JP4592597B2 - 配線カバーを用いた平型配線の壁面配索構造及び方法 - Google Patents

配線カバーを用いた平型配線の壁面配索構造及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、配線を壁面に沿って被覆状態で配索するための配線カバーを用いた平型配線の壁面配索構造及び壁面配索方法に関する。
従来、屋内で配線を配索する場合に、当該配線を被覆すべく、配線カバーを用いる場合がある(例えば特許文献1)。
特許文献1の配線カバーは、壁面(床面、天井面を含む)上に設けられる細長いベース部材と、ベース部材上を覆う断面略コ字状の細長いカバー体とを備えており、配線は、それらで囲まれて形成される配索空間内に配索される。
この配線カバーでは、ベース部材の上面に長手方向に沿って一対の側壁が延設され、これら一対の側壁にカバー体の両側壁が外嵌されている。さらに、ベース部材の側壁には、配線用の留め具を係合する係合部が設けられている。
特開2002−290070号公報
上記従来の配線カバーでは、扁平な配索空間が形成されており、平型配線を壁面と略平行な姿勢で配索することができる。
しかしながら、平型配線は、一般に、幅広側に曲げる(すなわち幅広側の表面が反るように曲げる)のは比較的容易であるが、幅狭側に曲げる(すなわち幅狭側の表面が反るように曲げる)のは困難であるため、上記従来の配線カバーを壁面に沿って直角方向に屈折した状態で連設するような場合には、壁面に沿って略平行な姿勢のまま平型配線を曲げて配索するのが困難となり、平型配線や配線カバーに無理な力が作用したり、配索自体ができなくなったりするという問題があった。
そこで、本発明は、配線カバーが種々の方向に屈折して連設される場合においても、平型配線をより容易に配索することができる配線カバーを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、壁面上に固定されるベース部材と、当該ベース部材上に固定されるカバー部材と、を備え、ベース部材とカバー部材との間に配線の配索空間が形成される配線カバーを用いて平型配線を壁面に沿って配索してなる平型配線の壁面配索構造であって、上記ベース部材は、長手方向に延設される相互に平行な一対の側壁部を備え、上記配索空間は、平型配線を壁面と略平行な姿勢で収容する平行挿通部と、上記一対の側壁部によって挟まれる領域に形成され、配線カバーの幅方向中央部で平型配線の少なくとも一部を壁面と略垂直な姿勢で収容する垂直挿通部と、が略T字状断面をなすように接続されてなり、上記配索空間内で平型配線を捻り、配線カバーの長手方向一方側の端部では平型配線の少なくとも一部が壁面と略垂直な姿勢で上記垂直挿通部内に収容され、配線カバーの長手方向他方側の端部では平型配線が壁面と略平行な姿勢で上記平行挿通部内に収容されるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記一対の側壁部に、上記垂直挿通部に収容された平型配線を挟み込んで係止する突条の係止部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記カバー部材は、上記一対の側壁部の両外側に嵌合されて、当該一対の側壁部の突端部外側を間隙をもって被覆し、上記一対の側壁部の突端部と上記カバー部材の内面とで挟まれた領域を上記平行挿通部としたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記配線カバーを用いて平型配線を壁面に沿って配索する平型配線の壁面配索方法であって、上記配索空間内で平型配線を捻り、配線カバーの長手方向一方側の端部では平型配線の少なくとも一部を壁面と略垂直な姿勢で上記垂直挿通部内に収容し、配線カバーの長手方向他方側の端部では平型配線を壁面と略平行な姿勢で上記平行挿通部内に収容するようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記配索空間が平行挿通部と垂直挿通部とを備えるため、配線カバー内で、平型配線は、壁面と略平行な姿勢と、壁面と略垂直な姿勢との双方を取ることができる。
よって、配線カバーが壁面に沿って屈折状態で連設される場合には、平型配線を双方の配線カバー内で垂直挿通部に収容して壁面と略垂直な姿勢で配索することで、二つの配線カバー同士が連設される部分では、平型配線を幅広側に容易に曲げて円滑に配索することができる。
また、平行挿通部と垂直挿通部とが略T字状断面をなすように相互に接続されているため、配線カバー等のレイアウトの関係上、平型配線を配線カバーの長手方向両端部で相異なる方向に曲げなければならない場合にも、配索空間内で平型配線を捻ることで、当該平型配線の姿勢を長手方向両端部で相異ならせることができるため、いずれの端部でも平型配線を幅広側に容易に曲げて円滑に配索することができる。
また、上記配線カバーの内部に、平行挿通部と垂直挿通部とが略T字状断面をなすように接続されてなる配索空間が形成されているため、配線カバー等のレイアウトの関係上、平型配線を配線カバーの長手方向両端部で相異なる方向に曲げなければならない場合にも、配索空間内で平型配線を捻ることで、当該平型配線の姿勢を長手方向両端部で相異ならせることができるため、いずれの端部でも平型配線を幅広側に容易に曲げて円滑に配索することができる。
請求項2の発明によれば、上記係止部により、平型配線が配線カバー内で動いたり振動したりするのを抑制することができる。また、別途抜け止めを設ける必要がない分、より安価に構成することができる上、抜け止めを設置する手間が省けるという利点もある。
請求項3の発明によれば、上記ベース部材に設けた一対の側壁部にカバー部材を外嵌することができるため、ベース部材にカバー部材をより容易に固定することができる。また、平行挿通部と垂直挿通部とが略T字状断面をなすように接続された配索空間を比較的簡素な構成によって得ることができる。
請求項4の発明によれば、上記配線カバーの内部に、平行挿通部と垂直挿通部とが略T字状断面をなすように接続されてなる配索空間が形成されているため、配線カバー等のレイアウトの関係上、平型配線を配線カバーの長手方向両端部で相異なる方向に曲げなければならない場合にも、配索空間内で平型配線を捻ることで、当該平型配線の姿勢を長手方向両端部で相異ならせることができるため、いずれの端部でも平型配線を幅広側に容易に曲げて円滑に配索することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる配線カバーを用いた平型配線の壁面配索構造の一例を示す斜視図、図2は、、配線カバーおよび光ケーブルの分解斜視図、図3は、図1の各部の断面図であって、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図、および(c)はC−C断面図、図4は、図1のD−D断面図、図5は、図1の矢視Eにおける側面図である。なお、図7は、本実施形態で用いられる平型配線としての光ケーブルの断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、光ファイバ1a(図7参照)を内蔵する光ケーブル1を壁穴2を挿通させて室外から室内に引き出し、引き出した光ケーブル1を室内壁面3上でまずは上方に向けて配索し、その上側端部で右方向に直角に屈折させて配索し、その光ケーブル1を、屈折状態で連設される二つの配線カバー4,4で被覆する場合について例示する。
本実施形態にかかる光ケーブル1は、図7に示すように、断面中央部に光ファイバ(心線)1aを配し、その周囲を樹脂等からなるシース1bで被覆したものである。この光ケーブル1では、光ファイバ1aを挟んで一対のテンションメンバ1c,1cが対称に離間配置されており、シース1bは、テンションメンバ1c,1cが並ぶ方向(図7のY方向)に長く光ファイバ1aを中心とする点対称形状の略矩形断面を呈している。
そして、光ケーブル1の幅広の表面1d,1dの幅方向中央部には、それぞれ溝部1e,1eを形成し、シース1bを断面長手方向(図7のY方向)に引き裂きやすくしてある。シース1bを引き裂くことで、光ファイバ(心線)1aを簡単に露出させることができる。
かかる構造の光ケーブル1は、その構造上、図7のX方向、すなわち幅広側に(すなわち幅広側の表面1d,1dが反るように)曲げるのは比較的容易であるが、図7のY方向、すなわち幅狭側(すなわち幅狭側の表面1f,1fが反るように)曲げるのは困難となる。なお、急激に(短距離区間で大きく)捻ることは、構造上および光ファイバ1aの通信特性上も好ましくないが、シース1bの材質や形状等に応じて、また通信特性上許容される範囲内で、徐々に捻ることは可能である。
配線カバー4は、図2に示すように、室内壁面3上に接着やネジ止め等で固定されるベース部材4Aと、当該ベース部材4A上に固定されるカバー部材4Bとを備える。
ベース部材4Aは、図3にも示すように、室内壁面3に沿う板状部4aと、当該板状部4a上で間隙5Aを空けて突設される一対の側壁部4b,4bと、を備える。
一対の側壁部4b,4bは、板状部4aの幅方向両端縁よりやや内側の位置で略垂直方向に突設されており、配線カバー4の長手方向に沿って相互に平行に延設されている。各側壁部4b,4bの幅方向外側の壁面の略中央部には溝部4c,4cが形成されている。
これら側壁部4b,4bによって挟まれる領域としての間隙5Aは、図3の(b)に示すように、光ケーブル1の少なくとも一部を室内壁面3と略垂直な姿勢で収容する垂直挿通部5Aとなる。本実施形態では、垂直挿通部5Aには、光ケーブル1の幅方向略半分が挿入され、残りの略半分は、後述する平行挿通部5B内に突出する。
また、これら側壁部4b,4bの突端部には、垂直挿通部5A側に突出する突条部4d,4dを形成し、光ケーブル1が垂直挿通部5Aに収容された状態で、これら突条部4d,4dと光ケーブル1の溝部1e,1eとを相互に係合させ、光ケーブル1がベース部材4Aに安定的に保持されるようにしてある。すなわち、本実施形態では、この突条部4d,4dが、光ケーブル1を係止する係止部に相当する。なお、この突条部4d,4dは、垂直挿通部5A内に円形断面のケーブルを挿通させる場合には、その係止部としても機能させることができる。
カバー部材4Bは、図2および図3に示すように、板状の天壁部4eの両端縁に一対の側壁部4f,4fを立設して、断面略コ字状に形成したものである。このカバー部材4Bは、当該コ字状の開口側をベース部材4A側に伏せて、一対の側壁部4f,4fでベース部材4Aの一対の側壁部4b,4bを外側から挟み込むようにして、当該ベース部材4Aに取り付けられる。
そして、側壁部4f,4fの突端側には、それぞれ内側に張り出す突条部4g,4gを形成し、これら突条部4g,4gとベース部材4Aの溝部4c,4cとを相互に係合させ、カバー部材4Bがベース部材4Aの一対の側壁部4b,4bの両外側に外嵌されるようにしてある。かかる構成により、カバー部材4Bはベース部材4Aにより確実に固定される。
配線カバー4の組み立てに関しては、まず、ベース部材4Aを室内壁面3上に設置した後、このベース部材4Aに対してカバー部材4Bを室内壁面3の上方から被せるようにして嵌着することが可能である。また、相互に係合する溝部4c,4cおよび突条部4g,4gとも、配線カバー4の長手方向に延設されているため、ベース部材4Aを室内壁面3上に設置した後、その長手方向端部から、カバー部材4Bをスライドさせて取り付けることも可能である。なお、カバー部材4Bをベース部材4Aに取り付けた状態では、カバー部材4Bの側外面4hとベース部材4Aの幅方向の端面4iとが段差無くスムーズに繋がるようにして、美観の向上を図っている。
本実施形態では、こうしてベース部材4Aにカバー部材4Bを固定した状態で、側壁部4b,4bの突端部の端面4j,4jと、カバー部材4Bの内面4kとの間に、間隙5Bが形成されるようになっている。この間隙5Bが、図3の(a)に示すように、光ケーブル1を室内壁面3と略平行な姿勢で収容する平行挿通部5Bとなる。
この平行挿通部5Bの断面は、室内壁面3に沿う方向に長くかつ室内壁面3と垂直な方向に短くし、収容した光ケーブル1に対して適宜な隙間が形成される大きさとしている。ちなみに、図3(a)のように、平行挿通部5Bに光ケーブル1が配索された状態では、幅広側に撓んだ光ケーブル1が側壁部4b,4bの突端部の端面4j,4jあるいはカバー部材4Bの内面4kに当接し、当該当接部の摩擦によって、光ケーブル1の移動や振動が抑制されるようになっている。
以上のようにして、ベース部材4Aとカバー部材4Bとを組み立ててなる配線カバー4の内部に、平行挿通部5Bと垂直挿通部5Aとが略T字状に接続された配索空間5が形成される。一例として、約4mm×2mmの矩形断面を有する光ケーブル1については、平行挿通部5Bの断面を5mm(幅)×2.5mm(高さ)、垂直挿通部5Aの断面を2.5mm(幅)×2mm(深さ)とすることができ、その場合、配線カバー4外形を、7mm(幅)×6.5mm(高さ)とすることができる。
光ケーブル1は、カバー部材4Bが未装着のベース部材4Aに対して係着させて(すなわち、上述したようにベース部材4Aの突条部4d,4dと光ケーブル1の溝部1e,1eとを相互に係合させて)もよいし、ベース部材4Aとカバー部材4Bとを組み立てることで形成された略T字状断面を呈する配索空間5に対してその開口端部からスライドさせて挿入するようにしてもよい。
そして、本実施形態では、上述したように配索空間5において平行挿通部5Bと垂直挿通部5Aとを接続したことで、一つの配線カバー4の配索空間5内で光ケーブル1を捻り、配線カバー4の長手方向一方側(本実施形態では図1の下側)の端部では光ケーブル1を室内壁面3と略平行な姿勢で平行挿通部5B内に導入する一方(図3の(a)の状態)、配線カバー4の長手方向他方側(本実施形態では図1の上側)の端部では光ケーブル1の幅方向略半分を室内壁面3と略垂直な姿勢で垂直挿通部5A内に挿通させることができる(図3の(b)の状態)。すなわち、配線カバー4の下側(図3の(a)の状態)から上側(図3の(b)の状態)にかけて光ケーブル1が徐々に捻られて、配線カバー4の長手方向の中間部では、図3の(c)に示すように、光ケーブル1が室内壁面3に対して斜めに傾斜した姿勢となり、垂直挿通部5Aと平行挿通部5Bとの双方に跨って挿入された状態となる。
このように一つの配線カバー4の配索空間5内で光ケーブル1を捻ることで、当該配線カバー4の長手方向両端部で、光ケーブル1を容易に幅広側に曲げることができる。
すなわち、図4に示すように、壁穴2から室内側に引き出された光ケーブル1を、壁穴カバー9内で幅広側(すなわち幅広側の表面1d,1dが反るように)に曲げて、平行挿通部5Bに円滑に導入することができるとともに、図5に示すように、垂直挿通部5Aに収容される光ケーブル1を、コーナーカバー6の配索空間6a内でも同じく幅広側に曲げながら、当該コーナーカバー6に連設される別の配線カバー4の垂直挿通部5Aに円滑に導入することができる。
なお、図示しないが、配線カバー4の長手方向両端部で光ケーブル1をいずれも同じ向き(室内壁面3に沿う方向か、あるいは室内壁面3と垂直な方向)に曲げる場合には、光ケーブル1を配索空間5内で捻る必要はなく、垂直挿通部5Aおよび平行挿通部5Bのうちいずれか一方に略一定姿勢で収容すれば良い。
以上の本実施形態によれば、配索空間5が平行挿通部5Bと垂直挿通部5Aとを備えるため、配線カバー4内で、光ケーブル1は、室内壁面3と略平行な姿勢と、室内壁面3と略垂直な姿勢との双方を取ることができる。
よって、配線カバー4が室内壁面3に沿って屈折状態で連設される場合には、光ケーブル1を連設される双方の配線カバー4,4内で室内壁面3と略垂直な姿勢で配索することで、二つの配線カバー4同士が連設される部分では、光ケーブル1を幅広側に曲げて容易に配索することができる。
また、平行挿通部5Bと垂直挿通部5Aとが略T字状断面をなすように相互に接続されているため、配線カバー4等のレイアウトの関係上、光ケーブル1を配線カバー4の長手方向両端部で相異なる方向に曲げなければならない場合にも、配索空間5内で光ケーブル1を捻ることで、当該光ケーブル1の姿勢を長手方向両端部で相異ならせることができるため、いずれの端部でも光ケーブル1を幅広側に容易に曲げて、円滑な屈曲状態を得ることができる。
また本実施形態によれば、室内壁面3に平行な姿勢あるいは垂直な姿勢で光ケーブル1を略保持しながら収容すべく略T字状の断面を呈する配索空間5を形成するとともに、さらに係止部としてベース部材4Aに突条部4d,4dを設けたため、光ケーブル1が配線カバー4内で動いたり振動したりするのを抑制することができる。また、係止部としての突条部4d,4dを設けたことで、別途抜け止めを設ける必要がない分、より安価に構成することができる上、抜け止めを設置する手間が省けるという利点もある。
また本実施形態によれば、ベース部材4Aに設けた一対の側壁部4b,4bにカバー部材4Bを外嵌することができるため、ベース部材4Aにカバー部材4Bをより容易に固定することができる。また、平行挿通部5Bと垂直挿通部5Aとが略T字状断面をなすように接続された配索空間5を比較的簡素な構成によって得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々に変形することができる。
例えば、図6に示すように、配線カバー7のベース部材7Aに、略T字状断面を呈する溝として平行挿通部8Bと垂直挿通部8Aとからなる配索空間8を形成し、当該溝状部分を蓋するようにカバー部材7Bを設けてもよい。なお、この例では、平行挿通部8Bが垂直挿通部8Aより室内壁面3側に配置されることになる。
また、上記実施形態では、平型配線として光ケーブルを配索する場合を例示したが、本発明は、電線ケーブルやその他の配線を配索する配線カバーとしても実施可能であるし、室外壁面に配索する場合にも適用可能であるし、平型配線以外の配線(例えば円形断面の配線等)を配索可能であることはもちろんである。ちなみに、光ケーブル用の配線カバーは、電線ケーブル用に比べて非常に小型になる。
また、さらにコーナーカバーの配索空間内で平型配線を捻るようにすれば、例えばレイアウト上、配線カバーの長手方向の距離をさほど長くとることができず、配線カバーの配索空間内だけでは十分に捻ることができないような場合に有効である。
本発明の実施形態にかかる配線カバーを用いた平型配線の壁面配索構造の一例を示す斜視図。 本発明の実施形態にかかる配線カバーおよび光ケーブルの分解斜視図。 図1の各部の断面図であって、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図、および(c)はC−C断面図。 図1のD−D断面図。 図1の矢視Eにおける側面図。 本発明の別の実施形態にかかる配線カバーの断面図。 平型配線としての光ケーブルの断面図。
符号の説明
1 光ケーブル(平型配線)
3 室内壁面(壁面)
4,7 配線カバー
4A,7A ベース部材
4B,7B カバー部材
5,8 配索空間
5A,8A 垂直挿通部
5B,8B 平行挿通部
4b 側壁部
4d 突条部(係止部)
4i 端面(突端)
4k 内面

Claims (4)

  1. 壁面上に固定されるベース部材と、当該ベース部材上に固定されるカバー部材と、を備え、ベース部材とカバー部材との間に配線の配索空間が形成される配線カバーを用いて平型配線を壁面に沿って配索してなる平型配線の壁面配索構造であって、
    前記ベース部材は、長手方向に延設される相互に平行な一対の側壁部を備え、
    前記配索空間は、平型配線を壁面と略平行な姿勢で収容する平行挿通部と、前記一対の側壁部によって挟まれる領域に形成され、配線カバーの幅方向中央部で平型配線の少なくとも一部を壁面と略垂直な姿勢で収容する垂直挿通部と、が略T字状断面をなすように接続されてなり、
    前記配索空間内で平型配線を捻り、配線カバーの長手方向一方側の端部では平型配線の少なくとも一部が壁面と略垂直な姿勢で前記垂直挿通部内に収容され、配線カバーの長手方向他方側の端部では平型配線が壁面と略平行な姿勢で前記平行挿通部内に収容されるようにしたことを特徴とする平型配線の壁面配索構造。
  2. 前記一対の側壁部に、前記垂直挿通部に収容された平型配線を挟み込んで係止する突条の係止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の平型配線の壁面配索構造。
  3. 前記カバー部材は、前記一対の側壁部の両外側に嵌合されて、当該一対の側壁部の突端部外側を間隙をもって被覆し、
    前記一対の側壁部の突端部と前記カバー部材の内面とで挟まれた領域を前記平行挿通部としたことを特徴とする請求項1または2に記載の平型配線の壁面配索構造。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の配線カバーを用いて平型配線を壁面に沿って配索する平型配線の壁面配索方法であって、
    前記配索空間内で平型配線を捻り、配線カバーの長手方向一方側の端部では平型配線の少なくとも一部を壁面と略垂直な姿勢で前記垂直挿通部内に収容し、配線カバーの長手方向他方側の端部では平型配線を壁面と略平行な姿勢で前記平行挿通部内に収容するようにしたことを特徴とする平型配線の壁面配索方法。
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