JPH11221781A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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Publication number
JPH11221781A
JPH11221781A JP2764898A JP2764898A JPH11221781A JP H11221781 A JPH11221781 A JP H11221781A JP 2764898 A JP2764898 A JP 2764898A JP 2764898 A JP2764898 A JP 2764898A JP H11221781 A JPH11221781 A JP H11221781A
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JP
Japan
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grip
power tool
soft material
hand
grip portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2764898A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakajima
義之 中島
Masashi Nomura
昌史 野村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP2764898A priority Critical patent/JPH11221781A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動工具の作業方向によらず、常に快適にグ
リップの把持ができる。 【解決手段】 筒状の胴体部1とこの胴体部1の軸方向
の略中間部より延出したグリップ部2とを備えた電動工
具3である。グリップ部2の前面部にグリップ部2を手
5で掴んだ状態で指6が当たる軟質材よりなる前当て部
4を設ける。グリップ部2の後面部にグリップ部2を手
5で掴んだ状態で掌7が当たる軟質材よりなる後当て部
8を設ける。グリップ部2の後面部上端部と胴体部1の
グリップ部2より後方の下面部とにわたってグリップ部
2を手5で掴んだ状態で親指6aと人指し指6bとの付
け根部分9が当たる軟質材よりなる上当て部10を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、筒状の胴体部とこの胴体部の
軸方向の略中間部より延出したグリップ部とを備えた電
動工具が知られている。この電動工具はグリップ部を手
で掴んで作業を行うようになっている。ところで、電動
工具の主体の外殻は内部にモータ、減速機構等を組み込
み、外力に対して機械的強度を発現させるため硬質材で
形成してある。ところが、硬質材で外殻が形成してある
ので、グリップ部を手で掴んで作業を行う場合、硬質材
で形成した部位を手で掴むために、重量の重い電動工具
の荷重が手の一部に硬質部分を介して強く作用し、また
グリップ部の周方向に対して手が滑りやすく、これらの
理由により快適な把持ができないという問題がある。
【0003】また、グリップ部の前面部の一部のみを軟
質材とするものもあるが、これは単にグリップ部を手で
掴んだ際の指の当たりをソフトにするだけのものでしか
なく、電動工具の種々の使用形態、つまり、電動工具を
どの方向に向けて使用しても常に快適な把持ができるよ
うにしたものではない。更に、電動工具は通常片手でグ
リップ部を把持して使用する片手使いで作業するのであ
るが、片手でグリップ部を把持し、他の片手で電動工具
の後端部を掴んで使用するいわゆる両手使いで作業する
場合もある。この両手使いの場合、電動工具の後端部が
硬質材であるため、掴み感が悪いという問題がある。
【0004】また、電動工具は通常起立姿勢で設置して
おくのであるが、作業者によっては横倒し状態で設置す
る場合があり、このように横向きに倒した状態で設置す
る場合、幅広の胴体部の側部とグリップ部の下端部に設
けた幅広の載置片部の側部とが設置面に当たった状態で
設置されるが、胴体部の側部、載置片部の側部はいずれ
も硬質材により形成してあるため、硬質部分で設置面を
擦ったりして設置面を傷付けるという問題がある。
【0005】また、電動工具は通常起立姿勢で設置した
場合、横向きに倒れたり、あるいは後向きに倒れたりし
て硬質の胴体部の側部、硬質の胴体部の後端部が強く設
置面に衝突して、設置面を傷付けるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、電動工具の作
業方向によらず、常に快適にグリップの把持ができ、ま
た、電動工具の両手使いをする際にも快適な作業がで
き、また、電動工具が後方向に倒れたり、横向きに倒れ
たりしても設置面が傷付くのを防止し、また、電動工具
を横向き姿勢で設置しても設置面が傷付くことがなく、
更に、グリップ部を手で掴んだ際に指を確実にかけるこ
とができて、確実にグリップ部を把持できる電動工具を
提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を解決
するために本発明の電動工具は、筒状の胴体部1とこの
胴体部1の軸方向の略中間部より延出したグリップ部2
とを備えた電動工具3において、グリップ部2の前面部
にグリップ部2を手5で掴んだ状態で指6が当たる軟質
材よりなる前当て部4を設け、グリップ部2の後面部に
グリップ部2を手5で掴んだ状態で掌7が当たる軟質材
よりなる後当て部8を設け、グリップ部2の後面部上端
部と胴体部1のグリップ部2より後方の下面部とにわた
ってグリップ部2を手5で掴んだ状態で親指6aと人指
し指6bとの付け根部分9が当たる軟質材よりなる上当
て部10を設けて成ることを特徴とするものである。し
かして、グリップ部2を手で掴んで電動工具3を下向き
にした場合には、重量物である電動工具3の荷重がグリ
ップ部2の前面部を介して指6に強くかかるが、グリッ
プ部2の前面部に設けた軟質材よりなる前当て部4が指
6に強く当たってソフトな把持感が得られるものであ
り、また、グリップ部2を手で掴んで電動工具3を上向
きにした場合には、重量物である電動工具3の荷重がグ
リップ部2の前面部を介して掌7に強くかかるが、グリ
ップ部2の後面部に設けた軟質材よりなる後当て部8が
掌7に強く当たってソフトな把持感が得られるものであ
り、また、グリップ部2を手で掴んで電動工具3を横向
きにした場合には、重量物である電動工具3の荷重がグ
リップ部2の後面部上端部と胴体部1のグリップ部2よ
り後方の下面部とのなすコーナ部分がグリップ部2を掴
んだ手3の親指6aと人指し指6bとの付け根部分9に
強くかかるが、グリップ部2の後面部上端部と胴体部1
のグリップ部2より後方の下面部とにわたって設けた軟
質材よりなる上当て部10が親指6aと人指し指6bと
の付け根部分9に強く当たって、ソフトな把持感が得ら
れるものであり、このように電動工具3の作業方向によ
らず、常に快適な把持ができることになる。
【0008】また、胴体部1の後面部に軟質材よりなる
後端当て部11を設けることが好ましい。このような構
成とすることで、片手でグリップ部2を把持し、他の片
手で胴体部1の後面部を把持するいわゆる両手使い作業
の際、胴体部1の後面部をソフトな感じで把持できるも
のである。また、電動工具3を起立姿勢で設置している
時に、電動工具3が後向きに倒れた場合、胴体部1の後
面に設けた軟質材よりなる後端当て部11が設置面15
に衝突することになって、設置面15を傷付けることが
ないものであり、また、電動工具3の破損も防止できる
ことになる。
【0009】また、グリップ部2の横幅を胴体部1の横
幅よりも幅狭とし、このグリップ部2の下端部にグリッ
プ部2よりも横幅の広い載置片部12を設け、載置片部
12の側面と胴体部1の側面とに外側方に向けて突出す
る軟質材よりなる側当て部13、14を設けることが好
ましい。このような構成とすることで、電動工具3を横
向き姿勢で設置面15に設置した場合に、載置片部12
の側面と胴体部1の側面とに外側方に向けて突出する軟
質材よりなる側当て部13、14が設置面15に当たる
ことになり、設置面15を傷付けることがないものであ
る。また、電動工具3を起立姿勢で設置している時に、
電動工具3が横向きに倒れた場合、胴体部1の側面に設
けた軟質材よりなる側当て部14が設置面15に衝突す
ることになって、設置面15が傷付けることがないもの
であり、また、電動工具3の破損も防止できることにな
る。
【0010】また、前当て部4の両側端部及び後当て部
8の両側端部をグリップ部2の前当て部4の両側端部と
後当て部8の両側端部との間の部位の外面端部よりも外
側方に向けて突出させることが好ましい。このような構
成とすることで、グリップ部2を手で把持した際に前当
て部4の両側端部と後当て部8の両端部との間の凹み部
分が指かかり部分となって、グリップ部2を確実に把持
することができることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。図1、図3乃至図6には本
発明の電動工具3の各実施形態が示してある。添付図面
に示す実施形態では電動工具3として電池ブロック16
を着脱自在に取付けるものの例が示してある。電動工具
3は筒状の胴体部1の軸方向の略中間部から胴体部1よ
りも横幅が幅狭のグリップ部2を延出して主体を構成し
てある。グリップ部2の下端部(グリップ部2の延出部
の先端部)にはグリップ部2よりも幅広の載置片部12
が設けてあり、載置片部12の下面側に電池ブロック1
6の上面部が着脱自在に取付け可能となっている。
【0012】電動工具3の胴体部1内には図2に示すよ
うに、モータ17、クラッチ機構部を備えた減速ユニッ
ト18を内装してあって、モータ17の回転を減速ユニ
ット18を介して回転軸19に伝達して回転軸19を回
転するようになっており、更に、胴体部1の先端部には
回転軸19の先端部に設けたチャック部20備えたチャ
ック操作部21が回転自在に設けてある。チャック部2
0にはドライバーやドリルビット等の治具アタッチメン
トが着脱自在に取付けられる。また、グリップ部2内に
はスイッチ本体22が内装してある。
【0013】グリップ部2の前面部の上端部には前方に
向けてスイッチハンドル23が突出して設けてあって、
スイッチハンドル23を後方に押圧操作することで、グ
リップ部2内に内装したスイッチ本体22に設けたスイ
ッチ部をオン、オフするようになっている。また、胴体
部1の先端部に環状をしたクラッチハンドル24が回転
自在に設けてあり、クラッチハンドル24を回転操作す
ることで、胴体部1内に内装した減速ユニット18内に
装備したクラッチ機構部を切り換えて、回転軸19の回
転状態を切り換えることができるようにしてある。ま
た、胴体部1の軸方向の略中間部のグリップ部2の突出
基部に回転方向切り換え釦25が胴体部1の軸方向と直
交する方向に移動自在となるように設けてあり、回転方
向切り換え釦25を押して操作することで、スイッチ本
体22のスイッチ部を切り換えてモータ17の回転方向
を切り換え、回転軸19の回転方向を切り換えるように
してある。また、胴体部1の軸方向の略中間部の上面部
に変速レバー26が前後方向に移動操作自在に設けてあ
り、変速レバー26を操作することで、レバー27を介
して胴体部1内に内装した減速機構ユニット18の減速
比を切り換えることがでるようにしてある。また、電池
ブロック16の両面部には電池ブロック着脱釦28が設
けてあり、グリップ部2の下端部の載置片部12の下面
部に電池ブロック16の上面部を着脱自在に取付けるに
あたり、電池ブロック16に設けた係止手段(図示せ
ず)を電池ブロック着脱釦28により操作して、載置片
部12の下面部に設けた被係止部(図示せず)に着脱自
在に係止するようになっている。
【0014】ここで、本発明においては、電動工具3の
外殻となるケーシング30は硬質材で形成した硬質もの
で、この硬質のケーシング30の一部に硬質のケーシン
グ30よりも軟質の軟質材で形成した緩衝部31が設け
てある。実施形態においては、ケーシング30が硬質合
成樹脂で形成してあり、緩衝部31はケーシング30を
形成する硬質合成樹脂よりも軟質の合成樹脂により形成
してあり、硬質の合成樹脂と軟質の合成樹脂との2色成
形によりケーシング30に緩衝部31を一体に形成して
ある。
【0015】軟質材よりなる緩衝部31としては前当て
部4、後当て部8、上当て部10、後端当て部11、側
当て部13、14がある。以下、緩衝部31を構成する
前当て部4、後当て部8、上当て部10、後端当て部1
1、側当て部13、14につき詳述する。図1、図3乃
至図5においては軟質材よりなる緩衝部31を硬質のケ
ーシング30と図面上区別できるように緩衝部31に便
宜上クロスハッチングを施して図示している。
【0016】図1、図3乃至図5に示すように、グリッ
プ部2の前面部にはグリップ部2を手5で掴んだ状態で
指6が当たる軟質材よりなる前当て部4が設けてある。
また、グリップ部2の後面部にはグリップ部2を手5で
掴んだ状態で掌7が当たる軟質材よりなる後当て部8を
設けてある。また、グリップ部2の後面部上端部と胴体
部1のグリップ部2より後方の下面部とにわたってグリ
ップ部2を手5で掴んだ状態で親指6aと人指し指6b
との付け根部分9が当たる軟質材よりなる上当て部10
が設けてある。
【0017】しかして、電動工具3の使用に当たって
は、図6に示すように、グリップ部2を手で掴んで電動
工具3を下向きにして使用する場合、図7に示すよう
に、グリップ部2を手で掴んで電動工具3を上向きにし
て使用する場合、図8に示すように、グリップ部2を手
で掴んで電動工具3を横向きにして使用する場合があ
る。そして、図6に示すように、グリップ部2を手で掴
んで電動工具3を下向きにした場合には、重量物である
電動工具3の荷重がグリップ部2の前面部を介して指6
に強くかかるので、指6により図6の矢印に示す方向に
おいて電動工具3の荷重を支持することになる。ところ
が、本発明においては、グリップ部2を手で掴んで電動
工具3を下向きにした時、グリップ部2の前面部に設け
た軟質材よりなる前当て部4が指6に強く当たってソフ
トな把持感が得られることになる。また、図7に示すよ
うに、グリップ部2を手で掴んで電動工具3を上向きに
した場合には、重量物である電動工具3の荷重がグリッ
プ部2の前面部を介して掌7に強くかかるので、掌7に
より図7の矢印に示す方向において電動工具3の荷重を
支持することになる。ところが、本発明においては、グ
リップ部2を手で掴んで電動工具3を上向きにした時、
グリップ部2の後面部に設けた軟質材よりなる後当て部
8が掌7に強く当たってソフトな把持感が得られること
になる。また、図8に示すように、グリップ部2を手で
掴んで電動工具3を横向きにした場合には、重量物であ
る電動工具3の荷重がグリップ部2の後面部上端部と胴
体部1のグリップ部2より後方の下面部とのなすコーナ
部分を介してグリップ部2を掴んだ手3の親指6aと人
指し指6bとの付け根部分9に強くかかるので、親指6
aと人指し指6bとの付け根部分9により図8の矢印に
示す方向において電動工具3の荷重を支持することにな
る。ところが、本発明においては、グリップ部2を手で
掴んで電動工具3を横向きにした時、グリップ部2の後
面部上端部と胴体部1のグリップ部2より後方の下面部
とにわたって軟質材よりなる上当て部10が親指6aと
人指し指6bとの付け根部分9に強く当たってソフトな
把持感が得られることになる。このように、電動工具3
の作業方向が下向き、上向き、横向きというように種々
変わっても、電動工具3の作業方向によらず、常に快適
に把持して作業ができることになる。
【0018】ここで、前当て部4、後当て部8、上当て
部10は、図4、図5のようにグリップ部2の両側面部
や胴体部1の両側面部に至らない幅の狭いものであって
もよく、また、図1、図3のようにグリップ部2の両側
面部や胴体部1の両側面部に到るような幅の広いもので
あってもよい。また、後当て部8と上当て部10とは図
3、図5のように非連続となっていてもよく、また、図
1、図4のように連続していてもよいものである。
【0019】また、図10に示すように、前当て部4の
両側端部及び後当て部8の両側端部をグリップ部2の前
当て部4の両側端部と後当て部8の両側端部との間の部
位(つまりケーシング30のグリップ部2部分)の外面
端部よりも外側方に向けて少し突出させてあって、前当
て部4の両側端部及び後当て部8の両側端部間に凹み部
40を設けると、グリップ部2を手で把持した場合に、
凹み部40が指かかり部分となり、グリップ部2を滑る
ことなく確実に把持でき、特に周方向にグリップ部2が
回転するのを防止することができるものである。
【0020】また、図1、図3に示す実施形態において
は、胴体部1の後面部には軟質材よりなる後端当て部1
1が設けてある。このように胴体部1の後面部に軟質材
よりなる後端当て部11を設けることで、図11のよう
に電池ブロック16を取付けた状態で電池ブロック16
を設置面15に設置したり、あるいは、図12のように
電池ブロック16を外して載置片部12を設置面15に
設置したりした状態で、電動工具3が図11や図12の
矢印に示すように後方に倒れた場合に胴体部1の後端面
が設置面15に衝突するが、この場合、上記のように、
胴体部1の後面部には軟質材よりなる後端当て部11を
設けることで、軟質材よりなる後端当て部11が設置面
15に衝突することになり、この結果、設置面15の傷
付きを防止すると共に、電動工具3の破損も防止するこ
とができるものである。
【0021】また、電動工具3を使用するに当たって、
図9に示すように、片手でグリップ部2を把持し、他の
片手で胴体部1の後面部を把持して支持するいわゆる両
手使い作業を行うことがあるが、この場合、胴体部1の
後面部の軟質の後端当て部11を把持することになっ
て、胴体部1の後面部をソフトな感じで把持できるもの
である。
【0022】ここで、後端当て部11は図1のように、
胴体部1の後端面の全面にわたって設けてもよく、ま
た、図3のように胴体部1の後端面の一部にのみ設けて
もよいものであり、また、上当て部8と後端当て部11
とを連続させてもよく、上当て部8と後端当て部11と
を非連続としてもよい。更に、図1のように胴体部1の
後端面のみでなく後部の外周部にも後端当て部11を設
けてもよいものであり、この場合には、片手で胴体部1
の後端部を把持する際によりソフトな感覚で良好に把持
することができるものである。
【0023】ところで、図1、図2乃至図5に示すよう
に、グリップ部2の横幅を胴体部1の横幅よりも幅狭と
し、このグリップ部2の下端部に設けた載置片部12の
横幅をグリップ部2よりも広幅とし、載置片部12の側
面と胴体部1の側面とに外側方に向けて突出する軟質材
よりなる側当て部13、14を設けてある。しかして、
図13のように電池ブロック16を取付けた状態で電池
ブロック16を設置面15に設置したり、あるいは、図
14のように電池ブロック16を外して載置片部12を
設置面15に設置したりした状態で、電動工具3が図1
3や図14の矢印に示すように側方に倒れた場合に、胴
体部1の側面部や載置片部12の側面部が設置面15に
衝突するが、この場合、上記のように、胴体部1の側面
部と載置片部12の側面部とに軟質材よりなる側当て部
13、14を設けることで、軟質材よりなる側当て部1
3、14が設置面15に衝突することになり、この結
果、設置面15の傷付きを防止すると共に、電動工具3
の破損も防止できることになる。また、電動工具3を横
向き姿勢で設置面15に設置した場合には、載置片部1
2の側面と胴体部1の側面とに外側方に向けて突出する
軟質材よりなる側当て部13、14が設置面15に当た
ることになり、設置面15を傷付けることがないもので
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、筒状の胴体部とこの胴体部の軸方向
の略中間部より延出したグリップ部とを備えた電動工具
において、グリップ部の前面部にグリップ部を手で掴ん
だ状態で指が当たる軟質材よりなる前当て部を設け、グ
リップ部の後面部にグリップ部を手で掴んだ状態で掌が
当たる軟質材よりなる後当て部を設け、グリップ部の後
面部上端部と胴体部のグリップ部より後方の下面部とに
わたってグリップ部を手で掴んだ状態で親指と人指し指
との付け根部分が当たる軟質材よりなる上当て部を設け
てあるので、軟質材よりなる前当て部、後当て部、上当
て部の存在によって、グリップ部を手で掴んで電動工具
を上向きにして使用する場合、下向きにして使用する場
合、横向きにして使用する場合のいずれの場合であって
も、常に快適な把持ができるものであって、使用性が向
上するものである。
【0025】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、胴体部の後面部
に軟質材よりなる後端当て部を設けてあるので、電動工
具を起立姿勢で設置している時に、電動工具が後向きに
倒れた場合、胴体部の後面に設けた軟質材よりなる後端
当て部が設置面に衝突して、設置面が傷付けることがな
く、また、電動工具の破損も防止できるものであり、更
に、一方の片手でグリップ部を把持し、他方の片手で胴
体部の後端を把持するいわゆる両手使いの場合に、胴体
部の後端をソフトな感じで把持できるものである。
【0026】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、グリップ部の横
幅を胴体部の横幅よりも幅狭とし、このグリップ部の下
端部にグリップ部よりも横幅の広い載置片部を設け、載
置片部の側面と胴体部の側面とに外側方に向けて突出す
る軟質材よりなる側当て部を設けてあるので、電動工具
を横向き姿勢で設置面に設置した場合に、載置片部の側
面と胴体部の側面とに外側方に向けて突出する軟質材よ
りなる側当て部が設置面に当たることになり、設置面を
傷付けることがないものであり、また、電動工具を起立
姿勢で設置している時に、電動工具が横向きに倒れた場
合、胴体部の側面に設けた軟質材よりなる側当て部が設
置面に衝突することになって、設置面を傷付けることが
ないものであり、また、電動工具の破損も防止できるこ
とになる。
【0027】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、前当て部の両側
端部及び後当て部の両側端部をグリップ部の前当て部の
両側端部と後当て部の両側端部との間の部位の外面端部
よりも外側方に向けて突出させてあるので、グリップ部
を手で把持した際に前当て部の両側端部と後当て部の両
端部との間の凹み部分が指かかり部分となって、グリッ
プ部を確実に把持することができ、特にグリップ部が手
の中で周方向に回転するのが防止できて、確実な作業が
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動工具を示し、(a)は側面図であ
り、(b)は平面図であり、(c)は正面図であり、
(d)は背面図である。
【図2】同上の一部破断した側面図である。
【図3】同上の電動工具の他の実施形態を示し、(a)
は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面
図であり、(d)は背面図である。
【図4】同上の電動工具の更に他の実施形態を示し、
(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)
は正面図であり、(d)は背面図である。
【図5】同上の電動工具の更に他の実施形態を示し、
(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)
は正面図であり、(d)は背面図である。
【図6】同上の電動工具を把持して下向きにした場合の
説明図である。
【図7】同上の電動工具を把持して上向きにした場合の
説明図である。
【図8】同上の電動工具を把持して横向きにした場合の
説明図である。
【図9】同上の電動工具を両手で把持して使用する場合
の説明図である。
【図10】図1(a)のXーX線の断面図である。
【図11】同上の電池ボックスを取付けて起立して設置
した状態で後向きに倒れた場合の説明図である。
【図12】同上の電池ボックスを取外して起立して設置
した状態で後向きに倒れた場合の説明図である。
【図13】同上の電池ボックスを取付けて起立して設置
した状態で横向きに倒れた場合の説明図である。
【図14】同上の電池ボックスを取外して起立して設置
した状態で横向きに倒れた場合の説明図である。
【符号の説明】
1 胴体部 2 グリップ部 3 電動工具 4 前当て部 5 手 6 指 6a 親指 6b 人指し指 7 掌 8 後当て部 9 付け根部分 10 上当て部 11 後端当て部 12 載置片部 13 側当て部 14 側当て部 15 設置面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の胴体部とこの胴体部の軸方向の略
    中間部より延出したグリップ部とを備えた電動工具にお
    いて、グリップ部の前面部にグリップ部を手で掴んだ状
    態で指が当たる軟質材よりなる前当て部を設け、グリッ
    プ部の後面部にグリップ部を手で掴んだ状態で掌が当た
    る軟質材よりなる後当て部を設け、グリップ部の後面部
    上端部と胴体部のグリップ部より後方の下面部とにわた
    ってグリップ部を手で掴んだ状態で親指と人指し指との
    付け根部分が当たる軟質材よりなる上当て部を設けて成
    ることを特徴とする電動工具。
  2. 【請求項2】 胴体部の後面部に軟質材よりなる後端当
    て部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の電動
    工具。
  3. 【請求項3】 グリップ部の横幅を胴体部の横幅よりも
    幅狭とし、このグリップ部の下端部にグリップ部よりも
    横幅の広い載置片部を設け、載置片部の側面と胴体部の
    側面とに外側方に向けて突出する軟質材よりなる側当て
    部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の電動工
    具。
  4. 【請求項4】 前当て部の両側端部及び後当て部の両側
    端部をグリップ部の前当て部の両側端部と後当て部の両
    側端部との間の部位の外面端部よりも外側方に向けて突
    出させて成ることを特徴とする請求項1記載の電動工
    具。
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