JP3622876B2 - 送受信装置及び携帯無線機 - Google Patents

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Description

【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図4)
(1)第1実施例(図1及び図2)
(2)第2実施例(図3及び図4)
(3)他の実施例
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は送受信装置及び携帯無線機に関し、例えばデイジタル携帯電話の受信装置及び携帯無線機に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、デイジタル携帯電話装置においては、TDD/FDMA(Time Division Duplex/Frequency Division Multiple Access) 方式やTDD/TDMA(Time Division Duplex/Time Division Multiple Access)方式によつて無線回線を接続して通話するようにしたものがある。
例えばTDD/TDMAのデイジタル携帯電話装置には、800 〔MHz 〕帯及び1.5 〔GHz 〕帯の使用周波数帯域が設定されている。
すなわち800 〔MHz 〕帯の使用周波数帯域として810 〔MHz 〕〜826 〔MHz 〕を設定して、さらに1.5 〔GHz 〕帯の使用周波数帯域として1477〔MHz 〕〜1501〔MHz 〕を設定して各周波数帯域を25〔kHz 〕間隔に周波数分割して通信チヤネルを割り当てている。
【0004】
このようなデイジタル携帯電話装置では、送受信される音声データ信号を、1つの音を例えば24ビツト単位のデータに対応させて一定単位のデータを効率良くバツチ処理するのに適したDSP(Digital Signal Processor 、デイジタル・シグナル・プロセツサ) を用いて処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のデイジタル携帯電話装置においては、内部動作クロツクの高調波が発生し、この高調波によつて特定の受信チヤネルに対して感度抑圧が発生するという問題がある。すなわち例えばDSPの内部動作クロツクの周波数が40.32 〔MHz 〕の場合、その37倍の1491.84 〔MHz 〕の高調波が、1.5 〔GHz 〕帯の受信チヤネル(594CH) の受信周波数付近に発生して、この受信チヤネルに対して感度抑圧が発生する。この場合、感度抑圧を防ぐには高調波の出る信号ラインにコンデンサを接続したり、或いは電磁シールドを施さなければならないため部品点数が増えるという問題がある。
【0006】
ここでDSPに設定する内部動作クロツクの周波数としては、40〔MHz 〕以上の高いクロツク周波数が求められる一方において、あまり高いクロツク周波数を設定すると内部消費電力が増大するという問題がある。このためDSPの内部動作クロツク周波数は、特定の周波数範囲に限定されることになり、このような条件の中で全ての受信チヤネルに対して感度抑圧を与えるのを回避するようなクロツク周波数を設定するのは難しいという実情がある。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成によつて装置内の回路の内部動作クロツクによる受信信号の感度抑圧を防止することのできる送受信装置及び携帯無線機を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、第1の周波数帯におけるチヤネル又は第2の周波数帯におけるチヤネルを用いて通信信号を送受する送受信装置であつて、通信信号をデイジタル信号処理するために用いる内部動作クロツクとして、第1の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第1の内部動作クロツク又は第2の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第2の内部動作クロツクを生成するクロツク生成部と、第1の周波数帯におけるチヤネルを用いて通信信号を送受する場合、第1の内部動作クロツクを生成させるようにクロツク生成部を制御し、第2の周波数帯におけるチヤネルを用いて通信信号を送受する場合、第2の内部動作クロツクを生成させるようにクロツク生成部を制御するクロツク制御部とを設けるようにした。
これにより、第1の周波数帯を用いて通信信号を送受する場合には当該第1の周波数帯における全てのチヤネルに対して感度抑圧が発生しないようにすることができ、また第2の周波数帯を用いて通信信号を送受する場合には当該第2の周波数帯における全てのチヤネルに対して感度抑圧が発生しないようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0010】
図1において、1は全体としてデイジタル携帯電話装置を示し、入出力インターフエイスであるMMI(Manmachine Interface)2を介してユーザによる制御命令が装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit) 3に送出される。
CPU3は、MMI2を通じて入力されるユーザの操作命令に応じてメモリ4内に格納された制御用のプログラムに従つて変復調及び音声符号化/復号処理するためのASIC(Application Specific Integrated Circuit) 回路5及び音声データを圧縮伸張処理するためのDSP6を制御して送受信データを処理する。
【0011】
またCPU3は、MMI2の入力キー等から入力される電話番号等の入力データをメモリ4に蓄えさせるとともに、ユーザの操作に応じてMMI2を制御し、LCD等の表示部(図示せず)を通じてデータを出力表示する。
【0012】
デイジタル携帯電話装置1では送信データS1の送信時、マイク(図示せず)等の音声入力部を介して入力された送信データS1をまず、ASIC回路5のコーデツク10によつてA/D(Analog/Digital)変換して、このデイジタル送信データS11をDSP6に送出する。DSP6では音声圧縮/伸張回路11によつて送信データを音声圧縮した後、再びASIC回路5に送出する。
ASIC回路5では変調回路12によつて送信データを直交変調して、これによつて得られる変調信号S12をRF回路7に送出する。RF回路7では、変調信号S12をアツプコンバートしてアンプ(図示せず)を介して増幅した後、アンテナ切換えスイツチ(図示せず)を介してアンテナANより送信する。
【0013】
また受信時においては、アンテナANで受信した受信データS2をRF回路7においてまず、第1ローカル信号によつて第1中間周波にダウンコンバートして、さらにその第1中間周波を第2ローカル信号によつて変調信号S21に変調してASIC回路5に送出する。ASIC回路5では、復調回路13によつて変調信号S21を復調してDSP6に送出する。
DSP6は復調された受信データ信号を音声圧縮/伸張回路11によつて音声伸張した後、再びASIC回路5に送出する。ASIC回路5はコーデツク10によつて伸張されたデイジタル音声データをD/A(Digital/Analog)変換することによつて、アナログ音声信号としてアンプ(図示せず)を介して増幅した後、スピーカ(図示せず)を通じて出力する。
【0014】
ここでデイジタル信号処理するためのASIC回路5、CPU3及びDSP6の各内部動作クロツクは、それぞれ水晶振動子XLの発振周波数f1をもとに分周、逓倍してつくられている。すなわち水晶振動子XLの10.752〔MHz 〕の発振周波数f1をASIC回路5に送出して1/2 に分周した後、DSP6及びCPU3それぞれに送出する。各DSP6及びCPU3においては、1/2 に分周された5.376 〔MHz 〕の周波数を逓倍してそれぞれ内部動作クロツクの周波数を生成するようになされている。
【0015】
DSP6の内部動作クロツクの周波数は図2に示すクロツク周波数の設定手順(1)に従つて設定する。すなわちクロツク周波数の設定手順は、まずステツプSP1において、CPU3が内部ソフトウエアによつて、CPU3の入力ポートをみることによつてデイジタル携帯電話装置1の受信周波数帯域を判別すると、次のステツプSP2において、デイジタル携帯電話装置20の受信周波数帯域が1.5 〔GHz 〕帯であつた場合、DSP6に設けられた制御用の入力ポート14のレベルをハイレベル「H」に設定し、また受信周波数帯域は800 〔MHz 〕帯であつた場合は入力ポート14のレベルをローレベル「L」に設定する。そしてステツプSP3においてDSP6は入力ポート14のレベルに応じて、レベルが「H」であつた場合、ステツプSP4に移つて内部のクロツク制御部17を介して周波数シンセサイザ15のPLL16を制御することによつて、1/2 に分周された発振周波数f1を8逓倍して内部動作クロツクの周波数として出力する。この結果、DSP6の内部動作クロツクの周波数f2は次式、
【数1】
Figure 0003622876
により43.008〔MHz 〕に設定される。この場合、内部動作クロツクの周波数f2を43.008〔MHz 〕に設定したことによつて1.5 〔GHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0016】
またステツプSP3において、入力ポート14のレベルがローレベル「L」であつた場合、ステツプSP5に移り、CPU3によりDSP内部のクロツク制御部17を介して周波数シンセサイザ15のPLL16を制御することによつて、1/2 に分周された発振周波数f1を 7.5倍して内部動作クロツクの周波数として出力する(このときデイジタル携帯電話装置1の受信周波数帯域は800 〔MHz 〕帯とする)。この結果、DSP6の内部動作クロツクの周波数f2は次式、
【数2】
Figure 0003622876
により40.32 〔MHz 〕に設定される。この場合、内部動作クロツクの周波数f2を40.32 〔MHz 〕に設定したことによつて800 〔MHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0017】
ステツプSP4及びSP5によつて受信周波数帯域に応じた内部動作クロツクの周波数が設定されると、DSP6の処理はステツプSP6に移つて内部動作クロツクに基づいたDSP6によるデイジタルデータに対する通常処理を実行する。
【0018】
以上の構成において、CPU3はクロツク周波数の設定手順(1)に従つて読み出したCPU3の入力ポートのレベルに基づいて、使用する受信周波数帯域が1.5 〔GHz 〕帯であるか又は800 〔MHz 〕帯であるかを判別し、この判別結果に応じて、クロツク制御部17を制御することによつてDSP6の内部動作クロツクの周波数を受信周波数帯域が1.5 〔GHz 〕帯の場合は、43.008〔MHz 〕、また受信周波数帯域が800 〔MHz 〕帯の場合は、40.32 〔MHz 〕に設定する。
【0019】
このようにCPU制御によつて受信周波数帯域に応じて受信周波数帯域内の全ての受信チヤネルについて内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生しないようにDSP6の内部動作クロツクの周波数を設定するようにしたことにより、感度抑圧を防止するためにコンデンサを信号ラインに接続したり、電磁シールド等の対策を施す必要がなくなる。さらにこの場合、1つのDSP6を1.5 〔GHz 〕帯又は800 〔MHz 〕帯のデイジタル携帯電話装置に共通に用いて、使用される全ての受信周波数帯域において感度抑圧の発生を防止することのできるデイジタル携帯電話装置を実現し得る。
【0020】
以上の構成によれば、CPU3により受信周波数帯域を判別し、DSP6の入力ポート14のレベルを設定し、当該レベルに応じてDSP6がクロツク制御部17の制御によつて内部動作クロツクの周波数を設定する簡易な構成によつて、使用する受信周波数帯域内の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生しないようにすることができる。
さらに上述の実施例によれば、1つのDSP6を2つ以上の受信周波数帯域について共通に用いて、各帯域において感度抑圧の発生を防止することができ、かくして一つのDSP6を異なつた受信周波数帯域の設定された受信装置に対して汎用に用いることができる。
【0021】
(2)第2実施例
図1との対応部分に同一符号を符して示す、図3において20は第2実施例によるデイジタル携帯電話装置を示し、受信周波数帯域に応じて設定される固定抵抗R1及びR2、並びに当該固定抵抗R1及びR2を制御用の入力ポートへ切り換え接続するための切換えスイツチSWを設けた構成を除いて、第1実施例のデイジタル携帯電話装置1と同じ構成としている。
【0022】
DSP6の内部動作クロツクの周波数は図4に示すクロツク周波数の設定手順に従つて設定する。すなわちクロツク周波数の設定手順は、まずステツプSP10において、DSP21が内部ソフトウエアによつてDSP6の内部動作クロツクの切換判別用の入力ポート14のレベルをリードして制御用ポートのレベルを判定する。
ここでステツプSP11において、入力ポート14のレベルがハイレベル「H」であつた場合、ステツプSP12に移つて、CPU3によつてDSP21の内部のクロツク制御22を介して周波数シンセサイザ15のPLL16を制御することによつて、1/2 に分周された発振周波数f1を8逓倍して内部動作クロツクの周波数として出力する(このときデイジタル携帯電話装置1の受信周波数帯域は1.5 〔GHz 〕帯とする)。この結果、DSP21の内部動作クロツクの周波数f2は次式、
【数3】
Figure 0003622876
により43.008〔MHz 〕に設定される。この場合、内部動作クロツクの周波数f2を43.008〔MHz 〕に設定したことによつて1.5 〔GHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0023】
またステツプSP11において、入力ポート14のレベルがローレベル「L」であつた場合、ステツプSP13に移り、CPU3によりDSP内部のクロツク制御部22を介して周波数シンセサイザ15のPLL16を制御することによつて、1/2 に分周された発振周波数f1を 7.5倍して内部動作クロツクの周波数として出力する(このときデイジタル携帯電話装置20の受信周波数帯域は800 〔MHz 〕帯とする)。この結果、DSP21の内部動作クロツクの周波数f2は次式、
【数4】
Figure 0003622876
により40.32 〔MHz 〕に設定される。この場合、内部動作クロツクの周波数f2を40.32 〔MHz 〕に設定したことによつて800 〔MHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0024】
ステツプSP12及びSP13によつて受信周波数帯域に応じた内部動作クロツクの周波数が設定されると、DSP21の処理はステツプSP14に移つて内部動作クロツクに基づいたDSP21によるデイジタルデータに対する通常処理を実行する。
【0025】
以上の構成において、DSP21は内部ソフトウエアに従つて内部動作クロツクの制御用の入力ポート14のレベルをリードすることによつて入力ポート14のレベルを判定する。すなわちデイジタル携帯電話装置20の受信周波数帯域が1.5 〔GHz 〕帯の場合、切換えスイツチSWは入力ポート14が電源側の固定抵抗R1に接続してプルアツプするように切り換えられているので、DSP21の内部ソフトウエアは入力ポート14のレベルがハイレベル「H」であると判別する。
この場合、クロツク制御部22の制御により周波数シンセサイザ15のPLL16を制御して1/2 に分周された発振周波数f1を8逓倍して内部動作クロツクの周波数を43.008〔MHz 〕に設定して出力する。このように第1実施例と同様にクロツク周波数を43.008〔MHz 〕に設定したことによつて1.5 〔GHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0026】
またデイジタル携帯電話装置20の受信周波数帯域が800 〔MHz 〕帯の場合、入力ポート14が接地側の固定抵抗R2に接続してプルダウンするように切り換えられているのでDSP21の内部ソフトウエアは入力ポート14のレベルがレベルがローレベル「L」であると判別する。この場合、DSP21は内部ソフトウエアに従つてクロツク制御部22により周波数シンセサイザ15のPLL16を制御して、1/2 に分周された発振周波数f1を 7.5倍して内部動作クロツクの周波数を40.32 〔MHz 〕に設定して出力する。このようにクロツク周波数を40.32 〔MHz 〕に設定したことによつて800 〔MHz 〕帯の全ての受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができる。
【0027】
以上の構成によれば、DSP21は内部ソフトウエアに従い、DSP21の入力ポート14の入力レベルの判別結果に応じてDSP21の内部動作クロツクの周波数をクロツク制御部22によつて切り換え制御するようにしたことにより、受信チヤネルに対して内部動作クロツクの高調波による感度抑圧が発生するのを未然に防止することができ、かくして第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0028】
(3)他の実施例
なお上述の実施例においては、内部動作クロツクの周波数を、使用する受信周波数帯域に応じて可変に設定した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受信装置において、使用する受信チヤネルの周波数に応じて内部動作クロツクの周波数を可変に切り換えて設定するようにしても良い。これにより上述の実施例と同様の効果が得られる。
【0029】
また上述の実施例においては、DSP6の内部動作クロツクの周波数を切り換え制御した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCPU3の内部動作クロツクの高調波が受信チヤネルに干渉する場合において、CPU3の内部動作クロツクの周波数を切り換え制御する場合に用いても良く、要はDSP6以外においてもデイジタル信号処理回路の内部動作クロツクの周波数を切り換え制御する場合に適用し得、これにより上述の実施例のような効果を得ることができる。
【0030】
また上述の実施例においては、受信信号の受信時に内部動作クロツク周波数を切り換え制御した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、送信時において送信信号の周波数に応じて内部動作クロツク周波数を切り換え制御するようにしても良く、これにより特定の送信信号に対する内部動作クロツクの干渉を防止することもできる。
【0031】
さらに上述の実施例においては、デイジタル携帯電話装置において受信チヤネルの感度抑圧を防止する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、広く内部で信号をデイジタル信号処理する受信装置一般について回路内部の動作クロツクの周波数を受信信号の周波数に応じて切り換え制御するのに適用し得、これにより上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、第1の周波数帯のチヤネルを用いて通信信号を送受する場合には、当該第1の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第1の内部動作クロツクを生成するようにし、これに対して第2の周波数帯のチヤネルを用いて通信信号を送受する場合には、第2の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第2の内部動作クロツクを生成するようにしたことにより、第1の周波数帯を用いて通信信号を送受する場合には当該第1の周波数帯における全てのチヤネルに対して感度抑圧が発生しないようにすることができ、また第2の周波数帯を用いて通信信号を送受する場合には当該第2の周波数帯における全てのチヤネルに対して感度抑圧が発生しないようにすることができる。この結果、簡易な構成により通信信号の感度抑圧を防止し得る送受信装置及び携帯無線機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のデイジタル携帯電話装置の全体構成を示すブロツク図である。
【図2】内部動作クロツクの周波数設定手順を示すフローチヤートである。
【図3】本発明による第2実施例のデイジタル携帯電話装置の全体構成を示すブロツク図である。
【図4】内部動作クロツクの周波数設定手順を示すフローチヤートである。
【符号の説明】
1、20……デイジタル携帯電話装置、2……MMI、3……CPU、4……メモリ、5……ASIC回路、6、21……DSP、7……RF回路、14……入力ポート、15……周波数シンセサイザ、16……PLL、22……クロツク制御部、R1、R2……固定抵抗、SW……スイツチ。

Claims (6)

  1. 第1の周波数帯におけるチヤネル又は第2の周波数帯におけるチヤネルを用いて通信信号を送受する送受信装置であつて、
    上記通信信号をデイジタル信号処理するために用いる内部動作クロツクとして、上記第1の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第1の内部動作クロツク又は上記第2の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第2の内部動作クロツクを生成するクロツク生成部と、
    上記第1の周波数帯における上記チヤネルを用いて上記通信信号を送受する場合、上記第1の内部動作クロツクを生成させるように上記クロツク生成部を制御し、上記第2の周波数帯における上記チヤネルを用いて上記通信信号を送受する場合、上記第2の内部動作クロツクを生成させるように上記クロツク生成部を制御するクロツク制御部と
    を具えることを特徴とする送受信装置
  2. 上記クロツク生成部は、上記通信信号をデイジタル信号処理するためのデイジタル・シグナル・プロセツサの内部動作クロツクを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信装置
  3. 上記クロツク生成部は、デイジタル信号の演算処理によつて所定の回路を制御するための制御部の内部動作クロツクを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信装置
  4. 上記クロツク制御部は、上記デイジタル・シグナル・プロセツサ内のソフトウエアによつて上記クロツク生成部を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の送受信装置
  5. 上記クロツク制御部は、上記制御部の制御によつて上記クロツク生成部を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の送受信装置
  6. 第1の周波数帯におけるチヤネル又は第2の周波数帯におけるチヤネルを用いて通信信号を送受する送受信装置を有し、
    上記送受信装置は、
    上記通信信号をデイジタル信号処理するために用いる内部動作クロツクとして、上記第1の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第1の内部動作クロツク又は上記第2の周波数帯に対応する高調波を生じさせない周波数でなる第2の内部動作クロツクを生成するクロツク生成部と、
    上記第1の周波数帯における上記チヤネルを用いて上記通信信号を送受する場合、上記第1の内部動作クロツクを生成させるように上記クロツク生成部を制御し、上記第2の周波数帯における上記チヤネルを用いて上記通信信号を送受する場合、上記第2の内部動作クロツクを生成させるように上記クロツク生成部を制御するクロツク制御部と
    を具えることを特徴とする携帯無線機。
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