JP3631329B2 - 火災報知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ煙感知器とアナログ熱感知器を同じ監視区域に設置して火災を監視する火災報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アナログ火災感知器を設置した火災報知装置にあっては、複数のアナログ火災感知器を警戒区域に設置し、受信機からのアドレス指定によるポーリングによって検出データを一定周期毎に収集し、アナログ火災感知器の検出レベルが所定の火災判定レベルに達したときに火災と判断し、火災警報を出すようにしている。
【0003】
また、誤報を防止するために受信機側に蓄積カウンタを設け、火災を判断する毎に蓄積カウンタをカウントアップし、所定時間内にカウンタ計数値が所定値に達した時に火災と判断して火災判定信号を出力する蓄積処理を行っている。
更に、特開平7−182573号のものにあっては、1つの警戒区域に設置した複数のアナログ火災感知器の検出レベルが、火災判定レベルより低めに設定されたプリアラームレベルに相当する基準レベルに達したときに、他の火災感知器の火災判断レベルを下げて検出感度を高め、火災判断を迅速にできるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のアナログ火災感知器を用いた火災報知装置にあっては、アナログ火災感知器として、火災による煙濃度を検出するアナログ煙感知器か、火災による温度を検出するアナログ熱感知器のいずれか一方を使用しており、火災の状況や設置場所によっては、火災判断に時間がかかったり、火災を誤判断しやすい問題があった。
【0005】
例えば、煙が多い燻焼性の火災については、アナログ熱感知器を設置していると、温度がなかなか増加しないことから火災の検出に時間がかかる。また発火性の火災では煙がほとんどでないため、アナログ煙感知器を設置していると火災の検出に時間がかかる問題がある。
一方、調理室や会議室等のように水蒸気や煙の多い場所にアナログ煙感知器を設置していると火災を誤判断することが多い。また窓際等の温度が上昇し易い場所にアナログ熱感知器を設置していると、夏場等に火災を誤判断し易いとう問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、アナログ火災感知器を用いて、誤報が少なく真火災を確実に判断することのできる火災報知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、次のように構成する。まず本発明は、受信機からの伝送路に複数のアナログ火災感知器を接続し、受信機からの順次呼出しによりアナログ火災感知器から検出データを返送させ、この検出データに基づいて受信機で火災を判断する火災報知装置を対象とする。
【0008】
まず本発明は、同じ警戒区域にアナログ煙感知器及びアナログ熱感知器を設置する。そして、火災レベル判定部、プリアラーム判定部及び蓄積解除部を設ける。火災レベル判定部は、アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが所定の火災判定レベルに達した時に蓄積を開始し、所定の蓄積処理後に真火災を示す火災判定信号を出力する。
【0009】
プリアラーム判定部は、アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが火災判定レベルより低い所定のプリアラームレベルに達した時に、プリアラーム判定信号を出力する。
更に、蓄積解除部は、プリアラーム判定部で同じ警戒区域に設置されたアナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方のプリアラームを判定した際に、火災レベル判定部の蓄積処理を解除し、アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが火災判定レベルに達した時に火災判定信号を直ちに出力させる。
【0010】
蓄積解除部は、プリアラーム判定部から出力されるアナログ煙感知器のプリアラーム判定信号とアナログ熱感知器のプリアラーム判定信号の論理積出力により火災レベル判定部の蓄積処理を解除し、いずれかのアナログ火災感知器の検出レベルが火災判定レベルに達した時に直ちに火災判定信号を出力させる。
火災レベル判定部は、受信機からの呼出しで得られた検出データが火災判定レベルに達している時にカウントアップされる蓄積カウンタを備え、蓄積カウンタの計数値が所定値に達したときに、火災判定信号を出力する。また蓄積解除部で同じ警戒区域に設置されたアナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方のプリアラームを判定した際には、蓄積カウンタをバイパスして計数値が所定値未満でも火災判定信号を出力させる。
【0011】
このような本発明の火災報知装置によれば、同じ警戒区域に設置しているアナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方についてプリアラームの判定結果が得られたときに、同じ警戒区域に設置している全てのアナログ火災感知器の蓄積処理を解除する。この場合、煙と熱という異なった物理量を同時に判断していることから、誤報によって両方がプリアラームレベルになるような確率は極めて低く、真火災の場合に限られる。
【0012】
そして煙と熱の両方のプリアラームレベルとなったときに、その警戒区域に設置しているアナログ火災感知器につき、蓄積処理による火災判断を解除し、火災レベルへの到達で迅速に火災と判断する。この結果、誤報が少なく、真火災を確実且つ迅速に判断することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の火災報知装置の実施形態のブロック図である。図1において、受信機1には端末伝送部10と各種の火災受信制御を行うマイクロプロセッサ (以下「MPU」という)12が設けられる。受信機1からは例えば伝送路2−1,2−2が引き出され、例えば伝送路2−1側を例にとると、中継器3、アナログ煙感知器5、アナログ熱感知器6及び発信機7等を接続している。
【0014】
中継器3からは感知器回線が引き出され、この感知器回線にオンオフ型の火災感知器4を接続している。伝送路2−1に接続された中継器3、アナログ煙感知器5、アナログ熱感知器6、発信機7のそれぞれに対しては、予め端末アドレスが割り当てられている。
端末アドレスは1伝送路当たり例えば127アドレスを使用することができる。受信機1の端末伝送部10は、伝送路2−1に接続された端末に対し一定周期ごとに順次アドレスを指定した呼出しを行い、この受信機1側からの呼出しに対し、アドレス一致を判別した端末から検出データの返送が行われる。
【0015】
この受信機1の呼出しによる端末からの検出データは、中継器3にあっては、感知器回線に接続しているオンオフ型火災感知器4の発報の有無を示す発報データであり、アナログ煙感知器5にあっては、そのときの煙濃度に応じた検出データであり、熱感知器6にあっては、そのときの検出温度に対応した検出データであり、更に発信機7にあっては、火災時の押しボタン操作によるスイッチオンオフ信号となる。このような伝送路2−1に対する端末の接続は、伝送路2−2側についても基本的に同じである。
【0016】
図1の実施形態にあっては、伝送路2−1側については、会議室8にアナログ煙感知器5とアナログ熱感知器6を設置している。また伝送路2−2側については、別の会議室9にアナログ煙感知器5とアナログ熱感知器6を接続している。即ち本発明の火災報知装置にあっては、同じ警戒区域にアナログ煙感知器5とアナログ熱感知器6の組を必ず1つ設置している。もちろん必要に応じて、それ以上の煙感知器5及びまたはアナログ熱感知器6を設けることは自由である。
【0017】
図2は図1の受信機1に設けたMPU12により実現される本発明の火災報知装置における処理機能の機能ブロック図である。このMPU12による受信処理機能は、プリアラーム判定部14、プリアラームテーブル16、比較部18、火災レベル判定部20、蓄積カウンタ22、AND回路24及びOR回路26で構成される。
【0018】
プリアラーム判定部14は、図1の受信機1に設けた端末伝送部10による端末呼出しで返送されたアナログ煙感知器5及びアナログ熱感知器6の検出データである受信データを入力し、予め定めた所定のプリアラームレベルと比較している。同時に、アナログ煙感知器5及びアナログ熱感知器6からの受信データは火災レベル判定部20に与えられ、所定の火災レベルと比較されている。
【0019】
ここで火災レベル判定部20に設定している火災判定レベルは、アナログ煙感知器5については例えば煙濃度10%/mであり、またアナログ熱感知器6については65℃である。これに対しプリアラーム判定部14にあっては、火災判定レベルより低いプリアラームレベルを設定している。このプリアラームレベルは、アナログ煙感知器5については例えば煙濃度5%/mであり、アナログ熱感知器6については例えば55℃である。
【0020】
プリアラーム判定部14は、アナログ煙感知器5またはアナログ熱感知器6からの受信データが予め設定した所定のプリアラームレベルに達すると、プリアラーム判定データ(プリアラーム判定信号)D1を出力する。プリアラーム判定データD1は、プリアラームテーブル16に登録されると同時に比較部18に与えられる。
【0021】
プリアラームテーブル16には、プリアラーム判定部14からプリアラーム判定データD1が得られるごとに、「区画,プリアラーム,種別」のフォーマットをもつデータが登録される。プリアラーム判定部14は、プリアラーム判定データD1を出力すると同時に、プリアラームテーブル16に対しテーブルアドレスとして区画データA1を常に出力し、プリアラームテーブル16に既に登録されている最新の同じ区画のプリアラーム判定データD2を読み出して、比較部18に供給する。
【0022】
比較部18は、プリアラーム判定部14から出力された現時点のプリアラーム判定データD1とプリアラームテーブル16に登録された過去のプリアラーム判定データD1とを比較し、同一区画で煙と熱のプリアラーム判定結果が得られていることを比較判定したときに、Hレベルとなる比較信号E1を出力する。
一方、火災レベル判定部20に続いては蓄積カウンタ22が設けられる。蓄積カウンタ22は、火災レベル判定部20においてアナログ煙感知器5またはアナログ熱感知器6の呼出しで得られた受信データが所定の火災レベルに達したときの火災レベル判定出力E2をカウントアップする。
【0023】
蓄積カウンタ22は火災レベル判定出力E2を続けて2カウントしたときにカウンタ出力E3を生じ、OR回路26を介してこれを火災判断出力E5として送出し、受信機1における火災表示、火災警報出力、更に外部に対する移報出力等を行わせる。
比較部18でアナログ煙感知器5とアナログ熱感知器6の両方についてのプリアラームレベル判定結果を比較判定してHレベルの比較出力E1が得られた場合には、蓄積カウンタ22に並列に設けているAND回路24を許容状態とする。
【0024】
このため、その後に火災レベル判定部20で同じ区画についてアナログ煙感知器5またはアナログ熱感知器6の受信データのいずれかが所定の火災レベルに達することで火災レベル判定信号E2が出力されると、比較部18の比較出力E1により許容状態にあるAND回路24により蓄積カウンタ22をバイパスして出力信号E4が得られ、これによってOR回路26より火災判断出力E5が外部に送出される。
【0025】
即ち、比較部18による同一区画の熱と煙の両方のプリアラーム判定結果に基づいた蓄積動作の解除により、その後、熱または煙のいずれかが火災レベルに達したら直ちに火災判断出力を送出するようにしている。
このことから、比較部18、AND回路24及びOR回路26は、蓄積カウンタ22の蓄積機能を解除する蓄積解除部を構成している。
【0026】
図3は、図2の機能を備えた図1の実施形態における受信機1のMPU12による処理動作のフローチャートである。まず受信機1の電源投入により装置を立ち上げると、ステップS1で各種の初期設定が行われる。初期設定が済むと定常監視状態に入り、端末伝送部10のアドレス指定による端末呼出しが伝送路2−1,2−2ごとに独立に行われている。
【0027】
MPU12は、定常監視状態では、受信機1に設けている復旧スイッチがオンか否かステップS2でチェックし、通常、復旧スイッチはオンしていないことからステップS3に進み、アナログ煙感知器5またはアナログ熱感知器6の応答による検出データに何等かの変化を生ずるイベントがあるか否かチェックする。
ステップS3で検出データが変動してイベントありが判別されるとステップS4に進み、検出データを煙または熱ごとに定めた所定のプリアラームレベルと比較する。検出データがプリアラームレベルに達していればステップS5に進み、種別はアナログ煙感知器か否かチェックする。
【0028】
アナログ煙感知器であればステップS6に進み、同一区画でアナログ熱感知器によるプリアラームが既に判定されているか否かチェックする。同一区域で既にアナログ熱感知器のプリアラームが判定されていると、同一区画に設けている全てのアナログ火災感知器を対象に蓄積処理を解除する。
一方、ステップS5で種別がアナログ煙感知器5でなくアナログ熱感知器6であった場合には、ステップS7に進み、逆に同一区画で種別の異なるアナログ煙感知器についてもプリアラーム判定が既にあるか否かチェックする。もしアナログ煙感知器について既にプリアラーム判定があれば、同様にステップS8に進み、同一区画に設けている全てのアナログ感知器の蓄積処理を解除する。
【0029】
ステップS6,S7で、種別の異なる他のアナログ火災感知器のプリアラームの判定がなければ、再びステップS2に戻り、次のイベントによる処理を待つ。続いてステップS9で、検出レベルが火災レベルか否かチェックする。もし火災レベルを超えていればステップS10に進み、蓄積解除か否かチェックする。蓄積が解除されていなければステップS11で蓄積カウンタを1つカウントアップし、ステップS12で規定カウンタ例えば2カウントに達したか否かチェックし、2カウントに達すれば、ステップS13で火災警報処理を行う。
【0030】
一方、ステップS4〜S8の処理において、同一区画でアナログ煙感知器5及びアナログ熱感知器6の両方についてプリアラームレベルの判定結果が得られている場合には、ステップS10で蓄積解除が判定され、直ちにステップS13に進み、そのときの火災レベルの判定結果に基づき直ちに火災警報処理を行う。
ステップS4でプリアラームレベルでなかった場合には、ステップS14で障害等のその他の処理を行って、再びステップS2に戻る。またステップS13で火災警報処理が行われた後に、ステップS2で受信機1に設けている復旧スイッチのオンが判別されると、ステップS15で復旧処理が行われる。
【0031】
尚、本発明の火災報知装置は、同一警戒区域に設けているアナログ煙感知器5とアナログ熱感知器6の両方がプリアラームレベルへの到達したことを判定したときに受信機1における蓄積処理を解除して、その後の火災レベルの判定結果により直ちに真火災と判断できればよく、図2の機能ブロックや図3のフローチャートによる限定は受けない。
【0032】
また図1の実施形態にあっては受信機1側でプリアラームレベルを判定しているが、アナログ煙感知器5及びアナログ熱感知器6側でプリアラームレベルを判定し、その判定結果を受信機1に送る場合についても、同様に適用できる。この点は火災レベルについても、同様に、アナログ煙感知器5及びアナログ熱感知器6側で判定してその判定結果を受信機1に送ることができる。
【0033】
したがって、受信機1側にあっては、端末側で判定された煙と熱の各々のプリアラーム判定結果の両方が得られたときに続いて得られる火災レベルの判定結果の蓄積処理を解除して直ちに火災警報処理を行うようにできればよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、同じ警戒区域に設置しているアナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方についてプリアラームの判定結果が得られたときに、同じ警戒区域に設置している全てのアナログ火災感知器の蓄積処理を解除しており、煙と熱という異なった物理量を同時に判断していることから、誤報によって両方がプリアラームレベルに達するような確率は極めて低く、真火災を正確に判断することができる。
【0035】
また煙と熱の両方のプリアラームレベルを判定すると火災レベルの判断結果に基づく蓄積処理を解除していることから、火災レベルへの到達で直ちに真火災と判断して火災警報等の必要な処理を行うことができる。この結果、誤報が少なく、真火災を迅速且つ確実に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のブロック図
【図2】図1の受信機に設けたM−CPUの機能ブロック図
【図3】本発明の処理動作のフローチャート
【符号の説明】
1:受信機
2−1,2−2:伝送路
3:中継器
4:オンオフ型火災感知器
5:アナログ煙感知器
6:アナログ熱感知器
7:発信機
8,9:会議室
10:端末伝送部
12:プロセッサ(MPU)
14:プリアラーム判定部
16:プリアラームテーブル
18:比較部
20:火災レベル判定部
22:蓄積カウンタ
24:AND回路
26:OR回路

Claims (3)

  1. 受信機からの伝送路に複数のアナログ火災感知器を接続し、受信機からの順次呼出しによりアナログ火災感知器から検出データを返送させ、該検出データに基づいて受信機で火災を判断する火災報知装置に於いて、
    同じ警戒区域に設置されたアナログ煙感知器及びアナログ熱感知器と、
    前記アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが所定の火災判定レベルに達した時に蓄積を開始し、所定の蓄積処理後に真火災を示す火災判定信号を出力する火災レベル判定部と、
    前記アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが前記火災判定レベルより低い所定のプリアラームレベルに達した時に、プリアラーム判定信号を出力するプリアラーム判定部と、
    前記プリアラーム判定部で同じ警戒区域に設置された前記アナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方のプリアラームを判定した際に、前記火災レベル判定部の蓄積処理を解除し、いずれかのアナログ火災感知器の検出レベルが前記火災判定レベルに達した時に直ちに火災判定信号を出力させる蓄積解除部と、
    を備えたことを特徴とする火災報知装置。
  2. 請求項1記載の火災報知装置に於いて、前記蓄積解除部は、前記プリアラーム判定部から出力されるアナログ煙感知器のプリアラーム判定信号とアナログ熱感知器のプリアラーム判定信号の論理積出力により前記火災レベル判定部の蓄積処理を解除し、前記アナログ煙感知器又はアナログ熱感知器の検出レベルが前記火災判定レベルに達した時に火災判定信号を直ちに出力させることを特徴とする火災報知装置。
  3. 請求項1記載の火災報知装置に於いて、
    前記火災レベル判定部は、前記受信機からの呼出しで得られた検出データが前記火災判定レベルに達するごとにカウントアップされる蓄積カウンタを備え、該蓄積カウンタの計数値が所定値に達したときに、火災判定信号を出力し、
    前記蓄積解除部は、同じ警戒区域に設置された前記アナログ煙感知器とアナログ熱感知器の両方のプリアラームを判定した際には、前記蓄積カウンタをバイパスして係数値が所定値未満でも火災判定信号を出力させることを特徴とする火災報知装置。
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