JP3626016B2 - 配線カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、扉に配設した電気部品の扉側配線を、本体側配線と外部で接続する貯蔵庫等において、前記配線同士を接続する配線接続部材を保護する配線カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野菜や果実その他肉や魚等の生鮮食品を長期に亘り冷凍保存する冷蔵庫や冷凍庫(以下総称して「貯蔵庫」という)では、その本体に回動自在に配設された扉に、露付防止用のヒータや、温度を表示するランプ等の電気部品を配設するものが知られている。このような構成に係る貯蔵庫では、扉が回動するため、電気部品から導出して該扉から引出した扉側配線を、本体側配線に本体外部で接続するよう構成している。そしてこの場合には、配線同士の接続部の保護が問題となる。そこで、例えば特開昭60−78275号公報に開示されるように、扉を回動自在に支持する下側のドアヒンジに配線カバーを配設し、両者の間に画成される空間内に、配線同士を接続する接続部材を収納するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ドアヒンジと配線カバーとで画成される空間は略密閉されているが、配線を空間内に引込むために設けられた通孔等から水が浸入することは避けられず、密閉であるがために水が溜ってしまう難点がある。そして空間内に水が溜ると、収納した接続部材が濡れて漏電を起こしたり、該部材や配線等が劣化する問題がある。また、前記接続部材は空間内に収納されているだけであるので、扉を本体に対して回動させた際に、該接続部材が動いて配線の接続が外れるおそれもあった。
【0004】
前記配線カバーはドアヒンジが配設される冷蔵庫本体に対して、前面側からビスを螺挿することで固定するよう構成されている。このため、本体内に予めネジ板等を取付けたりネジ孔を形成しなければならず、本体の組立てや加工が煩雑となる難点が指摘される。しかも、本体に対して配設されたドアヒンジの位置が正確でないと、該ヒンジに配設される配線カバーと本体とのビスの螺挿位置がずれて固定できなくなることがある。また、配線カバーの着脱作業に際しては、ドアヒンジに支持されている扉の下方においてネジを締付けたり緩める必要があるため、その作業が煩わしいものであった。
【0005】
なお、前記配線カバーにおける本体の外側に臨む側部の開放端は、ドアヒンジの前面に当接しているだけなので、加工誤差や組付け誤差等により生じた隙間から内部に水が浸入していた。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の配線カバーに内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、外部から浸入する水による漏電の発生や接続部材および配線の劣化を防止し、併せて着脱作業を簡単に行ない得る配線カバーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る配線カバーは、 本体に対して扉を回動自在に支持するドアヒンジに配設され、該扉に配設された電気部品の扉側配線を本体側配線と接続する配線接続部材を収納する空間を画成する配線カバーであって、
前記配線カバーに、その内底面より上方位置に前記配線接続部材を保持する保持部材を配設し、
前記配線カバーにおける扉側配線を空間内に引込むための導入部が形成される位置と前記保持部材の配設位置との間に臨む内部天井面に、前記保持部材の側方を覆う長さで垂下する規制片を設けたことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の別の発明に係る配線カバーは、
本体に対して扉を回動自在に支持するドアヒンジに配設され、該扉に配設された電気部品の扉側配線を本体側配線と接続する配線接続部材を収納する空間を画成する配線カバーであって、
前記配線カバーの内底面に支持部が立設され、
前記支持部の上端に、前記配線接続部材を前記配線カバーの内底面より上方位置に保持する保持部材を配設したことを特徴とする。
【0008】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の更に別の発明に係る配線カバーは、
本体に対して扉を回動自在に支持するドアヒンジに配設され、該扉に配設された電気部品の扉側配線を本体側配線と接続する配線接続部材を収納する空間を画成する配線カバーであって、
前記配線カバーの内底面に支持部が立設され、
前記支持部の上端に、前記配線接続部材を前記配線カバーの内底面より上方位置に保持する保持部材を配設し、
前記配線カバーにおける扉側配線を空間内に引込むための導入部が形成される位置と前記保持部材の配設位置との間に臨む内部天井面に、前記保持部材の側方を覆う長さで垂下する規制片を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る配線カバーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
図1および図2に一部を示す如く、実施例に係る配線カバーが採用される貯蔵庫の本体10には、前面側に形成された開口部(図示せず)を閉成し得る扉12が、該本体10に固着された上下一対のドアヒンジ14(下側のみ図示)を介して回動自在に支持される。扉12の下部を支持する下ドアヒンジ14は、図に示す如く、L字状に成形され、その短辺部16が、複数のネジ20を介して本体10の前面に固定されるようになっている。また下ドアヒンジ14を本体10に固定した際に、前方に水平に延出する長辺部18の適宜位置にヒンジピン22が突設され、該ピン22に扉12の下部が回動自在に支持される。なお、長辺部18の上面と扉12の下面との間にヒンジカラー24が介挿され、扉12がヒンジピン22を中心として円滑に回動するよう構成される。
【0011】
前記ヒンジピン22は中空の円筒体であって、その通孔22aに、扉12に配設された図示しないヒータやランプ等の電気部品から導出する扉側配線26が挿通されて、下ドアヒンジ14の下方に引出されるようになっている。なお、扉12の内部に扉パイプ28が配設され、該パイプ28中を扉側配線26が挿通される。また下ドアヒンジ14の短辺部16の適宜位置に切欠部16aが形成されると共に、この切欠部16aと対応する本体内に本体パイプ30が配設され、該パイプ30中を挿通された本体側配線32が、切欠部16aを介して下ドアヒンジ14の前方に引出されるよう構成される。そして、扉側配線26と本体側配線32とは、下ドアヒンジ14と後述する配線カバー34とにより画成される空間S内で接続される。
【0012】
前記下ドアヒンジ14に、図4および図5に示す形状に成形された配線カバー34が着脱自在に配設され、下ドアヒンジ14と配線カバー34とによって空間Sを画成している。この配線カバー34は、天壁36、前壁38、底壁40および左右(幅方向両側)の側壁42,44とから、後方に開放する図示形状に形成される。図2に示す如く、天壁36の右端部(幅方向一端)には、上方に所定高さで延出するL字形の係合片46が形成されると共に、左端部近傍(幅方向他端近傍)には螺合部としてのナット48が埋設されている。そして、係合片46を前記下ドアヒンジ14における長辺部18の右端部に係合した状態で、長辺部18に穿設した通孔18aに上方から挿通したネジ50をナット48に螺挿することで、長辺部18の下面に天壁36が密着当接した状態で配線カバー34が配設固定される。前記天壁36における前記ヒンジピン22の配設位置と対応する個所に前後方向に延在する導入部としての溝36aが形成され、該溝36aを介して前記扉側配線26が空間S内に引込まれるようになっている。また前記本体側配線32は、下ドアヒンジ14における短辺部16と対向する配線カバー34の後部開口から空間S内に引込まれる。
【0013】
前記配線カバー34における本体10の外側に臨む右側壁42の後端(下ドアヒンジ14の短辺部16と対向する端面)には、天壁36、底壁40および左側壁44より後方に所定長さだけ延出する突部42aが形成され、該突部42aの開放端を下ドアヒンジ14における短辺部16の前面に当接した状態で、配線カバー34は下ドアヒンジ14に配設されるようになっている。これにより、図3および図1に示す如く、前記底壁40の開放端と下ドアヒンジ14における短辺部16の前面との間に所要の隙間Gが画成され、空間S内に浸入した水を該隙間Gを介して外部に排出する。この隙間Gの寸法は、前記配線26,32が外部にはみ出ることなく、水を円滑に排出し得る値に設定される。また、前記配線カバー34の内底面を構成する底壁40は、図1に示す如く、前側から後側に向かって下方傾斜するよう設定され、空間S内に浸入した水を該底壁40に沿って隙間Gに円滑に案内し得るよう構成される。
【0014】
前記配線カバー34における底壁40の内面には、図2に示す如く、前記溝36aより左方位置に支持片(支持部)51が所定高さで立設され、該支持片51の上端に、左方に略水平に延出する保持部材52が設けられている。そして、この保持部材52の上面と天壁36の内面との間に、配線接続部材54,54を挟持状態で着脱自在に保持し得るよう構成される。前記天壁36の溝36aから空間S内に引込まれた扉側配線26と、前記下ドアヒンジ14の切欠部16aから空間S内に引込まれた本体側配線32とが、配線接続部材54,54を介して空間S内で接続される。なお、前記溝36aと保持部材52との間に臨む天壁36の内面(内部天井面)に、該保持部材52の側方を覆う長さで垂下する規制片56が形成され、溝36aから浸入する水が天壁内面を伝って配線接続部材54,54を濡らすのを防止するよう構成される。
【0015】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る配線カバーの作用につき説明する。前記配線カバー34を下ドアヒンジ14に配設するのに先立ち、該下ドアヒンジ14の切欠部16aから前方に引出した本体側配線32と、前記ヒンジピン22から下方に引出した扉側配線26とを、配線接続部材54,54を介して接続する。この配線接続部材54,54を、前記配線カバー34における保持部材52と天壁36との間に挿入して保持させたもとで、該カバー34の係合片46を下ドアヒンジ14の長辺部18に係合させる。そして、長辺部18の上方から配線カバー34の前記ナット40にネジ50を螺挿することで、下ドアヒンジ14の下部に配線カバー34が配設固定される。すなわち、配線カバー34は、1本のネジ50によって下ドアヒンジ14に対して着脱し得るので、扉12に配設した電気部品の交換等に伴う配線の取外し作業や取付け作業を短時間で簡単に行ない得る。また、下ドアヒンジ14に配線カバー34を固定するネジ50は、下ドアヒンジ14の上方から締付けたり緩めたりするものであるから、その作業は極めて楽に行なうことができる。しかも、本体10にネジ板を配設したりネジ孔を形成する等の特別な加工を必要としないので、本体10の組立てや加工も簡単となり、コストを低減することが可能となる。なお、配線カバー34は下ドアヒンジ14に配設されるものであるから、下ドアヒンジ14と本体10との取付状態に関係なく常に容易に配設固定することができる。
【0016】
前記下ドアヒンジ14と配線カバー34とにより画成される空間Sは、その下部で隙間Gにより開放しているので、外部から空間S内に浸入した水が溜ることなく、該隙間Gから外部に排出される。しかも、配線カバー34の底壁40は隙間Gに向けて下方傾斜しているので、内部に浸入した水は円滑に排出される。従って、空間S内の配線接続部材54,54が水に浸漬して漏電を起こしたり、該部材54や配線26,32が濡れて劣化するのを好適に防止し得る。
【0017】
前記配線接続部材54,54は、底壁40から所定高さだけ上方の位置で保持部材52と天壁36とにより保持されているので、配線接続部材54,54に浸入した水で該部材54や配線26,32が濡れるのを防いで漏電の発生や劣化を防止することができる。また保持部材52の前記溝36a側には支持片51が位置しているので、該溝36aから空間S内に浸入した水が内底面を流れて保持部材52の下側に回り込むのを防止することができる。更に、前記溝36aと保持部材52との間に規制片56を設けたことで、溝36aから浸入する水が天壁内面を伝って配線接続部材54,54を濡らすのも防止し得る。なお、保持部材52と支持片51とをL字形に形成したことで保持部材52の支持強度を向上することができ、また天壁36に規制片56を垂設することで、該天壁36の強度を向上して配線カバー34の割れ等を防ぐことができる。
【0018】
また、前記配線接続部材54,54が配線カバー34内で保持されているので、前記扉12を開閉する際に該部材54,54が動いて扉側配線26や本体側配線32が外れることを好適に防止し得る。更には、配線カバー34の底壁40に傾斜を付したことで、外観を向上し得ると共に、作業者の足が配線カバー34の下に入っても足の甲が当たり難く、また清掃に際しては、モップ等を配線カバー34の下方に容易に進入させて清掃を行なうことができる。
【0019】
【別実施例】
図6および図7は、別実施例に係る配線カバーを示すものであって、その基本構成は前述した実施例と同一である。但し、別実施例の配線カバー34においては、その開放端を下ドアヒンジ14における短辺部16の前面に当接した状態で、該配線カバー34が下ドアヒンジ14に配設されるようになっている。そしてこの配設状態において、図6に示す如く、前記本体10の外側に臨む側部である右側壁42に形成された突部42aの内面が、短辺部16の外側端面に当接し、外部右側方からの空間S内への水の浸入を確実に防止するよう構成される。すなわち、加工誤差や組付誤差等があったとしても、突部42aの内面が所要長さに亘って短辺部16の外側端面に当接しているので隙間を生ずることはなく、水の浸入を防止し得るものである。また配線カバー34における開放端側の高さ寸法は、図7に示すように、下ドアヒンジ14における短辺部16の高さ寸法よりも大きく設定され、前記底壁40の開放端と短辺部16との間には隙間Gが画成されるようになっている。
【0020】
すなわち、別実施例の配線カバー34においては、天壁36、両側壁42,44の開放端を下ドアヒンジ14における短辺部16の前面に当接すると共に、前記突部42aの内面を短辺部16の外側端面に当接することで、空間S内への水の浸入を確実に防止することができる。また、仮に空間S内に水が浸入したとしても、前記隙間Gから水を排出して空間S内の配線接続部材54,54が水に浸漬して漏電を起こしたり、該部材54や配線26,32が濡れて劣化するのを好適に防止し得る。更に、下ドアヒンジ14に対する配線カバー34の位置決めを突部42aを介して確実になし得るので、下ドアヒンジ14の通孔18aと配線カバー34のナット48とを正確に位置決めしてネジ50の締込みを容易に行ない得る。更にまた、短辺部16における本体10の外側に臨む角部が、配線カバー34の突部42aで覆われるので、作業者の保護が図られる。
【0021】
前述した実施例では、隙間を設けて水を排出する構造と、配線接続部材を底壁から上方に離間した位置に保持する構造とを併用したが、何れか一方の構造を採用することにより、配線接続部材や配線の劣化および漏電の発生を好適に防止することができる。また、実施例では冷蔵庫や冷凍庫等の貯蔵庫に配線カバーを採用した場合につき説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、本体の外部で配線の接続が行なわれる機器に採用可能である。
【0022】
前記配線カバーに設けられる螺合部として、実施例では天壁に埋設したナットを例に挙げたが、天壁に螺合部としてのネジ孔を直接螺設し、これにナットを螺挿するようにしてもよい。また、実施例の配線カバーはドアヒンジに配設されるものであるので、ドアヒンジと本体とを固定するネジが挿通される短辺部に設けられる通孔を左右方向(幅方向)に延在する長孔とすれば、ドアヒンジの位置を調節して、該ヒンジに支持される扉の位置を微調節することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1または3の配線カバーによれば、配線接続部材を内底面から上方に離間した位置に保持部材で保持するよう構成したことで、空間内に浸入した水が配線接続部材や配線を濡らすのを防ぎ、該部材や配線の劣化および漏電の発生を防止し得る。また、前記配線カバーにおける扉側配線を空間内に引込むための導入部が形成される位置と保持部材の配設位置との間に臨む内部天井面に、前記保持部材の側方を覆う長さで垂下する規制片を設けたので、導入部から空間内に浸入する水が内部天井面を伝って配線接続部材を濡らすのも防止し得る。更に規制片により配線カバーの強度を向上して割れ等を防ぐことができる。
請求項2または3の配線カバーによれば、配線カバーの内底面に立設した支持部の上端に保持部材を配設することで、空間内に浸入した水が保持部材側に内底面を伝って流れるのを支持部で阻止することができる。なお支持部は、保持部材の強度を向上する補強材としての機能も有する。
【0024】
請求項4の配線カバーによれば、ドアヒンジと配線カバーとにより画成される空間内に浸入した水を排出する隙間を設けたので、空間内に水が溜って配線接続部材が濡れて漏電を起こしたり、該部材や配線が劣化するのを防止し得る。 請求項5の配線カバーによれば、配線カバーの内底面に、隙間に向けての下方傾斜を付したことで、空間内に浸入した水を隙間から確実かつ速やかに排出することができる。
【0025】
請求項6の配線カバーによれば、前記配線カバーに設けた突部を、ドアヒンジにおける短辺部の外側端に当接することで、空間内への水の浸入を確実に防止することができる。また、ドアヒンジに対する配線カバーの位置決めを突部により確実になし得るので、ドアヒンジの通孔と配線カバーの螺合部とを正確に位置決めしてネジの締込みを容易に行ない得る。更に、短辺部における本体の外側に臨む角部が、配線カバーの突部で覆われるので、作業者の保護を図ることができる。
【0026】
請求項7の配線カバーによれば、ドアヒンジに対して配線カバーは、係合片とネジとにより簡単に着脱し得るので、扉に配設した電気部品の交換等に伴う配線の取外し作業や取付け作業を短時間で簡単に行ない得る。またネジは、ドアヒンジの上方から締付けたり緩めたりするものであるから、その作業を極めて楽に行なうことができる。しかも、本体にネジ板を配設したりネジ孔を形成する等の特別な加工を必要としないので、本体の組立てや加工も簡単となり、コストを低減することが可能となる。なお、配線カバーはドアヒンジに配設されるものであるから、ドアヒンジと本体との取付状態に関係なく常に容易に配設固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る配線カバーを採用した貯蔵庫の要部縦断側面図である。
【図2】実施例の貯蔵庫の要部縦断正面図である。
【図3】実施例の貯蔵庫の要部横断平面図である。
【図4】実施例の配線カバーを示す概略斜視図である。
【図5】実施例の配線カバーを示す平面図である。
【図6】本発明の別実施例に係る配線カバーを採用した貯蔵庫の要部横断平面図である。
【図7】別実施例の貯蔵庫の要部縦断側面図である。
【符号の説明】
10 本体,12 扉,14 下ドアヒンジ,16 短辺部,18 長辺部
18a 通孔,26 扉側配線,32 本体側配線,34 配線カバー
36a 溝(導入部),42 右側壁(側部),42a 突部,46 係合片
48 ナット(螺合部),50 ネジ,51 支持片(支持部),52 保持部材
54 配線接続部材,56 規制片,S 空間,G 隙間
Claims (7)
- 本体(10)に対して扉(12)を回動自在に支持するドアヒンジ(14)に配設され、該扉(12)に配設された電気部品の扉側配線(26)を本体側配線(32)と接続する配線接続部材(54)を収納する空間(S)を画成する配線カバー(34)であって、
前記配線カバー(34)に、その内底面より上方位置に前記配線接続部材 (54) を保持する保持部材 (52) を配設し、
前記配線カバー (34) における扉側配線 (26) を空間 (S) 内に引込むための導入部 (36a) が形成される位置と前記保持部材 (52) の配設位置との間に臨む内部天井面に、前記保持部材 (52) の側方を覆う長さで垂下する規制片 (56) を設けた
ことを特徴とする配線カバー。 - 本体 (10) に対して扉 (12) を回動自在に支持するドアヒンジ (14) に配設され、該扉 (12) に配設された電気部品の扉側配線 (26) を本体側配線 (32) と接続する配線接続部材 (54) を収納する空間 (S) を画成する配線カバー (34) であって、
前記配線カバー (34) の内底面に支持部 (51) が立設され、
前記支持部 (51) の上端に、前記配線接続部材 (54) を前記配線カバー (34) の内底面より上方位置に保持する保持部材 (52) を配設した
ことを特徴とする配線カバー。 - 本体(10)に対して扉(12)を回動自在に支持するドアヒンジ(14)に配設され、該扉(12)に配設された電気部品の扉側配線(26)を本体側配線(32)と接続する配線接続部材(54)を収納する空間(S)を画成する配線カバー(34)であって、
前記配線カバー(34)の内底面に支持部 (51) が立設され、
前記支持部 (51) の上端に、前記配線接続部材 (54) を前記配線カバー (34) の内底面より上方位置に保持する保持部材 (52) を配設し、
前記配線カバー (34) における扉側配線 (26) を空間 (S) 内に引込むための導入部 (36a) が形成される位置と前記保持部材 (52) の配設位置との間に臨む内部天井面に、前記保持部材 (52) の側方を覆う長さで垂下する規制片 (56) を設けた
ことを特徴とする配線カバー。 - 前記配線カバー (34) をドアヒンジ (14) に配設した際に、該配線カバー (34) の下部に、前記空間 (S) 内に侵入した水を外部に排出する隙間 (G) を画成するよう形成した請求項1〜3の何れかに記載の配線カバー。
- 前記配線カバー (34) の内底面には、前記隙間 (G) に向けての下方傾斜が付されている請求項4記載の配線カバー。
- 前記ドアヒンジ(14)はL字状に成形され、その短辺部(16)を介して本体(10)に固定された際に該短辺部(16)の上端から前方に水平に延出する長辺部(18)の下面に前記配線カバー(34)が配設され、この配線カバー(34)の前記短辺部(16)と対向する端面における前記本体(10)の外側に臨む側部(42)に、該短辺部(16)の外側端に当接して前記空間(S)内への水の浸入を防止する突部(42a)を設けた請求項1〜5の何れかに記載の配線カバー。
- 前記配線カバー(34)はドアヒンジ(14)の下面に配設されるものであって、該カバー(34)の幅方向一端にドアヒンジ(14)に係脱自在に係合する係合片(46)が形成されると共に、幅方向他端上部に螺合部(48)が設けられ、前記係合片(46)をドアヒンジ(14)に係合した状態で、該ドアヒンジ(14)に穿設した通孔(18a)に挿通したネジ(50)を前記螺合部(48)に螺挿することで配線カバー(34)をドアヒンジ(14)に固定するよう構成した請求項1〜6の何れかに記載の配線カバー。
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