JP3630170B2 - ロボット制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は産業用ロボットの制御方式に関し、特にキー操作の記憶とその再現に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来のロボット制御装置の構成を示す。この図において、1はロボット本体、2はロボット制御装置、3は操作パネルである。また、ロボット制御装置2において、21はキー入力部、22はキー入力解釈部、23は画面制御部、24はファイル管理部、25はロボット動作プログラム(以下、プログラムと称す)を格納するファイル、26はロボット言語解読部、27は動作制御部、28はキー入力記憶部である。その動作を簡単に説明する。操作パネル3より入力された、例えば「動作開始」というキー情報は、ロボット制御装置2のキー入力部21及びキー入力解釈部22で受信・解釈され、ファイル管理部24及びロボット言語解釈部26に伝えられる。ファイル管理部24はファイル25より該当するプログラムを取り出し、ロボット言語解釈部26へ送る。ロボット言語解読部26はプログラム中のロボット言語を解読し、動作制御部27へ伝え、ロボット本体1を駆動する。一方、画面制御部23はキー入力解釈部22の情報及びロボット言語解読部26の表示情報を操作パネル3へ伝える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロボット制御装置は、例えば特開59−071509号公報で示されるように、キー入力記憶部28を有し、キーの操作順序を記憶し、それを忠実に再現させることはできるが、そのキーが実行された際の関連情報の確認や追加機能の付加を実現できないという問題があった。
本発明は、このような従来の実情に藍みてなされたものであり、キー操作の記憶、再現と、それに伴う情報の確認、機能付加及び実行を可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のロボット制御装置は、キー操作情報を他の関連情報と関係付けて記憶する手段と、前記キー操作情報と前記関連情報を同時に呼び出す手段と、前記呼び出された関連情報を現在の関連情報と照合する手段と、前記呼び出された関連情報と前記現在の関連情報とが異なっている場合には作業者に知らせる手段と、前記記憶されたキー操作情報を編集可能な手段と、を備え、前記キー操作情報をASCIIフォーマットによるデータとして記憶することで、キー操作の記憶、再生、再生時の周辺状況の確認、ガイドメッセージの付加などを可能とすることを目的とする。
【0005】
【作用】
これにより、キー操作の記憶、再生、再生時の周辺状況の確認、ガイドメッセージの付加などが可能となり、作業者に対する操作ガイドや、異常状態の再現などをユーザーにて容易に実現でき、より使いやすいロボット導入が可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、この発明について説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示す。図中1、2、3及び21〜28は従来例の図3のそれと同じであり、29はキー入力加工部である。図2にキー入力加工部29の詳細を示す。201は型変換部であり、ビット情報であるキー入力情報を編集可能なASCIIフォーマットに変換する。202はキー情報の解釈部、203は関連情報データテーブルである。キー情報の解釈部202は、該当する関連情報を関連情報データテーブルより選び、キー情報に付加して、キー入力記憶部28に記憶する。一連の操作を再現する場合は、キー入力記憶部28より得たキー情報を解釈し、キー情報と関連情報に分類し、前述キー情報は型変換部201を通し、ASCIIフォーマットよりビット情報に逆変換しキー入力解釈部22へ伝える。前述関連情報は、関連情報処理部204で実行処理され、画面制御部23より得た情報と照合し、一致しない場合は型変換部201を介してキー入力解釈部22へ伝える。例えば、位置データを読みとる画面操作をした場合、このーキー情報は型変換部201にてKEY 01と変換され、解釈部202にて関連情報データテーブル203より位置情報が選択、付加されKEY 01/POS X1.00Y1.00Z1.00となり、キー入力記憶部28に記憶される。また、この操作を再現する際は、解釈部202にてキー情報KEY 01と位置情報POS X1.00Y1.00Z1.00に分類し、キー情報は位置データを読みとる画面操作と変換され、関連情報は関連情報処理部204にて現在位置と照合され、位置が異なっている時はワーニングメッセージを型変換部201、キー入力解釈部22を介して出力し、作業者の注意を喚起することができる。結果として、単にキー操作を再現するのみならず、そのキーに関連した情報のチェックやメッセージの出力など作業効率を向上させる機能の付加を実現できる。なお、このように記憶する情報を編集可能なASCIIフォーマットとしているので、記述しない手段での修正、追加や、通信手段を用いた外部パソコンを利用した編集などが可能となる。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、作業者に対する操作手順のガイドや、段取り指示などをユーザーにて実現でき、より使いやすいロボット導入が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図
【図2】本発明のキー入力加工部の詳細を示す図
【図3】従来例を示す図
【符号の説明】
29 キー入力加工部
201 型変換部
202 解釈部
203 関連情報テーブル
204 関連情報処理部
【産業上の利用分野】
本発明は産業用ロボットの制御方式に関し、特にキー操作の記憶とその再現に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来のロボット制御装置の構成を示す。この図において、1はロボット本体、2はロボット制御装置、3は操作パネルである。また、ロボット制御装置2において、21はキー入力部、22はキー入力解釈部、23は画面制御部、24はファイル管理部、25はロボット動作プログラム(以下、プログラムと称す)を格納するファイル、26はロボット言語解読部、27は動作制御部、28はキー入力記憶部である。その動作を簡単に説明する。操作パネル3より入力された、例えば「動作開始」というキー情報は、ロボット制御装置2のキー入力部21及びキー入力解釈部22で受信・解釈され、ファイル管理部24及びロボット言語解釈部26に伝えられる。ファイル管理部24はファイル25より該当するプログラムを取り出し、ロボット言語解釈部26へ送る。ロボット言語解読部26はプログラム中のロボット言語を解読し、動作制御部27へ伝え、ロボット本体1を駆動する。一方、画面制御部23はキー入力解釈部22の情報及びロボット言語解読部26の表示情報を操作パネル3へ伝える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロボット制御装置は、例えば特開59−071509号公報で示されるように、キー入力記憶部28を有し、キーの操作順序を記憶し、それを忠実に再現させることはできるが、そのキーが実行された際の関連情報の確認や追加機能の付加を実現できないという問題があった。
本発明は、このような従来の実情に藍みてなされたものであり、キー操作の記憶、再現と、それに伴う情報の確認、機能付加及び実行を可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のロボット制御装置は、キー操作情報を他の関連情報と関係付けて記憶する手段と、前記キー操作情報と前記関連情報を同時に呼び出す手段と、前記呼び出された関連情報を現在の関連情報と照合する手段と、前記呼び出された関連情報と前記現在の関連情報とが異なっている場合には作業者に知らせる手段と、前記記憶されたキー操作情報を編集可能な手段と、を備え、前記キー操作情報をASCIIフォーマットによるデータとして記憶することで、キー操作の記憶、再生、再生時の周辺状況の確認、ガイドメッセージの付加などを可能とすることを目的とする。
【0005】
【作用】
これにより、キー操作の記憶、再生、再生時の周辺状況の確認、ガイドメッセージの付加などが可能となり、作業者に対する操作ガイドや、異常状態の再現などをユーザーにて容易に実現でき、より使いやすいロボット導入が可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、この発明について説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示す。図中1、2、3及び21〜28は従来例の図3のそれと同じであり、29はキー入力加工部である。図2にキー入力加工部29の詳細を示す。201は型変換部であり、ビット情報であるキー入力情報を編集可能なASCIIフォーマットに変換する。202はキー情報の解釈部、203は関連情報データテーブルである。キー情報の解釈部202は、該当する関連情報を関連情報データテーブルより選び、キー情報に付加して、キー入力記憶部28に記憶する。一連の操作を再現する場合は、キー入力記憶部28より得たキー情報を解釈し、キー情報と関連情報に分類し、前述キー情報は型変換部201を通し、ASCIIフォーマットよりビット情報に逆変換しキー入力解釈部22へ伝える。前述関連情報は、関連情報処理部204で実行処理され、画面制御部23より得た情報と照合し、一致しない場合は型変換部201を介してキー入力解釈部22へ伝える。例えば、位置データを読みとる画面操作をした場合、このーキー情報は型変換部201にてKEY 01と変換され、解釈部202にて関連情報データテーブル203より位置情報が選択、付加されKEY 01/POS X1.00Y1.00Z1.00となり、キー入力記憶部28に記憶される。また、この操作を再現する際は、解釈部202にてキー情報KEY 01と位置情報POS X1.00Y1.00Z1.00に分類し、キー情報は位置データを読みとる画面操作と変換され、関連情報は関連情報処理部204にて現在位置と照合され、位置が異なっている時はワーニングメッセージを型変換部201、キー入力解釈部22を介して出力し、作業者の注意を喚起することができる。結果として、単にキー操作を再現するのみならず、そのキーに関連した情報のチェックやメッセージの出力など作業効率を向上させる機能の付加を実現できる。なお、このように記憶する情報を編集可能なASCIIフォーマットとしているので、記述しない手段での修正、追加や、通信手段を用いた外部パソコンを利用した編集などが可能となる。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、作業者に対する操作手順のガイドや、段取り指示などをユーザーにて実現でき、より使いやすいロボット導入が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図
【図2】本発明のキー入力加工部の詳細を示す図
【図3】従来例を示す図
【符号の説明】
29 キー入力加工部
201 型変換部
202 解釈部
203 関連情報テーブル
204 関連情報処理部
Claims (1)
- 複数の操作キーと画面を備えた操作パネルに接続され、
前記キーからの入力を解釈するキー入力解釈部と、前記キー入力解釈部の出力および前記キー操作によって得られる関連情報を前記画面に表示する画面制御部を備えたロボット制御装置において、
前記複数の操作キーの一部である所定のキーに対応付けされた前記関連情報の種類を格納する関連情報データテーブルと、
操作記憶時においては、前記所定のキーが操作された場合に前記関連情報データテーブルに格納された前記関連情報の種類に従って前記画面制御部から前記関連情報の内容を取得してキー操作情報に付加して記憶させ、操作再現時においては、前記記憶したキー操作に対応する処理を実行する一方、操作を再現したキーが前記所定のキーであった場合に前記関連情報データテーブルを参照して前記記憶した関連情報の内容を取り出す解釈部と、
前記操作再現時において、前記画面制御部から取得した操作再現時の関連情報の内容と前記記憶した関連情報の内容とを照合し、異なっている場合には作業者に知らせる関連情報処理部と、
を備えることを特徴とするロボット制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26814693A JP3630170B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ロボット制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26814693A JP3630170B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ロボット制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07104818A JPH07104818A (ja) | 1995-04-21 |
JP3630170B2 true JP3630170B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=17454538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26814693A Expired - Fee Related JP3630170B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | ロボット制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3630170B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP26814693A patent/JP3630170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07104818A (ja) | 1995-04-21 |
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Legal Events
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