JP3621227B2 - モータの制御方法及び駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置の走行体駆動装置や画像形成装置の感光体駆動装置、あるいは工作機械や計測装置等の駆動装置に応用されるモータの制御方法に係り、特に、走行体や感光体等の被制御体をある状態から移動させて等速状態に駆動制御するモータの制御方法及びそれを用いた駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの制御方法やその制御方法を用いた装置に関する技術としては、例えば、特開平5−22975号公報記載の「モータの駆動制御方法および装置」が知られている。この従来技術は、モータの回転速度を変化させるための制御方法および装置であって、下記の式で表わされる目標速度(指令速度)Vを算出し、モータ速度が目標速度Vになるように制御するものである。
V=√(2Aθ)
ただし、A:加速度
θ:モータの回転位置
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
モータを制御し、被制御体をある状態から移動させて等速状態に駆動制御する制御方法としては、目標速度をステップ状に変化させて速度制御を行う方法が一般的である。しかし、この方法では、立ち上がり時のステップ状の入力変化に基づく、急激な加速度変化により、いわゆる機械系の高域共振を加振し、図14に示すような振動が生じる。
【0004】
この振動を防ぐ方法として、特開平5−22975号公報記載の「モータの駆動制御方法および装置」において、停止からのモータの回転角度をθ、減速時の加速度をAとおいた場合、加速時の目標速度VをV=√(2Aθ)と表わすことにより、モータを加速制御させる場合に一定加速度での加速を可能とする方法が提案されている。この方法においては、一定の加速度で立ち上げるため、前述の目標速度をステップ入力として与える方法よりは、いわゆる機械系の高域共振を加振しない。そのため、生じる振動は少なくなる。しかし、この状態は、まだ最適な、いわゆる機械系の高域共振を加振しない制御になっていないために、振動が発生する。また、速度が目標速度に達した際には、目標加速度が0もしくは、摩擦力相当にステップ状に減少するために、図15に示すような振動が発生してしまう。
【0005】
これらの振動は、高速な立ち上がりの実現を妨げるばかりでなく、振動のために、装置に悪影響を与え、最悪の場合は、装置の破損につながる恐れもある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、その目的(課題)は、モータを制御し、被制御体をある状態から移動させて等速状態に駆動制御する場合において、最適な目標値入力により、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像読取装置の走行体を被制御体として、該被制御体を駆動するモータを制御し、被制御体をある状態から移動させて、等速状態に駆動する駆動部と、該駆動部をデジタル演算結果に基づいて制御する演算制御部とを備え、最適な目標値入力を得るための評価関数として、被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分を選定し、この値が最小になる加速パターンをもとに、目標値を時間に関する多項式で表わし、次に該多項式を用いて各サンプリング時刻ごとの目標値を前記演算制御部において算出し、前記被制御体の前記各サンプリング周期ごとの目標値として用いた多項式に対応する値との差において前記駆動部を制御して、前記被制御体の制御を行なうモータの制御方法において、前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる制御の目標値とする多項式は、目標速度もしくは目標速度の積分値あるいはフィードフォワードとしての目標加速度であり、目標速度による速度制御、あるいは目標速度の積分値による位置制御と、フィードフォワードとしての目標加速度とを併用することにより、前記被制御体の等速状態への高速な立ち上がり制御を行うことにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことが可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式を目標速度とし、速度制御を行なうことにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を速度制御で行なうことが可能となる。
【0009】
請求項3記載の発明では、請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式を目標速度の積分値とし、位置制御を行なうことにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を位置制御で行なうことが可能となる。
【0010】
請求項4記載の発明では、請求項2または3記載のモータの制御方法において、前記速度制御あるいは前記位置制御と併用して、前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる目標加速度の時間に関する多項式に基づき、各サンプリング時刻ごとの目標加速度を前記演算制御部において算出し、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えることにより、請求項2または3よりも、安定してループゲインを上げ、より効果的に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことが可能となる。
【0011】
請求項5記載の発明では、請求項2記載のモータの制御方法において、前記目標速度をRvとし、等速状態の0でない速度をV1 、移動開始からV1 までの目標移動時間をTとし、前記時間tに関する多項式を、下記の式(1) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標速度Rvを算出することにより、特に被制御体を停止状態から、等速状態に駆動する際に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を速度制御で行なうことが可能となる。
【0012】
【数4】
【0013】
請求項6記載の発明では、請求項3記載のモータの制御方法において、前記目標速度の積分値をRpとし、等速状態の0でない速度をV1 、移動開始からV1 までの目標移動時間をTとし、前記時間tに関する多項式を、下記の式(2) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標速度の積分値Rpを算出することにより、特に被制御体を停止状態から、等速状態に駆動する際に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を位置制御で行なうことが可能となる。
【0014】
【数5】
【0015】
一般的に被制御体の駆動部においては、摩擦力が働いており、特にその定常値は、バイアスとして制御系に働き、良好な制御特性を妨げる。
【0016】
そこで、請求項7記載の発明では、請求項2または3または5または6記載のモータの制御方法において、定常摩擦力相当の加速度を前記演算制御部において与え、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えることにより、摩擦力による制御特性の劣化を防止し、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことが可能となる。
【0017】
請求項8記載の発明では、請求項5または6記載のモータの制御方法において、フィードフォワードに用いる目標加速度をRαとし、その時間tに関する多項式を、下記の式(3) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標加速度Rαを算出することにより、請求項5または6よりも、安定してループゲインを上げ、より効果的に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことが可能となる。
【0018】
【数6】
【0019】
請求項9記載の発明では、請求項8記載のモータの制御方法において、前記フィードフォワード演算部において前記各サンプリング時刻ごとの目標加速度に、定常摩擦力相当の値を加えることにより、摩擦力による制御特性の劣化を防止し、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことが可能となる。
【0020】
画像読取装置の副走査走行体駆動装置は、▲1▼立ち上がり時間を含めた読み取り時間の短縮、▲2▼等速への立ち上がり直後の読み取り品質の確保、▲3▼振動による部品の破損防止、等により、高速でかつ振動の無い、等速への立ち上げが要求されている。
【0021】
そこで請求項10記載の発明は、画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項2乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を走行体駆動部に適用することにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御が可能な画像読取装置の走行体駆動装置を構築することが可能となる。
【0022】
画像読取装置においては、変倍率に合わせて目標の等速度が異なる。変倍率を利用者が設定したならば、直ちに目標値の時間に関する多項式に用いる係数を計算する方法で対応できるが、計算のためのアルゴリズムを入れていくメモリが必要なことや、計算時間がかかる等のデメリットがある。
【0023】
そこで請求項11記載の発明は、画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項5乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を走行体駆動部に適用し、あらかじめ、少なくとも一つ以上の目標速度V1 を画像読取装置の倍率に対応させておき、前記目標速度に対する係数a16,a15,a14を格納したテーブルを設け、該テーブルを検索して得られた値をもとに、目標速度もしくは目標速度の積分値もしくは目標加速度を求めることにより、容易に目標値の時間に関する多項式に用いる係数を得ることが可能となる。
【0024】
画像形成装置の感光体駆動装置は、▲1▼立ち上がり時間の短縮、▲2▼等速への立ち上がり直後の書き込み品質の確保、▲3▼振動による部品の破損防止、等により、高速でかつ振動の無い、等速への立ち上げが要求されている。
【0025】
そこで、画像形成装置の感光体の駆動装置においても、請求項2乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を感光体駆動部に適用することにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御が可能な画像形成装置の感光体駆動装置を構築することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモータの制御方法及び駆動装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
まず、本発明の制御方法を図1により簡単に説明する。図1は本発明に係るモータ制御系の一構成例を示すブロック図であり、モータを制御して、画像読取装置の走行体や画像形成装置の感光体等の被制御体1を移動させて等速駆動を行なう駆動部2と、この駆動部2をデジタル演算により制御する演算制御部3とを備え、評価関数、すなわち、ここでは、被制御体1の加速度の二階微分値の二乗積分値が最小となる加速パターンをもとに、目標速度、目標速度の積分値、フィードフォワードとしての目標加速度を、時間に関する多項式で表わし、この多項式を用いて各サンプル時刻ごとの目標速度、目標速度の積分値、フィードフォワードとしての目標加速度を演算制御部3において算出し、被制御体1の各サンプル時刻ごとの位置、速度との差に応じて駆動部2を制御し、被制御体1の駆動を行なうものである。これにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0028】
ここで、等速、位置、速度等の用語は、直線駆動系を対象にして記述したが、感光体駆動のように回転運動の場合には、それぞれ対応する物理量(例えば、等角速度、角度、角速度)に置き換えればよい。
【0029】
被制御体1の加速度の二階微分値の二乗積分値が最小となる加速パターンを設定する。被制御体1の加速度の二階微分値を仮想的な入力u’ として導入し、プラントの状態方程式を、下記の式(4) とする。
【0030】
【数7】
【0031】
ここで、v,α,α’ はそれぞれ、被制御体1の速度、加速度、加速度の一階微分値である。
また、この場合の評価関数Jは下記の式(5) である。
【0032】
【数8】
【0033】
このようなJを最小にする目標速度、フィードフォワードとしての目標加速度は、それぞれ、時間に関する5次、4次式となる。例えば、定数をC0〜C5とすると、目標速度Rvは、
Rv=C5・t5+C4・t4+C3・t3+C2・t2+C1・t+C0
と表わされる。また、定数をC10〜C14とすると、フィードフォワードとしての目標加速度Rαは、
Rα=C14・t4+C13・t3+C12・t2+C11・t+C10
と表わされる。
【0034】
ここで、目標速度を積分して定数をC20〜C26とし、目標速度を達成する目標位置の時間に関する多項式Rpを求めると、Rpは時間に関する6次式となり、
と表わされる。
【0035】
目標加速度は、フィードフォワードとして用いることにより、目標速度による速度制御や、目標速度の積分値による位置制御と併用できる。
【0036】
次に、図2に本発明の制御方法を実現する具体例として駆動装置のモータ制御系のブロック図を示す。同図において、符号201はマイクロコンピュータであり、マイクロプロセッサ(CPU)202、リードオンリーメモリ(ROM)203、ランダムアクセスメモリ(RAM)204がそれぞれバス205を介して接続されている。このマイクロコンピュータ201内において、時間の関数の多項式で表わしている制御のための目標値を計算する。206は被制御体であり、例えば画像読取装置の走行体や画像形成装置の感光体である。11は被制御体206を駆動するためのモータであり、モータ11には、モータ軸と同軸に、モータ可動子の回転角度を計数するためのエンコーダ10が取り付けられている。エンコーダ10からの出力209は状態検出用のインターフェイス装置210に接続されている。このインターフェイス装置210はエンコーダ10の出力を処理して、デジタル数値に変換する状態検出用インターフェイス装置であり、出力パルスを計数するカウンタを備えている。207は駆動用のインターフェイス装置であり、マイクロコンピュータ201の演算結果(目標値と実測値の差、もしくは、それにフィードフォワード値を加えた値)のデジタル値を駆動部を構成するパワー半導体208(例えばトランジスタ)を動作させるパルス状信号(制御信号)に変換する。駆動部を構成するパワー半導体208はこのパルス状信号に基づき動作し、モータ11に印加する電圧を制御する。この結果、モータ11すなわち被制御体206は所望の速度で駆動される。この際、前述の目標値を用いているので、振動等の生じない高速な立ち上がりが可能である。モータ11すなわち被制御体206の速度もしくは位置は、前述のエンコーダ10、インターフェイス装置210により検出され、マイクロコンピュータ201に取り込まれる。ここで、201〜205が図1における演算制御部3であり、206,11,10が被制御体1、207,208が駆動部2に相当する。
【0037】
ここで、速度を検出する方法について示す。図2のエンコーダ10の出力を処理する、状態検出用インターフェース210の処理方法について述べる。状態検出用インターフェイス210は出力(図3のエンコーダ出力)をマイクロプロセッサ202の割り込みに接続してあり、また、基準クロック(図3のCLK)をカウントするタイマーを備えている。図3において、エンコーダ出力パルスのエッジ301が到達する直前の状態から説明する。カウンタ(例えば、16進カウンタ)はエンコーダパルスの出力をCLK信号をもとに、与えられたカウント値(例えば0FFFFH)からデクリメントカウントを実行する。エッジ301がマイクロプロセッサ202の割り込みへ到達すると、図4の割り込みルーチンが実行開始される。すると、カウンタのデクリメントカウント値は、状態検出用インターフェイス装置210の内蔵レジスタにラッチされる(P1)。次に、ラッチされたデクリメントカウント値を、図2のRAM204へ格納する(P2)。そして、Tnのパルス周期をカウントするためのカウント初期値(0FFFFH)を与え、再度デクリメントカウントを開始し(P3)、割り込みの処理を終了する。再度エッジ302が割り込みへ到達したら、前述の図4のP1〜P3の処理が繰り返される。
【0038】
このとき、パルスTnにおける速度v(i) は次の式(6) のようにして求められる。
V(i)=k/(Tclk × Ne × n) ・・・(6)
ここで、Tclk:CLK周期.
Ne:単位角度当りのエンコーダ分割数(4逓倍を使用).
n:CLKカウント数=0FFFFH−デクリメントカウント数.
k:速度への単位換算定数.
また、モータ11すなわち被制御体206の位置の検出は、インターフェイス装置210において、エンコーダパルス数を計数することで簡単に実行できる。
【0039】
今、前述の状態方程式を用いて、制御対象の初期条件及び終端条件をそれぞれ下記のようにおく。
【0040】
【数9】
ここで、V1:目標速度.
T:移動開始から速度V1迄の目標移動時間.
とする。
【0041】
上記のようにおくと、目標速度Rvは、
Rv=6・a16・t5+5・a15・t4+4・a14・t3 ・・・(1)
と表わされる。また、フィードフォワードとしての目標加速度Rαは、
Rα=30・a16・t4+20・a15・t3+12・a14・t2 ・・・(3)
と表わされる。
ここで、多項式の係数a16,a15,a14は下記の式より得られる。
【0042】
【数10】
【0043】
さらに、目標速度を積分して、目標速度を達成する目標位置の時間に関する多項式Rpを求めると、
Rp=a16・t6+a15・t5+a14・t4 ・・・(2)
と表わされる。
【0044】
以上で求めた式をもとに、マイクロコンピュータ201内において、サンプリング時刻ごとに、目標速度もしくは目標速度の積分値を求めて、モータ11がそれに追従するような駆動を行なうものである。この際、求めた目標加速度Rαをフィードフォワード値として、目標速度による速度制御や、目標速度の積分値による位置制御と併用することにより、より効果的に、いわゆる機械系の高域共振を加振することの無い、高速な立ち上がり制御を実現できる。
【0045】
一般的に駆動装置のモータや被制御体においては摩擦力が働いており、特にその定常値は、バイアスとして制御系に働き、良好な制御特性を妨げる。従って、この摩擦力に相当する値を前記マイクロコンピュータ201内に記憶させておき、その値をフィードフォワードとして用いることにより、フィードフォワードを用いない制御方法よりも良好な制御が行なえる。従って、フィードフォワード値は、目標加速度Rαと摩擦力に相当する値とを、サンプリング時刻毎に加えた値を用いてもよい。この場合が最も良好な制御が可能となる。
【0046】
図5に請求項2乃至9の何れかに記載の制御方法を適用する画像読取装置の一例を示す。図5において、符号1301は原稿、1302は原稿台、1303は原稿照明系、1304は反射光の光軸、1305は読み取り用の光電変換素子であり例えばCCD(Charge Coupled Device)、1306は結像レンズ、1307は反射ミラー、1308はこれらCCD1305、レンズ1306、ミラー1307等からなる光電変換ユニットである。1309,1310は副走査駆動用のプーリ、1311はワイヤ、1312はモータで、それと同軸に速度検出用のエンコーダ1313が取り付けられている。1314は画像読取装置のハウジングである。原稿1301を読み取るための光電変換ユニット1308は、駆動用のモータ1312をハウジング1314に固定して、ワイヤ1311とプーリ1309,1310及び歯車やベルト等の動力伝達系1315などのモータ1312の駆動力を伝達する手段を用いて、原稿1301の副走査方向に駆動する。このとき、蛍光灯などの読み取り用照明系1303で、原稿台1302上の原稿1301を照明し、その反射光束(光軸を1304に示す)を複数のミラー1307で折り返し、結像レンズ1306を介して、光電変換素子であるCCD1305などのイメージセンサーの受光部に原稿1301の像を結像する。この時、モータ1312、速度検出用のエンコーダ1313等による光電変換ユニットの副走査と光電変換換素子1305自身の主走査とで、原稿全体が読み取られる。
【0047】
これまで、このような画像読取装置の走行体駆動部の速度立ち上げ制御においては、従来例で示したような制御を行なっていたので、その速度プロフィールは、図14,15で示したものになり、立ち上がり時において振動が生じてしまっていた。
【0048】
今、一例として、目標速度V1 を0.43m/s、移動開始から速度V1 までの目標移動時間Tを0.035sec とした場合において、前記評価関数が最小になるような目標入力を与える目標速度、及び目標加速度、及び目標速度の積分値(目標位置)をそれぞれ図6,7,8に示す。
画像読取装置の走行体駆動部における目標値として、このような滑らかな入力を与えることで、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な走行体の速度立ち上がりが可能となる。
【0049】
一例として、目標速度及び、計算した目標加速度に摩擦力相当の値を加えたフィードフォワード制御を行なった場合の結果を図9に示す。図9は、図14,15と比べて明らかに振動が少なく、本発明の有効性が確認できる。
【0050】
ここでは、画像読取装置として、光学系が一つの可動子に取り付けられている場合を示したが、これに限るものではなく、二つの走行体を2対1の速度比で駆動するタイプでもまったく同様である。
【0051】
ところで、画像読取装置においては、ユーザは、様々な読み取り倍率で画像を読み取る。この際に、駆動系としては、ユーザの設定した読み取り倍率に合わせた駆動速度の設定を行なっている。本発明を適用する際には、目標値の時間に関する多項式(目標速度:Rv、目標加速度:Rα、目標速度の積分値(目標位置):Rp)の係数a16,a15,a14を求める必要がある。これは、目標速度V1 と、目標速度V1 の立ち上がり時間(目標移動時間)Tが決まれば、一意的に計算できるが、画像読取装置としては、余計な負荷となる。
【0052】
そこで、図10に示すように、演算制御部3内のメモリに、読み取り倍率もしくはそれを実現する駆動速度に対応する前記係数a16,a15,a14をデータテーブル4として記憶させておく。図11はデータテーブルの一例を示す図である。そして、ユーザが読み取り倍率を設定したならば、ただちにそのテーブルから、目標値の時間に関する多項式の係数を決定する。これにより、CPUに余計な負荷をかけないで、容易に必要な係数が決定でき、画像読取装置の変倍読み取りに対応できる。
【0053】
図12に請求項2乃至9の何れかに記載の制御方法を適用する画像形成装置の一例を示す。図12において画像形成装置は、主にレーザ書込み部1401、カラー現像部1402、感光体ドラム部1403、中間転写ベルト部1404、定着部1405、給紙部1406により構成されている。今、形成すべきデータがレーザ書込み部1401に送られると、半導体レーザ1409で発生されたレーザビームが、回転駆動されているポリゴンミラー1410により回転走査され、fθレンズやミラー等の光学系1411を介して感光体ドラム1412上に到達し潜像を形成する。該潜像はカラー現像部1402のトナーにより現像され可視像を形成する。感光体ドラム1412に形成された像は、一度転写ベルト上に中間転写された後、最終的には、給紙部1406から給紙された用紙に像が転写され、定着部1405でその像が用紙に定着され、排紙トレイに出力される。像が白黒のように単色の場合には、一回の転写ベルトへの転写の後、用紙に転写されるが、カラーの場合には、感光体ドラム上へのR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)(もしくはその補色であるC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー))とブラックの各色の像形成と、転写ベルト上への四回の重ね合わせが行なわれ、その後、転写ベルト上に形成されたカラーの像が用紙に転写される。
【0054】
図13に感光体ドラムの駆動部の詳細を示す。図13において、1501は駆動用のモータでそれと同軸には、モータ制御用のエンコーダ1502が取り付けられている。モータ1501の回転は、減速装置1503やタイミングベルト1504の伝達系を介して、感光体ドラム1505の取り付けられているドラム軸1506に伝達される。1507は回転の安定性を向上させるためのフライホイールである。このような構成でモータ1501を制御することにより、感光体ドラム1505は等速で駆動される
【0055】
このような画像形成装置の感光体駆動装置には、▲1▼立ち上がり時間の短縮、▲2▼等速への立ち上がり直後の書込み品質の確保、▲3▼振動による部品の破損防止、等により、高速でかつ振動の無い、等速への立ち上げが要求されている。しかし、これまで、このような画像形成装置の速度立ち上げ制御においては、従来例で示したような制御を行なっていたので、その速度プロフィールは、図14,15で示したようなものになり、立上り時において、振動が生じてしまっていた。
【0056】
そこで、画像形成装置の感光体駆動部に請求項2から9の何れかに記載のモータ制御方法を適用した感光体駆動装置とすることにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御が可能な画像形成装置の感光体駆動装置を構築することができる。
【0057】
尚、ここでは、画像形成装置として、カラー現像部がドラムタイプのカラーのデジタル方式の画像形成装置を例にして示したが、本発明はこれに限ることなく、カラー現像部がドラムタイプでないものでも、また、白黒でも、アナログ方式でも、感光体駆動装置を有するものであれば、同様に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、画像読取装置の走行体を被制御体として、該被制御体を駆動するモータを制御し、被制御体をある状態から移動させて、等速状態に駆動する駆動部と、該駆動部をデジタル演算結果に基づいて制御する演算制御部とを備え、最適な目標値入力を得るための評価関数として、被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分を選定し、この値が最小になる加速パターンをもとに、目標値を時間に関する多項式で表わし、次に該多項式を用いて各サンプリング時刻ごとの目標値を前記演算制御部において算出し、前記被制御体の前記各サンプリング周期ごとの目標値として用いた多項式に対応する値との差において前記駆動部を制御して、前記被制御体の制御を行なうモータの制御方法において、前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる制御の目標値とする多項式は、目標速度もしくは目標速度の積分値あるいはフィードフォワードとしての目標加速度であり、目標速度による速度制御、あるいは目標速度の積分値による位置制御と、フィードフォワードとしての目標加速度とを併用することにより、前記被制御体の等速状態への高速な立ち上がり制御を行っているので、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0059】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式を目標速度とし、速度制御を行なっているので、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を速度制御で行なうことができる。
【0060】
請求項3記載の発明では、請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式を目標速度の積分値とし、位置制御を行なっているので、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を位置制御で行なうことができる。
【0061】
請求項4記載の発明では、請求項2または3記載のモータの制御方法において、前記速度制御あるいは前記位置制御と併用して、前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる目標加速度の時間に関する多項式に基づき、各サンプリング時刻ごとの目標加速度を前記演算制御部において算出し、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えているので、請求項2または3よりも、安定してループゲインを上げ、より効果的に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0062】
請求項5記載の発明では、請求項2記載のモータの制御方法において、前記目標速度をRvとし、等速状態の0でない速度をV1 、移動開始からV1 までの目標移動時間をTとし、前記時間tに関する多項式を下記の式(1) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標速度Rvを算出しているので、特に被制御体を停止状態から、等速状態に駆動する際に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を速度制御で行なうことができる。
【0063】
【数11】
【0064】
請求項6記載の発明では、請求項3記載のモータの制御方法において、前記目標速度の積分値をRpとし、等速状態の0でない速度をV1 、移動開始からV1 までの目標移動時間をTとし、前記時間tに関する多項式を、下記の式(2) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標速度の積分値Rpを算出しているので、特に被制御体を停止状態から、等速状態に駆動する際に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を位置制御で行なうことができる。
【0065】
【数12】
【0066】
請求項7記載の発明では、請求項2または3または5または6記載のモータの制御方法において、定常摩擦力相当の加速度を前記演算制御部において与え、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えているので、摩擦力による制御特性の劣化を防止し、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0067】
請求項8記載の発明では、請求項5または6記載のモータの制御方法において、フィードフォワードに用いる目標加速度をRαとし、その時間tに関する多項式を、下記の式(3) として、前記演算制御部において各サンプリング時刻ごとに目標加速度Rαを算出しているので、請求項5または6よりも、安定してループゲインを上げ、より効果的に、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0068】
【数13】
【0069】
請求項9記載の発明では、請求項8記載のモータの制御方法において、前記フィードフォワード演算部において前記各サンプリング時刻ごとの目標加速度に、定常摩擦力相当の値を加えているので、摩擦力による制御特性の劣化を防止し、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御を行なうことができる。
【0070】
請求項10記載の発明は、画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項2乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を走行体駆動部に適用することにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御が可能な画像読取装置の走行体駆動装置を構築することができる。
【0071】
請求項11記載の発明は、画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項5乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を走行体駆動部に適用し、あらかじめ、少なくとも一つ以上の目標速度V1 を画像読取装置の倍率に対応させておき、前記目標速度に対する係数a16,a15,a14を格納したテーブルを設け、該テーブルを検索して得られた値をもとに、目標速度もしくは目標速度の積分値もしくは目標加速度を求めているので、容易に目標値の時間に関する多項式に用いる係数を得ることができる。
【0072】
なお、画像形成装置の感光体の駆動装置においても、請求項2乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御方法を感光体駆動部に適用することにより、いわゆる機械系の高域共振を加振することなく、高速な立ち上がり制御が可能な画像形成装置の感光体駆動装置を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ制御系の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のモータ制御方法を実現する具体例を示す駆動装置のモータ制御系のブロック図である。
【図3】エンコーダ出力と基準クロック(CLK)信号を示す図である。
【図4】エンコーダ出力の処理を行なう割り込みルーチンのフローチャートである。
【図5】請求項2乃至9の何れかに記載の制御方法を適用する画像読取装置の一例を示す概略構成図である。
【図6】本発明の制御方法に係る目標速度と時間の関係の一例を示すグラフである。
【図7】本発明の制御方法に係る目標加速度と時間の関係の一例を示すグラフである。
【図8】本発明の制御方法に係る目標速度の積分値(目標位置)と時間の関係の一例を示すグラフである。
【図9】本発明の制御方法を適用した場合の制御結果の一例を示す図であって、被制御体の速度と時間の関係を示すグラフである。
【図10】本発明に係るモータ制御系の別の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10に示す演算制御部内のメモリに記憶されるデータテーブルの一例を示す図である。
【図12】請求項2乃至9の何れかに記載の制御方法を適用する画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図13】感光体ドラムの駆動部の一例を示す斜視図である。
【図14】従来の制御方法による制御結果の一例を示す図であって、被制御体の速度と時間の関係を示すグラフである。
【図15】従来の制御方法による制御結果の別の例を示す図であって、被制御体の速度と時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:被制御体
2:駆動部
3:演算制御部
4:データテーブル
10:エンコーダ
11:モータ
201:マイクロコンピュータ
202:マイクロプロセッサ(CPU)
203:リードオンリーメモリ(ROM)
204:ランダムアクセスメモリ(RAM)
205:バス
206:被制御体
207:駆動用インターフェイス装置
208:パワー半導体
209:エンコーダ出力
210:状態検出用インターフェイス装置
1301:原稿
1302:原稿台
1303:原稿照明系
1305:光電変換素子(CCD等)
1306:結像レンズ
1307:反射ミラー
1308:光電変換ユニット
1309,1310:副走査駆動用のプーリ
1311:ワイヤ
1312:モータ
1313:エンコーダ
1401:レーザ書込み部
1402:カラー現像部
1403:感光体ドラム部
1404:中間転写ベルト部
1405:定着部
1406:給紙部
1412,1505:感光体ドラム
1501:モータ
1502:エンコーダ
1503:減速装置
1504:タイミングベルト
1506:ドラム軸
Claims (11)
- 画像読取装置の走行体を被制御体として、該被制御体を駆動するモータを制御し、被制御体をある状態から移動させて、等速状態に駆動する駆動部と、該駆動部をデジタル演算結果に基づいて制御する演算制御部とを備え、
前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に、目標値を時間に関する多項式で表わし、該多項式を用いて各サンプリング時刻ごとの目標値を前記演算制御部において算出し、前記被制御体の前記各サンプリング周期ごとの目標値として用いた多項式に対応する値との差において前記駆動部を制御して、前記被制御体の制御を行なうモータの制御方法において、
前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる制御の目標値とする多項式は、目標速度もしくは目標速度の積分値あるいはフィードフォワードとしての目標加速度であり、目標速度による速度制御、あるいは目標速度の積分値による位置制御と、フィードフォワードとしての目標加速度とを併用することにより、前記被制御体の等速状態への高速な立ち上がり制御を行うことを特徴とするモータの制御方法。 - 請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式は目標速度であり、速度制御を行なうことを特徴とするモータの制御方法。
- 請求項1記載のモータの制御方法において、前記制御の目標値とする多項式は目標速度の積分値であり、位置制御を行なうことを特徴とするモータの制御方法。
- 請求項2または3記載のモータの制御方法において、前記速度制御あるいは前記位置制御と併用して、前記被制御体の加速度の二階微分値の二乗積分が最小となる加速パターンを基に得られる目標加速度の時間に関する多項式に基づき、各サンプリング時刻ごとの目標加速度を前記演算制御部において算出し、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えることを特徴とするモータの制御方法。
- 請求項2または3または5または6記載のモータの制御方法において、定常摩擦力相当の加速度を前記演算制御部において与え、その値をフィードフォワード値として、前記駆動部に与えることを特徴とするモータの制御方法。
- 請求項8記載のモータの制御方法において、前記フィードフォワード演算部において前記各サンプリング時刻ごとの目標加速度に、定常摩擦力相当の値を加えることを特徴とするモータの制御方法。
- 画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項2乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御対象が走行体駆動部であることを特徴とする駆動装置。
- 画像読取装置の走行体の駆動装置であって、請求項5乃至9の何れかに記載のモータの制御方法を用い、その制御対象が走行体駆動部であり、少なくとも一つ以上の目標速度V1 を画像読取装置の倍率に対応させておき、前記目標速度に対する係数a16,a15,a14を格納したテーブルを設け、該テーブルを検索して得られた値をもとに、目標速度もしくは目標速度の積分値もしくは目標加速度を求めることを特徴とする駆動装置。
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- 1997-05-14 JP JP12386597A patent/JP3621227B2/ja not_active Expired - Fee Related
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