JP3625967B2 - 2サイクル内燃エンジン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェーンソー等の作業姿勢が変化せしめられる可搬式動力作業機に使用するのに好適な2サイクル内燃エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、チェーンソー等の作業姿勢が変化せしめられる可搬式動力作業機においては、動力発生源として小型空冷2サイクルガソリンエンジン(以下、2サイクル内燃エンジン又は単にエンジンと略称する)が使用されることが多いが、この2サイクル内燃エンジンは一般に横幅に比して縦長(高さ)が長いので、小型チェーンソー等ではそれをほぼ水平に寝かせた姿勢で本体ケース内に配備するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した如くに横に寝かせた姿勢でチェーンソ−等の作業機の本体ケース内に配備される2サイクル内燃エンジン、特に、実開昭56−140402号公報等にも見られるように、クランク室の底部(寝かせられた状態で見ると前側部)に吸入口が開口せしめられ、気化器からの混合気がリードバルブを介してその吸入口からクランク室に吸入されて予圧縮され、その混合気が前記クランク室に開口せしめられた掃気路を通じて燃焼室に送り込まれるようにされているものでは、例えば、作業機(チェーンソー)の前部を下方もしくは斜め下に向けて暫くの間作業を行い、その後、その前部を上方もしくは斜め上に向けると、エンジンが大きな回転変動を生じたり、急に失速してストップしてしまうことが度々生じていた。
【0004】
これは、例えば、前記作業機の前側部を下方もしくは斜め下に向けている間、つまり、前記エンジンのクランク室に開口する吸入口が下方もしくは斜め下に向けられている間に、前記クランク室の内周面等に付着している未気化生燃料(液状の燃料)が前記吸入口部分にまとまって流れ込んでそこに溜まり、前記作業機の前部を上方もしくは斜め上に向けると、その未気化生燃料が前記クランク室の内周面をつたって前記掃気路にそのまま流入し、該掃気路から燃焼室に一気に流れ込んで、燃焼に供される混合気が過濃状態になってしまうこと、言い換えれば、作業機の姿勢変化に伴うエンジンの姿勢変化による未気化生燃料の不所望な流動が原因であることが本発明の発明者等によって解明されたが、かかる不具合を解消する効果的な手立てはこれまでなされていなかった。
【0005】
なお、エンジンが高負荷高速回転状態にあるときには、単位時間当たりの燃料供給量が多いので、前述のように未気化生燃料が一気に燃焼室に流れ込んでも、多少回転変動が生じる程度でさほど大きな不具合は生じないが、エンジンがアイドリング状態にあるときには、単位時間当たりの燃料供給量が少ないので、前述のように未気化生燃料が一気に燃焼室に流れ込むと、混合気が極端に過濃状態となって、エンジンがストップしてしまう等の重大な問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明の出願人は、前記のような問題を解消すべく、先に、特願平7−313371号に所載のように、前記クランク室の内周面における前記吸入口近傍に未気化生燃料の流速を低下させる堰、溝、くぼみ等の流動規制部を設けることを提案した。
【0007】
ここで、前記流動規制部を設けた2サイクル内燃エンジンの一例を、その要部の断面を示す図4を参照して以下に簡単に説明する。図示例の2サイクル内燃エンジン100は、混合気生成手段を構成する気化器30と、クランク室22及び該クランク室22に開口する吸入口25を有するクランクケース20と、前記気化器30からの混合気を前記吸入口25に導く給気路42を有する、前記クランクケース20に取り付けられた断熱用のインシュレータ40と、前記給気路42を開閉すべく前記インシュレータ40の下流側端面40Aに選択的に圧接せしめられる、基端部35aが前記下流側端面40Aに取付固定された舌状弾性片からなるリードバルブ35と、を備えている。
【0008】
そして、前記クランク室22の内周面22Aにおける前記吸入口25近傍に未気化生燃料の流速を低下させる流動規制部としての断面矩形の2本の堰23,23が、所定の間隔をあけて前記クランク室22を全幅にわたって横断するように、前記クランクケース20に回転自在に支持されたクランクシャフト15と平行に並設されている。
【0009】
このような構成のエンジン100においては、当該エンジンの姿勢変化によって、前記吸入口25部分に溜まっていた未気化生燃料が、前記クランク室22の内周面22Aを介して掃気路(図外)に流れ込もうとしても、その流れが、前記クランク室22の内周面22Aにおける前記吸入口25近傍に設けられた流動規制部としての2本の前記堰23,23により邪魔され、その流速が大きく低下せしめられる。
【0010】
そのため、未気化生燃料がクランク室の内周面をつたって一気に燃焼室に流れ込むような事態が大幅に低減され、その結果、エンジンが大きな回転変動を生じたり、急に失速してストップしてしまう等の不具合が生じ難くされる。
【0011】
しかしながら、前記のように、前記クランク室22の内周面22Aにおける吸入口25近傍に堰23,23等の流動規制部を設けたエンジン100においても、場合によっては、特に、前記吸入口25が極めて長時間継続して下方もしくは斜め下に向けられたままにされ、その後、前記吸入口25が急速に上方もしくは斜め上に向けられた場合等には、前記吸入口25における前記リードバルブ35の自由端部35bより下側の前記インシュレータ40の下流側端面40Aとでなすコーナー段差部Pに、未気化生燃料が多量に溜まり、それが前記流動規制部としての堰23,23を乗り越えて一気に燃焼室に流れ込んでしまうことがある。つまり、前記流動規制部だけでは、未気化生燃料の流動を充分には規制できず、前記問題を完全には解消できない場合があった。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、例えば作業機の姿勢変化に伴って当該エンジンの姿勢が変化しても、クランクケースの吸入口部分に溜まっている未気化生燃料がクランク室内周面に流れ込み難くできるとともに、前記吸入口部分に未気化生燃料が溜まり難くでき、もって、未気化生燃料が一気に燃焼室に流れ込んでエンジンがストップしてしまう等の不具合を確実に防止できるようにされた2サイクル内燃エンジンを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成すべく、本発明に係る2サイクル内燃エンジンは、基本的には、シリンダブロックと、クランク室及び該クランク室に開口する吸入口を有するクランクケースと、気化器等の混合気生成手段と、該混合気生成手段からの混合気を前記吸入口に導く給気路を有する、前記クランクケースに対接端面が対接せしめられて取り付けられた断熱用のインシュレータと、を備え、前記シリンダブロックと前記クランクケースとがほぼ水平になる、横に寝かせた姿勢で使用される2サイクル内燃エンジンであって、前記インシュレータの下流側端面には、前記吸気路を開閉すべく舌状弾性片からなるリードバルブの基端部が取付固定され、前記リードバルブは、前記下流側端面に選択的に圧接せしめられている。
【0014】
そして、前記吸入口は、前記2サイクル内燃エンジンを横に寝かせた姿勢状態で、前記クランク室の底部の上方寄りに開口し該クランク室の底部の下方に向いた開側面を有し、
前記下流側端面は、前記横に寝かせた姿勢状態で、前記リードバルブの自由端部側の部位が前記クランク室の底部の下方に向き、かつ前記吸入口側に張り出すように、前記対接端面に対して所定角度だけ傾斜せしめられ、前記下流側端面と前記自由端部側の前記開側面が実質的に段差を生じることなく連接せしめられていることを特徴している。
本発明の2サイクル内燃エンジンの好ましい態様では、前記下流側端面と前記開側面とのなす角度が120度以上とされる。
【0015】
このような構成とされた本発明の2サイクル内燃エンジンにおいては、前記インシュレータの下流側端面が傾斜せしめられて、それと吸入口の開側面とが実質的に段差を生じることなく連接せしめられているので、当該エンジンの急速な姿勢変化があった場合、例えば、前記吸入口が極めて長時間継続して下方もしくは斜め下に向けられたままにされ、その後、前記吸入口が急速に上方もしくは斜め上に向けられた場合等においても、従来のエンジンのように前記下流側端面と前記開側面との間に段差があるものに比して、吸入口部分に未気化生燃料が溜まり難くなるとともに、リードバルブを介して吸入口に吸入された混合気の流れがスムーズになって燃料がまとまって液化し難くなる、言い換えれば吸入口を通過する混合気の流速が高められることから燃料の気化が促進されるとともに、吸入口部分に溜まっている未気化生燃料がクランク室側へ飛散せしめられて、クランク室内周面には流れ込み難くなる。
【0016】
その結果、例えば作業機の姿勢変化に伴って当該エンジンの姿勢が変化しても、クランクケースの吸入口部分に溜まりがちな未気化生燃料がクランク室内周面に流れ込み難くできるとともに、前記吸入口部分に未気化生燃料が溜まり難くでき、よって、未気化生燃料が一気に燃焼室に流れ込んで、エンジンが大きな回転変動を生じたり、失速してストップしてしまう等の不具合が効果的に防止される。
【0017】
しかも、本発明の2サイクル内燃エンジンは、従来より備えられているインシュレータの下流側端面とクランクケースの吸入口の形状を若干変えるという簡単な構成を付加するだけでよいので、コストアップにはつながらない。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る2サイクル内燃エンジンの一実施形態が採用されているチェーンソー1を示している。
図のチェーンソー1は、本体ケース2を持ち、該本体ケース2の前部にはソーチェーン等からなる作業部6が脱着可能に取着され、その上部にはハンドガード兼用のブレーキハンドル3及び主ハンドル5が配設されている。
【0019】
そして、前記本体ケース2の内部に、本実施形態の小型空冷2サイクルガソリンエンジン10が、シリンダヘッド12a部分を後に向けてほぼ水平に横に寝かせられた姿勢で、言い換えれば、シリンダブロック12が後側に位置し、それに連結された半円筒状のクランクケース20が前側に位置するようにして配備されている。
【0020】
前記シリンダブロック12内にはピストン14が嵌挿されるとともに、このピストン14の頂面側に燃焼室17が画成され、該燃焼室17に臨むように前記シリンダヘッド12a部分の頂部に点火プラグ29が取着されている。
【0021】
前記ピストン14の往復運動はコンロッド19を介して、前記クランクケース20と前記シリンダブロック12の下部とに挟まれるようにして取着された軸受(図示省略)に軸支されたクランクシャフト15の回転運動に変換され、該クランクシャフト15の回転に伴って、それに取り付けられたバランスウエイト16が前記クランクケース20と前記シリンダブロック12の下部とで画成されたクランク室22内で、図1において矢印Aで示される方向に回転するようになっている。
【0022】
また、前記クランクケース20における前記クランク室22の底部(寝かせられた状態で見ると前側部)の上方寄りには、吸入口25が開口せしめられている。
この吸入口25には、混合気生成手段とされるダイヤフラム式気化器30から、前記クランクケース20にその対接端面40Bがシール部材34を介して対接せしめられて取り付けられた断熱用のインシュレータ40に設けられた給気路42を通じて送出される混合気が、舌状弾性片からなるリードバルブ35を介して供給される。前記吸入口25に供給された混合気は、該吸入口25から前記クランク室22内に吸入されて予圧縮され、該クランク室22に連通せしめられた掃気路27,27を通じて前記燃焼室17に送り込まれるようにされている。
【0023】
ここで、本実施形態においては、図2及び図3を参照すればよくわかるように、前記リードバルブ35は、前記インシュレータ40の前記給気路42を開閉すべく、前記インシュレータ40における前記吸入口25側の下流側端面(取付面)40Aに選択的に圧接せしめられるように、その基端部35aが前記下流側端面40Aに概略への字状に折曲されたリードストッパ36の基端部と共にビス37,37で共締めされて取付固定されている。
【0024】
前記インシュレータ40には、図3に示される如くに、連結取付用ボルト類が挿通ないし螺入されるボルト穴あるいはねじ穴43,43、44,44及びリード取り付けビス用ねじ穴47,47が軸線方向に沿って形成され、前記クランクケース20に対接せしめられて取り付けられる対接端面40Aに、前記クランクケース22との間を気密的に封止するためのリング状の凸条46が設けられ、また、前記クランクケース22への取り付けに供される円柱状の位置決め用凸部49,49、前記リードバルブ35の取り付け位置決めに供される細長凸部48,48や、前記気化器30への脈圧取り出し孔50が配設されている。
【0025】
そして、本実施形態においては、前記に加え、前記インシュレータ40の下流側端面40Aは、図2を参照すればよくわかるように、前記対接端面40Bに対して前記リードバルブ35の自由端部35b側の部位が前記吸入口25側に張り出すように所定角度αだけ傾斜せしめられ、この下流側端面40Aと前記吸入口25における前記リードバルブ35の自由端部35b側に位置する開側面25Aとが実質的に段差を生じることなく連接せしめられている。この場合、前記傾斜せしめられた下流側端面40Aの下端面40aと前記クランクケース20における前記吸入口25の延長面22Aとは密着しており、また、前記下流側端面40Aと前記開側面25Aとのなす角度βは約120度とされている。
【0026】
また、前記クランク室22の内周面22Aにおける前記吸入口25近傍には、前述した図4に示されるものと同様な、未気化生燃料の流速を低下させる流動規制部としての断面矩形の2本の堰23,23が所定の間隔をあけて前記クランク室22を全幅にわたって横断するように、前記クランクシャフト15と平行に並設されている。
【0027】
このような構成とされた本実施形態の2サイクル内燃エンジン10においては、前記インシュレータ40の下流側端面40Aが傾斜せしめられて、それと吸入口25の開側面25Aとが実質的に段差を生じることなく連接せしめられているので、当該エンジン10の急速な姿勢変化があった場合、例えば、前記吸入口25が極めて長時間継続して下方もしくは斜め下に向けられたままにされ、その後、前記吸入口25が急速に上方もしくは斜め上に向けられた場合等においても、従来のエンジンのように前記下流側端面40Aと前記開側面25Aとの間に段差があるものに比して、吸入口25部分に未気化生燃料が溜まり難くなるとともに、リードバルブ35を介して吸入口25に吸入された混合気の流れがスムーズになって燃料がまとまって液化し難くなる、言い換えれば吸入口25を通過する混合気の流速が高められることから燃料の気化が促進されるとともに、吸入口25部分に溜まっている未気化生燃料がクランク室22側へ飛散せしめられて、クランク室22内周面22Aに沿っては流れ込み難くなる。
【0028】
また、前記吸入口25部分にたまたま溜まってしまった未気化生燃料が、クランク室22の内周面22Aに沿って掃気路27に流れ込もうとしても、その流れが、前記クランク室22の内周面22Aにおける吸入口25近傍に設けられた流動規制部としての2本の堰23,23により邪魔され、その流速が大きく低下せしめられる。
【0029】
その結果、例えばチェーンソー1の姿勢変化に伴って当該エンジン10の姿勢が変化しても、クランクケース20の吸入口25部分にたまたま溜まった未気化生燃料が、クランク室22の内周面22Aに沿って流れ込み難くできるとともに、前記吸入口25部分に未気化生燃料がまとまって溜まり難くでき、よって、未気化生燃料が一気に燃焼室に流れ込んで、エンジン10が大きな回転変動を生じたり、失速してストップしてしまう等の不具合が効果的に防止される。
【0030】
しかも、本実施形態の2サイクル内燃エンジン10は、従来より備えられているインシュレータ40の下流側端面40Aとクランクケース20の吸入口25の形状を若干変えるという簡単な構成を付加するだけでよいので、コストアップにはつながらない。
【0031】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更ができるものである。
【0032】
例えば、前記実施形態では、前記インシュレータ40の下流側端面40Aと前記吸入口25の開側面25Aとのなす角度βは約120度とされているが、前記角度βは、それが鈍角であるほど、混合気の流れがスムーズになるとともに、未気化生燃料が溜まり難くなるので、なるべく大きな角度とすることが望ましい。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の2サイクル内燃エンジンは、インシュレータの下流側端面が傾斜せしめられて、それと吸入口の開側面とが実質的に段差を生じることなく連接せしめられているので、当該エンジンの急速な姿勢変化があった場合等においても、従来のエンジンのように前記下流側端面と前記開側面との間に段差があるものに比して、吸入口部分に未気化生燃料が溜まり難くなるとともに、リードバルブを介して吸入口に吸入された混合気の流れがスムーズになって燃料がまとまって液化し難くなるので、クランクケースの吸入口部分に溜まって未気化生燃料がクランク室内周面に流れ込み難くできるとともに、前記吸入口部分に未気化生燃料が溜まり難くでき、よって、未気化生燃料がまとまって一気に燃焼室に流れ込んで、エンジンが大きな回転変動を生じたり、失速してストップしてしまう等の不具合を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクル内燃エンジンの一実施形態が採用されているチェーンソーを示す部分切欠側面図。
【図2】図1に示される2サイクル内燃エンジンの吸入口周辺を拡大して示す部分断面図。
【図3】図1に示される2サイクル内燃エンジンに使用されているインシュレータの下流側端面を示す図。
【図4】従来の2サイクル内燃エンジンの吸入口周辺を拡大して示す部分断面図。
【符号の説明】
10…小型空冷2サイクルガソリンエンジン
20…クランクケース
22…クランク室
25…吸入口
25A…開側面
30…気化器(混合気生成手段)
35…リードバルブ
35a…基端部
35b…自由端部
40…インシュレータ
40A…下流側端面
40B…対接端面
42…給気路
α…下流側端面の張り出し角度
β…下流側端面と開側面とのなす角度

Claims (2)

  1. シリンダブロック(12)と、クランク室(22)及び該クランク室(22)に開口する吸入口(25)を有するクランクケース(20)と、気化器等の混合気生成手段(30)と、該混合気生成手段(30)からの混合気を前記吸入口(25)に導く給気路(42)を有する、前記クランクケース(20)に対接端面(40B)が対接せしめられて取り付けられた断熱用のインシュレータ(40)と、を備え、前記シリンダブロック(12)と前記クランクケース(20)とがほぼ水平になる、横に寝かせた姿勢で使用される2サイクル内燃エンジン(10)であって、
    前記インシュレータ(40)の下流側端面(40A)には、前記吸気路(42)を開閉すべく舌状弾性片からなるリードバルブ(35)の基端部(35a)が取付固定され、前記リードバルブ(35)は、前記下流側端面(40A)に選択的に圧接せしめられ、
    前記吸入口(25)は、前記2サイクル内燃エンジン(10)を横に寝かせた姿勢状態で、前記クランク室(22)の底部の上方寄りに開口し、該クランク室(22)の底部の下方に向いた開側面(25A)を有し
    前記下流側端面(40A)は、前記横に寝かせた姿勢状態で、前記リードバルブ(35)の自由端部(35b)側の部位が前記クランク室(22)の底部の下方に向き、かつ前記吸入口(25)側に張り出すように、前記対接端面(40B)に対して所定角度(α)だけ傾斜せしめられ、前記下流側端面(40A)と前記自由端部(35b)側の前記開側面(25A)とが実質的に段差を生じることなく連接せしめられていることを特徴とする2サイクル内燃エンジン。
  2. 前記下流側端面(40A)と前記開側面(25A)とのなす角度(β)が120度以上であることを特徴とする請求項1に記載の2サイクル内燃エンジン。
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