JP2545737Y2 - ファジー制御による自動整準装置 - Google Patents
ファジー制御による自動整準装置Info
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- JP2545737Y2 JP2545737Y2 JP6236491U JP6236491U JP2545737Y2 JP 2545737 Y2 JP2545737 Y2 JP 2545737Y2 JP 6236491 U JP6236491 U JP 6236491U JP 6236491 U JP6236491 U JP 6236491U JP 2545737 Y2 JP2545737 Y2 JP 2545737Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測量機に用いられる自
動整準装置に関する。
動整準装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動整準装置は、測量機本体に設
けた傾斜センサの出力に応じてモータを回転制御し、モ
ータにより測量機本体を坦持する3本又は2本の整準ね
じのそれぞれを回転させて自動整準するようになってお
り、モータとしてステッピングモータが用いられてい
る。
けた傾斜センサの出力に応じてモータを回転制御し、モ
ータにより測量機本体を坦持する3本又は2本の整準ね
じのそれぞれを回転させて自動整準するようになってお
り、モータとしてステッピングモータが用いられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の自動整準装置で
は、測量機本体の傾斜量に応じた量だけモータを回転し
て整準するようになっているため、傾斜センサは傾斜量
に応じた出力が得られる構造のものであることが必要で
あり、それだけ構造が複雑であるとともに測定可能な傾
斜角が非常に小さい。また傾斜センサの出力に比例した
量だけモータを回転制御しなければならず、処理ソフト
が技術的に難しい。更にステッピングモータは回転速度
が遅いため整準に時間がかかる等の不都合があった。
は、測量機本体の傾斜量に応じた量だけモータを回転し
て整準するようになっているため、傾斜センサは傾斜量
に応じた出力が得られる構造のものであることが必要で
あり、それだけ構造が複雑であるとともに測定可能な傾
斜角が非常に小さい。また傾斜センサの出力に比例した
量だけモータを回転制御しなければならず、処理ソフト
が技術的に難しい。更にステッピングモータは回転速度
が遅いため整準に時間がかかる等の不都合があった。
【0004】本考案は、従来のこのような不都合を解消
することをその目的とするものである。
することをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、測量機本体を坦持する複数の整準ねじ
を、測量機本体上に設けた傾斜センサの出力により駆動
されるモータによって回動し、測量機本体を整準する自
動整準装置において、前記整準ねじは互いに異なる方向
に沿って配列された2対の整準ねじから成り、各一対の
整準ねじは、モータの駆動により互いに逆方向に回動さ
れて測量機本体を同一方向に傾動するように構成され、
前記傾斜センサにより検出した測量機本体の水平面に対
する傾斜方向に応じてモータをファジー制御する制御手
段を具備することを特徴とする。
達成するために、測量機本体を坦持する複数の整準ねじ
を、測量機本体上に設けた傾斜センサの出力により駆動
されるモータによって回動し、測量機本体を整準する自
動整準装置において、前記整準ねじは互いに異なる方向
に沿って配列された2対の整準ねじから成り、各一対の
整準ねじは、モータの駆動により互いに逆方向に回動さ
れて測量機本体を同一方向に傾動するように構成され、
前記傾斜センサにより検出した測量機本体の水平面に対
する傾斜方向に応じてモータをファジー制御する制御手
段を具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】傾斜センサが測量機本体の傾斜方向を判別する
と、制御手段は傾斜方向に応じて通常のモータをファジ
ー制御し、一方向に整列された一対の整準ねじ並び、又
は異なる方向に整列された他の一対の整準ねじを互いに
逆方向に回動し、速やかに自動整準する。
と、制御手段は傾斜方向に応じて通常のモータをファジ
ー制御し、一方向に整列された一対の整準ねじ並び、又
は異なる方向に整列された他の一対の整準ねじを互いに
逆方向に回動し、速やかに自動整準する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面につき説明する。
【0008】図1において、1は測量機本体で、該測量
機本体はその中心を挾んでX軸方向に配列された一対の
整準ねじ21、22と、その中心を挾んでY軸方向に配列
された一対の整準ねじ31、32によって坦持されてい
る。一対の整準ねじ21、22(31、32)は、図2に示
すように、該整準ねじ21及び22(31及び32)にそれ
ぞれ軸着されたギヤ41及び42、これと噛み合うウォー
ム51及び52、ウォーム51及び52の軸に軸着されたベ
ベルギヤ61及び62並びにこれらと噛み合うベベルギヤ
7を介して例えば直流サーボモータ等の通常のモータ8
1、(82)により互いに逆方向に回動するようになって
いる。
機本体はその中心を挾んでX軸方向に配列された一対の
整準ねじ21、22と、その中心を挾んでY軸方向に配列
された一対の整準ねじ31、32によって坦持されてい
る。一対の整準ねじ21、22(31、32)は、図2に示
すように、該整準ねじ21及び22(31及び32)にそれ
ぞれ軸着されたギヤ41及び42、これと噛み合うウォー
ム51及び52、ウォーム51及び52の軸に軸着されたベ
ベルギヤ61及び62並びにこれらと噛み合うベベルギヤ
7を介して例えば直流サーボモータ等の通常のモータ8
1、(82)により互いに逆方向に回動するようになって
いる。
【0009】このギヤ機構の代りに、図3に示すよう
に、整準ねじ21(31)及び22(32)にそれぞれ軸着
されたギヤ41及び42と、これらと噛み合う互いに逆向
きに刻設されたウォーム51´及び52´と、ウォーム5
1´及び52´の軸に軸着されたギヤ9と、これと噛み合
うギヤ10とから成るギヤ機構を用いることができる。
各一対の整準ねじ21及び22と31及び32をそれぞれ回
動するモータ81と82は図4に示すように、モータ駆動
回路11を介して制御手段としてのファジー回路内蔵の
マイクロコンピュータ12に接続され、ファジー回路は
測量機本体1に設けたX軸方向傾斜センサ131及びY
軸方向傾斜センサ132に接続される。傾斜センサ1
31、132は、測量機本体1の水平面に対する傾斜を検
出できるものでよく、したがって大傾斜にも適用でき
る。
に、整準ねじ21(31)及び22(32)にそれぞれ軸着
されたギヤ41及び42と、これらと噛み合う互いに逆向
きに刻設されたウォーム51´及び52´と、ウォーム5
1´及び52´の軸に軸着されたギヤ9と、これと噛み合
うギヤ10とから成るギヤ機構を用いることができる。
各一対の整準ねじ21及び22と31及び32をそれぞれ回
動するモータ81と82は図4に示すように、モータ駆動
回路11を介して制御手段としてのファジー回路内蔵の
マイクロコンピュータ12に接続され、ファジー回路は
測量機本体1に設けたX軸方向傾斜センサ131及びY
軸方向傾斜センサ132に接続される。傾斜センサ1
31、132は、測量機本体1の水平面に対する傾斜を検
出できるものでよく、したがって大傾斜にも適用でき
る。
【0010】測量機本体の傾斜角のファジー関数を図示
すると次のようになる。すなわち、例えば測量機本体1
のX軸方向に沿って一方に傾斜するときのファジー関数
は図5に示すようになり、測量機本体1のX軸方向に沿
って他方に傾斜するときのファジー関数は図6に示すよ
うになり、測量機本体1が水平状態にあり、モータ81
を回転させないときのファジー関数は図7に示すように
なる。したがってX軸方向の最終的な出力は図8に示す
ようになる。測量機本体1のY軸方向に沿って傾斜する
とき及び水平状態にあるときのファジー関数並びに最終
的な出力もX軸のときと同じである。
すると次のようになる。すなわち、例えば測量機本体1
のX軸方向に沿って一方に傾斜するときのファジー関数
は図5に示すようになり、測量機本体1のX軸方向に沿
って他方に傾斜するときのファジー関数は図6に示すよ
うになり、測量機本体1が水平状態にあり、モータ81
を回転させないときのファジー関数は図7に示すように
なる。したがってX軸方向の最終的な出力は図8に示す
ようになる。測量機本体1のY軸方向に沿って傾斜する
とき及び水平状態にあるときのファジー関数並びに最終
的な出力もX軸のときと同じである。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上述のように構成されている
ので、測量機本体の整準を短時間に行なうことができ、
従来のものに比べて測量機本体の傾斜限界を大きくとれ
ると共に精度の高い自動整準ができ、構造も簡単になる
等の効果を有する。
ので、測量機本体の整準を短時間に行なうことができ、
従来のものに比べて測量機本体の傾斜限界を大きくとれ
ると共に精度の高い自動整準ができ、構造も簡単になる
等の効果を有する。
【図1】 本考案の一実施例の要部の説明図
【図2】 上記実施例のモータに連結されたギヤ機構の
構成図
構成図
【図3】 ギヤ機構の他の例を示す構成図
【図4】 上記実施例のブロック図
【図5】 測量機本体が一方に傾斜したときのファジー
関数
関数
【図6】 測量機本体が他方に傾斜したときのファジー
関数
関数
【図7】 測量機本体が水平状態にあるときのファジー
関数
関数
【図8】 ファジー回路の最終的出力特性
1 測量機本体 21、22、31、32 整準ねじ 81、82 モータ 11 モ
ータ駆動回路 12 マイクロコンピュータ 131、132 傾斜セ
ンサ
ータ駆動回路 12 マイクロコンピュータ 131、132 傾斜セ
ンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 測量機本体を坦持する複数の整準ねじ
を、測量機本体上に設けた傾斜センサの出力により駆動
されるモータによって回動し、測量機本体を整準する自
動整準装置において、前記整準ねじは互いに異なる方向
に沿って配列された2対の整準ねじから成り、各一対の
整準ねじは、モータの駆動により互いに逆方向に回動さ
れて測量機本体を同一方向に傾動するように構成され、
前記傾斜センサにより検出した測量機本体の水平面に対
する傾斜方向に応じてモータをファジー制御する制御手
段を具備することを特徴とするファジー制御による自動
整準装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236491U JP2545737Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ファジー制御による自動整準装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236491U JP2545737Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ファジー制御による自動整準装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514822U JPH0514822U (ja) | 1993-02-26 |
JP2545737Y2 true JP2545737Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13197994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6236491U Expired - Fee Related JP2545737Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ファジー制御による自動整準装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545737Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02147799U (ja) * | 1989-05-12 | 1990-12-14 | ||
EP1158272A1 (en) * | 1999-05-31 | 2001-11-28 | Yuji Seki | Device for establishing reference plane |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP6236491U patent/JP2545737Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514822U (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |