JP3634427B2 - 内視鏡用多層チューブ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内視鏡や内視鏡の附帯品などに用いられる内視鏡用多層チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡に用いられるチューブ類は、一般には単純な一層構造の合成樹脂製のチューブであるが、折れにくく補強する必要がある場合等には、内層チューブと外層チューブとの間に網状管等からなる補強材をサンドイッチ状に挟み込んだ3層以上の多層構造のチューブが用いられている。
【0003】
具体的な構成としては、例えば、内層にはフッ素樹脂チューブ、中間層には網状管または螺旋管、外層にはフッ素ゴムチューブ又はウレタンゴムチューブ等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば図10に示されるように、そのような内視鏡用多層チューブ10を単に必要な長さに切断して被接続体1に接合すると、チューブ10の端部が内層11側から剥がれ易い。図11及び図12に示されるように、切断面が被接続体1に対して全面で密着していないような場合は、特に剥がれ易い。
【0005】
そして、剥がれた部分は各図に示されるようにめくれ上がって、その裏側に汚物が溜まって不衛生になったり、内部に挿通される処置具等が引っ掛かって挿通性が悪くなったり破損してしまう等、さまざまな不都合が発生する。
【0006】
そこで本発明は、端部が内層側から剥がれてめくれ上がるようなことのない、耐久性のある内視鏡用多層チューブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用多層チューブは、3層以上の多層構造に形成された内視鏡用多層チューブにおいて、端部を先細りのテーパ状に形成して、そのテーパ面に当接する円筒状の先端チップを上記テーパ面に溶着したことを特徴とする。
【0011】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。
図1は、本発明を内視鏡の処置具挿通チャンネルに適用した第1の参考例を示しており、多層チューブ10の先端部分と内視鏡の先端部本体1との接続部分を示している。
【0012】
多層チューブ10は3層構造であり、内層11には例えばPTFE又はPFA等のフッ素樹脂製チューブが使用され、中間層12には金属細線を編組した網状管または帯状のステンレス鋼やプラスチック材を均一径で螺旋状に巻いた螺旋管が使用され、外層13にはフッ素ゴムチューブ又はウレタンゴムチューブ等が使用される。
【0013】
中間層12は腰折れ防止などの補強のためのものであり、中間層12を2層以上設けることによって、多層チューブ10を全体として4層以上の多層構造に構成してもよい。
【0014】
外層13は、内層11に被覆された中間層12の表面に存在する凸凹の隙間に入り込むように、中間層12の外周に密着して被覆されている。そして、各層11,12,13は剥離しないように一体成形されている。多層チューブ10の硬さ、耐座屈性及び捩じり伝達性などは、主に中間層12と外層13の組み合わせによって設定される。
【0015】
第1の参考例においては、多層チューブ10の外層13が先端部において切除され、それによって露出する中間層12の露出部分が先側の半分だけさらに切除されて、最先端側では内層11だけが残されている。そして、その内層11の先端部分が外側に折り返されて、その折り返し部分が外層除去部14において中間層12の外面に接着されている。
【0016】
先端部本体1側に穿設された孔の口元は、上述のように形成された多層チューブ10の先端部分の外周の形状に合わせて段付き形状に形成されていて、そこに多層チューブ10の先端部分が差し込まれて接着されている。
【0017】
したがって、多層チューブ10の先端部分は、折り返された内層11だけで滑らかに被覆されているので、剥離してめくれ上がるようなことは起きにくい。なお、切除代の長さは必要に応じて設定すればよい。
【0018】
図2は第2の参考例を示しており、多層チューブ10の各層11,12,13を先端部において順にずらして除去し、各層11,12,13の外面を順に露出させて、内層11と中間層12の各外周面露出部を先端部本体1に接着したものである。
【0019】
このように構成すると、内層11を先端部本体1に直接接着できるので剥離しにくく、また、中間層12を先端部本体1に対して接着できるので、多層チューブ10と先端部本体1との接続強度を強くすることができる。
【0020】
図3は本発明の第1の実施例を示しており、多層チューブ10の先端を先細りのテーパ状に形成して、後面でそのテーパ面に当接して前方に突出する円筒状の先端チップ15を、多層チューブ10のテーパ面に溶着したものである。なお、外層13の端部だけをテーパ状に形成してもよい。
【0021】
このように構成することにより、先端チップ15によって多層チューブ10の先端部分が一体化されるので、剥離が発生しない。先端チップ15には、ウレタン系ゴム又はシリコン系ゴム等を用いることができる。
【0022】
図4は第3の参考例を示しており、多層チューブ10の先端部において中間層12を除去し、外層13と内層11を中間層除去部16において接着したものである。中間層12のない先端部分では、その分だけ外層13を厚く形成してある。
【0023】
このように構成することにより、内層11と外層13とが先端部分で直接しっかりと接合されるので剥離しにくく、また、仮に剥離したとしても、中間層12が露出しない。
【0024】
図5は本発明の第2の実施例を示しており、図4の第3の参考例の構造の多層チューブ10の先側を、図3の第の実施例の構造にしたものである。このように構成することにより、多層チューブ10の先端部分がより剥離しにくくなる。
【0025】
図6ないし図8は、第4の参考例を示しており、本発明を内視鏡用カテーテル20に適用したものである。図6は全体構成、図7は先端部分、図8は多層チューブ10の基端部と手元口金部21との接続部を示している。
【0026】
図6に示されるように、多層チューブ10の基端部分が真っ直ぐに連通接続された手元口金部21には、注液口金22が側部に突設されている。23は、内側に挿通されるスタイレットなどとの間をシールするためのOリング、24は、そのOリング23を押圧するための押さえ口金である。
【0027】
この参考例の多層チューブ10の構成及び材質等は、第1の参考例等の多層チューブ10と同じであり、その先端部分は、図7に示されるように、図4に示される第3の参考例と同様に、多層チューブ10の先端部において中間層12が切除されて、外層13と内層11が中間層除去部16において接着されている。また、中間層12のない先端部分ではその分だけ外層13が厚く形成されていて、その外縁の稜線は面取りされて丸められている。
【0028】
多層チューブ10の基端側は、図8に示されるように、図1に示される第1の参考例と同様に、多層チューブ10の外層13が端部において切除され、それによって露出する中間層12の露出部分が端側の半分だけさらに切除されて、内層11が外側に折り返され、その折り返し部分が外層除去部14において中間層12の外面に接着されている。
【0029】
図9は第5の参考例を示しており、内視鏡用カテーテル20を構成する多層チューブ10の先端部分に、図2に示される第2の参考例と同様の構造を採用したものである。この場合には、順に露出する内層11と中間層12の各外周面露出部に、金属製又はプラスチック製の円筒状の先端チップ18が接着されている。
【0030】
なお、第及び第5の参考例の内視鏡用カテーテル20は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通して使用されるものの場合は、外層13を滑り性の良いフッ素系樹脂で形成するとよい。
【0031】
また、内側に内視鏡を通す挿入案内管として使用されるものの場合には、中間層12として螺旋管に網状管を被覆した構造を用いることにより、使用上必要な操作性を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、3層以上の多層に構成されたチューブの内層が端部で剥離せず、めくれ上がらないので、そこに汚物が溜まって不潔になったり、内部に挿通される処置具等が引っ掛かって挿通性が悪くなったり破損してしまう等の不都合が発生せず、優れた耐久性と衛生性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例の部分断面図である。
【図2】第2の参考例の部分断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の部分断面図である。
【図4】第3の参考例の部分断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の部分断面図である。
【図6】第4の参考例の全体構成を示す断面図である。
【図7】第4の参考例の先端側の部分断面図である。
【図8】第4の参考例の基端側の部分断面図である。
【図9】第5の参考例の部分断面図である。
【図10】従来例の部分断面図である。
【図11】従来例の異なる状態の部分断面図である。
【図12】従来例のさらに異なる状態の部分断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体
10 多層チューブ
11 内層
12 中間層
13 外層
14 外層除去部
15 先端チップ
16 中間層除去部

Claims (1)

  1. 3層以上の多層構造に形成された内視鏡用多層チューブにおいて、端部を先細りのテーパ状に形成して、そのテーパ面に当接する円筒状の先端チップを上記テーパ面に溶着したことを特徴とする内視鏡用多層チューブ。
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