JP3618872B2 - 車両用ドアロック装置の遠隔操作装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置の遠隔操作装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に設けられた受信装置によりイグニッションキーから送信される操作信号を受信してドアロック機構を駆動制御するようにした車両用ドアロック装置の遠隔操作装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、この種のものとしては、例えば自動車のイグニッションキーのキーグリップ部の内部に送信回路を配設し、キーグリップ面に設けられた操作スイッチの押圧操作に応じて操作信号を電波信号として送信する送信機と、自動車側に設けられた受信装置及び制御装置とから構成されたものがある。
【0003】
例えば、イグニッションキーに設けられた操作スイッチが1個のものでは、使用者が操作スイッチを押圧操作すると、常に同じ信号が出力されるようになっており、自動車側に設けられた受信装置がその操作信号を受信して自己に送信されたことを認識すると、制御装置は、そのときのドアロック機構の状態を判定してドアロック機構をロック動作或いはアンロック動作させるように構成されている。即ち、受信装置が操作信号を受信したときに、ドアロック機構がロック状態にあればドアロック機構はアンロック動作され、アンロック状態にあればロック動作されるようになっている。
【0004】
しかしながら、上述したような構成のものでは、以下に示すような不具合があった。即ち、使用者は、乗車したのちにドアを閉鎖し、エンジンを始動させるためにイグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入するが、このとき、例えば夜暗い場所などでは、イグニッションキーシリンダを探しているときに誤ってイグニッションキーの操作スイッチを押圧操作してしまい、操作スイッチを押圧操作しながらイグニッションキーを挿入する虞がある。
【0005】
そうなると、同乗者が車外で待機しているときなどには、使用者の意思に反してドアロック機構がロック動作されてしまうことになり、同乗車を乗車させるためには、ドアロック機構を再度アンロック動作させなければならず、その操作が煩わしくなる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、イグニッションキーに設けられた操作スイッチの操作に応じてドアロック機構を駆動制御するものにおいて、乗車するときなどに誤って操作スイッチを操作した場合でも使用者にとって不都合がないようにドアロック機構を駆動制御できる車両用ドアロック装置の遠隔操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用ドアロック装置の遠隔操作装置は、
送信機能を備えたイグニッションキー及び車両に設けられた受信装置とを備え、前記受信装置は、前記イグニッションキーのキーグリップ面に設けられた操作スイッチの操作により送信される操作信号を受信すると、これに応じてドアロック機構のロック動作もしくはアンロック動作の駆動制御を行うようにした車両用ドアロック装置の遠隔操作装置を対象とするものであり、
前記車両のイグニッションキーシリンダに設けられ前記イグニッションキーのキープレートが挿入されているか否かを検出するキーリマインドスイッチと、
前記車両のドアの開閉を検出するドアカーテシスイッチと、
前記受信装置に設けられ、前記キーリマインドスイッチ及び前記ドアカーテシスイッチからの検出信号に基づいて、前記イグニッションキーシリンダに前記イグニッションキーが挿入されていない状態で且つ前記ドアが閉じた状態で当該イグニッションキーからの操作信号を受け付けると共に、受け付けた操作信号がロック動作に対応する操作信号である場合には、前記イグニッションキーにおける操作スイッチの押圧操作に応じた当該操作信号の受信が終了した時点で前記ドアロック機構にロック動作を行わせるようにした制御手段とを備えたところに特徴を有する。
【0008】
上記構成の車両用ドアロック装置の遠隔操作装置によれば、使用者が乗車してドアを閉鎖した後、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入しようとするとき、誤って操作スイッチを操作してしまうと、車両側においては、イグニッションキーから送信される操作信号を受け付け、受け付けた操作信号がドアロック機構にロック動作を行わせるための信号であれば、操作信号の受信が終了した時点でロック動作が行われるようになる。つまり、使用者が操作スイッチの操作を継続している限り、ドアロック機構はロック動作されなくなる。
【0009】
ここで、使用者は、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入する際に、一旦、イグニッションキーを掴むと、たとえこのとき操作スイッチを操作してしまっても、イグニッションキーを掴み直すとは考えられにくく、つまり、操作スイッチを操作しながらイグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入するようになる。したがって、使用者がイグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入するまでの間において、ドアロック機構はロック動作されなくなる。
【0010】
そして、使用者がイグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入し終えると、この状態がキーリマインドスイッチからの検出信号によって認識されるので、操作信号の受け付けが禁止されるようになり、その結果、ドアロック機構はロック動作されなくなる。これにより、乗車するときに、使用者の意思に反してドアが施錠されてしまうことをなくすことができ、使用者にとって不都合なくドアロック機構の駆動制御を行うことができる。
【0011】
また、上記の車両用ドアロック装置の遠隔操作装置において、
前記キーリマインドスイッチからの検出信号により前記イグニッションキーシリンダから前記イグニッションキーが抜かれたことを検出すると、第1のタイマ時間の計時動作を開始する第1のタイマ手段と、
この第1のタイマ手段の計時動作中に前記ドアカーテシスイッチからの検出信号により前記ドアの開動作及びこれに続く閉動作が行われたことを検出すると、第2のタイマ時間の計時動作を開始する第2のタイマ手段とを備え、
前記制御手段は、前記第2のタイマ手段の計時動作中においては、前記イグニッションキーからのロック動作に対応する操作信号を受け付けると、受信の開始と同時に前記ドアロック機構にロック動作を行わせるように構成しても良い。
【0012】
上記構成の車両用ドアロック装置の遠隔操作装置によれば、使用者が停車してイグニッションキーをイグニッションキーシリンダから抜き取ると、第1のタイマが計時動作を開始し、この第1のタイマの計時動作中にドアの開動作及びこれに続いて閉動作を行うと、第2のタイマが計時動作を開始する。
【0013】
そして、使用者がこの第2のタイマの計時動作中に、操作スイッチを操作すると、車両側においては、イグニッションキーから送信される操作信号を受け付け、受け付けた操作信号がドアロック機構にロック動作を行わせるための信号であれば、受信と同時にロック動作が行われるようになる。これにより、降車するときには、ドアロック機構のロック動作を速やかに行うことができ、違和感なくドアを施錠することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図2は全体のブロック構成を示すもので、イグニッションキー1は、機械的なキーであるキープレート2と、キープレート2を保持するように形成されたキーグリップ3とからなり、キーグリップ3の表面部には押圧操作可能な操作スイッチ4が1個設けられている。また、キーグリップ3の内部には図示しない送信回路が配設されており、操作スイッチ4が押圧操作されると、この送信回路により操作信号が生成されて電波信号として出力されるようになっている。
【0015】
自動車側に設けられている受信装置5は、アンテナ6及び受信回路7から構成されているもので、この受信装置5は、イグニッションキー1の送信回路から出力される操作信号を受信すると、これを復調した受信信号とし、制御手段としての制御回路8に出力するようになっている。
【0016】
制御回路8は、マイクロコンピュータ、ROM、RAMなどから構成されているもので、後述する制御プログラムが記憶されている。この制御回路8には、制御プログラム中でタイマT1及びT2として動作するタイマ機能が備えられており、タイマT1においてはタイマ時間t1が設定され、タイマT2においてはタイマ時間t2(例えば10秒)が設定されている。
【0017】
そして、制御回路8には、キーリマインドスイッチ9、ドアカーテシスイッチ10及びアンロック検知スイッチ11が接続されている。キーリマインドスイッチ9は、イグニッションキーシリンダにイグニッションキー1が挿入されているか否かを検出するもので、ドアカーテシスイッチ10は、ドアの開閉状態を検出するものである。また、アンロック検知スイッチ11は、ドアがロックされているか否かを検出するものである。
【0018】
尚、上記したタイマT1は、キーリマインドスイッチ9によりイグニッションキー1がイグニッションキーシリンダから抜かれたことが検出された時点で計時動作を開始し、タイマT2は、タイマT1の計時動作中にドアカーテシスイッチ10によりドアの開状態から閉状態への状態変化ならびにこれに続いてドアの閉状態から開状態への状態変化が検出された時点で計時動作を開始するようになっている。
【0019】
駆動回路12は、制御回路8からロック信号ならびにアンロック信号が与えられるようになっており、ロック信号が与えられると、ドアロック機構13をロック動作させ、アンロック信号が与えられると、ドアロック機構13をアンロック動作させるようになっている。
【0020】
尚、上述の構成において、操作スイッチ4の押圧操作に応じてイグニッションキー1の送信回路から出力される操作信号は常に同じ信号であるが、受信装置5がその操作信号を受信したときに、制御回路8により、ドアロック機構13の状態をアンロック検知スイッチ11からの検出信号に基づいて判定し、それにより、その状態に応じてドアロック機構13を駆動制御するようになっている。
【0021】
即ち、制御回路8は、受信装置5が操作信号を受信したときに、ドアロック機構13がロック状態にあれば駆動回路12にアンロック信号を出力してドアロック機構13をアンロック動作させ、アンロック状態にあれば駆動回路12にロック信号を出力してドアロック機構13をロック動作させるようになっている。
【0022】
次に、本実施例の作用について、図1に示すフローチャート及び図3乃至図5に示すタイムチャートを参照しながら説明する。最初に、使用者がドアロック状態にある駐車中の自動車を、遠隔操作によりドアロックを解錠して乗車するときの制御について説明する。
【0023】
制御回路8は、図示しないバッテリから電源回路を介して所定電圧が与えれられると、起動状態となり、ステップS1において、イグニッションキー1がイグニッションキーシリンダに挿入されているか否かをキーリマインドスイッチ9から入力されている信号に基づいて判断し、この場合には、まだ、挿入されていないので「NO」と判断してステップS2に移行する。
【0024】
そして、制御回路8は、ステップS2において、ドアの開閉状態をドアカーテシスイッチ10から入力されている信号に基づいて判断し、この場合には、ドアが閉じらているので「NO」と判断してステップS3に移行する。制御回路8は、ステップS3において、受信装置5がイグニッションキー1からの操作信号を受信しているか否かを判断し、受信していなければ「NO」と判断してステップS1に戻り、以降、上述の状態ではステップS1、S2、S3を繰り返し実行するようになる。
【0025】
さて、いま、使用者が乗車すべくドアロックを解除するために、イグニッションキー1の操作スイッチ4を押圧操作すると(図3中、(ア)参照)、送信回路により操作信号が生成されて電波信号として出力される。この操作信号を受信装置5が受信すると、制御回路8は、受信した操作信号が自己に送信されたものであるか否かを判断し、自己に送信されたものであると認識したのち、ステップS3において「YES」と判断してステップS4に移行する。
【0026】
制御回路8は、ステップS4において、ドアロック機構13がロック状態であるかアンロック状態であるかをアンロック検知スイッチ11から入力されている信号に基づいて判断し、この場合には、ロック状態であるので、「YES」と判断してステップS5に移行する。そして、制御回路8は、ステップS5において、駆動回路12にアンロック信号を出力し、ドアロック機構13にアンロック動作させてステップS1に戻る。これにより、ドアロックが解錠され、使用者は、ドアを開放して乗車することができるようになる。
【0027】
次いで、使用者がドアを開放すると、ドアカーテシスイッチ10がドアの開状態を検出するので、制御回路8は、ステップS2において「YES」と判断してステップS1に戻る。これにより、使用者がドアを開放して乗車しようとする途中で、誤ってイグニッションキー1の操作スイッチ4を押圧操作しても(図3中、(イ)参照)、ドアロック機構13がロック動作されないようになっている。
【0028】
そして、使用者が乗車したのちドアを閉じると、ドアカーテシスイッチ10がドアの閉状態を検出するので、制御回路8は、ステップS2において「NO」と判断して再びステップS3へ移行する。制御回路8は、ステップS3において、受信装置5がイグニッションキー1からの操作信号を受信しているか否かを判断し、受信していなければ「NO」と判断してステップS1に戻り、以降、ステップS1、S2、S3を繰り返し実行する。
【0029】
次に、使用者がエンジンを始動させるためにイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入すると、制御回路8は、ステップS1において「YES」と判断してステップS6に移行し、ステップS6において、イグニッションキー1が抜き取られることを待機する状態となる。即ち、この後、使用者がエンジンを始動させ、自動車を運転しているときには、制御回路8は、ステップS6を繰り返し実行しているものである。
【0030】
ところで、使用者がイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入しようとするときに、誤って操作スイッチ4を押圧操作してしまうと(図4中、(エ)参照)、操作スイッチ4の押圧操作に応じて送信される操作信号を受信装置5が受信したときに、制御回路8は、ステップS3において「YES」と判断して再びステップS4に移行するようになる。
【0031】
そして、制御回路8は、ステップS4において、ドアロック機構13がロック状態であるかアンロック状態であるかをアンロック検知スイッチ11から入力されている信号に基づいて判断し、この場合には、上述したように、即にステップS5において、アンロック状態とされているので「NO」と判断してステップS7に移行する。
【0032】
このとき、使用者は、通常は操作スイッチ4を押圧操作しながらイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入するようになるので、制御回路8は、ステップS7において、「YES」と判断してステップS6に移行するようになる。そして、制御回路8は、上述したように、ステップS6において、イグニッションキー1が抜き取られることを待機する状態になる。
【0033】
これにより、使用者が誤って操作スイッチ4を押圧操作しながらイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入しても、ドアロック機構13がロック動作されなくなるので、例えば同乗者が車外で待機しているときにアンロック動作させる必要があった従来のものとは異なり、使用者にとって不都合がなくドアロック機構13を駆動制御することができる。
【0034】
また、使用者がイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入した後で、再度、操作スイッチ4を押圧操作しても(図4中、(オ)参照)、キーリマインドスイッチ9によりイグニッションキー1がイグニッションキーシリンダに挿入されていることが検出されているので、制御回路8は、操作信号を受け付けなくなり、これにより、ドアロック機構13がロック動作されなくなる。
【0035】
一方で、使用者が乗車してからドアを閉じ、イグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入する前にドアを施錠するために再度操作スイッチ4を押圧操作すると(図3中、(ウ)参照)、制御回路8は、ステップS7において「NO」と判断してステップS8に移行する。そして、制御回路8は、ステップS8において、操作スイッチ4の押圧操作に応じて送信された操作信号の受信が終了したか否かを判断し、受信が終了した時点でステップS9に移行し、ステップS9において、駆動回路12にロック信号を出力し、ドアロック機構13にロック動作させてステップS1に戻る。これにより、使用者は、ドアを施錠することができる。
【0036】
次に、使用者が自動車を駐車して降車し、遠隔操作によりドアを施錠するときの制御について説明する。ここで、自動車の運転時には、イグニッションキー1がイグニッションキーシリンダに挿入されているので、上述したように、制御回路8は、ステップS6を繰り返し実行する待機状態となっている。
【0037】
使用者が停車してイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダから抜き取ると、キーリマインドスイッチ9によりイグニッションキー1がイグニッションキーシリンダに挿入されていないことが検出されるようになるので、制御回路8は、ステップS6において「YES」と判断してステップS10に移行し、タイマT1をセットして計時動作を開始し、ステップS11に移行する。
【0038】
次いで、制御回路8は、ステップS11〜S13において、タイマT1の計時動作中に、使用者がドアの開動作及びこれに続いて閉動作を行ったか否かをドアカーテシスイッチ10から入力されている信号に基づいて判断し、タイマ時間t1内に、使用者がドアの開動作ならびに閉動作を行ったときには、ステップS13において「YES」と判断してステップS14に移行し、ステップS14において、タイマT2をセットして計時動作を開始し、ステップS15に移行する。そして、使用者が、タイマT2の計時動作中に、ドアを施錠するために、イグニッションキー1の操作スイッチ4を押圧操作すると(図5中、(カ)参照)、これに応じて送信される操作信号を受信装置5が受信したときに、制御回路8は、ステップS16において「YES」と判断してステップS17に移行する。
【0039】
そして、制御回路8は、ステップS17において、ドアロック機構13がロック状態であるかアンロック状態であるかをアンロック検知スイッチ11から入力されている信号に基づいて判断し、この場合には、アンロック状態とされているので「NO」と判断してステップS18に移行し、ステップS18において、駆動回路12にロック信号を出力し、ドアロック機構13にロック動作させてステップS1に戻る。
【0040】
また、この後、使用者が例えば車内に忘れ物をしたことに気付き、ドアロックを解錠するために、再度、操作スイッチ4を押圧操作すると(図5中、(ア)参照)、制御回路8は、上述したようにステップS1、S2、S3、S4、S5を実行して、駆動回路12にアンロック信号を出力し、ドアロック機構13にアンロック動作させてステップS1に戻る。
【0041】
これにより、自動車から降車するときには、使用者がイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダから抜いてからタイマ時間t1内にドアの開閉動作を行い、且つ、ドアを閉じてからタイマ時間t2内に操作スイッチ4を操作すると、受信装置5が操作信号を受信すると同時に、ドアロック機構13がロック動作されるようになり、ドアを施錠することができる。
【0042】
これに対して、使用者がタイマ時間t1内にドアの開閉動作をしなかった場合には、制御回路8は、ステップS11において「YES」と判断してステップS4に移行し、また、使用者がタイマ時間t2内に操作スイッチ4の操作を行わなかった場合には、ステップS15において「YES」と判断してステップS2に移行し、以降、ステップS1、S2、S3を繰り返し実行するようになる。
【0043】
そして、この状態から、使用者がイグニッションキー1の操作スイッチ4を押圧操作し(図5中、(ウ)参照)、これに応じて送信される操作信号を受信装置5が受信したときに、制御回路8は、ステップS3において「YES」と判断してステップS4に移行し、さらにステップS7、S8、S9を実行して、上述したように、受信装置5が操作信号の受信を終了した時点で、駆動回路12にロック信号を出力し、ドアロック機構13にロック動作させてステップS1に戻る。これにより、使用者は、ドアを施錠することができる。
【0044】
このような本実施例によれば、ドアが閉じられ、且つ、イグニッションキー1がイグニッションキーシリンダに挿入されていないときに、使用者が操作スイッチ4を押圧操作し、これに応じて、受信装置5が操作信号を受信すると、制御回路8により、その操作信号の受信が終了した時点でドアロック機構13がロック動作されるようになるので、イグニッションキー1が挿入されるまでの間において、ドアの施錠を禁止することができる。そして、使用者がイグニッションキー1をイグニッションキーシリンダに挿入し終えると、制御回路8により、イグニッションキー1が挿入されていることに基づいて、ドアロック機構13のロック動作がされなくなるので、操作スイッチ4の押圧操作を終了しても引き続いてドアの施錠を禁止することができる。
【0045】
したがって、使用者が乗車するときに、誤って操作スイッチ4を押圧操作しながらイグニッションキー1を挿入しても、使用者の意思に反してドアが施錠されてしまうことがなくなり、使用者にとって不都合がなくドアロック機構13の駆動制御を行うことができる。
【0046】
また、使用者がイグニッションキー1を抜いてからタイマ時間t1内にドアの開閉動作を行い、且つ、ドアを閉じてからタイマ時間t2内に操作スイッチ4を操作し、これに応じて受信装置5が操作信号を受信すると、制御回路8により、その操作信号の受信が開始した時点でドアロック機構13がロック動作されるので、使用者が降車するときに、ドアロック機構13のロック動作を速やかに行うことができ、違和感なくドアを施錠することができる。
【0047】
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
操作スイッチ4を、ドアロック機構13のロック動作ならびにアンロック動作の夫々に対応するように2個設ける構成としても良い。
タイマT1の計時動作中に、操作スイッチ4が押圧操作されたときには、ステップS4以降を実行するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、請求項1記載の車両用ドアロック制御装置の遠隔操作装置によれば、ドアが閉じられ、且つ、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダに挿入されていないときに、使用者が操作スイッチを操作し、これに応じて、受信装置が操作信号を受信すると、制御手段により、その操作信号の受信が終了した時点でドアロック機構がロック動作されるようになるので、イグニッションキーが挿入されるまでの間において、ドアの施錠を禁止することができる。そして、使用者がイグニッションキーをイグニッションキーシリンダに挿入し終えると、制御手段により、イグニッションキーが挿入されていることに基づいて、ドアロック機構のロック動作がされなくなるので、操作スイッチの操作を終了しても引き続いてドアの施錠を禁止することができる。したがって、使用者が乗車するときに、誤って操作スイッチを操作しながらイグニッションキーを挿入しても、使用者の意思に反してドアが施錠されてしまうことがなくなり、使用者にとって不都合がなくドアロック機構の駆動制御を行うことができる。
【0049】
請求項2記載の車両用ドアロック制御装置の遠隔操作装置によれば、使用者がイグニッションキーを抜いてからタイマ時間t1内にドアの開閉動作を行い、且つ、ドアを閉じてからタイマ時間t2内に操作スイッチを操作し、これに応じて受信装置が操作信号を受信すると、制御手段により、その操作信号の受信が開始した時点でドアロック機構がロック動作されるので、使用者が降車するときに、ドアロック機構のロック動作を速やかに行うことができ、違和感なくドアを施錠することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御プログラムのフローチャート
【図2】電気的なブロック構成図
【図3】各部の信号出力状態を示すタイムチャート(その1)
【図4】各部の信号出力状態を示すタイムチャート(その2)
【図5】各部の信号出力状態を示すタイムチャート(その3)
【符号の説明】
図面中、1はイグニッションキー、4は操作スイッチ、5は受信装置、8は制御回路(制御手段)、9はキーリマインドスイッチ、10はドアカーテシスイッチ、13はドアロック機構である。

Claims (2)

  1. 送信機能を備えたイグニッションキー及び車両に設けられた受信装置とを備え、前記受信装置は、前記イグニッションキーのキーグリップ面に設けられた操作スイッチの操作により送信される操作信号を受信すると、これに応じてドアロック機構のロック動作もしくはアンロック動作の駆動制御を行うようにした車両用ドアロック装置の遠隔操作装置において、
    前記車両のイグニッションキーシリンダに設けられ前記イグニッションキーのキープレートが挿入されているか否かを検出するキーリマインドスイッチと、
    前記車両のドアの開閉を検出するドアカーテシスイッチと、
    前記受信装置に設けられ、前記キーリマインドスイッチ及び前記ドアカーテシスイッチからの検出信号に基づいて、前記イグニッションキーシリンダに前記イグニッションキーが挿入されていない状態で且つ前記ドアが閉じた状態で当該イグニッションキーからの操作信号を受け付けると共に、受け付けた操作信号がロック動作に対応する操作信号である場合には、前記イグニッションキーにおける操作スイッチの押圧操作に応じた当該操作信号の受信が終了した時点で前記ドアロック機構にロック動作を行わせるようにした制御手段とを備えたことを特徴とする車両用ドアロック装置の遠隔操作装置。
  2. 前記キーリマインドスイッチからの検出信号により前記イグニッションキーシリンダから前記イグニッションキーが抜かれたことを検出すると、第1のタイマ時間の計時動作を開始する第1のタイマ手段と、
    この第1のタイマ手段の計時動作中に前記ドアカーテシスイッチからの検出信号により前記ドアの開動作及びこれに続く閉動作が行われたことを検出すると、第2のタイマ時間の計時動作を開始する第2のタイマ手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第2のタイマ手段の計時動作中においては、前記イグニッションキーからのロック動作に対応する操作信号を受け付けると、受信の開始と同時に前記ドアロック機構にロック動作を行わせるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック装置の遠隔操作装置。
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