JP3620196B2 - 照明装置および投写型表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶装置等の変調手段により形成された表示画像を投写面に投写表示する投写型表示装置に係り、特に、そこに用いる照明装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、大画面の映像を表示する方法としては、偏光を画像情報に応じて変調するライトバルブとして、液晶装置を用いた投写型表示装置がよく知られている。図12に、このような投写型表示装置の例として、3枚の液晶装置を用いた投写型表示装置の構成例を示す。光源部110は光源ランプ111とリフレクタ112とから大略構成されている。光源ランプ111の発光部113から射出された光はリフレクタ112により略平行光となって、1/4波長板130を通過する。1/4波長板130によって円偏光となった光は、偏光ビームスプリッタ200へ入射する。偏光ビームスプリッタ200は、その内部に設けられた誘電体多層膜203で、所定の偏光方向を有する直線偏光光(S偏光光)のみを反射させる。したがって、S偏光光のみが誘電体多層膜203で反射されダイクロイックプリズム400に入射する。ダイクロイックプリズム400は4つのプリズムの集合体であり、その接合面は波長選択性のある2枚のダイクロイックミラー401、402となっている。偏光光は、これらにより赤色光、緑色光、青色光の3原色の光に分離された後、それぞれの色光に対応した反射型液晶装置300R、300G、300Bに照射される。3原色の光は、それぞれの反射型液晶装置により変調された後、再びダイクロイックプリズム400により合成されて、偏光ビームスプリッタ200を透過した光が、投写レンズ500を介して投写面600に投写される。
【0003】
一方、偏光ビームスプリッタ200の誘電体多層膜203により反射されず、これを透過した直線偏光光、すなわちP偏光光は、反射ミラー204により反射され、同一の経路を経て再び光源部110へ戻される(以下、このようにして光源部110に戻される光を「戻り光」と称する)。なお、図13に示すように、この戻り光Bは、光源部110へ戻る途中で1/4波長板130を経ることにより、所定の回転方向、例えば右回りの円偏光光に変換されている。右回りの円偏光光に変換されて光源部110へ戻された戻り光Bは、リフレクタ112の反射作用により再び光源部110から射出され、1/4波長板130に入射する。このときの戻り光Bは、リフレクタ112で反射されることにより、1/4波長板130に対して左回りの円偏光光となっているため、1/4波長板130を経ることによりS偏光光に変換され、偏光ビームスプリッタ200の誘電体多層膜203で反射されてダイクロイックプリズム400に入射する。
【0004】
つまり、図12に示された投写型表示装置は、偏光ビームスプリッタ200で透過された用いることができなかったP偏光光を、S偏光光に変換して再利用することにより、光源部110から最終的に得ることができる光の強度が増し、明るい投写画像が得られるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図14に示すように、従来の投写型表示装置では、反射ミラー204により反射された光が射出時と同一の経路を経て光源部に戻るため、リフレクタ112の同一の位置で反射され、射出された光の多くが発光部113の発光点P1に戻る。このため、発光部が一種の影となり戻り光が発光部を通過できないがゆえに、光の再利用の効率が実際にはかなり悪いという問題が生じていた。また、射出した光が発光部113の一点に集中すると、発光部が必要以上に過熱し、光のスペクトルが変化したり光源の短寿命化をもたらす等の問題を生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、光源ランプから射出した光を高い効率で利用することのできる照明装置および明るい投写画像を得ることができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1乃至請求項3に記載の照明装置は、
発光部から射出された光を反射するリフレクタにより、前記発光部から射出された光を集光し特定方向に射出する光源、光源から射出された光の偏光状態を変化させる偏光素子(例えば、1/4波長板)、前記偏光素子から射出された光のうち特定の偏光状態を有する光を選択する光選択手段、特定の偏光状態(例えば、S偏光状態にある光)を有する光以外の光を、光源からの光の射出方向に平行な方向からずれた方向に沿って光源に戻すための反射面を有する光学要素、を備えて構成される。
【0008】
本発明によれば、光源の発光部から射出された光は、リフレクタにより反射することにより、特定方向に射出される。この光は偏光素子により、特定の偏光状態(例えば、回転方向の互いに異なる2種類の円偏光光)に変化させられる。このうち、特定の偏光状態を有する光が反射・透過することにより分離され、投写のために変調される。一方、反射または透過されなかった光は、光学要素の反射面により反射して光源に戻される。このとき、光の入射方向に平行な方向とずれた方向に反射されるため、反射された光が光源のリフレクタにおいて再び反射される際、射出時に反射したリフレクタの位置と異なる位置でこの光が再反射されることになる。したがって、リフレクタで再反射した光は発光部に遮られることなく、リフレクタ上の他の位置にて反射され、再度特定方向に射出される。この光は再度偏光素子により偏光状態が変化させられ、一部が光選択手段で反射され再利用される。つまり、一度は照明光として利用されなかった光の一部を、再利することができるのである。
【0009】
請求項2に記載の照明装置は、発光部から射出された光を反射するリフレクタにより、発光部から射出された光を集光し特定方向に射出する光源、光源から射出された光の偏光状態を変化させる偏光素子、偏光素子から射出された光のうち特定の偏光状態を有する光を透過させ、かつ、特定の偏光状態を有する光以外の光を、光源からの光の射出方向に平行な方向からずれた方向に沿って光源に戻すための反射面を有する光学要素、を備えて構成される。
【0010】
すなわち、本発明では、光学要素自体が特定の性質を有する光を透過する機能を兼ね備えている(例えば、偏光状態選択性を有する誘電体多層膜等)。
【0011】
光学要素としては、請求項3に記載したように、光学要素としては、反射面が凹面形状をなすこと、あるいは、請求項4に記載したように、反射面が凸面形状をなすことが好ましい。この凹面あるいは凸面は、光軸上に中心点として大きな曲率を持つものでも、楕円形状を有するものでもよい。また、発明の実施の形態において後述するように、傾いた楕円(以下「傾楕円」形状)の曲面を有するものでもよい。
【0012】
また、光学要素の反射面全面に曲面を設けず、微小面の集合により反射面を形成してもよい。例えば、請求項5に記載するように、反射面の中心点から尾根線が放射状に広がり、その同心円周に沿って当該光学要素を切断した際の断面が鋸歯状をなすように反射面を設ける。また、同様の形状の変形として、請求項6に記載するように、その同心円周に沿った断面が稲妻形状をなしたり、請求項7に記載するように、その同心円周に沿った断面が波形をなすように反射面の微小面を設けてもよい。
【0013】
以上の構成により、一の方向に沿って光学要素に入射した光は、その反射方向が入射方向に平行な方向からわずかにずれた方向に沿って反射されることになる。しかし、その一方、あまりに大きく反射方向がずれてしまうと、光源のリフレクタで再び反射させ、再度光選択手段に入力させることができない。また、光選択手段等に再入射する角度が、最初に入射した角度と大きく異なると、効率よく光の分離が行えない。そのため、光の入射方向に平行な方向と反射方向とがなす角度は、微小である必要がある。例えば、反射面により反射されて光源のリフレクタにより反射された光は、リフレクタの焦点距離をfとすると、当該リフレクタの焦点位置を中心に、2f〜0.05f程度の半径をもって形成される領域内に集光されるように、光学要素の反射面の形状を調整するのが好ましい。
【0014】
このような形状によれば、光源のリフレクタで再度反射された光は、発光部に遮られることが殆どなく、発光部の近傍を通過して再度リフレクタにおいて反射され、最初の射出時とほぼ同一方向に射出される。二度目に光選択手段あるいは光学要素に入射する際の偏光状態が当初の偏光状態と異なっているので、再入射した光のうちいくらかは、光選択手段あるいは光学要素を経て、利用可能な光となって射出される。したがって、照明装置から得られる光量を増大させることができる。
【0015】
請求項8に記載の発明によれば、上記のような照明装置から得られる光を変調する反射型変調手段と、変調された光を投写する投写手段とを備える。
【0016】
請求項9に記載の発明によれば、上記のような照明装置から得られる光を変調する透過型変調手段と、変調された光を投写する投写手段とを備える。これらの構成によれば、従来よりも光量の多い照明装置を用いているので、十分に明るい投写表示が行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下の各実施の形態においては、互いに直交する3つの方向を便宜的にX方向、Y方向、Z方向とした。
【0018】
実施の形態1
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置100の要部を平面的に見た概略構成図である。この図1は、この装置の光軸を含むX−Z平面における断面図である。図1に示すように、本投写表示装置100は光軸Lに沿って配置した光源部110、1/4波長板130、偏光ビームスプリッタ200、特定波長の光を反射するダイクロイックプリズム400、反射型のライトバルブである反射型液晶装置300、反射型液晶装置300にて変調された光を投写スクリーン600に投写する投写レンズ500から大略構成されている。
【0019】
光源部110は、偏光方向がランダムな偏光光を発光部113から射出する光源ランプ111および発光部113から射出された光を反射し、同図X方向に射出するリフレクタ112とを備える。発光部113から放射された光は、リフレクタ112によって一方向に反射され、略平行な光となって1/4波長板130に入射する。ここで、光源ランプ111としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等が、また、リフレクタとしては放物面リフレクタ、楕円リフレクタ、球面リフレクタ等が使用できる。
【0020】
1/4波長板130は、本発明の偏光素子に相当する。1/4波長板130では、1/4波長板を通過する偏光光の偏光状態を直線偏光から円偏光に、または、その逆の円偏光から直線偏光に、相互に変換することができる。ただし、直線偏光の種類(P偏光光、S偏光光)と、円偏光の種類(右回り、左回り)との対応関係は、1/4波長板130の配置状態によって変化するため、一様ではない。光源部110から射出された光は偏光方向がランダムな光である。この光は、ともに直線偏光であるP偏光光とS偏光光の集合光と見なすことができるため、1/4波長板130を通過することによって、左回りあるいは右回りの円偏光に変換されて、偏光ビームスプリッタ200へと至る。
【0021】
偏光ビームスプリッタ200は、プリズム201と202を接合して構成される。両プリズムの接合面には誘電体多層膜203(特許請求の範囲における光選択手段に相当)が形成される。この誘電体多層膜203は、P偏光光をそのまま透過し、S偏光光を反射する。すなわち、図1で、偏光ビームスプリッタ200に入射した光のうち、P偏光光は進行方向を変えずに誘電体多層膜203を透過して本発明に係る光学要素204aに到達する。一方、S偏光光は、誘電体多層膜203で反射され、その進行方向を約90°変え、後述するダイクロイックプリズム400へと向かう。光学要素204aは、入射方向に平行な方向とわずかにずれた方向に、P偏光光を反射する。このP偏光光は1/4波長板130により再び円偏光とされ、光源部110に戻される。光学要素204aの詳細については後述する。
【0022】
ダイクロイックプリズム400は、4つのプリズムを接合した構造をなす。各プリズムの接合面には、波長選択性のある誘電体多層膜が設けられている。誘電体多層膜401は、光源部110から射出された光のうち赤色成分光(R)を反射し、それ以外の波長の光を透過させる。誘電体多層膜402は、光源部110から射出された光のうち青色成分光(B)を反射し、それ以外の波長の光を透過させる。したがって、光源部110から射出された光のうち、赤色成分光Rが反射型液晶装置300Rに、青色成分光Bが反射型液晶装置300Bに、残りの緑色成分光Gが反射型液晶装置300Gに入射する。
【0023】
反射型液晶装置300は、図示しないが、一対の基板の間に液晶層を挟み込んだ構造をなす。そして、別途画像処理装置等から供給される画像データがオフ(切)状態を示している画素では、液晶層の液晶分子が一方向に配向するので、入射されたS偏光光はその偏光方向を変えることなく、反射型液晶装置300から戻される。また、画像データがオン(入)状態を示している画素では、S偏光光は液晶分子のねじれによりその偏光方向がかえられP偏光成分を含む光となって、反射型液晶装置から戻される。
【0024】
S偏光の赤色成分光Rは反射型液晶装置300Rで変調を受け、再び誘電体多層膜401に向けて射出される。そして、再びこの膜の波長選択機能により偏光ビームスプリッタ200に射出される。同様に、S偏光の青色成分光Bは反射型液晶装置300Bで変調を受けた後再び誘電体多層膜402に向けて射出される。緑色成分光Gは反射型液晶装置300Gで変調を受け、誘電体多層膜401および402のいずれにも反射されることなく、偏光ビームスプリッタ200に向け射出される。つまり、ダイクロイックプリズム400に入射したS偏光光が再びダイクロイックプリズム400から射出されるときは、オン状態である画素部分がP偏光成分を含む状態となった3色の光が合成された光となっている。
【0025】
偏光ビームスプリッタ200の誘電体多層膜203は、S偏光光を反射し、P偏光光を透過する機能を有するので、P偏光成分のみが投写レンズへ射出される。したがって、本来の画像データが示すオン・オフ状態に対応した画像が、投写レンズ500を介して、投写スクリーン600上に表示される。
【0026】
(光学要素の構成)
図2に、光学要素204aと光源部110との関係図を示す。理解を容易にするため、図1で示した光源部110、1/4波長板130および偏光ビームスプリッタ200のみを図示する。図2に示すように、本実施の形態1では、光学要素が凹面反射ミラー204aにより構成される。この反射ミラーは、少なくとも光源部110と凹面反射ミラー204aとの間の距離に比べ大きい曲率半径を有するのが好ましい。
【0027】
ここで、光の偏光状態に着目して、光が再利用される過程について説明する。発光点P1から射出したランダムな偏光状態を有する光は、互いの振動面が直交する2種類の光、すなわち直線偏光状態にあるP偏光光とS偏光光との集合光と見なすことができる。これら2種類の偏光光は、1/4波長板130によって左回りおよび右回りの円偏光光に変換されて、偏光ビームスプリッタ200に至る。この円偏光光のうちのS偏光成分だけが誘電体多層膜203で反射分離され、S偏光光となってダイクロイックプリズム400へと射出される。一方、誘電体多層膜203で反射分離されなかったP偏光成分光は、図2に実線で示すように凹面反射ミラー204aに入射する。このとき、凹面反射ミラー204aが所定の曲率を持っているので、入射光の入射方向と平行な方向から若干ずれた方向に反射される。この反射された光は、再び偏光ビームスプリッタ200、1/4波長板130を経て楕円偏光光に変換される。この楕円偏光光は、図2に破線で示すように、光源部110からの射出方向に平行な方向とはずれた方向で、光源部110に入射する。このため、当初リフレクタ112で反射された位置と異なる位置で反射され、発光点P1とは異なる位置に集光し、光源部110のリフレクタ112で少なくとも1回反射して、光源部110から再度射出される。再度射出された偏光光は、1/4波長板130を一度も通過していない光とともに1/4波長板130を経て偏光ビームスプリッタ200に入射し、二種類の偏光光に分けられる。以上の過程によって、一旦偏光ビームスプリッタ200を透過した光であっても、それを光源部110に戻して再利用することができる。
【0028】
図3に、発光部113から射出された光が反射され戻ってくるべき空間位置を示す。この集光領域は、リフレクタの焦点距離をfとすると、焦点位置P1を中心に例えば2f〜0.05f程度の半径で囲まれた領域である。この領域は、リフレクタ112で反射し再び偏光ビームスプリッタ200へと到達する光の光量をより多くできるような大きさに設定する。同図に示すように、発光点P1から射出された光は、凹面反射ミラー204aの反射を受け、受光点P2で示す集光領域に戻ってくる。もちろん、発光部111から射出する光の特性及び凹面反射ミラー204aの集光特性等によっても、光の戻ってくる集光領域内の位置は変化する。一点から射出された光は、異なる位置に集光してくるので、発光部113によりこの戻り光が遮られることなく、再度リフレクタ112で反射させることができる。
【0029】
なお、凹面反射ミラー204aは、光軸上の一点を中心点とする球面でなく、光軸上の2点を中心として形成される楕円球の曲率を有してもよい。また、図5に示すように傾楕円面を有するものであってもよい。ここで、「傾楕円面」とは、楕円球の一方の焦点位置(図5の第1焦点)を固定し、他方の焦点を、光軸上の他の焦点(第2焦点)を中心とし、光軸に垂直な回転円の円周上を移動させた際の外形の軌跡により形成される曲面をいう。この傾楕円面を有するミラーは、反射する光を適度に分散した状態で集光するのに適する。
【0030】
凹面反射ミラーの代わりに、図4に示すような凸面反射ミラーを用いてもよい。この凸面反射ミラー204bは、図4に示すように、凹面反射ミラー204aと逆方向に中心点を有する曲率を有する。したがって、凸面反射ミラー204bに入射した光は、凹面反射ミラー204aの反射する方向と異なり、光軸の外側方向に広がって反射される。入射方向と平行な方向と反射方向とのなす角度は、この場合でも微小なものとする。
【0031】
なお、本実施の形態および後述する他の実施の形態で説明する光学要素204の外観形状は、必ずしも円形である必要はなく、例えば矩形であってもよい。
【0032】
また、リフレクタ112を球面リフレクタとする場合には、図6に示すように、リフレクタ112と集光レンズ120とを組み合わせで用いることが、光源部110における光利用効率を向上できるという点で好ましい。
【0033】
以上述べたように、本実施の形態の投写型表示装置100は、偏光ビームスプリッタ200で反射されなかったP偏光光を発光部113で遮られることなく再利用するので、発光部により射出された光の利用効率がよい。よって、きわめて明るい投写画像を得ることが可能となる。さらに、戻り光となって再利用される際には、光の平行性が低下し光が分散され、光の強度分布が平均化されるため、明るさのムラが少ない照明光を得ることが可能となる。このため、表示面、並びに投写画面全体に渡って明るさが均一であり、かつきわめて明るい投写画像を得ることが可能となる。
【0034】
実施の形態2
本実施の形態2は、光学要素204として前記実施の形態1のように所定の曲率を有する反射ミラーの代わりに、光軸の透過点を中心に回転対称をなす特殊形状の反射面を有するものである。
【0035】
本実施の形態の投写型表示装置の構成は実施の形態1と同様なので説明を省略する。図7に、本実施の形態で採用する回転対称の光学要素204cの斜視図を示す。この光学要素の断面は、同図に示すように、同心円周に沿った断面が鋸歯状をなす。つまり、一つの面が中心点から扇状に広がる微小な扇形状をなす。各面の傾きθは、光の入射方向に対する反射方向の角度を規定するため、反射光が先の図3で示した光源部110の集光領域内に戻るような微小な角度とする。この反射面の形状によれば、当該光学要素204cの入射光が一様に角度2θだけずれた同一方向に反射される。
【0036】
図8に、光学要素204cの変形例204dを示す。同図から判るように、本変形例においては、その同心円周に沿った断面が緩い傾斜の稲妻型、言い換えれば屋根型をなしている。この屋根の部分の傾斜が光軸に垂直な平面となす角度θも上記と同様微小なものとする。当該光学要素204dによっても、戻り光を先の図3で示した光源部110の集光領域内に戻すことができる。
【0037】
図9に、光学要素204cの他の変形例204eを示す。同図から判るように、本変形例においては、その同心円周に沿った断面が波形をしている。この光学要素204eによれば、尾根線や谷線部分に入射した光は、ほぼ正反対の方向に反射されるので、戻り光の反射方向はかなり分散され、したがって、戻り光の強度分布はかなり均一化されることが期待できる。
【0038】
本実施の形態2においても、偏光ビームスプリッタ200で利用されなかったP偏光光は、当該反射ミラーへの入射時とは異なる経路で光源部110に戻されるため、発光部113に戻り光が遮られることがない。したがって、戻り光は、再びリフレクタ112にて有効に反射され、再利用されるため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0039】
実施の形態3
本実施の形態3は、透過型液晶装置を用いた投写型表示装置に本発明を適用したものである。
【0040】
(全体の構成)
図10に、本実施の形態における投写型表示装置101の構成図を示す。同図に示すように、本実施の形態の投写型表示装置101は、概略して、光源部110、1/4波長板130、本発明に係る光学素子205、光源部110から射出された光Wを、赤色光R、緑色光G、青色光Bに分離する色分離光学系700、各色光を変調するライトバルブとしての透過型液晶装置301R、301G、301B、色光のうち緑色光Gを透過型液晶装置301Gに導く導光系900、変調された色光を再合成するダイクロイックプリズム400、合成された光をスクリーン600上に拡大して投写する投写レンズ500を備えて構成される。
【0041】
上記構成要素のうち、光源部110、1/4波長板130、ダイクロイックプリズム400、投写レンズ500については前述した実施の形態1と同様のものを用いるので、その説明を省略する。
【0042】
色分離光学系700は、複数のダイクロイックミラーを組み合わせて構成される。青緑反射ダイクロイックミラー702は、波長選択性を有し、光源部110から射出された光Wのうち、青色光Bと緑色光Gを反射し、赤色光Rを透過する。反射ミラー701は、青緑反射ダイクロイックミラー702を透過した赤色光Rを反射する。青反射ダイクロイックミラー703は、青緑反射ダイクロイックミラー702にて反射された青色光Bと緑色光Gのうち青色光Bのみを反射し、緑色光Gを透過する。光源部110から射出された光Wの色分離光学系700への入射点から集光レンズ801、802および導光系900への入射点までの各色光の光路の長さは、互いに等しくなるよう調節される。
【0043】
このため、導光系900は、集光レンズ901、反射ミラー901、904、中間レンズ903を備える。これらの構成は、各色光のうち光路の長さが唯一長い緑色光Gについて、光量損失を抑制し、この光路の長さを他の色光の光路の長さと実質的に等価なものとするためにある。なお、導光系900を通過させる色光は、緑色光の代わりに赤色光でも青色光でもよい。しかし、一般的に、投写型表示装置における緑色光の光量が他の色光に比べて大きいので、緑色光を導光系900に導くのが好ましい。
【0044】
集光レンズ801乃至803は、各射出部から射出された各色光を平行光にする。透過型液晶装置301R、301G、301Bは、画像データが供給され、その画素情報の示すオン・オフ情報に対応して各色光R,G、Bの透過あるいは非透過を画素毎に制御する。
【0045】
各透過型液晶装置301R、301G、301Bにより変調された各色光R、G、Bは、前記実施の形態1と同様にダイクロイックプリズム400で合成され、投写レンズ500を経て、投写スクリーン600に投写される。なお、これら投写型表示装置の詳細については、本願出願人の先願に係る特願平5−55952号に詳しい。
【0046】
(光学要素の構成)
図11に、本実施の形態における光学要素205を説明する図を示す。同図は、光源部110、1/4波長板130および当該光学要素205の間における光の反射の様子を示している。
【0047】
光学要素205は、選択的偏光反射板であり、入射する円偏光光のうち、例えば、左回りの円偏光成分だけを通過させ、右回りの円偏光成分を反射する機能を有する。また、この光学要素205の反射面の形状は、実施の形態1および実施の形態2で説明した表面形状を採用できる。すなわち、図11のように凹面形状とする他、凸面形状(図4参照)、傾楕円形状(図5参照)、回転対称な鋸歯形状(図7参照)、回転対称な稲妻型形状(図8参照)、回転対称な波形形状(図9参照)等種々の表面形状を選択できる。
【0048】
さて、このような構成において、光源部110の発光部113から射出された光は、例えば、図10の実線で示すような経路で1/4波長板130を透過し円偏光となった後、光学要素205に到達する。この円偏光のうち、左回りの円偏光成分は、光学要素205を透過して光学要素205の背後に射出される。一方、円偏光のうち右回りの円偏光成分は、光学要素205の有する反射作用により、光学要素205の反射面206の形状に対応した方向に反射する(図10に破線で示す)。反射は、採用する反射面形状に対応して、前記実施の形態1または実施の形態2で説明したのと同様に行われる。すなわち、光学要素205への光の入射方向に平行な方向と若干異なる方向に反射することになる。このため、光学要素205で反射した右回りの円偏光成分は、1/4波長板130で直線偏光状態に変換され、当該光が最初に反射された位置とは異なる位置において、リフレクタ112により再反射される。このため、この戻り光は、発光部111の発光点にそのまま戻ることなく、発光部111の近傍を通過し、もう一度リフレクタ112にて反射される。このリフレクタ112における1回以上の反射により大部分の光の偏光方向が変化する。再度反射された光は、再び1/4波長板130を透過し円偏光となり、光学要素205に入射するので、入射した円偏光のうち左回りの円偏光成分は光学要素205を透過する。したがって、一旦光学要素205によって反射された右回りの円偏光光であっても、再度光源部110を経て光学要素205に再入射する際にはその偏光状態が異なるため、その一部を透過させることができ、光を有効に再利用できるのである。
【0049】
なお、上述した実施の形態においてはいずれも選択的偏光反射板の作用により右回りの円偏光光を反射する構成としているが、もちろん、左回りの円偏光光を反射する構成としてもよい。なお、上述した選択的偏光反射板は、例えば、コレステリック(cholesteric)液晶を層状に配列させることによって実現することができる。また、投写型表示装置の光学系の詳細については、上記実施の形態の構成によらず他の構成を用いてもよい。本発明は、光源部110から多くの光量を取り出すことを主眼としているため、取り出した光をどのように処理するかは、設計者の自由裁量に委ねられるからである。例えば、投写型表示装置としては、投写面600のうち、投写光学系500の側の面から観察するフロント型、あるいは投写光学系500の反対側の面から観察するリア型のものがあるが、本発明はいずれのタイプにも適用可能である。
【0050】
上記したように、本実施の形態3によれば、光学要素を採用した光源部を使用することにより、透過型液晶装置を用いた投写型表示装置においても明るい投写表示を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の投写型表示装置によれば、従来の投写型表示装置に比較して発光部から射出される光の利用効率を上げることができるので、大口径の投写レンズを用いなくとも明るい投写画像を得ることが可能である。また、発光部が過熱して光のスペクトルが変化したり光源の短寿命化を招く等の弊害もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1における投写型表示装置の全体構成図である。
【図2】発明の実施の形態1における光学要素を説明する図である。
【図3】光学要素により反射された光の集光領域を説明する図である。
【図4】発明の実施の形態1における他の光学要素を説明する図である。
【図5】発明の実施の形態1における傾楕円面を説明する図である。
【図6】球面リフレクタを用いる場合の構成図である。
【図7】発明の実施の形態2における光学要素(鋸歯形状)を説明する図である。
【図8】発明の実施の形態2における他の光学要素(稲妻型)を説明する図である。
【図9】発明の実施の形態2における他の光学要素(波形)を説明する図である。
【図10】発明の実施の形態3における投写型表示装置の全体構成図である。
【図11】発明の実施の形態3における光学要素を説明する図である。
【図12】従来の投写型表示装置の概略構成図である。
【図13】光源部の偏光状態を説明する図である。
【図14】従来の反射ミラーにおける問題点を説明する図である。
【符号の説明】
100、101、102 投写型表示装置
110 光源部
111 光源ランプ
112 リフレクタ
113 発光部
130 1/4波長板
200 偏光ビームスプリッタ
201、202 プリズム部品
203 誘電体多層膜
204a、204b、204c、204d、204e、205 光学要素
300、300R、300G、300B 反射型液晶装置
301R、301G、301B 透過型液晶装置
400 ダイクロイックプリズム
401 赤色反射誘電体多層膜
402 青色反射誘電体多層膜
500 投写光学系(投写レンズ)
600 投写スクリーン
700 色分離光学系
701、902、904 反射ミラー
702 青緑反射ダイクロイックミラー
703 青反射ダイクロイックミラー
801、802、803 集光レンズ
900 導光系
901 集光レンズ
903 中間レンズ

Claims (9)

  1. 発光部から射出された光を反射するリフレクタにより、前記発光部から射出された光を集光し特定方向に射出する光源と、
    前記光源から射出された光の偏光状態を変化させる偏光素子と、
    前記偏光素子から射出された光のうち特定の偏光状態を有する光を選択する光選択手段と、
    前記特定の偏光状態を有する光以外の光が前記光源からの光の射出方向に平行な方向からずれた方向に沿って進み前記リフレクタで反射されるように、かつ、前記リフレクタで反射される光が前記発光部に対して前記光の射出方向と平行な方向へずれた位置で集光するように前記特定の偏光状態を有する光以外の光を前記光源へ向けて反射する反射面を有する光学要素と、を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 発光部から射出された光を反射するリフレクタにより、前記発光部から射出された光を集光し特定方向に射出する光源と、
    前記光源から射出された光の偏光状態を変化させる偏光素子と、
    前記偏光素子から射出された光のうち特定の偏光状態を有する光を透過させることが可能であって、前記特定の偏光状態を有する光以外の光が前記光源からの光の射出方向に平行な方向からずれた方向に沿って進み前記リフレクタで反射されるように、かつ、前記リフレクタで反射される光が前記発光部に対して前記光の射出方向と平行な方向へずれた位置で集光するように前記特定の偏光状態を有する光以外の光を前記光源へ向けて反射する反射面を有する光学要素と、を備えたことを特徴とする照明装置。
  3. 前記光学要素は、前記反射面が凹面形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明装置。
  4. 前記光学要素は、前記反射面が凸面形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記光学要素は、前記反射面の中心点から尾根線が放射状に広がり、その同心円周に沿った断面が鋸歯状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記光学要素は、前記反射面の中心点から尾根線が放射状に広がり、その同心円周に沿った断面が稲妻形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記光学要素は、前記反射面の中心点から尾根線が放射状に広がり、その同心円周に沿った断面が波形をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の照明装置を備えた投写型表示装置であって、
    前記特定の性質を有する光を変調し、変調した光を反射する反射型変調手段と、
    前記反射型変調手段により変調された光を投写する投写手段とを備えた投写型表示装置。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の照明装置を備えた投写型表示装置であって、
    前記特定の性質を有する光を変調し、変調した光を透過する透過型変調手段と、
    前記透過型変調手段により変調された光を投写する投写手段とを備えた投写型表示装置。
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