JP3629224B2 - 圧接方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築現場や土木現場等で利用される鉄筋,肉厚パイプ,レ−ルなどの圧接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のガス圧接方法としては、社団法人日本圧接協会発行の「鉄筋のガス圧接工事標準仕様書」で明記されているように、酸素とアセチレンガスが用いられ、燃料ガスとしてアセチレンガス以外を使用することはなかった。しかしながら前記ガス圧接で使用するアセチレンガスは高価であり、ガス代が多く掛り、更に火力が強いため、被接合部の表面と中心部の温度に差ができ、圧接性能に悪影響を受け易かった。またアセチレンガスを初期加熱で使用している間は還元炎であるので逆火しにくいが、後期加熱で使用する間は中性炎に切換えられるので逆火が起き易い等の問題点があった。このため、本発明者が特願平11−219687号「アセチレンガスを途中から他の燃料ガスに切換えるガス圧接方法」や特願2000−081131「非還元性ガスを併用したガス圧接方法」などを提案し、更に特願2001−112936「圧接方法」を提案したところである。
【0003】
またレールなどの条鋼材のガス圧接方法に於いて、アセチレンガスが用いられるガス圧接で生ずる接合面の金属酸化物の生成を防止するために、ガス炎からの端面への酸素の侵入を阻止する特開平7−232285号がある。これは条鋼材のガス圧接時に、事前に条鋼材の接合面外周端部の一部または全周に400μm以下のグラファイトまたは無定形炭素、あるいは両者の混合からなる箔を挿入した後、該接合箇所を高温に加熱し圧接する方法であった。
【0004】
一方、近年に於いて、加熱コイルを用いてうず電流が誘導され、そのジュ−ル熱で加熱する高周波誘導加熱方式が注目され始めている。これは接合箇所の周囲に加熱コイルを配置して加熱すると共にその周囲を炭酸ガスなどでシ−ルドしながら行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平7−232285号の要領でプロパンガスなどの非還元性ガスを用い、鉄筋のガス圧接を行ったところ、良好な結果が安定して得られなかった。又、この公開公報の段落番号「0011」の文中に、箔の特徴として熱伝導率が高く箔自身が高温域で燃焼し、しかもガス化する物質であると明記されている。更に段落番号「0015」の文中に、グラファイトなどの箔を条鋼材の端面に挿入する場合、幅(外周端部内側への挿入量)が1mm〜5mmとするのが望ましいと明記されている。しかも段落番号「0016」の文中に、箔としては熱伝導率が高く且つ箔自身が高温域で燃焼しても不適当な金属物質があると明記されていると共に、紙,木,樹脂,プラスチック,ビニールなどは熱伝導率が低く且つ燃焼温度が低いため、挿入物質としては適当でないことを知見したと明記されている。従って、本発明方法で使用する合成樹脂製シートを用いる発想は全くなく、且つ接合箇所に空間を設ける発想もないので、本発明に到達することは困難であった。
【0006】
又、前記高周波誘導加熱方式は室内で行うには便利なものであるが、これを現場で使用すると、ガスシ−ルド装置をセットしたり、シールド用のガスボンベを持ち込んだり、その他多くの装置が使用されるため、準備や設置が大変面倒であると共に天候や風速によってシ−ルドが不安定となるので完全なシ−ルドは出来ず、現場作業には不向きなものであった。しかも炭酸ガスを使用した時には、二酸化炭素が周囲に多量に吹き出されて地球温暖化の要因となって悪影響を及ぼすなどの問題点があった。
【0007】
本発明は特願平11−219687号や特願2000−081131よりも加熱作業が簡単でより確実に接合強度が安定し、且つ特願2001−112936よりも端面処理が簡単に行え、更に高周波誘導加熱方式でも現場で充分に対応出来る圧接方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明方法は成されたものであり、つまり、2本鋼材が対向されて接合する端面に環体を挟み込むと共にその中に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂製シ−トが入れられ、接合箇所を加熱手段によって初期加熱と後期加熱が連続して行われる圧接方法と成す。この時、環体として厚さが1.0mm〜4.0mmで、幅が2.0mm〜5.0mmのものを使用すると良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1、図2は本実施形態を示す図であり、この図番について説明する。(1)は2本の丸や条などの鋼材(W)を対向させて接合する端面であり、該端面(1)は直角に切断されている。(2)は対向する端面(1)の間に挟み込まれた環体であり、該環体(2)は端面(1)と略同形状で且つ鋼材(W)と略同材料のものが用いられ、その厚さは1.0mm〜4.0mmで、幅(外周から内側へ向う長さ)は2.0mm〜5.0mmとするのが好ましい。また前記環体(2)としては、鋼材(W)が鉄筋の丸棒の場合には平ワッシャのような形状のものを用い、鋼材(W)がレールなどの複雑な形状の場合にはその外周に沿ったフランジ用パッキンのような形状のものを用いると良い。この時、環体(2)の断面形状としては、図3に示す(a)の四角形,(b)の菱形,(c)に示す三角形,(d)に示す円形の内の1つを用いると良い。尚、前記環体(2)がレールなどの複雑な形状の鋼材(W)に挟んで使用される場合、レールなどの鋼材(W)を焼なまして、その鋼材(W)の周縁を残して内部を削除した後、所定厚さに切断されたものを用いたり、或いは専用の型を作って形成させると良い。(3)は環体(2)の空間部(A)に入れるポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂製シ−トであり、該合成樹脂製シ−ト(3)としては、家庭で使用するポリエチレン製のゴミ袋,ポリエチレン製の手袋,ポリプロピレン製のテ−プ,発泡ポリエチレンや発泡スチロール製のシート,ポリスチレン製のフードパックなどを用い、且つ空間部(A)に入る適宜大きさに形成して使用すれば良い。(4)は図3(e),(f)に示す環体(2)の外周縁に設けた取付部であり、(e)は端面(1)の外周に挿入して使用する全周型であり、(f)は端面(1)の外周と掛止する爪などの部分型である。尚、図中のように環体(2)を2つ使用すれば作業性は良くなるが、図3(a)〜(d)に示す環体(2)の両側に取付部(4)を設けたものとしても良い。(5)は接合箇所が初期加熱と後期加熱を連続して行う加熱手段であり、該加熱手段(5)としては非還元性ガスを用いるガス炎方式と、加熱コイルが用いられてうず電流を誘導すると共にそのジュ−ル熱で加熱する高周波誘導加熱方式とがある。また前記非還元性ガスとして、プロパンガス,LNG,エチレンガス, ブタンガス,エタンガス,メタンガス,プロピレンガス,水素ガスなどの内の1つ、又はそれらの混合ガスを用いると良い。
【0010】
次に本発明方法の実施形態について説明する。先ず前処理として、鉄筋やレ−ル等の鋼材(W)の端面(1)にサビがないように処理しておく。また端面(1)形状に合せた環体(2)を用意すると共に該環体(2)の空間部(A)に入れる合成樹脂製シ−ト(3)も用意しておく。この時、合成樹脂製シ−ト(3)は予め環体(2)の空間部(A)に入れても良い。次に環体(2)を挟み込むと共にその環体(2)の空間部(A)に合成樹脂製シ−ト(3)を入れて、前記端面(1)同士を突き合せて2本の鋼材(W)が圧接器にセットされる。尚、前記取付部(4)を設けた環体(2)は、鋼材(W)の外周縁に挿入或いは掛止されて位置決め出来るので、セットが容易になる。その後、上限圧に達するまで加圧した後、バ−ナ−に着火させて酸素と非還元性ガスの加熱手段(5)或いは高周波誘導加熱方式などによる加熱手段(5)によって接合箇所を加熱させる[図1(a)、図2(a)参照]。そして加熱手段(5)によって初期加熱と後期加熱が連続して行われる。この時、加熱手段(5)で接合箇所を加熱させると、図4に示すように加圧力が降下し再度上限圧に達する。すると、環体(2)の外周縁が溶けて端面(1)同士の外周が環体(2)を介在して密着される[図2(b)参照]。この時、空間部(A)に入れた合成樹脂製シ−ト(3)が燃焼しガス化することによって、外部からの侵入酸素を消費したり、酸素吸収雰囲気を形成したりするため、端面(1)の酸化物組成を阻止する。この結果、端面(1)の表面を酸化させることが防止できるのである。また密閉した空間部(A)には酸素が入らずに加熱が続行される。この時、合成樹脂製シ−ト(3)は完全に燃焼して残存酸化物は残らない。尚、前記外周の密着は環体(2)の断面形状が図1に示す四角形のものに於いては、環体(2)が多少潰れた状態で、合成樹脂製シ−ト(3)が燃焼しガス化するだけであり、形状的には余り変化がないるため、図面として表わさない。加熱を更に続行して行くと、図4に示すように加圧力が降下し下限圧に達する。この下限圧に達するまでに空間部(A)は押圧されて内部の空気が適宜に押出されて抜け、空間部(A)の密着を完了させる[図1(b)、図2(c)参照]。その後、加圧力は再度上限圧に達してコブを形成するのである[図1(c)、図2(d)参照]。尚、前記加熱手段(5)として高周波誘導加熱方式で圧接が行われた時、端面(1)の突合箇所を従来の如き炭酸ガスなどでシ−ルドしなくても密着度が良好であることが、幾たびかの実験結果から判明している。又、合成樹脂製シ−ト(3)の代りに、特願2001−112936で使用したフラックスを用いても良い。
【0011】
【実施例】
図2を参照して、直径が32mmの鉄筋の鋼材(W)を接合させる場合のガス圧接方法について説明する。予め鋼材(W)の端面(1)に図3(c)のような三角形の断面形状を有した環体(2)を用意すると共に合成樹脂製シ−ト(3)として厚さ約0.1mmのポリスチレン製のフードパックを用意しておく。先ず2本の鋼材(W)の端面(1)が環体(2)を介在させて突き合せ、且つ環体(2)の空間部(A)に、合成樹脂製シ−ト(3)を1枚入れて圧接器に鋼材(W)をセットする。その後、上限圧に達するまで加圧させ、バ−ナ−に着火して酸素とメタンガスで突合部分を加熱させる[図2(a)参照]。この時のガス供給量は、メタンガス2.4m/h,酸素3.5m/hとするのが良い。すると、端面(1)と環体(2)が接触した周縁が先ず始めに溶けて空間部(A)は密閉される。この時、図4に示すように加圧力が降下し再度上限圧に達した時点で端面(1)の外周が完全に密着する[図2(b)参照]。更に加熱して行くと、図4に示すように加圧力が降下し下限圧に達する。この時点で空間部(A)は押圧されて内部の空気が適宜に押出されて抜け、空間部(A)の密着が完了される[図2(c)参照]。その後、加圧力は再度上限圧に達してコブを形成するのである[図2(d)参照]。この時、環体(2)はコブの外周に押出され、中心部の接合面から離れているので、必ずしも材質が鋼材(W)と同じものでなくても、融点が鋼材(W)よりも若干低い材質のものを使用しても良い。尚、空間部(A)に入れた合成樹脂製シ−ト(3)が燃焼しガス化することによって、外部から侵入した酸素は消費されるため、端面(1)の表面が酸化することを防止出来ると共に密閉した空間部(A)には酸素が入らずに加熱を続行し、且つ合成樹脂製シ−ト(3)は完全に燃焼して残存酸化物は生じない。又、本発明方法のガス燃料費としては、アセチレンガスを使用した方法と比べると、加熱燃料コストが約5分の1〜8分の1となり、二酸化炭素ガスの発生が約半分となった。尚、前記空間部(A)に合成樹脂製シ−ト(3)を入れない状態で50組ガス圧接した所、全て接合強度不良であった。
【0012】
実施例で鋼材(W)を100組接合させて各接合箇所のコブの外観検査及び接合強度検査を行ったが、100本全て良好であった。又、前記環体(2)を図3に示す種々の断面形状に形成させて各30組確認したが何れも良好であった。更に空間部(A)に合成樹脂製シ−ト(3)を入れる際、該合成樹脂製シ−ト(3)としては、ポリスチレン製のフードパック以外に、家庭で使用するポリエチレン製のゴミ袋,ポリエチレン製の手袋,ポリプロピレン製のテ−プ,発泡ポリエチレンや発泡スチロール製のシートなどを用いて各30組圧接した結果、何れのものを用いても接合効果が良好であることが確認されたが、この時には、各種の合成樹脂製シ−ト(3)を空間部(A)に入れる量は本発明者が既に提案した特願2001−112936と略同一とすれば良い。次に非還元性ガスとしてメタンガス以外のプロパンガス,LNG,エチレンガス, ブタンガス,エタンガス,水素ガス,それらの混合ガスを用いたものについても各30組圧接した結果、接合は何れも良好であり、圧接性能に弊害がないことが確認出来た。又、本発明方法は特願2001−112936と同様に非還元性ガスが途中から切換えることなく連続して行うため、加熱作業が簡単となった。
【0013】
【発明の効果】
本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0014】
請求項1のように対向させて接合する端面(1)に環体(2)を挟み込むと共にその中に合成樹脂製シ−ト(3)を入れ、接合箇所を加熱手段(5)で初期加熱と後期加熱が連続して行われることにより、前処理としては端面(1)を切断したままの状態で、サビを除去するだけで済むため、特願2001−112936よりも端面処理が極めて簡単に行え、その手間が半減し、段取りも簡単でセットが簡単となる。特にレールなどの複雑な鋼材(W)を圧接する際には、端面処理が簡単で接合結果の好ましいものとなる。また本発明方法は連続加熱作業が行われるため、特願平11−219687号や特願2000−081131よりも加熱作業が簡単でより確実に接合強度が安定するものとなる。
【0015】
請求項2のように環体(2)の厚さ1.0mm〜4.0mmで、幅2.0mm〜5.0mmのものを使用することにより、環体(2)を介在して端面(1)同士が一層確実に接合され、その接合強度が安定するものとなる。
【0016】
請求項3に示すように環体(2)の外周縁に、端面(1)の外周と挿入或いは掛止する取付部(4)を設けることにより、環体(2)を端面(1)に確実に取付けることが出来るので、環体(2)の取付け位置がずれず、作業が簡単に行えるものとなる。
【0017】
請求項4に示すように環体(2)の断面形状として、四角形に形成させると、筒状の材料を鉄筋などの鋼材(W)の外径に合せたものを所定厚さに切断するだけで容易に環体(2)を得ることが可能となる。また前記断面を菱形に形成させると、その両側の周縁が早く溶けて密閉した空間部(A)を確保出来るので、外周から空気が流れ込む恐れがなくなり、且つ合成樹脂製シ−ト(3)がガス化されることにより、圧接に有利なガスを充満することができ、良好な接合面の形成が可能となる。更に前記断面を三角形や円形に形成すると、菱形と同様に空間部(A)の密閉がより早くなるため、外部からの酸素の侵入を最小限に押えることが可能となり、接合結果が良好なものとなる。
【0018】
請求項5のように合成樹脂製シ−ト(3)として、家庭で使用するポリエチレン製のゴミ袋,ポリエチレン製の手袋,ポリプロピレン製のテ−プ,発泡ポリエチレンや発泡スチロール製のシート,ポリスチレン製のフードパックなどを用いることにより、環体(2)に入れるだけの簡単な作業で良く、しかも入手し易く、且つ保管が容易であると共に接合性能が安定したものとなる。
【0019】
請求項6のように加熱手段(5)として、非還元性ガスが用いられてガス圧接を行うと、アセチレンガスが不要となり、且つ非還元性ガスを途中から切換えることなく連続して行えるため、加熱作業が簡単でより確実に接合強度が安定するものとなる。更に逆火が起きにくい安全な作業が行えるものとなり、且つガス燃料費としては、アセチレンガスと比べると、加熱燃料コストが約5分の1〜8分の1になり、燃料代が経済的なものとなる。特にプロパンガスを用いると、普及しているので入手が容易である。またLNGを用いると二酸化炭素ガスの発生が少なくクリ−ンエネルギ−として近い将来の注目燃料ガスと期待されるものとなり、且つ水素ガスを用いれば、燃焼時に二酸化炭素や一酸化炭素などの環境に悪影響を及ぼすガスが全く発生しないものとなる。
【0020】
請求項7に示すように加熱手段(5)として、加熱コイルを用いてうず電流が誘導され、そのジュ−ル熱で加熱する高周波誘導加熱方式を用いることにより、アセチレンガスを使用しないので、従来のような逆火を起こす恐れがなくなると共に火炎が不要となり、安全な作業が行え、且つ火災の心配が殆どないものとなる。またガスシ−ルド装置が不要となるため、その装置関連の数が減り、そのセットや重いシ−ルド用のガスボンベの持ち込みが不要となり、準備や設置が簡単になると共に完全なシ−ルドが不要となるため、現場で充分に対応可能なものとなった。しかも二酸化炭素の吹き出しがなくなるので、環境に悪影響を及ぼす心配が解消出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す説明図である。
【図2】環体の断面形状が三角形である場合の実施形態を示す説明図である。
【図3】本実施形態で使用する多種類の環体の取付け状態を示す断面図である。
【図4】本実施形態の加圧力と時間の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 端面
2 環体
3 合成樹脂製シ−ト
4 取付部
5 加熱手段
W 鋼材
A 空間部

Claims (7)

  1. 2本の丸や条などの鋼材(W)を対向させて接合する端面(1)に、該端面(1)と略同形状で且つ前記鋼材(W)と略同材料の環体(2)を挟み込み、且つ、その環体(2)の空間部(A)に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂製シ−ト(3)を入れ、前記端面(1)部の接合箇所を加熱手段(5)によって初期加熱と後期加熱が連続して行われることを特徴とする圧接方法。
  2. 前記環体(2)の厚さが1.0mm〜4.0mmであり、幅が2.0mm〜5.0mmである請求項1記載の圧接方法。
  3. 前記環体(2)の外周縁には、前記端面(1)の外周と掛止或いは挿入する取付部(4)が設けられた請求項1又は2記載の圧接方法。
  4. 前記環体(2)の断面形状が、四角形,菱形,三角形,円形の内の1つである請求項1、2又は3記載の圧接方法。
  5. 前記合成樹脂製シ−ト(3)として、家庭で使用するポリエチレン製のゴミ袋,ポリエチレン製の手袋,ポリプロピレン製のテ−プ,発泡ポリエチレンや発泡スチロール製のシート,ポリスチレン製のフードパックなどを用いた請求項1記載の圧接方法。
  6. 前記加熱手段(5)として非還元性ガスが用いられ、該非還元性ガスとして、プロパンガス,LNG,エチレンガス, ブタンガス,エタンガス,メタンガス,プロピレンガス,水素ガスなどの内の1つ、又はそれらの混合ガスが用いられた請求項1記載の圧接方法。
  7. 前記加熱手段(5)が、加熱コイルを用いてうず電流が誘導され、そのジュ−ル熱で加熱する高周波誘導加熱方式である請求項1記載の圧接方法。
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