JP3630286B2 - 時計用巻真 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、時計の時刻合わせ操作のために用いられる巻真の形状に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
時計用巻真は時計を構成する金属部品であり、切削によって外形を製作した後、角形状部分を切削によって形成するか、4面を形成するための駒を押し当てる鍛造によって加工している。ねじ部は切削によって形成するか、転造によって形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の巻真は、20mm程度の長さがあり細長いため、加工中や、洗浄工程で巻真の曲がり不良が発生する。また、仮巻真のねじ部の長さは、使用する時計によって異なっているが、最大長さに合わせて作製しており、材料の無駄が発生している。
また、時計モジュールには仮巻真が取り付けられており、外装に組み込む際に本巻真と差し変えられ、仮巻真は廃棄されるという問題がある。
つづみ車と勘合する角形状部を形成するための駒の加工には、高精度が要求されるため、コスト高になってしまうという問題があった。
本発明は、時計用巻真において曲がり不良の発生を減少でき、ねじ部の長さを容易に変えることのできる巻真を提供することを目的とする。また、巻真の角形状部を鍛造で形成する時に使用する駒のコストを削減できる巻真を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成させるために、本発明は、時計用巻真に於いて、転造加工して形成するねじ部と、切削加工して形成、または、切削加工と鍛造加工する先端部を別体で構成した。先端部を切削加工した後、角形状部を2面のみ潰して形成した。
【0005】
【実施例】
図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1、2に示す本発明の巻真は、図に示すように先端13から、かんぬき係合部14までの先端部10と、胴23からねじ22までのねじ部20が別体で構成されている。このように構成したので、それぞれの加工にあった材料を選択することができる。
本発明の巻真は、先端部20に設けられている突部11を、ねじ部20に設けられている穴21に圧入して構成されている。この先端部10とねじ部20の結合方法は、接着、熱間圧接、摩擦圧接、超音波溶接などの加工方法で行うことができる。
【0006】
先端部10は、切削加工によって外形を形成し、角形状部12は切削または鍛造によって加工する。
ねじ部20は切削によって外形を加工した後、転造によってねじ22を形成する。
このとき、ねじ部20は先端部10とは、別体になっているため短く、転造行程中における先端部10の曲がりは、従来の一体で製造されている巻真と比べてかなり減少する。また、転造用のラックも先端部10がないため簡略化できる。ねじ部20の先端両側に穴21を設けておけば、転造加工時に方向をそろえる必要がなくなり、選別行程を短縮することができる。
【0007】
ねじ部20の長さを数種類用意しておき、必要な長さのものを選択して使用することによって、巻真の種類を増やすことができ、不必要な長さの巻真を使わなくてもすむようになる。
【0008】
本発明の巻真先端部10のみを時計モジュールに組み込んでおき、外装にモジュールを取り付けた後、竜頭付きのねじ部20を取り付ければ、不要な巻真は発生しない。
【0009】
図3に示す巻真の角形状部12を鍛造加工する際に上下2平面12a.bのみを潰して形成する。
4面を潰す方法に比べ、押し圧用駒は2平面のみ作製すれば良く、鍛造加工装置を簡略化することができる。図3に示す巻真では、上下2面12a.bのみが平面で構成され、左右の2面は中心部を最大として膨らんだ形状(図は誇張して記載)をしているが、つづみ車とは勘合して巻真の回転を伝えることができ、機能上の問題はない。
【0010】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、切削加工では長さに比例して精度が悪くなる傾向があるが、本発明では先端部10とねじ部20を別々に加工しているので精度が向上し、曲がり不良が少なくなった。
【0011】
ねじ部20を巻真の長さに応じて数種類用意し、必要長さのものを選択できるので、巻真材料の無駄が削減できた。
巻真の角形状部を加工するときに、2面のみを潰して形成しているので、加工装置が簡略化できた。
本発明の巻真を用いれば、従来用いていた仮巻真を必要としないため、コストを削減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時計用巻真を示す図である。
【図2】本発明の時計用巻真の組立図である。
【図3】本発明の時計用巻真の外観を示す正面図、側面図、上面図である。
【符号の説明】
10 先端部
11 突部
12 角形状部
20 ねじ部
21 穴

Claims (1)

  1. 時計用巻真において、転造加工して形成するねじ部と、切削加工して形成、または、切削加工と鍛造加工する先端部を別体で構成し、先端部を切削加工した後角形状部を2面のみ潰して形成した時計用巻真。
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