JP3632336B2 - コイル内面の保加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間圧延設備においてコイル内面を保加熱するコイル内面の保加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
粗圧延後に仕上圧延を行う熱間圧延設備では、粗圧延機で30〜50mm厚さのバーまで圧延し、次いで仕上圧延機で更に数mm厚さのストリップまで圧延する。この場合、粗圧延完了後、仕上圧延が完了するまでの時間が長いため、バーの後端が先端に比較して低温になり、均一な仕上加工が困難になる問題点があった。
【0003】
そこで、図4に模式的に示すように、粗圧延後のバーをコイル状に巻取り、それを巻き戻しながら仕上圧延を行う方法が提案されている(特公昭51−26317号)。この方法により、バー全体の冷却を防止し、かつ粗圧延における後端から仕上圧延するので、バーの先後端の温度差をほぼ同一にすることができる。
【0004】
しかし,この場合でも、幅方向中央部に比較して、コイル端部は冷えやすく、そのため幅方向の温度の均一化が困難な問題点があった。そこで、この問題を解決するために、▲1▼コイルの端面を加熱する方法(特開平7−51726号)、▲2▼本願出願人による火炎でコイル内面とマンドレル外面を加熱する装置(特願平8−86126号、未公開)などが提案されている。
【0005】
図5は、特開平7−51726号において提案されているコイル加熱装置を示す模式図であり、コイル1の両端面を複数のLPGバーナを備えた加熱装置3で加熱している。また加熱装置3は、位置調整装置4により、コイル幅に従い最適な距離に移動できるようになっている。なお、この図で2は、クレードルロールである。
【0006】
図6は、特願平8−86126号において提案されているコイル内面を加熱する装置を示す模式図である。この図に示すようにコイル1の両端面を複数のLPGバーナを備えた加熱装置3で加熱し、更にコイル1のコイル内面を加熱装置3の切欠き部5から挿入されたコイル内面バーナ6の火炎6aで加熱し、マンドレル8の外面をコイル1の両端部から挿入されたマンドレルバーナ7の火炎7aで加熱している。また加熱装置3は、図示しない位置調整装置により、コイル幅に従い最適な距離に移動できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平7−51726号(図5)のコイル端面加熱装置を用いることにより、コイル端部の温度低下を防止でき、鋼板の幅方向の温度分布をほぼ均一にすることができる。しかし、かかるコイル端面加熱装置を用いても、熱放散の最も大きいコイル内面の保加熱はできず、そのためコイル内面の温度が極端に低下し、バー尾端部の組成が変質し、また圧延荷重が増大する問題点があった。
【0008】
一方、特願平8−86126号(図6)のコイル端面加熱装置に取付けられたコイル内面バーナでコイル内面に沿って幅方向に広がる火炎でコイル内面を加熱させ、またマンドレルバーナでマンドレル外面に沿って幅方向に広がる火炎でマンドレル自体を加熱し、その輻射熱でコイル内面を加熱することができる。コイルの最適温度範囲が例えば1000〜1200℃の場合に、マンドレルの温度をそれ以上に高め、主として輻射熱によりコイル内面を加熱することによりコイル内面の局部加熱を防止できる。しかし、マンドレルの使用開始時は、低温状態にあるマンドレルをコイルに挿入するためコイル内面からマンドレル側に抜熱が発生してコイル内面の温度が極端に低下し、その後の仕上げに影響する問題点があった。また図6のA−A矢視図である図7に示すように、巻取るコイル1の外周が小径になってくるとマンドレル8は、例えば位置a→b→cと揺動しながら下降してくるが、マンドレル8の移動に伴って各バーナ6,7も連動してコイル内面の軌跡に沿って移動できればよいが取付けに限界がある問題点があった。
【0009】
なお、図7において加熱装置3は、図示しない位置調整装置により、コイル幅に従い最適な距離に移動できるようになっている。また、この図で2はクレードルロールであり、9は支持ロールである。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、コイル内面を抜熱で温度低下させることなく急速に加熱して最適温度に保温でき、これによりバー全体の組成をより均一にすることができるコイル内面の保加熱装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、熱間圧延材をコイルに巻取りかつ巻戻す巻取り巻戻し装置用のコイル内面の保加熱装置であって、対向配置された1対のマンドレル挿入装置を備え、該マンドレル挿入装置は、コイルの中空孔に挿入され内部に火炎ガス室を形成する中空のマンドレル部と、該マンドレル部内の火炎ガス室に火炎を形成する高温ガス噴射装置と、を有し、マンドレル部には、その外周部に火炎ガス室内の高温ガスを噴射させるための貫通孔が複数設けられており、貫通孔から噴射する高温ガスで巻取ったコイルの内面を保加熱する、ことを特徴とするコイル内面の保加熱装置が提供される。
【0012】
上記本発明の構成によれば、中空構造でその外周部の貫通孔から巻取られたコイルの内面より高温とする高温ガスを噴射する高温ガス噴射装置をマンドレル部に備え、コイルへの挿入前に所定の温度に予備加熱できるので、マンドレルからの抜熱によるコイル内面への温度低下を防止してストリップの幅方向の温度分布を均一にできる。またマンドレル自体を高温ガスの発生源としたので、その輻射熱でコイルの最適温度範囲が例えば1000〜1200℃の場合に、マンドレル部の温度をそれ以上に容易かつ急速に加熱できコイル内面を効率的に保加熱できるとともに保加熱装置をコンパクトにできる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記高温ガス噴射装置は、反コイル側のマンドレル部端面に設けられた可燃ガス供給管、空気供給管及び着火用電気ケーブルを有する火炎バーナからなる。この構成により、マンドレル挿入装置内の軸内に可燃ガス供給装置や着火装置を内臓したので、構造を簡素化できる。
【0014】
更に、前記マンドレル部の中空部に、高温ガス噴射用の貫通孔から高温ガスが軸方向及び円周方向に均一に噴射するように整流板が設けられている、のがよい。この構成により、複数の貫通孔から高温ガスが整流板により同時に均一に噴射でき、更に、高温ガスを有効に使用できる。
【0015】
また、本発明によれば、熱間圧延材をコイルに巻取りかつ巻戻す巻取り巻戻し装置用のコイル内面の保加熱装置であって、コイルの一端に配置されたマンドレル挿入装置と、他端に配置されたマンドレル支持装置とを備え、該マンドレル挿入装置は、コイルの中空孔に挿入され先端部に円錐形状体を有し、内部に火炎ガス室を形成する中空のマンドレル部と、該マンドレル部内の火炎ガス室に火炎を形成する高温ガス噴射装置と、を有し、マンドレル部には、その外周部に火炎ガス室内の高温ガスを噴射させるための貫通孔が複数設けられており、前記マンドレル支持装置は、マンドレル部の円錐形状体と嵌合してこれを回転自在に支持する受け体を有し、これによりマンドレル部を支持しながら、高温ガス噴射用の貫通孔から噴射する高温ガスで巻取ったコイルの内面を保加熱する、ことを特徴とするコイル内面の保加熱装置が提供される。
【0016】
上記本発明の構成によれば、コイル内面の加熱を単体のマンドレル挿入装置で行うので、コンパクトな設備とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施態様を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるコイル内面の保加熱装置の第1実施形態を示す縦断面図である。このコイル内面の保加熱装置10は、熱間圧延材をコイル11に巻取りかつ巻戻す巻取り巻戻し装置用のコイル内面の保加熱装置であり、熱間圧延材を芯なしで巻取り巻戻ししても、マンドレル部(後述する)を芯として巻取り巻戻ししてもよい。
【0018】
図1において、本発明のコイル内面の保加熱装置10は、対向配置された1対のマンドレル挿入装置14を備える。このマンドレル挿入装置14は、コイル11の中空孔に挿入される中空のマンドレル部22と、マンドレル部22内に高温ガスを噴射する高温ガス噴射装置25とを有している。また、マンドレル部22には、その外周部に高温ガス噴射用の貫通孔23が設けられている。
【0019】
更に、この実施形態では、巻取ったコイル端面を加熱する端面加熱装置15を備えている。なお端面加熱装置15は、図示しない位置調整装置により、コイル幅に従い最適な距離に移動できるようになっている。
【0020】
図1において、マンドレル挿入装置14は、巻取るコイル11の幅に合せて軸方向に近接離反自在に、コイル11の中空孔12内で所定の間隙Cで対向配置されている。また、このマンドレル挿入装置14は、中空構造のマンドレル13と、アイドラ軸17と、アイドラ軸17を内蔵するスライドケース19と、本体フレーム20から形成されている。
【0021】
中空構造のマンドレル13は、コイル11への挿入部となる耐熱性の円筒形状部である。アイドラ軸17は、コイル11側の側面にマンドレル13が取付けられ、軸心部に貫通孔16を有し、外周部に取付けた軸受18で回転自在になっている。本体フレーム20は、スライドケース19の外周部を軸方向に摺動自在に支持している。
【0022】
また、本体フレーム20の外周部は、図示しない揺動装置に取付けられ、巻取ったコイル11の外径に合せて端面加熱装置15を貫通して揺動できるようになっている。
更に、マンドレル13のコイル側の先端のマンドレル部22は、中空構造となっており、その中空部22aが火炎ガス室となる。また、マンドレル部22の外周部には、複数の貫通孔23が、半径方向に放射状かつ軸方向に均一に適当な間隔で設けられており、火炎ガス室22aから高温ガス22bの噴射によりコイル11の内面24をバラツキがなく保熱するようになっている。
【0023】
従って、マンドレル自体を高温ガスの発生源としたので、その輻射熱でコイルの最適温度範囲が例えば1000〜1200℃の場合に、マンドレル部の温度をそれ以上に容易かつ急速に加熱できコイル内面を効率的で均一に保加熱できるとともに保加熱装置をコンパクトにできる。また、コイル11の中空孔12に挿入する前に巻取られるコイル11の内面24より高い温度でマンドレル部22を予備加熱できるので、マンドレルからの抜熱によるコイル内面への温度低下を防止でき、バー全体の組成を均一にすることができる。なお、マンドレルは、予め予熱しておき、マンドレル部を芯として巻取り巻戻ししてもよい。
【0024】
また、図1において、高温ガス噴射装置25は、マンドレル13内の反コイル側のマンドレル部22の端面に取付けられ、図示しない吹き出し口をコイル側の前記火炎ガス室22aに放射する火炎バーナである。更に高温ガス噴射装置25の反コイル側の端面25aには、アイドラ軸17の貫通孔16を貫通して可燃ガス供給管26と空気(酸素)供給路27の2本の配管及び着火用電気ケーブル28である配線が、図示しないロータリージョイントを経由してマンドレル挿入装置14の外部から接続されている。
【0025】
従って、火炎バーナや点火機構である着火用装置を、マンドレル挿入装置の軸内に内蔵したので構造を簡素化でき、更に、メンテナンス性を向上できる。
【0026】
図2は、本発明におけるマンドレル部22の中空構造を示す別の部分断面図である。図2は、図1と同様にマンドレル部22を火炎ガス室22aとして高温ガス22bを噴射してコイル11の内面24を保加熱して温度低下を防止している。図1との相違は、マンドレル部22の中空構造の内部に高温ガス22bとなる火炎ガス(高温ガス)を、貫通孔23から軸方向及び円周方向に均一に噴射させ、例えば本図に示す十字形状に配置した整流板29を設けてもよい。また、整流板29には、より一層高温ガスが等分に流れやすいような位置に、貫通孔30を設けている。
【0027】
従って、コイルの内面への高温ガスの噴射が効率的にムラのない均一の保加熱と高温ガスの有効利用ができる。更に、整流板を中空構造のマンドレル部に取付け補強材の役割をさせたので、マンドレルの強度を向上できる。
【0028】
図3は、本発明の第2実施形態を示す図1と同様の縦断面図である。この図において、コイル内面の保加熱装置33は、コイル11への挿入部となる円筒形状の中空構造のマンドレル34と、コイル11側の側面にマンドレル34を取付け軸心部に貫通孔16と外周部に取付けた軸受18で回動自在なアイドル軸17と、回動自在なアイドラ軸17を内蔵するスライドケース19と,スライドケース19の外周部を軸心方向に図示しない移動装置で摺動自在に内蔵する本体フレーム20から形成されている。また、本体フレーム20の外周は、巻取ったコイル11の外径に合せて端面加熱装置15の切欠き部21を貫通して追従するマンドレル13の軌跡に沿って揺動する図示しない揺動装置が取付けられている。
【0029】
更に、マンドレル34のコイル側の先端のマンドレル部35は、耐熱性で円筒形状の中空構造でその中空部である35aは、火炎ガス室となる。また、マンドレル部35の先端部は,円錐形状体36である。マンドレル部35の円錐形状体36側の軸方向の延長には、該円錐形状体36を回転自在に嵌合する受け体37が設けられている。受け体37は、前記円錐形状体36の円錐外径に嵌合する円錐内径を有する内輪38が回転自在とする軸受け39を介して外輪40に一体的に形成されている。また、受け体37の外周は、前記本体フレーム20の外周と同様に巻取ったコイル11の外径に合せて端面加熱装置15の切欠き部21を貫通して追従するマンドレル34の軌跡に沿って揺動する図示しない揺動装置に取付けられ、両方の揺動装置は同調して揺動できるようになっている。
【0030】
図3は、図1と同様にマンドレル部35を火炎ガス室35aとして高温ガス35bを噴射してコイル11の内面24を保加熱して温度低下を防止している。図1との相違は、図1では巻取ったコイル11の中空孔12にマンドレル35を挿入するマンドレル挿入装置14はコイル11を挟み各々1組を一式として使用する。これに対して、図3の場合のマンドレル挿入装置14は、片側のみ1組での使用とする。この構成により、設備及び設置場所を減少できる。
【0031】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
上述したように本発明のコイル内面の保加熱装置は、中空構造のマンドレル自体を火炎ガス室とし外周部に高温ガスを噴射する貫通孔を設け、巻取ったコイルの中空孔への挿入前にコイルの内面より高温に予備加熱させたので、マンドレルからコイルの内面への抜熱による温度低下を防止し、バー全体の組成を均一にできる。
【0033】
また、高温ガス噴射装置及びガス供給装置をマンドレル挿入装置内に内蔵させたので構造を簡素化できる。更に、中空構造のマンドレルに整流板を設けたので高温ガスが等分に流すことができ、コイルの内面への高温ガスの噴射が効率的にムラのない均一の保加熱と高温ガスの有効利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコイル内面の保加熱装置の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明によるマンドレル部の中空構造についての他の実施の形態を示す部分断面図である。
【図3】本発明によるコイル内面の保加熱装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図4】従来の圧延設備の模式図である。
【図5】従来のコイル端面の保加熱装置の模式図である。
【図6】従来のコイル内面の保加熱装置の模式図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 コイル
2 クレードルロール
3 加熱装置
4 位置調整装置
5 切欠き部
6 コイル内面バーナ
6a 火炎
7 マンドレルバーナ
7a 火炎
8 マンドレル
9 支持ロール
10 保加熱装置
11 コイル
12 中空孔
13 マンドレル
14 マンドレル挿入装置
15 端面加熱装置
16 貫通孔
17 アイドラ軸
18 軸受
19 スライドケース
20 本体フレーム
21 切欠き部
22 マンドレル部
22a 中空部(火炎ガス室)
22b 高温ガス
23 貫通孔
24 内面
25 高温ガス噴射装置
25a 端面
26 可燃ガス供給管
27 空気供給管
28 着火用電気ケーブル
29 整流板
30 貫通孔
33 保加熱装置
34 マンドレル
35 マンドレル部
35a 中空部(火炎ガス室)
35b 高温ガス
36 円錐形状体
37 受け体
38 内輪
39 軸受
40 外輪
C 間隙
a、b、c 位置

Claims (4)

  1. 熱間圧延材をコイルに巻取りかつ巻戻す巻取り巻戻し装置用のコイル内面の保加熱装置であって、対向配置された1対のマンドレル挿入装置を備え、
    該マンドレル挿入装置は、コイルの中空孔に挿入され内部に火炎ガス室を形成する中空のマンドレル部と、該マンドレル部内の火炎ガス室に火炎を形成する高温ガス噴射装置と、を有し、マンドレル部には、その外周部に火炎ガス室内の高温ガスを噴射させるための貫通孔が複数設けられており、貫通孔から噴射する高温ガスで巻取ったコイルの内面を保加熱する、ことを特徴とするコイル内面の保加熱装置。
  2. 前記高温ガス噴射装置は、反コイル側のマンドレル部端面に設けられた可燃ガス供給管、空気供給管及び着火用電気ケーブルを有する火炎バーナからなる、請求項1に記載のコイル内面の保加熱装置。
  3. 更に、前記マンドレル部の中空部に、高温ガス噴射用の貫通孔から高温ガスが軸方向及び円周方向に均一に噴射するように整流板が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル内面の保加熱装置。
  4. 熱間圧延材をコイルに巻取りかつ巻戻す巻取り巻戻し装置用のコイル内面の保加熱装置であって、コイルの一端に配置されたマンドレル挿入装置と、他端に配置されたマンドレル支持装置とを備え、
    該マンドレル挿入装置は、コイルの中空孔に挿入され先端部に円錐形状体を有し、内部に火炎ガス室を形成する中空のマンドレル部と、該マンドレル部内の火炎ガス室に火炎を形成する高温ガス噴射装置と、を有し、マンドレル部には、その外周部に火炎ガス室内の高温ガスを噴射させるための貫通孔が複数設けられており、前記マンドレル支持装置は、マンドレル部の円錐形状体と嵌合してこれを回転自在に支持する受け体を有し、これによりマンドレル部を支持しながら、高温ガス噴射用の貫通孔から噴射する高温ガスで巻取ったコイルの内面を保加熱する、ことを特徴とするコイル内面の保加熱装置。
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