JP3625056B2 - 配線ダクト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ケーブルや電線ケーブルや通信ケーブルの床面配線又は壁面配線、殊に光ケーブルの配線、これらケーブルのL曲げ配線に適した配線ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
テンションメンバーと称する弾性線材が挿通された複芯の光ケーブルを、ケーブル敷設面に敷設されるベースとこのベースに嵌合されるカバーから成る配線ダクト内に引き通す場合、殊に該配線ダクトにより形成したL曲げ配線路に収容し引き通す場合、弾性線材の強いテンション作用によってケーブルがベースのケーブル収容路内から跳ね出し、配線作業の支障となる問題を有している。
【0003】
加えて上記L曲げ配線路のL曲げ部において並列せる各光ケーブルを適正な曲率を以って整列配線することが困難となるばかりか、同L曲げ部のインコーナーに偏りケーブル相互の重なり合い、擦れ合いを生ずる問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は光ケーブルや電線ケーブルや通信ケーブルの床面配線又は壁面配線、殊に光ケーブルに代表されるこれらケーブルのL曲げ配線における上記問題を適切に解決する配線ダクトを提供するものである。
【0005】
この配線ダクトは上面において開放せるケーブル収容路を形成するベース部材と、該ベース部材に嵌合されて上記ケーブル収容路の開放面を覆うカバー部材とから成る。
【0006】
この配線ダクトにより形成された配線路、殊にL曲げ部を経由せる配線路におけるケーブル整列曲げ配線手段として、座板の上面に複数条の隔壁を並設し、該各隔壁間に複数条のケーブル引き通し溝を形成せるケーブルホルダーを用意する。
【0007】
そして上記ケーブルホルダーを上記ベース部材のケーブル収容路のL曲げ部付近に内装し、上記ケーブルを上記ケーブル引き通し溝に引き通しつつ上記ケーブル収容路のL曲げ部に収容する構成を採る。
【0008】
具体例として上記配線ダクトによりL曲げ部を経由せる配線路を形成し、上記ケーブルホルダーをこの配線路を形成するケーブル収容路のL曲げ部の一端付近と他端付近に内装し、上記ケーブルを上記L曲げ部の両端付近において上記各ケーブルホルダーのケーブル引き通し溝に引き通して上記ケーブル収容路のL曲げ部に収容する構成とする。
【0009】
又は上記配線ダクトによりL曲げ部を経由せる配線路を形成し、他方L形に曲成する座板の上面の一端から他端に亘ってL形に曲成する複数条の隔壁を所定の曲率を以って並設し、該各L形曲成隔壁間にL形に曲成する複数条のケーブル引き通し溝を形成せるケーブルホルダーを用意する。
【0010】
そして上記ケーブルホルダーを上記ケーブル収容路のL曲げ部に内装し、上記ケーブルを上記L形曲成ケーブル引き通し溝内に該溝の曲率に倣って引き通し、上記ケーブル収容路のL曲げ部に収容する構成とする。
【0011】
上記複数本のケーブルは上記ケーブルホルダーの各L形曲成ケーブル引き通し溝内に整列し、且つ所要の曲率を以って配線され、殊にL曲げ部におけるケーブル跳ね出しと曲率不全を有効に防止し、又ケーブル相互の重なり合いと擦れ合いを有効に防止する。
【0012】
上記隔壁、即ちこの隔壁によって隔成される上記ケーブル引き通し溝は、同溝内に引き通したケーブルを保持する構成にし、上記効果を確実なものにする。
【0013】
又上記ケーブルホルダーは座板を以ってケーブル収容路の内底面に接着し、ケーブル保持位置を固定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
先ず後記する第1乃至第4実施形態例に共通な配線ダクト及び継手ダクトと、これによって形成される平面L曲げ配線路と出隅L曲げ配線路と入隅L曲げ配線路について説明する。
【0015】
配線ダクトA1は上面において開放せるケーブル収容路2を形成する合成樹脂製又は金属製のベース部材1と、該ベース部材1に嵌脱自在に嵌合されて上記ケーブル収容路2の開放面を覆う合成樹脂製又は金属製のカバー部材3とから成る。
【0016】
この配線ダクトのベース部材1を床面や壁面、或いは事務机の側面や天面に敷設しつつ突き合わせて図1,図2,図10,図11に示すような平面L曲げ配線路、同様に図4,図5と図7,図8に示すような出隅L曲げ配線路、同様に図4,図6と図7,図9に示すような入隅L曲げ配線路を形成する。
【0017】
上記ベース部材1のケーブル収容路2内にケーブル4を収容した後、上記カバー部材3を突き合わせつつ各ベース部材1に嵌合して上記ケーブル収容路2の開口面を覆う。
【0018】
上記平面L曲げ配線路の平面L曲げ部B1と、出隅L曲げ配線路の出隅L曲げ部B2と、入隅L曲げ配線路の入隅L曲げ部B3には、L曲げケーブル収容路2′を有するL曲げベース部材1′と、該ベース部材1′に嵌脱自在に嵌合されて上記ケーブル収容路2′の開放面を覆うL曲げカバー部材3′とから成る継手配線ダクトA2を介在する。このべース部材1′とカバー部材3′とは上記各L曲げ部B1,B2,B3に応じL曲げ態様が異なるのみである。
【0019】
〈第1実施形態例…図1乃至図3と図4乃至図6参照〉
図に示すように、上記平面L曲げ部B1と出隅L曲げ部B2と入隅L曲げ部B3を経由せる配線路におけるケーブル整列曲げ配線手段として、座板5の上面に複数条の隔壁6を並設し、該各隔壁6間に複数条のケーブル引き通し溝7を形成せる合成樹脂製又は金属製の方形平板形ケーブルホルダーC1を用意する。
【0020】
このケーブルホルダーC1は各隔壁6及び座板5を硬質の合成樹脂で一体成形する。又は図14に示すように、圧縮と復元が可能な弾性変形する合成樹脂、例えばゴム、EVA等で一体成形する。これによって比較的硬質の外被を有するケーブル4を隔壁6が弾性変形しつつ溝7内に捕捉できるようにする。又異形のケーブル保持にも対応できるようにする。
【0021】
又図12に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は互いに平行にし、上端から下端に亘って等幅の溝にする。
【0022】
又は図13に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は下端に向け収斂せる斜面12にし、よって上端から下端に向かって漸次狭幅となる溝にする。これによって径又は幅が異なるケーブル4を溝7の途中の何れかで保持できるようにする。
【0023】
そして上記ケーブルホルダーC1を上記ベース部材1又は1′のケーブル収容路2又は2′の各L曲げ部B1,B2,B3付近に内装し、上記ケーブル4を上記ケーブル引き通し溝7に引き通しつつ上記ケーブル収容路2又は2′のL曲げ部B1に収容する構成を採る。
【0024】
適例として上記ケーブルホルダーC1を上記平面L曲げ配線路又は出隅L曲げ配線路又は入隅L曲げ配線路を形成するケーブル収容路2′の平面L曲げ部B1又は出隅L曲げ部B2又は入隅L曲げ部B3の各一端付近と各他端付近に内装し、上記ケーブル4を上記L曲げ部B1,B2,B3の両端付近において上記各ケーブルホルダーC1のケーブル引き通し溝7に引き通して上記ケーブル収容路のL曲げ部B1,B2,B3に収容する構成とする。
【0025】
上記複数本のケーブル4は上記ケーブルホルダーC1の各ケーブル引き通し溝7内に整列し、且つ所要の曲率を以って配線され、殊にL曲げ部B1,B2,B3におけるケーブル跳ね出しと曲率不全を有効に防止し、又ケーブル4の偏りと相互の重なり合いと擦れ合いを有効に防止する。
【0026】
図3に示すように、上記隔壁6、即ちこの隔壁6によって隔成される上記ケーブル引き通し溝7は、同溝7内に引き通したケーブル4の外被を挟圧保持するか、挟圧し且つ圧縮保持する構成にし、上記効果を確実なものにする。
【0027】
又上記ケーブルホルダーC1は座板5の底面に予め貼付した両面接着テープ8を以ってケーブル収容路2又は2′の内底面に接着して固定し、ケーブル4の弾性に抗してケーブル4の圧縮保持位置を確保する。
【0028】
好ましくは、上記ケーブルホルダーC1は配線ダクトA1の継手配線ダクトA2との突き合わせ端(ケーブル収容路2の突き合わせ端)に収容し、接着テープ8を介して底板11の内底面に接着し固定する。即ち継手配線ダクトA2の両端から外れた直線部においてケーブル4を規制し整列しつつ、ケーブルホルダーC1,C1間の継手配線ダクトA2内のケーブル収容路2′内における自由な撓曲を促す構造にする。
【0029】
〈第2実施形態例…図7,図8,図3参照〉
図に示すように、出隅L曲げ部B2を経由せる出隅L曲げ配線路を形成し、他方出隅L形に曲成する座板5の上面(外角側上面)の一端から他端に亘って出隅L形に曲成する複数条の隔壁6を所定の曲率を以って並設し、該各出隅L形曲成隔壁6間に同曲率を以って出隅L形に曲成する複数条のケーブル引き通し溝7を持つケーブルホルダーC2を用意する。
【0030】
このケーブルホルダーC2は各隔壁6及び座板5を硬質の合成樹脂で一体成形する。又は図14に示すように、圧縮と復元が可能な弾性変形する合成樹脂、例えばゴム、EVA等で一体成形する。これによって比較的硬質の外被を有するケーブル4を隔壁6が弾性変形しつつ溝7内に捕捉できるようにする。又異形のケーブル保持にも対応できるようにする。
【0031】
又図12に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は互いに平行にし、上端から下端に亘って等幅の溝にする。
【0032】
又は図13に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は下端に向け収斂せる斜面12にし、よって上端から下端に向かって漸次狭幅となる溝にする。これによって径又は幅が異なるケーブル4を溝7の途中の何れかで保持できるようにする。
【0033】
そして上記出隅L形ケーブルホルダーC2を上記ケーブル収容路2,2′の出隅L曲げ部B2に内装し、上記ケーブル4を上記出隅L形曲成ケーブル引き通し溝7内に該溝7の曲率に倣って引き通し、上記ケーブル収容路2′の出隅L曲げ部B2に収容する構成とする。
【0034】
上記複数本のケーブル4は上記ケーブルホルダーC2の各出隅L形曲成ケーブル引き通し溝7内に整列し、且つ所要の曲率を以って配線され、殊に出隅L曲げ部B2におけるケーブル跳ね出しと曲率不全を有効に防止し、又ケーブル4の偏りと相互の重なり合いと擦れ合いを有効に防止する。
【0035】
図3に示すように、上記隔壁6、即ちこの隔壁6によって隔成される上記出隅L形曲成ケーブル引き通し溝7は、同溝7内に引き通したケーブル4を出隅L曲げ部B2の全長において外被を挟圧保持するか、挟圧し且つ圧縮保持する構成にし、上記効果を確実なものにする。
【0036】
又上記ケーブルホルダーC2は出隅L形曲成座板5の底面に予め貼付した両面接着テープ8を以ってケーブル収容路2又は2′の内底面に接着して固定し、ケーブル4の弾性に抗してケーブル4の圧縮保持位置を確保する。
【0037】
好ましくは、上記ケーブルホルダーC2の両端は継手配線ダクトA2の両端から突出する長さにし、該両端を配線ダクトA1の突き合わせ端のケーブル収容路2内へ突出させ底板11の内底面に接着する。同時に継手配線ダクトA2の底板の内底面に接着する。
【0038】
〈第3実施形態例…図7,図9,図3参照〉
図に示すように、入隅L曲げ部B3を経由せる入隅L曲げ配線路を形成し、他方入隅L形に曲成する座板5の上面(内角側上面)の一端から他端に亘って入隅L形に曲成する複数条の隔壁6を所定の曲率を以って並設し、該各入隅L形曲成隔壁6間に同曲率を以って入隅L形に曲成する複数条のケーブル引き通し溝7を持つケーブルホルダーC3を用意する。
【0039】
このケーブルホルダーC3は各隔壁6及び座板5を硬質の合成樹脂で一体成形する。又は図14に示すように、圧縮と復元が可能な弾性変形する合成樹脂、例えばゴム、EVA等で一体成形する。これによって比較的硬質の外被を有するケーブル4を隔壁6が弾性変形しつつ溝7内に捕捉できるようにする。又異形のケーブル保持にも対応できるようにする。
【0040】
又図12に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は互いに平行にし、上端から下端に亘って等幅の溝にする。
【0041】
又は図13に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は下端に向け収斂せる斜面12にし、よって上端から下端に向かって漸次狭幅となる溝にする。これによって径又は幅が異なるケーブル4を溝7の途中の何れかで保持できるようにする。
【0042】
そして上記入隅L形ケーブルホルダーC3を上記ケーブル収容路2,2′の入隅L曲げ部B3に内装し、上記ケーブル4を上記入隅L形曲成ケーブル引き通し溝7内に該溝7の曲率に倣って引き通し、上記ケーブル収容路2′の入隅L曲げ部B3に収容する構成とする。
【0043】
上記複数本のケーブル4は上記ケーブルホルダーC3の各入隅L形曲成ケーブル引き通し溝7内に整列し、且つ所要の曲率を以って配線され、殊に入隅L曲げ部B3におけるケーブル跳ね出しと曲率不全を有効に防止し、又ケーブル4の偏りと相互の重なり合いと擦れ合いを有効に防止する。
【0044】
図3に示すように、上記隔壁6、即ちこの隔壁6によって隔成される上記入隅L形曲成ケーブル引き通し溝7は、同溝7内に引き通したケーブル4を入隅L曲げ部B3の全長において外被を挟圧保持するか、挟圧し且つ圧縮保持する構成にし、上記効果を確実なものにする。
【0045】
又上記ケーブルホルダーC3は入隅L形曲成座板5の底面に予め貼付した両面接着テープ8を以ってケーブル収容路2又は2′の内底面に接着して固定し、ケーブル4の弾性に抗してケーブル4の圧縮保持位置を確保する。
【0046】
好ましくは、上記ケーブルホルダーC3の両端は継手配線ダクトA2の両端から突出する長さにし、該両端を配線ダクトA1の突き合わせ端のケーブル収容路2内へ突出させ底板11の内底面に接着する。同時に継手配線ダクトA2の底板の内底面に接着する。
【0047】
〈第4実施形態例…図10,図11,図3参照〉
図に示すように、平面L曲げ部B1を経由せる平面L曲げ配線路を形成し、他方平面L形に曲成する座板5の上面の一端から他端に亘って平面L形に曲成する複数条の隔壁6を所定の曲率を以って並設し、該各平面L形曲成隔壁6間に同曲率を以って平面L形に曲成する複数条のケーブル引き通し溝7を持つケーブルホルダーC4を用意する。
【0048】
このケーブルホルダーC4は各隔壁6及び座板5を硬質の合成樹脂で一体成形する。又は図14に示すように、圧縮と復元が可能な弾性変形する合成樹脂、例えばゴム、EVA等で一体成形する。これによって比較的硬質の外被を有するケーブル4を隔壁6が弾性変形しつつ溝7内に捕捉できるようにする。又異形のケーブル保持にも対応できるようにする。
【0049】
又図12に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は互いに平行にし、上端から下端に亘って等幅の溝にする。
【0050】
又は図13に示すように、ケーブル引き通し溝7の内側面は下端に向け収斂せる斜面12にし、よって上端から下端に向かって漸次狭幅となる溝にする。これによって径又は幅が異なるケーブル4を溝7の途中の何れかで保持できるようにする。
【0051】
そして上記平面L形ケーブルホルダーC4を上記ケーブル収容路2,2′の平面L曲げ部B1に内装し、上記ケーブル4を上記平面L形曲成ケーブル引き通し溝7内に該溝7の曲率に倣って引き通し、上記ケーブル収容路2′の平面L曲げ部B1に収容する構成とする。
【0052】
上記複数本のケーブル4は上記ケーブルホルダーC4の各平面L形曲成ケーブル引き通し溝7内に整列し、且つ所要の曲率を以って配線され、殊に平面L曲げ部B1におけるケーブル跳ね出しと曲率不全を有効に防止し、又ケーブル4の偏りと相互の重なり合いと擦れ合いを有効に防止する。
【0053】
図3に示すように、上記隔壁6、即ちこの隔壁6によって隔成される上記入隅L形曲成ケーブル引き通し溝7は、同溝7内に引き通したケーブル4を平面L曲げ部の全長において外被を挟圧保持するか、挟圧し且つ圧縮保持する構成にし、上記効果を確実なものにする。
【0054】
又上記ケーブルホルダーC4は平面L形曲成座板5の底面に予め貼付した両面接着テープ8を以ってケーブル収容路2又は2′の内底面に接着して固定し、ケーブル4の弾性に抗してケーブル4の圧縮保持位置を確保する。
【0055】
好ましくは、上記ケーブルホルダーC4の両端は継手配線ダクトA2の両端から突出する長さにし、該両端を配線ダクトA1の突き合わせ端のケーブル収容路2内へ突出させ底板11の内底面に接着する。同時に継手配線ダクトA2の底板の内底面に接着する。
【0056】
上記第1乃至第4実施形態におけるケーブルホルダーC1乃至C4は、図12に示すように座板5の幅W1をケーブル収容路2,2′を形成し対向する側板9の内面間の幅W2と略同等にしてダクト短手方向における位置を確保する。そしてこの座板5には側板9と隣接する座板5の端縁に張り出し耳部5aを設け、該耳部5aの内域に上記隔壁6を並設し、ケーブル4をケーブル収容路2,2′の側板9から離間し中央部に並列されるようにする。
【0057】
更に上記隔壁6の厚みTは上端を円弧形にし且つ上端から下端(座板5と結合する端部)に亘って等厚にする。従ってこの隔壁6間に隔成されるケーブル引き通し溝7の幅W3を上端入り口から下端に亘って等幅にする。この幅W3をケーブル4の直径より狭幅にして同ケーブル4を溝7内において圧縮して保持するのである。
【0058】
更に上記隔壁6の高さH1をカバー部材3,3′とベース部材1,1′の底板11間の高さ(ケーブル配線腔の深さ)H2より充分に低くし、隔壁6の上方に空間10を形成する。この空間10内へカバー部材3,3′に取り付けた接続器を突出せしめる。
【0059】
上記方形平板形ケーブルホルダーC1はL曲げ部B1,B2,B3の両端付近に用いる他、他の配線路の途中に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面L曲げ配線路に平板形ケーブルホルダーを適用した第1実施形態例を示す斜視図。
【図2】同平面図。
【図3】同横断面図。
【図4】出隅L曲げ配線路と、入隅L曲げ配線路に上記平板形ケーブルホルダーを適用した第1実施形態例を示す斜視図。
【図5】上記出隅L曲げ部の縦断面図。
【図6】上記入隅L曲げ部の縦断面図。
【図7】出隅L曲げ配線路と、入隅L曲げ配線路に出隅形と入隅形のケーブルホルダーを適用した第2、第3実施形態例を示す斜視図。
【図8】上記第2実施形態例に当たる出隅L曲げ部の縦断面図。
【図9】上記第3実施形態例に当たる入隅L曲げ部の縦断面図。
【図10】平面L曲げ配線路に平面L曲げ形ケーブルホルダーを適用した第4実施形態例を示す斜視図。
【図11】上記第4実施形態例における平面L曲げ部の平面図。
【図12】上記第1乃至第4実施形態例に用いるケーブルホルダーを例示する横断面図。
【図13】ケーブルホルダーの他例を示す断面図。
【図14】ケーブルホルダーの更に他例を示す断面図。
【符号の説明】
1,1′ ベース部材
2,2′ ケーブル収容路
3,3′ カバー部材
4 ケーブル
5 座板
5a 張り出し耳部
6 隔壁
7 ケーブル引き通し溝
8 接着テープ
9 側板
10 空間
11 底板
12 斜面
A1 配線ダクト
A2 継手配線ダクト
B1 平面L曲げ部
B2 出隅L曲げ部
B3 入隅L曲げ部
C1 方形平板形ケーブルホルダー
C2 出隅L曲げ形ケーブルホルダー
C3 入隅L曲げ形ケーブルホルダー
C4 平面L曲げ形ケーブ

Claims (5)

  1. 上面において開放せるケーブル収容路を形成するベース部材と、該ベース部材に嵌合されて上記ケーブル収容路の開放面を覆うカバー部材とから成る配線ダクトにおいて、座板の上面に複数条の隔壁を並設し、該各隔壁間に複数条のケーブル引き通し溝を形成せるケーブルホルダーを形成し、該ケーブルホルダーを上記ベース部材のケーブル収容路に内装し、上記ケーブルを上記ケーブル引き通し溝に引き通しつつ上記ケーブル収容路に収容する構成としたことを特徴とする配線ダクト。
  2. 上面において開放せるケーブル収容路を形成するベース部材と、該ベース部材に嵌合されて上記ケーブル収容路の開放面を覆うカバー部材とから成る配線ダクトによりL曲げ部を経由せる配線路を形成し、他方座板の上面に複数条の隔壁を並設し、該各隔壁間に複数条のケーブル引き通し溝を形成せるケーブルホルダーを形成し、該ケーブルホルダーを上記ケーブル収容路の上記L曲げ部の一端付近と他端付近に内装し、上記ケーブルを上記L曲げ部の両端付近において上記各ケーブルホルダーのケーブル引き通し溝に引き通して上記ケーブル収容路のL曲げ部に収容する構成としたことを特徴とする配線ダクト。
  3. 上面において開放せるケーブル収容路を形成するベース部材と、該ベース部材に嵌合されて上記ケーブル収容路の開放面を覆うカバー部材とから成る配線ダクトによりL曲げ部を経由せる配線路を形成し、他方L形に曲成する座板の上面の一端から他端に亘ってL形に曲成する複数条の隔壁を所定の曲率を以って並設し、該各L形曲成隔壁間にL形に曲成する複数条のケーブル引き通し溝を形成せるケーブルホルダーを形成し、該ケーブルホルダーを上記ケーブル収容路のL曲げ部に内装し、上記ケーブルを上記L形曲成ケーブル引き通し溝内に該溝の曲率に倣って引き通し上記ケーブル収容路のL曲げ部に収容する構成としたことを特徴とする配線ダクト。
  4. 上記隔壁は上記ケーブル引き通し溝内に引き通したケーブルを保持する構成を有することを特徴とする請求項1又は2又は3記載の配線ダクト。
  5. 上記ケーブルホルダーは座板を以ってケーブル収容路の内底面に接着し固定する構成としたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の配線ダクト。
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