JP3624097B2 - 導電性シームレスベルト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は導電性シームレスベルトに関し、より詳しくは、複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式または静電印刷方式にて画像形成を行う画像形成装置内で、シート材搬送ベルト、転写ベルト、中間転写ベルト、定着ベルト、現像ベルト、感光体基体用ベルト等に使用される導電性シームレスベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、ファクシミリ、プリンター等の電子写真方式または静電印刷方式にてトナー画像の形成を行う画像形成装置内では、シート材搬送ベルト、転写ベルト、中間転写ベルト、定着ベルト、現像ベルト、感光体基体用ベルト等に導電性シームレスベルトが用いられている。
【0003】
例えば、転写領域においては、導電性シームレスベルトは一般に転写ベルトと呼ばれており、例えば、図1のような形態で用いられている。
すなわち、転写ベルト1は2個以上(図では2個)のプーリー2によって張架状態とされてプーリー2の駆動によりベルトの長手方向(図中矢印X方向)に回転移動するようになっている。そして、回転移動するベルト1の上側の直線状部分3に紙等のシート材4を担持して搬送する。一方、感光体10はシート材4の搬送に同期して図中の矢印Y方向に回転移動し、感光体10上のトナーTがシート材4の表面に近接または接触する位置に運ばれる。また、回転移動する転写搬送ベルト1の下側の直線状部分5には電極、帯電ローラ等の帯電手段6が接触しており、該帯電手段6により転写搬送ベルト1の表面はトナーTの電荷とは逆極性に帯電される(トナーTの電荷がプラス(+)の場合はマイナス(−)に、トナーTの電荷がプラス(−)の場合はプラス(+)に帯電される)。よって、感光体10上のトナーTはシート材4の表面に近接または接触した時に、トナーTと逆の電荷に帯電されている転写ベルト1の電荷に引き付けられて、シート材4の表面に転写される。
【0004】
上記のように、転写ベルトは2個以上のプーリーによって張架状態とされてプーリーの駆動により回転運動するようになっている。よって、長期間良好な転写特性を得るためには、転写ベルトには長期に亘って張架状態としても伸びることなく安定した回転運動をすることが要求される。これは、転写ベルトに伸びが生じると、回転ムラを生じて、シート材を一定速度で一定の走行状態にて移動することが困難となり、シート材に転写される感光体上のトナーが本来転写されるべき位置からずれて、所謂、転写ズレを生じてしまうためである。
【0005】
また、電子写真方式または静電印刷方式にてトナー画像の形成を行う画像形成装置では、例えば、ジャンピング現像法等の現像スリーブ表面にブレードによりトナー薄層を形成して該トナー薄層を静電潜像保持体表面に近接または接触させて現像を行う一成分現像方式を用いた装置があるが、近年、図2に示すように、現像スリーブを用いる代わりにゴムを主成分とする弾性シームレスベルト20をプーリー21a、21bにより張架状態にして回転運動させ、該回転運動するベルト(現像ベルト)20の表面にブレード22によりトナー薄層23を形成して、これを感光体24に近接または接触させて現像を行う方法が使用されている。かかる磁性キャリアを用いずにトナーのみの薄層で現像を行う一成分現像方式では、良好な現像特性を得るためには均一な厚みのトナー薄層を形成するかが重要である。よって、現像ベルトを用いる場合、均一な厚みのトナー薄層を形成するには、現像ベルトが張架状態としても伸びることなく、ベルトが波打ったりせずに安定した回転運動をすることが要求される。
【0006】
また、定着領域では、導電性シームレスベルトは一般に定着ベルトと呼ばれ、多くの場合、加熱手段(例えば加熱ロール)と対向する位置で上記転写ベルトと同様に2個以上のプーリーによって張架状態とされてプーリーの駆動によって回転運動し、トナーが転写されたシート材をその上面に担時して搬送してシート材上に転写されたトナーをシート材に定着するようになっている。よって、かかる定着領域においても、長期間良好な定着性能を得るためには、導電性シームレスベルトは、長期に亘って張架状態としても伸びることなく安定した回転運動をすることが要求される。
【0007】
また、所謂、ベルト状感光体においては、導電性シームレスベルトを導電性基体として該基体上に感光層を形成している。感光体は画像形成プロセスの初期段階において感光層表面に静電潜像を形成するためのものであり、よって、繰り返し安定した画像形成プロセスが行われるにはベルト状感光体、すなわち、導電性シームレスベルトが伸びることなく安定した回転運動をすることが要求される。
【0008】
一方、フルカラー画像を形成する画像形成装置では、図3に示すように、感光体10等に形成されたトナー像を一次的に弾性シームレスベルトからなる中間転写ベルト11に転写し、次いで、該中間転写ベルト11に転写されたトナーをシート材4に二次的に転写する作業が行われる。すなわち、感光体10は矢印A方向に回転する一方、中間転写ベルト11が3個のプーリー7、8、9により張架状態とされてプーリー7、8、9の駆動により矢印B方向に回転運動し、感光体10の表面に形成されたトナー像が感光体10の表面と中間転写ベルト11の直線状部11Aの接触部において中間転写ベルト11に転写され、該一次転写されたトナー像がプーリー9と転写ローラ12間に挿入されるシート材4に二次転写される。なお、図中、13は露光用光学系、14は帯電器、15は現像器、16は感光体用のクリーニングブラシ、17は中間転写ベルト11の内部に設けられた転写用チャージ、18は中間転写ベルト11用のクリーニングブラシである。かかる転写プロセスは中間転写ベルトへ異なる色相のトナー像を転写して重ね、重ねたトナー像を一括してシート材に転写することにより、異なる色相のトナー像を形成する度にシート材を感光体と近接する領域に搬送してシート材にトナーを転写するという煩雑な作業を解消している。この中間転写ベルト11は、上記転写ベルトや定着ベルトのように、シート材をベルト上に担持して搬送するものではなく、ベルト上にトナー像が転写され、該一次転写されたトナー像をシート材に二次転写するものである。かかる中間転写ベルトにおいてもベルトの伸びは致命的で、ベルトの伸びにより転写ズレ(トナーがベルトの本来転写されるべき位置からずれた位置に転写される)やトナーの転移不良(転写されるべきトナーが転写しない転写抜け)を発生し、所望のカラー画像が形成できなくなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような導電性シームレスベルトとして、従来、例えば、非晶性熱可塑性樹脂のポリカーボネート樹脂や結晶性熱可塑性樹脂のフッ素系樹脂に導電性充填剤であるカーボンブラックを配合したものがある。しかしながら、熱可塑性樹脂は伸びを生じやすく、ベルトを2個以上のプーリーによって張架状態にして回転運動させた場合、伸びが著しく、また、連続運転によって疲労クラックが発生してしまう。また、柔軟性に乏しく厚み方向のバネ定数が高いために、転写ベルト(中間転写ベルト)においては感光体とのニップ量を大きくできず転写効率が低くなり、また、定着ベルトにおいては加熱ロールとのニップ量を大きくできず良好な定着性能を得難いという欠点がある。
【0010】
また、ゴムに補強用充填剤を配合して伸びを防止した弾性シームレスベルトを用いることも試みられている。しかしながら、補強効果に優れるカーボンブラックを充填した場合、伸びを防止するに充分な配合量で配合するとベルトの導電率が高くなり過ぎるという欠点があり、ベルトを適切な導電率に調整し、かつ、ベルトの伸びを有効に防止するためには、カーボンブラックとともにシリカ等の比較的導電性の低い充填剤を多量に配合しなければならない。このため、かかる弾性シームレスベルトにおいては製造時の加工性が悪く、また、張架状態での伸びは比較的生じにくくなるもののゴム本来の柔軟性やクリープ特性が損なわれてプーリーの駆動によってベルトをスムーズに回転させることができず、長期間張架状態で回転させるとやはり伸びを生じてしまう。
【0011】
一方、実開平3−72541号公報及び実開平3−69166号公報には、ゴム製のシームレスベルトの内側面(プーリ側の表面)の全面にわたって糸巻き状または編織布の芯材を一体設けて導電性ベルトの伸びを防止したものがある。しかしながら、かかるベルトではベルトの伸びを防止することはできるものの、繊維の配向がベルトの斜行の原因になって、繊維角度の僅かなバラツキでもベルトが斜行し、転写ズレを生じてしまう。また、ベルトの厚さや表面粗度を調整するために最終工程でベルト表面を研磨処理する場合、繊維が存在する部分と存在しない部分との間の剛性ムラのために研磨量が不均一となり、表面に凹凸を発生して、転写性能、定着性能等が低下する場合がある。特に、中間転写ベルトとして使用する場合に、表面の転写領域に凹凸があると感光体との接触圧が不均一になるとともにベルトの帯電量が部分的に変動することから、トナーの転移不良(転写されるべきトナーが転写しない転写抜け等)を発生してしまう。また、前記図3に示すように、中間転写ベルトの表面は通常トナー像の転写が終了する毎に次の転写にそなえて残留するトナーをクリーニングブラシ18等のクリーニング手段によって除去するが、中間転写ベルトの表面に凹凸があると、クリーニング手段によって残留トナーを全て掻き取ることができず、クリーニング不良を生じる場合がある。
【0012】
また、導電性の付与は一般に前記したカーボンブラック等の導電性充填剤の配合によって行っているが、該導電性充填剤をゴムに均一に分散させるのは困難で、ベルト面内での抵抗のバラツキが顕著に表れる場合があり、これが画像不良の原因になっている。
【0013】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、電子写真方式または静電印刷方式にて画像形成を行う画像形成装置内で少なくとも2個以上のプーリーにより張架状態にして回転運動させて、シート材搬送ベルト、転写ベルト、中間転写ベルト、定着ベルト等に使用する導電性シームレスベルトであって、加工性がよく、適度な柔軟性と弾性を有し、抵抗の面内バラツキが小く、しかも、長期に亘って連続運転して伸びを生じることがなく、良好なシート搬送性能、転写性能、定着性能、現像性能等を長期間維持できる導電性シームレスベルトを提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、エピクロルヒドリン系ゴムを主成分とするゴムを用い、該ゴムにα、β−不飽和脂肪酸と、有機過酸化物と、金属酸化物,金属水酸化物,及び金属炭酸塩から選ばれる少なくとも一種の金属化合物とをそれぞれ特定量配合してゴムを架橋せしめ、かかる架橋ゴム組成物により導電性シームレスベルトを形成すると、ゴム組成物中に補強用充填剤を多量に配合したり補強繊維を埋設することなく、ベルトを適度な柔軟性を維持したまま伸びが生じにくいものにでき、しかも、カーボンブラック等の導電性充填剤を加えることなく(加えたとしても極めて少量で)電気抵抗が十分に低下することを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0015】
即ち、本発明は、ゴム成分としてエピクロルヒドリン系ゴムのみ、あるいは50重量部以上のエピクロルヒドリンゴム系ゴムとNBRとからなり、該ゴム成分100重量部当たり、(A)α、β−不飽和脂肪酸を5〜25重量部、(B)有機酸化物を0.5〜重量部、及び、(C)金属酸化物,金属水酸化物,及び金属炭酸塩から選択された1種又は2種以上の金属化合物を10〜30重量部、を配合して上記ゴムを架橋せしめた架橋ゴム組成物を成形してなる導電性ベース層を備え
上記導電性ベース層は23℃、10Hz、伸長歪み4%の測定条件で測定した時の動的弾性率が2.5×10 8 〜2.0×10 9 dyn/cm 2 の範囲内にあり、かつ、損失正接(tanδ)が0.01〜0.2の範囲内に設定している導電性シームレスベルトを提供している。ここで、導電性シームレスベルトは導電性ベース層単体で構成しても、例えばベルトにより良好な表面性を付与するために導電性ベース層の表面に導電性ベース層とは異なる材質の薄厚の表面層を積層した構成であってもよい。
【0016】
エピクロルヒドリン系ゴムは溶解性パラメータ(SP値)が大きく(一般に8.5以上)、イオン導電により導電性を有する。上記本発明の導電性ベース層(導電性シームレスベルト)はエピクロルヒドリン系ゴムのもつイオン導電によって高い導電性を示し、しかも、上記(A)α、β−不飽和脂肪酸酸、(B)有機過酸化物、及び、(C)金属化合物の配合によりゴムが3次元状に架橋して、高い弾性率と低い損失正接(tanδ)を示す架橋ゴム組成物を形成し、適度な柔軟性を有するとともに伸びが生じにくいものとなる。よって、ゴム中のエピクロルヒドリン系ゴムの占める割合を50重量%以上とすることで、カーボンブラック等の導電性充填剤を配合せず、または、配合しても極めて少量で、導電性ベース層(導電性シームレスベルト)を画像形成装置内で使用するに適した導電性(体積固有抵抗値が10 〜1012Ω・cm)を有するものにでき、ベース層(ベルト)の抵抗の面内バラツキを極めて小さくできる。また、長期に亘って連続運転しても伸びを生じることがなく、良好なシート搬送性能、転写性能、定着性能、現像性能等を長期間維持することとなる。
【0017】
また、補強繊維を用いないため、ベルト表面の凹凸を小さくでき、例えば、中間転写ベルトとして用いた場合のクリーニング不良の発生を防止でき、また、現像ベルトに用いた場合はトナー薄層の均一性が良好となる。
【0018】
上記導電性ベース層の具体的な粘弾性はレオロジー(株)の粘弾性スペクトルメーターを用いて23℃、10Hz、伸長歪み4%の測定条件で測定した時の動的弾性率が2.5×10 〜2.0×10 dyn/cm の範囲内にあり、かつ、損失正接(tanδ)が0.01〜0.2、好ましくは0.05〜0.18の範囲内にあるのが好ましい。
【0019】
上記エピクロルヒドリン系ゴムとしては、例えば、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合ゴム等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。
エピクロルヒドリン系ゴム以外で、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)は溶解性パラメータ(SP値)が8.7〜10.4程度で大きく、イオン導電性を示すが、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)は主鎖に二重結合を有するために耐オゾン性が悪い。よって、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を主成分とするゴムを用いた場合、ベース層(ベルト)は画像形成装置内のオゾンによる劣化を受けてクッラク等の発生を引き起こす。これに対し、エピクロルヒドリン系ゴムは二重結合を持たず、耐オゾン性に優れる。このため、エピクロルヒドリン系ゴムを主成分とするゴムを用いると、ベース層(ベルト)の抵抗のバラツキを低減できると共に、ベース層(ベルト)の画像形成装置内でのオゾン劣化せず、安定した物性を維持する。耐オゾン性の点からは全ゴム中のエピクロルヒドリン系ゴムの含有量は好ましくは80重量%以上、より好ましくは全ゴムをエピクロルヒドリン系ゴムとするのがよい。
【0020】
ゴム成分としてはエピクロルヒドリン系ゴム以外の他のゴムを補助的に使用することができる。この場合、エピクロルヒドリン系ゴム以外のゴムとしては、前記したように、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)が好ましい。
なお、従来公知の種々のゴムが使用可能であり、具体的には、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDMゴム)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、エピクロロヒドリンゴム(CHR)、エピクロロヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム(CHC)、水素化ニトリルゴム(HSM)等を挙げることができる。これらは1種又は二種以上を混合して用いることができる。なお、エピクロルヒドリン系ゴム以外の他のゴムを補助的に使用する場合、エピクロルヒドリン系ゴムとの相溶性の点から他のゴムとしては溶解性パラメータ(SP値)が高いものが好ましく、よって、上記のアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)が最も好適に用いられる。
【0021】
上記(A)のα、β−不飽和脂肪酸酸としては、例えば、メタクリル酸、2−アセトアミノアクリル酸、β,β−ジメタクリル酸、エタクリル酸、α−クロルアクリル酸、2−エチル−3−プロピルアクリル酸、クロトン酸、アミノクロトン酸、フマル酸、マレイン酸、ジクロルマレイン酸、クロルマレイン酸、ジヒドロキシマレイン酸、ソルビン酸、2−ブテン−1,4−ジカルボン酸等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。特に、炭素数3〜8のα、β−モノエチレン性不飽和カルボン酸を使用するのが好ましい。
【0022】
該α、β−不飽和脂肪酸酸の配合量がゴム100重量部に対して5重量部より少ない場合はベルト(導電性ベース層)の弾性率を有効に高めることができず、ベルトをプーリーにより張架状態とした場合にベルトに伸びが生じて例えば中間転写ベルトとして用いた場合にトナーの転写ズレを発生することとなり、40重量部より多い場合はベルト(導電性ベース層)の損失正接(tanδ)が大きくなりすぎてベルトをプーリーにより張架状態として長期間回転駆動した時に応力緩和を起こしてベルトに伸びが生じてしまう。よって、該α、β−不飽和脂肪酸酸の配合量はゴム100重量部に対して5〜25重量部とするのがより好ましい。
【0023】
上記(B)の有機過酸化物としては、例えば、ジアセチルパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサイド、ジカプリルパーオキサイド、ジ(p−クロロベンゾイル)パーオキサイド、ジデカノイルパーオキサイド、ジ(2,4−ジクロロベンゾイル)パーオキサイド、ジイソブチルパーオキサイド、ジイソノナノイルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、ジベラゴニルパーオキサイド、ジプロピニルパーオキサイド、ジ(β−カルボキシプロピノイル)パーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、ジハイドロキシ−ジメチル−ジオキサシクロペンタン、t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)、t−ブチルパーオキシイソブチレート、O,O−t−ブチル−O−イソプロピルモノパーオキシカルボネート、t−ブチルパーオキシピバレート、ジメチル−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシ(2−エチルブチレート)、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジメチル−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クミルハイドロパーオキサイド、ビス(t−ブチルパーオキシ)トリメチルシクロヘキサン、n−ブチルビス(t−ブチルパーオキシ)バリレート等を挙げることがきる。これらのうち特にジクミルパーオキサイド、クミルハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、ジブチルパーオキサイド、ビス(t−ブチルパーオキシ)トリメチルシクロヘキサン、n−ブチルビス(t−ブチルパーオキシ)バリレート等が架橋温度と半減期の関係等より架橋が均質に進行する点で適している。
【0024】
該有機過酸化物の配合量がゴム100重量部に対して0.5重量部より少ない場合、ベルト(導電性ベース層)の損失正接(tanδ)が大きくなりすぎてプーリーによりベルトを張架状態として長期間回転駆動した時に応力緩和が起こしてベルトに伸びが生じてしまい、5重量部より多い場合はベルト(導電性ベース層)の弾性率が高くなり過ぎ、特に、ベルト(導電性ベース層)の厚み方向の弾性率が高くなり過ぎることから、例えば、中間転写ベルトとして用いた場合にトナーの転移不良等を発生することとなる。よって、該有機過酸化物の配合量はゴム100重量部に対して0.5〜3.0重量部とするのがより好ましい。
【0025】
上記(C)の金属酸化物,金属水酸化物,又は、金属炭酸塩は、上記(A)のα、β−不飽和脂肪酸と共に使用することで、ゴム組成物の混練時にα、β−不飽和脂肪酸の金属塩を形成せしめ、これがゴムの架橋剤として作用する。すなわち、上記形成されたα、β−不飽和脂肪酸の金属塩が上記(B)の有機過酸化物の分解ラジカルによってゴムポリマー間を繋ぐグラフト鎖を形成する。
金属酸化物,金属水酸化物,又は、金属炭酸塩を構成する金属としては、2価金属が好ましく、具体的には、亜鉛、マグネシウム等を挙げることができる。他の金属としては、ナトリウム、リチウム、アルミニウム、鉛等を用いることができる。
【0026】
これら金属酸化物,金属水酸化物,及び、金属炭酸塩から選択された1種又は2種以上の金属化合物の配合量がゴム100重量部に対して10重量部より少ない場合は架橋が不十分となり、50重量部より多い場合は、架橋に寄与しない余剰成分が多くなり、柔軟性やクリープ特性が損なわれてしまう。よって、該金属化合物の配合量はゴム100重量部に対して10〜30重量部とするのがより好ましい。
【0027】
また、ベルト(導電性ベース層)には例えば、シリカ、クレー、タルク、硫酸バリウム、ケイ藻土等の補強用の充填剤を配合してもよい。ただし、かかる補強用の充填剤を配合する場合、導電性ベースの製造時の加工性を低下させたり、導電性ベースの柔軟性やクリープ特性を損なわない範囲の配合量とする。
【0028】
また、ベルト(導電性ベース層)の柔軟性を増すために、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸などの脂肪酸、綿実油、トール油、アスファルト物質、パラフィンワックス等の軟化剤を配合してもよい。また、可塑剤として、例えば、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート等のフタル酸系化合物、ジオクチルアジペート等のアジピン酸系化合物、ジブチルセバケート等のセバチン酸系化合物、安息酸系化合物等を配合してもよい。また、ベルト(導電性ベース層)の耐久性を向上させるために、老化防止剤として、例えば2−メルカプトベンゾイミダゾール等のイミダゾール類、フェニル−α−ナフチルアミン、N,N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン等のアミン類、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、スチレン化フェノール等のフェノール類等を配合してもよい。
【0029】
導電性ベース層の電気抵抗(導電性)は、前記の通り、体積固有抵抗値が10〜1012Ω・cmの範囲、好ましくは10 〜1011Ω・cmの範囲内で、画像形成装置内の使用箇所に応じた最適値に調整する。ここでの体積固有抵抗値はJIS K6911の「5.13 抵抗率」に記載の方法に従って求められる体積抵抗率ρV である。
【0030】
また、導電性ベース層の厚みは、0.2〜2mm、好ましくは0.3〜1.5mmとするのがよい。これは、前記範囲よりも厚みが小さくなるとベルトの張力が低くなり、プーリーとベルトとの間ですべりを発生しやすくなり、前記範囲よりも厚みが大きくなると、ベルトの張力が高くなってプーリーの駆動系に負担がかかるためである。
【0031】
また、導電性ベース層の表面に導電性ベース層とは異なる材質の表面層を設けてベルトを構成する場合、該表面層はウレタン樹脂やフッ素樹脂等を静電塗装機等を用いてベルトの表面にコーティングした表面層とするのが好ましい。かかる表面層を形成すると、ベルト表面の化学的安定性が向上するとともに表面抵抗率が安定化し、更にベルト表面に付着したトナーのクリーニング性が向上する。表面層の厚さは、導電性ベース層の粘弾性に影響を与えない1〜10μm、好ましくは3〜6μm程度とする。
【0032】
本発明において導電性ベース層の製造方法は特に限定されるものではないが、通常、上記エピクロルヒドリン系ゴムを主成分とするゴム、(A)α、β−不飽和脂肪酸、(B)有機過酸化物、及び、(C)金属化合物等の原料を混練し、該混練物をシームレスベルト状に成形した後、または、成形すると同時に架橋を行う。具体的には、ゴム材料及び他の配合剤をオープンロール、ニーダー、密閉式混練機等で混練し、該混練組成物を押し出し成形、射出成形等の従来公知の成形方法でシームレスベルト状(無端のベルト状)に成形し、得られた成形物を加熱することにより加硫する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例と比較例により更に詳しく説明する。
下記表1の上段に記載した配合からなる原料をニーダーで混練してリボン状の混練物を得、該混練物を押し出し成形機(中田エンジニアリング社製、φ90mmVAK)により筒状(無端のベルト状)に押し出して、幅360mm、内径φ100mm、厚み1.5mmの筒状成形物を得た後、該筒状成形物を160℃で30分間加熱することにより架橋した。そして、該架橋後の筒状成形物の表面を円筒研削盤を用いて研磨して筒状成形物の厚みを0.5mmに調整し、研磨後の表面に静電塗装機でウレタン樹脂を塗布して、厚み0.5μmの表面層を形成して各実施例及び比較例の導電性シームレスベルトを完成させた。
【0034】
【表1】
Figure 0003624097
【0035】
表1の上段の数値はともに重量部である。なお、DCPはジクミルパーオキサイドである。また、エピクロルヒドリンゴム(ダイソー社製、CG)のSP値は9.1、NBR(日本ゼオン社製、Nipol DN401)のSP値は9.6、ブチルゴム(日本合成ゴム社製、JSR#BR11)のSP値は7.8、EPDMゴム(住友化学社製、エスプレン#505A)のSP値は7.9である。
【0036】
以上作製した各実施例及び各比較例で作製した導電性シームレスベルトについて以下の評価を行った。
【0037】
レオロジー(株)の粘弾性スペクトルメーターを用いて、23℃、10Hz、伸長歪み4%の測定条件で動的弾性率と損失正接(tanδ)を測定した。
【0038】
ベルトの全面の互いに離間した9か所のポイントでの体積固有抵抗値をJISK6911の「5.13 抵抗率」に記載の方法に従って測定し、これらの対数値の平均値を体積固有抵抗値とし、対数値の最大値と最小値の差を抵抗ムラとした。
【0039】
ベルトに180kg/cm の応力をかけ、2時間後の応力の減少率を測定して、応力緩和性を評価した。
【0040】
ベルトを5%伸張させ、オゾン濃度50pphmの環境下に96時間放置してクラック発生の有無を観察した。目視可能なクラックがない場合を合格(○)、目視可能なクラックが発生している場合を不合格(×)とした。
【0041】
ベルトを3個のプーリーにより張架して回転運動するようにし、これを、図2に示すように電子写真複写機に中間転写ベルトとして用い、黒べた原稿をA4の転写用紙で複写し、複写物を目視でチェックして、目視可能な転移抜け(白い部分)の有無を調べた。目視可能な転移抜け(白い部分)がない場合を合格(○)、目視可能な転移抜け(白い部分)が発生している場合を不合格(×)とした。
【0042】
以上の評価結果を表1の下段に記載した。
表1から分かるように、実施例1〜3のいずれのベルトも、適度な弾性と導電性を有すると共に抵抗の面内バラツキも小く、しかも、耐オゾン性に優れ、画像形成装置内で中間転写ベルトとして優れた性能を得ることができた。なお、複写後のベルトの表面を目視観察したが、残留トナーはなく、ベルトのクリーニング性も良好であった。
【0043】
一方、比較例1のベルトでは、エピクロルヒドリンゴムに代えてアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を使用した以外、他は実施例1と同様にして作成したものであり、電気特性及び機械的特性は比較的良好な結果を得ることができたが、耐オゾン性が悪く、クッラクが発生した。
【0044】
比較例2はα、β−不飽和脂肪酸の配合量が多過ぎるために損失正接(tanδ)が大きくなり、応力緩和性が悪くベルトに伸びを生じた。
【0045】
比較例3はα、β−不飽和脂肪酸の配合量が少な過ぎるためにベルトの弾性が小さくなり、トナーの転写不良を発生した。
【0046】
比較例4は有機過酸化物が少な過ぎるために、ベルト(導電性ベース層)の損失正接(tanδ)が大きくなり、応力緩和が悪くベルトに伸びが生じた。
【0047】
比較例5は有機過酸化物が多過ぎるために、ベルトの弾性率が高くなり過ぎ、トナーの転写不良を発生した。
【0048】
比較例6はゴムにイオン導電性を有しないブチルゴムとEPDMゴムを用い、導電性充填剤としてカーボンブラックを配合したものであり、ベルトの抵抗の面内バラツキが大きかった。
【0049】
なお、ここでは導電性シームレスベルトを中間転写ベルトとして用いた場合について記載したが、上記実施例1〜4の導電性シームレスベルトを寸法調整を行って転写ベルト、定着ベルト、現像ベルトとして使用したが、この場合も良好な結果を得ることができた。また、実施例1〜4に導電性シームレスベルトについて表面層を形成せず、架橋後の筒状成形物(導電性ベース層)のみとした状態でこれを基体として用いてベルト状感光体を作製したが、該ベルト状感光体はプーリの駆動により長期間安定に回転運動するものであった。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によれば、エピクロルヒドリン系ゴムを主成分とするゴムを用い、該ゴムにα、β−不飽和脂肪酸と有機過酸化物と金属化合物とをそれぞれ特定量配合してゴムを架橋せしめ、かかる架橋ゴム組成物により導電性シームレスベルトを形成すると、適度な柔軟性と弾性を有し、抵抗の面内バラツキが小さいと共に伸びが生じにくく、しかも、耐オゾン性に優れた導電性シームレスベルトを得ることができる。よって、画像形成装置の転写ベルト、定着ベルト、現像ベルト等に使用すると安定した性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置内で導電性シームレスベルトを転写ベルトとして使用している状態を示す模式図である。
【図2】画像形成装置内で導電性シームレスベルトを現像装置の現像ベルトとして使用している状態を示す模式図である。
【図3】画像形成装置内で導電性シームレスベルトを中間転写ベルトとして使用している状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 転写ベルト
11 中間転写ベルト
14 シート材
16 クリーニング手段

Claims (3)

  1. ゴム成分としてエピクロルヒドリン系ゴムのみ、あるいは50重量部以上のエピクロルヒドリン系ゴムとNBRからなり、該ゴム成分100重量部当たり、(A)α、β−不飽和脂肪酸を5〜25重量部、(B)有機酸化物を0.5〜重量部、及び、(C)金属酸化物,金属水酸化物,及び金属炭酸塩から選択された1種又は2種以上の金属化合物を10〜30重量部、を配合して上記ゴムを架橋せしめた架橋ゴム組成物を成形してなる導電性ベース層を備え
    上記導電性ベース層は23℃、10Hz、伸長歪み4%の測定条件で測定した時の動的弾性率が2.5×10 8 〜2.0×10 9 dyn/cm 2 の範囲内にあり、かつ、損失正接(tanδ)が0.01〜0.2の範囲内に設定している導電性シームレスベルト。
  2. 上記導電性ベース層の厚さは0.2〜2mmで、画像形成装置内において、転写ベルト、中間転写ベルト、定着ベルト、現像ベルトとして用いられる請求項1に記載の導電性シームレスベルト。
  3. 上記導電性ベース層の表面に静電塗装されたウレタン樹脂からなる厚さ1〜10μmの表面層を設けている請求項1または請求項2に記載の導電性シームレスベルト。
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