JP3618141B2 - 画像表示装置の駆動法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、高速で応答する液晶に適した液晶表示装置を駆動する方法に関する。特に、本発明は、複数ライン同時選択法(特開平6−27907、USP5262881参照)でマルチプレクス駆動を行う、単純マトリクス型液晶表示装置の駆動法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、本明細書では、走査電極を行電極といい、データ電極を列電極ということにする。
【0003】
高度情報化時代に進展にともなって情報表示媒体への要求はますます高まっている。液晶表示装置は薄型、軽量、低消費電力などの長所を有しており、半導体技術との整合性もよく、ますます普及するものと考えられる。一方で普及にともなって画面大型化、高精細化が求められるようになって大容量表示をする方法の模索が始まっている。そのなかでSTN(超ねじれネマティック)方式はTFT(薄膜トランジスタ)方式に比べ製造工程が簡素であり、低コストで生産できるので将来の液晶表示装置の主流になると考えられる。
【0004】
STN方式で大容量表示をするためには従来から線順次マルチプレクス駆動が行われている。この方法は各行電極を一本ずつ順次選択するとともに、列電極を表示したいパターンと対応させて選択するもので、全行電極が選択されることによって一画面の表示を終える。
【0005】
しかし、線順次駆動法では、表示容量が大きくなるにつれて、フレーム応答と呼ばれる問題が起こることが知られている。線順次駆動法では、選択時には比較的大きく、非選択時には比較的小さい電圧が画素に印加される。この電圧比は一般に行ライン数が大きくなるほど(高デューティ駆動となるほど)大きくなる。このため、電圧比が小さいときには電圧実効値に応答していた液晶が印加波形に応答するようになる。
【0006】
すなわち、フレーム応答とは選択パルスでの振幅が大きいためオフ時の透過率が上昇し、選択パルスの周期が長いためオン時の透過率が減少し結果としてコントラストの低下を引き起こす現象である。
【0007】
フレーム応答の発生を抑制するためにフレーム周波数を高くし、これにより選択パルスの周期を短くする方法が知られているが、これには重大な欠点がある。つまり、フレーム周波数を増やすと、印加波形の周波数スペクトルが高くなるので、表示の不均一を引き起こし、消費電力が上昇する。また選択パルス幅が狭くなりすぎるのを防ぐため、フレーム周波数の上限には制限がある。
【0008】
周波数スペクトルを高くせずにこの問題を解決するために、最近、新駆動法が提案された。複数の行電極(選択電極)を同時に選択する複数ライン同時選択法などの方法である。この方法は複数の行電極を同時に選択し、かつ、列方向の表示パターンを独立に制御できる方法であり、選択幅を一定に保ったままフレーム周期を短くできる。すなわちフレーム応答を抑制した高コントラスト表示ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
複数ライン同時選択法においては、列表示パターンを独立に制御するために、同時に印加される各行電極には一定の電圧パルス列が印加される。複数のラインを同時に選択する駆動法では、複数の行電極に同時に電圧パルスが印加されることになるため、列方向の表示パターンを同時にかつ独立に制御するために、行電極には各々極性の違うパルス電圧が印加される必要がある。この、同時に印加される電圧パルスの組を選択パルスベクトルということにする。行電極には極性を持つパルスが何回か印加され、トータルで各画素にはオン、オフに応じた実効電圧が印加される。
【0010】
1フレーム内に同時に選択される各行電極に印加される選択パルス電圧群はL行K列の行列(これを以後、選択行列(A)という)として表せる。各行電極に対応する選択パルス電圧系列は1アドレス期間内で互いに直交なベクトル群として表せるため、これらを列要素として含む行列は直交行列となる。つまり、行列内の各行ベクトルは互いに直交である。このとき、行の数Lは同時選択数に対応し、各行はそれぞれのラインに対応する。たとえば、L本の同時選択ラインの中の第1ラインには、選択行列(A)の1行目の要素が対応する。そして、1列目の要素、2列目の要素の順に選択パルスが印加される。本明細書では選択行列(A)の表記において、1は正の選択パルスを、−1は負の選択パルスを意味することとする。
【0011】
列電極には、この行列の各列要素および列表示パターンに対応した電圧レベルが印加される。すなわち、列電極電圧系列はこの行電極電圧系列を決める行列と表示パターンによって決まる。
【0012】
列電極に印加される電圧波形のシーケンスは以下のように決定される。図8はその概念を示した説明図である。4行4列のアダマール行列を選択行列として使用する場合を例にとって説明する。列電極iおよび列電極jにおける表示データが図8(a)に示したようになっているとする。列表示パターンは図8(b)に示すようにベクトル(d)として表される。ここで列要素が−1のときはオン表示を表し、1はオフ表示を表す。
【0013】
行電極に行列の列の順に順次行電極電圧が印加されていくとすると、列電極電圧レベルは図8(b)に示すベクトル(v)のようになり、その波形は図8(c)のようになる。図8(c)において縦軸、横軸はそれぞれ任意単位である。
【0014】
部分ライン選択の場合、液晶表示素子のフレーム応答を抑制するために、1フレーム内で選択パルスを分散して電圧印加されることが好ましい。具体的には、たとえば、1番目の同時選択される行電極群(これを以下、サブグループという)に対するベクトル(v)の第1番目の要素を印加した次には、2番目の同時選択される行電極群に対するベクトル(v)の第1番目の要素を印加し、以下同様のシーケンスをとる。
【0015】
したがって、実際に列電極に印加される電圧パルスシーケンスは、電圧パルスを1フレーム内でどのように分散するか、また同時選択される行電極群に対してそれぞれどのような選択行列(A)が選ばれるかによって決定される。
【0016】
ここで、後の説明のために、複数ライン同時選択法において、実際に列電極に印加される電圧パルスシーケンスがどのようになっているかについて述べる。
【0017】
全行電極のうちの一部を同時選択する(部分ライン選択)場合は、いつの時点で選択パルスシーケンスを進めるかという観点で基本的に3つの考え方がある。第1の考え方は、一つのサブグループが選択され次のサブグループが選択される時点で、行電極の選択パルスシーケンスを一つ進める、すなわちサブグループを単位とした選択パルスシーケンスの方式(1)であり、第2の考え方は、全ラインが選択された時点で(全サブグループに対して)選択パルスシーケンスを進めるという方式(2)であり、第3の考え方は方式(1)および(2)の中間方式(3)である。
【0018】
方式(1)および方式(2)の場合に、選択パルスを示すベクトルをサブグループごとに示すと数1のようになる。ここで、選択行列(A)の各列ベクトルをA1 、A2 、・・・、Ak 、サブグループの数をNS とした。
【0019】
【数1】
【0020】
列電極に印加される電圧のシーケンスは、列電極電圧レベルを図8(b)に示すのと同様にベクトル(v)=(v1 ,v2 ,v3 ,・・・)で表せるとすると、方式(1)の場合、(v1 ,v2 ,v3 ,・・・,v2 ,v3 ,v4 ,・・・)となり、方式(2)の場合、(v1 ,v1 , ・・・v1 ,v2 ,v2 , ・・・,v2 ,v3 , ・・・)となる。それぞれの繰り返し回数はサブグループの数である。
【0021】
これらの関係は一般的に数2のように、ベクトルとマトリクスとからなる表式で書くことができる。
【0022】
【数2】
【0023】
ベクトル(x)、ベクトル(y)、行列(S)は以下のようなものである。列電極表示パターンベクトル(x)=(x1 ,x2 ,・・・,xM )は、行電極本数Mと同じ数の要素を持ち、特定の列電極上の行電極に対応する表示パターンを要素とする。ここで、オフの場合が1、オンの場合が−1とする。列電極電圧シーケンスベクトル(y)=(y1 ,y2 ,・・・,yN )は、1フレーム内に印加されるパルス数Nと同じ数の要素を持ち、特定の列電極に対する電圧レベルを1フレーム内で時系列で並べたものを要素とする。行電極パルスシーケンス行列(S)は、M行N列の行列であり、特定の列電極に対する行電極電圧レベルからなる列ベクトルを1フレーム内で時系列で並べたものを要素とする。非選択の行電極に対応する要素は0とされる。
【0024】
たとえば、方式(1)における行電極パルスシーケンス行列Sは、選択行列Aの列ベクトルAi 、並びにゼロベクトルZe により数3のように書かれる。
【0025】
【数3】
【0026】
ところで、VGAなどの、一般的な表示を複数ライン同時選択法によって行う際に、フリッカが生じることがある。フリッカは、画像表示の品位を非常に下げることになる。特に、フレームレートコントロールによる階調表示を行う場合には、比較的長周期の成分が駆動波形に生じることになるので、フリッカはより深刻な問題となる。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、この問題の解決について鋭意研究を行った結果、以下のような知見を得て、本発明に至った。
【0028】
すなわち、ライン間の表示むらを防ぐためには、複数の異なる選択行列を使用して駆動することが有効であることを、発明者らはすでに提案している。しかし、このような駆動法では、1フレームの整数倍程度の領域に、強い周波数成分が現れることになる。
【0029】
本発明者らは、従来用いられていた選択パルスシーケンスを解析した結果、1フレーム以上の周波数成分を持ち、これが、異なる選択行列を使用することによる周波数成分と相互作用を起こし、フリッカが顕著となる原因となっているらしいことを見出した。そして、かかるフリッカは複数の異なる選択行列を使用しない場合でも生じている。
【0030】
本発明は、複数の行電極と複数の列電極とを有する液晶パネルが備えられた画像表示装置の行電極を複数本同時選択して駆動する駆動法において、
行電極の選択パルスは1フレームの中で、分散印加されるとともに、
同時選択される行電極に印加される選択パルスベクトルを全行電極に対して時系列で並べたシーケンスは、1フレームの1/n(nはn≧2の整数)の周期を持つサブシーケンスを単位として繰り返すことによって構成されていることを特徴とする画像表示装置の駆動法である。
【0031】
また、1選択パルスを1単位とした選択パルスベクトルの印加シーケンスの繰り返し単位(サブシーケンスの長さ)をs、同時選択される行電極の組(サブグループ)の数をm、同種の選択パルスベクトルが連続して用いられる回数をpとしたとき、m’=m/p、s’=s/pが整数であり、m’をs’で割った余りが奇数である、ことを特徴とする前記画像表示装置の駆動法を提供する。
【0032】
また、この場合において、選択パルスベクトルの数をKとしたとき、K・m’がs’の倍数であることを特徴とする前記画像表示装置の駆動法を提供する。
【0033】
また、1選択パルスを1単位とした選択パルスベクトルの印加シーケンスの繰り返し単位をs、同時選択される行電極の組(サブグループ)の数をm、特定のサブグループに対し選択パルスベクトルがサイクル内で分散されずほぼ連続して用いられる回数をgとしたとき、s”=s/gが整数であり、mをs”で割った余りが奇数である、ことを特徴とする前記画像表示装置の駆動法を提供する。
【0034】
本発明の重要な1態様においては、同時選択される行電極の組を仮想的に設けて駆動することを特徴とする。
【0035】
すなわち、本発明は、選択パルスシーケンスの持つ固有の周波数成分を1フレームの1/2以下にすることにより、フリッカを減少させるものである。
【0036】
選択パルスシーケンスを1フレーム(アドレスを完了する周期)の1/n(nはn≧2の整数)の周期を持つサブシーケンスを単位を繰り返すことによって構成するためには、一定の制約条件が存在する。繰り返し単位は1フレームの周期の約数となる必要がある。こうすることにより、繰り返し単位が複数繰り返して構成される周期が、選択パルスシーケンスの中でもっとも長い周期のものとなる。
【0037】
また、1選択パルスを1単位とした選択パルスベクトルの印加シーケンスの繰り返し単位をs、同時選択される行電極の組(サブグループ)の数をm、選択パルスベクトルの数をK、同種の選択パルスベクトルが連続して用いられる回数をpとしたとき、これらの間に特定の関係が存在することが好ましい。
【0038】
しかし、このような条件を一般的に満足させることは、容易でない。なぜなら、現実の走査数の本数と、液晶の緩和現象の抑制効果のある同時選択行本数との兼ね合いから、同時選択される行の組(行サブグループ)の数は決まってしまい、一方、アドレスのために必要な選択パルスベクトルの数も決まっているので、上記条件を満足させる自由度は比較的少ないからである。
【0039】
そこで、本発明の、1態様においては、上記条件を満足するために、同時選択される行電極の組(サブグループ)を仮想的に設けて駆動することを特徴とする。このようにすることにより、あらゆる、走査線本数、同時選択走査線本数、アドレスに使用する選択パルスベクトルの数、に対応する駆動が可能になる。
【0040】
次に本発明の具体例を説明する。まず、選択パルスが1フレーム内に最大限分散されている場合について説明する。つまり、一つの行サブグループに1選択パルスを印加すると、次には、別の行サブグループに選択パルスを印加するようなシーケンスをとることにする。
【0041】
同時に複数ラインを選択する駆動方式においては、一般的に、(i)選択パルスは、各行ベクトルが直交する行列(選択行列)の列ベクトルにより定義されること、(ii)1フレーム期間中に、すべてのサブグループにおいて、K種の選択パルスベクトルが同じ回数ずつ印加されること、の二つの条件が必要である。したがって、最も短い表示サイクルとは、各サブグループにおいて、全選択パルスが1回ずつ印加される期間をさす。この期間で、1表示画面が完了する。一般的には、この表示サイクルは短い方が、ちらつき等の防止になる。
【0042】
さて、このような条件を必ず満たす方式としては、各サブグループに全ての選択パルスベクトルを順に1回ずつ配分する方式(たとえば特開平6−71095に開示された方法)があるが、この方式では、サブグループの数mと、選択パルスベクトルの数Kとの関係によって、不連続なパルスシーケンスを持ち、その結果、非常に長い繰り返し周期を持つことになる。
【0043】
以下、本明細書では、選択パルスベクトルの種類を、対応する選択行列の列の位置で表すことにする。つまり、数3における選択行列の列ベクトルAi の添え字iをもって、選択パルスベクトルの種類を表すことにする。
【0044】
245本の行電極を7行×8列の選択マトリクスからなる選択パルスの印加で駆動する場合を仮定すると、サブグループ数は245/7=35であるため、上記の方式においては、各サブグループに[1,2,・・・]の順で選択パルスベクトルを印加すると、35サブグループ目はベクトル3で終了する。2度目の選択時はベクトル2から始まるので、ここで、ベクトルのシーケンスは、[・・・1,2,3,2,3,4・・・]というような不連続を生ずる。
【0045】
このような不連続は、最後のサブグループから最初のサブグループに選択が移る際に必ず生じるため、8回の選択パルスを全て完了するまで周期性は存在しない。したがって、この例では、8回の選択が完了する1フレームが、繰り返し周期となる。
【0046】
本発明は、このような選択パルスシーケンスの不連続の存在による長周期化を回避するための駆動シーケンスを提供する。
【0047】
上記(i)、(ii)の条件を満たし、かつ、パルスシーケンスの不連続性をなくし表示サイクル長に対し短い周期性を持たせるためには、いくつかの条件を同時に満たせばよい。
【0048】
つまり、選択パルスの種類(すなわち選択行列の列数)をK、1選択パルスを単位としたときのパルスシーケンスの繰り返し単位をs、同時に選択される行の組(サブグループ)の数m、としたときに、mをsで割った余りが奇数であればよい。
【0049】
このことは、以下のように説明される。選択行列が行ベクトルが直交な直交行列であるために、選択パルス(通常、要素−1、+1で構成される)の種類Kは一般に偶数である。このため、あるサブグループを周期的に選択し、かつ上記(ii)の条件を満たすには、選択パルスベクトルの番号が奇数単位で変化することが必要である。もちろん、選択パルスベクトルの一部に非選択を示す要素0を入れた場合には、上記の条件が必ずしも満たされる必要はない。
【0050】
以下、サブグループ数が35、18であり、選択パルスの種類を8とした場合を例にして具体的に説明する。これは、同時選択数L=7の場合、行電極数が245、126に相当する。従来提案されている駆動シーケンスによる選択パルスベクトルの1フレームでの分散は図2(a)、(b)のようになる。(a)はサブグループ数が35、(b)はサブグループ数が18の場合である。図のシーケンス中の数字は、選択パルスベクトルの種類を示している。以下、図1、図3〜図6についても同様である。
【0051】
このように従来方式では、各サブグループの8回の選択に選択パルスを各1回ずつ用いる分散が可能であるが、最後のサブグループから1サブグループへのシーケンスで不連続を生じておりシーケンスの周期は1サイクルと等しくなる。
【0052】
一方、本発明の方式では、シーケンスは図1(a)、(b)のようになる。(a)はサブグループ数が35、(b)はサブグループ数が18の場合である。
【0053】
35サブグループの場合、m=35、s=8であるので、35÷8の余りは、3で奇数となり上記の条件を満たすため、本発明のシーケンスがそのまま適応できる。しかし、m=18においては、18÷8の余りは2で偶数であるため、上記の方式をそのままでは適応できない。サブグループ数が18の場合は、図1(b)に示されるように、ダミーのサブグループ(19番目のサブグループ)を設けて、上記の関係式を満たすようにすれば、上記シーケンスを適応できる。このように、実際の表示行数から導かれるサブグループ数にそのまま上記関係を適応できない場合には、ダミーのサブグループを設けることによりシーケンスの連続性を保った駆動が可能となる。
【0054】
次に、本発明の方式の拡張形態について説明する。上記の例においては、一つのサブグループをある選択パルスベクトルにより選択した後、次のサブグループに関しては、選択パルス系列を一つ進めている。しかし、複数のサブグループにわたって、同じ選択パルスを適応した後選択パルス系列を進めることも可能である。図3は、その場合を例示したものである。図3(a)では、m=35の場合、図3(b)では、m=18の場合を示している。
【0055】
図3では、m=35に対しては同じ選択パルスがp=5回ずつ、連続して用いられその後系列が進められる。また繰り返し単位は、s=40となっている。このようにパルスを複数のサブグループに連続して適応する場合は、m’=m/p、s’=s/pとした場合に、前述と同様に、m’をs’で割った余りが奇数になるようにすれば、系列が閉じかつ長周期化しないシーケンスを作ることができる。この例では、m’=7、s’=8であり、m’をs’で割った余りは7で奇数なので図3のようなシーケンスが構成できる。
【0056】
m=35に関しては、35=5×7であるので、pとしては、5または7をとることができる。m=18のケースにおいては、18=2×3×3である。m/pが奇数であるという条件から、pとしては、2、6が可能である。図3では、p=2の場合を例示している。m/pが奇数であるという条件は、繰り返し単位s’が通常偶数になるため、m’をs’で割った余りが奇数になるためには、m’は奇数になる必要があるためである。
【0057】
この場合も、図1で示した例と同様にして、ダミーサブグループを設けて上記関係が成り立つように駆動してもよい。m=35の場合に、ダミーを一つ加えるとm=36=2×2×3×3となり、p=4、12が可能な連続数となる。本方式は、カラム電圧の変動を抑え、低周波数化することができるため、クロストークの低減などに有効である。
【0058】
本発明では、駆動信号の極性反転を適宜加えることにより、周波数成分を制御しやすくなるため、好ましい。特に、本発明では、繰り返し単位の整数倍の周期で反転を行うことができる。そして、本発明では、繰り返し単位の周期が短いので、反転のタイミングの自由度が大きくなり、結果として、周波数成分の制御の自由度が増えることになる。
【0059】
図1および図3での例示は、選択パルスをサイクル中に完全に分散させる例であるが、完全に分散させない場合にも、同様な考え方で、最適なシーケンスを設定することが可能となる。
【0060】
すなわち、本発明の別の態様として、パルス分散を完全には行わず、同じ走査線に、続けて異なる選択パルスを印加するようにしてもよい。特に高速駆動の用途ではない場合は、パルス分散を行う必要はない場合もある。
【0061】
この場合、同一サブグループを連続して選択する回数をgとして、周期sをs”=s/gに置き換えると図1の場合と同様な考え方が可能である。つまり、mをs/gで割った余りが奇数となることが必要である。
【0062】
この様子を示したのが図4であり、図4(a)では、m=35の場合、図4(b)では、m=18の場合を示している。図4の例では、m=35に対し、s=8、g=2であり、35を4で割った余りが3で奇数なので、上記シーケンスが可能となる。m=18に対しては、先述した理由により1つのダミーサブグループを加えることにより関係式が満たされる。
【0063】
分散を抑制した場合、図4(a)の例は図5のようにも応用できる。このようにいくつかのサブグループ(図5の例では2個)ごとに、サブシーケンスを設けて駆動することもできる。この場合、同一サブグループが完全に連続されて選択されるわけではないが同様に考えられ、図5の例では上記の連続数gは、2として扱えばよい。したがって、換言すれば、gは同一サブグループの選択においてサイクル全体にわたって分散していない選択パルスの数ともいえる。
【0064】
上記の全ての例において、パルスシーケンスは、12・・・8で閉じる周期s=8の系列となっており、パルス周期の長周期化によるフリッカの発生や、他の周波数成分とのうなりによるちらつきは抑制されている。
【0065】
また、長周期化の他の手段として、選択パルスシーケンスの反転を併用することができる場合がある。たとえば、4×4の選択行列を用いてサブグループの数を10とすれば、図6のようなシーケンスも採用できる。
【0066】
本発明における駆動法は、特開平6−27907、USP5262881に記載されているような回路を用いて実現できる。
【0067】
回路の構成の一例のブロック図を図9に示した。これは、RGBそれぞれ16階調表示を行うための回路である。データ信号を、16階調の信号をMSBからLSBまで4ビットの信号としてデータ前処理回路1に入力する。データ前処理回路1は後段の列信号形成に適したフォーマットとタイミングで列信号発生回路2に入力されるデータ信号を出力するための回路である。列信号発生回路2には、データ前処理回路2から出力されるデータ信号と直交関数発生回路5から出力される直交関数信号とが入力される。
【0068】
列信号発生回路2は両信号を用いて所定の演算を行い列信号を形成した後、列ドライバ3に出力する。列ドライバ3は所定の基準電圧を用いて、入力される列信号から液晶パネル6の列電極に印加する列電極電圧を形成して液晶パネル6に出力する。一方、液晶パネル6の行電極には、直交関数発生回路5から出力される直交関数信号を行ドライバ4で変換した行電極電圧が印加される。これらの回路は、必要に応じてタイミング回路等を備え、所定のタイミングにコントロールされて動作する。
【0069】
本発明で用いられている直交関数は、直交関数発生回路5が発生する。直交関数発生回路5は、直交関数信号発生のたびに演算を行い信号形成することもできる。しかし、あらかじめ、使用する直交関数信号をROMに保存しておき、それを適当なタイミングで読み出すほうが簡便性の点で好ましい。すなわち、液晶パネル6への電圧印加タイミングを規定するパルスを計数し、計数値をアドレス信号としてROM内の直交関数信号を順次読み出すようにする。
【0070】
データ前処理回路1は、具体的には、図10のような構成である。信号処理は、階調情報を持った4ビットの画像データをR、G、B3ビットずつ4組に分けて行う。すなわち、MSB(23 )、2ndMSB(22 )、3rdMSB(21 )、LSB(20 )の4組に信号を分けて、並列処理を行う。
【0071】
入力された3ビットのデータは5段直並列変換器11で15ビットのデータに変換してメモリ12に送られる。具体的には、5段シフトレジスタの入力端子にシリアルなデータを入力しその5個の各タップ出力をメモリ12に入力する。
【0072】
メモリ12としてはデータ幅16ビットのVRAMを用いた。メモリ12への書き込みは直接アクセスモードを用いて以下のように行う。すなわち、同じ列電極に対応した行電極上のデータは、同時選択される7本の行電極について隣り合う7個のアドレスに格納する。このようにすることにより、後段のメモリからの読み出しが高速に行えるとともに、演算が容易になる。
【0073】
メモリ12からの読み出しは高速な順次アクセスモードで液晶表示装置の駆動タイミングに応じて行い、4組の15ビットデータをデータフォーマット変換回路16へ送る。
【0074】
データフォーマット変換回路16は、各階調ごとに15ビット幅で並列に送られたデータをRGBごとの20ビット幅の並列信号に整理し直す回路であり、通常は、回路基板上で適宜の配線を行うことにより足りる。
【0075】
データフォーマット変換回路16でRGB3組の20ビットデータに変換されたのち、データは階調決定回路15へ送られる。階調決定回路15では1ドット当り4ビットの階調データをオン/オフ1ビットのデータに変換してサブ画面の映像信号とし、サブ画面をたとえば15サイクルかけて階調表示を実現するフレーム変調用回路である。
【0076】
具体的には、20ビット幅のデータを所定のタイミングで5ビット幅データに分配するデマルチプレクサを用いた。どのビットがどのサブ画面に対応するかは、フレームカウンタによる計数によって決められる。このようにして5ドット分の階調データに相当する20ビットのデータを5ビットの階調のないシリアルデータに変換して縦横変換回路13に出力する。
【0077】
縦横変換回路13は5ピクセルの表示データを7回転送して蓄えておき、これを7ピクセルのデータとして5回に分けて読み出す回路である。2組の5×7ビットレジスタで構成されている。縦横変換回路13からデータ信号は列信号発生回路2に送られる。
【0078】
列信号発生回路2は、図11に示した構成である。7ビットのデータ信号を排他的論理和ゲート23、23、・・・に入力する。排他的論理和ゲート23にはそれぞれ直交関数発生回路5からの信号も入力される。排他的論理和ゲート23の出力は加算器21で同時選択される行電極について加算される。
【0079】
また、列ドライバ3は、図11のような構成になっている。シフトレジスタ31、ラッチ32、デコーダ33、および電圧分割器34からなっている。電圧レベル選別器33としてはデマルチプレクサを用い、1行分のデータをシフトレジスタ31に送り込んだ段階で表示データの列電圧への変換を行う。
【0080】
さらに、行ドライバ4は、図13のような構成になっている。駆動パターンレジスタ41、選択信号レジスタ42、およびデコーダ43からなる。選択信号レジスタ42の内容によって同時選択行が決められ、駆動パターンレジスタ41の内容によって選択された各行にどちらの極性の選択信号をを出力するかが決められる。非選択行は0Vが出力される。
【0081】
図9〜図13は回路の一例として示したものであり、本発明の本質を損しないかぎり、さまざまな回路の採用が可能である。
【0082】
【実施例】
[実施例1]
図9〜図13に示した回路を用いて、液晶パネル6を以下の要領で駆動した。液晶パネルは9.4インチのVGAモジュール(画素数480×640×3(RGB))で背面バックライトを備える。液晶パネルの応答時間は立ち上がりと立ち下がりとの平均で60msである。7本の行を同時選択するとともに、サブグループごとの選択で、選択行列の列を一つ進める方式(方式1)で駆動した。2画面駆動(上下分割)を行ったので、サブグループの数は35となった。バイアスはコントラスト比がほぼ最大となるように調整し、表示のコントラスト比は30:1、最大輝度は100cd/m2 となった。
【0083】
選択行列として、図7に示される行ベクトルが直交する7行8列の直交行列を用いその列ベクトルをA1 ,A2 ,・・,A8 として、図1(a)に示すシーケンスで駆動した。階調方式は、4表示サイクルを使ったフレームレートコントロールで行い、ディザ法と合わせ16階調表示を行った。また、選択パルス40回毎に極性反転を行い、液晶に印加される電圧の交流化を行った。
【0084】
表示は、クロストークのほとんどない表示であり、2値表示、中間調表示ともに画像のちらつきは起こらなかった。
【0085】
[比較例]
実施例1とほぼ同様に液晶表示装置を駆動した。ただし、選択パルスのシーケンスは、図2(a)とした。表示は、クロストークはかなり抑制されていたが2値表示において若干のフリッカが見られ、さらに、階調表示においてはフリッカが増大し、表示品位を落していた。
【0086】
[実施例2、3]
実施例1とほぼ同様に液晶表示装置を駆動した。ただし、選択パルスのシーケンスは、図3(a)(実施例2)、図4(a)(実施例3)とした。実施例2においては、特にベタパターンのクロストークが抑制され、フリッカのレベルは、実施例1とほぼ同等であった。実施例3においては、パルス分散が抑えられているために、実施例1に比べコントラストは1割程度低くなり、クロストークは若干増大した。フリッカレベルは実施例1とほぼ同等であった。
【0087】
[実施例4]
基本的に図9に示した回路を用いて、液晶パネルを以下の要領で駆動した。液晶パネルは9.4インチのVGAモジュール(画素数480×640×3(RGB))で背面バックライトを備える。液晶パネルの応答時間は立ち上がりと立ち下がりとの平均で60msである。4本の行を同時選択するとともに、サブグループごとの選択で、選択行列の列を一つ進める方式(方式1)で駆動した。2画面駆動(上下分割)を行ったので、サブグループの数は60となった。バイアスはコントラスト比がほぼ最大となるように調整し、調整方式は空間変調フレームレートコントロールで行った。表示のコントラスト比は40:1、最大輝度は100cd/m2 となった。選択行列として、数4に示した行列を用いた。
【0088】
【数4】
【0089】
行ラインは240ラインに仮想ライン4本を加え、244ラインとし、61サブグループで駆動した。
【0090】
ベクトルシーケンスは下の表1(1フレーム)で示すように、選択するサブグループと選択列ベクトルを対応させた。表の中で「選択ベクトル」とは数4の行列の何列めに対応する選択パルスを印加したかについて示したものである。なお、極性反転は、選択信号を23パルス印加するたびに行って、駆動した。
【0091】
【表1】
【0092】
本実施例においては、均一な表示が得られ、著しくフリッカが低減され、ウインドウズの画面表示でビデオ表示をウインドウ表示した場合においても、ほとんど気にならないレベルであった。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、複数行同時選択法によって、液晶パネルが備えられた画像表示装置を駆動する際に、周波数成分が大きくなりすぎることを防ぎ、特に、フレームレートコントロールによる階調表示を行った際に顕著なフリッカの発生を抑制できる。
【0094】
また、駆動信号の極性反転を適宜加えることにより、周波数成分を制御しやすくなるため、好ましい。特に、本発明では、繰り返し単位の整数倍の周期で反転を行うことができる。そして、本発明では、繰り返し単位の周期が短いので、反転のタイミングの自由度が大きくなり、結果として、周波数成分の制御の自由度が増える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、本発明の選択パルスベクトル印加のシーケンスの一例を示す概念図
【図2】(a)、(b)は、従来の選択パルスベクトル印加のシーケンスを示す概念図
【図3】(a)、(b)は、本発明の選択パルスベクトル印加のシーケンスの他の例を示す概念図
【図4】(a)、(b)は、本発明の選択パルスベクトル印加のシーケンスの他の例を示す概念図
【図5】本発明の選択パルスベクトル印加のシーケンスの他の例を示す概念図
【図6】本発明の選択パルスベクトル印加のシーケンスの他の例を示す概念図
【図7】選択行列の例を示す説明図
【図8】(a)〜(c)は複数ライン同時選択法での電圧印加方法を説明する概念図および波形図
【図9】本発明を実施するための回路の構成の一例を示すブロック図
【図10】データ前処理回路1を示すブロック図
【図11】列信号発生回路2を示すブロック図
【図12】列ドライバ3を示すブロック図
【図13】行ドライバ4を示すブロック図
【符号の説明】
1:データ前処理回路
2:列信号発生回路
3:列ドライバ
4:行ドライバ
5:直交関数発生回路
6:液晶パネル
Claims (4)
- 複数の行電極と複数の列電極とを有する液晶パネルが備えられた画像表示装置の行電極を複数本同時選択して駆動する駆動法において、
行電極の選択パルスは1フレームの中で、分散印加されるとともに、
同時選択される行電極に印加される選択パルスベクトルを全行電極に対して時系列で並べたシーケンスは、1フレームの1/n(nはn≧2の整数)の周期を持つサブシーケンスを単位として繰り返すことによって構成されていることを特徴とする画像表示装置の駆動法。 - 1選択パルスを1単位とした前記サブシーケンスの長さをs、同時選択される行電極の組の数をm、同種の選択パルスベクトルが連続して用いられる回数をpとしたとき、m’=m/p、s’=s/pが整数であり、m’をs’で割った余りが奇数である、ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の駆動法。
- 1選択パルスを1単位とした前記サブシーケンスの長さをs、同時選択される行電極の組の数をm、特定の同時選択される行電極の組に対し選択パルスベクトルが連続して印加される回数をgとしたとき、s”=s/gが整数であり、mをs”で割った余りが奇数である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置の駆動法。
- 同時選択される行電極の組を仮想的に設けて駆動することを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像表示装置の駆動法。
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