JP3622690B2 - 空気調和機のフラップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機のフラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気調和機のフラップとしては、図3に示すように、長手方向の全体にわたって、幅方向の曲率、および、幅が一定の水平羽根がある。この水平羽根は、上流側から矢印R1方向へ向かって流れてきた空気を矢印R2方向へ案内する。このとき、図4に示すように、上流側から流れてきた空気Aは、水平羽根の案内面31,32に沿って幅方向に流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の水平羽根は、幅方向の曲率が小さく、幅が狭いため、風向調節能力が低く、良好な気流制御を実現することができないという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するための水平羽根としては、図5に示すように、長手方向の全体にわたって、幅方向の曲率が大きく、かつ、幅が広くしたものが考えられる。しかし、図5の水平羽根は、図6に示すように、上流側からの空気B1を一方の案内面51で案内できるが、上流側からの空気B2を他方の案内面52で案内できない。つまり、上記他方の案内面52では、下流側の先端部53の近傍で空気B2の剥離が生じている。そのため、図5の水平羽根では、冷房運転時、高温多湿の室内空気が、長手方向の端部54,55側に引き込まれ、先端部53に接触してしまう。その結果、上記長手方向の端部54,55における先端部53に結露が発生するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を防止できる空気調和機のフラップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明の空気調和機のフラップは、長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きいことを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の発明の空気調和機のフラップによれば、上記長手方向の中央部における幅方向の曲率を大きくした場合、風向調節能力が高くなり、良好な気流制御を実現できる。このとき、上記長手方向の端部における幅方向の曲率が、長手方向の中央部における幅方向の曲率よりも小さいから、気流の剥離が起きなくて、長手方向の端部が吹き出し空気で包み込まれる。これにより、冷房運転時、従来のように高温多湿の室内空気が冷風に巻き込まれて長手方向の端部に接触することがなく、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【0008】
このように、上記長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きいから、良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
請求項2の発明の空気調和機のフラップは、長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きく、かつ、長手方向の中央部の幅が、長手方向の端部の幅よりも広いことを特徴としている。
【0013】
上記請求項2の発明の空気調和機のフラップによれば、上記長手方向の中央部における幅方向の曲率を大きく、かつ、上記長手方向の中央部の幅を広くした場合、風向調節能力が極めて高くなり、より良好な気流制御を実現できる。このとき、上記長手方向の端部における幅方向の曲率が、長手方向の中央部における幅方向の曲率よりも小さく、かつ、上記長手方向の端部の幅が、長手方向の中央部の幅よりも小さいから、気流の剥離が起きなくて、長手方向の端部が吹き出し空気で包み込まれる。これにより、冷房運転時、従来のように高温多湿の室内空気が冷風に巻き込まれて長手方向の端部に接触することがなく、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【0014】
このように、上記長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きく、かつ、上記長手方向の中央部の幅が、長手方向の端部の幅よりも広いから、より良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の空気調和機のフラップを図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の一形態の空気調和機のフラップの一例としての水平羽根の概略斜視図である。
【0017】
上記水平羽根は、図1に示すように、長手方向の中央部1における幅方向の曲率が大きく、かつ、長手方向の端部2,3における幅方向の曲率が小さくなっている。すなわち、上記長手方向の中央部1における幅方向の曲率は、長手方向の端部2,3における幅方向の曲率よりも大きくなっている。ここで、幅方向とは、水平羽根において空気が流れる方向のことである。
【0018】
上記構成の水平羽根は、吹き出し空気を矢印C,S方向および矢印に案内する。このとき、上記長手方向の中央部1における幅方向の曲率が大きいから、風向調節能力が高く、上流側から流れてくる空気の大部分が矢印C方向に良好に案内される。したがって、良好な気流制御を実現することができる。
【0019】
また、上記長手方向の端部2,3における幅方向の曲率が小さいから、長手方向の端部2,3において気流の剥離が起きなくて、長手方向の端部2,3が吹き出し空気で包み込まれる。したがって、冷房運転時、従来のように高温多湿の室内空気が冷風に巻き込まれて長手方向の端部2,3に接触することがなく、長手方向の端部2,3における結露の発生を防止できる。
【0020】
図2に、本発明の参考例の空気調和機のフラップの一例としての水平羽根の概略正面図である。
【0021】
この水平羽根は、図2に示すように、長手方向の中央部21の幅(すなわち翼弦)L1が広く、かつ、長手方向の端部22,23の幅(すなわち翼弦)L2,L3が狭くなっている。すなわち、上記長手方向の中央部21の幅L1は、長手方向の端部22,23の幅L2,L3よりも広くなっている。
【0022】
上記構成の水平羽根は、上記長手方向の中央部21の幅L1が大きいから、風向調節能力が高く、上流側から流れてくる空気の大部分が良好に案内される。したがって、良好な気流制御を実現することができる。
【0023】
また、上記長手方向の端部22,23の幅L2,L3が小さいから、長手方向の端部22,23において吹き出し空気が剥離しにくく、長手方向の端部22,23が吹き出し空気で包み込まれる。したがって、冷房運転時、従来のように高温多湿の室内空気が冷風に巻き込まれて長手方向の端部22,23に接触することがなく、長手方向の端部22,23における結露の発生を防止できる。
【0024】
図示しないが、空気調和機のフラップの一例としての水平羽根は、長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きく、かつ、長手方向の中央部の幅が、長手方向の端部の幅よりも広く形成されていてもよい。この場合、より良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を確実に阻止できる。
【0025】
上記実施の形態では、本発明の空気調和機のフラップは水平羽根であったが、本発明の空気調和機のフラップは垂直フラップであってもよい。要するに、本実施の形態の水平羽根の構成を垂直フラップが有してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の空気調和機は、長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きいから、風向調節能力を高めることができると共に、長手方向の端部を吹き出し空気で包むことができる。したがって、良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【0027】
【0028】
請求項2の発明の空気調和機は、長手方向の中央部における幅方向の曲率が、長手方向の端部における幅方向の曲率よりも大きく、かつ、上記長手方向の中央部の幅が、長手方向の端部の幅よりも広いから、風向調節能力を極めて高めることができると共に、長手方向の端部を吹き出し空気で包むことができる。したがって、より良好な気流制御を実現でき、かつ、長手方向の端部における結露の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一形態の空気調和機の水平羽根の概略斜視図である。
【図2】図2は本発明の参考例の空気調和機の水平羽根の概略正面図である。
【図3】図3は従来の空気調和機の水平羽根の概略斜視図である。
【図4】図4は上記従来の空気調和機の水平羽根による風向調節を説明するための図である。
【図5】図5は他の従来の空気調和機の水平羽根の概略斜視図である。
【図6】図6は上記他の従来の空気調和機の水平羽根による風向調節を説明するための図である。
【符号の説明】
1 長手方向の中央部
2,3 長手方向の端部
L1,L2,L3 幅
Claims (2)
- 長手方向の中央部(1)における幅方向の曲率が、長手方向の端部(2,3)における幅方向の曲率よりも大きいことを特徴とする空気調和機のフラップ。
- 長手方向の中央部(1)における幅方向の曲率が、長手方向の端部(2,3)における幅方向の曲率よりも大きく、
かつ、
長手方向の中央部(21)の幅(L1)が、長手方向の端部(22,23)の幅(L2,L3)よりも広いことを特徴とする空気調和機のフラップ。
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