JPH0694850A - 発電装置付電子時計 - Google Patents

発電装置付電子時計

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JPH0694850A
JPH0694850A JP24222692A JP24222692A JPH0694850A JP H0694850 A JPH0694850 A JP H0694850A JP 24222692 A JP24222692 A JP 24222692A JP 24222692 A JP24222692 A JP 24222692A JP H0694850 A JPH0694850 A JP H0694850A
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JP
Japan
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energy
mechanical energy
generator
storage device
mechanical
Prior art date
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Pending
Application number
JP24222692A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Aizawa
進 相澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP24222692A priority Critical patent/JPH0694850A/ja
Publication of JPH0694850A publication Critical patent/JPH0694850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギー効率の良い発電装置付電子時計を
提供する。 【構成】 回転錘からのエネルギーを機械エネルギー蓄
積装置と発電機に分配して、機械エネルギー蓄積手段か
らのエネルギーにより指示系を駆動し、発電機により変
換された電気エネルギーを蓄積した電源からのエネルギ
ーにより回路系を駆動させる。 【効果】 電気エネルギーを蓄積した電源のみにより駆
動される場合に比べ電源が同じならば、消費エネルギー
が減るため長時間駆動させることができる。時計が止ま
ってもすぐに駆動することができる。機械エネルギー蓄
積装置による発電のように常に高速で回転する必要がな
いため耐久性に優れている。全てゼンマイの機械エネル
ギー蓄積装置に比べ、蓄積エネルギーが極めて小さいた
め時計の小型化ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電装置付電子時計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の発電装置付電子時計は特公平3−
37152のように回転錘を用いたエネルギー補給装置
により機械エネルギー蓄積をおこない、蓄積されたゼン
マイのエネルギーにより発電をおこない水晶発振器を駆
動し、標準信号により時計源振系を制御するものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、機械エネルギー蓄積装置にエネルギーが蓄積さ
れるまで駆動できないため、駆動までの時間がかかると
いった問題や全てゼンマイの機械エネルギー蓄積装置に
より発電を行う構成のため大きなゼンマイが必要であっ
た。常に高速で回転するため耐久性に問題があった。
【0004】そこで本発明はこのような問題を解決する
もので、その目的とするところはエネルギー効率の良い
発電装置付電子時計を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発電装置付電子
時計は、回転錘、前記回転錘により発生する機械エネル
ギーを電気エネルギーに変換する発電機、前記電気エネ
ルギーを蓄える電源、前記回転錘からの機械エネルギー
を蓄積する機械エネルギー蓄積装置、前記機械エネルギ
ー蓄積装置からのエネルギーを伝達するとともに指針を
有する機械エネルギー伝達系、前記機械エネルギー伝達
系に連結する調速機構、前記調速機構の周期を調整する
制御機構、水晶回路を含む電子回路を有し、前記制御機
構及び前記電子回路は前記電源から給電を受け、前記指
針は前記機械エネルギー蓄積装置からの機械エネルギー
により駆動する。
【0006】
【作用】回転錘からのエネルギーを機械エネルギー蓄積
装置と発電機に分配して、機械エネルギー蓄積装置から
のエネルギーにより指示系を駆動し、発電機により変換
された電気エネルギーを蓄積した電源からのエネルギー
により回路系を駆動させる。
【0007】
【実施例】以下、図面によりこの発明の実施例について
説明する。
【0008】図1は本発明の時計の平面レイアウト図を
示す。
【0009】1は時計ムーブメントであり、回転錘2が
取り付かれている。3はその回転中心であり、回転錘2
の重心と回転中心3の位置は大きくずれた形状をしてい
る。したがって、時計体が動くと回転錘2は重力の作用
で回転する。この回転を回転錘に取り付けられた歯車4
と増速中間車5によって増速して、永久磁石で作られた
ロータ6に伝えられる。ロータ6の回りには、高透磁率
材のステータ7が配置され中央部にコイル8が巻回され
ている。
【0010】回転錘2が回転するとこの回転がロータ6
に伝えられロータ6が回転するとステータ7にロータ6
の回転に応じて変化する磁束が誘導される。
【0011】この磁束の変化によりコイル8には電圧が
誘起され回転錘2の機械エネルギーが電気エネルギーに
変換される。
【0012】コイル8の誘起電圧はダイオードによる整
流回路及び過充電防止回路を経て二次電源9に充電され
る。
【0013】10は9からの電力により駆動する電子回
路で水晶発振器、論理回路を有する回路である。
【0014】11は電磁作用等を応用した調速機構であ
る。調速機構は電気エネルギーの機械力変換装置であ
り、電磁変換、圧電変換、静電変換等である。
【0015】12は電子回路10の出力により調速機構
11の電流を制御する制御機構である。
【0016】13は弾性材料を有する機械エネルギー蓄
積装置である。機械時計用語ではゼンマイを有する「香
箱」と呼ぶ。
【0017】14は伝達輪列であり、通常時、分、秒、
カレンダーを表示する指針15を有する歯車を持つ。1
6は回転錘2からの回転を機械エネルギー蓄積装置に伝
える減速中間車である。
【0018】図2は本発明のブロック図である。
【0019】21は図1のロータ6、ステータ7、コイ
ル8からなる発電機である。
【0020】22は発電機21、二次電源9、電子回路
10、制御機構12から構成される回路系である。
【0021】23は機械エネルギー蓄積装置13、伝達
輪列14、調速機構11、指針15から構成される指示
系である。
【0022】本発明の構成は回転錘2の回転エネルギー
を回路系22と指示系23に分配して、その各々のエネ
ルギーにより時計の回路系、指示系をそれぞれ駆動させ
るものである。
【0023】図3は回路系、指示系へのエネルギー伝達
を示す図である。
【0024】32は二番車、33は三番車、34は4番
車、35は5番車である。
【0025】指示系及び回路系へのエネルギー分配比を
1時間駆動させるために必要な回転錘のエネルギーを算
出することにより回転錘からのエネルギー分配比につい
て説明する。
【0026】指示系を駆動させるエネルギーは、 2番車での出力トルクT=3gcm 輪列伝達効率 ηは90%×3段 とすると、指針を1時間駆動させるために必要な回転錘
からのエネルギーは、
【0027】
【数1】
【0028】一方、回路系を駆動させるエネルギーは、 ICの消費電力P11 =1.5V×0.2μA=0.3μW 調速機構を制御するエネルギーP22 =1.5V×0.1μA=0.15μW 発電機のエネルギー交換効率 k=30% 輪列伝達効率 ηは90%×2段 とすると、回路系を1時間駆動させるために必要な回転
錘からのエネルギーは、
【0029】
【数2】
【0030】したがって、時計を1時間駆動させるのに
必要な回転錘のエネルギーは、 U=U1 +U2 U=2.53+6.67=9.2(mJ)となる。
【0031】これを比率に直すと、 指示系へのエネルギーは、27.5% 回路系へのエネルギーは、72.5% 上記の様に回転錘からのエネルギー分配比は、指示系を
駆動させる機械エネルギー蓄積装置への分配量より、回
路系を駆動させる発電機への分配量を多くすれば良いこ
とになる。
【0032】図4で本発明の調速機構について説明す
る。
【0033】本発明の調速機構はステップモータを応用
したものである。
【0034】ロータ41には常に機械エネルギー蓄積装
置からの回転トルクが加わっている。ステータ42には
ロータ41の引きトルクを発生させる内ノッチが設けら
れている。
【0035】ロータ41の引きトルクは機械エネルギー
蓄積装置からの回転トルクより大きく設定されており、
通常ロータは引きトルクと回転トルクのつり合った位置
で保持されている。ロータ41は電子回路10からの信
号により1秒毎に回転する。
【0036】この時、ロータ41には機械エネルギー蓄
積装置13からの回転エネルギーが加わっているため少
量のエネルギーでロータ41は回転することができる。
【0037】ロータ41の極数は2極以上の多極の方が
回転エネルギーが少量ですむため多極のロータをもちい
ることが望ましい。
【0038】又、圧電素子で雁木車を制御する調速機構
を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
回転錘からのエネルギーを機械エネルギー蓄積装置と発
電機に分配して、機械エネルギー蓄積装置からのエネル
ギーにより指示系を駆動させ、発電機により変換された
電気エネルギーを蓄積した電源からのエネルギーにより
回路系を駆動させることにより以下の様な効果を有す
る。
【0040】1.電気エネルギーを蓄積した電源のみに
より駆動される場合に比べ電源の容量が同じならば、消
費エネルギーが減るため長時間駆動させることができ
る。
【0041】2.時計が止まってもすぐに駆動すること
ができる。
【0042】3.機械エネルギー蓄積装置による発電の
ように常に高速で回転する必要がないため耐久性に優れ
ている。
【0043】4.全てゼンマイの機械エネルギー蓄積装
置に比べ、蓄積エネルギーが極めて小さいため時計体の
小型化ができる。
【0044】5.機械式時計に比べ時間精度が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の時計の平面レイアウト図。
【図2】 本発明のブロック図。
【図3】 回路系、指示系へのエネルギー伝達を示す
図。
【図4】 調速機構の図
【符号の説明】
1時計ムーブメント 2回転錘 3回転中心 4歯車 5増速中間車 6ロータ 7ステータ 8コイル 9二次電源 10電子回路 11調速機構 12制御機構 13機械エネルギー蓄積装置 14伝達輪列 15指針 16減速中間車 21発電機 32二番車 33三番車 34四番車 35五番車 41ロータ 42ステータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転錘、前記回転錘により発生する機械
    エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機、前記電
    気エネルギーを蓄える電源、前記回転錘からの機械エネ
    ルギーを蓄積する機械エネルギー蓄積装置、前記機械エ
    ネルギー蓄積装置からのエネルギーを伝達するとともに
    指針を有する機械エネルギー伝達系、前記機械エネルギ
    ー伝達系に連結する調速機構、前記調速機構の周期を調
    整する制御回路、水晶回路を含む電子回路を有し、 前記制御回路及び前記電子回路は前記電源から給電を受
    け、前記指針は前記機械エネルギー蓄積装置からの機械
    エネルギーにより駆動することを特徴とする発電装置付
    電子時計。
  2. 【請求項2】 前記回転錘からのエネルギー分配量を前
    記機械エネルギー蓄積装置側より前記発電機側に多く分
    配することを特徴とする請求項1記載の発電装置付電子
    時計。
JP24222692A 1992-09-10 1992-09-10 発電装置付電子時計 Pending JPH0694850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24222692A JPH0694850A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 発電装置付電子時計

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JP24222692A JPH0694850A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 発電装置付電子時計

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JPH0694850A true JPH0694850A (ja) 1994-04-08

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ID=17086113

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JP24222692A Pending JPH0694850A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 発電装置付電子時計

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001016655A1 (en) * 1999-08-26 2001-03-08 Seiko Epson Corporation Timepiece device
US7377705B2 (en) 2004-08-04 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Printing device driven by a mechanical energy storage device
WO2017028815A1 (zh) * 2015-08-20 2017-02-23 比亚迪股份有限公司 用于智能手表的能量收集模组和智能手表

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