JP3628940B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に係り、特に、位置決め部分に一体化された撮像部分を有する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手持ち式走査装置は、物体の像を表す機械で読み取り可能な画像データ(以下、画像データという)を生成する携帯型撮像装置である。物体を表す画像データを生成する処理は、物体の「撮像」又は「走査」と呼ばれることがある。いくつかの走査装置は、撮像する物体の像の細い「走査線」部分を表す画像データを生成する。撮像プロセスにおいて、走査装置を撮像する物体に対して移動する。走査装置を物体に対して移動するとき、走査装置は、物体の像の連続する複数の走査線部分を表す画像データを生成する。したがって、物体の像は、ビデオ表示装置によって表される物体の像と類似の連続する走査線が累積された画像データによって表される。
【0003】
物体の走査線部分の像は、光検出器要素(以下、光検出器という)の線形アレイ上に集束される。光検出器は、たとえば、当技術分野で既知である接触型イメージ・センサなどの複数の電子要素に取り付けられる。また、光検出器は、電荷結合素子と共通になるように1つの半導体内にエッチングされることがある。個々の光検出器は、物体の走査線部分の像の個別の部分を表す画像データを生成する。画像データは、たとえば、光検出器で受光した光の強度に対応する電圧値である。たとえば、比較的高い強度の光を受け取った光検出器は、比較的高い電圧を出力し、比較的低い強度の光を受け取った光検出器は、比較的低い電圧を出力する。
【0004】
画像データは、光検出器からプロセッサに出力される。プロセッサの機能の1つは、それぞれの走査線が生成された物体の像上の位置を示すデータベースを作成することである。データベースに記憶されたデータ及び画像データは、物体の像を複製するためにプロセッサによって使用される。たとえば、走査装置が、紙上にある文字などの2次元物体を表す画像データを生成している状況において、手持ち式走査装置は、紙上の任意の方向に移動されることがある。したがって、走査線部分は、実質的に紙上の任意の位置から生成され、複数の走査線部分からなる物体の像を表す画像データが、物体の表面に対して斜めにされる(skewed)可能性がある。物体の像を正確に複製するために、手持ち式走査装置は、データベースに記憶されたデータを使用して、物体の像の走査線部分の正しい配置を決定する。次に、プロセッサは、既知の処理技術、たとえばステッチング・ソフトウェアによって、物体の電子画像を作成することができる。
【0005】
走査プロセスにおいて、物体に対する走査装置の速度が分からなくなると、物体の像の複製に問題が生じることがある。たとえば、走査装置が、物体の像の走査線部分を毎秒1000個撮像しており、走査装置が物体に対して毎秒2.54cm(1インチ)の一定速度で単一軸方向に移動している場合、各走査線は物体の像の1000分の2.54cm(1000分の1インチ)分を表す。物体に対する走査装置の正確な速度がプロセッサに伝達されると、プロセッサは、物体の像の1000分の2.54cm(1000分の1インチ)分を表す各走査線を示すデータベースを作成する。画像データ及びデータベースに記憶されたデータに基づいて、プロセッサは物体の像を正確に複製することができる。しかしながら、物体に対する走査装置の速度が遅くなって、この遅くなった速度がプロセッサに伝えられない場合、プロセッサは各走査線が物体の1000分の2.54cm(1000分の1インチ)分を表すものとして画像データを処理し続ける。そのため、各走査線は、物体の1000分の1インチ分よりも小さい部分を表す。したがって、物体の像は歪んでしまう。一方、物体に対する走査装置の速度が早くなり、この早くなった速度がプロセッサに伝えられない場合、物体の像が引き延ばされる。
【0006】
特に、物体に対する走査装置の速度又は位置が分からないときに、物体の像を正確に複製することは不可能ではないがかなり困難である。位置又は速度のどちらかが分からないと、プロセッサは走査線が生成されているときに走査装置が物体に対してどこに配置されているかを判断できない。したがって、プロセッサは、走査線部分を互いに正しく配置して物体の像を正確に複製できなくなる。これは、走査線が物体のどこからも生成される可能性があり、しばしば斜めに操作される手持ち式走査装置では問題となる。
【0007】
このような位置決め問題を克服するため、走査装置は、走査線を生成しているときに、位置センサを使用して物体に対する走査装置の位置を検出する。位置センサは、走査線部分が生成されているときに、物体に対する走査装置の位置に関する位置情報を出力する。この位置情報は、プロセッサに伝達され、上記のデータベースに組み込まれる。
【0008】
位置センサの1つの例は、走査している物体の小さい2次元領域から画像データを周期的に生成する走査装置に取り付けた光センサである。プロセッサは、この画像データを受け取り、物体上の独特の特徴を識別する。物体が紙上に印刷された文字を例とすると、この独特の特徴は、紙の表面の固有の凹凸でもよい。光センサに対するこのような独特の特徴の位置情報は、メモリ素子に記憶される。走査装置が物体に対して移動されるとき、このような独特の特徴の位置が光センサに対して移動する。プロセッサは、この独特の特徴の新しい位置をメモリ素子に記憶された位置と比較する。そのような比較に基づいて、プロセッサは、光センサを取り付けた走査装置の物体に対する位置、移動方向及び走査装置の速度を決定することができる。したがって、プロセッサは、互いに物体の像の走査線部分の位置を容易に決定することができるため、上記のデータベースを作成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
いくつかの走査装置は、光検出器の線形アレイに対して固定位置に配置された複数の2次元光センサを有している。いくつかの走査装置において、光センサは、光検出器の線形アレイの各端部から一定の距離に配置され、したがって光検出器の線形アレイよりも外側にある。このような位置に光センサがあると、ユーザが物体の縁の近く、すなわち紙の縁の近くの文字を走査装置を撮像するときに問題となる。光検出器の線形アレイが紙の縁を撮像するとき、紙の縁に最も近い光センサが、偶然に紙から外れて、紙を支持する別の面、たとえば机上を移動することがある。光センサが他の表面の独特の特徴を検出することができなくなったり、紙が他の表面に対して移動したりすると、プロセッサは、紙に対する走査装置の位置がわからなくなる。したがって、プロセッサは、紙上の文字を複製できなくなる。光センサのこの配置は、光センサが光検出器の線形アレイの各端部から一定の距離だけ走査装置の長さを長くするため、さらに別の欠点を有する。そのような走査装置の長さが長いと、本質的に手持ち式走査装置にとって好ましくない。
【0010】
他のいくつかの走査装置は、光センサを光検出器の線形アレイの上か下に一定距離だけ離間して備えている。このような光センサの位置は、手持ち式走査装置の幅方向の長さを長くし、手持ち式走査装置を長くするため、本質的に好ましくない。また、手持ち式走査装置の幅方向の長さが長くなると、ユーザが、手持ち式走査装置によって物体上のどの走査線部分が生成されているかが分からないという問題が生じる。たとえば、文字の記載されたページを走査するユーザは、走査装置を目的の文字に対して正しく位置決めできず、文字の一部分を撮像できないことがある。光センサがページから外れて別の表面に移動すると、上記のような他の問題が生じることがある。上記の走査装置と同様に、光センサは、この表面の独特の特徴を検出することができず、それにより、画像データを処理するときに誤差が生じることがある。特に、走査線の位置が正確に決定されないときに、プロセッサがページの像を複製しようとすると誤差が生じる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、走査装置の長さと幅を最小にし、撮像している物体に対する位置を決定することができる手持ち式走査装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本明細書において、位置決め部分に一体化された撮像部分を有する撮像装置を開示する。撮像装置は、第1の端部と第2の端部を有する光検出器要素の線形アレイを含み、該線形アレイは、第1の軸に沿って位置合わせする。光検出器要素の線形アレイの第1の端部と第2の端部との間に、少なくとも1つの2次元光検出器セグメントを一体化する。
【0013】
また、本明細書において、物体を撮像する方法を開示する。この方法は、第1の端部と第2の端部とを有し、第1の軸に沿って位置合わせされた光検出器要素の線形アレイを提供するステップと、光検出器要素の線形アレイに一体化され、複数の列のうちの1つの列が走査列である光検出器要素の複数の列を有する少なくとも1つの2次元光検出器セグメントを提供するステップと、光検出器要素の線形アレイと物体とを相対的に移動させるステップと、物体の像を光検出器要素の線形アレイ及び2次元光検出器セグメント上に集束させるステップと、光検出器要素の線形アレイと走査列とによって、物体を表す第1の画像データを生成するステップと、2次元光検出器セグメントによって、物体を表す第2の画像データを生成するステップと、第2の画像データに関して第1の解析を実行し、物体に対する2次元光検出器セグメントの位置を決定するステップとを含む。
【0014】
本明細書において、撮像装置の他の実施形態を開示する。この撮像装置は、物体の像の線形部分を機械可読データに変換する第1の撮像手段を含むことができる。この第1の撮像手段に、物体の像の2次元部分を機械可読データに変換する第2の撮像手段を一体化することができる。第1の処理手段が、第2の撮像手段と機能的に接続され、物体に対する第2の撮像手段の位置を決定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は、全般的に、第1の端部190と第2の端部192とを有し、かつ図3に示す第1の軸BBに沿って位置合わせされた光検出器要素120の線形アレイと、光検出器要素147の2次元アレイとを含み、かつ光検出器要素120の線形アレイの第1の端部190と第2の端部192との間に一体化された少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130とを含む撮像装置100を示す。
【0016】
図1〜図8は、また、全般的に、第1の端部190と第2の端部192とを有する光検出器要素120の線形アレイと、光検出器要素147の2次元アレイを含む少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130とを含み、2次元光検出器セグメント130が、第1の端部190と第2の端部192との間に配置され、2次元光検出器セグメント130が、第1の端部190と第2の端部192との両方から離間された撮像装置100を示す。
【0017】
図1〜図8は、さらに、全般的に、図3に示す第1の軸BBに沿って位置合わせされ、第1の端部190と第2の端部192とを有する検出器要素120の線形アレイを提供するステップと、光検出器要素120に一体化され、複数の列146のうちの1つが走査列148である光検出器要素147の複数の列146を有する少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130を提供するステップと、光検出器要素120の線形アレイと物体200とを相対的に移動させるステップと、光検出器要素120の線形アレイ及び少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130上に、物体200の像を集束させるステップと、光検出器要素120の線形アレイと走査列148とによって、物体200を表す第1の画像データを生成するステップと、少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130によって、物体200を表す第2の画像データを生成するステップと、第2の画像データに関する第1の解析を行って、物体200に対する少なくとも1つの2次元光検出器セグメント130の位置を決定するステップとを有する物体200を撮像する方法を示す。
【0018】
図1〜図8は、さらに、全般的に、物体200の像の線形部分280を機械可読データに変換する第1の撮像手段120と、第1の撮像手段120に一体化され、物体200の像の2次元部分を機械可読データに変換する第2の撮像手段130と、第2の撮像手段130に機能的に関連付けられ、物体200に対する第2の撮像手段130の位置を決定する第1の処理手段150とを含む撮像装置100を示す。
【0019】
撮像装置100について全般的に説明したが、以下に、撮像装置100について以下に概略的に説明し、概略の後により詳細な説明する。撮像装置100は、物体の像を、機械可読画像データ(以下、画像データという)に変換する装置である。撮像装置100は、しばしばスキャナと呼ばれる。物体の像を表す画像データを生成するプロセスは、物体の走査又は撮像と呼ばれる。しかしながら、スキャナに使用される撮像装置は、単に説明のためのものであり、撮像装置は、他の用途でも使用できる。
【0020】
図1は、文字272が記載されたページ200を走査する撮像装置100を示す説明図である。撮像装置100は、ユーザが撮像装置100をページ200に対して移動させることができる手持ち型のスキャナとして示される。図1において、ページ200の表面215の蛇行経路270をたどる撮像装置100が示され、蛇行経路270は、撮像装置100とページ200との間の相対的な動きを示す。撮像装置100がページ200に対して移動するとき、後で詳しく説明するように、撮像装置100は、ページ200の走査線部分を表す画像データを生成する。したがって、画像データは、ページ200に対して斜めされる可能性のあるページ200の複数の走査線部分を表す。ページ200の像を正しく複製するために、撮像装置100は、走査線が生成されているときのページ200に対する位置を知ることが重要である。ページ200の像が正確に複製されるように、画像データは位置情報によって電子的にタグ付けされることがある。位置情報が使用できないか又は不正確な場合、撮像装置100は、ページ200の像を複製するときに、複製するページ200の像の走査線部分を配置する場所が分からなくなる。その結果、ページ200の複製が不正確になる。
【0021】
図2は、文字の記載されたページ200の表面216に配置された撮像装置100の底面を示す説明図である。ここで、文字220は、図1に示した文字272の一例である。具体的には、図2は、ページ200上にセットされた撮像装置100を上部からみた断面図である。撮像装置100は、表面216上の細い走査線部分280を表す画像データを生成する光検出器120の線形アレイを備えることがある。光検出器120は、図2では線として示される。しかしながら、光検出器120は個別の要素である。図2の平面図において、表面216の走査線部分280は、光検出器120の線形アレイと同じサイズである。
【0022】
走査プロセスにおいて、ユーザは、撮像装置100をページ200の表面216に対して手動で移動させる。この移動の例は、図1の蛇行経路270で示される。再び図2を参照すると、撮像装置100が表面216に対して移動するとき、光検出器120は、表面216の走査線部分280を表す画像データを周期的に生成する。図2に示していないプロセッサが、該画像データを受け取ってその画像データを処理し、表面216の電子画像を作成する。表面216の電子画像を正しく作成するためには、画像データが生成されているときの表面216に対する光検出器120の位置を知ることが重要である。この位置情報は、プロセッサが、画像が生成された物体上の位置を知るために必要である。この位置データが正確でないと、プロセッサは、処理中に走査線280を互いに正確に位置決めできなくなり、物体の像を不正確に複製することになる。
【0023】
表面216に対する走査線280の位置を決定する問題は、撮像装置100が手持ち型のスキャナであるために重要である。ユーザは、手持ち式撮像装置100を表面216に対して手動で移動させ、それにより、ユーザは、図1において経路270で示したように、撮像装置100を表面216に対して任意のランダムな方向に移動する場合がある。このようなランダムな移動によって、撮像装置100は、一般に、互いに斜めの関係となる走査線280を表す画像データを生成する。したがって、撮像装置100は、プロセッサが表面216の像を正確に複製するために、そのような斜めの関係となった走査線の位置を正確に決定する必要がある。
【0024】
物体に対する走査線の位置を決定するために、いくつかの撮像装置は、画像データが生成されているときに、走査している物体に対する撮像装置の位置を決定する位置センサを使用する。位置センサの1つのタイプは、物体の表面の2次元部分の画像データを生成する光センサである。プロセッサは、画像データを分析して、光センサに対する物体の表面にある独特の特徴を示す位置を識別する。撮像装置を物体に対して移動するとき、それに伴って光センサに対するそのような独特の特徴を示す位置が移動する。プロセッサは、そのような位置の変化を測定して、物体の表面に対する撮像装置の移動の変位及び方向を決定する。また、プロセッサは、その変位を微分して、物体の表面に対するスキャナの速度を決定することができる。物体の2次元領域を撮像する位置センサの例は、アレン(Allen)氏他による「NAVIGATION TECHNIQUE FOR DETECTING MOVEMENT OF NAVIGATION SENSORS RELATIVE TO AN OBJECT」と題する米国特許公報第5,644,139号と、アレン氏他による「FREEHAND IMAGE SCANNING DEVICE WHICH COMPENSATES FOR NON−LINEAR MOVEMENT」と題する米国特許公報第5,578,813号に開示されており、これらに開示されているすべての事柄に関して参照として本明細書に組み込まれる。
【0025】
位置センサを使用するスキャナは、一般に、別々の機能を持つために光検出器から一定距離だけ離間された位置に位置センサを有する。位置センサは、物体の表面の独特の特徴を撮像する2次元アレイである。そのような独特の特徴は、紙の製造に使用されるパルプ材料のように一般にきわめて細かい。したがって、位置センサは、きわめて細かい表面の特徴の2次元画像データを生成することができなければならない。一方、光検出器の線形アレイは、物体の表面の一次元軸を撮像して、一般にあまり細かくない特徴、たとえば紙上の文字の画像データを生成する。したがって、位置センサは、一般に、光検出器の一次元線形アレイよりも光検出器の密度が高い。光検出器の密度は、ピッチと呼ばれることがある。位置センサは、たとえば、2.54cm(1インチ)当たり約600の光検出器を有し、光検出器の線形アレイは、2.54cm(1インチ)当たり約300の光検出器を有する。しかしながら、必要な光検出器の密度は、走査装置の特定の用途によって異なることを理解されたい。なお、位置センサと光検出器の2次元アレイとが、同じ光検出器密度でもよい。
【0026】
いくつかの走査装置は、光検出器の線形アレイの端から一定の距離だけ位置センサを離間して配置させる。また、他の走査装置は、光検出器の線形アレイの上か下に位置センサを離間して配置させる。手持ち型スキャナで、光検出器の線形アレイに対する位置センサを上記のように配置する場合、3つの大きな問題が生じる。第1の問題は、スキャナのフットプリント(foot print)が、位置センサが占める面積の他に、光検出器の線形アレイが占める面積も含まなければならないため、光検出器の線形アレイのみが占める面積よりも大きくなることである。手持ち型のスキャナのフットプリントが不必要に大きくなると、手持ち式スキャナが使いにくくなるため、一般に好ましくない。さらに、これにより、スキャナが大きくなる傾向にある。
【0027】
位置センサを光検出器の線形アレイから離して配置することによって生じる第2の問題は、位置センサ及び光検出器の線形アレイが、同じ物体の異なる部分から画像データを生成しなければならないことである。このため、位置センサと光検出器の線形アレイとの両方が、走査動作中に同じ物体の異なる部分から画像データを生成できる位置に維持されなければならない。位置センサが走査動作中に物体の表面から偶然に外れた場合、位置センサは動作しなくなることがある。たとえば、図2を参照すると、ユーザが、ページ200の表面216上で従来のスキャナを使用している場合、ユーザは、ページ200の縁210、212及び214の近くにある文字を走査する場合がある。光検出器の線形アレイを、縁210、212又は214の近辺に移動すると、位置センサが表面216から外れることがある。たとえば、ページ200が本のページである場合、位置センサが空中に浮き、表面を撮像できないことがある。したがって、位置データは生成されず、画像データによって表される物体の像を処理及び複製することができない。一方、ページ300が、位置センサを動作させるのに十分な独特の特徴を有する表面を備えている場合は、位置データを生成し、画像データを適切に処理することができる。しかしながら、ページ200を、センサを配置した表面に対して移動すると、位置データは損なわれる。また、画像データによって表される表面216の像も損なわれる。
【0028】
位置センサを光検出器の線形アレイから離して配置することによって生じる第3の問題は、光検出器の線形アレイと各位置センサとが、別々の光学要素を必要とすることである。たとえば、スキャナが光検出器の1つの線形アレイ及び2つの位置センサを有する場合、スキャナは光検出器の線形アレイと関連する1つのレンズ及び各位置センサと関連する1つのレンズを必要とする。このような光学構成要素を使用すると、光学構成要素の費用によってスキャナのコストが増大し、さらに、スキャナ内の光学構成要素を位置合わせするために必要な製造時間が長くなる。
【0029】
図2を参照すると、本明細書において開示する撮像装置100は、光検出器120の線形アレイに、左側のセンサ130及び右側のセンサ132を一体化することによって、上記の問題を克服することができる。センサ130,132は、表面216の2次元領域を表す画像データを生成する。図2に示していないプロセッサが、画像データを受け取り、表面216の独特の特徴を検出する。そのような独特の特徴は、ページ200を作成するために使用されるパルプ材料によって生じる表面216のわずかな変化によるものでもよい。撮像装置100が表面216に対して移動するとき、そのような独特の特徴の像は、センサ130,132に対して移動する。プロセッサは、像の相対的移動を測定し、その移動に基づいて、表面216に対する撮像装置100の位置を計算する。また、プロセッサは、その相対的移動に基づいて、表面216に対する撮像装置100の移動の速度及び方向を計算することができる。センサ130,132は、たとえば、上記アレン氏他の米国特許公報第5,644,139号及びアラン氏他の米国特許公報第5,578,813号に開示されたタイプのセンサである。
【0030】
図3は、図1及び図2に示した撮像装置100を示す下面図であり、光検出器120とセンサ130,132とをより良く示すためのものである。光検出器120及びセンサ130,132のサイズは、図3において、説明のために大幅に拡大されている。光検出器120の線形アレイは、複数の個別のセグメント122に取り付けることができる。セグメント122を配列して線形アレイを構成することができ、したがって、光検出器120は線形アレイを構成する。位置センサ130,132は、また、セグメント122の線形アレイ内に配置されたセグメントでもよい。位置センサ130,132は、光検出器147の複数列146からなる光検出器147の2次元アレイを有することがある。光検出器147の1つの列148は、走査列148と呼ばれることがあり、光検出器120の線形アレイと位置合わせされてもよい。走査列148は、図3に示していないプロセッサに画像データ及び位置データを提供する二つの機能を果たす。この二つの機能によって、位置センサ130,132を、図3に示したように光検出器120のアレイに一体化することができる。したがって、本明細書に示した撮像装置100は、従来のスキャナより小さなフットプリントを有し、位置センサを光検出器の線形アレイから一定距離に配置することによる上記の問題が緩和される。
【0031】
撮像装置100について概略的に説明したが、次に、この撮像装置を詳しく説明する。図1では、位置センサを光検出器の線形アレイに一体化した撮像装置100を、手持ち型スキャナとして使用している。しかしながら、光検出器の線形アレイに一体化された位置センサは、他のタイプのスキャナや光学装置にも適用できることを理解されたい。撮像装置100は、前側部分110、後側部分112、前側部分110から見たときの右側部分116及び左側部分114を備えている。前側部分110、後側部分112、左側部分114及び右側部分116は、図3に詳細に示した下面部分102の寸法を規定する。撮像装置100は、左側部分114と右側部分116との間に延びる長さ119を有する。また、前側部分110と後側部分112との間に延びる幅118を有する。手持ち式撮像装置100の設計における基準の1つは、長さ119及び幅118を小さくし、それにより撮像装置100を操作しやすいように小型にすることである。
【0032】
図3は、撮像装置100の下面部分102を示す平面図である。複数の光検出器セグメント122(以下、セグメント122という)は、撮像装置100内の下面部分102の近くに配置される。当技術分野で知られているように、セグメント122は、たとえば接触型イメージ・センサである。複数のセグメント122は、最初のセグメント124及び最後のセグメント126を有する。セグメント122はそれぞれ、セグメント124及び126上に示したような第1の端部160と第2の端部162を有する。セグメント122は、セグメント122の線形アレイを構成するために端から端まで配列されることがある。配列は、第1の端部190と第2の端部192とを有する。配列の長さ128は、第1の端部190と第2の端部192との間に延びる。市販のセグメントの例は、テキサス州オースティンのTexas Instruments, Inc.によって製造されているLinear Optical Array、Model Number T5L2301として知られている。
【0033】
光検出器120の線形アレイは、各セグメント122の第1の端部160と第2の端部162との間に延在している(extend)。光検出器120の線形アレイは、光検出器120が2.54cm(1インチ)当たり約600個になるように、セグメント122上に配列される。セグメント122の線形アレイを撮像装置100内に取り付け、それにより各セグメント122に取り付けられた光検出器120の線形アレイが、セグメント122の線形アレイの長さ128に沿って延在する光検出器120の線形アレイを構成することができる。したがって、光検出器120の線形アレイは、セグメント122のアレイの第1の端部190と第2の端部192との間に延在する。さらに、光検出器120の線形アレイは、図3の基準線BBに沿って延在することができる。
【0034】
光検出器120は、従来の方式で光を画像データに変換する。光検出器120は、たとえば、受け取る光の強度に比例する電圧を出力する。たとえば、比較的高い強度の光を受け取った光検出器120は、比較的高い電圧を出力する。また、比較的低い強度の光を受け取った光検出器120は、比較的低い電圧を出力する。
【0035】
左側の位置センサ130及び右側の位置センサ132は、光検出器120の線形アレイ内に一体化されていてもよい。位置センサ130,132は、本明細書では単にセンサと呼ばれることがある。センサ130,132は、上側134、下側136、左側138及び右側140を有することがある。センサ130,132は、左側138と右側140との間に延びるたとえば約3.0ミリメートルの長さ164を有する。また、センサ130,132は、上側134と下側136との間に延びるたとえば約3.0ミリメートルの高さ166を有する。
【0036】
左側センサ130の左側138は、右側センサ132の右側140から、センサの距離142だけ離されることがある。距離142は、たとえば約79ミリメートルであり、これにより、センサ130,132の中心間の距離が約76ミリメートルになる。距離142を大きくすると、撮像装置100が、表面に対する回転の位置をより正確に決定できる。その結果、撮像装置100を矢印方向256に回転したときに、センサ130,132が、物体の表面の独特の特徴の動きをうまく検出できる。
【0037】
センサ130,132は、光検出器147の複数の列146を含むことができ、各列146は、セグメント122上の第1の端部160と第2の端部162との間に延びる光検出器120の線形アレイと実質的に同等である。センサ130,132は、たとえば、約0.06ミリメートルのピッチを有する約48個の光検出器147からなる約48の列146を有する。しかしながら、ピッチをさらに小さくすると、光検出器147の密度が高くなり、撮像装置100の位置を決定する精度が高くなる。
【0038】
光検出器147は、図3に示すセンサ130,132の表面を実質的に占有することがある。走査列148は、基準線BBに沿って位置合わせされた光検出器147の列146でもよい。したがって、走査列146は、光検出器120の線形アレイと同じ軸に沿って位置合わせされる。図3に示したセンサ130,132及び光検出器120,147は、説明のために大幅に拡大されている。
【0039】
センサ130,132はそれぞれ、この説明において後で基準として使用される最初の列170及び最後の列172を有することができる。最初の列170及び最後の列172は、実質的に高さ166と等しい距離だけ離されることがある。線形アレイの光検出器120と同様に、光検出器147は、受け取った光の強さに比例する電圧を出力することができる。センサ130,132、及び具体的には走査列148は、後で詳しく説明するように、画像データ及び位置決めデータを生成する二つの機能を有する。
【0040】
図2は、ページ200の表面216にセットされた撮像装置100を示す上部からみた断面図である。光検出器120の線形アレイは、光検出器120の下にある表面216の細い走査線部分280を撮像する。走査線部分280は、実質的に光検出器120の線形アレイと同じサイズでよい。左側センサ130の下にある表面216の領域を、本明細書では左位置部分286と称し、右位置センサ132の下にある表面の領域を、本明細書では右位置部分288と称す。後で説明するように、左側センサ130は、左位置部分286を撮像し、右側センサ132は、右位置部分288を撮像する。左位置部分286と右位置部分288とは、実質的に、図3の位置センサ130,132と同じサイズでよい。
【0041】
図4は、撮像装置100の左側部分を示す側面から見た断面図である。この断面図は、左側セグメント124と左側センサ130とを示す。図4には、他のセグメントと右側センサは示されていない。センサ及びセグメントは、基板180と機能的に関連付ることができ、すなわち、センサ及びセグメントは、基板180に電気的に接続することができる。例示のために、図4には、左側セグメント124及び左側センサ130だけが基板180に接続されているように示した。基板180は、たとえば、セグメントとセンサとの間でデータを送るプリント回路基板である。
【0042】
撮像装置100は、さらに、光検出器120,147とページ200の表面216との間に位置決めされたレンズ300を含むことができる。レンズ300は、表面216上の像を従来の方式で光検出器120,147上に集束する。レンズ300は、左側部分306、右側部分308、上側部分310及び下側部分312を有する。レンズ300は、上側部分310と下側部分312との間に延びる高さ316を有する。レンズ300は、また、左側部分306と右側部分308との間に延びる幅318を有する。高さ316は、たとえば約8.43ミリメートルであり、幅318は、たとえば約3.0ミリメートルである。レンズ300は、正倍率1を有することができる。レンズ300は、たとえば、NSG America, Inc.から市販されSELFOCの商標で販売されている屈折率分布型レンズ・アレイである。
【0043】
表面216からレンズ300を介して光検出器120,147まで、光経路338が延びている。光経路338は、本明細書において、左側部分340及び右側部分342によって境界が決められるように示される。左側部分340は、ページ200の表面216の左側の点330からレンズ300を通り左側センサ130上の光検出器147の最後の列172まで延びる。右側部分342は、表面216の右側の点332からレンズ300を通り光検出器147の最初の列170までの延びる。左側部分340は、右側部分342と実質的に平行である。左側の点330と右側の点332とは、図3のセンサ130,132の高さ166と実質的に同じ距離318だけ離されている。後で詳細に説明するように、表面216の左位置決め部分286は、左側センサ130上の光検出器147によって撮像することができる。図示していない類似の光経路を、右側センサ132と関連付けることができる。
【0044】
表面216の左側の点330と右側の点332との間の部分は、図2に示した左側位置決め部分286の一次元側面である。もう1つの光経路344は、表面216の走査線部分280からレンズ300を通り光検出器147の走査列148及び光検出器120の線形アレイまで延びる。光経路344は、光経路338の構成要素でよい。後で詳しく説明するように、表面216の走査線部分280は、光検出器147の走査列148及び光検出器120の線形アレイによって撮像される。
【0045】
図5は、セグメント122、センサ130,132、位置決めプロセッサ150及び撮像プロセッサ152の間の電気接続を示す。セグメント122は、データ・バス156によって撮像プロセッサ152に電気的に接続することができる。データ・バス156は、セグメント122から撮像プロセッサ152に画像データを送信する。データ・バス156は、図5では、例示のために、個々のデータ線であるように示した。しかしながら、画像データは、図5に示したようなデータ・バス又は個々のデータ線を介して送られることがあることを理解されたい。データ・バス156で送られる画像データは、たとえば、個々の光検出器120から受け取った光の強さをそれぞれ表す一連の2進数で表される。撮像プロセッサ152は、画像データを、従来の方式で受け取り、処理し、記憶する当技術分野で既知のプロセッサでよい。また、撮像プロセッサ152は、処理した画像データを使用して、走査する物体すなわち図1の表面216の像を複製することができる。
【0046】
左側センサ130は、データ線157によって位置決めプロセッサ150に電気的に接続することができる。右側センサ132は、データ線159によって位置決めプロセッサ150に電気的に接続することができる。位置決めプロセッサ150は、データ線158によって撮像プロセッサ152に電気的に接続される。データ線157,159は、たとえば、センサ130,132によって生成された画像データを表す一連の2進数を、位置決めプロセッサ150に送ることができる。位置決めプロセッサ150は、センサ130,132から画像データを受け取り、処理し、記憶する。具体的には、位置決めプロセッサ150は、画像データを使用して、表面216に対する図1の撮像装置100の位置、移動方向及び速度を決定することができる。位置決めプロセッサ150及び撮像プロセッサ152は、図5では別々の装置として示されている。しかしながら、位置決めプロセッサ150及び撮像プロセッサ152は、単一の処理装置に一体化されてもよい。
【0047】
図3の撮像装置100とその構成要素について説明したが、次に、光検出器120の線形アレイに一体化されたセンサ130,132を含む撮像装置100の動作について説明する。撮像装置100は、ここで、図2のページ200の表面216の走査を例にして説明する。さらにを参照して説明する。図6は、撮像装置100の動作を説明するフローチャートである。
【0048】
図2を参照して、y方向240及びx方向250を有する座標系を使用して、表面216に対する撮像装置100の動きを説明する。y方向240は、正のy方向242と負のy方向244とからなる。x方向250は、正のx方向252と負のx方向254とからなる。本明細書で説明する例において、撮像装置100を、文字220の上を正のy方向242に配置され、文字220を横切って負のy方向244に移動する。この1つの軸の方向の撮像装置100の動きは、単なる例示にすぎない。しかしながら、撮像装置100は、図1における経路270で示したような蛇行経路をたどり、また、たどる可能性が高い。
【0049】
走査プロセスでは、まず、ユーザが撮像装置100の下面部分102がページ200の表面216と接するように撮像装置100をページ200上に配置する。撮像装置100を表面216に対して移動させる前に、走査信号が図5に示すプロセッサ150,152に送られ、プロセッサ150,152が、セグメント122及びセンサ130,132から最初の画像データを受け取るように指示する。セグメント122は、図4に示す位置決め部分286,288以外の走査線280を表す画像データを生成する。センサ130,132は、位置決め部分286,288をそれぞれ表す画像データを生成する。
【0050】
図5を参照すると、セグメント122によって生成された画像データは、データ・バス156によって撮像プロセッサ152に送られる。左側センサ130によって生成された画像データは、データ線157を介して位置決めプロセッサ150に送られ、右側センサ132によって生成された画像データは、データ線159を介して位置決めプロセッサ150に送られる。この時点で、撮像プロセッサ152は、左位置部分286と右位置部分288と交わる走査線280の部分以外、図2の表面216の走査線部分280を表す画像データを有する。位置決めプロセッサ150は、左位置部分286及び右位置部分288を表す画像データを有する。
【0051】
初期撮像の次に、位置決めプロセッサ150は、図3に示すセンサ130,132上の走査列148によって生成された画像データを識別する。この画像データは、センサ130,132によって生成された図2に示す走査線280の部分を表す。位置決めプロセッサ150は、走査列148によって生成された画像データを複製し、この画像データをデータ線158を介して撮像プロセッサ152に送る。したがって、撮像プロセッサ152は、図2の表面216の完全な走査線部分280を表す画像データを有する。この初期撮像中に生成された画像データは、表面216に対する初期位置から生成されるように電気的に識別される。
【0052】
初期撮像の次に、位置決めプロセッサ150は、画像データを分析し、図2に示す左位置部分286及び右位置部分288の独特の特徴を識別する。センサ130,132に対するこれらの独特の特徴の位置は、コンベンショナル・メモリ装置に記憶される。
【0053】
図2を再び参照し、本明細書で示した例において、ユーザは、撮像装置100を、ページ200の表面216に沿って負のy方向244に文字220に向けて手動で移動する。走査信号が送られてから走査動作が終了するまで、センサ130,132は、左位置部分286と右位置部分288とをそれぞれ表す画像データを周期的に生成する。左位置センサ130によって生成された画像データは、データ線157を介して位置決めプロセッサ150に送られ、右位置センサ132によって生成された画像データは、データ線159を介して位置決めプロセッサ150に送られる。
【0054】
位置決めプロセッサ150は、ページ200の表面216の独特の特徴を識別する。位置決めプロセッサ150は、また、表面216の像の対比を行う表面216の微細な特徴の検出にも適合する。たとえば、位置決めプロセッサ150は、表面216の凹凸による影を検出する。そのような凹凸は、ページ200を製造するために使用されるパルプやその他の材料によって生じることがある。撮像プロセッサ150は、センサ130,132に対する独特の特徴の位置を、コンベンショナル・メモリ装置に記憶する。
【0055】
撮像装置100を表面216に対して移動するとき、それに伴って、以前に識別したセンサ130,132に対する独特の特徴の位置が移動する。この移動を測定するために、位置決めプロセッサ150は、画像データを分析し、左位置決め部分286及び右位置決め部分288で以前に識別した独特の特徴を探す。そのような独特の特徴の位置は、センサ130,132に対して識別される。位置決めプロセッサ150は、画像データが、現在の独特の特徴の位置と、以前の独特の特徴の位置との差をとることによって前回センサ130,132によって生成されてからの期間の撮像装置100の変位を決定する。
【0056】
撮像装置100を、以前の走査線部分280を表す画像データが生成された場所から所定の距離だけ移動したとき、表面216の現在の走査線部分280を表す画像データが生成される。図1、図2及び図3を参照すると、現在の走査線部分280を表す画像データが、光検出器120及びセンサ130,132上の走査列148によって、上記で説明したように生成される。位置決めプロセッサ150は、走査列148によって生成された画像データを識別し、その画像データの複製をデータ線158を介して撮像プロセッサ152に送る。撮像プロセッサ152は、走査列148によって生成された画像データを、光検出器120によって生成された画像データに電子的に挿入する。これにより、撮像プロセッサ152は、走査線部分280全体を表す画像データを得る。また、画像データは、表面216上の以前の画像データが生成された位置に対する現在の画像データが生成された位置によって電子的に識別される。
【0057】
撮像プロセッサ150は、表面216の走査線部分の相対位置を識別することによって、その複数の走査線部分280を表す画像データを処理して、ページ200の表面216の像を正確に複製することができる。撮像プロセッサ150は、たとえば、ステッチ・ソフトウェアなどの一般に知られているソフトウェアを使用して、複数の走査線部分280を表す画像データを互いに位置決めすることができる。そして、表面280の像を容易に複製することができる。
【0058】
撮像装置100の一つの実施形態を説明したが、以下に、撮像装置100の他の実施形態を説明する。
【0059】
図8は、単一の半導体400上に配置された光検出器414の線形アレイ410の実施形態を示す。半導体400は、アレイ410に一体化された左側位置決め部分420と右側位置決め部分422とを有している。光検出器414の線形アレイ410は、図3に示した光検出器120と実質的に同等の機能を有する。位置決め部分420,422は、図3に示したセンサ130,132と実質的に同等の機能を有する。位置決め部分420,422は、光検出器の連続する列を含み、それにより光検出器の2次元アレイを作成する。半導体400は、位置決め部分420,422を除き、当技術分野で知られている電荷結合素子と実質的に同等である。線形アレイ410は、最初の光検出器430と最後の光検出器432とを有する。長さ434は、最初の光検出器430と最後の光検出器432との間に延びる。線形アレイ410は、たとえば、最初の光検出器430と最後の光検出器432との間に1428個の光検出器414を含む。さらにたとえば、光検出器414は、中心線と中心線とが約10マイクロメートル離間され、長さ434は、約15ミリメートルになる。
【0060】
位置決め部分420,422は、光検出器の2次元アレイを含むことができる。光検出器の2次元アレイは、それぞれ、最初の列440、最後の列442、最初の行446及び最後の行448を有する。高さ450は、最初の列440と最後の列442との間に延びる。幅452は、最初の行446と最後の行448との間に延びる。それぞれの列及びそれぞれの行は、たとえば、30個の光検出器を有する。したがって、高さ450と幅の452とは、約0.3ミリメートルでよい。図8に示した光検出器414及び位置決め部分420,422は、例示のために大幅に拡大されている。
【0061】
以上説明したように、半導体400は、高密度の光検出器414を有する。図4に示したスキャナ100と異なり、半導体400を使用するスキャナは、一般に、光検出器414の比較的短い線形アレイ410上に物体の像の比較的長い走査線部分を集束させるために、図示しない縮小光学要素を必要とする。縮小光学要素は、スキャナに一般的に使用され、たとえば、屈折率分布型レンズ・アレイではなくクック三重レンズ(Cooke triplet lens)を使って物体の像を縮小し、光検出器414の線形アレイ410上にその像を集束させることができる。
【0062】
スキャナのさらに他の実施形態は、光検出器の多数の線形アレイを使用して画像データを生成する。そのようなタイプのスキャナは、一般に、赤、緑、及び青の光の原色を別々に撮像することによって物体のカラー画像を生成するために使用される。そのような用途において、位置決めセンサは、画像データを生成するために使用される3列の光検出器と位置合わせされた3列の光検出器とを有する。画像データの処理は、上記のように1列ではなく位置決めセンサ上の3列の光検出器を使用して画像データを生成すること以外、上記の説明と同じように実行される。
【0063】
図3を参照すると、撮像装置100のさらに他の実施形態は、光検出器120の線形アレイではなく位置センサ130,132の列146に、より高密度の光検出器147を使用する。本実施形態は、撮像装置100が比較的滑らかな面で使用されているとき、あるいは位置情報がより重要な場合に有効である。より高密度の光検出器147は、撮像装置100が、物体の表面のより細かい独特の特徴を検出することを可能にし、位置をより高い精度で決定できるようにする。
【0064】
撮像装置100は、光検出器120の線形アレイの両端に最初のセグメント124及び最後のセグメント126が配置されているように説明した。代替として、光検出器120の線形アレイの両端に、センサ130と132とを配置してもよい。上記のように、走査列148は、基準線BBに沿って位置合わせされ、光検出器120の線形アレイの端部にセンサ130,132を配置すれば、画像データに影響を与えない。
【0065】
図3のスキャナ100と図8の半導体400は、光検出器120,414がセンサ130,132,420,422を2分しているように示されている。しかしながら、光検出器120,414は、センサ130,132,420,422を2分していなくてもよいことを理解されたい。光検出器120,414は、事実上任意の場所でセンサ130,132,420,422と交わることができる。
【0066】
本明細書では、光検出器の撮像アレイに一体化された位置センサが、スキャナ内で使用されているように説明した。しかしながら、光検出器の線形アレイに一体化される位置センサは、他の用途に使用することもできることを理解されたい。たとえば、位置センサは、複製する紙の位置を決定するためにファクシミリ装置に一般に使用される光検出器の線形アレイに一体化されてもよい。
【0067】
本明細書では、本発明の例示的な現在の実施形態を説明したが、本発明の概念を様々な形で実施し利用することができ、特許請求の範囲は、従来技術によって制限された範囲を除くそのような変形を含むように解釈されるべきであることを理解されたい。
【0068】
以下に、本発明の実施の形態を要約する。
【0069】
1.第1の端部(190,430)と第2の端部(192,432)とを有し、第1の軸に沿って位置合わせされた光検出器要素(120,414)の線形アレイと、
光検出器要素(147)の2次元アレイを含む少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)と、
を有し、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)が、前記第1の端部(190,430)と前記第2の端部(192,432)との間で光検出器要素(120,414)の前記線形アレイに一体化された撮像装置(100,400)。
【0070】
2.前記2次元アレイが、光検出器要素(147)の複数の連続する列(146)を有し、
光検出器要素(147)の前記複数の列(146)のうちの1つの列が、前記第1の軸に沿って位置合わせされた上記1に記載の撮像装置(100,400)。
【0071】
3.前記光検出器要素(147)の少なくとも1つの2次元アレイが、少なくとも約10の光検出器要素(147)をそれぞれ有する少なくとも約30の列(146)を備える上記1に記載の撮像装置(100,400)。
【0072】
4.光検出器要素(414)の前記線形アレイと前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(420,422)とが、単一の基板に取り付けられた上記1に記載の撮像装置(400)。
【0073】
5.光検出器要素(120)の前記線形アレイが、複数の光検出器セグメント(122)を有し、
前記光検出器セグメント(122)のそれぞれが、第1の端部(160)と第2の端部(162)とを有し、
前記光検出器要素(120)の線形アレイが、前記第1の端部(160)と前記第2の端部(162)との間の前記光検出器セグメント(122)のそれぞれの上に配置され、
前記光検出器セグメント(122)が、光検出器セグメント(122)の線形アレイと光検出器要素(120)の線形アレイとを構成するように端から端まで配置され、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132)が、光検出器セグメント(122)の前記線形アレイに一体化された上記1に記載の撮像装置(100)。
【0074】
6.光検出器要素(120,414)及び前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)と関連付けられたレンズ(300)をさらに有する上記1に記載の撮像装置(100,400)。
【0075】
7.第1の端部(190,430)と第2の端部(192,432)とを有する光検出器要素(120,414)の線形アレイ(410)と、
光検出器要素(147)の2次元アレイを含む少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)と、
を有し、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)が、前記第1の端部(190,430)と前記第2の端部(192,432)との間に配置され、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)が、前記第1の端部(190,430)と前記第2の端部(192,432)との両方から一定間隔で配置された撮像装置(100,400)。
【0076】
8.光検出器要素(120,414)の前記線形アレイが、軸上で位置合わせされ、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)が、光検出器要素(147)の複数の列(146)を有し、
光検出器要素(147)の前記複数の列(146)のうちの1つの列(148)が、前記軸上で位置合わせされた上記7に記載の撮像装置(100,400)。
【0077】
9.第1の軸に沿って位置合わせされ、第1の端部(190,430)と第2の端部(192,432)とを有する光検出器要素(120,414)の線形アレイを提供するステップと、
光検出器要素(120,414)の前記線形アレイに一体化され、光検出器要素(147)の複数の列(146)を有し、前記複数の列(146)のうちの1つの列が走査列(148)である少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)を提供するステップと、
光検出器要素(120,414)の前記線形アレイと前記物体(200)とを相対的に移動させるステップと、
前記物体(200)の像を、光検出器要素(120,414)の前記線形アレイ及び前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)上に集束させるステップと、
光検出器要素(120,414)の前記線形アレイと前記走査列(148)とによって、前記物体(200)を表す第1の画像データを生成するステップと、前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)によって、前記物体(200)を表す第2の画像データを生成するステップと、
前記第2の画像データに関して第1の解析を実行して、前記物体(200)に対する前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント(130,132,420,422)の位置を決定するステップと、
を有する物体(200)を撮像する撮像方法。
【0078】
10.前記走査列(148)が、前記第1の軸に沿って位置合わせされる上記9に記載の撮像方法。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明により、装置の長さ及び幅を最小にし、撮像している物体に対する位置を決定できる撮像装置を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】紙の表面の蛇行経路をたどる手持ち式スキャナを示す説明図である。
【図2】図1に示す手持ち式スキャナを上部からみた断面図である。
【図3】図1に示す手持ち式走査装置の下面部分を示す断面図である。
【図4】図1に示す手持ち式走査装置の側面から見た断面図である。
【図5】セグメント、センサ、位置決めプロセッサ150及び撮像プロセッサ152間の電気的接続を示すブロック図である。
【図6】図1に示す手持ち式走査装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す手持ち式走査装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】単一の基板に一体化された光検出器の線形アレイ及び位置センサの概略図である。
【符号の説明】
100,400 撮像装置
120,414 光検出器要素
130,132,420,422 2次元光検出器セグメント
146 列
147 光検出器要素
160 第1の端部
162 第2の端部
190,430 第1の端部
192,432 第2の端部
Claims (10)
- 第1の端部と第2の端部とを有するとともに第1の軸に沿って位置合わせされた光検出器要素の線形アレイと、
光検出器要素の2次元アレイを含む少なくとも1つの2次元光検出器セグメントと
を有し、
前記2次元光検出器セグメントの少なくとも1つの配設範囲が、前記光検出器要素の前記線形アレイの配設範囲を跨ぐように、前記2次元光検出器セグメントの少なくとも1つが前記第1の端部と前記第2の端部との間で光検出器要素の前記線形アレイに一体化されたことを特徴とする撮像装置。 - 前記2次元アレイが光検出器要素の複数の連続する列を有し、
光検出器要素の前記複数の列のうちの1つの列が前記第1の軸に沿って位置合わせされた
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記光検出器要素の少なくとも1つの2次元アレイが、少なくともほぼ10の光検出器要素をそれぞれ有する少なくともほぼ30の列を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 光検出器要素の前記線形アレイと前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントとが単一の基板に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 光検出器要素の前記線形アレイが複数の光検出器セグメントを有し、
前記光検出器セグメントのそれぞれが第1のセグメント端部と第2のセグメント端部とを有し、
前記光検出器要素の線形アレイが前記第1のセグメント端部と前記第2のセグメント端部との間の前記光検出器セグメントのそれぞれの上に配置され、
前記光検出器セグメントが光検出器セグメントの線形アレイと光検出器要素の線形アレイとを構成するように端から端まで配置され、
前記2次元光検出器セグメントの少なくとも1つの配設範囲が、前記光検出器セグメントの前記線形アレイの配設範囲を跨ぐように、前記2次元光検出器セグメントの少なくとも1つが光検出器セグメントの前記線形アレイに一体化された
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 光検出器要素及び前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントと関連付けられたレンズを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 第1の端部と第2の端部とを有する光検出器要素の線形アレイと、
光検出器要素の2次元アレイを含む少なくとも1つの2次元光検出器セグメントと
を有し、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントが、前記第1の端部と前記第2の端部との間で、前記光検出器セグメントの前記線形アレイの配設範囲を跨ぐように、前記第1の端部と前記第2の端部との両方から間隔をおいて配置されたことを特徴とする撮像装置。 - 光検出器要素の前記線形アレイが軸上で位置合わせされ、
前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントが光検出器要素の複数の列を有し、
光検出器要素の前記複数の列のうちの1つの列が前記軸上で位置合わせされたことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。 - 以下の(a)から(g)のステップを設けたことを特徴とする物体を撮像する撮像方法:
(a) 第1の軸に沿って位置合わせされ、第1の端部と第2の端部とを有する光検出器要素の線形アレイを提供する;
(b) 光検出器要素の前記線形アレイに一体化され、光検出器要素の複数の列を有し、前記複数の列のうちの1つの列が走査列である少なくとも1つの2次元光検出器セグメントを提供する;
(c) 光検出器要素の前記線形アレイと前記物体とを相対的に移動させる;
(d) 前記物体の像を光検出器要素の前記線形アレイ及び前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメント上に集束させる;
(e) 光検出器要素の前記線形アレイと前記走査列とによって前記物体を表す第1の画像データを生成する;
(f) 前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントによって前記物体を表す第2の画像データを生成する;
(g) 前記第2の画像データに関して第1の解析を実行して、前記物体に対する前記少なくとも1つの2次元光検出器セグメントの位置を決定する。 - 前記走査列が前記第1の軸に沿って位置合わせされることを特徴とする請求項9記載の撮像方法。
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