以下、発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本発明には、複数の店舗に関して、各店舗で会員登録を行った会員に対して電子メールを送信するにあたり、記憶手段(ハードディスク63)に記憶した電子メールアドレスの中から、前記会員に送信する電子メールの送信対象となる電子メールアドレスを抽出する抽出手段(制御部62)と、該抽出手段により重複して抽出された電子メールアドレスを特定する重複アドレス特定手段(制御部62)と、該重複アドレス特定手段により重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して抽出された電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定する設定手段(制御部62)と、該設定手段により送信先として設定された電子メールアドレス宛に前記電子メールを送信する送信手段(通信部61)とを備えることを特徴とする第1実施形態に係る管理装置60が含まれる。
また本発明には、複数の店舗に関して、各店舗で会員登録を行った会員に対して電子メールを送信するにあたり、記憶手段(ハードディスク63)に記憶した電子メールアドレスの中から、前記会員に送信する電子メールの送信対象となる電子メールアドレスを抽出する抽出手段(制御部62)と、該抽出手段により抽出した電子メールアドレス宛に前記電子メールを送信する送信手段(通信部61)と、前記記憶手段に重複して記憶されている電子メールアドレスを特定する重複アドレス特定手段(制御部62)とを備え、前記抽出手段は、該重複アドレス特定手段により重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出することを特徴とする第2実施形態に係る管理装置60’が含まれる。
以下においては、まず第1実施形態に係る管理装置60について説明し、次に第2実施形態に係る管理装置60’について第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、以下においては、店舗が遊技場1であり、この遊技場1の数がA〜Cの3つである例について説明するが、店舗は遊技場1に限定されるものではなく、また店舗である遊技場1の数はこれに限らず2以上であれば良い。また、以下の説明中ではデータベースを「DB」と略記する。
[1.第1実施形態に係る管理装置60]
第1実施形態に係る管理装置60は、図1に示すように、会員管理機構3(例えば、各遊技場1に遊技の際等に使用される会員カードを供給するカード会社)に設けられ、複数の遊技場1(ここではA〜C)各々に設けられた場内管理装置50と専用線2を介して通信可能に接続されている一方、インターネット4を介して遊技場1で会員登録を行った会員が所有するPCや携帯電話等の情報端末と通信可能(即ち電子メールの送信が可能)となっている。
ここで、場内管理装置50は各遊技場1(ここではA,B,C)内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図1に示すように通信部51,制御部52,ハードディスク53,入力装置54,及びディスプレイ55等を備えるものである。これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
場外通信部51は、専用線2を介して管理装置60の通信部61と通信可能に接続されており、場内管理装置50と管理装置60との間における通信を司るものである。この場外通信部51からは、後述するメール設定画面(図4(c)にて設定された電子メールの内容が管理装置60に送信される。また、会員登録に際して、管理装置60から送信される当該遊技場1の会員の情報を受信する。
制御部52は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク53に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであり、例えば前記場外通信部51の情報の送受等を制御する。
記憶装置であるハードディスク53は図2(a)に示すように、会員情報DBを記憶している。この会員情報DBは、当該場内管理装置50が配置される遊技場1(ここではA)で会員登録を行った会員に関する会員情報を管理するDBであり、会員を個々に特定可能な「会員ID」と対応付けて、各会員の「氏名」,「性別」,「住所」,「生年月日」,「年齢」,及び「電子メールアドレス」を管理している。ここで管理される会員情報は、各遊技場1で顧客が会員登録を行った際に登録された情報又は登録後に更新された情報である。なお、図2(a)には、遊技場Aの場内管理装置50が記憶する会員情報DBを示しているが、遊技場B及びCについても同様に各遊技場1の会員についての会員情報DBが記憶されている。
ここで、顧客が遊技場1(例えばA)で会員登録を行う場合の登録処理の例について説明する。会員登録を行おうとする顧客は、遊技場1(ここではA)で用意された会員登録用の用紙に自分の「氏名」,「性別」,「住所」,「生年月日」,「年齢」,及び「電子メールアドレス」を記入し、遊技場1の店員に提出する。この際、顧客には会員カードが発行され、発行された会員カードに記録された会員ID(会員を個々に特定可能なID)が、店員により前記用紙に追記され、記入済みの用紙が会員管理機構3に送られる(例えば、郵送やファクシミリ等の通信手段による送信等)。会員管理機構3においては、受け取った(受信した)用紙に記入された情報(会員IDを含む)を、後述する入力装置64等によって用紙の送り元(ここではA)である各遊技場1毎に入力する。ここで入力された情報は、管理装置60側の会員情報DB(後述する図2(b))に登録され、該登録された会員ID及び入力情報が管理装置60から前記用紙の送り元である遊技場1の場内管理装置50に専用線2を介して送信され、場内管理装置50側の会員情報DBに登録され、登録処理が終了する。
入力装置54は、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスであり、例えばキーボードやマウス等である。またディスプレイ55は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶表示器である。この入力装置54及びディスプレイ55は、後述する図4(c)に示すように当該遊技場1の会員に送信する電子メールの内容の設定を行うものである。
管理装置60は、前述したように会員管理機構3に設けられ、図1に示すように通信部61,制御部62,ハードディスク63,入力装置64,及びディスプレイ65等を備えるものである。これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
ここで入力装置64は、各種の情報の入力を受け付けるための入力デバイスであり、例えばキーボードやマウス等である。またディスプレイ65は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶表示器である。これら入力装置64及びディスプレイ65は上限設定手段の一例であって、図3に示すように、同一の電子メールアドレスに対して所定期間内に送信する電子メールの数の上限を設定するものである。
また入力装置64及びディスプレイ65は優先メール設定手段の一例であって、各電子メールの内容毎に、前記所定期間内に送信される電子メールの数が上限設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)により設定された上限に達した後であっても当該内容の電子メールの送信を行うか否かを設定するものであり、ここでは図4(a)に示すメール設定画面によりこの設定を行う。
さらに入力装置64及びディスプレイ65については、広告受付手段の一例であって、広告情報と、該広告情報を送信する対象となる会員の属性条件を受け付けるものであり、ここでは図4(b)に示すメール設定画面によりこの受付を行う。
以下、これらの設定方法について説明する。
図3に示すように、ディスプレイ65に表示されるメール数上限設定画面は、所定期間と、該所定期間に送信する電子メールの数の上限を設定するための画面である。この画面で、左側の入力欄をクリックすることにより表示されるプルダウンメニューから所定期間を選択し、その右側の入力欄に該所定期間に送信する電子メールの数の上限をキーボードにより入力し、画面下部の「設定」ボタンをクリックすることで、選択された所定期間と、入力された上限が有効になる。なお、「キャンセル」ボタンをクリックすると選択及び入力された値が無効となり、前回に「設定」ボタンがクリックされたときの設定となる。また、この画面では、複数(2以上)の所定期間が設定可能であり、これにより例えば1日に送信する電子メールの数の上限と1ヶ月に送信する電子メールの数の上限を設定可能となる。また、例えば1日に送信する電子メールの数の上限,1週間に送信する電子メールの数の上限,及び1ヶ月に送信する電子メールの数の上限を全て設定可能である。本例では所定期間を1日と設定し、該所定期間に送信する電子メールの数の上限を5通と設定している。
次に、図4(a)に示すように、ディスプレイ65に表示されるメール設定画面は、会員に送信する電子メールの設定を行う画面であり、これによって前記設定された上限に達した後であっても当該内容の電子メールの送信を行うか否かの設定と、前記広告情報及び該広告情報を送信する対象となる会員の属性条件の受付を行う。このメール設定画面では、当該電子メールの送信対象となる会員の指定,当該電子メールのタイトルの入力,同送信内容の入力,同送信日の入力,同優先度の選択,及び当該電子メールがシステム案内であるか否かの選択を行う。
まず、電子メールの送信対象となる会員の属性条件の指定を行うにあたり、「送信対象」のプルダウンメニューにより「全会員」,「男性会員」,「女性会員」の中からいずれかを選択する。ここで「全会員」を選択した場合には、図2(b)の会員情報DBが管理する全会員が対象となる。また、男性会員を選択した場合には、会員情報DBにおいて「性別」が男である会員が対象となる。女性会員を選択した場合には、会員情報DBにおいて「性別」が女である会員が対象となる。さらに、プルダウンメニュー右側の「対象年齢」の入力欄に年齢を入力し、「以上」又は「以下」を選択することによって、前記プルダウンメニューにより選択された会員(すなわち「全会員」,「男性会員」,「女性会員」のいずれか)であって、かつ、入力した年齢以上または、入力した年齢以下の会員が送信対象となる。これによって例えば、電子メールの送信対象として、30歳以上の男性会員というような指定を行うことが可能となる。なお、図4(a)ではプルダウンメニューで「全会員」が選択されており、「対象年齢」が入力されていないので、性別及び年齢に関係なく、会員情報DBが管理する全会員が当該電子メールの送信対象となる。なお、本例において、管理装置60のディスプレイ65に表示されるメール設定画面で設定する電子メールの内容は、当該会員管理機構3が管理している全遊技場1(A〜C)の会員を対象とするものである。従ってこのメール設定画面では、「送信対象」として、「A店全会員」や「B店全会員」のように特定の遊技場1の会員を選択することができないものとするが、これに限らず、管理装置60のメール設定画面において、「送信対象」として特定の遊技場1の会員を選択することができるようにしても良い。
なお、「タイトル」の入力欄には、当該電子メールの題名を入力し(ここでは「ホームページの案内」と入力されている。)、「送信内容」の入力欄には、当該電子メールにより送信する情報を入力する(ここでは「A店,B店,C店会員の皆様、http:*******にアクセスいただくと各店のイベント情報がご覧になれます。」と入力されている。)。また、「送信日」の入力欄には当該電子メールの送信予定日を入力する(ここでは2003年11月30日と入力されている)。
次に「優先度」のプルダウンメニューにより「1」又は「2」を選択するが、ここで「1」を選択した場合には、当該電子メールを送信するにあたり、後述する記憶手段(ハードディスク63)が記憶している電子メールの数が前記上限設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)により設定された上限(ここでは1日あたり5通)に達している電子メールアドレスであっても抽出対象(送信対象)とする。また、プルダウンメニューにより「2」が選択された場合には、前記電子メールの数が前記設定された上限(ここでは1日あたり5通)に達していることを条件として、当該電子メールアドレスを抽出対象(送信対象)としない。
また、図4(a)において、「優先度」のプルダウンメニュー右側の「システム案内」のチェックボックスにチェックをすることで、当該電子メールが、当該会員管理機構3が提供する情報サービスについての案内である旨を示す。この「システム案内」のチェックボックスは、本例のように、当該電子メールの送信対象が、会員管理機構3が管理している全遊技場1(A〜C)の会員であり、当該電子メールの内容が、会員管理機構3が運営しているホームページに関する情報を含む場合等にチェックされる。なお、図4(a)ではチェックボックスがチェックされているので情報サービスについての案内である。
上記各項目の選択及び入力後に、画面下部の「設定」ボタンをクリックすることにより、前記選択及び入力された電子メールの内容が後述するシステム情報DB又は一般広告DBに登録される。ここで前記「システム案内」のチェックボックスがチェックされている場合には、当該設定された電子メールの内容はシステム情報DBに登録され、チェックされていない場合には、一般広告DBに登録される。
なお、会員管理機構3が、一般企業から依頼された広告(例えばゴルフ専門店×××の広告)についての電子メールの設定を行う場合等には、図4(b)に示すように、前述したようにしてメール設定画面により電子メールの内容を設定し、「システム案内」のチェックボックスをチェックせずに「設定ボタン」を押すことで該電子メールの内容が一般広告DBに登録される。なお、この場合「優先度」については通常「2」が選択されるが、「1」も選択可能であり、いずれかを選択するかによって前記一般企業が支払う広告料が異なる。即ち、上限への到達に関わらず広告情報が送信される「優先度1」については高い広告料が適用され、上限への到達により広告情報が送信されなくなる「優先度2」については安い広告料が適用される。このように、入力装置64及びディスプレイ65は、広告情報(ここでは「タイトル」,「送信内容」,「送信日」,及び「優先度」)と、該広告情報を送信する対象となる会員の属性条件(ここでは「性別」及び「年齢」)を受け付ける広告受付手段として機能するものである。
なお、画面下部の「キャンセル」ボタンをクリックすると選択及び入力された内容がクリアされる。
以上説明したようにして、管理装置60が備える入力装置64及びディスプレイ65によって電子メールの内容を設定することができるが、これと同様にして、場内管理装置50の入力装置54及びディスプレイ55により各遊技場1独自のメール内容を設定することができる。図4(c)は遊技場Aの場内管理装置50のディスプレイ55に表示されるメール設定画面であり、この例では遊技場Aで行われる回転祭に関する電子メールの内容が設定されている。この場内管理装置50側のメール設定画面は、管理装置60側のメール設定画面と異なり、「送信対象」として当該遊技場1(即ちここではA)の会員のみが対象となる。また、ここで設定される電子メールの内容は遊技場1独自のものであるため、「システム案内」のチェックボックスが表示されない。なお、この場内管理装置50側のメール設定画面で設定された電子メールの内容は、場内管理装置50の場外通信部51から管理装置60に送信され、後述する遊技場情報DBに登録される。
記憶装置であるハードディスク63は記憶手段の一例であって、複数の遊技場1に関して、各遊技場1で会員登録を行った会員の電子メールアドレスを含む会員情報を、各遊技場1毎に記憶するものである。ここでは図2(b)に示すように、会員情報DBを記憶しており、この会員情報DBは、各遊技場1(ここではA,B,C)毎に各遊技場1で会員登録を行った会員の会員情報を管理している。ここで管理する会員情報は、前述した「会員ID」,「氏名」,「性別」,「住所」,「生年月日」,「年齢」,及び「電子メールアドレス」であって、さらに前記会員情報に加え、該「電子メールアドレス」宛に前記設定された所定期間内(ここでは1日)に送信した電子メールの数である「送信回数」と、該「電子メールアドレス」が重複している旨を特定できる「フラグ」が管理される。ここで、「送信回数」の項目は、対応する電子メールアドレス宛に電子メールが送信される毎に「1」加算され、前記所定期間が経過すると「0」にクリア(リセット)される。また、「フラグ」が0の場合には、当該電子メールアドレスが記憶されるときに、後述する判定手段(制御部62)により既に同電子メールアドレスが記憶済みであると判定されなかったことを示し、「フラグ」が1の場合には、同電子メールアドレスが記憶済みであると判定されたことを示す。即ち記憶手段であるハードディスク63は、判定手段により記憶済みであると判定されたときには、記憶する電子メールアドレスについて、重複して記憶している旨を記憶するものである(すなわち「フラグ」として1を記憶する)。なお、上記「性別」,及び「年齢」は、会員に関する会員属性情報として、後述する抽出手段(制御部62)による抽出の際に利用される。
またハードディスク63は図5に示すようにシステム情報DB,一般広告DB,及び遊技場情報DBを記憶している。これらの各DBには図4に示したメール設定画面により設定された電子メールの内容が登録されるものであり、この登録に際しては、前記設定された電子メールの内容を個々に特定可能な情報コードが生成され、これも対応付けて登録される。なお、前述したように、会員管理機構3が提供する情報サービスについての案内はシステム情報DBにより管理され、一般の広告については一般広告DBにより管理され、各遊技場独自の情報については遊技場情報DBにより管理される。これら各DBで管理される情報については前記メール設定画面で説明済みのためここでは省略する。
制御部62は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク63に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部62は抽出手段の一例であって、記憶手段であるハードディスク63に記憶した電子メールアドレスの中から、会員に送信する電子メールの送信対象となる電子メールアドレスを抽出するものである。ここで、抽出手段である制御部62は、ハードディスク63が電子メールアドレスと対応付けて記憶している会員属性情報に基づいて、広告受付手段である入力装置64及びディスプレイ65により受け付けた会員の属性条件に合致する会員の電子メールアドレスを抽出するものであり、上述したように、会員情報DBにおいて各電子メールアドレスと対応付けて記憶している会員属性情報である「性別」及び「年齢」に基づいて、前記メール設定画面で設定された「送信対象」に合致する会員の電子メールアドレスを抽出する。
また、抽出手段として機能する制御部62は、ハードディスク63(会員情報DB)が電子メールアドレスと対応付けて記憶している電子メールの数(会員情報DBにおける「送信回数」)が、前記上限設定手段により設定された上限に達していることを条件として、当該電子メールアドレスを抽出対象としない。ただし、前記優先メール設定手段(入力装置64,ディスプレイ65)により送信を行うと設定された内容の電子メール(前記メール設定画面において「優先度」を1と設定された電子メール)を会員に送信するときには、制御部62は、ハードディスク63(会員情報DB)が記憶している電子メールの「送信回数」が前記上限設定手段により設定された上限に達した電子メールアドレスであっても抽出対象とする。
また制御部62は重複アドレス特定手段の一例であって、抽出手段(制御部62)により重複して抽出された電子メールアドレスを特定するものである。
ここで重複アドレス特定手段として機能する制御部62は、重複している旨の記憶に基づいて重複している電子メールアドレスを特定するものであり、前記会員情報DBの「フラグ」に基づいて重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。
また制御部62は設定手段の一例であって、重複アドレス特定手段(制御部62)により重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して抽出された電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレスについては、抽出手段(制御部62)により抽出された電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定するものであり、例えばこの設定結果は図6に示す抽出リストのようになる。
また制御部62は判定手段の一例であって、記憶手段であるハードディスク63に電子メールアドレスを記憶するとき(即ち前述したように、新たに会員登録をした会員の情報(電子メールアドレスを含む)を入力装置64により入力し、会員情報DBに登録するとき)に、該記憶する電子メールアドレスと同一の電子メールアドレスが既にハードディスク63に記憶済み(会員情報DBに登録済み)であるか否かを判定するものである。前述したようにこの判定により、記憶済みではないと判定されたときには「フラグ」に0と記憶され、記憶済みであると判定されたときには、「フラグ」に1と記憶される。
さらに前記抽出手段として機能する制御部62は、当該管理装置60が、複数の遊技場1(A〜C)に関して各遊技場独自の内容の電子メールをそれぞれの遊技場1で会員登録を行った会員に送信するときに、ハードディスク63に前記複数の遊技場1に対応して記憶されている電子メールアドレスを、重複の有無に関わらず、各電子メールアドレスが対応する遊技場1を特定可能に抽出するが、このとき制御部62は、後述する図6(c)に示すように、重複アドレス特定手段(制御部62)により重複していると特定された電子メールアドレスに対応する遊技場1の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成する電子メール統合手段として機能する。
通信部61は、専用線2を介して各遊技場1(ここではA〜C)の場内管理装置50の場外通信部51と通信可能に接続されており、管理装置60と各場内管理装置50との通信を司るものであると共に、インターネット4を介して会員の情報端末と通信可能であり、管理装置60と会員の情報端末との通信を司るものである。
この通信部61は送信手段の一例であって、設定手段である制御部62により送信先として設定された電子メールアドレス宛に電子メールを送信するものである。また送信手段として機能する通信部61は、設定手段である制御部62により送信先として設定された電子メールアドレス宛に、前記広告受付手段(ディスプレイ65)により受け付けた広告情報を含む電子メールを送信する。
なお、管理装置60から会員の電子メールアドレス宛に送信される電子メールは、インターネット4に接続されたインターネットメールサーバ(図示外)を経由して会員の情報端末に送信される。会員は情報端末上で動作する電子メール閲覧用ソフトウェアによって受信した電子メールの内容を確認することができる。また、前記情報端末が携帯電話の場合には、管理装置60から送信される電子メールは前記インターネットメールサーバを経由した後、さらに携帯電話用メールサーバ(図示外)を経由して会員の携帯電話に送信される。
また、送信手段として機能する通信部61は、電子メール統合手段(制御部62)により作成された1つの電子メールを重複アドレス特定手段(制御部62)により重複していると特定された電子メールアドレス宛に1通のみ送信するものである。
次に管理装置60の作用について説明する。管理装置60は、図5に示した各DBにより管理する情報を電子メールとして会員に送信するにあたり、各情報毎に設定された「送信日」(例えば、システム情報DBの情報であれば送信日当日の10:00,一般広告DBの情報であれば送信日当日の11:00,遊技場情報DBの情報であれば送信日当日の12:00)に各情報に関する電子メールの送信を行う。
まず、図5のシステム情報DBが管理する「ホームページの案内」(情報コードS−03019)に関する電子メールを送信する例について、図6を参照して説明する。送信日当日(ここでは2003/11/30)には、制御部62が、当該情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。ここでは「優先度」が1と設定されているので、抽出手段である制御部62は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)であっても抽出対象とする。即ち、会員情報DBにより管理している電子メールアドレスは全て抽出対象となる。図6(a)には本例で抽出対象となる電子メールアドレス(L1)を示す。このように、「優先度」が1と設定された電子メールを送信する場合には、所定期間内(ここでは1日)に送信される電子メールの数が、予め設定された上限(ここでは5)に達した電子メールアドレスであっても抽出対象とするので、上限に関わらず重要性の高いシステム情報DBが管理する情報については確実に送信できる。
また、ここでは「送信対象」として全会員が設定されているので、抽出手段である制御部62は会員情報DBに記憶されている電子メールアドレスを全て送信対象として抽出する。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L2−1)を図6(b)に示す。
次に重複アドレス特定手段である制御部62は、抽出リスト(L2−1)を参照し、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。ここでは抽出リスト(L2−1)の電子メールアドレスを順次比較(抽出リストL2−1内での比較)することにより前記特定を行い、図6(b)の例では、ee@***.ne.jpと、ff@***.ne.jpが重複していると特定する(第1の特定方法)。
ここで、重複アドレスの特定において、会員情報DBの「フラグ」に基づいて重複している電子メールアドレスを特定しても良い。例えば、抽出手段(制御部62)による電子メールアドレスの抽出の際、電子メールアドレスに加えて、各電子メールアドレスに対応する「フラグ」の値についても抽出し(図6(b)の抽出リスト(L2−2))、重複アドレス特定手段(制御部62)が、この抽出リスト(L2−2)のうち、「フラグ」が1の電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)についてのみ、順次比較(抽出リストL2−2内での比較)を行って重複しているか否かを確認し、重複して抽出された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)を特定する(第2の特定方法)。このように第2の特定方法によれば、「フラグ」の値が1のものについてのみ重複しているか否かを確認すれば良く、重複を確認するための電子メールアドレスの比較処理が軽減され、第1の特定方法に比べて処理の簡素化が図られる。さらに、システム情報DBが管理する情報のように、全遊技場1の会員が送信対象の場合(例えば、「全会員」や「男性会員」が送信対象として選択された場合)には、抽出された電子メールアドレスのフラグが「1」であれば、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出されるので、前記フラグが「1」の電子メールアドレスについては順次比較を行うことなく重複していると特定しても良い。
また設定手段である制御部62は、重複アドレス特定手段により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)については、このうち1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレス(第2の特定方法の場合は「フラグ」が0のもの)については、前記抽出手段により抽出された電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定する。これにより設定された送信リスト(L3)を図6(c)に示す。
続けて送信手段である通信部61により、送信リスト(L3)の電子メールアドレス宛に、タイトルが「ホームページの案内」であり、「A店,B店,C店会員の皆様 http:*******にアクセスいただくと各店のイベント情報をご覧になれます。」という内容の電子メールを送信する。このように、重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して抽出された電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定するので、複数の遊技場1に同一の電子メールアドレスにより会員登録をしている場合でも、該電子メールアドレス宛に同一内容の電子メールを重複して送信するという無駄な処理を行うことが無くなる。その結果、同一内容の電子メールを重複して受信した会員が不快感を抱くというおそれもなくなる。
次に、一般広告DBが管理する「ゴルフ専門店×××」(情報コードPR−03558)に関する電子メールを送信する例について、図7を参照して説明する。送信日当日(ここでは2003/12/3)には、制御部62が、当該情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。この情報については、「優先度」が2と設定されているので、抽出手段である制御部62は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)を抽出対象としない。図7(a)には本例で抽出対象となる電子メールアドレスのリスト(L4)を示す。このように、「優先度」が2と設定された電子メールを送信する場合には、所定期間内(ここでは1日)に送信される電子メールの数が、予め設定された上限(ここでは5)に達した電子メールアドレスを抽出対象としないので、電子メールが度を超えて頻繁に送信されて会員に不快感を抱かせることがなくなる。
また、ここでは「送信対象」として男性会員,及び30歳以上が設定されているので、抽出手段である制御部62は抽出対象である電子メールアドレス(L4)のうち、各電子メールアドレスと対応付けて会員情報DBに記憶されている「性別」が男であり、かつ、同「年齢」が30以上であるものについて抽出する。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L5−1)を図7(b)に示す。
次に重複アドレス特定手段である制御部62は、前述した「ホームページの案内」の例と同様に、抽出リスト(L5−1)を参照し、前記第1の特定方法により、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。又は抽出リスト(L5−2)を参照し、前記第2の特定方法により、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。図7(b)の例では、ee@***.ne.jpが重複していると特定する。また、一般広告DBが管理する情報も、システム情報DBが管理する情報と同様に、全遊技場1の会員が送信対象であるため、抽出された電子メールアドレスのフラグが「1」であれば、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出されるので、前記フラグが「1」の電子メールアドレスについては順次比較を行うことなく重複していると特定しても良い。
また設定手段である制御部62は、前述した「ホームページの案内」の例と同様に、重複アドレス特定手段により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp)については、このうち1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレス(第2の特定方法の場合は「フラグ」が0のもの)については、前記抽出手段により抽出された電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定する。これにより設定された送信リスト(L6)を図7(c)に示す。
続けて送信手段である通信部61により、送信リスト(L6)の電子メールアドレス宛に、タイトルが「ゴルフ専門店×××」であり、「ゴルフ専門店×××では各メーカーゴルフクラブを特別価格で提供いたします。詳しくはhttp:******をご覧にください。」という内容の電子メールを送信する。このように、メール設定画面により設定された「送信対象」に合致する会員(男性会員であって、30歳以上)の電子メールアドレスを抽出し、同受け付けた広告情報(「ゴルフ専門店×××」に関する情報)を含む電子メールを送信するので、当該管理装置60で管理している会員を広告対象として利用することができると共に、広告内容によって送信対象となる会員を限定できるため、広告効果の薄い会員宛に前記電子メールを送信するという無駄な処理を低減できる。その結果、自分に関係のない電子メールを受信した会員が不快感を抱くというおそれもなくなる。また、重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して抽出された電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定するので、顧客が複数の店舗に同一の電子メールアドレスにより会員登録をしている場合でも、該電子メールアドレス宛に同一内容の電子メールを重複して送信するという無駄な処理を行うことが無くなる。その結果、同一内容の電子メール(同一の広告情報)を重複して受信した顧客が不快感を抱くというおそれもなくなる。
次に、遊技場情報DBが管理する「会員様感謝日」(情報コードB−03089)に関する電子メールを送信する例について、図8を参照して説明する。この、遊技場情報DBが管理する情報を電子メールとして送信するにあたり、送信日当日(ここでは2003/12/1)に、制御部62が、同日に送信する情報(遊技場情報DBが管理する情報)が他にあるか否かを確認する。ここでは「新台入替」(情報コードC−03095)が、同日(2003/12/1)に送信する情報であり、これら「会員様感謝日」,及び「新台入替」に関する電子メールの送信は以下のように行われる。
まず、制御部62が、各情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。この情報については、いずれの情報も「優先度」が2と設定されているので、抽出手段である制御部62は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)を抽出対象としない。図8(a)には本例で抽出対象となる電子メールアドレスのリスト(L7)を示す。
また、ここでは「送信対象」として「会員様感謝祭」はB店会員、「新台入替」はC店会員が設定されているので、抽出手段である制御部62は抽出対象である電子メールアドレスのうち、B店会員及びC店会員の電子メールアドレスを送信対象として抽出する。このとき各電子メールアドレスが対応する遊技場1を特定可能な情報についても抽出する(ここでは図2(b)の会員情報DBが遊技場名毎に分けられているため、遊技場名を抽出している)。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L8−1)を図8(b)に示す。
次に重複アドレス特定手段である制御部62は、前述した例と同様に、抽出リスト(L8−1)を参照し、前記第1の特定方法により、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。又は抽出リスト(L8−2)を参照し、前記第2の特定方法により、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。図8(b)の例では、ee@***.ne.jpが重複していると特定する。なお、遊技場情報DBが管理する情報は、前記システム情報DBや一般広告DBが管理する情報と異なり、全遊技場1(A〜C)の会員が対象となるとは限らず、本例のように遊技場B,Cの会員のみが対象となる場合がある。従って、前記第2の特定方法において、抽出された電子メールアドレスのフラグが「1」であっても、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出されるとは限らないため、電子メールアドレスの順次比較を行い、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。
続けて、電子メール統合手段である制御部62は、重複していると特定された電子メールアドレスに対応する遊技場1の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成する。即ちここでは、ee@***.ne.jpに対応する遊技場B及び遊技場Cの電子メールの内容である「会員様感謝日」及び「新台入替」の内容を合わせた1つの電子メールを作成する。
また設定手段である制御部62は、前述した例と同様に、重複アドレス特定手段により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp)については、このうち1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレス(第2の特定方法の場合は「フラグ」が0のもの)については、前記抽出手段により抽出された電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として設定する。これにより設定された送信リスト(L9)を図8(c)に示す。送信リスト(L9)には、各電子メールアドレスに対応する遊技場名も含む。
続けて送信手段である通信部61により、送信リスト(L9)の電子メールアドレスのうち遊技場Bのみに対応する電子メールアドレスについては「会員様感謝日」についての電子メールを送信し、遊技場Cのみに対応する電子メールアドレスについては「新台入替」についての電子メールを送信する。遊技場B,Cに対応する電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp)については前記「会員様感謝日」と「新台入替」の内容を合わせた電子メール(タイトルが「会員様感謝日,新台入替」であって「B店会員様 12月5日は会員様感謝日です。当店会員様は無制限となります。さらにワゴンメニュー一品サービスとなります。C店会員様 12月5日は新台入替です。新台コーナーにお越し下さい。」という内容の電子メール)を送信する。このように、重複していると特定された電子メールアドレスに対応する遊技場1(ここでは遊技場B,C)の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成するので、複数の遊技場1に重複して登録している会員に関して重複した送信処理が不要となる。これに伴い、会員も一通の電子メールで複数の遊技場1の電子メール内容を確認できるため、電子メールの確認作業が簡素化される。
[2.第2実施形態に係る管理装置60’]
次に第2実施形態に係る管理装置60’について第1実施形態と異なる点について説明する。なお、場内管理装置50については第1実施形態と同様である。
管理装置60’は、第1実施形態と同様に、会員管理機構3に設けられ、図1に示すように通信部61’,制御部62’,ハードディスク63,入力装置64,及びディスプレイ65等を備えるものである。これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
ここで、入力装置64及びディスプレイ65は、第1実施形態と同様に、上限設定手段,優先メール設定手段,及び広告受付手段として機能するものである。
記憶装置であるハードディスク63は第1実施形態と同様に記憶手段として機能するものであり、同様に会員情報DBを記憶している。また、第1実施形態と同様にシステム情報DB,一般広告DB,及び遊技場情報DBを記憶している。
制御部62’は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク63に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、接続される各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部62’は重複アドレス特定手段の一例であって、ハードディスク63(会員情報DB)に重複して記憶されている電子メールアドレスを特定するものである。
ここで重複アドレス特定手段として機能する制御部62’は、重複している旨の記憶に基づいて重複している電子メールアドレスを特定するものであり、前記会員情報DBの「フラグ」に基づいて重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。
また制御部62’は第1実施形態と同様に、抽出手段の一例であって、記憶手段であるハードディスク63に記憶した電子メールアドレスの中から、会員に送信する電子メールの送信対象となる電子メールアドレスを抽出するものである。ここで、抽出手段である制御部62’は、第1実施形態と異なり、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレスについては、該電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出するものである。
また、抽出手段として機能する制御部62’は、ハードディスク63(会員情報DB)が電子メールアドレスと対応付けて記憶している会員属性情報に基づいて、広告受付手段である入力装置64及びディスプレイ65により受け付けた会員の属性条件に合致する会員の電子メールアドレスを抽出するものであり、会員情報DBにおいて各電子メールアドレスと対応付けて記憶している会員属性情報である「性別」及び「年齢」に基づいて、前記メール設定画面で設定された「送信対象」に合致する会員の電子メールアドレスを抽出する。この際に、前記重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出する。また、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレスについては、該電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出する。
また、抽出手段として機能する制御部62’は、第1実施形態と同様に、ハードディスク63(会員情報DB)が電子メールアドレスと対応付けて記憶している電子メールの数(会員情報DBにおける「送信回数」)が、上限設定手段により設定された上限に達していることを条件として、当該電子メールアドレスを抽出対象としない。ただし、優先メール設定手段(入力装置64,ディスプレイ65)により送信を行うと設定された内容の電子メール(前記メール設定画面において「優先度」を1と設定された電子メール)を会員に送信するときには、制御部62は、ハードディスク63(会員情報DB)が記憶している電子メールの数が上限設定手段により設定された上限に達した電子メールアドレスであっても抽出対象とする。
また、制御部62’は第1実施形態の制御部62と同様に判定手段として機能する。前述したようにこの判定により、記憶済みではないと判定されたときには「フラグ」に0と記憶され、記憶済みであると判定されたときには、「フラグ」に1と記憶される。
さらに前記抽出手段として機能する制御部62’は、第1実施形態の制御部62と同様に、当該管理装置60’が、複数の遊技場1(A〜C)に関して各遊技場独自の内容の電子メールをそれぞれの遊技場1で会員登録を行った会員に送信するときに、ハードディスク63に前記複数の遊技場1に対応して記憶されている電子メールアドレスを、重複の有無に関わらず、各電子メールアドレスが対応する遊技場1を特定可能に抽出するが、このとき制御部62’は、第1実施形態の制御部62と同様に、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレスに対応する遊技場1の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成する電子メール統合手段として機能する。
なお、制御部62’は第1実施形態の制御部62と異なり、設定手段としては機能しない。
通信部61’は、第1実施形態の通信部61と同様に、専用線2を介して各遊技場1(ここではA〜C)の場内管理装置50の場外通信部51と通信可能に接続されており、管理装置60’と各場内管理装置50との通信を司るものであると共に、インターネット4を介して会員の情報端末と通信可能であり、管理装置60’と会員の情報端末との通信を司るものである。
この通信部61’は第1実施形態の通信部61と同様に、送信手段として機能するが、第1実施形態と異なり、抽出手段により抽出した電子メールアドレス宛に電子メールを送信するものである。
また送信手段として機能する通信部61’は、抽出手段(制御部62’)により抽出した電子メールアドレス宛に、広告受付手段(入力装置64,ディスプレイ65)により受け付けた広告情報を含む電子メールを送信する。
さらに送信手段として機能する通信部61’は、電子メール統合手段(制御部62’)により作成された1つの電子メールを、前記抽出手段により抽出されたメールアドレスのうち、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレス宛に1通のみ送信するものである。
次に管理装置60’の作用について説明する。管理装置60’は、第1実施形態の管理装置60と同様に、図5に示した各DBにより管理する情報を電子メールとして会員に送信するにあたり、各情報毎に設定された「送信日」に各情報に関する電子メールの送信を行う。
まず、図5のシステム情報DBが管理する「ホームページの案内」(情報コードS−03019)に関する電子メールを送信する例について、図9を参照して説明する。送信日当日(ここでは2003/11/30)には、制御部62’が、当該情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。ここでは「優先度」が1と設定されているので、抽出手段である制御部62’は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)であっても抽出対象とする。即ち、会員情報DBにより管理している電子メールアドレスは全て抽出対象となる。図9(a)には本例で抽出対象となる電子メールアドレス(L10−1)を示す。
ここで、重複アドレス特定手段である制御部62’は、抽出対象となる電子メールアドレスのうち、重複して記憶している電子メールアドレスを特定する。ここでは抽出リスト(L10−1)の電子メールアドレスを順次比較(抽出対象(L10−1内での比較)することにより前記特定を行い、図9(a)の例では、ee@***.ne.jpと、ff@***.ne.jpが重複していると特定する(第1の特定方法)。
ここで、重複アドレスの特定において、会員情報DBの「フラグ」に基づいて重複して記憶している電子メールアドレスを特定しても良い。即ち、会員情報DBにおいて、抽出対象である電子メールアドレスに対応する「フラグ」の値を参照し(図9(a)の抽出対象(L10−2))、この抽出対象(L10−2)のうち、「フラグ」が1の電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)についてのみ、順次比較(抽出対象(L10−2)内での比較)を行って重複しているか否かを確認し、重複する電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)を特定する(第2の特定方法)。ここで、抽出対象である電子メールアドレスのフラグが「1」であれば、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出対象の電子メールアドレスの中に存在するので、前記フラグが「1」の電子メールアドレスについては順次比較を行うことなく重複していると特定しても良い。
続けて抽出手段である制御部62’は、ここでは「送信対象」として全会員が設定されているので、抽出対象である電子メールアドレスのうち、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)については、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレスについては、該電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出する。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L11)を図9(b)に示す。
続けて送信手段である通信部61’により、抽出リスト(L11)の電子メールアドレス宛に、タイトルが「ホームページの案内」であり、「A店,B店,C店会員の皆様 http:*******にアクセスいただくと各店のイベント情報をご覧になれます。」という内容の電子メールを送信する。このように、重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出するので、複数の遊技場1に同一の電子メールアドレスにより会員登録をしている場合でも、該電子メールアドレス宛に同一内容の電子メールを重複して送信するという無駄な処理を行うことが無くなる。その結果、同一内容の電子メールを重複して受信した会員が不快感を抱くというおそれもなくなる。
次に、一般広告DBが管理する「ゴルフ専門店×××」(情報コードPR−03558)に関する電子メールを送信する例について、図10を参照して説明する。送信日当日(ここでは2003/12/3)には、制御部62’が、当該情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。この情報については、「優先度」が2と設定されているので、抽出手段である制御部62’は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)を抽出対象としない。図10(a)には本例で会員情報DBに記憶されている電子メールアドレスのうち抽出対象となる電子メールアドレス(L12−1)を示す。
次に重複アドレス特定手段である制御部62’は、前述した「ホームページの案内」の例と同様に、抽出対象(L12−1)を参照し、前記第1の特定方法により、重複している電子メールアドレスを特定する。又は抽出対象(L12−2)を参照し、前記第2の特定方法により、重複している電子メールアドレスを特定する。図10(a)の例では、ee@***.ne.jp及びff@***.co.jpが重複していると特定する。ここで、抽出対象である電子メールアドレスのフラグが「1」であれば、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出対象の電子メールアドレスの中に存在するので、前記フラグが「1」の電子メールアドレスについては順次比較を行うことなく重複していると特定しても良い。
続けて抽出手段である制御部62’は、ここでは「送信対象」として男性会員,及び30歳以上が設定されているので、抽出対象である電子メールアドレス(L12−1又はL12−2)のうち、男性会員であって30歳以上の会員の電子メールアドレスを送信対象として抽出する。この抽出において、抽出対象である電子メールアドレスのうち、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp)については、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出し、重複アドレス特定手段により重複していると特定されなかった電子メールアドレスについては、該電子メールアドレスを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出する。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L13)を図10(b)に示す。なお、ff@***.co.jpについては重複していると特定されているが、送信対象ではないため抽出されない。
続けて送信手段である通信部61’により、抽出リスト(L13)の電子メールアドレス宛に、タイトルが「ゴルフ専門店×××」であり、「ゴルフ専門店×××では各メーカーゴルフクラブを特別価格で提供いたします。詳しくはhttp:******をご覧にください。」という内容の電子メールを送信する。このように、メール設定画面により設定された「送信対象」に合致する会員(男性会員であって、30歳以上)の電子メールアドレスを抽出し、同受け付けた広告情報(「ゴルフ専門店×××」に関する情報)を含む電子メールを送信するので、当該管理装置60で管理している会員を広告対象として利用することができると共に、広告内容によって送信対象となる会員を限定できるため、広告効果の薄い会員宛に前記電子メールを送信するという無駄な処理を低減できる。その結果、自分に関係のない電子メールを受信した会員が不快感を抱くというおそれもなくなる。また、重複していると特定された電子メールアドレスについては、重複して記憶されている電子メールアドレスのうちの1つを当該電子メールアドレスの会員に対する電子メールの送信先として抽出するので、複数の遊技場1に同一の電子メールアドレスにより会員登録をしている場合でも、該電子メールアドレス宛に同一内容の電子メールを重複して送信するという無駄な処理を行うことが無くなる。その結果、同一内容の電子メール(同一の広告情報)を重複して受信した会員が不快感を抱くというおそれもなくなる。
次に、遊技場情報DBが管理する「会員様感謝日」(情報コードB−03089)に関する電子メールを送信する例について、図11を参照して説明する。この、遊技場情報DBが管理する情報を電子メールとして送信するにあたり、送信日当日(ここでは2003/12/1)に、制御部62’が、同日に送信する情報(遊技場情報DBが管理する情報)が他にあるか否かを確認する。ここでは「新台入替」(情報コードC−03095)が、同日(2003/12/1)に送信する情報であり、これら「会員様感謝日」,及び「新台入替」に関する電子メールの送信は以下のように行われる。
まず、制御部62’が、各情報が前記優先メール設定手段により送信を行うと設定されているか否か、即ち「優先度」の設定値がいくつであるかを判定する。この情報については、いずれの情報も「優先度」が2と設定されているので、抽出手段である制御部62’は、会員情報DBにおいて「送信回数」が上限設定手段により設定された上限である5に達した電子メールアドレス(例えば「送信回数」が6であるll@*****.ne.jp)を抽出対象としない。図11(a)には本例で抽出対象となる電子メールアドレス(L14−1)を示す。
次に重複アドレス特定手段である制御部62’は、前述した例と同様に、抽出対象(L14−1)を参照し、前記第1の特定方法により、重複している電子メールアドレスを特定する。又は抽出対象(L14−2)を参照し、前記第2の特定方法により、重複している電子メールアドレスを特定する。図11(a)の例では、ee@***.ne.jp及びff@***.co.jpが重複していると特定する。ここで、抽出対象である電子メールアドレスのフラグが「1」であれば、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出対象の電子メールアドレスの中に存在するので、前記フラグが「1」の電子メールアドレスについては順次比較を行うことなく重複していると特定しても良い。
続けて抽出手段である制御部62’は、ここでは「送信対象」として「会員様感謝祭」はB店会員、「新台入替」はC店会員が設定されているので、抽出対象である電子メールアドレス(L14−1又はL14−2)のうち、B店会員及びC店会員の電子メールアドレスを送信対象として重複の有無に関わらず抽出する。このとき各電子メールアドレスが対応する遊技場1を特定可能な情報についても抽出する(ここでは図2(b)の会員情報DBが遊技場名毎に分けられているため、遊技場名を抽出している)。これにより抽出された電子メールアドレスを昇順にソートした抽出リスト(L15)を図11(b)に示す。
また、電子メール統合手段(制御部62’)が、抽出されたメールアドレスのうち、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp及びff@***.co.jp)に対応する遊技場1に関する電子メールを統合して、1つの電子メールを作成する。ここではee@***.ne.jpに対応する遊技場B,Cに関する電子メールを統合して、タイトルが「会員様感謝日,新台入替」であって「B店会員様 12月5日は会員様感謝日です。当店会員様は無制限となります。さらにワゴンメニュー一品サービスとなります。C店会員様 12月5日は新台入替です。新台コーナーにお越し下さい。」という内容の電子メールを作成する。なお、ff@***.co.jpについては抽出前の時点では重複していると特定されているが、抽出後に対応する遊技場はBのみのため、電子メールは統合されない。
ここで、本第2実施形態においては、重複アドレス特定手段である制御部62’が、抽出前の電子メールアドレスについて、重複している電子メールアドレスを特定する例について説明したが、これに限らず、重複アドレス特定手段(制御部62’)は、第1実施形態における制御部62と同様に、抽出された電子メールアドレスについて重複しているものを特定しても良い(この場合には、ff@***.co.jpは重複していると特定されない)。ただし、このとき前記第2の特定方法を用いる場合には、抽出された電子メールアドレスのフラグが「1」であっても、同一電子メールアドレスであってフラグが「0」のものが抽出されるとは限らないため、電子メールアドレスの順次比較を行い、重複して抽出された電子メールアドレスを特定する。また、電子メール統合手段は、抽出後に重複していると特定された電子メールアドレス(例えばee@***.ne.jp)に対応する遊技場1の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成する。
続けて送信手段である通信部61’により、抽出リスト(L15)の電子メールアドレスのうち遊技場Bのみに対応する電子メールアドレスについては「会員様感謝日」についての電子メールを送信し、遊技場Cのみに対応する電子メールアドレスについては「新台入替」についての電子メールを送信する。抽出リスト(L15)のメールアドレスのうち、重複アドレス特定手段(制御部62’)により重複していると特定された電子メールアドレス(ここではee@***.ne.jp)については、前記電子メール統合手段(制御部62’)により統合された電子メールを1通送信する。
[3.変形例]
最後に、本発明に係る管理装置60,60’の変形例について説明する。
上記の実施形態では、店舗が遊技場1である例について説明したが、これに限らず、店舗は各店舗毎に独自に会員登録を行う店舗であれば良く、例えばコンビニエンスストア,デパート,及びレンタルショップ等であっても良い。これらの店舗がチェーン店の関係にある場合には、管理装置60,60’は、チェーン店本部や複数店舗のうちのいずれかの店舗に配置されても良く、チェーン店である各店舗毎の会員情報(会員の電子メールアドレスを含む)を一括して管理しているものである。また、各店舗がチェーン店の関係にない場合には、管理装置60,60’は、上記実施例の如く、店舗外の会員管理機関に配置され、チェーン店でない各店舗毎の会員情報(会員の電子メールアドレスを含む)を一括して管理しているものである。即ち、本発明の管理装置は、その配置される場所、及び各店舗がチェーン店の関係にあるか否かに関わらず、各店舗の会員情報(電子メールアドレス)を管理して、各店舗の会員に電子メールを送信するものであれば良い。
上記の実施形態では、管理装置60,60’が、専用線2を介して各遊技場1の場内管理装置50と通信可能である例について説明したが、これに限らず管理装置60,60’は場内管理装置50と通信可能でなくても良く、会員の情報端末に電子メールを送信可能なものであれば良い。
上記の実施形態では、顧客が会員登録用の用紙に必要事項を記入して、遊技場1が記入済みの用紙を会員管理機構3に送り、用紙に記入された情報を入力することによって管理装置側の会員情報DBに登録される例について説明したが、これに限らず、各遊技場1に管理装置と通信可能な会員登録用の端末を配置して、会員登録の際に、該端末に表示される会員登録画面に必要事項を入力することにより、該入力された情報が管理装置に送信されて会員情報DBに登録されても良い。また、この会員登録用端末の機能は場内管理装置が有していても良い。
上記の実施形態では、記憶手段が記憶する会員情報が「会員ID」,「氏名」,「性別」,「住所」,「生年月日」,「年齢」,及び「電子メールアドレス」である例について説明したが、これに限らず、会員情報として、来店毎に付与される「来店ポイント」や、遊技により獲得した価値の大きさが貯蓄された「貯玉数」等を記憶しても良い。
上記の実施形態では、広告情報を送信する対象となる会員の属性条件が「性別」,及び「年齢」である例について説明したが、これに限らず、会員の属性条件は上記会員情報の「住所」や「生年月日」であっても良い。例えば、特定の地域の会員に広告を送信したいときには「住所」を属性条件とすれば良く、誕生日の近い会員に広告を送信したいときには「生年月日」を属性条件とすれば良い。また各遊技場が、自遊技場の会員に対してのみイベント情報を送信する場合を広告の送信としても良く、この場合には広告受付手段は、場内管理装置側の入力装置54及びディスプレイ55となり、属性条件としては、本例に示したように例えば、「A店全会員」を属性条件とすればよい。さらには、会員情報DBにおいて、会員属性情報として、各会員の遊技履歴や景品交換履歴を管理し、広告受付手段(例えば入力装置64,ディスプレイ65)は、該遊技履歴や景品交換履歴に関する属性条件を受付可能としても良い(例えばゴルフ専門店の広告であればゴルフ用品と景品交換している会員を送信対象として選択する等)。
上記の実施形態では、図4(c)に示したように、場内管理装置50の入力装置54及びディスプレイ55により、自遊技場のイベント情報を設定して、設定された情報が管理装置60,60’に送信され、遊技場情報DBに登録される例について説明したが、これに限らず、管理装置60,60’側で各遊技場のイベント情報を設定するようにしても良い。例えば各遊技場からは、電子メール等によりイベント情報の登録依頼を会員管理機構3に送信し、会員管理機構側で、依頼されたイベント情報の登録を行うようにしても良い。
上記の実施形態では、図4(b)に示したように、広告情報と会員の属性条件を受け付ける広告受付手段が、管理装置60の入力装置64及びディスプレイ65である例について説明したが、これに限らず、広告情報と会員の属性条件を、インターネット4等の通信回線を介して広告の依頼主である企業等から受け付ける(受信する)ようにしても良い。このとき、属性条件を受信する通信部61が広告受付手段として機能する。
上記の実施形態では、図4に示したように、電子メールを送信するタイミングとして、メール設定画面において「送信日」を指定する例について説明したが、これに限らず、さらに送信する時間まで指定可能としても良い。このときには、送信日が同日である場合ではなく、送信時間が近い電子メール(例えば2時間以内等)について、前記電子メール統合手段は、重複していると特定された電子メールアドレスに対応する店舗の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成するようにしても良い。
上記の実施形態では、電子メール統合手段である制御部62,62’が2つの電子メール(遊技場Bの「会員様感謝日」と遊技場Cの「新台入替」)の内容を合わせた1つの電子メールを作成する例について説明したが、これに限らず、3つ以上の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを作成しても良い。
上記の実施形態では、複数の遊技場1に関して各遊技場独自の内容の電子メールをそれぞれの遊技場1で会員登録を行った会員に送信するときに、重複していると特定された電子メールアドレス宛(上記の例ではee@***.ne.jp)に、当該電子メールアドレスに対応する遊技場1(上記の例では遊技場B,C)の電子メールの内容を合わせた1つの電子メールを送信する例について説明したが、これに限らず、重複していると特定された電子メールアドレス宛に、当該電子メールアドレスに対応する遊技場1(例えば遊技場B,C)の電子メールを各々送信しても良い。即ち電子メールアドレスの統合を行わなくても良く、統合を行うか否かを管理装置60,60’で設定可能としても良い。
上記の実施形態では、会員が所有する情報端末がPCや携帯電話である例について説明したが、これに限らず、PDA等の他の情報端末であっても良く、電子メールを閲覧可能なもので有れば良い。