JP3632599B2 - 時計 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、ゼンマイが開放する時の機械エネルギーを駆動源として動作する機械時計に関する。また、ゼンマイの機械エネルギの一部を電気エネルギーに変換し、この電気エネルギにより回転制御手段を作動させて回転周期を制御する電子制御式機械時計に関する。
【0002】
【背景技術】
図16に示すように、ゼンマイをエネルギー源として輪列を駆動するとともに、輪列からの回転を受けて回転する発電機に電力を生じさせ、この電力により駆動される電子回路によって発電機の回転周期を制御することで、輪列に制動をかけて調速するようにした電子制御式機械時計が知られている。
【0003】
この電子制御式機械時計において、ゼンマイ1aが収容される香箱車1の回転は、分針(図示略)が取り付けられる二番車6に伝達された後、順次三番車7、四番車8、五番車11、六番車12に伝達されて最終的に発電機のロータ13に伝達される。そして、秒針(図示略)の付く秒カナ車90は、三番車7とのみ噛み合っており、香箱車1からロータ13までのトルク伝達経路中からは外れた構成になっている。なお、三番車7と秒カナ車90とのバックラッシによる秒針のフラツキを抑えるために、適宜な構造の秒規正バネを設けることもある。
【0004】
このような電子制御式機械時計では、ロータ13が安定して調速され、各番車6,7,8,11,12や秒カナ車90が理想的な形状に設けられている場合には、秒カナ車90すなわち秒針が1rpmの定速で正確に運針する。
【0005】
【発明の開示】
しかし、各番車6,7,8,11,12や秒カナ車90にはバラツキがあり、特にピッチ円寸法の小さい秒カナ車90がその回転軸に対して偏心していると、秒カナ車90の回転速度が1rpmとはならず、秒針の指示ズレが生じる。
【0006】
これに対し、秒カナ車90のピッチ円寸法を大きくすることも考えられるが、このような場合には、二番車6から四番車8までの増速比(一般的には増速比60)を維持する必要から、秒カナ車90の歯形モジュールを大きくし、これに伴って三番車7を大きくするか、または、二番車6と三番カナとの増速比を大きくしなければならず、噛み合い効率を低下させてしまう。
【0007】
なお、図15には、従来の電子制御式機械時計での指針のズレをズレ角度として測定したグラフが示されている。この時計では、三番車7が1周する間に秒カナ車90が9周するように大きな増速比が設定されているため、秒カナ車90のピッチ円寸法が小さくなって秒カナ車90に生じる偏心による影響度が大きくなり、秒カナ車90が9周する間に、秒針における円周方向での正規位置に対しての角度が−1.2°〜+4°内で大きくズレることが確認されている。
【0008】
ところで、電子制御式機械時計では、ゼンマイの機械エネルギーを駆動源にしているので、ゼンマイの幅(時計の厚さ方向の幅)が大きいほど、時計の持続時間が延びて好都合である。
【0009】
しかし、ゼンマイの幅を大きくすると、これに伴って時計の厚みが増すため、薄型化を阻害するという問題がある。
このような問題は、電子制御式機械時計に限らず、ゼンマイで輪列を駆動する旧来の機械時計でも同様に生じる。
【0010】
本発明の目的は、秒針の指示ズレをより小さく抑えることができ、かつ時計全体を厚くせずに持続時間を延ばすことができる時計を提供することにある。
【0011】
本発明は、ゼンマイをエネルギー源として輪列を駆動するとともに、前記輪列の回転を調速する調速装置を備えた時計において、
前記輪列を構成する番車のうちの秒針が取り付けられる四番車は、前記ゼンマイのトルクを前記調速装置に伝達するように配置されているとともに、同一回転軸に設けられたカナと歯車とを備え、かつ前記ゼンマイと平面的に重ならない位置に配置されており、前記四番車と噛み合う前記調速装置寄りの番車は歯車だけを有するアイドル車であり、前記アイドル車と噛み合う前記調速装置寄りの番車はカナおよび歯車を有しており、前記アイドル車の回転軸と平面的に重なっていることを特徴とする。このような本発明においては、秒針が付く番車にカナと歯車とを設けるため、ゼンマイ寄りの番車と前記カナとを噛み合わせるとともに、前記歯車を次の(調速装置寄りの)番車と噛み合わせることにより、ゼンマイ側からの増速比を変更せずに、秒針が付く番車の回転中心から次の番車との噛合部分までの径寸法を大きできる。従って、秒針が付く番車に偏心が生じていても、回転中心側ではその偏心の影響が小さくなり、指示ズレが小さく抑えられる。また、秒針が取り付けられる番車をゼンマイと重ならないように配置するので、その分だけゼンマイの幅を大きくでき、時計全体を厚くしなくとも、ゼンマイの保有トルクが大きくなって時計の持続時間が延びる。この際、前記四番車と噛み合う前記調速装置寄りの番車は増速も減速もしないアイドル車であってもよく、このような場合には、カナと歯車とでなる番車にするのに比し、番車の厚みが小さくなる。以上により、前記目的が達成される。
【0012】
この際、前記調速装置は、前記輪列からの回転力を受けた発電機により生じた電力により駆動される電子回路によって前記発電機の回転周期を制御することにより、輪列の回転を調速するように構成されていてもよい。
調速装置としては、機械式時計のように脱進機から構成してもよいが、本発明のように電子制御式にすることにより、輪列の調速をより正確に行える。
【0013】
さらに、前記秒針が取り付けられる番車と前記ゼンマイが収容される香箱車の歯車とが平面的に重なっていることが望ましい。
【0014】
このような構成では、香箱車の歯車(香箱歯車)の外径を大きく設定可能であるから、これと噛み合う輪列側の番車との間での増速比がより大きくなる。このため、輪列の定速回転時におけるゼンマイの解け方がより遅くなり、時計の持続時間がさらに延びる。
【0015】
また、本発明は、ゼンマイをエネルギー源として輪列を駆動するとともに、前記輪列からの回転力を受けた発電機により生じた電力により駆動される電子回路によって前記発電機の回転周期を制御することで、輪列の回転を調速するようにした時計において、前記輪列を構成する番車のうちの秒針が取り付けられる番車は、前記ゼンマイのトルクを前記発電機に伝達するように配置されているとともに、同一回転軸に設けられたカナと歯車とを備え、かつ前記輪列は、前記発電機のコイルと平面的に重ならない位置に配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
このような本発明では、秒針が付く番車にカナと歯車とを設けるので、前述と同様に指示ズレが小さく抑えられる。
【0017】
また、輪列をコイルと重ならないように配置するため、その分だけコイルの径寸法が大きくなるように巻数を稼げるようになり、コイルの軸方向の長さ、すなわち磁路長が短くなる。従って、コイルに磁界を生じさせた際の渦電流損やヒステリシス損等の鉄損が減少するので、時計が少ないゼンマイエネルギーで動作し、時計の持続時間が延びる。
よって、以上においても、前記目的が達成される。
【0018】
また、以上の各時計において、前記秒針が取り付けられる番車の歯車のピッチ円直径は1.5mm以上であることが好ましい。
これは、番車の歯車のピッチ円直径を1.5mmよりも小さくすると、偏心による影響を十分に小さくすることができず、指針ズレに対する効果がさほど期待できないからである。
【0019】
また、前記ゼンマイが収容される香箱車は、地板に対して片持ち状態に支持されていることが好ましい。
このような場合には、香箱車(香箱真)を地板のみで支持するから、輪列受の香箱車に対応した部分を省くなどして香箱車との干渉を避けるようにすれば、その輪列受をより地板側に近づけて配置することが可能となり、時計の薄型化が図れる。一方、輪列受を地板側に近づける代わりに、ゼンマイの幅を大きくすれば、時計の持続時間がより延びるようになる。
【0020】
さらに、前記秒針が取り付けられる番車と噛み合う前記ゼンマイトルクの伝達系路での前記調速装置寄りの番車は、一端側が輪列受に軸支され、他端側が地板と輪列受との間に設けられた二番受で軸支されてもよい。
このような場合には、前記調速装置寄りの番車の軸を地板と輪列受とに軸支する必要がないから、その番車が例えば分針車(二番車)の歯車に干渉せずに配置されるようになる。従って、秒針が取り付けられる番車の歯車を必要以上に大きくしなくとも、その歯車と次の番車とを噛み合わせてゼンマイのトルクをロータに確実に伝達可能である。
【0021】
そして、前記発電機のロータに噛み合う番車のさらに前記ゼンマイトルクの伝達系路での前記ゼンマイ寄りの番車は、一端側が地板と輪列受との間に設けられた二番受で軸支され、他端側が地板に軸支されてもよい。
このような場合には、前記ゼンマイ寄りの番車を地板と輪列受とに軸支する必要がないから、この番車の回転軸と干渉することなく輪列を集約でき、時計の小径化が図れる。
【0022】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る時計としての電子制御式機械時計の概略を示す平面図、図2〜図4は、その要部の断面図である。なお、図16で説明した部品には同一符号を付した。
【0023】
図1〜図4において、電子制御式機械時計は、ゼンマイ1a、香箱歯車1b、香箱真1cおよび香箱蓋1dからなる香箱車1を備えている。ゼンマイ1aは、外端が香箱歯車1b、内端が香箱真1cに固定されている。香箱真1cは、筒状とされて支持部材2に挿通されることにより、この支持部材2を介して地板3に片持ち状態に支持され、支持部材2に螺合される角穴ネジ5で図中の上方に抜けないように押さえ込まれていると同時に、断面方向にがた(足掻き)を持たせている。このような支持部材2は、地板3側にフランジ部2aを有し、このフランジ部2aの図中下側の周縁をカシメることによって地板3に固定され、より倒れ込みにくくなっている。なお、地板3への支持部材2の固定方法としては、カシメの他、溶接や鑞付け等であってもよい。また、支持部材2は地板3と別体の部材である必要はなく、例えば地板3を金属製とした場合は、地板3を製作する際の板材を削り残して支持部材2に相当する形状を地板3に予め一体に設けてもよく、地板3を樹脂製とした場合には、成形用の型を工夫して支持部材2に相当する形状を地板3から突出させて地板3と予め一体に成形してもよい。
【0024】
香箱車1および地板3間には香箱真1cと一体に回転する角穴車4が配置されている。角穴車4は、中心穴が四角形状やトラック形状とされ、その中心穴が香箱真1cの四角形状部分(角取り部)に貫挿された状態で香箱真1cの係止部1eと地板3とで挟持されており、いわゆる投げ込み構造で配置されている。
【0025】
香箱歯車1bの回転は、二番車6のカナ6aへ伝達された後、二番車6の歯車6bから増速されて三番車7のカナ7aへ、三番車7の歯車7bから増速されて四番車8のカナ8aへ、四番車8の歯車8bから五番第1中間車9を介して増速されて五番第2中間車10のカナ10aへ、五番第2中間車10の歯車10bから増速されて五番車11のカナ11aへ、五番車11の歯車11bから増速されて六番車12のカナ12aへ、六番車12の歯車12bから増速されてロータ13へと伝達される。そして、二番車6には筒カナ6cが、筒カナ6cには図示しない分針が、四番車8には図示しない秒針がそれぞれ固定されている。つまり、本実施形態では、筒カナ6cを介して分針が設けられている二番車6、および秒針が設けられている四番車8のそれぞれは、香箱車1からロータ13までのトルク伝達経路中に直列に組み込まれており、運針中は常時番車の回転方向に香箱からのトルクを受け、バックラッシュが一方向に詰まっている。従って、それら二番車6、四番車80バックラッシュによる分針、秒針のがたつきが防止されるようになっている。
【0026】
二番車6、五番車11は、上方が二番受15に、下方が地板3に軸支されている。三番車7、五番第2中間車10、六番車12、およびロータ13は、上方が輪列受14に、下方が地板3に軸支されている。四番車8、五番第1中間車9は、上方が輪列受14に、下方が二番受15に軸支されている。特に、五番第1中間車9は、カナおよび歯車を備えているものではく、つまり歯車だけを有するアイドラー(アイドル車)とされ、その回転軸が二番車6の歯車6bおよび五番第2中間車10の歯車10bと平面的に重なっている。また、五番車11は、その回転軸が六番車12と平面的に重なっている。さらに、秒針が付く四番車8において、歯車8bのピッチ円直径は、1.5mm以上であって、ゼンマイ1a(香箱車1)と平面的に重ならない大きさとされている。そして、以上説明した各番車6〜12からなる輪列は、後述する発電機20のコイル24,34に重ならないように配置されている。
【0027】
一方、香箱歯車1bと四番車8の歯車8bとは平面的に重なっており、香箱歯車1bの外径を大きくすることで二番車6のカナ6aとの間での増速比をより大きくしている。
この電子制御式機械時計は、前記ロータ13およびコイルブロック21,31から構成される発電機20を備えている。
【0028】
ロータ13は、六番車12が噛み合うロータカナ13a、磁石としてのロータ磁石13b、および慣性板としての非磁性体のロータ慣性円板13cから構成される。
コイルブロック21,31は、コア(磁心)23,33にコイル24,34を巻線して構成されたものである。コア23,33は、ロータ13に隣接して配置されたステータとしてのコアステータ部22,32と、互いに連結されるコア磁気導通部23a,33aと、前記コイル24,34が巻回されるコア巻線部23b、33bとが一体に形成されて構成され、コアステータ部22,32でロータ13のロータ磁石13bが収容されるステータ穴20aを形成している。また、ステータ穴20a内には、ロータ13を支持する部材の一つとしてブッシュ60が設けられ、このブッシュ60には各コイルブロック21,31のステータ穴20aを形成する部位に対応してステータ用案内形状部61が設けられている。
【0029】
このステータ穴20a内にロータ13が配置された状態において、ロータ13のロータ慣性円板13cは、コアステータ部22,32の図4中の上側、すなわちコアステータ部22,32と輪列受14との間の広い隙間内であって、コアステータ部22,32と六番車12との間に配置されている。この際、ロータ13のロータ磁石13bと六番車12との軸方向のギャップG1は、ロータ磁石13bとコアステータ部22,32との平面方向のギャップG2の0.5倍以上(G1≧0.5×G2)に十分大きく設定され、ロータ磁石13bから六番車12への漏れ磁束を生じにくくしている。前記六番車12の歯車12bは、黄銅などの非磁性体からなっている。なお、ロータ慣性円板13cのように、ロータ磁石13bに近接している非磁性部材は、ロータ磁石13bとコアステータ部22,32との面(平面)方向のギャップG2の0.5倍以上に十分大きく離れていることが好ましい。
【0030】
また、前記各コア23,33つまり各コイル24,34は互いに平行に配置されている。そして、前記ロータ13は、コアステータ部22,32側において、その中心軸が各コイル24,34間に沿った境界線L上に配置され、コアステータ部22,32が前記境界線Lに対して左右対称となるように構成されている。また、各コイル24,34の巻数は同数とされている。ここで、コイルの巻数は、通常数万ターンの単位であるため、巻数が同数とは、完全に同数の場合だけではなく、コイル全体からは無視できる程度の誤差、例えば数百ターン程度の違いまでをも含むものである。なお、各コア23,33のコア磁気導通部23a,33aは互いに連結されており、コア23,33は環状の磁気回路を形成している。さらに、各コイル24,34は、コア23,33のコア磁気導通部23a,33aからコアステータ部22,32に向かう方向に対して同方向に巻線されている。
【0031】
これらの各コイル24,34の端部は、コア23,33のコア磁気導通部23a,33a上に設けられたコイルリード基板に接続されている。このため、図5の回路図にも示すように、リード基板上のコイル端子25a,25bおよびコイル端子35a,35bは、コイル端子25bおよびコイル35bが連結されて各コイル24,34が直列に接続され、コイル端子25a,35aは、昇圧コンデンサ51,ダイオード52,53からなる昇圧整流回路50に接続されている。これにより、コイル24,34からの交流出力は、昇圧整流回路50を通して昇圧、整流されて平滑用コンデンサ54に充電され、このコンデンサ54から運針時の調速制御などを行うIC55に供給されている。そして、このように各コイル24,34の端子25bおよび35bを接続することで、各コア23,33を流れる磁束の方向に対してコイル24,34の巻線方向が一致するため、各コイル24,34での起電圧が加算された交流出力が昇圧整流回路50に供給される。ここで、本実施形態では、以上の発電機20、昇圧整流回路50、IC55等を含んで本発明に係る調速装置が構成されている。
【0032】
このように構成された電子制御式機械時計を使用している場合、各コイル24,34に外部磁界H(図1)が加わると、外部磁界Hは平行に配置された各コイル24,34に対して同方向に加わるため、各コイル24,34の巻線方向に対しては外部磁界Hは互いに逆方向に加わることになる。このため、外部磁界Hによって各コイル24,34で発生する起電圧は互いに打ち消し合うように働くため、その影響を軽減できる。
【0033】
以上の電子制御式機械時計において、角穴車4を回転させてゼンマイ1aを巻く方法は、図示しない竜頭に接続された巻真40(図1)を操作することにより、キチ車41、丸穴車42、角穴第1中間車43、角穴第2中間車44を介して行われ、この際、角穴車4の回転方向がコハゼ4aによって規制されている。また、分針および時針を合わせる方法は、同様に巻真40を操作し、つづみ車45、図示しない小鉄車、日の裏中間車、および日の裏車46(図2)を介して行われ、この際、駆動系は、規正レバーを五番車11に当接させるなどして停止するようになっている。なお、ゼンマイ1aを巻く方法は、手巻き機構以外でもよく、例えば回転錘の回転や回動によりゼンマイ1aを巻き上げる自動巻機構を用いてもよい。そして、分針や時針の時刻表示を合わせる機構は、周知である機械時計と同様であるため、さらなる詳細な説明を省略する。
【0034】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
1)秒針が付く四番車8にはカナ8aと歯車8bとが設けられているため、三番車7と四番車8のカナ8aとを噛み合わせるとともに、歯車8bを五番第1中間車9と噛み合わせることにより、二番車6から四番車8までの増速比を変更せずに、四番車8の回転中心から五番第1中間車9との噛合部分までの径寸法を大きくできる。従って、四番車8に偏心が生じていても、回転中心側ではその偏心の影響を小さくでき、秒針の指示ズレを小さくできる。
【0035】
ここで、仮にロータ13が8Hzで調速制御されて定速回転しており、かつ四番歯車8bに噛み合う五番第1中間車9まで定速回転している状態において、歯数30の四番歯車8bに偏心がなく、四番歯車8bが90°回転(15秒に相当)する場合には、30歯×90°/360°=7.5歯だけ送られることになるが、図6に示すように、四番歯車8b(ピッチ円直径φB)の回転中心が偏心量Aだけ偏心しているとすれば、図7に示すように、90°−Cしか送られず、指示ズレ量C(C=tan−1(2A/B))だけ秒針の指示ズレとなる。この際、偏心量Aは、加工能力上決する値であるので、指示ズレ量Cを極力小さくするには、四番歯車8bのピッチ円直径φBをより大きくして加工を容易にするのがよく、こうすることで前述の効果を得ることができるのである。なお、上記指示ズレは、四番歯車8bや五番第1中間車9からロータ13までの車の偏心および各々の車の歯型形状のバラツキなどによっても生じるが、秒針が取りつけられる四番車により近い車の偏心や歯形形状のバラツキによる影響がより大きいので、四番歯車8bの外径を大きくすることによる前述の指示ズレを少なくする効果がより大きい。
【0036】
また、四番車8(カナ8a)の歯形モジュールや、三番車7を著しく大きくしたり、または、二番車6と三番カナとの増速比を大きくしているわけではないので、噛み合い効率が低下する心配がない。
【0037】
2)秒針が取り付けられる四番車8がゼンマイ1aと重ならないように配置されているので、その分だけゼンマイ1aの幅を大きくでき、時計全体の厚みを変更せずに、ゼンマイ1aの保有トルクを大きくして時計の持続時間を延ばすことができる。
【0038】
3)四番歯車8bと香箱歯車1bとが平面的に重なっており、香箱歯車1bの外径が大きく設定されているから、これと噛み合う二番車6との間での増速比をより大きくでき、輪列の定速回転時におけるゼンマイ1aの解け方をより遅くして時計の持続時間をさらに延ばすことができる。
【0039】
4)各番車6〜12からなる輪列がコイル24,34と重ならないように配置されているため、その分だけコイル24,34の径寸法が大きくなるように巻数を稼ぐことができ、コイル24,34の軸方向の長さ、すなわち磁路長を短くできる。従って、コイル24,34に磁界を生じさせた際の渦電流損やヒステリシス損等の鉄損が減少するので、時計を少ないゼンマイエネルギーで動作させることができ、この点からも時計の持続時間を延ばすことができる。
【0040】
5)ロータ13のロータ慣性円板13cがコアステータ部22,32と輪列受14との間の広い隙間に配置されているから、その隙間内に介在する空気がロータ慣性円板13cに及ぼす空気粘性抵抗の影響を小さくでき、ロータ13を回転させるのに必要な負荷トルクを減少させることができる。従って、やはり時計を少ないゼンマイエネルギーで動作させることができ、この点からも時計の持続時間を延ばすことができる。
【0041】
6)ロータ13のロータ磁石13bと六番車12との軸方向のギャップG1は、ロータ磁石13bとコアステータ部22,32との平面方向のギャップG2の0.5倍以上に十分大きく設定されているため、ロータ磁石13bから六番車12に漏れる漏れ磁束を減少させることができ、六番車12での過電流損失を抑えることができる。従って、このことによってもロータ13を回転させるのに必要な負荷トルクを減少させることができるから、やはり時計を少ないゼンマイエネルギーで動作させることができ、この点からも時計の持続時間を延ばすことができる。
【0042】
7)秒針が取り付けられる四番車8の歯車8bのピッチ円直径は1.5mm以上であるため、偏心による影響を十分に小さくすることができ、指針ズレに対する効果を確実に得ることができる。
また、四番車8が香箱車1からロータ13までのトルク伝達経路中に直列に配置されているので、四番車8を常にバックラッシがつめられた状態にでき、秒規正バネ等を設けなくとも秒針のフラツキを防止できる。
【0043】
8)香箱車1が地板3のみで支持され、輪列受14の香箱車1に対応した部分を省いて香箱車1との干渉を避けるようになっているため、その分だけゼンマイ1aの幅を大きくでき、時計の持続時間をより延ばすことができる。一方、ゼンマイ1aの幅を大きくする代わりに、輪列受14をより地板3側に近づけて配置することもでき、このような場合には、時計の薄型化を図ることができる。
【0044】
9)四番車8と噛み合う五番第1中間車9は、一端側が輪列受14に軸支され、他端側が二番受15で軸支されているので、五番第1中間車9の回転軸を二番車6および五番第2中間車10の各歯車7b,10bに対して平面的に重なる位置に設けることができる。従って、四番車8の歯車8bを必要以上に大きくしなくとも、五番第1中間車9を介して五番第2中間車10、ひいては五番車11に噛み合わせることができ、ゼンマイ1aのトルクをロータ13に確実に伝達できる。また、五番第1中間車9の回転軸を二番車6、三番車7、五番第2中間車10の各歯車6b,7b,10bと重ねることができ、時計の小径化を実現できる。
【0045】
10)五番第1中間車9はアイドル車であるから、五番第1中間車をカナと歯車とで構成する場合に比し、その厚みを小さくでき、時計の薄型化を促進できる。
【0046】
11)五番車11は、一端側が二番受15で軸支され、他端側が地板3に軸支されているので、五番車11の回転軸を六番車12と重ねることができ、六番車12の歯車12bを五番車11と干渉することなく大きくできる。このため、六番車12とロータ13との間の増速比を大きくできるので、これと噛み合うロータ13をより高速で回転させて発電効率を向上させるこができる。また、五番車11の回転軸を六番車12と重ねることにより、輪列を五番車の回転軸に干渉することなく集約でき、時計をより小径化できる。
【0047】
12)また、六番車12の歯車12bを大きくすることにより、さらにロータ13のロータ慣性円板13cの径寸法も大きくできる。このため、ロータ13の重量を大きくせずに慣性を確保できるので、ロータ13をより安定して回転させることができるとともに、時計の落下等によるロータ13のほぞ折れや曲がりを防止できる。
【0048】
13)六番車12とコアステータ部22,32との間にロータ慣性円板13cが配置されているため、六番車12とコアステータ部22,32とのギャップG1を十分に大きく確保でき、この点からも六番車12での渦電流損失を抑えて時計の持続時間を延ばすことができる。また、そのギャップG1による隙間をロータ慣性円板13cを配置するのに有効に利用できるから、ロータ慣性円板13cを設けた場合でも時計の厚みが著しく大きくなるのを防止できる。
【0049】
14)ロータ13の一端を支持するブッシュには各コイルブロック21,31のステータ穴20aを形成する部位に対応してステータ用案内形状部61が設けられているため、各コイルブロック21,31を地板3に固定するにあたって、コアステータ部22,32の部分を案内形状部61でガイドさせることができ、コアステータ部22,32の位置精度を向上させることができる。
【0050】
15)発電機20では、同一形状のコア23,33を左右対称に配置し、かつ各コイル24,34の巻回数を同じにして直列に接続したため、外部磁界Hによる磁束は二本のコイル24,34内を同数流れ、これによって生じる起電圧をキャンセルすることができ、磁気ノイズに強い電子制御式機械時計を形成できる。
【0051】
16)外部磁界Hによる磁気ノイズを軽減できるため、時計の文字板部分などムーブメント部品に耐磁板を設けたり、外装部品に耐磁効果のある材料を使用する必要がなくなる。このため、コストを軽減できるとともに、耐磁板等が不要になる分、時計の小型化や薄型化をより確実に実現でき、ひいては各部品の配置などが外装部品に制限されないためにデザインの自由度が高まり、意匠性や製造効率などに優れた電子制御式機械時計を提供できる。
【0052】
17)磁気ノイズの影響が小さいため、出力波形がほぼ正弦波になり、適度なしきい値で区切って二値化することなどで出力波形を容易に検出でき、ロータ13の回転数等も容易に検出できる。従って、発電機の出力波形を利用した時計の制御を正確かつ簡単に行うことができる。
【0053】
〔第2実施形態〕
図8は、本実施形態に係る電子制御式機械時計の概略を示す平面図、図9〜図11は、その要部の断面図である。なお、本実施形態において、前記第1実施形態と同様な構成部品には同位置符号を付し、ここでのそれらの説明を省略または簡略化する。
【0054】
本実施形態においては、四番車8の歯車8bのピッチ円直径が第1実施形態に比して大きくされており、歯車8bを直接に五番車11のカナ11aに噛み合わせている。従って、歯車8bが大きいことにより、五番第1、第2中間車9,10(図1、図4)が省略され、また、歯車8bがゼンマイ1aと平面的に重なっている。そして、五番車11が地板3と輪列受14とで軸支され、従って、六番車12の歯車12bのピッチ円直径が第1実施形態に比して小さい。他の構成は、第1実施形態とほぼ同様である。
【0055】
このような実施形態では、五番第1、第2中間車9,10(図1、図4)が省かれているうえ、四番車8の歯車8bがゼンマイ1aと重なり、さらに、五番車11が地板3と輪列受14とで軸支されいるため、前述した2)、7)、9)、10)、11)、12)の効果を得ることはできないが、第1実施形態と同様な構成により、他の効果を同様に得ることができる。また、本実施形態の特有な構成により、以下の効果を得ることができる。
【0056】
18)四番車8の歯車8bのピッチ円がより大きくなっているため、特にこの四番車8の偏心が秒針の指示ズレとして現れるのを一層良好に防止できる。
【0057】
19)五番第1、第2中間車9,10(図1、図4)が省かれる分だけ部品点数が少なくなるので、部品コストやそれらの組立コストを削減でき、時計をより安価にできる。
【0058】
〔実施例〕
図12には、前記第1実施形態に基づいて製作した電子制御式機械時計において、秒針の指示ズレをズレ角度として測定した結果が示されている。なお、本実施例では、四番車8の歯車8bのピッチ円直径を1.5mmとした。
この図から明らかなように、ズレ角度は−0.4°〜+1°内に収まっており、位置ズレが著しく改善されたといえる。
また、時計の持続時間に関しても、ゼンマイ1aを最大に巻き上げて運針を開始させてから、運針が停止するまでの時間を測定した結果、本実施例の電子制御式機械時計の持続時間が従来の電子制御式機械時計に比して長いことが確認された。そして、時計の厚みも従来のものとほぼ同じであった。
従って、本発明が前記目的を達成するのに有効であると認められる。
【0059】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
従って、例えば、請求項1に係る発明には、前記第1実施形態で説明したような電子制御式機械時計の他、図13に示すような機械時計も含まれる。
【0060】
この機械時計では、五番第2中間車10はカンギ車71と噛み合い、カンギ車71、アンクル72、テンプ73からなる調速装置としての機械式脱進機にゼンマイ(図示略)からの動力を伝えており、この脱進機で時間標準を作り出している。なお、この構造および原理等は周知技術であるため、詳細な説明を省略する。また、図中の符号74はアンクル受である。他の構成は、第1実施形態と同じであり、例えば、秒針が付く四番車8にはカナ8aと歯車8bとが設けられ、この四番車8がゼンマイと重ならないように配置されている。
【0061】
このような構成では、第1実施形態の電子制御式機械時計ほど輪列の調速を精度よく行えない可能性があるが、第1実施形態と同様な構成により、前述した1)、2)、9)、10)の効果を同様に得ることができる。そして、図13では図示を省略したが、四番車8と香箱歯車とを平面的に重ねることで前述の3)の効果を同様に得ることができる。
また、本発明の時計では、請求項1,3〜5に係る構成を同時に備えている必要はなく、それらのうちのいずれか一項を満足する構成を備えていれば本発明に含まれる。
【0062】
その他、前記各実施形態の発電機20は、左右対称形状のコア23,33を備え、それらの中間位置にロータ13が配置されていたが、例えばコアが非対称形状であったり、これによってロータ13が一方のコアに片寄って配置される場合も本発明に含まれる。しかし、本実施形態のようなコア23,33を用い、さらにコイル24,34の巻数を同じにすることなどにより、耐磁性を向上させることができるので望ましい。
【0063】
前記各本実施形態の発電機20では、ロータ13がロータ慣性円板13cを備えていたが、本発明に係る発電機では、図14示すロータ83のように、ロータ慣性円板が無いタイプであってもよい。このようなロータ83は、ブラシレスモータと同様な構造である。すなわち、ロータ83は、その軸方向に沿って間隔を空けて配置された一対の円板状のロータ磁石83bを備え、各ロータ磁石83bが平板状のバックヨーク83dで支持されている。そして、各ロータ磁石83b間には基板823が配置されており、基板823の各ロータ磁石83bに対応した位置には周方向に沿った複数のコイル824が設けられている。このロータ83では、円板状のロータ磁石83bを含むロータ83自身が慣性板としても作用するため、第1実施形態のようなロータ慣性円板13cは設けられていない。
【0064】
以上に述べたように、本発明によれば、秒針の指示ズレをより小さく抑えることができ、かつ時計全体を厚くせずに時計の持続時間を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子制御式機械時計の概略を示す平面図である。
【図2】第1実施形態の要部を示す断面図である。
【図3】第1実施形態の要部を示す別の断面図である。
【図4】第1実施形態の要部を示すさらに別の断面図である。
【図5】第1実施形態の回路図である。
【図6】第1実施形態の効果を説明するための平面図である。
【図7】第1実施形態の効果を説明するための他の平面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る電子制御式機械時計の概略を示す平面図である。
【図9】第2実施形態の要部を示す断面図である。
【図10】第2実施形態の要部を示す別の断面図である。
【図11】第2実施形態の要部を示すさらに断面図である。
【図12】実施例の結果を示すグラフである。
【図13】本発明の一変形例を示す断面図である。
【図14】本発明の他の変形例を示す断面図である。
【図15】従来技術を説明するためのグラフである。
【図16】従来技術を示す断面図である。
Claims (8)
- ゼンマイをエネルギー源として輪列を駆動するとともに、前記輪列の回転を調速する調速装置を備えた時計において、
前記輪列を構成する番車のうちの秒針が取り付けられる四番車は、前記ゼンマイのトルクを前記調速装置に伝達するように配置されているとともに、同一回転軸に設けられたカナと歯車とを備え、かつ前記ゼンマイと平面的に重ならない位置に配置されており、
前記四番車と噛み合う前記調速装置寄りの番車は歯車だけを有するアイドル車であり、
前記アイドル車と噛み合う前記調速装置寄りの番車はカナおよび歯車を有しており、前記アイドル車の回転軸と平面的に重なっていることを特徴とする時計。 - 請求項1記載の時計において、前記調速装置は、前記輪列からの回転力を受けた発電機により生じた電力により駆動される電子回路によって前記発電機の回転周期を制御することにより、前記輪列の回転を調速するように構成されていることを特徴とする時計。
- 請求項1または請求項2に記載の時計において、前記秒針が取り付けられている番車と前記ゼンマイが収容されている香箱車の歯車とが平面的に重なっていることを特徴とする時計。
- 請求項2において、輪列からの回転力を受けた発電機により生じた電力により駆動される電子回路によって前記発電機の回転周期を制御することで、前記輪列の回転を調速するようにした時計において、
前記輪列を構成する番車のうちの秒針が取り付けられる番車は、前記ゼンマイのトルクを前記発電機に伝達するように配置されているとともに、同一回転軸に設けられたカナと歯車とを備え、
前記輪列は、前記発電機のコイルと平面的に重ならない位置に配置されていることを特徴とする時計。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の時計において、前記秒針が取り付けられる番車の歯車のピッチ円直径は1.5mm以上であることを特徴とする時計。
- 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の時計において、前記ゼンマイが収容される香箱車は、地板に対して片持ち状態に支持されていることを特徴とする時計。
- 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の時計において、前記秒針が取り付けられる四番車と噛み合う前記ゼンマイトルクの伝達系路での前記調速装置寄りの番車は、一端側が輪列受に軸支され、他端側が地板と輪列受との間に設けられた二番受で軸支されていることを特徴とする時計。
- 請求項4に記載の時計において、前記発電機のロータに噛み合う番車のさらに前記ゼンマイトルクの伝達系路での前記ゼンマイ寄りの番車は、一端側が地板と輪列受との間に設けられた二番受で軸支され、他端側が地板に軸支されていることを特徴とする時計。
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