JP3628199B2 - サーボモータの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械、ワイヤ放電加工機、産業用ロボット等の各種産業機械の駆動源として用いられるサーボモータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来から実施されているサーボモータの制御ブロック図である。数値制御装置等の制御装置からの指令に基づいて位置・速度ループ処理周期毎に与えられる移動指令MCMDをエラーカウンタ30に加算し、サーボモータ33に内蔵する位置・速度検出器34(若しくは、機械に取付けられた位置・速度検出器)からの位置・速度ループ処理周期毎の位置フィードバック量をエラーカウンタ30から減じて該エラーカウンタ30で位置偏差を求める。この位置偏差に位置ループゲインKpを乗じて位置・速度ループ処理周期毎の速度指令vc を求め、該速度指令vc から上記位置・速度検出器34からフィードバックされる速度フィードバック量を減じて速度偏差を求め該速度偏差に基づいて速度補償器32で比例積分処理を行なってトルク指令(電流指令)Tcを求め、さらには電流ループ処理を行なってサーボモータ33を駆動し、機械35の可動部を駆動する。
【0003】
上記速度補償器32は積分補償項と比例補償項からなり、それぞれ速度ループ積分ゲイン、速度ループ比例ゲインを有している。そして、上述したサーボモータの制御は、ディジタルプロセッサを使用したソフトウエアサーボによって実行されることが一般的である。
【0004】
ところで、上述した速度補償器32の速度ループの積分ゲイン、比例ゲインは、パラメータで設定されるが、この設定値は、サーボ系の安定性を見ながら決定されている。
【0005】
制御性能を向上させるには、速度ループ制御のゲイン、さらには電流ループ制御のゲインを高くとる必要があるが、早送り等でトルク指令が飽和するような状態、即ち、加減速時定数が短く加減速限界まで使用するような状態で駆動すると、速度ループが不安定となる傾向がある。そこで、従来は、このような状態でも、安定に制御できるように、最悪の条件を想定して速度ループゲインや電流ループゲインの設定値を決定していた。その結果、ゲインを高くとることができないから、当然制御性能は低下することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、速度ループが不安定になりやすい状況で速度ループゲイン等を決定しているから、トルク指令が飽和しないような十分に余力のある領域であり、速度ループゲイン等を高くとることができるような場合でも、低いゲインで制御されることになる。これにより、制御性能を悪くする結果となっている。とくに、工作機械において、サーボモータの駆動で切削を行なう場合には、切削精度は速度ループゲインによって左右されるので、速度ループゲインを十分に高くできないので、切削精度を高くできないという問題がある。このように、従来の制御装置においては、サーボモータ制御における制御性能の向上と、制御量が飽和するような領域での安定した制御を得ることは相反するもので、両立することができなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、制御性能の向上を図り、かつ制御量が飽和するような領域でも安定した制御を得ることができるサーボモータの制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、切削送り動作モード等の軌跡制御モードか非軌跡制御モードかを判別する判別手段と、軌跡制御モード用の高いゲイン値と非軌跡制御モード用の低いゲイン値の速度ループゲイン及び電流ループゲインを記憶する記憶手段と、上記判別手段で判別されたモードに対応し、軌跡制御モードでは高いゲイン値に、非軌跡制御モードでは低いゲイン値に速度ループゲイン、電流ループゲイン切換えるゲイン切換え手段とをサーボモータの制御装置に設けることによって、サーボモータ制御における制御性能の向上と、制御量が飽和するような領域での安定した制御を得るようにした。
【0009】
また、電流ループ制御切換え手段を設け、上記判別手段が位置決めモードと判別したときには、電流ループ制御をI−P制御に切換え、軌跡制御モードと判別したときには、電流ループ制御をPI制御に切換えるようにすることで、制御性能の向上と安定した制御を共に得ることができるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明を適用するサーボモータ制御装置の要部ブロック図である。この構成は従来のディジタルサーボ制御を行なう装置と同一の構成であるので、概略的に示している。
【0011】
図3において、10はコンピュータを内蔵した数値制御装置(CNC)等の機械を制御する制御装置であり、該制御装置10から出力される移動指令は共有RAM11を介してサーボモータの制御装置を構成するディジタルサーボ回路12に入力される。該ディジタルサーボ回路12は、プロセッサ(CPU)、ROM、RAM等で構成されており、制御装置10からの移動指令とサーボモータ14に内蔵された位置・速度検出器(図3ではセミクローズの例を示しているが、フルクローズループで制御を行なう場合には、機械可動部の位置・速度を直接検出する位置・速度検出器を用いる)からの位置フィードバック信号Pf、速度フィードバック信号vf 、さらには、モータ駆動電流を検出する電流検出器からの電流フィードバック信号に基づいて、図6に示す位置ループ制御、速度ループ制御さらには電流ループ制御を行ない、トランジスタインバータ等のサーボアンプ13を用いてサーボモータ14を駆動制御するものである。
【0012】
本発明においては、ディジタルサーボ回路12のプロセッサが上記速度ループ制御、電流ループ制御の処理を行なう際に、早送り動作モード等の位置決めモードか、切削送り動作モード等の軌跡制御モードかを判断して各モードに応じた速度ループゲイン、電流ループゲイン切換えて制御するものである。即ち、非軌跡制御モードの早送り動作等の位置決めモードでは、トルク指令が飽和するようなモータの加減速限界まで使用する場合があることから、速度ループゲイン、さらには電流ループゲインを高くすると制御ループが不安定となることがある。そのため、早送り等の位置決めモードに対しては、低めの速度ループゲイン,電流ループゲインを用い、切削送り動作等の軌跡制御モードの場合には、制御性能を向上させ加工精度等を向上させるために、高めの速度ループゲイン,電流ループゲインを用いる。
【0013】
そこで、予め、早送り動作等の非軌跡制御モード用の相対的に低い速度ループゲイン、電流ループゲインと、切削送り等の軌跡制御モード動作用の相対的に高い速度ループゲイン、電流ループゲインを制御装置10内の不揮発性メモリにパラメータ設定し、電源投入時の初期設定段階で共有メモリ11を介してディジタルサーボ回路12のRAM内に記憶しておくものである。
また、本実施形態では、位置決めモード動作時には、電流ループをI−P制御で行ない、軌跡制御モード動作時にはPI制御を用いる。
【0014】
図4は、電流ループ制御をI−P制御する時のブロック線図である。また、図5は、PI制御の電流ループのブロック線図である。本実施形態では、後述するようにd−q変換を用いて電流を制御するようにしており、電流検出器で検出した3相のモータ駆動電流からd−q変換してd相、q相の電流Id ,Iq を求め、このd相、q相電流Id ,Iq をフィードバック電流とし、速度ループ制御によって求められたトルク指令(電流指令)Tc をq相の電流指令とし、d相の電流指令は「0」とする。そして、それぞれ電流ループ処理を行ないd相、q相の電圧指令Vq ,Vd を求め、この2つの電圧指令Vq ,Vd から3相の電圧指令に変換ししてサーボモータを駆動するようにしている。
【0015】
図4に示すI−P制御においては、速度ループ制御によって求められたトルク指令(電流指令)Tc をq相の電流指令とし、該q相電流指令Tc からq相フィードバック電流Iq を減じて電流偏差を求め、該電流偏差を積分して積分ゲインGI を乗じ(20,21)、この値から上記q相フィードバック電流Iq に比例ゲインGp を乗じた値を減じ、Q相電圧指令Vq を求める。また、d相に対しても同様な処理が行われるものである。即ちd相の電流指令は「0」とし、この電流指令とd相フィードバック電流Id によって、q相と同じ積分、比例制御を行なってd相電圧指令Vd を求める。そして。図4では省略しているが、2つの電圧指令Vq ,Vd から3相の各相の電圧指令を求め、サーボアンプ13でPWM制御等を行なって各相の電流を制御しサーボモータを駆動制御するものである。
【0016】
また、図5に示すPI制御では速度ループで求めたトルク指令Tc をq相の電流指令とし、d相の電流指令を「0」とし、q相、d相のフィードバック電流Iq ,Id より、それぞれ電流偏差を求め、該電流偏差を積分して積分ゲインGI を乗じる積分処理20,21を行ない、さらに電流偏差に比例ゲインGp を乗じて比例処理を行ない、積分処理及び比例処理によって得られた値を加算してq相、d相の電圧指令Vq ,Vd を求め、さらに、3相の電圧指令を求めサーボアンプ13でPWM制御等を行なって各相の電流を制御しサーボモータを駆動制御する。
【0017】
上述したPI制御は、I−P制御に比較して応答性に優れるが、オーバシュート等の問題があり、位置決めモード時の早送り動作のように大電流が必要な時に電流ループをPI制御で制御すると安定性の点で問題がある。そのため、本実施形態では、位置決めモード時には、I−P制御により電流ループを制御し、切削送り等の軌跡制御モード動作時には応答性を重視してPI制御を行なうようにしたものである。
【0018】
図1は、本実施例におけるディジタルサーボ回路12のプロセッサが速度ループ処理周期毎実施する処理のフローチャートである。
まず、位置・速度検出器15から出力される該速度ループ処理周期における速度フィードバック量vf を読取り(ステップS1)、軌跡制御モード動作中か否か判断し(ステップS2)、早送り動作、またはジョグ送りや手動パルス発生器による送り等の位置決めモード等の非軌跡制御モード動作中であれば、RAMに記憶する位置決めモード用(非軌跡制御モード用)の速度ループの積分ゲインKIL 、比例ゲインKpL を読みだし、速度ループの積分ゲインKI、比例ゲインKpをこの読み出した値に設定する(ステップS3,S4)。
【0019】
そして、積分器としてのレジスタAに位置ループ制御処理で得られた速度指令vc からステップS1で読み取った速度フィードバック量vf を減じて得られる速度偏差を加算する積分処理を行なう(ステップS5)。次に、上記レジスタAに記憶する積分値にステップS3で設定された積分ゲインKI を乗じた値に、上記速度偏差(vc −vf )にステップS4で設定された比例ゲインKp を乗じた値を加算し、トルク指令(電流指令)Tc を求めて出力し(ステップS6)、当該周期の速度ループ処理を終了する。
【0020】
一方、ステップS2で切削送り等の軌跡制御モード動作中と判断された時には、軌跡制御モード動作用の速度ループの積分ゲインKIh 、比例ゲインKph を読みだし、速度ループの積分ゲインKI、比例ゲインKpをそれぞれこの読み出した値に設定する(ステップS7,S8)。そして前述した、ステップS5,6の比例、積分処理を行なって、トルク指令を求め出力する。
【0021】
以上のようにして、軌跡制御モード動作ではない(早送り等の非軌跡制御モード)時には、低めに設定されている積分ゲイン、比例ゲインで、速度ループの比例、積分動作が行なわれ、軌跡制御モード動作の時には、高めの積分ゲイン、比例ゲインで、速度ループ制御が行われることになる。
【0022】
図2は、本実施形態における電流ループ制御処理のフローチャートで、電流ループ処理周期毎にこの処理をディジタルサーボ回路12のプセッサが実行する。
まず、d−q変換されたd相、q相のフィードバック電流値Id ,Iq を読み(ステップT1)、次に軌跡制御モード動作中か否か判断し(ステップT2)、軌跡制御モードの動作中でなければ、非軌跡制御モードの位置決めモードに対応した電流ループの積分ゲインGIL、比例ゲインGpLをRAMから読み取り、それぞれ電流ループの積分ゲインGI 、比例ゲインGp として設定する(ステップT3,T4)。
【0023】
次にq相の積分器を構成するレジスタAq に速度ループ処理で求めたトルク指令Tcからq相のフィードバック電流値Iq を減じた電流偏差を加算し、q相の積分処理を実行すると共に、d相の積分器を構成するレジスタAd からd相フィードバック電流値Id を減じてd相の積分処理を行なう(ステップT5)。なお、d相は電流指令が「0」である。
【0024】
q相のレジスタAq に記憶する積分値にステップT3で設定した積分ゲインGI を乗じた値から、q相フィードバック電流値Iq にステップT4で設定した比例ゲインGp を乗じ値を減算してq相の電圧指令Vq を求める。同様に、d相のレジスタAd に記憶する積分値に積分ゲインGI を乗じた値から、d相フィードバック電流値Id に比例ゲインGp を乗じ値を減算してd相の電圧指令Vd を求める(ステップT6)。このように、軌跡制御モードない時は非軌跡制御モード用として設定されている電流ループの低めの積分ゲイン、比例ゲインに基づいてI−P制御によって電圧指令Vq ,Vd を求めるものである。
【0025】
この求めたq相、d相の電圧指令Vq ,Vd を出力し(ステップT7)、この電圧指令Vq ,Vd より、従来と同様に3相の各相電圧指令を求めサーボモータを駆動することになる。
【0026】
一方、ステップT2で、軌跡制御モード中であると判断された場合には、RAMに記憶する軌跡制御モード用の電流ループの積分ゲインGIh、比例ゲインGphをそれぞれ電流ループの積分ゲインGI 、比例ゲインGp として設定する(ステップT8,T9)。そして、q相の積分器を構成するレジスタAq に速度ループ処理で求めたトルク指令Tcからq相のフィードバック電流値Iq を減じた電流偏差を加算し、q相の積分処理を実行すると共に、d相の積分器を構成するレジスタAd からd相フィードバック電流値Id を減じてd相の積分処理を行なう(ステップT10)。さらに、q相のレジスタAq に記憶する積分値にステップT8で設定した積分ゲインGI を乗じた値にステップT9で設定した比例ゲインGp に上記電流偏差(Tc −Iq )を乗じた値を加算し、q相の電圧指令Vq を求める。また、d相のレジスタAd に記憶する積分値にステップT8で設定した積分ゲインGI を乗じた値から、ステップT9で設定した比例ゲインGp にd相のフィードバック電流値Id を乗じた値を減じてd相の電圧指令Vd を求める(ステップT11)。即ち、軌跡制御モード用として設定されている電流ループの高めの積分ゲイン、比例ゲインに基づいてPI制御を行なって、電圧指令Vq ,Vd を求める。この電圧指令Vq ,Vd を当該周期の指令として出力し当該周期の処理を終了する。なお、前述したように、この電圧指令Vq ,Vd は3相の各相電圧指令に変換されて、サーボアンプによってPWM制御等を行ない、サーボモータを駆動制御することになる。
【0027】
図7は本発明の効果を見るために行なった実験結果を示す図である。半径10mm、速度5000mm/ninで円弧切削を行なって、そのときの切削精度を見たもので、図7(a)は、位置決めモードである早送り動作での安定性のみを考慮し、速度ループ,電流ループのゲインの切換えを行なわずに、低めのゲインで加工を行なった時の切削結果である。また、図7(b)は、上述した実施形態により切削送りに対応する軌跡制御モードと早送りに対応する位置決めモードでゲインを切換えて、切削送り動作(軌跡制御モード)のゲインて速度ループ、電流ループ制御を行なって加工した時の切削結果である。この図7(a)、(b)を比較して分るように、ゲインを切換えて加工を実施した図7(b)に示す加工の方が切削精度が大幅に改善されていることがわかる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、軌跡制御モード動作時と非軌跡制御モード動作(位置決めモード動作)時で、速度ループゲイン、さらには電流ループゲインを切換えるので、位置決めモード動作中に制御が不安定になることを防止でき、かつ、軌跡制御モード時の制御性能を向上させ指令経路追従精度(切削精度)を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における速度ループ処理のフローチャートである。
【図2】同実施形態における電流ループ処理のフローチャートである。
【図3】同実施形態におけるサーボモータ制御装置の要部ブロック図である。
【図4】電流ループ制御をI−P制御で行なう時のブロック線図である。
【図5】電流ループ制御をPI制御で行なう時のブロック線図である。
【図6】一般的なサーボモータの制御ブロック図である。
【図7】従来例と本発明を用いた円弧切削の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
10 制御装置(CNC)
11 共有メモリ
12 ディジタルサーボ回路
13 サーボアンプ
14 サーボモータ
15 位置・速度検出器

Claims (2)

  1. サーボモータを駆動制御する制御装置であって、軌跡制御モードか非軌跡制御モードかを判別する判別手段と、軌跡制御モード用の高いゲイン値と非軌跡制御モード用の低いゲイン値の速度ループゲイン及び電流ループゲインを記憶する記憶手段と、上記判別手段で判別されたモードに対応し、軌跡制御モードでは高いゲイン値に、非軌跡制御モードでは低いゲイン値に速度ループゲイン、電流ループゲイン切換えるゲイン切換え手段とを備え、切換えたゲインで速度ループ制御、電流ループ制御を行なうことを特徴とするサーボモータの制御装置。
  2. 電流ループ制御切換え手段を備え、該電流ループ制御切換え手段は、上記判別手段が非軌跡制御モードと判別したときには、電流ループ制御をI−P制御に切換え、軌跡制御モードと判別したときには、電流ループ制御をPI制御に切換える請求項1記載のサーボモータの制御装置。
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