JP2000214912A - サ―ボモ―タの制御装置 - Google Patents

サ―ボモ―タの制御装置

Info

Publication number
JP2000214912A
JP2000214912A JP11014095A JP1409599A JP2000214912A JP 2000214912 A JP2000214912 A JP 2000214912A JP 11014095 A JP11014095 A JP 11014095A JP 1409599 A JP1409599 A JP 1409599A JP 2000214912 A JP2000214912 A JP 2000214912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
gain
mode
loop
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11014095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3628199B2 (ja
Inventor
Heisuke Iwashita
平輔 岩下
Hajime Okita
肇 置田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP01409599A priority Critical patent/JP3628199B2/ja
Priority to US09/488,017 priority patent/US6310457B1/en
Priority to DE60014981T priority patent/DE60014981T2/de
Priority to EP00300465A priority patent/EP1022629B1/en
Publication of JP2000214912A publication Critical patent/JP2000214912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628199B2 publication Critical patent/JP3628199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • G05B19/21Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device
    • G05B19/23Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control
    • G05B19/231Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control the positional error is used to control continuously the servomotor according to its magnitude
    • G05B19/232Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path using an incremental digital measuring device for point-to-point control the positional error is used to control continuously the servomotor according to its magnitude with speed feedback only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御性能の向上を図り、かつ制御量が飽和す
るような領域でも安定した制御を得ることができるサー
ボモータの制御装置を提供する。 【解決手段】 軌跡制御モード時には、制御性能を向上
させるために軌跡制御モード用の高い速度ループ積分,
比例ゲインKIh、Kphを設定する(S2,S7,S
8)。また、非軌跡制御モード時には、トルク指令が飽
和した時でも安定な制御が可能になるように、非軌跡制
御モード用の低い速度ループ積分,比例ゲインKIL、K
pLを設定する(S2,S3,S4)。設定されたゲイン
で比例積分の速度ループ処理を行なってトルク指令Tc
を求める(S5,S6)。また、電流ループにおいて
も、軌跡制御モード動作時は高め、非軌跡制御モード動
作時は低めのゲインに切換え用い電流ループ制御を行な
う。位置決めモード時でも制御ループが不安定となら
ず、安定した制御ができ、軌跡制御モード時には制御性
能が向上し切削精度を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械、ワイヤ
放電加工機、産業用ロボット等の各種産業機械の駆動源
として用いられるサーボモータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来から実施されているサーボ
モータの制御ブロック図である。数値制御装置等の制御
装置からの指令に基づいて位置・速度ループ処理周期毎
に与えられる移動指令MCMDをエラーカウンタ30に
加算し、サーボモータ33に内蔵する位置・速度検出器
34(若しくは、機械に取付けられた位置・速度検出
器)からの位置・速度ループ処理周期毎の位置フィード
バック量をエラーカウンタ30から減じて該エラーカウ
ンタ30で位置偏差を求める。この位置偏差に位置ルー
プゲインKpを乗じて位置・速度ループ処理周期毎の速
度指令vc を求め、該速度指令vc から上記位置・速度
検出器34からフィードバックされる速度フィードバッ
ク量を減じて速度偏差を求め該速度偏差に基づいて速度
補償器32で比例積分処理を行なってトルク指令(電流
指令)Tcを求め、さらには電流ループ処理を行なって
サーボモータ33を駆動し、機械35の可動部を駆動す
る。
【0003】上記速度補償器32は積分補償項と比例補
償項からなり、それぞれ速度ループ積分ゲイン、速度ル
ープ比例ゲインを有している。そして、上述したサーボ
モータの制御は、ディジタルプロセッサを使用したソフ
トウエアサーボによって実行されることが一般的であ
る。
【0004】ところで、上述した速度補償器32の速度
ループの積分ゲイン、比例ゲインは、パラメータで設定
されるが、この設定値は、サーボ系の安定性を見ながら
決定されている。
【0005】制御性能を向上させるには、速度ループ制
御のゲイン、さらには電流ループ制御のゲインを高くと
る必要があるが、早送り等でトルク指令が飽和するよう
な状態、即ち、加減速時定数が短く加減速限界まで使用
するような状態で駆動すると、速度ループが不安定とな
る傾向がある。そこで、従来は、このような状態でも、
安定に制御できるように、最悪の条件を想定して速度ル
ープゲインや電流ループゲインの設定値を決定してい
た。その結果、ゲインを高くとることができないから、
当然制御性能は低下することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、速度ル
ープが不安定になりやすい状況で速度ループゲイン等を
決定しているから、トルク指令が飽和しないような十分
に余力のある領域であり、速度ループゲイン等を高くと
ることができるような場合でも、低いゲインで制御され
ることになる。これにより、制御性能を悪くする結果と
なっている。とくに、工作機械において、サーボモータ
の駆動で切削を行なう場合には、切削精度は速度ループ
ゲインによって左右されるので、速度ループゲインを十
分に高くできないので、切削精度を高くできないという
問題がある。このように、従来の制御装置においては、
サーボモータ制御における制御性能の向上と、制御量が
飽和するような領域での安定した制御を得ることは相反
するもので、両立することができなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、制御性能の向上
を図り、かつ制御量が飽和するような領域でも安定した
制御を得ることができるサーボモータの制御装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、切削送り動作
モード等の軌跡制御モードか非軌跡制御モードかを判別
する判別手段と、軌跡制御モード用と非軌跡制御モード
用の速度ループゲインを記憶する記憶手段と、上記判別
手段で判別されたモードに対応する速度ループゲインに
切換えるゲイン切換え手段とをサーボモータの制御装置
に設けることによって、サーボモータ制御における制御
性能の向上と、制御量が飽和するような領域での安定し
た制御を得るようにした。
【0009】また、上記判別手段を切削送り動作モード
等の軌跡制御モードか早送り動作モード等の位置決めモ
ードかを判別する判別手段として、軌跡制御モード用と
位置決めモード用の速度ループゲインを上記記憶手段に
記憶させ、ゲイン切換え手段で上記判別手段で判別され
たモードに対応する速度ループゲインに切換えるように
した。その際、上記記憶手段には、位置決めモード用の
相対的に低い速度ループゲインと軌跡制御モード用の相
対的に高い速度ループゲインを設定記憶させるようにす
る。さらには、位置決めモード用の低い電流ループゲイ
ンと軌跡制御モード用の高い電流ループゲインも設定記
憶させておき、判別手段で判別したモードに応じて、速
度ループゲインと共に電流ループゲインも切換えるよう
にする。また、電流ループ制御切換え手段を設け、上記
判別手段が位置決めモードと判別したときには、電流ル
ープ制御をI−P制御に切換え、軌跡制御モードと判別
したときには、電流ループ制御をPI制御に切換えるよ
うにすることで、制御性能の向上と安定した制御を共に
得ることができるようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は、本発明を適用するサーボ
モータ制御装置の要部ブロック図である。この構成は従
来のディジタルサーボ制御を行なう装置と同一の構成で
あるので、概略的に示している。
【0011】図3において、10はコンピュータを内蔵
した数値制御装置(CNC)等の機械を制御する制御装
置であり、該制御装置10から出力される移動指令は共
有RAM11を介してサーボモータの制御装置を構成す
るディジタルサーボ回路12に入力される。該ディジタ
ルサーボ回路12は、プロセッサ(CPU)、ROM、
RAM等で構成されており、制御装置10からの移動指
令とサーボモータ14に内蔵された位置・速度検出器
(図3ではセミクローズの例を示しているが、フルクロ
ーズループで制御を行なう場合には、機械可動部の位置
・速度を直接検出する位置・速度検出器を用いる)から
の位置フィードバック信号Pf、速度フィードバック信
号vf 、さらには、モータ駆動電流を検出する電流検出
器からの電流フィードバック信号に基づいて、図6に示
す位置ループ制御、速度ループ制御さらには電流ループ
制御を行ない、トランジスタインバータ等のサーボアン
プ13を用いてサーボモータ14を駆動制御するもので
ある。
【0012】本発明においては、ディジタルサーボ回路
12のプロセッサが上記速度ループ制御、電流ループ制
御の処理を行なう際に、早送り動作モード等の位置決め
モードか、切削送り動作モード等の軌跡制御モードかを
判断して各モードに応じた速度ループゲイン、電流ルー
プゲイン切換えて制御するものである。即ち、非軌跡制
御モードの早送り動作等の位置決めモードでは、トルク
指令が飽和するようなモータの加減速限界まで使用する
場合があることから、速度ループゲイン、さらには電流
ループゲインを高くすると制御ループが不安定となるこ
とがある。そのため、早送り等の位置決めモードに対し
ては、低めの速度ループゲイン,電流ループゲインを用
い、切削送り動作等の軌跡制御モードの場合には、制御
性能を向上させ加工精度等を向上させるために、高めの
速度ループゲイン,電流ループゲインを用いる。
【0013】そこで、予め、早送り動作等の非軌跡制御
モード用の相対的に低い速度ループゲイン、電流ループ
ゲインと、切削送り等の軌跡制御モード動作用の相対的
に高い速度ループゲイン、電流ループゲインを制御装置
10内の不揮発性メモリにパラメータ設定し、電源投入
時の初期設定段階で共有メモリ11を介してディジタル
サーボ回路12のRAM内に記憶しておくものである。
また、本実施形態では、位置決めモード動作時には、電
流ループをI−P制御で行ない、軌跡制御モード動作時
にはPI制御を用いる。
【0014】図4は、電流ループ制御をI−P制御する
時のブロック線図である。また、図5は、PI制御の電
流ループのブロック線図である。本実施形態では、後述
するようにd−q変換を用いて電流を制御するようにし
ており、電流検出器で検出した3相のモータ駆動電流か
らd−q変換してd相、q相の電流Id ,Iq を求め、
このd相、q相電流Id ,Iq をフィードバック電流と
し、速度ループ制御によって求められたトルク指令(電
流指令)Tc をq相の電流指令とし、d相の電流指令は
「0」とする。そして、それぞれ電流ループ処理を行な
いd相、q相の電圧指令Vq ,Vd を求め、この2つの
電圧指令Vq ,Vd から3相の電圧指令に変換ししてサ
ーボモータを駆動するようにしている。
【0015】図4に示すI−P制御においては、速度ル
ープ制御によって求められたトルク指令(電流指令)T
c をq相の電流指令とし、該q相電流指令Tc からq相
フィードバック電流Iq を減じて電流偏差を求め、該電
流偏差を積分して積分ゲインGI を乗じ(20,2
1)、この値から上記q相フィードバック電流Iq に比
例ゲインGp を乗じた値を減じ、Q相電圧指令Vq を求
める。また、d相に対しても同様な処理が行われるもの
である。即ちd相の電流指令は「0」とし、この電流指
令とd相フィードバック電流Id によって、q相と同じ
積分、比例制御を行なってd相電圧指令Vd を求める。
そして。図4では省略しているが、2つの電圧指令Vq
,Vd から3相の各相の電圧指令を求め、サーボアン
プ13でPWM制御等を行なって各相の電流を制御しサ
ーボモータを駆動制御するものである。
【0016】また、図5に示すPI制御では速度ループ
で求めたトルク指令Tc をq相の電流指令とし、d相の
電流指令を「0」とし、q相、d相のフィードバック電
流Iq ,Id より、それぞれ電流偏差を求め、該電流偏
差を積分して積分ゲインGIを乗じる積分処理20,2
1を行ない、さらに電流偏差に比例ゲインGp を乗じて
比例処理を行ない、積分処理及び比例処理によって得ら
れた値を加算してq相、d相の電圧指令Vq ,Vd を求
め、さらに、3相の電圧指令を求めサーボアンプ13で
PWM制御等を行なって各相の電流を制御しサーボモー
タを駆動制御する。
【0017】上述したPI制御は、I−P制御に比較し
て応答性に優れるが、オーバシュート等の問題があり、
位置決めモード時の早送り動作のように大電流が必要な
時に電流ループをPI制御で制御すると安定性の点で問
題がある。そのため、本実施形態では、位置決めモード
時には、I−P制御により電流ループを制御し、切削送
り等の軌跡制御モード動作時には応答性を重視してPI
制御を行なうようにしたものである。
【0018】図1は、本実施例におけるディジタルサー
ボ回路12のプロセッサが速度ループ処理周期毎実施す
る処理のフローチャートである。まず、位置・速度検出
器15から出力される該速度ループ処理周期における速
度フィードバック量vf を読取り(ステップS1)、軌
跡制御モード動作中か否か判断し(ステップS2)、早
送り動作、またはジョグ送りや手動パルス発生器による
送り等の位置決めモード等の非軌跡制御モード動作中で
あれば、RAMに記憶する位置決めモード用(非軌跡制
御モード用)の速度ループの積分ゲインKIL 、比例ゲ
インKpL を読みだし、速度ループの積分ゲインKI、
比例ゲインKpをこの読み出した値に設定する(ステッ
プS3,S4)。
【0019】そして、積分器としてのレジスタAに位置
ループ制御処理で得られた速度指令vc からステップS
1で読み取った速度フィードバック量vf を減じて得ら
れる速度偏差を加算する積分処理を行なう(ステップS
5)。次に、上記レジスタAに記憶する積分値にステッ
プS3で設定された積分ゲインKI を乗じた値に、上記
速度偏差(vc −vf )にステップS4で設定された比
例ゲインKp を乗じた値を加算し、トルク指令(電流指
令)Tc を求めて出力し(ステップS6)、当該周期の
速度ループ処理を終了する。
【0020】一方、ステップS2で切削送り等の軌跡制
御モード動作中と判断された時には、軌跡制御モード動
作用の速度ループの積分ゲインKIh 、比例ゲインKp
h を読みだし、速度ループの積分ゲインKI、比例ゲイ
ンKpをそれぞれこの読み出した値に設定する(ステッ
プS7,S8)。そして前述した、ステップS5,6の
比例、積分処理を行なって、トルク指令を求め出力す
る。
【0021】以上のようにして、軌跡制御モード動作で
はない(早送り等の非軌跡制御モード)時には、低めに
設定されている積分ゲイン、比例ゲインで、速度ループ
の比例、積分動作が行なわれ、軌跡制御モード動作の時
には、高めの積分ゲイン、比例ゲインで、速度ループ制
御が行われることになる。
【0022】図2は、本実施形態における電流ループ制
御処理のフローチャートで、電流ループ処理周期毎にこ
の処理をディジタルサーボ回路12のプセッサが実行す
る。まず、d−q変換されたd相、q相のフィードバッ
ク電流値Id ,Iq を読み(ステップT1)、次に軌跡
制御モード動作中か否か判断し(ステップT2)、軌跡
制御モードの動作中でなければ、非軌跡制御モードの位
置決めモードに対応した電流ループの積分ゲインGIL、
比例ゲインGpLをRAMから読み取り、それぞれ電流ル
ープの積分ゲインGI 、比例ゲインGp として設定する
(ステップT3,T4)。
【0023】次にq相の積分器を構成するレジスタAq
に速度ループ処理で求めたトルク指令Tcからq相のフ
ィードバック電流値Iq を減じた電流偏差を加算し、q
相の積分処理を実行すると共に、d相の積分器を構成す
るレジスタAd からd相フィードバック電流値Id を減
じてd相の積分処理を行なう(ステップT5)。なお、
d相は電流指令が「0」である。
【0024】q相のレジスタAq に記憶する積分値にス
テップT3で設定した積分ゲインGI を乗じた値から、
q相フィードバック電流値Iq にステップT4で設定し
た比例ゲインGp を乗じ値を減算してq相の電圧指令V
q を求める。同様に、d相のレジスタAd に記憶する積
分値に積分ゲインGI を乗じた値から、d相フィードバ
ック電流値Id に比例ゲインGp を乗じ値を減算してd
相の電圧指令Vd を求める(ステップT6)。このよう
に、軌跡制御モードない時は非軌跡制御モード用として
設定されている電流ループの低めの積分ゲイン、比例ゲ
インに基づいてI−P制御によって電圧指令Vq ,Vd
を求めるものである。
【0025】この求めたq相、d相の電圧指令Vq ,V
d を出力し(ステップT7)、この電圧指令Vq ,Vd
より、従来と同様に3相の各相電圧指令を求めサーボモ
ータを駆動することになる。
【0026】一方、ステップT2で、軌跡制御モード中
であると判断された場合には、RAMに記憶する軌跡制
御モード用の電流ループの積分ゲインGIh、比例ゲイン
Gphをそれぞれ電流ループの積分ゲインGI 、比例ゲイ
ンGp として設定する(ステップT8,T9)。そし
て、q相の積分器を構成するレジスタAq に速度ループ
処理で求めたトルク指令Tcからq相のフィードバック
電流値Iq を減じた電流偏差を加算し、q相の積分処理
を実行すると共に、d相の積分器を構成するレジスタA
d からd相フィードバック電流値Id を減じてd相の積
分処理を行なう(ステップT10)。さらに、q相のレ
ジスタAq に記憶する積分値にステップT8で設定した
積分ゲインGI を乗じた値にステップT9で設定した比
例ゲインGp に上記電流偏差(Tc −Iq )を乗じた値
を加算し、q相の電圧指令Vq を求める。また、d相の
レジスタAd に記憶する積分値にステップT8で設定し
た積分ゲインGI を乗じた値から、ステップT9で設定
した比例ゲインGp にd相のフィードバック電流値Id
を乗じた値を減じてd相の電圧指令Vd を求める(ステ
ップT11)。即ち、軌跡制御モード用として設定され
ている電流ループの高めの積分ゲイン、比例ゲインに基
づいてPI制御を行なって、電圧指令Vq ,Vd を求め
る。この電圧指令Vq ,Vd を当該周期の指令として出
力し当該周期の処理を終了する。なお、前述したよう
に、この電圧指令Vq ,Vd は3相の各相電圧指令に変
換されて、サーボアンプによってPWM制御等を行な
い、サーボモータを駆動制御することになる。
【0027】図7は本発明の効果を見るために行なった
実験結果を示す図である。半径10mm、速度5000
mm/ninで円弧切削を行なって、そのときの切削精
度を見たもので、図7(a)は、位置決めモードである
早送り動作での安定性のみを考慮し、速度ループ,電流
ループのゲインの切換えを行なわずに、低めのゲインで
加工を行なった時の切削結果である。また、図7(b)
は、上述した実施形態により切削送りに対応する軌跡制
御モードと早送りに対応する位置決めモードでゲインを
切換えて、切削送り動作(軌跡制御モード)のゲインて
速度ループ、電流ループ制御を行なって加工した時の切
削結果である。この図7(a)、(b)を比較して分る
ように、ゲインを切換えて加工を実施した図7(b)に
示す加工の方が切削精度が大幅に改善されていることが
わかる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、軌跡制御モード動作時と非軌
跡制御モード動作(位置決めモード動作)時で、速度ル
ープゲイン、さらには電流ループゲインを切換えるの
で、位置決めモード動作中に制御が不安定になることを
防止でき、かつ、軌跡制御モード時の制御性能を向上さ
せ指令経路追従精度(切削精度)を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における速度ループ処理の
フローチャートである。
【図2】同実施形態における電流ループ処理のフローチ
ャートである。
【図3】同実施形態におけるサーボモータ制御装置の要
部ブロック図である。
【図4】電流ループ制御をI−P制御で行なう時のブロ
ック線図である。
【図5】電流ループ制御をPI制御で行なう時のブロッ
ク線図である。
【図6】一般的なサーボモータの制御ブロック図であ
る。
【図7】従来例と本発明を用いた円弧切削の実験結果を
示す図である。
【符号の説明】
10 制御装置(CNC) 11 共有メモリ 12 ディジタルサーボ回路 13 サーボアンプ 14 サーボモータ 15 位置・速度検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータを駆動制御する制御装置で
    あって、軌跡制御モードか非軌跡制御モードかを判別す
    る判別手段と、軌跡制御モード用と非軌跡制御モード用
    の速度ループゲインを記憶する記憶手段と、上記判別手
    段で判別されたモードに対応する速度ループゲインに切
    換えるゲイン切換え手段とを備え、切換えたゲインで速
    度ループ制御を行なうことを特徴とするサーボモータの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 サーボモータを駆動制御する制御装置で
    あって、軌跡制御モードか位置決めモードかを判別する
    判別手段と、軌跡制御モード用と位置決めモード用の速
    度ループゲインを記憶する記憶手段と、上記判別手段で
    判別されたモードに対応する速度ループゲインに切換え
    るゲイン切換え手段とを備え、切換えたゲインで速度ル
    ープ制御を行なうことを特徴とするサーボモータの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段には、位置決めモード用の
    相対的に低い速度ループゲインと軌跡制御モード用の相
    対的に高い速度ループゲインが設定記憶されている請求
    項2記載のサーボモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段には、位置決めモード用の
    相対的に低い電流ループゲインと軌跡制御モード用の相
    対的に高い電流ループゲインも設定記憶され、上記ゲイ
    ン切換え手段は、判別手段で判別したモードに応じて、
    上記切換え手段は速度ループゲインと共に電流ループゲ
    インも切換え、切換えたゲインで速度ループ、電流ルー
    プ制御を行なう請求項3記載のサーボモータの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 電流ループ制御切換え手段を備え、該電
    流ループ制御切換え手段は、上記判別手段が位置決めモ
    ードと判別したときには、電流ループ制御をI−P制御
    に切換え、軌跡制御モードと判別したときには、電流ル
    ープ制御をPI制御に切換える請求項2,請求項3又は
    請求項4記載のサーボモータの制御装置。
JP01409599A 1999-01-22 1999-01-22 サーボモータの制御装置 Expired - Lifetime JP3628199B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01409599A JP3628199B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 サーボモータの制御装置
US09/488,017 US6310457B1 (en) 1999-01-22 2000-01-20 Servomotor controller
DE60014981T DE60014981T2 (de) 1999-01-22 2000-01-21 Servomotorsteuersystem
EP00300465A EP1022629B1 (en) 1999-01-22 2000-01-21 Servomotor controller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01409599A JP3628199B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 サーボモータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000214912A true JP2000214912A (ja) 2000-08-04
JP3628199B2 JP3628199B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=11851566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01409599A Expired - Lifetime JP3628199B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 サーボモータの制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6310457B1 (ja)
EP (1) EP1022629B1 (ja)
JP (1) JP3628199B2 (ja)
DE (1) DE60014981T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013218552A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Fanuc Ltd 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置
CN104035378A (zh) * 2013-03-05 2014-09-10 发那科株式会社 伺服电动机的控制装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005219133A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Fanuc Ltd ロボット用サーボモータ制御装置およびロボット
JP4099503B2 (ja) * 2005-12-19 2008-06-11 ファナック株式会社 回転軸の定位置停止制御装置
JP2007257515A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Toshiba Mach Co Ltd サーボモータの制御方法
US7710061B2 (en) * 2006-08-07 2010-05-04 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Motor control amplifier
US20110243537A1 (en) * 2010-02-16 2011-10-06 Wilson Robert P Motion control of impedance-type haptic devices
JP6046099B2 (ja) * 2014-11-19 2016-12-14 ファナック株式会社 高速応答制御を備えた数値制御装置
JP6412071B2 (ja) * 2016-08-22 2018-10-24 ファナック株式会社 モータ制御装置、モータ制御方法及びモータ制御用プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697106A (en) * 1979-12-31 1981-08-05 Fanuc Ltd Controller for stopping in place for main shaft
JPS5794810A (en) * 1980-12-04 1982-06-12 Fanuc Ltd Main shaft stopping device at constant position
JPS59231615A (ja) 1983-06-13 1984-12-26 Fanuc Ltd 位置ル−プゲイン制御方法
US4653360A (en) 1985-05-07 1987-03-31 The Cross Company CNC turning machine
US4810941A (en) 1986-04-17 1989-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Control system for a servomotor
JPH01134605A (ja) 1987-11-20 1989-05-26 Fanuc Ltd 数値制御装置
US5157597A (en) * 1988-12-23 1992-10-20 Fanuc Ltd. Method of detecting oscillation of a servo system and automatically adjusting speed loop gain thereof
JPH0755429B2 (ja) 1989-10-03 1995-06-14 三菱電機株式会社 工作機械の主軸駆動装置
JPH05228794A (ja) * 1992-02-14 1993-09-07 Fanuc Ltd 主軸位置決め方式
US5751585A (en) 1995-03-20 1998-05-12 Electro Scientific Industries, Inc. High speed, high accuracy multi-stage tool positioning system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013218552A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Fanuc Ltd 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置
US8736217B2 (en) 2012-04-10 2014-05-27 Fanuc Corporation Servo motor control device for controlling servo motor configured to drive feed axis of machine tool
CN104035378A (zh) * 2013-03-05 2014-09-10 发那科株式会社 伺服电动机的控制装置
CN104035378B (zh) * 2013-03-05 2016-02-10 发那科株式会社 伺服电动机的控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6310457B1 (en) 2001-10-30
DE60014981T2 (de) 2005-03-10
JP3628199B2 (ja) 2005-03-09
DE60014981D1 (de) 2004-11-25
EP1022629A1 (en) 2000-07-26
EP1022629B1 (en) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7541763B2 (en) Servo control device
JP5324679B1 (ja) 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置
US7030581B1 (en) Motor controller
JP3628199B2 (ja) サーボモータの制御装置
JP2008306798A (ja) 電動機制御装置
US20150123592A1 (en) Motor controller
JP2002202819A (ja) 位置制御装置
JPH11231914A (ja) 数値制御装置
JP2001275394A (ja) モータ制御装置
JP3749222B2 (ja) 数値制御装置
JPH09238031A (ja) 電動機制御装置とその切換え方法
JP3556779B2 (ja) サーボモータのオーバーシュート防止方法
JPH05134760A (ja) サーボモータの制御方式
JP2937007B2 (ja) オートチューニングコントローラ
JPH06335279A (ja) 同期電動機の電流制御方法
JP2734095B2 (ja) 電動機の制御装置
JP3683304B2 (ja) Acサーボモータの制御方法
JPH07222479A (ja) 駆動装置
JP2002325499A (ja) 交流電動機の電流制御方式
JP2003023786A (ja) サーボモータの制御装置及びその制御方法
JP2004005218A (ja) サーボ制御装置
JP2570733B2 (ja) サ−ボモ−タ制御装置
JP3195646B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP3419190B2 (ja) インバータ装置
JP2000284805A (ja) フィードバック制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term