JP3629629B2 - 泡消火設備 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駐車場や化学コンビナートなどに設置される泡消火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場や化学コンビナートなどには、火災発生時に混合器で水と泡原液を混合して泡水溶液を生成し、この泡水溶液を火災現場に配設された泡ヘッドで発泡して放出し、消火する泡消火設備が設置されている。
このような泡消火設備は、年1〜2回程度定期的に泡放出試験を行って機能を確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような泡消火設備において、泡放出試験を行った場合は、放出された泡を消泡させて清掃する必要があるが、従来は、近くの水道栓あるいは消火栓にホースを接続して引っ張り、生成された泡にホースから水をかけて消泡させ、排水溝などに排出していた。しかしながら、このような方法では消泡に時間がかかりその手間が大変であった。なお、この消泡清掃作業は、火災の際に泡を放出した場合も同様である。
【0004】
また、泡放出試験が終了した際や火災のための泡放出が終了した際には、配管内壁に泡水溶液が付着した状態にあり、また、場所によっては、配管内に泡水溶液がそのまま残留していることもある。この配管に付着あるいは残留した泡水溶液は、その性質上配管に対する腐食性を有しており、配管の寿命を短かくするおそれがある。また、付着物が固まって成長し大型固形物になると、泡放出時に泡ヘッド部分に詰って泡放出を妨げることになる。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、容易かつ確実に放出された泡を消泡し、配管内等を清掃することのできる泡消火設備を得ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る泡消火設備は、給水源の水と泡原液源の泡溶液とを混合器で混合して泡水溶液を生成し、この泡水溶液を泡放出部に供給して放出する泡消火設備において、泡原液を混合器に供給する供給路に設けられた常開の開閉弁と、清掃用スイッチを有し、この清掃用スイッチが操作された時に開閉弁を閉弁状態に制御すると共に給水源から泡放出部に水を供給する給水ポンプを起動させる制御信号を出力する制御手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は例えば地下駐車場などに設置される実施形態1の泡消火設備の系統図である。図において、1は給水源である消火用水槽、2は給水管、3は給水管2の途中に設けた給水ポンプである。4は泡原液を蓄えた泡原液源である泡原液槽、5は泡原液の供給路である導入管、6は導入管5に設けた常開の開閉弁、7は給水管2及び導入管5に接続され、消火用水槽1から供給された水に泡原液槽4の泡原液を所定の割合で混合して泡水溶液を生成する混合器である。
【0008】
8及び8a,8b,8c,…は、基端が混合器7に接続された泡水溶液の供給管、9は供給管8a,8b,8c,…に接続された泡放出部である常時開放式の泡ヘッドで、図示してないが、この泡ヘッド9の泡水溶液の放出口の周囲には空気吸引口が設けられており、また、前方には泡水溶液を飛散させるデフレクタ板が設けられ、デフレクタ板を囲うように椀型の発泡ネットが設けられている。
【0009】
10a,10b,10c,…は消火区画ごとに供給管8a,8b,8c,…に設けられた常閉の地区弁、11a,11b,11cは消火区画ごとに設けられた火災感知器である。12は火災感知器11a,11b,11c,…からの火災信号が入力され、また、給水ポンプ3、開閉弁6及び地区弁10a,10b,10c,…へ制御信号を出力する制御手段を備えた制御盤で、その操作部には消火区画に対応して清掃用スイッチ13a,13b,13c,…が設けられている。
【0010】
次に、上記のように構成した本実施形態の作用を、図2を参照して説明する。
ある消火区画の火災感知器(例えば11a)が火災を検出したことを制御盤12が判別すると、制御盤12はその消火区画を表示すると共に、該当する消火区画の地区弁10aを開弁し、また、給水ポンプ3を起動して消火用水槽1の水を給水管2を通じて混合器7に供給する。
【0011】
混合器7は通過する水の作用により泡原液槽4から泡原液を吸引し、所定の割合で水と混合して泡水溶液を生成する。この泡水溶液は供給管8、地区弁10a、供給管8aを通って泡ヘッド9に供給され、泡ヘッド9で発泡して放出され、消火する。消火が終了したときは制御盤12のポンプ停止スイッチ(図示せず)を操作して給水ポンプ3を停止させる。
【0012】
このような状態で、制御盤12の清掃用スイッチ13aを操作すると、制御盤12は清掃用スイッチ13a用の清掃用タイマをONさせると共に、開閉弁6を閉弁制御すると共に地区弁10aを開弁制御し、さらに給水ポンプ3を起動する。
これにより、消火用水槽1の水は給水管2を通って混合器7に供給されるが、開閉弁6が閉弁状態にあるため泡原液が吸引されることなく、水のみが通過して供給管8、開弁している地区弁10a、供給管8aを経て泡ヘッド9に供給される。そして、泡ヘッド9から水が散水されて放出した泡を消泡し、水溶液となった泡は排水溝等から排水されると共に、混合器7、供給管8、地区弁10a、供給管8a及び泡ヘッド9内が清掃される。
【0013】
このとき、給水ポンプ3から清掃用として供給する水の水圧を、消火放水時より高圧にすれば、泡ヘッド9からより広い範囲に散水されるので、広がった部分の消泡を行うことができる。
清掃スイッチ13aの清掃用タイマが所定時間、例えば5分間経過してタイムアップすると、制御盤12はまず給水ポンプ3を停止させ、その後開弁している地区弁10aを閉弁させ、ついで閉弁していた開閉弁6を開弁させる。
【0014】
実施形態2
図3は実施形態2に係る高膨張泡の消火用設備の系統図で、実施形態1と同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
21は円筒状や角筒状のケーシング、22はケーシング21の基端寄りに設けたジェット式の泡ノズル、23はケーシング21の先端寄りに設けた発泡ネットで、これらにより泡放出部を構成している。
【0015】
上記のような本実施形態において、制御盤12に設けた放出スイッチ(図示せず)を手動又は自動でONすると、給水ポンプ3を起動して消火用水槽1の水が給水管2から混合器7に供給され、泡水溶液を生成して供給管8から泡ノズル22に送られて放出され、発泡ネット23に吹きつけられる。泡ノズル22からの泡水溶液の放出により、ケーシング21内に基端側から先端側に向う強い空気流が発生し、この空気流により発泡ネット23に吹きつけられた泡水溶液が発泡して前方に放出され、消火する。消火が終ったときは制御盤12のポンプ停止スイッチ(図示せず)を操作して給水ポンプ3を停止させる。
【0016】
消火が完了して清掃する場合は、制御盤12の清掃用スイッチ13をONすると、開閉弁6が閉弁されると共に、給水ポンプ3を起動する。これにより、実施形態1の場合と同様に給水管2から混合器7を経て供給管8に水が流れ、泡ノズル22から発泡ネット23に向けて放水され、泡放出部から放出した泡を消泡すると共に、混合器7、供給管8、泡ノズル22内及び発泡ネット23を水によって清掃し、これらに付着していた泡成分を除去する。
【0017】
上述の各実施形態における開閉弁6は、電動式開閉弁、電磁式開閉弁あるいは油圧式開閉弁などを設置場所の状況に応じて設ければよく、通電時又は油圧印加時に開弁する開閉弁を用いればよい。
また、地区弁10a,10b,10c,…を開閉させる場合、火災感知器11a,11b,11c,…に代えて、感熱作動式の閉鎖型スプリンクラヘッドを地区弁10a,10b,10c,…の制御部に配管で接続し、この配管中に加圧気体又は加圧水を充填し、閉鎖型スプリンクラヘッドが作動して配管内の圧力が低下したときに地区弁10a,10b,10cを開弁させるようにしてもよい。
【0018】
さらに、上述の各実施形態では、泡原液を混合器7が通水による吸引作用によって泡原液槽4から吸い上げて所定の割合で水と混合させる場合について説明したが、泡原液槽として、混合器7に導出管を介して接続される泡原液室と、この泡原液室とゴムなどの可撓性膜によって仕切られ、給水ポンプ3の二次側の給水管2に導入管を介して接続された圧力室とからなる泡原液槽を用いてもよい。この場合は、開閉弁を導入管と導出管の何れか一方又は双方に設け、清掃時に開閉弁を閉じるようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、清掃用スイッチが操作された時、泡原液を混合器に供給する供給路に設けられた常開の開閉弁を閉弁状態にすると共に、給水源から泡放出部に水を供給する給水ポンプを起動させるようにしたので、泡放出試験の終了後あるいは火災のための泡放出の終了後において、容易かつ確実に放出された泡の消泡及び配管内等の清掃を行うことができ、また、これにより配管の寿命を延ばすことができる。さらに、火災の際は確実に泡を放出できるので、信頼性の高い泡消火設備を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の系統図である。
【図2】実施形態1の作用を説明するためのフローチャートである。
【図3】実施形態2の系統図である。
【符号の説明】
1 消火用水槽
3 給水ポンプ
4 泡原液槽
6 開閉弁
7 混合器
9 泡ヘッド
10 地区弁
11 火災感知器
12 制御盤
13 清掃用スイッチ
21 ケーシング
22 泡ノズル
23 発泡ネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駐車場や化学コンビナートなどに設置される泡消火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場や化学コンビナートなどには、火災発生時に混合器で水と泡原液を混合して泡水溶液を生成し、この泡水溶液を火災現場に配設された泡ヘッドで発泡して放出し、消火する泡消火設備が設置されている。
このような泡消火設備は、年1〜2回程度定期的に泡放出試験を行って機能を確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような泡消火設備において、泡放出試験を行った場合は、放出された泡を消泡させて清掃する必要があるが、従来は、近くの水道栓あるいは消火栓にホースを接続して引っ張り、生成された泡にホースから水をかけて消泡させ、排水溝などに排出していた。しかしながら、このような方法では消泡に時間がかかりその手間が大変であった。なお、この消泡清掃作業は、火災の際に泡を放出した場合も同様である。
【0004】
また、泡放出試験が終了した際や火災のための泡放出が終了した際には、配管内壁に泡水溶液が付着した状態にあり、また、場所によっては、配管内に泡水溶液がそのまま残留していることもある。この配管に付着あるいは残留した泡水溶液は、その性質上配管に対する腐食性を有しており、配管の寿命を短かくするおそれがある。また、付着物が固まって成長し大型固形物になると、泡放出時に泡ヘッド部分に詰って泡放出を妨げることになる。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、容易かつ確実に放出された泡を消泡し、配管内等を清掃することのできる泡消火設備を得ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る泡消火設備は、給水源の水と泡原液源の泡溶液とを混合器で混合して泡水溶液を生成し、この泡水溶液を泡放出部に供給して放出する泡消火設備において、泡原液を混合器に供給する供給路に設けられた常開の開閉弁と、清掃用スイッチを有し、この清掃用スイッチが操作された時に開閉弁を閉弁状態に制御すると共に給水源から泡放出部に水を供給する給水ポンプを起動させる制御信号を出力する制御手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は例えば地下駐車場などに設置される実施形態1の泡消火設備の系統図である。図において、1は給水源である消火用水槽、2は給水管、3は給水管2の途中に設けた給水ポンプである。4は泡原液を蓄えた泡原液源である泡原液槽、5は泡原液の供給路である導入管、6は導入管5に設けた常開の開閉弁、7は給水管2及び導入管5に接続され、消火用水槽1から供給された水に泡原液槽4の泡原液を所定の割合で混合して泡水溶液を生成する混合器である。
【0008】
8及び8a,8b,8c,…は、基端が混合器7に接続された泡水溶液の供給管、9は供給管8a,8b,8c,…に接続された泡放出部である常時開放式の泡ヘッドで、図示してないが、この泡ヘッド9の泡水溶液の放出口の周囲には空気吸引口が設けられており、また、前方には泡水溶液を飛散させるデフレクタ板が設けられ、デフレクタ板を囲うように椀型の発泡ネットが設けられている。
【0009】
10a,10b,10c,…は消火区画ごとに供給管8a,8b,8c,…に設けられた常閉の地区弁、11a,11b,11cは消火区画ごとに設けられた火災感知器である。12は火災感知器11a,11b,11c,…からの火災信号が入力され、また、給水ポンプ3、開閉弁6及び地区弁10a,10b,10c,…へ制御信号を出力する制御手段を備えた制御盤で、その操作部には消火区画に対応して清掃用スイッチ13a,13b,13c,…が設けられている。
【0010】
次に、上記のように構成した本実施形態の作用を、図2を参照して説明する。
ある消火区画の火災感知器(例えば11a)が火災を検出したことを制御盤12が判別すると、制御盤12はその消火区画を表示すると共に、該当する消火区画の地区弁10aを開弁し、また、給水ポンプ3を起動して消火用水槽1の水を給水管2を通じて混合器7に供給する。
【0011】
混合器7は通過する水の作用により泡原液槽4から泡原液を吸引し、所定の割合で水と混合して泡水溶液を生成する。この泡水溶液は供給管8、地区弁10a、供給管8aを通って泡ヘッド9に供給され、泡ヘッド9で発泡して放出され、消火する。消火が終了したときは制御盤12のポンプ停止スイッチ(図示せず)を操作して給水ポンプ3を停止させる。
【0012】
このような状態で、制御盤12の清掃用スイッチ13aを操作すると、制御盤12は清掃用スイッチ13a用の清掃用タイマをONさせると共に、開閉弁6を閉弁制御すると共に地区弁10aを開弁制御し、さらに給水ポンプ3を起動する。
これにより、消火用水槽1の水は給水管2を通って混合器7に供給されるが、開閉弁6が閉弁状態にあるため泡原液が吸引されることなく、水のみが通過して供給管8、開弁している地区弁10a、供給管8aを経て泡ヘッド9に供給される。そして、泡ヘッド9から水が散水されて放出した泡を消泡し、水溶液となった泡は排水溝等から排水されると共に、混合器7、供給管8、地区弁10a、供給管8a及び泡ヘッド9内が清掃される。
【0013】
このとき、給水ポンプ3から清掃用として供給する水の水圧を、消火放水時より高圧にすれば、泡ヘッド9からより広い範囲に散水されるので、広がった部分の消泡を行うことができる。
清掃スイッチ13aの清掃用タイマが所定時間、例えば5分間経過してタイムアップすると、制御盤12はまず給水ポンプ3を停止させ、その後開弁している地区弁10aを閉弁させ、ついで閉弁していた開閉弁6を開弁させる。
【0014】
実施形態2
図3は実施形態2に係る高膨張泡の消火用設備の系統図で、実施形態1と同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
21は円筒状や角筒状のケーシング、22はケーシング21の基端寄りに設けたジェット式の泡ノズル、23はケーシング21の先端寄りに設けた発泡ネットで、これらにより泡放出部を構成している。
【0015】
上記のような本実施形態において、制御盤12に設けた放出スイッチ(図示せず)を手動又は自動でONすると、給水ポンプ3を起動して消火用水槽1の水が給水管2から混合器7に供給され、泡水溶液を生成して供給管8から泡ノズル22に送られて放出され、発泡ネット23に吹きつけられる。泡ノズル22からの泡水溶液の放出により、ケーシング21内に基端側から先端側に向う強い空気流が発生し、この空気流により発泡ネット23に吹きつけられた泡水溶液が発泡して前方に放出され、消火する。消火が終ったときは制御盤12のポンプ停止スイッチ(図示せず)を操作して給水ポンプ3を停止させる。
【0016】
消火が完了して清掃する場合は、制御盤12の清掃用スイッチ13をONすると、開閉弁6が閉弁されると共に、給水ポンプ3を起動する。これにより、実施形態1の場合と同様に給水管2から混合器7を経て供給管8に水が流れ、泡ノズル22から発泡ネット23に向けて放水され、泡放出部から放出した泡を消泡すると共に、混合器7、供給管8、泡ノズル22内及び発泡ネット23を水によって清掃し、これらに付着していた泡成分を除去する。
【0017】
上述の各実施形態における開閉弁6は、電動式開閉弁、電磁式開閉弁あるいは油圧式開閉弁などを設置場所の状況に応じて設ければよく、通電時又は油圧印加時に開弁する開閉弁を用いればよい。
また、地区弁10a,10b,10c,…を開閉させる場合、火災感知器11a,11b,11c,…に代えて、感熱作動式の閉鎖型スプリンクラヘッドを地区弁10a,10b,10c,…の制御部に配管で接続し、この配管中に加圧気体又は加圧水を充填し、閉鎖型スプリンクラヘッドが作動して配管内の圧力が低下したときに地区弁10a,10b,10cを開弁させるようにしてもよい。
【0018】
さらに、上述の各実施形態では、泡原液を混合器7が通水による吸引作用によって泡原液槽4から吸い上げて所定の割合で水と混合させる場合について説明したが、泡原液槽として、混合器7に導出管を介して接続される泡原液室と、この泡原液室とゴムなどの可撓性膜によって仕切られ、給水ポンプ3の二次側の給水管2に導入管を介して接続された圧力室とからなる泡原液槽を用いてもよい。この場合は、開閉弁を導入管と導出管の何れか一方又は双方に設け、清掃時に開閉弁を閉じるようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、清掃用スイッチが操作された時、泡原液を混合器に供給する供給路に設けられた常開の開閉弁を閉弁状態にすると共に、給水源から泡放出部に水を供給する給水ポンプを起動させるようにしたので、泡放出試験の終了後あるいは火災のための泡放出の終了後において、容易かつ確実に放出された泡の消泡及び配管内等の清掃を行うことができ、また、これにより配管の寿命を延ばすことができる。さらに、火災の際は確実に泡を放出できるので、信頼性の高い泡消火設備を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の系統図である。
【図2】実施形態1の作用を説明するためのフローチャートである。
【図3】実施形態2の系統図である。
【符号の説明】
1 消火用水槽
3 給水ポンプ
4 泡原液槽
6 開閉弁
7 混合器
9 泡ヘッド
10 地区弁
11 火災感知器
12 制御盤
13 清掃用スイッチ
21 ケーシング
22 泡ノズル
23 発泡ネット
Claims (2)
- 給水源の水と泡原液源の泡溶液とを混合器で混合して泡水溶液を生成し、この泡水溶液を泡放出部に供給して放出する泡消火設備において、
泡原液を前記混合器に供給する供給路に設けられた常開の開閉弁と、
清掃用スイッチを有し、該清掃用スイッチが操作された時に前記開閉弁を閉弁状態に制御すると共に前記給水源から前記泡放出部に水を供給する給水ポンプを起動させる制御信号を出力する制御手段と
を備えたことを特徴とする泡消火設備。 - 前記制御手段は、清掃用スイッチが操作された時にオンして所定時間後にタイムアップするタイマを有し、該タイマがタイムアップした時に前記給水ポンプを停止させると共に前記開閉弁を開弁させることを特徴とする請求項1記載の泡消火設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07766097A JP3629629B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 泡消火設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07766097A JP3629629B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 泡消火設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263102A JPH10263102A (ja) | 1998-10-06 |
JP3629629B2 true JP3629629B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=13640041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07766097A Expired - Fee Related JP3629629B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 泡消火設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3629629B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105641840A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-08 | 芜湖世纪凯旋消防设备有限公司 | 一种泡沫喷雾灭火装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4819740B2 (ja) * | 2007-04-19 | 2011-11-24 | 能美防災株式会社 | 高膨張泡消火設備 |
JP5260366B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2013-08-14 | ホーチキ株式会社 | 泡消火設備の混合器 |
JP5199980B2 (ja) * | 2009-11-02 | 2013-05-15 | 能美防災株式会社 | 泡消火設備の点検方法及び点検具 |
JP5318017B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2013-10-16 | 能美防災株式会社 | 泡消火設備の点検装置および点検方法 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP07766097A patent/JP3629629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105641840A (zh) * | 2016-03-28 | 2016-06-08 | 芜湖世纪凯旋消防设备有限公司 | 一种泡沫喷雾灭火装置 |
CN105641840B (zh) * | 2016-03-28 | 2021-07-30 | 安徽世纪凯旋消防科技有限公司 | 一种泡沫喷雾灭火装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10263102A (ja) | 1998-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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