JP3626212B2 - 測量機の視準方向制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、測量機の視準方向制御装置、さらに詳しくは、電動機により水平及び垂直の視準方向の少なくとも一方を調節する測量機の視準方向制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動機により水平及び垂直の視準方向を調節する従来の測量機について説明する。光波測距儀1は、図3及び図4に示すように、上に開いたコの字形の架台2に視準望遠鏡部4を軸支してなる。視準望遠鏡部4には、視準望遠鏡光学系6と、測距光学系(図示せず)が収納されている。
【0003】
架台2の基台部10には、測距系の操作部12、測距系の表示部14、及び視準望遠鏡部4の視準方向制御部16が設けられている。視準方向制御部16は、図4に示すように、視準望遠鏡部4を水平右方向に回動させるための水平右回動ボタン18、水平左方向に回動させるための水平左回動ボタン20、視準望遠鏡部4を垂直上方向に回動させるための垂直上回動ボタン22、垂直下方向に回動させるための垂直下回動ボタン24を有する。視準方向制御部16はさらに、視準望遠鏡部4の回動速度を高速、中速、低速に制御するためのHボタン26、Mボタン28、Lボタン30を有する。
【0004】
上記構成の光波測距儀1は、視準望遠鏡部4によって測点を視準する場合、最初に、Hボタン26を押す。次に、回動ボタン18、20、22、24から所望の方向のものを選択して押す。続いて、Hボタン26を押して視準望遠鏡部4を高速回動させて測点の近傍を視準する。続いて、Mボタン28を押して視準望遠鏡部4を中速回動させて測点の極近傍を視準する。さらに、Lボタン30を押して視準望遠鏡部4を低速回動させ、必要によりLボタン30を押すことを繰り返して測点を含む水平線または垂直線を視準するするようにする。
【0005】
次に、最初に押した回動ボタンと直角方向の回動ボタン18、20、22、24を押す。次に、Hボタン26を押して視準望遠鏡部4を高速回動させて測点の近傍を視準する。続いて、Mボタン28を押して視準望遠鏡部4を中速回動させて測点の極近傍を視準する。さらに、Lボタン30を押して視準望遠鏡部4を低速回動させ、必要によりLボタン30を押すことを繰り返して測点そのものを視準するするようにする。この視準操作終了後、所定の測距操作や角度測定操作を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上記光波測距儀は、測点を視準するための操作ボタンの数が多く、またその操作も複雑であり、視準効率が低く、測点の視準を迅速にかつ高精度に行うことが困難であった。特に、これらの視準操作は、一般に視準望遠鏡を覗いて測点を見ながら行うものであるから、上記操作ボタンの押し間違えの恐れも高かった。
【0007】
本願発明は従来の測距儀の上記問題点に鑑みてなされたものであって、測点の視準を迅速にかつ高精度に行うことができる測量機の視準方向制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】
本発明は、電動機により水平方向に回動可能に設けられた支持部と、該支持部に支持され電動機により垂直方向に回動可能に設けられた視準望遠鏡とを具備する測量機において、
前記支持部の回動を回すことにより制御する水平制御スイッチと、前記視準望遠鏡の回動を回すことにより制御する垂直制御スイッチとを有し、前記水平制御スイッチと前記垂直制御スイッチは、回す角度に比例した回動速度で粗制御する制御スイッチと、回す角度に対応した角度位置になるように微制御する制御スイッチとが前記支持部の側壁部に配置される2制御スイッチからなることを特徴とする測量機の視準方向制御装置であります。 本発明はまた、電動機により水平方向に回動可能に設けられた支持部と、該支持部に支持され電動機により垂直方向に回動可能に設けられた視準望遠鏡とを具備する測量機において、
前記支持部の回動を回すことにより制御する水平制御スイッチと、前記視準望遠鏡の回動を回すことにより制御する垂直制御スイッチとを有し、前記水平制御スイッチと前記垂直制御スイッチは、回す角度に比例した回動速度で粗制御する制御スイッチと、回す角度に対応した角度位置になるように微制御する制御スイッチとが同心円状に配置される2制御スイッチからなることを特徴とする測量機の視準方向制御装置である。
【0009】
【作用】
本願発明の測量機の視準方向制御装置においては、回転速度制御スイッチをオンさせて視準望遠鏡を高速回転させて測点の近傍を視準し、次に回転位置制御スイッチをオンさせて視準望遠鏡を段階的に低速回転させて測点を視準する。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の測量機の視準方向制御装置の実施例を図に基づいて説明する。測量機50は、図1に示すように、視準望遠鏡部52に取付けられた鉛直回転軸54を、架台56によって支持された第1軸受58によって軸支してなる。架台56の下部に取付けられた水平回転軸60は、基台62によって支持された第2軸受64によって軸支されている。
【0011】
鉛直回転軸54には、第1平歯車66が取付けられ、架台56の内部に取付けられたパルスモータである鉛直駆動モータ68の駆動軸70に取付けられた第2平歯車72が第1平歯車66と噛み合っている。水平回転軸60には、第3平歯車74が取付けられ、基台62の内部に取付けられたパルスモータである水平駆動モータ76の駆動軸78に取付けられた第4平歯車80が第3平歯車74と噛み合っている。
【0012】
架台56の側壁部には、鉛直駆動モータ68を制御するために、円形の鉛直粗制御スイッチ82と、その中心に配置された円形の鉛直微制御スイッチ84が取付けられている。架台56の側壁部にはさらに、水平駆動モータ76を制御するために、円形の水平粗制御スイッチ86と、その中心に配置された円形の水平微制御スイッチ88が取付けられている。鉛直粗制御スイッチ82と水平粗制御スイッチ86はポテンショメータであって、鉛直微制御スイッチ84と水平微制御スイッチ88はロータリエンコーダである。
【0013】
各スイッチと鉛直駆動モータ68を含むモータ駆動回路及び各スイッチと水平駆動モータ76を含むモータ駆動回路は、同一であり、各スイッチと鉛直駆動モータ68を含むモータ駆動回路を図2に基づいて説明する。
ポテンショメータである鉛直粗制御スイッチ82は、+Vボルト、−Vボルトの電源に接続される。鉛直粗制御スイッチ82の出力は、比較器100を介して、及びV/F変換器102を介して正逆判定回路104に接続される。V/F変換器102は、入力された電圧の絶対値に比例した周波数のパルスを出力する。比較器100においては、入力電圧が正か負であるかを判定し、V/F変換器102の出力を正転パルスにするか負転パルスにするかの指示信号を正逆判定回路104に出力する。正逆判定回路104の正転パルス出力及び負転パルス出力は、それぞれゲート回路108、110に接続される。ゲート回路108、110の出力は、パルスモータドライバ112に接続され、パルスモータドライバ112の出力は鉛直駆動モータ68に接続される。鉛直駆動モータ68には、所望により減速歯車装置等の駆動メカニカル手段が取付けられる。
【0014】
鉛直微制御スイッチ84は90°位相の異なった2相を出力するロータリエンコーダであり、各出力が正逆判定回路120に接続される。正逆判定回路120の正転パルス出力及び負転パルス出力は、それぞれゲート回路108、110に接続される。
上記モータ駆動回路において、鉛直粗制御スイッチ82が一定角度回転されると、その回転角度に比例した正転パルスまたは負転パルスが鉛直駆動モータ68に供給され、鉛直粗制御スイッチ82の回転角度に比例した速度で鉛直駆動モータ68が回転し続ける。鉛直微制御スイッチ84が一定角度回転されると、その回転角度に対応した角度位置に鉛直駆動モータ68が回転する。
【0015】
以上の構成の測量機の視準方向調整装置においては、鉛直粗制御スイッチ82と水平粗制御スイッチ86を回転させることによって、各視準方向においてその回転角度に比例した速度で視準望遠鏡部52を回転し続けることができる。すなわち、鉛直粗制御スイッチ82と水平粗制御スイッチ86を回転させることによって、各視準方向において比較的高速に視準望遠鏡部52を回転させることができる。
【0016】
また、鉛直微制御スイッチ84と水平微制御スイッチ88を回転させることによって、各視準方向において、その回転角度に対応した角度位置に視準望遠鏡部52を回転させることができる。すなわち、鉛直微制御スイッチ84と水平微制御スイッチ88を回転させることによって、各視準方向において視準望遠鏡部52を微調節することができる。
【0017】
上記実施例では、鉛直粗制御スイッチ82と水平粗制御スイッチ86がポテンショメータであって、鉛直微制御スイッチ84と水平微制御スイッチ88がロータリエンコーダであったが、鉛直粗制御スイッチ82と水平粗制御スイッチ86がロータリエンコーダであって、鉛直微制御スイッチ84と水平微制御スイッチ88がポテンショメータであってもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、鉛直粗制御スイッチと水平粗制御スイッチを回転させることによって、各視準方向において比較的高速に視準望遠鏡部を回転させることができる。また、鉛直微制御スイッチと水平微制御スイッチを回転させることによって、各視準方向において視準望遠鏡部を微調節することができる。従って、測量機による測点の視準を迅速にかつ高精度に行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の測量機の断面図である。
【図2】本発明の実施例の測量機のモータ駆動回路図である。
【図3】電動機により水平及び垂直の視準方向を調節する従来の測量機の斜視図である。
【図4】図3の測量機の視準操作部の平面図である。
【符号の説明】
50 測量機
52 視準望遠鏡部
54 鉛直回転軸
56 架台
58 第1軸受
60 水平回転軸
64 第2軸受
68 鉛直駆動モータ
76 水平駆動モータ
82 鉛直粗制御スイッチ
84 鉛直微制御スイッチ
86 水平粗制御スイッチ
88 水平微制御スイッチ
100 比較器
102 V/F変換器
104 正逆判定回路
112 パルスモータドライバ
120 正逆判定回路
Claims (3)
- 電動機により水平方向に回動可能に設けられた支持部と、該支持部に支持され電動機により垂直方向に回動可能に設けられた視準望遠鏡とを具備する測量機において、
前記支持部の回動を回すことにより制御する水平制御スイッチと、前記視準望遠鏡の回動を回すことにより制御する垂直制御スイッチとを有し、前記水平制御スイッチと前記垂直制御スイッチは、回す角度に比例した回動速度で粗制御する制御スイッチと、回す角度に対応した角度位置になるように微制御する制御スイッチとが前記支持部の側壁部に配置される2制御スイッチからなることを特徴とする測量機の視準方向制御装置。 - 電動機により水平方向に回動可能に設けられた支持部と、該支持部に支持され電動機により垂直方向に回動可能に設けられた視準望遠鏡とを具備する測量機において、
前記支持部の回動を回すことにより制御する水平制御スイッチと、前記視準望遠鏡の回動を回すことにより制御する垂直制御スイッチとを有し、前記水平制御スイッチと前記垂直制御スイッチは、回す角度に比例した回動速度で粗制御する制御スイッチと、回す角度に対応した角度位置になるように微制御する制御スイッチとが同心円状に配置される2制御スイッチからなることを特徴とする測量機の視準方向制御装置。 - 前記回す角度に比例した回動速度で制御する制御スイッチが、ポテンショメータから構成され、前記回す角度に対応した角度位置になるように微制御する制御スイッチはロータリーエンコーダから構成される請求項1または2に記載の測量機の視準方向制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13096592A JP3626212B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 測量機の視準方向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13096592A JP3626212B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 測量機の視準方向制御装置 |
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JPH05322572A JPH05322572A (ja) | 1993-12-07 |
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ID=15046767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13096592A Expired - Fee Related JP3626212B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 測量機の視準方向制御装置 |
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JP (1) | JP3626212B2 (ja) |
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JP3899448B2 (ja) * | 1998-09-21 | 2007-03-28 | 株式会社トプコン | 測量機の視準方向制御装置 |
JP4803892B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2011-10-26 | 株式会社ニコン・トリンブル | 測量機 |
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1992
- 1992-05-22 JP JP13096592A patent/JP3626212B2/ja not_active Expired - Fee Related
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