JP3198224B2 - 通話回線のエコー測定装置 - Google Patents

通話回線のエコー測定装置

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JP3198224B2
JP3198224B2 JP197795A JP197795A JP3198224B2 JP 3198224 B2 JP3198224 B2 JP 3198224B2 JP 197795 A JP197795 A JP 197795A JP 197795 A JP197795 A JP 197795A JP 3198224 B2 JP3198224 B2 JP 3198224B2
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誠一 澤田
博史 山下
宏 新井
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4線式通話回線に介挿さ
れた各結合器に2線式通話回線を介して各端末装置が接
続された通話システムにおけるエコーを測定する通話回
線のエコー測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電話を用いた一般の通話システム
は例えば図8に示すように構成されている。各端末装置
1にて送受信される通話信号は2線式通話回線2を介し
て電話局3内の結合器(ハイブリッド回路)4へ入力さ
れ、この結合回路4にて送話信号と受話信号とに分離さ
れ、4線式通信回線5を介して交換機6へ入力される。
交換器6へ入力された通話信号は、通話先がこの交換機
6以外の遠方である場合は、トランク7を介して伝送装
置8へ送出される。この伝送装置8は入力した通話信号
を、例えば光通信,衛星通信,マイクロ波通信等の各種
の伝送路9を介して通話先の電話局3へ送信する。
【0003】この場合、2線式通話回線2と4線式通話
回線5とを接続する結合器4において、完全にインピー
ダンス整合を取ることが出来ないので、その結合器4に
入力される通話信号が完全に相手側に伝達されなく、反
射波が生じる。
【0004】したがって、その反射波がエコーとして送
話側の端末装置1及び受話側の端末装置1へ入力され、
利用者にとって非常に耳障りになる。近距離通話の場合
は、通話信号とエコー信号とがほぼ重複しているので、
問題は生じないが、例えば国際通話等の遠距離通話の場
合は、通話信号とエコー信号とが離れて聞えるので、問
題となる。
【0005】したがって、このエコーを抑制するため
に、エコーを正確に測定する必要がある。エコーには図
9(a)に示すように、送話側の端末装置1aで聞こえ
る送話者エコーと、図10(a)に示すように、受話側
の端末装置1bで聞こえる受話者エコーとがある。
【0006】送話側エコーについては、図9(a)
(b)に示すように、送話側の端末装置1aから送話信
号aを2線式通話回線2aに送出した場合、同端末装置
1aで受信する受話信号bには端末装置1a内の送話器
から受話器に流れる側音と受話側の2線式通話回線2b
に接続された結合器4bにて反射された送話者エコーが
含まれる。したがって、送話信号aの開始時刻から受話
信号bにおける送話者エコーの開始時刻までの時間がエ
コーの遅延時間Tdsとなる。また、送話信号の振幅As
と送話者エコーの振幅Aesとの比がエコーの減衰量とな
る。
【0007】また、受話側エコーについては、図10
(a)(b)に示すように、送話側の端末装置1aから
図10(b)に示す送話信号aを2線式通話回線2aへ
送出した場合に受話側の2線式通話回線2bを介して受
話側の端末装置1bで受信する受話信号cに、前記送話
信号aに対応する直接受話信号の他に、受話側の2線式
通話回線2bにて反射され4線式通話回線5を一周した
た受話者エコーが含まれる。したがって、この場合に
は、受話信号cにおける直接受話信号の開始時刻から受
話者エコーの開始時刻までの時間がエコーの遅延時間T
drとなる。また、直接受話信号の振幅Ar と受話者エコ
ーの振幅Aerとの比がエコーの減衰量となる。
【0008】そして、送話者エコーを測定する場合に
は、図11に示すように、送話側の結合器4aの代り
に、発振器10およびオシロスコープ11を接続して、
発振器10でもって図10(b)に示す送話信号aを4
線式通話回線5に直接印加して、オシロスコープ11で
もって図9(b)に示した、受話信号bを受信して、C
RT表示管に表示するようにしている。
【0009】そして、受話者エコーを測定する場合に
は、図12に示すように、4線式通話回線5の一方に発
振器12およびオシロスコープ13を介挿して、発振器
12でもって図9(b)に示す送話信号aを4線式通話
回線5に直接印加して、オシロスコープ13でもって図
10(b)に示した受話信号c中の受話者エコーを受信
して、CRT表示管に表示するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
及び図12に示すように、発振器10,12及びオシロ
スコープ11,13を用いてエコーを測定するエコー測
定装置においてもまだ解消すべき次のような課題があっ
た。
【0011】すなわち、オシロスコープ11,13のC
RT表示画面上に表示された各受話信号b,cの信号波
形から前述した各エコー遅延時間Tds,Tdrを目視で観
測するようにしているので、読取り誤差が大きく、高い
測定精度を得ることが困難である。特に、各エコー波形
は送話信号波形に比較して大きく歪んでいる場合が多い
ので、各エコー波形のうちのどの部分から遅延時間を測
定するかを明確に設定できないので、測定精度がさらに
低下する。
【0012】また、各エコー波形に突発的に雑音が混入
して、この雑音をエコーと見なして上述した遅延時間を
測定する懸念もある。さらに、エコー波形が大きく歪ん
でおり、また、信号波形も絶えず変化する事が考えられ
るので、エコー波形の正確な振幅を得ることが困難であ
るので、エコー減衰量測定においても、高い測定精度を
得ることが困難であった。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、端末装置のみを取り外して、送話側の2
線式通話回線に送話信号を印加して、この送話側の2線
式通話回線へ帰ってくる受話信号又は受話側の2線式通
話回線へ送出される受話信号を受信して、この各受話信
号と前記送話信号とを比較対照することによって、エコ
ー遅延時間およびエコー減衰量を精度よく測定でき、か
つ実際のエコー現象により近似した条件で測定でき送話
者エコー測定装置及び受話者エコー測定装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に請求項1の発明は、閉ループに形成された4線式通話
回線に複数の結合器を介挿し、各結合器に2線式通話回
線を介して各端末装置が接続された通話システムにおけ
る各結合器で生じるエコーの減衰量及び遅延時間を送話
側で測定する送話者エコー測定装置である。そして、音
声領域周波数を有する正弦波信号を一定周期で繰返し発
生する基準パルス信号のパルス波形で振幅変調した送話
信号を送話側の2線式通話回線へ印加する送話信号発生
回路と、送話側の2線式通話回線を介して入力された、
送話信号に対する受話信号のエンベロープ波形を検出す
るエンベロープ波形検出手段と、エンベロープ波形検出
手段にて検出されたエンベロープ波形から送話信号を
準パルス信号を用いて除去する送話信号除去手段と、送
話信号除去手段にて送話信号が除去された後のエンベロ
ープ波形と基準パルス信号波形との相互相関波形を算出
する相互相関算出手段と、相互相関算出手段にて算出さ
れた相互相関波形の最大値及びその位置を検出する最大
値検出手段と、最大値検出手段にて検出された最大値位
置と基準パルス信号波形位置との差をエコー遅延時間と
して検出する遅延時間検出手段と、遅延時間検出手段に
て順次検出される所定個数のエコー遅延時間を収集し、
所定個数のエコー遅延時間における最大値と最小値との
差が許容値以下の条件を満たすときこの所定個数のエコ
ー遅延時間を有効なエコー遅延時間として出力する遅延
時間選択手段と、送話信号の振幅と相互相関波形の最大
値とからエコー減衰量を算出する減衰量算出手段と、減
衰量算出手段にて順次検出される所定個数のエコー減衰
量を収集し、所定個数のエコー減衰量における最大値と
最小値との差が許容値以下の条件を満たすときこの所定
個数のエコー減衰量を有効なエコー減衰量として出力す
る減衰量選択手段とを備えたものである。
【0015】また、請求項2の発明は、各結合器で生じ
るエコーの減衰量及び遅延時間を受話側で測定する受話
者エコー測定装置であり、上記送話信号発生回路に加え
て、受話側の2線式通話回線を介して入力された、送話
信号に対する受話信号のエンベロープ波形を検出するエ
ンベロープ波形検出手段と、基準パルス信号と同一パル
ス幅の基準パルス信号を発生させる受話側基準パルス発
生回路と、受話側基準パルス発生回路から出力された基
準パルス信号の信号波形とエンベロープ波形検出手段に
て検出されたエンベロープ波形との相互相関波形を算出
する相互相関算出手段と、相互相関算出手段にて算出さ
れた相互相関波形の最大値及びその位置を検出する最大
値検出手段と、相互相関波形の2番目に大きい次値及び
その位置を検出する次値検出手段と、相互相関波形のう
ちの最大値位置と次値位置との差をエコー遅延時間とし
て検出する遅延時間検出手段と、遅延時間検出手段にて
順次検出される所定個数のエコー遅延時間を収集し、所
定個数のエコー遅延時間における最大値と最小値との差
が許容値以下の条件を満たすときこの所定個数のエコー
遅延時間を有効なエコー遅延時間として出力する遅延時
間選択手段と、最大値と次値とからエコー減衰量を算出
する減衰量算出手段と、減衰量算出手段にて順次検出さ
れる所定個数のエコー減衰量を収集し、所定個数のエコ
ー減衰量における最大値と最小値との差が許容値以下の
条件を満たすときこの所定個数のエコー減衰量を有効な
エコー減衰量として出力する減衰量選択手段とを備えた
ものである。
【0016】
【作用】このように構成された送話者エコー測定装置に
おいては、送話信号発生回路から送話側の2線式通話回
線に送話信号が一定周期で印加される。そして、4線式
通話回線を介して再度この送話側の2線式通話回線へ入
力された受話信号のエンベロープ波形が検出される。な
お、このエンベロープ波形には送話器から受話器へ漏れ
る送話信号が含まれるので、この送話信号をエンベロー
プ波形から除去する。そして、除去後のエンベロープ波
形の送話信号の基準パルス波形に対する相互相関波形が
得られる。
【0017】一般に、相互相関波形は最も相関値が高い
位置に最大値が生じるので、エンベロープ波形の前記基
準パルス波形に対する開始位置を示す特異点となる。よ
って、基準パルス信号の開始位置と最大値位置との差が
エコー遅延時間となる。同様に、その最大値がエンベロ
ープ波形の平均的振幅と見なせるので、この最大値と送
話信号の振幅値とからエコー減衰量が算出される。
【0018】また、4線式通話回路や2線式通話回路を
伝送される受話信号に外部から雑音が入ると、この受話
信号にエコーの他に大きな雑音が含まれる。この雑音は
他の多数のエコーの値と比較して大きく異なるので、順
次出力される所定個数のエコー遅延時間又はエコー減衰
量を採取して、この所定個数のエコー遅延時間又はエコ
ー減衰量における最大値と最小値との差が許容値以下の
条件を満たした場合に、この所定個数のエコー遅延時間
又はエコー減衰量は有効であると見なしている。
【0019】また、受話者エコー測定装置においては、
送話者エコー測定装置と同様に送話信号発生回路から送
話側の2線式通話回線に送話信号が印加される。そし
て、4線式通話回線を介して受話側の2線式通話回線へ
送出された受話信号のエンベロープ波形が検出される。
なお、このエンベロープ波形には送話信号に対応する直
接受話信号と4線式通話回線を一周したエコー信号とが
含まれる。
【0020】エンベロープ波形の受話側基準パルス信号
発生器から出力された基準パルス波形に対する相互相関
波形が得られる。そして、今度は、相互相関波形の前記
直接受話信号に対応する最大値とエコー信号に対応する
2番目に大きい次値とが検出される。したがって、最大
値と次値との間の差がエコー遅延時間となり、最大値と
次値との比がエコー減衰量となる。
【0021】この受話者エコー測定装置においても、雑
音成分が入ったエコー遅延時間やエコー減衰量の測定結
果を除去するために、遅延時間選択手段及び減衰量選択
手段が用いられている。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の送話者エコー測定装置の概略構成を
示すブロック図である。図9と同一部分には同一符号が
付してある。
【0023】デジタル正弦波信号発生回路21から出力
された音声領域の周波数fV を有するデジタルの正弦波
信号dはアンドゲート22にて基準パルス発生回路23
から出力された基準パルス信号eで振幅変調されてD/
A変換器24でアナログの送話信号gとして結合器(ハ
イブリッド回路)25に印加される。前記基準パルス信
号eは、図3に示すように、幅T0 のパルスが一定周期
1 で繰り返す信号波形である。なお、パルス幅T0
予想されるエコー遅延時間Tdsより十分短く、一定周期
1 は前記エコー遅延時間Tdsより十分長い時間に設定
されている。
【0024】したがって、上記デジタル正弦波信号発生
回路21,基準パルス発生回路23,アンドゲート22
およびD/A変換器24は送話信号発生回路26を構成
する。
【0025】結合回路25へ入力された送話信号gは送
話側の2線式通話回線2a及び結合器4aを介して4線
式通話回線5へ送出される。4線式通話回線5に送出さ
れた送話信号gは受話側の結合器4b,2線式通話回線
2bを介して受話側の端末装置1bへ入力するととも
に、受話側の結合器4bで反射されて再度4線式通話回
線5を戻り、結合器4aを介して送話側の2線式通話回
線2aへ送話者エコー信号として入力される。2線式通
話回線2aへ入力された送話者エコー信号は、結合器2
5を介して受話信号hとして図2に示すデータ処理部6
0へ入力される。
【0026】図2のデータ処理部60へ入力した受話信
号hはA/D変換器27へ入力される。この受話信号h
には、図3に示すように、前記送話者エコー信号h2
他に、送話信号発生回路26から出力された送話信号g
が結合回路25にて例えば6dB程度減衰された送話信
号h1 が含まれる。
【0027】A/D変換器27は発振器28から出力さ
れる周波数fS (周期TS )のサンプリング信号でもっ
て入力された受話信号hをサンプリグして例えば8ビッ
トのデジタル受話信号に変換する。A/D変換器27か
ら周期TS 毎に出力される受話信号hの値xは2乗演算
部29で2乗(x2 )される。2乗演算回路29で瞬時
電力値に変換された受話信号hは次のエンベロープ波形
検出部30にて包絡線検波されて図3に示すエンベロー
プ波形信号iとなる。
【0028】エンベロープ波形検出部30から出力され
たデジタルのエンベロープ波形信号iは再サンプリング
部31で再度サンプリングされる。なお、この再サンプ
リング部31には、前記発振器28から出力された周波
数fS のサンプリング信号を分周器32で1/NP に分
周した周波数fP のサンプリング信号が入力される。よ
って、前記エンベロープ波形信号iはさらに粗い信号波
形となる。
【0029】再サンプリング部31から出力されたエン
ベロープ波形信号は次の平均化処理部33へ入力され
る。この平均化処理部33には前記分周器32から出力
されたサンプリング信号の他に、前記基準パルス発生回
路23から出力された基準パルス信号eのパルスの立上
りタイミングを検出する立上り検出回路34から出力さ
れるトリガ信号jが入力される。また、平均化処理部3
3内にはトリガ信号入力時点から周期TP 毎に入力され
る各時間位置tにおける各値Xt を記憶するメモリ33
aが形成されている。また、前記トリガ信号jをカウン
トする加算回数カウンタ及び前記各時間位置tを計数す
る時間位置ウンタが形成されている。
【0030】そして、周波数fP のサンプリング信号が
入力する毎に前記メモリ33a内の時間位置カウンタの
示す領域に入力した値Xt を加算し、時間位置カウンタ
の値をカウントアップする。トリガ信号jが入力すると
時間位置位置カウンタの値をリセットし、加算回数カウ
ンタの加算回数をカウントアップする。そして、加算回
数カウンタの加算回数が予め定められた例えば10回等
の規定回数に達すると、メモリ33aの各時間位置領域
に記憶された各値Xt を規定回数で除算して図4に示す
平均エンベロープ波形kとして出力する。
【0031】平均化処理部33から出力された平均エン
ベロープ波形kは次の送話信号除去部35へ入力され
る。この送話信号除去部35には前記基準パルス信号e
をインバータ36で反転した反転信号が入力されてい
る。そして、図4に示すように、平均エンベロープ波形
kのうちの反転信号のLレベルに相当するパルス幅T0
に猶予時間αを加算した時間(T0 +α)に相当する時
間における各時間位置tの各値Xを除去して、補正エン
ベロープ波形mを得る。すなわち、平均エンベロープ波
形kから送話信号h1 の波形k1 が除去され、エコー信
号h2 の波形k2 が残る。
【0032】送話信号除去部35から出力された補正エ
ンベロープ波形mは次の相互相関算出部37へ入力され
る。また、A/D変換器37aは記基準パルス信号eを
分周器32からの周波数fP のサンプリング信号を用い
て、図4に示すデジタルの基準パルス波形nへ変換し
て、相互相関算出部37へ印加する。
【0033】相互相関算出部37は、補正エンベロープ
波形mの基準パルス波形nに対する相互相関波形oを算
出する。すなわち、この相互相関波形oにおいては、図
4に示すように、補正エンベロープ波形mにおける波形
2 のピーク値に対応する時間位置t2 に最大値Ae を
示すピークo2 が生じる。
【0034】相互相関算出部37から出力された相互相
関波形oは最大値検出部38でもって前記最大値Ae 及
びその時間位置t2 が検出される。その時間位置t2
遅延時間検出部39へ送出される。遅延時間検出部39
は基準パルス波形nの立上り時間位置t0 と最大値Ae
の時間位置t2 との間の時間差(t2 −t0 )をエコー
遅延時間Tdsとして検出する。
【0035】遅延時間検出部39から出力されるエコー
遅延時間Tdsは次の遅延時間選択部61へ入力される。
遅延時間選択部61は遅延時間検出部39から順次出力
されるエコー遅延時間Tdsを例えば10個〜100個ま
での予め定められた所定個数NS 収集して、このNS
のエコー遅延時間Tdsのうちの最大値[Tds]MAX と最
小値[Tds]MIN を求める。最大値[Tds]MAX と最小
値[Tds]MIN との差が例えば6ms等の許容値TAS
下の場合は、 |[Tds]MAX −[Tds]MIN |≦TAS …(1) このNS 個のエコー遅延時間Tdsは有効であると判断し
て、NS 個全部のエコー遅延時間Tdsを外部へ出力す
る。
【0036】一方、差が許容値TASを越える場合は、こ
のNS 個のエコー遅延時間Tdsのなかに、正規のエコー
に起因するエコー遅延時間Tdsではなくて、外部雑音を
エコーとみなして算出されたエコー遅延時間Tdsが存在
すると判断する。そして、この場合、収集したNS 個全
部のエコー遅延時間Tdsを破棄して、外部へ出力しな
い。
【0037】また、最大値検出部38にて検出された最
大値Ae は対数変換部40でデシベル単位(Ae)dB
に変換されたのち減衰量算出部41へ送出される。減衰
量算出部41は送話信号gの振幅A0 をデシベル変換し
た値(A0 )dBが記憶されており、両者の差[(A
e)dB−(A0 )dB]dBをエコー減衰量E(d
B)として出力する。
【0038】減衰量算出部41から出力されるエコー減
衰量Eは次の減衰量選択部62へ入力される。減衰量選
択部62は減衰量算出部41から順次出力されるエコー
減衰量Eを前述した所定個数NS 収集して、このNS
のエコー減衰量Eのうちの最大値[E]MAX と最小値
[E]MIN を求める。最大値[E]MAX と最小値[E]
MIN との差が例えば4dB等の許容値DAS以下の場合
は、 |[E]MAX −[E]MIN |≦DAS …(2) このNS 個のエコー減衰量Eは有効であると判断して、
S 個全部のエコー減衰量Eを外部へ出力する。
【0039】一方、差が許容値DASを越える場合は、こ
のNS 個のエコー減衰量Eのなかに、正規のエコーに起
因するエコー減衰量Eではなくて、外部雑音をエコーと
みなして算出されたエコー減衰量Eが存在すると判断す
る。また、正規のエコーに雑音が重畳して異常値になっ
たと判断する。そして、この場合、収集したNS 個全部
のエコー減衰量Eを破棄して、外部へ出力しない。
【0040】このように構成された送話者エコー測定装
置であれば、受話信号hのエンベープ波形をデジタル値
で検出し、さらに、このエンベロープ波形から送話信号
gに起因する波形k1 を除去した補正エンベロープ波形
mを算出し、この補正エンベープ波形mと送話信号の基
準パルス信号の基準パルス波形nとの相互相関波形oを
算出し、その算出された相互相関波形oをエコー信号h
2 に代る波形と見なして、エコー遅延時間Tdsおよびエ
コー減衰量E(dB)を算出している。
【0041】よって、たとえ受話信号hに含まれるエコ
ー信号h2 が歪んでいたとしても、相互相関波形oを算
出することによって、最大値Ae を示す時間位置t2
エンベロープ波形mのエコー信号h2 に対応する波形m
2 の開始点と特定できる。したがって、エコー遅延時間
Tdsの算出精度が低下することはない。
【0042】また、最大値Ae はエコー信号h2 のエン
ペロープ波形m2 の平均値と見なすことができるので、
従来のオシロスコープ11でその振幅値を目視で検出す
る場合に比較してその測定精度を大幅に向上できる。
【0043】このように、従来の測定装置に比較して、
各測定精度を大幅に向上できる。さらに、実施例におい
ては、得られたエンベロープ波形信号iを平均化処理部
33で複数のエコー信号h2 を平均した平均エンベロー
プ波形kを用いているので、上記測定精度をさらに向上
できる。
【0044】さらに、遅延時間選択部61及び減衰量選
択部62を設けて、外部雑音等に起因して、出力される
各エコー遅延時間Tds及び各エコー減衰量Eに異常値が
混入することを未然に防止している。すなわち、たとえ
平均化処理部33において平均化された平均エンベロー
プ波形kが異常値を含んだ波形の平均値であったとして
も、この平均エンベロープ波形kから算出された異常な
エコー遅延時間Tds及びエコー減衰量Eを含むNS 個の
測定値の集団は外部へ出力されない。
【0045】また、送話信号gを2線式通話回線2aに
印加し、かつ4線式通話回線5を介した受話信号hを結
合回路4aに接続された2線式通話回線2aを介して受
信しているので、より実際の使用状態に近い状態でエコ
ー遅延時間Tdsおよびエコー減衰量Eが得られる。
【0046】図5は本発明の他の実施例に係わる受話者
エコー測定装置の概略構成を示すブロック図である。図
1の実施例装置と同一部分には同一符号が付してある。
この実施例においては、送話側の2線式通話回線2aに
送話信号発生回路26から図3に示した送話信号gが印
加される。そして、送話信号gは結合器4aを介して4
線式通話回線5へ入力され、受話側の結合器4bを介し
て受話側の2線式通話回線2bに入力する。そして、結
合器(ハイブリッド回路)51を介して受話信号pとし
て図6に示すデータ処理部63へ入力される。
【0047】図6のデータ処理部63へ入力された受話
信号pはA/D変換器27へ入力される。このA/D変
換器27へ入力される受話信号pには、図7に示すよう
に、結合器4bから直接入力された前記送話信号gによ
る直接受話信号p1 の他に、結合器4bで反射され、さ
らに反対側の結合器4aで反射された4線式通話回線5
を一周したエコー信号p2 ,さらにもう一周したエコー
信号p3 が含まれる。
【0048】そして、この受話信号pは、A/D変換器
27でデジタルの受話信号に変換され、さらに2乗演算
部29で瞬時電力値に変換され、エンベロープ波形検出
部30にて包絡線検波がおこなわれてエンベロープ波形
信号となる。さらに、再サンプリング部31で粗いサン
プリング周期で再サンプリングされ、平均化処理部33
で複数のエンベロープ波形信号が平均化される。
【0049】なお、この平均化処理に用いる基準パルス
信号は送話側の基準パルス信号eと同一パルス幅T0
有した基準パルス信号であり、受話側に配設された受話
側基準パルス発生回路52から供給される。したがっ
て、送話側の基準パルス信号eとは非同期である。
【0050】平均化処理部33から出力された平均エン
ベロープ波形は次の不要波形除去部53にて直接受話信
号p1 近傍に含まれる不要な信号成分が除去されて、図
7に示すような補正エンベロープ波形qとして相互相関
算出部37へ送出される。この相互相関算出部37は、
補正エンベロープ波形qのA/D変換器37aから出力
された基準パルス波形rに対する図7に示す相互相関波
形sを算出する。
【0051】算出された相互相関波形sには、図示する
ように、補正エンベロープ波形qにおける直接受話信号
のピークq1 および各エコー信号の各ピークq2 ,q3
に対応する各時間位置t1 ,t2 ,t3 に各ピークs
1 ,s2 ,s3 が生じる。
【0052】そして、相互相関波形qは最大値検出部5
4でもって、最大ピークq1 の最大値A1 およびその時
間位置t1 が検出され、次値検出部55にて2番目に大
きいピークq2 の次値A2 および時間位置t2 とが検出
される。しかして、遅延時間検出部56にて最大値A1
の時間位置t1 から次値A2 の時間位置t2 までの時間
(t1 −t2 )で示されるエコー遅延時間Tdrが算出さ
れる。
【0053】遅延時間検出部56から順次出力されるエ
コー遅延時間Tdrは次の遅延時間選択部64へ入力され
る。この遅延時間選択部64は、図2に示した遅延時間
選択部61と同一構成を有しており、順次出力されるN
S 個のエコー遅延時間Tdrの最大値[Tdr]MAX と最小
値[Tdr]MIN との差が許容値TAS以下の場合のみ、こ
のNS 個のエコー遅延時間Tdrを有効なエコー遅延時間
Tdrとして外部へ出力する。
【0054】さらに、最大値A1 および次値A2 はそれ
ぞれ対数変換部57,58にてデシベル単位に変換され
た後、減衰量算出部59へ送出される。減衰量算出部5
9はそれらを減算してエコー減衰量E=[(A1 )dB
−(A0 )dB]dBを得る。
【0055】この減衰量算出部59から順次出力される
エコー減衰量Eは次の減衰量選択部65へ入力される。
この減衰量選択部65は、図2に示した減衰量選択部6
2と同一構成を有しており、順次出力されるNS 個のエ
コー減衰量Eの最大値[E]MAX と最小値[E]MIN
の差が許容値DAS以下の場合のみ、このNS 個のエコー
減衰量Eを有効なエコー減衰量Eとして外部へ出力す
る。
【0056】このような構成の受話者エコー測定装置で
あれば、受話信号pを受話側の2線式通話回線2bを介
して受信しているので、図12に示した従来装置のよう
に、4線式通話回線5の途中に介挿する必要がなく、よ
り実際に近い状態でエコー測定を実行できる。また、先
の実施例と同様な手法にて相互相関波形qを算出して、
受話側におけるエコー遅延時間Tdr及びエコー減衰量E
を得ているので、先の実施例とほぼ同様の効果を得るこ
とができる。
【0057】さらに、遅延時間選択部64と減衰量選択
部65とを組込んでいるので、先の実施例と同様に、雑
音等に影響された異常なエコー遅延時間Tdr及びエコー
減衰量Eが外部へ出力されることはない。
【0058】なお、各遅延時間選択部61,64及び各
減衰量選択部62,65における有効なエコー遅延時間
Tds,Tdr及びエコー減衰量Eの選択基準として、NS
個のうちの最大値と最終値との差が許容値以下であるか
許容値を越えるかで判断したが、例えばNS 個の測定値
の標準偏差を算出して、この標準偏差が許容値以下が否
かを判断してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、端
末装置のみを取り外して、送話側の2線式通話回線に送
話信号を印加して、この送話側の2線式通話回線へ帰っ
てくる受話信号又は受話側の2線式通話回線へ送出され
る受話信号を受信して、この各受話信号と前記送話信号
とを比較対照することによって、エコー遅延時間及びエ
コー減衰量を算出している。
【0060】また、各受話信号と前記送話信号とを比較
対照する過程で、受話信号のエンベロープ波形を作成
し、このエンベロープ波形の送話信号の基準パルス信号
波形に対する相互相関波形を算出し、この相互相関波形
を用いてエコー遅延時及びエコー減衰量を算出してい
る。
【0061】さらに、算出されたエコー遅延時間及びエ
コー減衰量のうち異常値を含むとみなせるエコー遅延時
間及びエコー減衰量を破棄して、有効な測定値のみを出
力している。
【0062】したがって、オシロスコープ等を用いて目
視で測定していた従来装置に比較して、エコー遅延時間
およびエコー減衰量の測定精度を大幅に向上できる。さ
らに、実際のエコー現象により近似した条件で測定で
き、より正確なエコーを測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる送話者エコー測定装
置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同実施例装置におけるデータ処理部の詳細構
成を示すブロック図
【図3】 同実施例装置の動作を示す波形図
【図4】 同じく同実施例装置の動作を示す波形図
【図5】 本発明の他の実施例に係わる受話者エコー測
定装置の概略構成を示すブロック図
【図6】 同実施例装置におけるデータ処理部の詳細構
成を示すブロック図
【図7】 同実施例装置の動作を示す波形図
【図8】 一般的な通話システムを示す図
【図9】 送話者エコーの発生原理を説明するための図
【図10】 受話者エコーの発生原理を説明するための
【図11】 従来の送話者エコー測定装置を示す模式図
【図12】 従来の受話者エコー測定装置を示す模式図
【符号の説明】
1…端末装置、2…2線式通話回線、4…結合器、5…
4線式通話回線、26…送話信号発生回路、29…2乗
演算回路、30…エンベロープ波形検出部、33…平均
化処理部、35…送話信号除去部、37…相互相関算出
部、38,54…最大値検出部、39,56…遅延時間
検出部、41,59…減衰量検出部、52…受話側基準
パルス発生回路、53…不要波形除去部、55…次値検
出部、60,63…データ処理部、61,64…遅延時
間選択部、62,65…減衰量選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 宏 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−102420(JP,A) 特開 平5−273272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/46 H04B 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉ループに形成された4線式通話回線
    (5) に複数の結合器(4a,4b) を介挿し、各結合器に2線
    式通話回線(2a,2b) を介して各端末装置(1a,1b) が接続
    された通話システムにおける前記各結合器で生じるエコ
    ーの減衰量及び遅延時間を送話側で測定する送話者エコ
    ー測定装置において、 音声領域周波数を有する正弦波信号を一定周期で繰返し
    発生する基準パルス信号のパルス波形で振幅変調した送
    話信号を送話側の2線式通話回線へ印加する送話信号発
    生回路(26)と、 送話側の2線式通話回線を介して入力された、前記送話
    信号に対する受話信号のエンベロープ波形を検出するエ
    ンベロープ波形検出手段(30)と、 このエンベロープ波形検出手段にて検出されたエンベロ
    ープ波形から前記送話信号を前記基準パルス信号を用い
    除去する送話信号除去手段(35)と、 この送話信号除去手段にて送話信号が除去された後のエ
    ンベロープ波形と前記基準パルス信号波形との相互相関
    波形を算出する相互相関算出手段(37)と、 この相互相関算出手段にて算出された相互相関波形の最
    大値及びその位置を検出する最大値検出手段(38)と、 この最大値検出手段にて検出された最大値位置と前記基
    準パルス信号波形位置との差をエコー遅延時間として検
    出する遅延時間検出手段(39)と、 この遅延時間検出手段にて順次検出される所定個数のエ
    コー遅延時間を収集し、その所定個数のエコー遅延時間
    における最大値と最小値との差が許容値以下の条件を満
    たすときこの所定個数のエコー遅延時間を有効なエコー
    遅延時間として出力する遅延時間選択手段(61)と、 前記送話信号の振幅と前記相互相関波形の最大値とから
    エコー減衰量を算出する減衰量算出手段(41)と、 この減衰量算出手段にて順次検出される所定個数のエコ
    ー減衰量を収集し、その所定個数のエコー減衰量におけ
    る最大値と最小値との差が許容値以下の条件を満たすと
    きこの所定個数のエコー減衰量を有効なエコー減衰量と
    して出力する減衰量選択手段(62)とを備えた送話者エコ
    ー測定装置。
  2. 【請求項2】 閉ループに形成された4線式通話回線に
    複数の結合器を介挿し、各結合器に2線式通話回線を介
    して各端末装置が接続された通話システムにおける前記
    各結合器で生じるエコーの減衰量及び遅延時間を受話側
    で測定する受話者エコー測定装置において、 音声領域周波数を有する正弦波信号を一定周期で繰返し
    発生する基準パルス信号のパルス波形で振幅変調した送
    話信号を送話側の2線式通話回線へ印加する送話信号発
    生回路(26)と、 受話側の2線式通話回線を介して入力された、前記送話
    信号に対する受話信号のエンベロープ波形を検出するエ
    ンベロープ波形検出手段(30)と、 前記基準パルス信号と同一パルス幅の基準パルス信号を
    発生させる受話側基準パルス発生回路(52)と、 この受話側基準パルス発生回路から出力された基準パル
    ス信号の信号波形と前記エンベロープ波形検出手段にて
    検出されたエンベロープ波形との相互相関波形を算出す
    る相互相関算出手段(37)と、 この相互相関算出手段にて算出された相互相関波形の最
    大値及びその位置を検出する最大値検出手段(54)と、 前記相互相関波形の2番目に大きい次値及びその位置を
    検出する次値検出手段(55)と、 前記相互相関波形のうちの前記最大値位置と次値位置と
    の差をエコー遅延時間として検出する遅延時間検出手段
    (56)と、 この遅延時間検出手段にて順次検出される所定個数のエ
    コー遅延時間を収集し、その所定個数のエコー遅延時間
    における最大値と最小値との差が許容値以下の条件を満
    たすときこの所定個数のエコー遅延時間を有効なエコー
    遅延時間として出力する遅延時間選択手段(64)と、 前記最大値と次値とからエコー減衰量を算出する減衰量
    算出手段(59)と、 この減衰量算出手段にて順次検出される所定個数のエコ
    ー減衰量を収集し、その所定個数のエコー減衰量におけ
    る最大値と最小値との差が許容値以下の条件を満たすと
    きこの所定個数のエコー減衰量を有効なエコー減衰量と
    して出力する減衰量選択手段(65)とを備えた受話者エコ
    ー測定装置。
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JP2009200822A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Nippon Telegraph & Telephone East Corp エコー測定装置

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