JP3626094B2 - 電話線のエコーパラメータを測定する方法及び装置 - Google Patents

電話線のエコーパラメータを測定する方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、電話線のエコーパラメータを測定する課題に取り組む。エコー現象、特に話者へのエコーは、例えば2人のユーザーを接続する電話線が特定の長さを越えるとき起こり得る。この現象は通信の質を低下させるので、反射時間やエコーレベルが大きくなるのに伴ってますます許容できなくなる。このため、数年に亘って、特に衛星接続におけるエコーサプレッサーの使用が、徐々に広まっており、結局、国際的な規格化団体がそれを規定した。正しく動作するためには、これらのエコーサプレッサーは、対照されるべき負の現象の特性パラメータを知らなければならず、抑制作用は、エコーの特性の測定がより精密かつ正確になればなるほどいっそう効果的になる。
この目的のために電話線に送られるテスト信号の往復伝播時間及び残留レベルを測定することは、当該技術では一般に知られている。
【0002】
受信したエコーから抽出されるべき最も重要な情報、すなわち線に送られたテスト信号(すなわち刺激信号)とエコーとの時間間隔を識別するという課題は、伝送チャネルが理想的であるならば、すなわち制限されない帯域を有しノイズを含まないならば、容易に解決されるであろう。実際、そのような場合には、受信エコーが線に送られた刺激信号に対してピーク値に達した瞬間を求めるだけでよい。制限されない帯域、又は少なくとも非常に広い帯域が利用できることにより、非常に急勾配の前部を有するインパルス信号の性質をテスト信号に与えることもでき、それにより、本質的に同一の反射信号が到達する瞬間を高い精度で測定できる。
電話チャネル(すなわち本質的に300〜3400Hzに制限された帯域を有するチャネル)を操作しなければならないので、電話線はノイズに影響されてしばしばエコーと高レベルのバックグランドノイズが同時に発生することをも考慮すると、測定は十分にクリティカルなものとなる。
電話線のエコーパラメータを測定するのにしばしば採用される解決策では、シヌソイド(sinusoid)信号をテスト信号として使用し、一定の時間間隔だけ電話線に送って停止する。すなわち、エコーの測定は、テスト信号を停止した瞬間と対応して電話線で検出される反射信号が終わる瞬間との間で経過する時間間隔から成る持続期間の測定に匹敵する。
【0003】
この解決策は、いくつかの理由により不満足なものであることが分かった。
第一に、上記時間間隔から成る持続期間は、エコー現象だけでなくテスト信号が線に沿って伝播する際に受ける歪みによっても影響される(狭い帯域チャネルが扱われるゆえに、持続期間が延長されるという意味において)。
このような解決策で使用されるテスト信号は、テスト信号が線に送られ始める瞬間とその信号が中断される瞬間の間の時間間隔に等しい持続期間を有する矩形ウインドウとシヌソイドの積として見ることができる。
好ましくは、ウインドウの幅は、その位相に関して信号の前部により発生される調波成分を制限するために、シヌソイドの半周期の倍数としなければならない。実際の電話チャネルによるこのような刺激信号に対する応答は、チャネルの効果により歪まされたシヌソイド列から成り、これも一種のオフセット形式となる(すなわち、理想的な垂直振幅スケールに対し受信信号が平行移動する)。電話チャネルでは典型的な約300Hzより下の低周波数のカットオフを原因とする現象により、反射信号の縁(transition)を正しく検出することはますますクリティカルとなる。上記現象は回復し得るが、関係する回復時定数は、有効な介入を行うのに要する通常の測定時間に対して長すぎる。この点に関し、伝播遅延(実際にエコー現象を識別する量)は、一般に地上の電話接続では30ミリ秒を越えず、接続が衛星リンクを含む場合には約260ミリ秒である(一方向において。よって、信号の往復時間は約520ミリ秒である)。
【0004】
従って、以下の要求(1)〜(3)を考慮して、電話線に存在し得るエコーを精密かつ正確に測定することを可能にする解決策を提示する必要性が存在する。
(1)信号が変化する上記現象を避けるために、テスト信号は、電話チャネルのテンプレートに一致した制限された帯域を占有しなければならないこと。
(2)短縮された持続期間を有するエコー時間でさえテスト信号と反射信号の重なりなしに識別することを可能にするために、テスト信号は制限された持続期間を有しなければならないこと。
(3)許容できる振幅を有するエコー信号が得られなければならず、その結果、そのレベル(好ましくは最大レベルを示すテスト信号のレベル)を測定することができ、ノイズレベル上でエコー信号を明瞭に識別できること。
本発明の目的は、上記要求を優れた方法で満たすことができる解決策、特に実際には相互に対照的な上記最初の2つの要求を満たすことができる解決策を提供することである。
本発明に従って、特許請求の範囲に記載の特徴を有する方法により上記目的が達成される。本発明は、関係する装置にも関する。
【0005】
以下、単に非制限的な例として添付図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明による電話線のエコーパラメータを測定するための装置の可能な接続構成を略示する。
図2は、本発明により使用可能なテスト信号の典型的なプロファイルを示す。
図3と図4は、本発明による装置のそれぞれのコンポーネント部分をブロック図にて示す。
図5は、それぞれ5Aと5Bで示された2つの重ね合わせ図から成り、図4に示された装置部分内で発生された幾つかの信号の典型的なプロファイルを示す。
【0006】
図1において、参照符号1は、電話線のエコーを測定するための装置全体を示す。本発明の可能な実施態様により、装置1は、所謂アウトレットBを介して電話線Lに接続された電話ターミナルTと接続し得る。電話線Lは、測定されるべき特性(特にエコー反射時間と強度)を有するエコー現象により影響される。装置1は、通常は例えばインターフェースモジュール3だけでなく、測定結果を表示するための装置2も備える。インターフェースモジュール3は、例えばデータ収集及び/又は装置制御のための処理装置(一般にはパーソナルコンピューター)に接続するためのものである。
本発明による装置1は、ターミナルTとそれに接続された送受話器T1間に設けるのに適する。
もちろん、このような接続構成は、単なる例と解釈すべきである。これは、本発明による装置1がそれぞれの交換局に対するその接続タイプに関わらず、どんなタイプの電話ターミナルにも容易にインターフェースできるような条件に対応する。このインターフェースは、送受話器と電話ターミナル間の接続を区分することにより行われる。図1に示された解決策は、通常はターミナルに通常設けられるコードに等しい別のコードを用いることにより、実際に配置するのに適する。
【0007】
以後この点は(それ自体は本発明の理解には関係ないので)さらに詳しく述べることはしないが、装置1は、記載した方法とは全体的に異なる方法によってされ接続され得る。例えば、それは、音響カプラーを介して送受話器T1のマイクロフォン(テスト信号の送り込み)やイヤーフォン(エコー信号の受信)に接続され得る。それにより、送受話器T1とターミナルTを接続するケーブル(コード)が容易に除去できる従来の電話受信器上での「フィールド」介入が許容され、及び/又はITU−T勧告に従うマイクロフォン上の音圧を用いた測定の実行が許容される。いずれにしても、本発明による解決策は、交換局レベル又は移動無線システムのベース局のレベルにて使用するのに適し、この場合には、通常はその中に配置されるエコーサプレッサーと共に直接集積化することができる。本発明による解決策は、従来のアナログネットワーク(PSTNすなわち公衆交換電話ネットワーク)又はデジタルネットワーク(ISDNすなわち統合サービスデジタルネットワーク)上にて同様に使用されるのに適することにも留意すべきである。
【0008】
図2は、本発明による解決策においてテスト信号として使用されるのに適した信号の典型的な時間プロファイルを示す。
一般に、このような信号は、両凸状(すなわち目(eye) 形状)の包絡線を特徴として定められ得、一般には次の種類の関係式(1)により表すことができる。
x(t)=sin(ω t)・sin(ω t)・u(t)・u(t−a) (1)
従って、示された実施態様では、このような信号は、第1周波数より小さい第2周波数(f =ω /2π)のシヌソイドにより変調された第1周波数(f =ω /2π)のシヌソイド信号である。第2周波数を有するこのシヌソイドは、信号x(t)に持続期間aを有するインパルス信号の特徴を与えるべくウインドウとして使用される矩形信号u(t)・u(t−a)の持続期間に等しい持続期間を半周期とする(ここでu(t)は振幅が1のステップ関数を示す)。
この信号は対称的な両凸状の包絡線を示すが、ここに示されたこのようなプロファイルは単なる例であり、本発明の範囲を制限するものではない。本発明は、非対称的な両凸状包絡線、例えば上向き及び下向き縁(up and down transitions) が対称的でない包絡線を有する信号、又は振幅変調されているシヌソイドが可変周波数を有する(例えば減少する周波数又は増大する周波数、すなわち現在「チャープ(chirp) 」と称されるタイプのプロファイルを有する)ような信号を用いることによっても実行し得る。
参考として、これまで出願人により行われた試験では、ω とω の値はそれぞれ約2kHz(高い周波数、すなわち振幅変調されるシヌソイド角周波数)と約125Hz(変調するシヌソイドの低い周波数)にそれぞれ選択し、対応して矩形信号すなわちウインドウの持続期間を約4ミリ秒に選択するのが特に有利であることが示されている。
いずれにしても、上記値は特定の適用要求に従って広く変え得る。
【0009】
周波数ドメインにおいて調べると、図2に示される刺激信号は、全体が矩形の包絡線を有する信号のほぼ半分に等しい周波数占有を有する主ローブを示す。
上記両凸状プロファイルを生じる振幅変調により、刺激信号と反射信号の両方において包絡線の局所最大を識別でき、それにより、それらの部分重なりが存在する場合にも2つの信号間の時間距離を正確に測定できる。
同時に、上記したのと同様の刺激信号を使用することにより、許容しうるピーク振幅を有する短いエコーを得ることができ、よって、望ましくないチャネル飽和現象を引き起こすことなく、バックグラウンドノイズから明瞭に識別し得る。
【0010】
図3のブロック図は、図2に示されたような刺激信号を発生して線Lに送る装置1の一部の可能な構成を示す。
図中、参照符号10は、変調されたシヌソイド(すなわちより高い周波数ω =2πf である第1周波数を有するもの)を発生する発生器(発振器)を示し、これは、他の発振器回路11により変調信号(より低い周波数ω =2πf である第2周波数を有する)が与えられる入力10’を備える。
10として示されるブロックは、振幅変調できかつ商業上入手可能な任意のタイプの集積回路機能発生器を用いることにより容易に得ることができる。この選択により、この回路において変調するシヌソイドの周期の半分に含まれる変調されたシヌソイドの周期数(すなわち各刺激パルスに含まれる変調されたシヌソイドの周期数)が、回路11から送られる変調信号の振幅を単に変えることにより得られるという別の利点が与えられる。よって、他の可能な実施態様で使用できるが実際には余分なカウンターが利用できる。
【0011】
発振器10を出る信号は、乗算ノード12に送られる。乗算ノード12は、もう一方の入力にて矩形ウインドウ信号を受け取る。矩形ウインドウ信号は、刺激信号の持続期間を決める。この信号は、図示された実施態様では、JKフリップフロップ回路13の出力として作られる。JKフリップフロップ回路13の2つの入力は、それぞれ次の(1)、(2)である。
(1)発振器11により作られ、周波数分割器14において周波数が2で分割され、プログラマブル分割器15を通された変調シヌソイド信号。分割器15の機能は、関連信号のデューティサイクルを選択的に変えることを単に可能にし、それにより、刺激信号の繰り返し率又は繰り返し周期を例えば100ミリ秒(地上電話接続でのエコー特性化に対して十分な持続期間)またはそれより大きく(例えば衛星リンクが接続に含まれる場合)選択的に変える。
(2)発振器10を出る同一の信号であって、クリップ回路16を通過した信号。
後に説明するように、ブロック13と15の出力信号も、反射信号を抽出する装置部分内のブロック26(図4)に送られる。
乗算ノード12で発生される信号は、インピーダンスアダプタ17を介して線Lに送られる前に、増幅器18又は同等の利得調整回路をも通され、線に送られる信号を選択的に決められたレベル(例えば−12.8dBm)に戻す。
【0012】
一方、図4のブロック図は、カスケード状の回路要素を示し、線Lから来る反射信号はこのカスケード状回路要素を通る。
所与の反射信号の到達時間を検出するのに最も用いられている技術の一つ(レーダーやソナー技術のように、ここで考えられているものとは大きく異なる分野でも採用される技術)は、到達時間が求められる信号により駆動される閾値検出器を用いることから成る。
このタイプの検出では、シヌソイド信号が使用される場合には、受信信号における隣接ピーク間の振幅差が(たとえ最小であっても)求められる到達時間の時間オフセットを生じさせ得るということを原因とする不正確さが問題となり得る。というのは、閾値比較器は、正しくない周期にてトリガーされ得るからである。この不確実性は、刺激信号の周期に明らかに相関し、よって、それは隣接ピークがより接近して位置すればするほどより小さくなる。いずれにしても、特に信号−ノイズ比がほぼ10dB又は10dBより小さいノイズ条件の場合、実際の測定を非常にクリティカルにし得る。
【0013】
この欠点を解消するのに適した解決策も、本発明の範囲内にあり、例えば受信信号と種々のサンプル信号間の自己相関計算により、反射信号にデジタル処理技術(DSPとしても公知)を適用することである。しかしながら、これらの解決策は、要求される時間及びハードウエアーの両方の観点から重荷となる。
このため、現時点で好ましい本発明の実施態様は、図4に略示されている解決策を採用することであり、これは回路の観点からも極度に構成を簡単にするという利点を与える。
この解決策では、線Lから抽出される反射信号(通常は回路からは除外されているイヤーフォンの回路から取られる)は、通常は回路20内にて調節され(例えば、増幅された入力信号を不平衡化し得る発生器の一つと同様のコイルにより)、次にバンドパスフィルター21でフィルタリングされる。これは、例えば、約2kHz(この値は従来の電話チャネルの中心周波数にほぼ対応する)に調整された第1次フィルターとでき、そのフィルタリング動作は、本質的には信号のノイズ成分を減少させるものであり、場合によっては追加のチューナブルフィルター22において行われる別のフィルタリングにより精密化し得る。この追加のチューナブルフィルターも、第1フィルター21の中心周波数に又はその近くに調整されている。
【0014】
このように処理された信号は、整流器23、好ましくは全波整流器に送られ、受信信号のたいていのエネルギーを回復できるようにし、後続のローパスフィルター24の時定数の値を半減する可能性をもさらに与える。ローパスフィルター24は、反射信号の包絡線を抽出し、該反射信号は次にクリップ回路25に送られる。
全波整流器は本質的に周波数を二倍にする機能を有し、それにより反射信号の立ち上がりエッジをより急勾配にし、よって、クリッピング操作の後には時間に関しより鮮明に識別できることが分かる。
本発明による解決策は、とりわけ、反射信号の立ち上がりエッジ(及び特に包絡線の立ち上がりエッジ)の時間位置の測定のため送り返されるエコー信号の反射時間の測定ができ、結果として、テスト信号がチャネルを伝播する間に受け得る時間伸張化効果が除去されるという興味深い特徴を有する。
【0015】
図5Aは、信号SとRで示されたもう一方の信号の典型的に起こりうる相対時間位置を示す。信号Sは、刺激信号の送出に対応する(実際、信号Sは図3のフリップフロップ13の出力信号と見ることができる)。上記もう一方の信号Rは、クリップ回路25の出力信号、すなわち受信した反射信号の包絡線にクリッピング操作を行った結果得られる信号に本質的に対応する。上記2つの信号は、カウント測定回路26の入力に送られる。カウント測定回路26の動作は、図5Bに概略示される。
通常、回路26はカウンターにより作られ、信号Sの立ち上がりエッジにより開始し、信号Rの立ち上がりエッジにより停止する。
カウント持続期間(実際には図5Bにおいて信号Cで略示されるカウント値)は、求められるべきエコーの反射時間に対応する。測定値は、明細書の冒頭において記載した装置2、3を用いることにより、データ収集を考慮した外部への提供及び/又は収集が可能である。カウンター26は、例えばプログラマブル分割器15を介して得られるリセット信号Kによりリセットされて新たなカウントを開始する。プログラマブル分割器15は、刺激パルスの繰り返し周期、すなわち測定サイクルを制御する。
エコー信号のもう一方のパラメータ、すなわちエコー信号のレベルの測定は、公知の基準に従い公知の回路コンポーネントを用いて行われる。これらの回路コンポーネントの詳細な説明は不要であろう。
もちろん、本発明の原理を変えずに、添付した特許請求の範囲に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、構成の詳細及び実施態様をここに記載したことに対して広く変えることはできる。例えば、装置が線の特性についての情報を受信できる制御処理装置に接続されている場合には、刺激信号は、例えば図3に示される一連の発生機器(例えば10〜16)の種々の要素を操作することにより、前記特性に従って適応化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話線のエコーパラメータを測定するための装置の可能な接続構成を略示する。
【図2】本発明により使用可能なテスト信号の典型的なプロファイルを示す。
【図3】本発明による装置のそれぞれのコンポーネント部分をブロック図にて示す。
【図4】本発明による装置のそれぞれのコンポーネント部分をブロック図にて示す。
【図5】図4に示された装置部分内で発生される幾つかの信号の典型的なプロファイルを示す。
【符号の説明】
L 電話線
B アウトレット
T 電話ターミナル
T1 送受話器
1 本発明の測定装置
2 表示装置
3 インターフェースモジュール
10 発生器
11 発振器
12 乗算ノード
13 フリップフロップ回路
14 周波数分割器
15 プログラマブル分割器
16 クリップ回路
17 インピーダンスアダプタ
18 増幅器
20 調節回路
21 バンドパスフィルター
22 チューナブルフィルター
23 整流器
24 ローパスフィルター
25 クリップ回路
26 カウント測定回路

Claims (24)

  1. テスト信号を電話線(L)に送り、エコーの効果として電話線(L)自身により作られた対応する反射信号を検出する操作を含む、電話線のエコーパラメータを測定する方法であって、
    両凸状の包絡線を有するシヌソイド信号がテスト信号として使用され、該信号は、前記包絡線の局所最大がテスト信号と反射信号の両方において識別できるよう制限された持続期間(a)を有し、かつ、その持続期間の始まりと終わりにて零値を有することを特徴とする上記電話線のエコーパラメータを測定する方法。
  2. 前記テスト信号が、所与の第1周波数(ω )の第1シヌソイドを前記第1周波数(ω )より小さい所与の第2周波数(ω )の第2シヌソイドにより振幅変調することから発生されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記持続期間(a)が前記第2シヌソイドの周波数に基づいて決められることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記持続期間(a)が、前記第2シヌソイドの周期の半分に等しいことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 前記テスト信号(x(t))が、
    x(t)=sin(ω t)・sin(ω t)・u(t)・u(t−a)
    により表し得、ここで、ω は前記所与の第1周波数であり、ω は前記所与の第2周波数であり、u(t)は単位ステップ関数であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記反射信号の包絡線の立ち上がりエッジを検出することにより、前記反射信号の反射時間を求める操作を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記反射信号を全波整流する操作を含むことを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の方法。
  8. 前記テスト信号を電話線の特性に基づいて選択的に変える操作を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 電話線(L)にテスト信号を送るための手段(17、18)と、エコーの効果として電話線(L)自身により作られた対応する反射信号を検出するための手段(20〜26)とを含む、電話線のエコーパラメータを測定するための装置であって、
    両凸状の包絡線を有するシヌソイド信号をテスト信号として発生する信号発生手段(10〜16)を含み、該信号は、前記包絡線の局所最大がテスト信号と反射信号の両方において識別できるよう制限された持続期間(a)を有し、かつ、その持続期間の始まりと終わりにて零値を有することを特徴とする上記電話線のエコーパラメータを測定するための装置。
  10. テスト信号を発生するための前記手段が、
    (ア)所与の第1周波数(ω )の第1シヌソイドを発生するための第1発生器(10)、
    (イ)前記第1周波数より低い所与の第2周波数(ω )の第2シヌソイドを発生するための第2発生器(11)、及び
    (ウ)前記第1シヌソイドを前記第2シヌソイドにより振幅変調するための変調手段(10)
    を含むことを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. テスト信号を発生するための前記手段が、ウインドウ信号を発生するための手段(13〜16)と、前記ウインドウ信号を前記テスト信号に掛けて、それに前記第2シヌソイドの周波数に基づいて決められた持続期間(a)を与えるための手段(12)とを含むことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. ウインドウ信号を発生するための前記手段が、前記第2シヌソイドの周期の半分に等しい持続期間(a)を前記ウインドウ信号に与える分割器要素(14)を含むことを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. ウインドウ信号を発生するための前記手段が、所定の繰り返し率に従って前記テスト信号を選択的に繰り返す回路(15)を含むことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の装置。
  14. 前記反射信号に応答しかつ反射信号自身の包絡線の立ち上がりエッジを検出する受信手段(20〜26)を含むことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記受信手段(20〜26)が、前記反射信号に作用する整流器回路(23)、好ましくは全波整流器を含むことを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 前記受信手段(20〜26)が、前記反射信号のノイズ成分を低減するフィルター手段(21、22)を含むことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の装置。
  17. 前記フィルター手段(21、22)が、第1フィルター(21)と第2チューナブルフィルター(22)をカスケード状構成にて含むことを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 前記フィルター手段(21、22)が、前記整流器回路の上流に配置されることを特徴とする請求項15を引用する請求項16又は請求項17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記反射信号を矩形波信号に変換するクリップ回路(25)を含むことを特徴とする請求項9〜18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記整流器回路(23)と前記クリップ回路(25)の間に配置されたローパスフィルター(24)を含むことを特徴とする請求項15を引用する請求項19に記載の装置。
  21. 前記テスト信号の送出に際し開始され、前記反射信号(R)の検出に際し停止されるカウンター要素(26)を含み、停止時のカウンター要素(26)のカウント値が、測定されるべきエコーの反射時間を示すことを特徴とする請求項9〜20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記カウンター要素(26)が、前記テスト信号の包絡線の立ち上がりエッジに対応して開始されることを特徴とする請求項21記載の装置。
  23. 前記カウンター要素(26)が、前記反射信号の包絡線の立ち上がりエッジに対応して停止されることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の装置。
  24. 前記信号発生手段(10〜16)が、電話線の特性に基づいて前記テスト信号を選択的に変えることができることを特徴とする請求項9〜23のいずれか一項に記載の装置。
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