JP3633968B2 - 半自動エアモータ付きトルクレンチ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ねじ締め作業性を高めるために開発した半自動エアモータ付きトルクレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半自動エアモータ付きトルクレンチ構造としては、例えば図1、図2に示す如き構造のもの(実公昭49−38640号)が知られている。
【0003】
このトルクレンチは、エアモータ、つまりエアを動力源として駆動するエアモータを有するナットランナを備えたトルクレンチであって、その概略構造は、ケース1の一端部に設けられた支軸2に軸支されるラチエットソー3と、このラチエットソー3上に取付けられて、このラチエットソー3内に設けられているラチエット4を回転せしめるためのエアモータ5と、前記ケース1の他端部に形成されているハンドル部6に設けられているエア供給口7及び操作弁8と、そのエア供給口7を前記のエアモータ5に連通する接続管9を有しているものである。
【0004】
すなわち、従来の半自動エアモータ付きトルクレンチにあっては、そのトルクレンチのハンドル部6に設けられたエア供給口7にエアホースを接続し、さらにそのハンドル部6に備えられている操作弁8を、ハンドル部の軸方向へ押動操作することにより、前記エア供給口7からの圧力エアをエアモータ5に導入してラチエット4の駆動を行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従ってこのような従来構造のトルクレンチにおいては、そのトルクレンチのハンドル部6にエアホースを接続していることから、そのトルクレンチを操作するときに、エアホースが操作する腕、手首等に引掛って邪魔となって作業性が悪いものであった。
【0006】
また圧力エアの導入、遮断を行なうための操作弁8の操作は、ハンドル部6の軸方向と平行方向、つまりハンドル部6のねじ締め反力受け方向と直交方向に指操作しなければならないことから、その操作弁8の操作性が悪く、その上操作疲労度も多く快適なねじ締め作業ができないという不具合があった。
【0007】
本出願に係る発明の目的は、かかる従来の欠点(不具合)を解消すべくなされたもので、締付作業持におけるエアホースの邪魔を解消して締付作業性を向上し、またトルクレンチハンドルのねじ締め反力受け操作と操作弁操作の両操作を同時にしかも容易とする半自 動エアモータ付きトルクレンチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した本発明の目的を実現する発明は、請求項1に記載のように、尾端部に握持用の柄部が設けられた軸方向に延びるチューブ状のケースの先端部に支軸を介してソケットが連結される駆動軸を有するヘッドを揺動可能に取付け、且つ該ヘッドを該ケース内に設けられているトグルリンク機構に接続したトルクレンチにおける該ヘッドに、前記駆動軸を回転駆動させるエアモータを取り付けた半自動エアモータ付きトルクレンチにおいて、前記エアモータは前記ヘッドから前記柄部の先端に向かって延び、該柄部の先端に向かって延びる該エアモータの先端部には、下部にエアの供給および遮断のための操作弁を、上部にエア供給ホースが接続されるための上方に向けて開口するエア供給口を該エアモータ自体に設け、操作者が前記柄部を握った状態で指が掛けられる位置に設けた引き金を引くことにより前記操作弁を開弁操作するリンク式の操作機構を前記柄部の先端部に設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図3乃至図6において、11はトルクレンチのチューブ状に形成されたケースであって、このケース11の先端部には支軸12が取付けられており、この支軸12には駆動軸13を保持するヘッド14が軸支されている。このヘッド14の尾端部は前記ケース11内に設けられている不図示のトグルリンク機構に接続されているが、このトグルリンク機構は従来周知構造のものを使用することができ、また本発明の要旨ではないので、その詳細構造を省略する。
【0011】
15は図3〜図6に示すようにヘッド14上に取付けられているエアモータで、エアモータ15は図3〜図5に示すようにヘッド3から柄16の先端部に向かって延びており、この延びた先端部にエア供給口25と操作弁24がモータ自体に設けられている。そして、このエアモータ15の駆動力で、前記の駆動軸13が駆動される。16は前記ケース11の尾端部に取付けられている柄であって、この柄16の近傍に、ケース11に取付けられている支軸17によって軸支されている操作機構を構成する引き金18が設けられている。
【0012】
この引き金18の先端19は、ケース11に取付けられている支軸20に支持されている梃子杆21の一端部22の上側面に位置されており、その梃子杆21の他端部23はエアモータの操作弁24の下端に近設されている。つまり操作機構は、引き金18を引けば梃子杆21を介して、図5および図6に示すようにエアモータ自体に設けられたエアモータの操作弁24が動作される構造である。
【0013】
25はエアモータ15に設けられているエア供給口で、図3に示すように、エアモータ15自体にエア供給口25が設けられており、このエア供給口25に不図示のエア供給ホースが接続される。図3から図6に示すように、エアモータ15の上部にエア供給口25を、エアモータ15の下部に操作弁24を設けており、このエア供給口25は図3に示すように上方に向けて開口している。
【0014】
以上が本実施例のトルクレンチ構造であって、次にその作用について述べると、先ずそのトルクレンチのエアモータ15に設けられているエア供給口25に不図示のエア供給ホースを接続する。
【0015】
そこで引き金18を引く(矢方向A)ことによって、梃子杆21が支軸20を支点として梃子動作し、その結果梃子杆21の他端部23で操作弁24が押し上げられ、エアモータ内の弁が開く。これによってエアモータ15が駆動し、駆動軸13が回転されるためその駆動軸13に取付けられているソケット(図示せず)によってねじ締めが行なわれるものである。またその引き金18を引く力を解けば、操作弁24は復元して弁が閉じるために、エアモータには圧力が作用されず、駆動軸13の回転は停止する構造である。
【0016】
このような本実施例のトルクレンチにあっては、エア供給ホースを、エアモータ15に直接設けられているエア供給口25に接続する構造であるから、そのエア供給ホースがトルクレンチの柄16を握る作業者の手に触れたり、作業の邪魔になる等のことがなく、ねじ締め作業が円滑かつ容易となる。またエア供給ホースをエアモータへ直接に接続することで、従来使用されていた接続管を省くことができるので、エア供給口よりエアモータに導入されるまでの間でのエア圧力損失を防ぐことができ、これによってエアモータの安定した駆動が期待できる。
【0017】
また本発明ではエア供給、遮断のための操作弁を引き金18を使用する引き金操作で動作させる構造であるから、トルクレンチの柄16を握りながらのエアモータの駆動操作が容易で、これによってもねじの締付作業性が大幅に向上する。
【0018】
【発明の効果】
このように本発明によれば、操作者が柄を握った状態で操作機構の引き金に指を掛けることができるので、エアモータの操作性が著しく向上し、またエアモータ自体にエア供給口を設け、上方に開口したエア供給口にエア供給ホースを直接接続するようにしていることから、そのエア供給ホースが、トルクレンチの柄を握る操作者の手に触れたり、作業の邪魔になる等のことがなく、ねじの締付け作業が円滑かつ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半自動エアモータ付きトルクレンチを示した構造説明図。
【図2】図1における平断面図。
【図3】本発明実施例の半自動エアモータ付きトルクレンチを示した平面図。
【図4】本発明実施例の半自動エアモータ付きトルクレンチを示した一部切裁側面図。
【図5】本発明実施例の半自動エアモータ付きトルクレンチを示した一部切裁底面図。
【図6】本発明実施例の半自動エアモータ付きトルクレンチを示した後面図。
【符号の説明】
11…チューブのケース 12…支軸
13…駆動軸 14…ヘッド
15…エアモータ 16…柄
17…支軸 18…引き金
19…引き金先端 20…支軸
21…梃子杆 22…一端部
23…他端部 24…操作弁
25…エア供給口
Claims (1)
- 尾端部に握持用の柄部が設けられた軸方向に延びるチューブ状のケースの先端部に支軸を介してソケットが連結される駆動軸を有するヘッドを揺動可能に取付け、且つ該ヘッドを該ケース内に設けられているトグルリンク機構に接続したトルクレンチにおける該ヘッドに、前記駆動軸を回転駆動させるエアモータを取り付けた半自動エアモータ付きトルクレンチにおいて、
前記エアモータは前記ヘッドから前記柄部の先端に向かって延び、該柄部の先端に向かって延びる該エアモータの先端部には、下部にエアの供給および遮断のための操作弁を、上部にエア供給ホースが接続されるための上方に向けて開口するエア供給口を該エアモータ自体に設け、操作者が前記柄部を握った状態で指が掛けられる位置に設けた引き金を引くことにより前記操作弁を開弁操作するリンク式の操作機構を前記柄部の先端部に設けたことを特徴とする半自動エアモータ付きトルクレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24754894A JP3633968B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半自動エアモータ付きトルクレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24754894A JP3633968B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半自動エアモータ付きトルクレンチ |
Publications (2)
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JPH08112775A JPH08112775A (ja) | 1996-05-07 |
JP3633968B2 true JP3633968B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=17165139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24754894A Expired - Lifetime JP3633968B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 半自動エアモータ付きトルクレンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3633968B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015147255A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-20 | 株式会社東日製作所 | トルクレンチ |
Families Citing this family (2)
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JP2000135684A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-16 | Honda Motor Co Ltd | 締付具用アタッチメント |
JP3983027B2 (ja) * | 2001-10-29 | 2007-09-26 | 株式会社空研 | トルクレンチ |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP24754894A patent/JP3633968B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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