路側を向くので、該陳列面がレジ通路に侵入した客の目に触れやすい。一方、側部什器ユニットを上記第1ポジションから前方に約90°回動させて第2ポジションに移動させれば、該ユニットによりレジ通路入口が少なくとも部分的に塞がれたレジ休止状態を作り出すことができる上、該ユニットの陳列面が中央什器ユニットの陳列面と並ぶように前を向くので、これらの陳列面が稼働中のレジへと向かう客の目に触れやすくなる。また、側部什器ユニットは、下端にキャスターを有しているので、第1ポジションから第2ポジションおよびその逆に、容易に移動させることができる。
即ち、本考案の商品陳列用什器によれば、中央什器ユニットの側部に連結された側部什器ユニットを回動させるという簡単な操作によって、レジ通路入口が開放されたレジ稼働状態と、レジ通路入口が少なくとも部分的に塞がれたレジ休止状態とを容易に作り出すことができ、特に、後者の状態では、第2ポジションに配置された側部什器ユニットによってレジ通路入口が塞がれるため、レジ休止中であることを客に容易に認識させることができる。
しかも、本考案の商品陳列用什器によれば、レジ稼働中には、陳列面が前を向いた中央什器ユニットに加えて、第1ポジションに配置されて陳列面がレジ通路側を向いた側部什器ユニットによって、レジの順番待ちの客による衝動買いを、その順番が来る直前まで促すことができ、さらなる販売促進効果が期待できる。一方、レジ休止中には、側部什器ユニットが第2ポジションに配置されることにより、その陳列面が中央什器ユニットの陳列面と並ぶように前を向き、これらのユニットの陳列面が稼働中のレジへと向かう客の動線に沿うことになるので、販売促進効果を期待することができ、休止中のレジへの通路の入口付近を有効利用することができる。
さらに、本考案の商品陳列用什器によれば、レジの稼働状態に応じて、側部什器ユニットを第1ポジションと第2ポジションとの間で適宜移動させることにより、店舗内に視覚的な変化がもたらされるので、客を飽きさせないようにすることができる。
本考案による商品陳列用什器において、側部什器ユニットを連結すべき中央什器ユニットの側部の下部分に、連結用アタッチメントが取り付けられ、アタッチメントおよび側部什器ユニットの一側部の下部分のうちいずれか一方に、側部什器ユニットの回動中心軸となる上方または下方突出状の垂直軸部が設けられ、同他方に、垂直軸部を受ける筒状の軸受け部が設けられている場合がある。
上記の場合、中央什器ユニットの側部の下部分にアタッチメントを取り付けた後、垂直軸部を軸受け部に挿入すれば、本考案による什器が得られるので、組立作業を効率的に行うことができる。また、上記の場合、側部什器ユニットの連結にアタッチメントを使用するため、レジの手前に設置された既存の什器を中央什器ユニットとしてそのまま利用することも可能であり、経済的である。
上記の場合において、アタッチメントと側部什器ユニットの背部の下部分とにまたがるように第2ポジション保持用ストッパが設けられ、該ストッパは、隣り合うものどうしが垂直軸回りに回動自在に連結された垂直板状の4つのアーム部材よりなりかつ一端側のアーム部材がアタッチメントに、他端側のアーム部材が側部什器ユニットの背部の下部分にそれぞれ固定される折り畳み可能なアームと、一端部が中間の2つのアーム部材のうちいずれか一方のアーム部材に水平軸回りに回動自在に取り付けられかつ同他方のアーム部材の上縁部に着脱自在に係り止められる係止部を有するアーム折り畳み阻止部材とを備えており、また、側部什器ユニットを連結すべき中央什器ユニットの側部の上部分に、側部什器ユニットの背部の上部分に引っ掛けられるフック部を有する第1ポジション保持用ストッパが設けられているのが好ましい。
上記のような2つのストッパが什器に備えられていれば、各ストッパによって側部什器ユニットが第1ポジションおよび第2ポジションそれぞれに確実に保持されるので、什器を安全に使用することができる。
次に、図1〜図10を参照して、本考案の実施形態を説明する。なお、以下の説明において、「前」とは図10の下、「後」とは同図の上をいい、また、「左右」は、前から見た場合の左右をいうものとする。
図1には、本考案による商品陳列用什器(1)の全体が示されている。この什器(1)は、陳列面(2a)が前を向くようにレジ(R)の手前に配置される中央什器ユニット(2)と、中央什器ユニット(2)の左右両側に配置される2つの側部什器ユニット(3)とを備えている(図10参照)。
側部什器ユニット(3)は、その陳列面(3a)がレジ通路(P)側を向きかつレジ通路入口(P1)を開放する第1ポジションと、陳列面(3a)が中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)と並ぶように前を向きかつレジ通路入口(P1)を少なくとも部分的に塞ぐ第2ポジションとを選択的にとり得るように、中央什器ユニット(2)の側部に垂直軸回りに回動自在に連結されている(図10参照)。図1では、右側の側部什器ユニット(3)が、第1ポジションに相当し、左側の側部什器ユニット(3)が、第2ポジションに相当する。側部什器ユニット(3)は、その下端にキャスター(71)を有している。
中央什器ユニット(2)の両側部には、側部什器ユニット(3)を連結するためのアタッチメント(4)が、それぞれ取り付けられている。
また、什器(1)は、第1ポジション保持用ストッパ(6)と、第2ポジション保持用ストッパ(5)とをさらに備えている。
中央什器ユニット(2)は、前面に複数の棚板受け用スリット(211)が長さ方向所定間隔おきに形成されている左右2本の支柱(21)と、両支柱(21)の上端どうしおよび下端どうしに渡し止められた上下2本の横桟(22)と、後端が両支柱(21)の下端に接続されかつ下面に前後2つのキャスター(72)を有する左右2本の水平脚(23)と、後部両端から後方に突出した係合部(図示略)が両支柱(21)のスリット(211)の縁部に引っ掛けられることにより両支柱(21)に着脱自在に取り付けられる複数の棚板(24)と、両支柱(21)間に設けられかつ吊り下げ陳列部を兼ねる格子状の背板(25)と、両水平脚(23)にベース板受け(26)を介して渡し止められたベース板(27)とを備えている。
ベース板受け(26)は、前後方向に伸びかつ上方に開口した断面U形のものであって、その下面の前後2箇所から左右両側に向かって突出しかつ先端側が下向きに折れ曲がったL形係合部(261)が、水平脚(23)に係り止められるようになっている(図4および図5参照)。ベース板(27)は、その左右両辺部が、左右2つのベース板受け(26)に、上方から嵌められるようになっている。
2つの側部什器ユニット(3)は、左右対称形である。該ユニット(3)の構造を、第2ポジションに配置された形態(図1の左側のもの)で、以下に詳述する。
即ち、側部什器ユニット(3)は、前面に複数の棚板受け用スリット(311)が長さ方向所定間隔おきに形成されている左右2本の支柱(31)と、両支柱(31)の上端どうしを連結している上部横桟(32)と、両支柱(31)の下端どうしを連結しかつ下面の一端部にキャスター(71)を有するベース(33)と、両支柱(31)間に設けられかつ吊り下げ陳列部を兼ねる格子状の背板(34)と、両支柱の前面に取り付けられた垂直手摺(35)とを備えている。
図1の左側の側部什器ユニット(3)のように、背板(34)には、複数の吊り下げ陳列部材(36)を着脱自在に取り付けることができる。吊り下げ陳列部材(36)は、前後方向に伸びる吊り下げバー(361)と、吊り下げバー(361)の後端に連結されかつ背板(34)に引っ掛けられるフック(362)とを備えている。
また、吊り下げ陳列部材(36)に代えてまたは同部材(36)に加えて、図1の右側の側部什器ユニット(3)のように、1つまたは複数の棚板(37)を両支柱(31)に取り付けてもよい。棚板(37)は、その後部両端から後方に突出した係合部(図示略)が、両支柱(31)のスリット(311)の縁部に引っ掛けられることにより、両支柱(31)に着脱自在に取り付けられるようになっている。
上部横桟(32)には、表示プレート(38)が、止めネジ(図示略)等によって着脱自在に取り付けられるようになっている。この表示プレート(38)には、例えば、図1のように「レジ休止中」と表示する他、商標、商品名、キャッチフレーズ等の商品情報を表示してもよい。
図2および図3には、連結用アタッチメント(4)の詳細が示されている。このアタッチメント(4)は、中央什器ユニット(2)の支柱(21)下部および水平脚(23)に取り付けられる方形枠状のフレーム(41)を備えている。
フレーム(41)は、上下2つの水平フレーム部材(411)(412)と、両水平フレーム部材(411)(412)の上端どうしおよび下端どうしを連結している前後2つの垂直フレーム部材(413)(414)とで構成されている。上下2つの水平フレーム部材(411)(412)は、それぞれ断面方形のパイプよりなる。各水平フレーム部材(411)(412)の後端開口は、後端壁(412a)によって閉鎖されている。下側の水平フレーム部材(412)には、その内側面の前後2箇所に、水平脚(23)に上方から嵌め被せられる断面略逆U形の係合部(412b)(412c)が設けられている。これらの係合部(412b)(412c)は、ベース板受け(26)の前後各2つの係合部(261)を避けて水平脚(23)に嵌め被せられようになっている。前側の係合部(412b)の内側壁には、ネジ孔があけられている。前側の垂直フレーム部材(413)は、断面円形のパイプよりなる。後側の垂直フレーム部材(414)は、断面略U形のものであって、支柱(21)の下部に左右方向外側から嵌め被せられるようになっている。後側の垂直フレーム部材(414)の後壁には、上下2箇所にネジ孔があけられている。
また、アタッチメント(4)は、平面より見てL形の係止部材(43)を備えている。係止部材(43)は、その一端部が上側の水平フレーム部材(411)の後端壁にビス(42)で固定されるとともに、他端部が支柱(21)の下部に後方から係り止められるようになっている。
アタッチメント(4)の前側の垂直フレーム部材(411)の上端には、上方突出状の垂直軸部(40)が設けられている。一方、垂直軸部(40)を受ける筒状の軸受け部(30)が、側部什器ユニット(3)における左右方向内側の支柱(31)の後面に、設けられている。
上記の垂直軸部(30)は、側部什器ユニット(3)の回動中心軸となるものであって、側部什器ユニット(3)との関係においては、該ユニット(3)の背部の一端に位置することになり、一方、中央什器ユニット(2)との関係においては、該ユニット(2)の側部のやや前端寄り、より詳細には、前端から側部什器ユニット(3)の奥行きにほぼ相当する距離だけ後方に下がった箇所に位置することになる。回動中心軸の位置を上記のように設定することにより、側部什器ユニット(3)は、これを所要方向に約90°回動させることによって、前述した第1ポジションと第2ポジションとを選択的にとることが可能となる。
この実施形態では、図6および図7に示すように、軸受け部(30)が、側部什器ユニット(3)の両支柱(31)の後面に設けられている。したがって、これらの図に示す側部什器ユニット(3)を1種類だけ作っておけば、キャスター(71)の取付位置を変更するだけで、中央什器ユニット(2)の左右いずれの側部にも連結することができ、コスト面で有利である。
図2および図3には、アタッチメント(5)とともに、第2ポジション保持用ストッパ(5)が示されている。このストッパ(5)は、アタッチメント(4)と側部什器ユニット(3)の背部の下部分とにまたがるように設けられるものであって、折り畳み可能なアーム(51)と、アーム折り畳み阻止部材(52)とで構成されている(図6および図7参照)。
アーム(51)は、隣り合うものどうしが蝶番(512)によって垂直軸回りに回動自在に連結された垂直板状の4つのアーム部材(511A)(511B)(511C)(511D)よりなる。一端側のアーム部材(511A)は、アタッチメント(4)における下側の水平フレーム部材(412)の側面に溶接によって固定されている。他端側のアーム部材(511D)は、ネジ孔を有するものであって、側部什器ユニット(3)の背部の下部分、より詳細には、ベース(33)上面中央の後縁に立上り状に設けられかつビス孔を有する垂直板状の取付基部(331)に、ビス(53)によって固定される。
アーム折り畳み阻止部材(52)は、略垂直板片状のものであって、その一端部が一方の中間アーム部材(511B)に水平軸回りに回動自在に取り付けられる。アーム折り畳み阻止部材(52)の他端側には、他方の中間アーム部材(511C)の上縁部に着脱自在に係り止められる係止部(521)が形成されている。係止部(521)は、アーム折り畳み阻止部材(52)の一方の縁部から他方の縁部に向かって折り返し状に形成されている。
アーム折り畳み阻止部材(52)を所要方向に回動させて、その係止部(521)を中間アーム部材(511C)の上縁部に係り止めることにより、アーム(51)を2つの中間アーム部材(511B)(511C)どうしの間の箇所で折り畳むことができなくなる。これにより、側部什器ユニット(3)を第2ポジションに保持することができる。
第1ポジション保持用ストッパ(6)は、図8および図9に示すような構造を有している。即ち、このストッパ(6)は、中央什器ユニット(2)の支柱(21)の上部に後方から嵌められて止めネジ(62)で固定される断面U形の取付部(63)と、取付部(63)に連なって後方に伸びる後方突出部(64)と、一端が後方突出部(64)の上縁にヒンジによって連結されたL形のフック部(61)とを備えている。このストッパ(6)にあっては、フック部(61)を第1ポジションに配置された側部什器ユニット(3)の背板(34)上部に引っ掛けることによって、該側部什器ユニット(3)を第1ポジションに保持することができる。
図4〜図9は、上記の商品陳列用什器(1)の組み立て方の一例を工程順に示したものである。
中央什器ユニット(2)は、前述した通りの構成を有するものであって、これと同じ構成の既設のレジ前什器であれば、そのまま利用することも可能である。什器(1)の組立に際しては、図4に示すように、まず、中央什器ユニット(2)のベース板(27)およびベース板受け(26)を取り外しておく。
次に、アタッチメント(4)を用意する。係止部材(43)は、フレーム(41)から外しておく。そして、図5に示すように、下側の水平フレーム部材(412)の係合部(412b)(412c)および後側の垂直フレーム部材(414)を、それぞれ中央什器ユニット(2)の水平脚(23)および支柱(21)に嵌めて止めネジ(44)で固定した後、係止部材(43)の一端部を、同部材(43)の他端部が支柱(21)の下部に後方から係り止められるように、上側の水平フレーム部材(411)の後端壁(411a)にビス(42)で固定する。
アタッチメント(4)の取付が完了したら、図6に示すように、中央什器ユニット(2)に、ベース板(27)およびベース板受け(26)を元通りに取り付けておく。そして、側部什器ユニット(3)を持ち上げながらアタッチメント(4)に近づけ、アタッチメント(4)の垂直軸部(40)を、側部什器ユニット(3)の軸受け部(30)に下から挿入する。
これにより、図7に示すように、中央什器ユニット(2)の側部に、側部什器ユニット(3)が、アタッチメント(4)を介して垂直軸回りに回動自在に連結される。その後、第2ポジション保持用ストッパ(5)の他端側のアーム部材(511D)を、側部什器ユニット(3)の背部の取付基部(331)に、ビス(53)によって固定する。
さらに、図8に示すように、第1ポジション保持用ストッパ(6)の取付部(63)を、中央什器ユニット(2)の支柱(21)上部に後方から嵌めてビス(62)で固定する。これにより、図9に示すように、第1ポジションに配置された側部什器ユニット(3)の背板(34)上部に、ストッパ(6)のフック部(61)を引っ掛けることが可能となる。
こうして、図1に示す什器(1)が得られる。以上の通り、本考案の什器(1)の場合、中央什器ユニット(2)として既設のレジ前什器をそのまま利用することが可能である上、中央什器ユニット(2)の側部への側部什器ユニット(3)の連結も、アタッチメント(4)を使った簡単なものであるので、効率よく組立作業を行うことができる。
図10は、上記什器(1)の使用状態を示すものである。店舗内には、複数のレジ(R)が左右方向に並列状に設けられている。隣り合うレジ(R)どうしの間には、前後方向に伸びるレジ通路(P)が設けられている。そして、本考案による什器(1)が、各レジ(R)の手前に配置されている。より具体的には、各什器(1)は、中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)が前を向くようにレジ(R)の手前に配置されている。
レジ(R)の稼働中には、什器(1)は、図10(a)に示すような形態をとる。即ち、稼働中のレジ(R)へのレジ通路(P)に臨んでいる側部什器ユニット(3)を、これらの陳列面(3a)がレジ通路(P)側を向きかつレジ通路入口(P1)を開放する第1ポジションに配置する。この際、側部什器ユニット(3)を、ストッパ(6)によって、第1ポジションから移動しないように保持する。
上記の場合、レジ(R)の順番待ちの客は、まず、レジ(R)の手前に位置する中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)に目を向けるが、レジ(R)の通路(R1)に入ってきた後も、順番が来る直前まで、第1ポジションに配置された側部什器ユニット(3)の陳列面(3a)に目を向けることになる。よって、レジ(R)前において、客が衝動買いする確率がより高くなる。
一方、レジ(R)を休止する場合、什器(1)は、図10(b)に示すような形態をとる。即ち、休止させるレジ(R)へのレジ通路(P)に臨んでいる側部什器ユニット(3)を、これらの陳列面(3a)が中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)と並ぶように前を向きかつレジ通路入口(P1)のほぼ半分を塞ぐ第2ポジションに配置する。この際、側部什器ユニット(3)を、ストッパ(5)によって、第2ポジションから移動しないように保持する。レジ通路入口(P1)は、隣り合う什器(1)の側部什器ユニット(3)によって、完全に塞がれるようになっている。但し、側部什器ユニット(3)やレジ通路入口(P1)の幅によっては、1つの側部什器ユニット(3)のみでレジ通路入口(P1)を塞ぐようにすることも可能である。
上記の場合、休止すべきレジ(R)への通路入口(P1)が側部什器ユニット(3)で塞がれているので、客は、それによって当該レジ(R)が休止中であることを容易に認識することができる。また、側部什器ユニット(3)の陳列面(3a)が中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)と並ぶように前を向いているので、これらのユニット(2)(3)の陳列面(2a)(3a)が、稼働中のレジ(R)に向かう客の動線に沿うことになる。したがって、従来は利用されていなかった休止中のレジ(R)への通路入口(P1)付近を、有効利用することができ、これまで以上の販売促進効果が得られる。また、什器(1)が、図10(a)の形態から図10(b)の形態、またはその逆に移行することにより、店舗内に視覚的変化がもたらされ、客を飽きさせない、といった効果も期待できる。
上述した実施形態はあくまでも例示にすぎず、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の要旨を逸脱しない範囲内で適宜に変更を加えた上で本考案を実施することも勿論可能である。
本考案による商品陳列用什器の斜視図である。 商品陳列用什器に用いられているアタッチメントの正面図である。 アタッチメントの平面図である。 商品陳列用什器の第1の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の第2の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の第3の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の第4の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の第5の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の第6の組立工程を示す斜視図である。 商品陳列用什器の使用状態を示すものであって、(a)はレジ稼働時の平面図、(b)はレジ休止時の平面図である。
符号の説明
(R):レジ
(P):レジ通路
(P1):レジ通路入口
(1):商品陳列用什器
(2):中央什器ユニット
(2a):陳列面
(3):側部什器ユニット
(3a):陳列面
(30):軸受け部
(4):連結用アタッチメント
(40):垂直軸部
(5):第2ポジション保持用ストッパ
(51):アーム
(511A)(511B)(511C)(511D):アーム部材
(52):アーム折り畳み阻止部材
(521):係止部
(6):第1ポジション保持用ストッパ
(61):フック部
(71):キャスター

Claims (3)

  1. 陳列面(2a)が前を向くようにレジ(R)の手前に配置される中央什器ユニット(2)の左右両側部のうち少なくともいずれか一方に、下端にキャスター(71)を有する側部什器ユニット(3)が、該ユニット(3)の陳列面(3a)がレジ通路(P)側を向きかつレジ通路入口(P1)を開放する第1ポジションと、該ユニット(3)の陳列面(3a)が中央什器ユニット(2)の陳列面(2a)と並ぶように前を向きかつレジ通路入口(P1)を少なくとも部分的に塞ぐ第2ポジションとを選択的にとりうるように、垂直軸回りに回動自在に連結されてなることを特徴とする、商品陳列用什器。
  2. 側部什器ユニット(3)を連結すべき中央什器ユニット(2)の側部の下部分に、連結用アタッチメント(4)が取り付けられ、アタッチメント(4)および側部什器ユニット(3)の一側部の下部分のうちいずれか一方に、側部什器ユニット(3)の回動中心軸となる上方または下方突出状の垂直軸部(40)が設けられ、同他方に、垂直軸部(40)を受ける筒状の軸受け部(30)が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の商品陳列用什器。
  3. アタッチメント(4)と側部什器ユニット(3)の背部の下部分とにまたがるように第2ポジション保持用ストッパ(5)が設けられ、
    該ストッパ(5)は、隣り合うものどうしが垂直軸回りに回動自在に連結された垂直板状の4つのアーム部材(511A)(511B)(511C)(511D)よりなりかつ一端側のアーム部材(511A)がアタッチメント(4)に、他端側のアーム部材(511D)が側部什器ユニット(3)の背部の下部分にそれぞれ固定される折り畳み可能なアーム(51)と、一端部が中間の2つのアーム部材(511B)(511C)のうちいずれか一方のアーム部材(511B)に水平軸回りに回動自在に取り付けられかつ同他方のアーム部材(511C)の上縁部に着脱自在に係り止められる係止部(521)を有するアーム折り畳み阻止部材(52)とを備えており、
    また、側部什器ユニット(3)を連結すべき中央什器ユニット(2)の側部の上部分に、側部什器ユニット(3)の背部の上部分に引っ掛けられるフック部(61)を有する第1ポジション保持用ストッパ(6)が設けられていることを特徴とする、請求項2記載の商品陳列用什器。
JP2004002391U 2004-04-28 2004-04-28 商品陳列用什器 Expired - Lifetime JP3104927U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011067272A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Okamura Corp 商品陳列棚装置及び商品遮蔽装置

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JP2011067272A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Okamura Corp 商品陳列棚装置及び商品遮蔽装置

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