JP3630366B2 - 熱分解残渣選別装置 - Google Patents

熱分解残渣選別装置 Download PDF

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱分解残渣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記の熱分解残渣選別装置としては、熱分解反応器からの熱分解残渣を受け入れる篩い目の大きな振動式の第1の篩と、前記第1の篩いからの熱分解残渣を受け入れる篩い目の小さな振動式の第2の篩いとを設けて構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によれば、各篩いが振動式になっていたために、例えば針金等の細長い熱分解残渣が篩い目に入り込んだ場合、そのまま篩い目から外れなくなりやすかった。
【0004】
その結果、ラインを停止させてたびたび篩い目を掃除しなければならず、作業者の負担が大きくなるとともに、ラインの停止により作業効率が低くなるという問題があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、熱分解残渣選別装置の篩い目の掃除の頻度を従来よりも少なくすることができて作業者の労力を軽減でき、熱分解残渣の選別作業の作業効率を向上させることができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0013】
[構成]
熱分解反応器からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して回転する横型の中空回転体を、前記軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設け、前記中空回転体を軸芯方向で所定の長さの割合で2区画に区分けして、前記一端側に対応する側の区画の中空回転体部分に複数の篩い目を形成するとともに、他端側に対応する側の区画の中空回転体部分に、前記篩い目から漏下しなかった熱分解残渣を、前記中空回転体の回転に伴って掻き上げる所定数の掻き上げ羽根を設け、前記軸芯方向他端側の外周部に篩い目以上残渣排出口を設けてある。
【0014】
[作用][イ]横型の中空回転体が熱分解反応器からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して回転する。前記中空回転体は、前記軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設定してあるから、熱分解残渣は中空回転体内で前記軸芯周りの回転力を受けながら前記軸芯方向他端側に向かう。
【0015】
[ロ]篩い目よりも小さい熱分解残渣は複数の篩い目から漏下し、篩い目から漏下しなかった熱分解残渣は前記掻き上げ羽根側に入り込み、中空回転体の回転に伴って掻き上げられながら前記軸芯方向他端側に向かい、篩い目以上残渣排出口に入り込んで排出される。
【0016】
[ハ]その結果、複数の篩い目を形成した中空回転体を回転させながら熱分解残渣を篩い分けるから、針金等の細長い熱分解残渣が篩い目に入り込んでも、中空回転体の回転に伴って篩い目から外れやすくなる。そして、篩い目に針金等が引っ掛かったことに起因する篩い目の掃除の頻度を従来よりも減らすことができるとともに、篩い目の掃除のためのラインの停止の頻度を従来よりも減らすことができる。
【0017】
[ニ]さらに、上記作用[ロ]により、掻き上げられた熱分解残渣が中空回転体内で落下するときの衝撃で、大きな熱分解残渣に付着しているカーボン残渣をその大きな熱分解残渣から分離させることができる。
【0018】
これにより、本装置から排出される熱分解残渣を各種の金属選別機で選別する場合、前記大きな熱分解残渣からカーボン残渣を選別するための風力選別機を設けなくても金属の純度を高い状態にして選別することができる。
【0019】
[効果]従って、上記作用[イ],[ロ],[ハ]により、篩い目の掃除の頻度を従来よりも少なくすることができて、作業者の労力を軽減でき、篩い目の掃除のためのラインの停止の頻度を従来よりも減らすことができて、熱分解残渣の選別作業の作業効率を向上させることができ、さらに、前記作用[ニ]により、装置スペースを従来よりも狭くて済むようにすることができるとともに、装置をコンパクトにすることができた。
【0020】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0021】
[構成]請求項1による発明の構成において、前記篩い目から漏下しなかった熱分解残渣のうちの粗大物を前記篩い目以上残渣排出口の上方を通過させる粗大物篩い分け部を設けるとともに、前記粗大物に対する粗大物排出口を設けてある。
【0022】
[作用]請求項1の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0023】
つまり、篩い目から漏下しなかった熱分解残渣のうちの粗大物は粗大物篩い分け部により篩い目以上残渣排出口の上方を通過して、粗大物排出口に入り込んで排出される。
【0024】
[効果]従って、請求項1の構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、選別精度を向上させることができた。
【0025】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0026】
[構成]請求項2による発明の構成において、前記粗大物篩い分け部は、前記中空回転体の軸芯方向他端側に、前記軸芯方向に延びる複数の棒状部材を、前記中空回転体の周方向に並ぶ状態に片持ち支持させて構成してある。
【0027】
[作用]請求項2の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、前記粗大物篩い分け部は、前記中空回転体の前記軸芯方向他端側に、前記軸芯方向に延びる複数の棒状部材を、前記中空回転体の周方向に並ぶ状態に片持ち支持させて構成してあるから、針金の塊のような粗大物であっても引っ掛かりにくくなる。
【0028】
[効果]従って、請求項2の構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、選別精度をより向上させることができた。
【0029】
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0030】
[構成]
請求項1,2,3のいずれか一つによる発明の構成において、前記篩い目から漏下する熱分解残渣を排出案内する筒状の熱分解残渣ガイドを、前記中空回転体の外周部に設けてある。
【0031】
[作用]請求項1,2,3のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え次の作用を奏することができる。
【0032】
例えば、図7(b)に示すように、熱分解残渣ガイド104を設けてないものでは、屈曲した針金78等の細長い熱分解残渣が中空回転体87の板状の周壁部87Aを挟んだ状態になって引っ掛かることがあるが、請求項4の構成によれば、図7(a)に示すように、熱分解残渣ガイド104を設けてあるから、屈曲した針金78等の細長い熱分解残渣が、中空回転体87の板状の周壁部87Aを挟むことができなくなって、針金78等の引っ掛かかりを抑制することができるようになる。
【0033】
[効果]従って、請求項1,2,3のいずれか一つの構成による効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0034】
請求項5による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0035】
[構成]請求項1,2,3,4のいずれか一つによる発明の構成において、前記軸芯方向で隣合う篩い目同士の間隔を設定距離以上離間させてある。
【0036】
[作用]請求項1,2,3,4のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、前記設定距離をある程度長くすることで、針金等の細長い熱分解残渣が、前記隣合う篩い目同士を跨がった状態、つまり、針金の一端部が一方の篩い目に、他端部が他方の篩い目に引っ掛った状態になりにくくなる。
【0037】
[効果]従って、請求項1,2,3,4のいずれか一つの構成による効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0039】
図1に、家庭ゴミ等の一般廃棄物やカーシュレッダーダスト・電化製品等の産業廃棄物の処理プラントである熱分解ガス化溶融プラントを示してある。
【0040】
この熱分解ガス化溶融プラントは前処理設備1・熱分解ドラム設備2・熱分解残渣選別設備3・高温燃焼溶融設備4・ボイラ発電設備5・排ガス処理設備6から成る。
【0041】
[前処理設備1]
廃棄物ピット7に貯留された廃棄物を破砕機で破砕し、破砕廃棄物を搬送装置等で熱分解ドラム設備2に送る。
【0042】
[熱分解ドラム設備2]
図1,図2に示すように、廃棄物ピット7からの廃棄物をスクリューフィーダ10がフィーダケース11内に受け入れて熱分解ドラム12(熱分解反応器に相当)に搬送供給し、熱分解ドラム12により廃棄物を無酸素あるいは低酸素雰囲気で約450°Cの熱分解ガスと熱分解残渣とに熱分解する。
【0043】
前記熱分解ドラム12は、スクリューフィーダ10からの廃棄物を中空内に受け入れる横型の回転ドラム27を設けるとともに、廃棄物加熱用の加熱ガスを流通させる複数本の伝熱管28を回転ドラム27の中空内に、その回転ドラム27の長手方向に沿う状態に設け、伝熱管28に対する加熱ガス供給部29と加熱ガス排出部30と熱分解ガス・熱分解残渣排出部31とを設けて構成してある。
【0044】
前記加熱ガス供給部29に加熱ガス供給口39を設けてあり、この加熱ガス供給口39に熱風発生炉41から加熱ガスを供給する。
【0045】
熱分解ガスは、熱分解ガス・熱分解残渣排出部31に設けた熱分解ガス・熱分解残渣排出ケース45の上端側の熱分解ガス排出口46から排出して高温燃焼溶融炉13に送り、熱分解残渣は、熱分解ガス・熱分解残渣排出ケース45の下端側の熱分解残渣排出口47から排出して熱分解残渣選別設備3に送る。
【0046】
[熱分解残渣選別設備3]図3にも示すように、熱分解ドラム設備2からの熱分解残渣を冷却振動コンベア14で冷却しながら搬送し、鉄・アルミ等の有価物を回収し、有価物以外のカーボン残渣を図1に示す高温燃焼溶融炉13に送る。本設備の各部の詳細な構造については後で説明する。
【0047】
[高温燃焼溶融設備4]
熱分解ガス・カーボン残渣・集塵ダストを高温燃焼溶融炉13に炉頂側から吹き込み、これらを旋回燃焼する。カーボン残渣中の灰分・集塵ダストは溶融し、炉底から連続排出する。
【0048】
熱分解ドラム設備2で廃棄物が燃料化されるので低空気比(1.3)で燃焼させることができ、低空気比燃焼により排ガスが少なくなる。多段燃焼・排ガス再循環をさせて低NOx化し、十分な滞留時間をとって低ダイオキシン化する。
【0049】
[ボイラ発電設備]
排ガスはボイラ輻射ゾーンで冷却し、蒸発管群で均一な温度にした後、過熱蒸気管群に送る。ボイラ18で蒸気を熱回収し、タービン・発電機(図示せず)で電気として回収する。
【0050】
[排ガス処理設備6]
排ガスをガス冷却室21・第1バグフィルタ17・第2バグフィルタ22等で処理して煙突25から排気する。
【0051】
次に、前記熱分解残渣選別設備3について説明する。
【0052】
図3に示すように、前記熱分解ドラム12における熱分解残渣排出口47(図2参照)からの熱分解残渣を冷却振動コンベア14を介してバケットコンベア55側に送る。冷却振動コンベア14は窒素封入水冷ジャケットタイプであり、熱分解残渣を発火等が起こらない温度(約80°C)まで窒素雰囲気中で冷却する。
【0053】
そして、前記バケットコンベア55からの熱分解残渣をシール用振動コンベア59を介して回転篩い機84(熱分解残渣選別装置に相当)に送る。前記シール用振動コンベア59は、搬送面上に熱分解残渣を溜めてバケットコンベア55側への外気の侵入を阻止している。
【0054】
次に、前記回転篩い機84について詳しく説明する。図3,図4に示すように前記回転篩い機84は、熱分解ドラム12からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して駆動回転する横型の中空回転体87を、軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設けて構成してある。図4においてOは中空回転体87の軸芯、85は中空回転体87の駆動ローラ機構、86は遊転ローラ機構である。
【0055】
前記中空回転体87の傾斜角は10度である(5度〜15度の範囲内の別の傾斜角であってもよい)。また、中空回転体87の回転数は毎分10回転である(毎分5回転〜15回転の範囲内の別の回転数であってもよい)。
【0056】
そして、前記中空回転体87を軸芯方向で所定の長さの割合(1.5対1)で2区画に区分けして、前記一端側に対応する側の区画の中空回転体部分に、細長い小判状の複数の篩い目88を形成するとともに、他端側に対応する側の区画の中空回転体部分に、篩い目88から漏下しなかった熱分解残渣を、中空回転体87の回転に伴って掻き上げる複数の掻き上げ羽根89を設けてある(図5参照)。
【0057】
前記篩い目88の下方に、篩い目以下の熱分解残渣の第1排出ガイド81を設け、掻き上げ羽根89を挟んで複数の篩い目88とは反対側に、篩い目以上残渣排出口101と、この篩い目以上残渣排出口101に臨む第2排出ガイド82とを設けてある。
【0058】
各篩い目88は、熱分解残渣の流れ方向で下手側ほど上側に位置する傾斜姿勢に設定してあり、図6に示すように、前記軸芯方向で隣合う篩い目88同士の間隔を設定距離以上、つまり、針金78等の細長い熱分解残渣の一般的な長さlよりも長い距離以上離間させてある(具体的には図6における離間距離Lは100mm〜300mmの範囲内の距離に設定してある)。
【0059】
これにより、針金78等の細長い熱分解残渣が、隣合う篩い目88に跨がった状態、つまり、針金78の一端部が一方の篩い目に、他端部が他方の篩い目88に引っ掛った状態になりにくくなる。
【0060】
前記掻き上げ羽根89は、前記軸芯方向に沿う複数の細長い板材を、中空回転体87の周方向に一定の間隔で並ぶ状態に中空回転体87の内周部に固着して構成してある。
【0061】
また、前記熱分解残渣のうちの粗大物を篩い目以上残渣排出口101の上方を通過させる粗大物篩い分け部105を設けるとともに、この粗大物篩い分け部105と、中空回転体87の他端側の開口を覆う排出ケース106を設け、この排出ケース106の下端部に粗大物排出口83を形成してある。
【0062】
図8にも示すように前記粗大物篩い分け部105は、中空回転体87の軸芯方向他端側に、軸芯方向に沿う複数の棒状部材79を、中空回転体87の周方向に並ぶ状態に片持ち支持させて構成してある。
【0063】
上記の構造により、横型の中空回転体87が熱分解ドラム12からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して回転する。中空回転体87は、軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設定してあるから、熱分解残渣は中空回転体87内で軸芯周りの回転力を受けながら軸芯方向他端側に向かう。
【0064】
そして、篩い目88よりも小さい熱分解残渣は複数の篩い目88から漏下し、篩い目88よりも大きな熱分解残渣は、掻き上げ羽89根側に入り込み、中空回転体87の回転に伴って掻き上げられながら軸芯方向他端側に向かい、篩い目以上残渣排出口101に入り込んで排出される。
【0065】
熱分解残渣のうちの粗大物は粗大物篩い分け部105により篩い目以上残渣排出口101の上方を通過して、粗大物排出口83に入り込んで排出される。
【0066】
複数の篩い目88を形成した中空回転体87を回転させながら熱分解残渣を篩い分けるから、針金78等の細長い熱分解残渣が篩い目88に入り込んでも、中空回転体87の回転に伴って篩い目88から外れやすくなる。
その結果、例えば篩い目88に針金78等が引っ掛かったことに起因する篩い目88の掃除の頻度を減らすことができるとともに、篩い目88の掃除のためのラインの停止の頻度を減らすことができる。
【0067】
さらに、掻き上げられた熱分解残渣が中空回転体87内で落下するときの衝撃で、大きな熱分解残渣に付着しているカーボン残渣をその大きな熱分解残渣から分離させることができる。
【0068】
次に前記回転篩い機84の周りの構造について説明する。
【0069】
前記回転篩い機84の第1排出ガイド81から排出された熱分解残渣は、粉砕機98に送り、その後、篩い目が1mmの振動スクリーン97に送って異物とカーボン残渣とを分離し、カーボン残渣をカーボン残渣サイロ61に、異物を異物バンカ91に送る。
【0070】
前記第2排出ガイド82からの熱分解残渣は磁選機95に送り、鉄類を鉄バンカ93に回収する。鉄類以外の熱分解残渣はアルミ選別機96に送って、アルミをアルミバンカ96に回収する。アルミ以外の熱分解残渣は振動スクリーン90に送る。そして、振動スクリーン90で選別された異物を異物バンカ91に送るとともに、異物以外の熱分解残渣を前記粉砕機98に送る。前記排出ケース106の粗大物排出口83から排出された粗大物は、粗大物バンカ94に送る。
【0071】
そして、前記排出ケース106の上方に形成したガス排出口からのガスを、バグフィルタ66に送り込み、煤塵を前記粉砕機98の上手側に戻す。
【0072】
前記カーボン残渣サイロ61からのカーボン残渣は高温燃焼溶融炉13にその炉頂側から吹き込む(図1参照)。
【0073】
[別実施形態]
前記中空回転体87の軸芯方向における篩い目群の長さと掻き上げ羽根群の長さとの割合は、上記の数値(1.5対1)に限られるものでない。
【0074】
図7(a)に示すように、前記篩い目88から漏下する熱分解残渣を排出案内する筒状の熱分解残渣ガイド104を、各篩い目88ごとに中空回転体87の外周部に連設してあってもよい。
【0075】
前記回転篩い機84は、前記中空回転体87のほぼ全長にわたる部分に篩い目群を形成し、中空回転体87の軸芯方向他端側に、篩い目88から漏下しなかった熱分解残渣を排出させる篩い目以上残渣排出口101を設けて構成してあってもよい。
【0076】
つまり、熱分解ドラム12からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して回転する横型の中空回転体87を、軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設け、中空回転体87に複数の篩い目88を形成し、中空回転体87の軸芯方向他端側に、篩い目88から漏下しなかった熱分解残渣を排出させる篩い目以上残渣排出口101を設けてあってもよい。
【0077】
前記篩い目88の形状・姿勢は上記の形状・姿勢に限られるものではない。
【0078】
図9(a),図9(b)に示すように前記粗大物篩い分け部105は、熱分解残渣のうちの粗大物を篩い目以上残渣排出口101の上方を通過させ、かつ、粗大物以外の熱分解残渣を篩い目以上残渣排出口101に落下させるらせん状の送り部材107を設けて構成してあってもよい。
【0079】
以上の実施形態で挙げた数値は一例であり、別の数値であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱分解ガス化溶融プラントの概略図
【図2】熱分解ドラム設備の概略縦断面正面図
【図3】熱分解残渣選別設備の概略図
【図4】熱分解残渣選別装置の縦断正面図
【図5】図5におけるA−A視図
【図6】篩い目を示す展開図
【図7】別実施形態における篩い目等の断面図
【図8】図5におけるB−B視図
【図9】別実施形態の正面図
【符号の説明】
12 熱分解反応器
79 棒状部材
83 粗大物排出口
87 中空回転体
88 篩い目
89 掻き上げ羽根
101 篩い目以上残渣排出口
104 熱分解残渣ガイド
105 粗大物篩い分け部

Claims (5)

  1. 熱分解反応器からの熱分解残渣を軸芯方向一端側から受け入れ収容して回転する横型の中空回転体を、前記軸芯方向一端側が他端側よりも高所に位置する傾斜姿勢に設け、前記中空回転体を軸芯方向で所定の長さの割合で2区画に区分けして、前記一端側に対応する側の区画の中空回転体部分に複数の篩い目を形成するとともに、他端側に対応する側の区画の中空回転体部分に、前記篩い目から漏下しなかった熱分解残渣を、前記中空回転体の回転に伴って掻き上げる所定数の掻き上げ羽根を設け、前記軸芯方向他端側の外周部に篩い目以上残渣排出口を設けてある熱分解残渣選別装置。
  2. 前記篩い目から漏下しなかった熱分解残渣のうちの粗大物を前記篩い目以上残渣排出口の上方を通過させる粗大物篩い分け部を設けるとともに、前記粗大物に対する粗大物排出口を設けてある請求項1に記載の熱分解残渣選別装置。
  3. 前記粗大物篩い分け部は、前記中空回転体の軸芯方向他端側に、前記軸芯方向に延びる複数の棒状部材を、前記中空回転体の周方向に並ぶ状態に片持ち支持させて構成してある請求項2に記載の熱分解残渣選別装置。
  4. 前記篩い目から漏下する熱分解残渣を排出案内する筒状の熱分解残渣ガイドを、前記中空回転体の外周部に設けてある請求項1,2,3のいずれか一つに記載の熱分解残渣選別装置。
  5. 前記軸芯方向で隣合う篩い目同士の間隔を設定距離以上離間させてある請求項1,2,3,4のいずれか一つに記載の熱分解残渣選別装置。
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