JP3625001B2 - ネガシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネガフィルムから複数の画像コマを有するようにカットされたピースネガを個別に収納する収納部を備えるとともに前記画像コマ毎のリオーダー情報が記録可能なネガシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、カメラによって撮影が終了したネガフィルムは、DPE店へ持ち込まれ、同時プリントが依頼される。現像所(ラボ)では、ネガフィルムの現像処理を行って顕像化された画像コマを印画紙に焼き付ける。同時プリントされた印画紙と現像済みネガフィルムはDPE店から顧客に渡されるが、その際ネガフィルムは、ピースネガとして4コマ又は6コマ単位でカットされ、各ピースネガは透明樹脂フィルム製のネガシートの収納部に個別に収納されている。このネガシートの収納部の下段には、顧客の焼き増しの依頼を容易にするために、白色の梨地加工された焼き増し枚数記入エリアがネガピースの画像コマ数に合わせて区画されて形成されている。焼き増し依頼時に、顧客は選択した画像コマに対応する焼き増し枚数記入エリアに所望の枚数をペンで記入する。現像所では、焼き増し枚数記入エリアに焼き増し枚数が記入されている収納部に収納されているネガピースを取り出し、プリンタに送り込んで焼き増し枚数分焼付を行うか、あるいは、前もってネガシートの焼き増し枚数記入エリアに記入されている数字とその画像コマ番号を全てキー入力してから焼付を行わなければならない。しかしながら、各顧客がペンで記入した数字は、機械的に読み取ることが困難であるだけではなく、現像所の作業員が目で確認することも困難な場合がある。このため、現像所においてリオーダー情報の確実な読み取りが可能なように、DPE店で新たにリオーダカードに書き写すことも試みられている。この場合、焼き増しの対象となる画像コマの番号と焼き増し枚数がリオーダカードを読み取ることによりプリンタに入力されるので、プリンタは、供給されたピースネガに形成されている潜像バーコードを読み取り、その読み取られた画像コマ番号とリオーダカードから入力されたリオーダー情報とを用いて焼き増し対象となる画像コマを露出位置へ位置決めする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
いずれにしても、上述した従来のリオーダー情報のプリンターへの受け渡しでは、ネガシートに記入した焼き増し枚数が直接にはプリンタに利用できていなかったので、このリオーダー情報のプリンターへの受け渡し過程が焼き増し処理の自動化のネックとなっている。
本発明の目的は、顧客によって、あるいはDPE店の店員によってネガシートに記録されたリオーダー情報がそのまま、プリンタ内部のコントローラに機械的に転送することが可能となるネガシートを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、ネガフィルムから複数の画像コマを有するようにカットされたピースネガを個別に収納する収納部を備えるとともに前記画像コマ毎の焼き増し枚数が記録可能なネガシートにおいて、
前記焼き増し枚数を記録するために前記画像コマ毎に視覚的に確認可能に対応するように自動読み取り可能なマークシート方式の焼き増し枚数記録部が形成されており、前記焼き増し枚数以外のリオーダー情報を記録するために前記画像コマ毎に対応するように自動読み取り可能なマークシート方式のリオーダー情報記録部が形成されており、前記リオーダー情報記録部にはマトリックス状に配置された白抜き四角形群から構成されるトリミング記録部が含まれており、このトリミング記録部において塗りつぶされた四角形の真ん中の白抜き四角形からのずれ方向によってトリミングのずらし位置が指示されることを特徴としている。
【0005】
つまり、リオーダー情報が記録されるリオーダー情報記録部は、検出装置によって自動読み取り可能な予め規定された形態で記録されるように形成されている。従って、このリオーダー情報記録部に記録されて形態の情報を読み取ることができる検出装置をプリンタに備えるならば、ネガシートをそのままプリンタに供給することで、プリンタはそのネガシートの収納されている全てのピースネガに関するリオーダー情報を機械的に受け取ることができ、焼き増し処理の自動化の道が開かれた。
【0006】
この発明では、リオーダー情報記録部への記録がマークシート方式で行われるので、ネガシートにマークシート方式の記入枠だけを印刷しておくことで、記入する側の負担も少なく、検出装置もすでに技術的に熟成されているので、ネガシートから直接リオーダー情報を読み取り、焼き増し処理を行うプリンタをスムーズなリオーダーシステムが可能となる。
【0009】
この発明では、リオーダー情報記録部が前記収納部に収納されたピースネガの画像コマに対して視覚的に確認可能に対応させて区分けされた複数の記録区画部から構成されており、焼き増しの対象となる画像コマを選んだ後その焼き増し枚数をその画像コマに対応する位置、特に目で見て確認できる位置に形成されている記録区画部に記録するので、ネガシートに収納されたピースネガで所望の画像コマを確認しながら、その焼付枚数を正しい位置、つまり正しい区画部に記録することができる。その際の各記録区画部の好適な配置の1つとして、各記録区画部が対応する各画像コマ(正確に言えば、正しくネガシートの収納部に収納されたピースネガを基準としての各画像コマのエリア)に少なくとも部分的に重なるような配置が提案され、この配置では、各画像コマとその画像コマのためのリオーダー情報記録区画部が2次元的に一体化された形となるので、互いの対応が極めて容易となる。さらに別な各記録区画部の好適な配置の1つとして、各記録区画部が対応する各画像コマの周辺に位置する配置も提案され、この配置では、記録区画部と画像コマが重なっていないので互いの対応関係は幾分低くなるが、記録時にペン先などで画像コマを押し付けることによりフィルムに損傷を与える危険性がなくなる。
【0010】
写真フィルムをフルサイズで使用するだけでなく、ハーフサイズで使用するカメラも現存することに鑑み、本発明の実施形態において、各記録区画部がフルサイズの画像コマとハーフサイズの画像コマの両方に対応するように構成されているものがある。
以上説明したネガシートのリオーダー情報記録部に記録する所望の画像コマに対するリオーダー情報としては、焼き増し枚数とトリミング情報だけでもよいが、さらによりきめの細かい焼き増しサービスを実現するためにYMCD補正値(色濃度補正値)などの焼付補正情報が記録できるように、必要に応じてそれぞれの記録エリアを記録する記録エリアを備えたネガシートを提供すること可能である。また、引き伸ばしサイズを指定する引き伸ばしサイズ記録エリアを備えることも、顧客の要望にかなうものである。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた発明の実施形態の説明により明らかになるだろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2、図3に本発明によるリオーダー情報を記録できるネガシート1の1例が示されている。ネガシート1は、透明樹脂フィルム製シートを2ツ折りして、裏シート部2と表シート部3を形成し、この裏シート部2と表シート部3とを一定ピッチの接合線4に沿って接着することで接合線4と接合線4の間にピースネガ10を収納する収納部5が形成されている。図1では、ネガシート1とピースネガ10の関係を分かり易くするため、最上段の収納部5は空であり、2段目の収納部5には6個のフルサイズの画像コマ10aを有するピースネガ10が収納されており、3段目の収納部5には12個のハーフサイズの画像コマ10aを有するピースネガ10が収納されているが、通常ではフルサイズとハーフサイズのピースネガ10が同じネガシート1にはいることはない。
【0012】
収納部5に収納された隣接するピースネガ10の間となる表シート部3に接合線4に沿って帯状のリオーダー情報記録部としての焼き増し枚数記録用マークシートエリア6が形成されている。この焼き増し枚数記録用マークシートエリア6は白色梨地処理されているとともに、収納されたピースネガ10の画像コマ10aに合わせて区分けされた区画部7から構成されるが、各区画部7には4つの白抜き四角形9が対応する画像コマ10aの左側に偏位して接合線4に沿って並んでいる第1塗りつぶし部8aと4つの白抜き四角形9が対応する画像コマ10aの右側に偏位して接合線4に沿ってんでいる第2塗りつぶし部8bが印刷されている。さらに、第1塗りつぶし部8aの4個の四角形9の上方には順に1から4までの数字が、第2塗りつぶし部8bの4個の四角形の上方には順に5から8までの数字が印刷されている。この数字は焼き増し枚数を表しており、塗りつぶされた四角形9の上の数字が焼き増し枚数となり、複数箇所塗りつぶされていた場合はそれらの上の数字の和が焼き増し枚数となる。従って、全ての四角形9が塗りつぶされると焼き増し枚数は1+2+・・・+8=36枚となる。図1の2段目の例では、2段目の収納部5に収納されているピースネガ10の右端から1つ目の画像コマ10aを6枚焼き増すことになる。なお、この白抜き四角形9の上方にある数字はフルサイズの画像コマ10aを有するネガピースに適用されるものである。
【0013】
白抜き四角形の下方にある数字は、説明のために特別に第3段目の収納部5に収納されているハーフサイズの画像コマ10aを有するピースネガ10の焼き増し枚数に使用されるものである。適用される画像コマ10aがハーフサイズであるため、第1塗りつぶし部8aと第2塗りつぶし部8bの両方の下方に1から4までの数字が印刷されている。これにより、ハーフサイズの全ての画像コマ10aに対応した区画部7が得られる。
以上のようなネガシート1を用いたリオーダーシステムでは、顧客によって所望の画像コマ10aに対応するとともに所望の焼き増し枚数を表す四角形9が塗りつぶされたネガシート1はその収納部5にピースネガ10を収納したまま現像所に届けられる。現像所には、画像コマ10aを印画紙に焼き付け、その印画紙を現像処理することによりプリントを作成するプリンタープロセッサー100が備えられており、このプリンタープロセッサー100の外観は、図4に示されており、その正面に露光部80が、そして露光部80の右側にネガシートに入れられたピースネガ10を露光部80に供給するリプリントユニット90が装着されている。
【0014】
まず、露光部80を図5のブロック図を用いて説明する。
焼付対象となるピースネガ10のためのネガシートから露光ポイント85に至るフィルム搬送ライン81を形成するフィルム搬送機構82が備えられており、そのフィルム搬送ライン81上に画像コマ10aを読み取るスキャナー83が設けられており、その読み取られた画像はコントローラ84に送られ、露光条件の決定やモニター84aへの表示のために用いられる。露光ポイント85には、露光用光源85a、露光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退することにより露光用光源85aからの照射光の色バランスを調整する調光フィルタ85b、調光フィルタ85bにて色バランスを調整した光を均一に混色するミラートンネル85c、焼付対象となる画像コマ10aの画像を印画紙86上に結像する焼付用レンズ85d、シャッタ85e、ペーバーマガジン86aから印画紙86を搬送する搬送ローラ87が備えられている。コントローラ84が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ85bの各フィルタの位置、及び、シャッタ85eの開放時間つまり露光時間が制御される。プリンタープロセッサー100の操作者は、モニタ84aの表示をみて、適正な画像が得られていなければ、操作卓84bから決定した露光条件の修正指示を入力でき、コントローラ84は、その修正指示に基づいて露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そしてその決定した露光条件に基づいて、露光ポイント85の各部の作動を制御して、印画紙マガジン86aから引き出された印画紙86にピースネガ10の焼付対象画像コマ10aの画像を投影露光する。コントローラ84は、さらに搬送モータ82aの駆動を通じてフィルム搬送機構82の制御も行っている。
【0015】
つぎに、ピースネガ10を収納したネガシートに記録されたリーオーダ情報に基づいて焼き付けされるべきピースネガ10を露光部80に供給するリプリントユニット90を図4の外観図と図6の模式図を用いて説明する。
このリプリントユニット90は、スプライステープ等によって複数のネガシートをつなぎ合わせることで長尺化したネガシートを投入する投入部91と、投入されたネガシートを収納部に収納されているネガピースの横断方向に搬送するベルト搬送部92と、ネガシート1のマークシートエリア6を光学的に走査する光学センサー93と、ネガシート1の収納部5から引っ張り出した焼付対象となるピースネガ10を露光部80のフィルム搬送機構82に送るとともに逆にフィルム搬送機構82から受け取ったピースネガ10をネガシートの収納部に挿入する移載機構94を備えている。光学センサー93で読み取られた信号はコントローラ84へ送られ、そこで焼き増しすべき画像コマ10a有するピースネガ10の位置とそのピースネガ10における該当画像コマ10a位置及びその焼き増し枚数が決定される。ベルト搬送機構92や移載機構94の制御もコントローラ84により行われる。
【0016】
焼き増しすべき画像コマ10a有するピースネガ10がベルト搬送機構92によりフィルム搬送ライン81上に達すると、ネガシート1の搬送が停止され、ピースネガ10が移載機構94により収納部5から引き出され、フィルム搬送機構82に送られる。
フィルム搬送機構82により搬送されているピースネガ10の画像コマ10aの長さが、まずスキャナー83又はここでは図示されていないが専用に設けられる光学センサーにより測定され、この画像コマ10aがハーフサイズであるかフルサイズであるかが決定される。この決定と、光学センサー93によって読み取られたマークシートの検出データとによって、焼き増しすべき画像コマ10aの特定とその焼き増し枚数が算定される。つまり、図1の例を参考にして説明すると、フルサイズの画像コマ10aを有する2段目のネガピースでは、先端(収納部5に収納された状態で収納部5の開放端側の端部を先端とみなす)から1番目の画像コマ10aが6枚焼き増しされることになる。ハーフサイズの画像コマ10aを有する3段目のネガピースでは、先端から1番目の画像コマ10aが2枚焼き増しされることになる。
【0017】
フィルム搬送機構82により、焼き増しされるべき画像コマ10aが露光ポイント85に位置しているオートネガマスク85fの開口部に達するまでピースネガ10が搬送されると、その画像コマ10aが焼き増し枚数分だけ印画紙87に焼き付けられる。焼付終了後、ピースネガ10は逆の手順により再びネガシート1の収納部5に挿入される。露光された印画紙87は現像部88で現像処理され、乾燥後カットされ仕上がりプリントとして現像部88から排出される。
【0018】
焼け付け処理されたピースネガ10がネガシート1の収納部5から引き出され再び収納部5に挿入されるまでの間にネガシート1のマークシートエリア6が光学センサー93によって読み取られる。つまり、この実施の形態では、光学センサー93は固定式のラインセンサーとして構成され、ピースネガ10のフィルム搬送ライン81への移送のためにネガシート1が停止した時に丁度所定のマークシートエリア6を形成する横断方向に一直線に並んだ白抜き四角形9が光学センサー93の下に位置するように設定されており、ネガシート1の停止中にマークシートエリア6が読み取られるのである。もちろん、この読み取り作業は、光学センサー93がスキャンすることによりマークシートエリア6に塗りつぶされたマークを検出する方式や、光学センサー93とネガシート1が相対移動することによりマークシートエリア6に塗りつぶされたマークを検出する方式、さらにはその両者が移動する方式など種々の方式で実施することができる。
ピースネガ単位の焼付作業が終了する毎にネガシート1はベルト搬送部92により収納部5の配置ピッチだけ送られ、排出部95から排出されていく。
【0019】
このリオーダーシステムでは、焼き増し画像コマ10aの位置や焼付枚数といったリオーダー情報が該当するピースネガ10を収納するネガシート1にプリンタープロセッサー100自身で読み取ることができるマークシート形式などの形態で記録されているので、ネガシート1をプリンタープロセッサー100に投入するだけで、自動的に所望の画像コマ10aが所望の枚数で焼き増しされる。
【0020】
以下の本発明によるネガシート1の別な実施形態を説明する。
図7に示されたネガシート1も図1によるネガシートと同様にリオーダー情報はマークシート方式で記録されるものであり、リオーダー情報記録部としてのマークシートエリア6は表シート部3の収納部5を形成する領域、詳しくは収納部5に収納されたピースネガ10の上半分と重なる領域に形成されている。この場合も、マークシートエリア6は画像コマ10aに対応するように区分けされた区画部27により構成されており、この区画部27は1つの画像コマ10aに対して画像コマ10aの右側と左側に分割されている。左側の区画部27には、縦並びしている4つの白抜き四角形9とこの白抜き四角形9に付随している1から4までの数字を有する第1塗りつぶし部28aが印刷されており、右側の区画部27には、第1塗りつぶし部28aと鏡対象となるレイアウトで同様に白抜き四角形9と1から4までの数字を有する第2塗りつぶし部28bが印刷されている。
【0021】
収納部5に収納されているピースネガ10がフルサイズの画像コマ10aを有する場合(図7では2段目の収納部5に入っているピースネガ10)、第1塗りつぶし部28aと第2塗りつぶし部28bの両方を使って焼き増し枚数を記録することができる。収納部5に収納されているピースネガ10がハーフサイズの画像コマ10aを有する場合(図5では3段目の収納部5に入っているピースネガ10)、第1塗りつぶし部28aと第2塗りつぶし部28bはそれぞれ別の画像コマ10a(通常同一コマ番号をもつAとBの2つの画像コマ10a)のための焼き増し枚数を記録することができる。
このネガシート1では4つの白抜き四角形9が縦並び、つまりネガシート1の搬送方向に配置されているので、マークシートエリア6を読み取る光学センサー93はラインセンサーとして構成され、ネガシート1を搬送しながら全ての白抜き四角形9の塗りつぶし状態を検出するように制御される。
【0022】
図8に示されたネガシート1も図1によるネガシートと同様にリオーダー情報はマークシート方式で記録されるものであり、リオーダー情報記録部としてのマークシートエリア6は表シート部3の折り畳み端部領域、詳しくは収納部5に収納されたピースネガ10の左端部と重なる領域に形成されている。この場合も、マークシートエリア6は一体化された8つの区画部37によって構成されており、各区画部37と収納されたピースネガ10の各画像コマ10aとは左端に印刷された1から6までの数字により対応づけられる。即ち、数字1をもつ区画部37は左端の画像コマ10a(フルサイズの場合)、数字2をもつ区画部37は2番目の画像コマ10a(コマの並び順を図8では分かり易くするため大きな数字で表示している)というように対応している。さらに各区画部37には、第1塗りつぶし部38aと第2塗りつぶし部38bとが印刷されている。この第1塗りつぶし部38aと第2塗りつぶし部38bは、図1によるネガシート1と同様に、フルサイズの場合、1から8までの焼き増し枚数に対応しており、ハーフサイズの場合それぞれ1から4までの焼き増し枚数に対応している。例えば図8において、2段目のマークシートエリア6に記録されたリオーダー情報は、大きな2という数字で示されている左から2番目の画像コマ10aが2枚焼き増しされることを表している。
【0023】
このネガシート1では8つの横並びの白抜き四角形9がネガシート1の搬送方向に6段配置されているので、マークシートエリア6を読み取る光学センサー93はラインセンサーとして構成され、ネガシート1を搬送しながら全ての白抜き四角形9の塗りつぶし状態を検出するように制御される。なお、マークシートエリア6の幅は短いので、ラインセンサーとして光学センサー93の長さも短くすることができる。
【0024】
図9に示されたネガシート1は図1によるネガシート1をマークシート方式から磁気記録方式に変更したものであり、マークシートエリア6には磁気層が塗布されている。リオーダー情報の記録は磁気ヘッドによって行われるが、焼き増し画像コマ10aの位置、焼き増し枚数、色濃度などを示すデータが書き込まれる。この磁気ヘッドによる記録は、DPE店もしくは現像所によって行われるので、顧客がペン等で焼き増し注文を書き込むための記入欄41が収納されたピースネガ10の上部に対応する表シート部3に形成されている。この場合、もちろん、プリンタープロセッサー100には光学センサー93の代わりに磁気ヘッドが搭載される。
【0025】
図10で示されたネガシート1には、1つの収納部5の上部領域と下部領域にマークシートエリア6が形成されている。上側のマークシートエリア6は焼き増し枚数を記録する第1区画部56aと色濃度情報を記録する第2区画部56bから構成されており、下側のマークシートエリア6はトリミング情報を記録する第2区画部56cから構成されている。
第1区画部56aには、縦並びしている4つの白抜き四角形9とこの白抜き四角形9に付随している1から4までの数字が印刷されており、塗りつぶされた四角形9の左隣の数字が焼き増し枚数となる。
【0026】
第2区画部56bには、4x7のマトリックス状に白抜き四角形9が印刷されており、そのマトリックスの左辺部にそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、濃度の項目を表すY、M、C、Dが、そのマトリックスの上辺部に補正値の各項目を表す、−3、−2、−1、N(補正なし)、+1、+2、+3が印刷されている。例えばシアン+3という補正値を記録する場合、縦方向項目がCで横方向項目が+3となる四角形9を塗りつぶせばよい。
【0027】
第3区画部56には、3x3のマトリックス状に白抜き四角形9が印刷されており、このマトリックスは図11で示すトリミング位置に対応している。図11における図番60はフルサイズのプリント画面を示しており、61は左上にずらしたトリミング位置、62はセンターのトリミング位置、63は右下にずらしたトリミング位置であり、それぞれ第2区画部56に左上の四角形9aの塗りつぶし、真ん中の四角形9bの塗りつぶし、右下の四角形9cの塗りつぶしと対応する。他のトリミング位置も同様に、9つのトリミング位置に対応した3x3のマトリックスを形成している四角形9を用いて、表現することができる。
【0028】
次に、図10のマークシートエリア6を用いて、一度塗りつぶされたマークを取り消すマークの記入の仕方を説明する。
図10の2段目の左から2番目の第1区画部56aでは、焼き増し枚数を示す一番上の四角形9d(1枚を表す)と上から3番目の四角形9e(3枚を表す)が塗りつぶされているとともに、数字の3の枠59aも塗りつぶされている。この数字の枠59が塗りつぶされている場合、プリンタープロセッサー100のコントローラ84は、その焼き増し枚数は取り消しとみなすよう機能する。従って、この場合焼き増し枚数:3枚が取り消され、焼き増し枚数:1枚が四角形9dの塗りつぶしにより有効となる。第2区画部56bでも、同様な取り消し方法が可能であり、図10では、Y項目で+1の四角形9fと、Y項目で+2の四角形9gとが塗りつぶされているが、+1の枠59bとYの枠59cも塗りつぶされているので、この+1とYで決定されるY項目で+1の補正値は取り消され、Y項目で+2の補正値だけが有効となる。このような、一度塗りつぶされたマークの取り消し方法は、これまでに説明した全てのネガシート1のマークシートエリア6にも実施することが可能である。
【0029】
続いて、取り消しマークを使わない修正方法の一例を説明する。鉛筆書きが可能なフィルムシートとしてアセテートフィルムを用いたり、或いはシール印刷を施すことで、表面に書かれた文字や記号を消しゴムで消すことが可能となる。このように、アセテートフィルムでネガシートを作ったりネガシート表面にシール印刷を施すことで、マークシートへの記入間違いを消しゴムを使って修正できる構成も、本発明によるリオーダー情報記録部に記録されたリオーダー情報の少なくとも一部を取り消すための手段の1つの実施の形態である。
【0030】
図面では示されていないが、リオーダー情報記録部として、引き伸ばしサイズを指定する引き伸ばしサイズ記録エリアを形成することも、サービスサイズ以外のサイズを注文する際に便利である。この場合、例えばLサイズ、2Lサイズ、四つ切り、六つ切りなどを選択できる新しい引き伸ばしサイズ用区画部を、ネガシート1の表シート部3に形成するとよい
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネガシートの1つの実施の形態を示す平面図
【図2】図1によるネガシートの拡大図
【図3】図1によるネガシートの横断面図
【図4】本発明によるネガシートを用いるプリンタープロセッサーの斜視図
【図5】プリンタープロセッサーの露光部のブロック図
【図6】ネガシートを用いたリプリントシステムのブロック図
【図7】ネガシートの変形例
【図8】ネガシートの変形例
【図9】ネガシートの変形例
【図10】ネガシートの変形例
【図11】トリミング位置のための説明図
【符号の説明】
1 ネガシート
5 収納部
6 リオーダー情報記録部
10 ピースネガ
10a画像コマ
93 検出装置

Claims (2)

  1. ネガフィルムから複数の画像コマを有するようにカットされたピースネガを個別に収納する収納部を備えるとともに前記画像コマ毎の焼き増し枚数が記録可能なネガシートにおいて、
    前記焼き増し枚数を記録するために前記画像コマ毎に視覚的に確認可能に対応するように自動読み取り可能なマークシート方式の焼き増し枚数記録部が形成されており、
    前記焼き増し枚数以外のリオーダー情報を記録するために前記画像コマ毎に視覚的に確認可能に対応するように自動読み取り可能なマークシート方式のリオーダー情報記録部が形成されており、
    前記リオーダー情報記録部にはマトリックス状に配置された白抜き四角形群から構成されるトリミング記録部が含まれており、このトリミング記録部において塗りつぶされた四角形の真ん中の白抜き四角形からのずれ方向によってトリミングのずらし位置が指示されることを特徴とするネガシート。
  2. 前記リオーダー情報記録部にはマトリックス状に配置された白抜き四角形群から構成される色濃度補正記録部が含まれており、この色濃度補正記録部において塗りつぶされた四角形の位置によって色濃度補正値が指示されることを特徴とする請求項1に記載のネガシート。
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