JPH0546127A - 液晶表示素子の駆動法 - Google Patents

液晶表示素子の駆動法

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JPH0546127A
JPH0546127A JP22960591A JP22960591A JPH0546127A JP H0546127 A JPH0546127 A JP H0546127A JP 22960591 A JP22960591 A JP 22960591A JP 22960591 A JP22960591 A JP 22960591A JP H0546127 A JPH0546127 A JP H0546127A
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JP
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row
liquid crystal
voltage
row electrode
crystal display
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Withdrawn
Application number
JP22960591A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hasebe
浩士 長谷部
Takeshi Kuwata
武志 桑田
Yutaka Nakagawa
豊 中川
Hidemasa Ko
英昌 高
Takashi Yamashita
孝 山下
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速応答性液晶表示素子に適した駆動法を得
る。 【構成】行電極をM本ずつのサブグループに分け、該サ
ブグループを一括して選択して行う駆動法であって、列
電極に印加する電圧のレベル(V0 ・・・,VM)を|
0 −V1 |<|2V0/M|を満たすように定める。
また、行電極の選択電圧を±Vr とすると、Vr >|V
0 |N1/2 /Mを満たすように定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子を高速に駆
動する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ツイスティッドネマチック(TN)
またはスーパーツイスティッドネマチック(STN)な
どの単純マトリクス方式液晶表示素子には、電圧平均化
法とよばれる駆動法が用いられてきた。この駆動法で
は、走査線数をN、フレーム周期をTとしたとき、選択
期間にはT/N、非選択期間には(N−1)T/Nの時
間が割り当てられる。即ち、1フレーム内に、N本中1
本の選択パルスが存在し、他は、ON電圧選択パルスの
1/bの波高値をもつバイアス波で構成される印加波形
で成り立っている。図5(a)のAに印加波形を示し
た。横軸は時間、縦軸は電圧である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この電圧平均化法にお
いては、液晶がいわゆる実効値応答としての挙動を示す
ことが前提となっており、これにより所定のコントラス
ト比を得ることができる。図5(b)のCに実効値応答
の様子を示す。横軸は時間、縦軸は液晶層の両側に偏光
板を配置した際の透過光強度である。
【0004】ところが、端末におけるマウス表示や、ビ
デオ表示に対応できるような高速応答性を有する液晶素
子を駆動する場合、上述の駆動法を用いると液晶分子の
分子軸方向の変化が、電圧に対して追随しやすいため、
図5(b)のBのように、光学応答波形がいわゆるピー
ク値応答的な挙動を示すようになり、実効値応答を示す
Cから外れるようになる。即ち、選択期間に立ち上がっ
た光学応答波形が、非選択期間では保持できず、減衰の
割合が大きくなるので、透過率平均レベルが下がり、コ
ントラスト比が低下するという問題点が生じる。
【0005】このような問題は、数百以上の高デューテ
ィ比のダイナミック駆動を行なう際にはいわゆる液晶表
示素子の平均応答速度が150msec以下になると発
生してくるが、特にダイナミック駆動における平均応答
速度100msec以下の液晶表示素子において顕著で
ある。
【0006】ここで、液晶表示素子の平均応答速度とは
以下のように本明細書では定義する。即ち、充分時間が
経過した時点でのOFF電圧での光透過度をTOFF 、O
N電圧での光透過度をTONとし、OFF電圧からON電
圧に切り替えた時刻をt1 、その後、光透過度Tが(T
ON−TOFF )×0.9+TOFF となる時刻をt2 、ま
た、ON電圧からOFF電圧に切り替えた時刻をt3
その後、光透過度Tが(TON−TOFF )×0.1+T
OFF となる時刻をt4 とすると、平均応答速度τは、 τ=((t4 −t3 )+(t2 −t1 ))/2 で表わされる。
【0007】ところで、T.N.Ruckmongathan は低電圧で
の駆動および表示の均一性を実現するため、いわゆるI
HAT法を提案している(1988 International Display
Research Conference)。その駆動法は、
【0008】N本の行電極をそれぞれM本の行電極から
なるp個(p=N/M)のサブグループに分け、
【0009】任意の1つの列電極であって、選択された
サブグループの表示されるべきデータを、 [dkM+1,dkM+2,・・・,dkM+M];dkM+j=0or1
(ここで0はOFF、1はONを表す。また、kは選択
されるサブグループに応じて0から(p−1)まで変化
する) なるMビット語で表示し、
【0010】行電極の選択パターンを、 [akM+1,akM+2,・・・,akM+M];akM+j=0or1 なる2M (=Q)種類のMビット語(w1 ,w2,・・
・wQ )で表示すると、以下に示すステップで駆動する
ことを特徴とするものである。
【0011】(1)1番目の行電極のサブグループを選
ぶ。 (2)行電極の選択パターンとして1番目のMビット語
1 を選ぶ。 (3)選択されたサブグループの行電極パターンとデー
タパターンとを排他的論理和でビットごとに比較し、こ
れらの排他的論理和の出力の和iを求める。 (4)上記の和iに対して、列電極の電圧をVi と定め
る。 (5)マトリクスのそれぞれの列について独立にVi
選ぶ。
【0012】(6)行電極と列電極とに同時に、列電極
にはVi を、行電極には行電極選択パターンの第1番目
のw1 を(選択されない行電極は接地され、選択された
行電極は、0に対しては−Vr 、1に対しては+Vr
する。)、時間Tの間、電圧印加する。 (7)新しい行電極の選択パターンw2 が選ばれ、それ
に対応する列電極の電圧が(3)〜(5)の手順と同様
に選ばれ、(6)と同様に列と行を同時に時間Tの間、
電圧印加する。
【0013】(8)全ての2M の行電極の選択パターン
が選択されて、1サイクルが完成する。 (9)次の行電極のサブグループが選ばれ、上記(2)
〜(8)のサイクルを連続する。
【0014】特に、 Vi =V0 (2i−M)/M Vr =V01/2 /M と選ぶと、電圧実効値のON/OFF比を最大にでき
る。
【0015】このときのONとOFFの実効電圧の比
は、 VON/VOFF =((N1/2 +1)/(N1/2 −1))1/2 となり、従来より用いられている電圧平均化法における
ON/VOFF と等しくなる。したがって、コントラスト
も同等となる。また、マトリクスにおける各点灯部の電
圧実効値が均一になるので、表示パターンによらず均一
な表示が得られる。
【0016】IHAT法は、高速応答を示す液晶素子に
適用した場合、必ずしも利点を生ずるわけではなく、ま
た、そのような概念も従来例には示されてなく、液晶表
示素子を高速に駆動する方法とは直接なんら関係のない
ものである。しかし、本発明者は、この方法に新規な改
良を加えることにより、液晶表示素子の高速駆動に極め
て適した駆動法が得られることを新規に見出し本発明に
至ったものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、以下のような液晶表示素
子の駆動法を提供するものである。
【0018】N本の行電極とL本の列電極とからなるマ
トリクス液晶表示素子のN本の行電極をそれぞれM1
2 ,・・・,Mp本の行電極からなるp個の行電極サ
ブグループに分けて、1つの行電極サブグループを一括
して選択する液晶表示素子の駆動法であって、
【0019】行電極に印加する電圧は、非選択時には0
(接地)、選択時には+Vr 、−Vr (Vr >0)の2
種類のいずれかの電位をとるとし、列電極に印加する電
圧は、選択される行電極サブグループの行電極の本数を
M(MはM1 ,M2 ,・・・,Mpのいずれか)とする
と、下記の(A)及び(B)及び/または(C)を満た
すように決められた(M+1)個の電位レベルから選ば
れるとし、
【0020】行電極に対しては、(a)選択時に行電極
サブグループの取り得る電位状態の全てを含むようにつ
くられた電位状態の集合をあらかじめ想定するととも
に、該集合を複数個のサブ集合に分け、(b)1つのサ
ブ集合に属する全ての電位状態が連続的に現われるよう
に、1つの行電極サブグループに属する行電極それぞれ
に同時に電圧を印加し、(c)bの工程を全ての行電極
のサブグループについて行ない、(d)次いでb及びc
の工程を全てのサブ集合について行なう、ことにより選
択を行なうとともに、
【0021】列電極に対しては、(1)選択時の2種類
の行電極電位のうち+Vr を1、−Vr を0として、選
択されている行電極サブグループの電位状態をMビット
語で表わすとともに、表示すべきデータを、ONは1、
OFFは0として該行電極サブグループについてMビッ
ト語で表わし、(2)行電極サブグループの電位状態の
Mビット語と前記表示データのMj ビット語とで、ビッ
トごとに排他的論理和をとった和をi(iは0≦i≦M
の整数)とすると、Vi として表わされる電圧を印加す
る、ことを特徴とする液晶表示素子の駆動法。
【0022】(A)Mが奇数のときは(M+1=2
k)、V2k-m-1=−Vm (mは0≦m≦k−1の整数で
2k-m-1>0)かつ|V0 |>|V1 |>・・・>|V
k-1|とし、Mが偶数のときは(M=2k)、V2k-m
−Vm(mは0≦m≦k−1の整数でV2k-m>0)かつ
|V0 |>|V1 |>・・・>|Vk-1 |>|Vk |=
0とする。 (B)|V0 −V1 |<|2V0 /M| (C)Vr >|V0 |N1/2 /M
【0023】即ち、IHAT法のように行電極の1つの
サブグループを選択する際、行電極の全ての選択パター
ンをまとめて連続に印加するのではなく、行選択波形の
いくつかの選択パターンを印加するごとに、選択する行
電極のサブグループを更新し、全ての行電極のサブグル
ープを選択した後に、行選択波形の次の選択パターンに
移る方法をとることを一つの特徴とするものである。
【0024】本発明を図2のような実施例に従って詳細
に説明する。簡単のために行電極本数Nを400とし、
これをM=4本ずつのサブグループに分けることを考え
る。したがって、このときサブグループ数pは全体でp
=N/M=100となる。
【0025】ここで、MはNの約数とすれば、サブグル
ープ内の行電極本数を全てそろえることができるため駆
動回路構成上は簡単で好ましいが、必ずしもそうしなく
ても、行電極の本数の少ないサブグループについては選
択パターンの数が減るだけであり、特に支障はない。
【0026】IHAT法で提唱されているように、行電
極につき、複数本からなるサブグループ単位の選択を行
なうためには、選択電圧を一定にするのではなく、時間
で変化させる必要がある。基本的なIHAT法では、選
択電圧を+Vr と−Vr との2値とし、同時に選択すべ
き行電極の本数をM本とすると、とり得るサブグループ
についての電位状態(全部で2M 種類ある)それぞれの
全てを順次、当該行電極のサブグループについて印加す
る。この例のように、2種類の選択電圧は絶対値を等し
くして、符号を反対としたものを用い、かつ非選択電圧
は0(接地)とすることが、実際の駆動回路を簡単に
し、かつ信号が交流化されるため好ましい。
【0027】本発明における行電極の選択では、このよ
うな電位状態全てを含む(要素の数2M 以上の)電位状
態の集合をあらかじめ考える。例えば、本実施例のよう
に1つの行電極サブグループが4本の行電極からなる場
合は、全体としてとり得る電位状態は24 =16通り存
在する。したがって、この場合の行電極の電位状態の集
合は、要素の数が16以上となる。
【0028】電位状態の集合の要素の数は2M 個とする
(即ち、全ての電位状態を1個ずつ含む集合とする)の
が、最も簡単な構成となるので好ましいが、駆動タイミ
ングの関係では同じ状態を重ねて要素としたり、上記の
選択電位以外の電位が含まれる電位状態を付加すること
も可能である。いずれにしても、1つのサブグループの
選択が完了するためには選択電圧を上記の2値としてと
り得る電位状態の全てが、その行電極のサブグループを
なす行電極に印加されなくてはならない。以下は説明の
簡単のため、M=4で電位状態の集合の要素数が24
16の場合について主に考える。
【0029】この集合を+Vr →1,−Vr →0とし
て、また4本の行電極をa1 ,a2 ,a3 ,a4 として
表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】本発明では、(1)このような行電極のサ
ブグループの電位状態の集合を複数個のサブ集合に分
け、(2)1つのサブ集合に属する全ての電位状態が連
続的に表われるように、1つの行電極サブグループに属
する行電極それぞれに同時に電圧を印加し、(3)第2
の工程を全ての行電極のサブグループについて行ない、
(4)次いで第3及び第4の工程を全てのサブ集合につ
いて行なう、ことにより行電極の選択を行なうことを1
つの特徴とする。
【0032】行電極のサブグループの電位状態の集合を
複数個のサブ集合に分ける方法については、サブ集合の
要素の数をサブ集合同志で必ずしもそろえる必要はない
が、駆動回路を形成の観点からは、電位状態の集合の要
素が、2M 個ある場合は2M- j 個(0≦j≦M−1)の
等しく2j 個の要素を有するサブ集合を作ることが、好
ましい。
【0033】一方、本発明においては、一画面を一回選
択する期間中に、サブ集合の個数だけ、選択パルスが分
散されることになる。そして、選択パルスがより多く分
散されるほうが、選択期間に立ち上がった光学応答波形
が、非選択期間で保持し得るので、透過率平均レベルの
低下を押え、コントラスト比の低下を防ぐ観点からは、
上記サブ集合の個数は多いほうが良く、最も好ましいの
はj=0,即ちサブ集合の要素の数を1とした場合であ
る。そこで、以下はj=0とした場合について説明す
る。
【0034】行電極サブグループの電位状態が、選択中
の行電極にどのような順序で表われるかは、任意に決め
ることができる。例えば表1に示した番号順に選ぶなら
自然2進法の順となる。また、ランダムコードやグレイ
コードを採用することもできる。
【0035】また、行電極のサブグループ内の全ての行
電極について、選択波形の周波数が等しくなるようにし
た周波数均一化コードを用いることもできる。M=4の
場合の一例を表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】このような1,0で表わした電位状態それ
ぞれを、以下、選択パターンと称すると、選択パターン
はMビット語で表現できる。図2のM=4の場合に、自
然2進法の順で行電極サブグループの電位状態が表われ
る場合は、4ビット語で表わされる選択パターンは(a
1 ,a2 ,a3 ,a4 )=(0,0,0,0)→(1,
0,0,0)→(0,1,0,0)→−−−→(1,
1,1,1)と変化していくことになる。j=0即ち、
電位状態のサブ集合の要素の数が1の場合は、各選択パ
ターンごとに、全ての行電極のサブグループについて順
次電圧が印加されてゆくことになる。
【0038】4本の行電極からなる行電極のサブグルー
プR1 〜R4 について、このようにした場合の電位の時
系列変化を示したのが図1である。図1では、選択パタ
ーンは自然2進法の順で変化させた。図1によれば、1
00ラインごとに1本の選択パルスが表われることが分
かる。
【0039】即ち、本発明においては、従来は図5のよ
うにNラインに1本の割合で配列されていた選択パルス
が、最も頻繁にはN/Mラインに1本の割合で、分散さ
れるようになるため、次の選択パルスが立つまでの非選
択期間が、従来の電圧平均化法に比べて短くなる。即
ち、光学的変化の度合いが少なくなるので、輝度および
コントラスト低下の防止に寄与する。
【0040】以下に、列電極に印加すべき電圧について
説明する。
【0041】行電極がM本同時に選択される場合には、
(M+1)個の電位レベルから、行電極サブグループの
選択パターンに応じて選ばれた電圧を列電極に印加する
ことにより駆動可能である。この(M+1)個の電位レ
ベルは、表示ムラ抑止等の観点からは、電圧波形が交流
化された方が有利であることを考慮すると、少なくとも
以下のような条件を満たす電位レベルV0 、V1、・・
・、VM とされることが好ましい。
【0042】即ち、Mが奇数のときは(M+1=2
k)、V2k-m-1=−Vm (mは0≦m≦k−1の整数で
2k-m-1>0)かつ|V0 |>|V1 |>・・・>|V
k-1|とされ、Mが偶数のときは(M=2k)、V2k-m
=−Vm (mは0≦m≦k−1の整数でV2k-m>0)か
つ|V0 |>|V1 |>・・・>|Vk-1 |>|Vk
=0とされる。
【0043】このうち、V0 及びVM の絶対値は液晶層
に印加される最大電圧と最小電圧とを決定するものであ
り、液晶素子の構成によって、適宜決定する必要があ
る。
【0044】次に特定の表示パターンが与えられた場合
の、上記の(M+1)個の電位レベルからの電位の選び
方を説明する。
【0045】図2のような表示パターンを表示する場合
に、これに対応するデータのパターンは、ONを1、O
FFを0とすると、図中の表のようになり、1本の列電
極では各サブグループに対して、Mビット(図2では4
ビット)ごとのデータパターンに分割される。例えば列
電極C9 では(d1 ,d2 ,d3 ,d4 )=(1,0,
1,0)である。行電極の1つのサブグループが表1の
電位状態にあるときに、それぞれの列電極に印加すべき
電圧を決定するために、行電極の選択パターンのMビッ
ト語と、列電極のデータパターンのMビット語とで、ビ
ットごとに排他的論理和の和を作る。
【0046】例えば、図2の行電極の1番目のサブグル
ープが表1の第1番目の電位状態にあるときに、図2の
列電極C9 に印加すべき電圧を決定するとする。このと
きの、上記の排他的論理和の和iは数1で表わされる。
【0047】
【数1】
【0048】このようにして、iを求めて、Vi として
表わされる電位になるように列電極に電圧を印加すれば
良い。
【0049】例えば、図2の表示パターンを表示する場
合で、電位状態の集合から個々の電位状態を選ぶ順序に
ついて自然2進法を選ぶなら、それぞれのサブグループ
について、列電極C1 ,C2 ,C3 ,C9 に印加する電
圧は図3のようになる。図で、例えばR1 〜R4 とある
のはR1 〜R4 の行電極のサブグループが選択されてい
る期間を示している。ただし、見易さのため横軸の時間
軸は、図1の非選択状態にある99ラインを省略して描
いた。
【0050】図2のようなM=4のときは、V4 =+V
0 ,V3 =+V0 /2,V2 =0,V1 =−V0 /2,
0 =−V0 などと選ぶ。また、Vr =5V0 となる。
この場合の図2のR1 −C9 (ON状態)及びR2 −C
9 (OFF状態)の電圧変化を示したのが図4である。
ただし、これも見易さのため横軸の時間軸は図1の非選
択状態にある99ラインを省略して描いている。
【0051】IHAT法においては、前述したように、
i =V0 (2i−M)/M及びVr =V01/2 /M
とすることにより、電圧実効値のON/OFF比を最大
とし、コントラスト比を大きくとることができることが
示されている。
【0052】しかるに、本発明は、ダイナミック駆動時
の平均応答速度が150msec以下の高速応答性液晶
表示素子に関するものであり、 上記条件を単純に採用し
たのではコントラスト比が十分でないことが本出願人に
より解明されてきた。
【0053】そこで、かかる高速駆動時に好適な条件に
ついて次に説明する。
【0054】図7は本発明の方法によって、M=3で平
均応答速度45msecの液晶素子を25℃で駆動した
場合の、|Vr |と|V0 |との比を変化させたときの
コントラスト比変化を示すグラフである。
【0055】図中に描かれた2本の線はフレーム周波数
f(1画面を走査する周波数をいう。本発明の実施例及
びIHAT法において以下同じ。)を33.8Hz、6
7.5Hz、135Hzに変えた場合のコントラスト比
変化である。また、横軸のbはb=(Vr +V0 )/V
0 で定義されるバイアス値である。IHAT法によれば
b=6.16において最大コントラスト比が得られるは
ずであるが、図7から明らかなように、特にフレーム周
波数が低周波なとき(例えば100Hz以下のとき)は
IHAT法における最大コントラスト比のb=6.16
よりも大きいところで、即ち、|Vr |>|V0 |N
1/2 /Mの範囲でコントラスト比のピークが存在する。
【0056】ピークの位置はフレーム周波数により変化
するので、素子により、最も有利なbを選べば良い。ま
た、b値の選択には表示ムラ等の他の要素も考慮される
べきである。
【0057】また、図8、図9は本発明の方法によって
それぞれM=3、M=4で平均応答速度80msecの
液晶表示素子を25℃で駆動した場合の、|Vr |と|
0|との比を変化させたときのコントラスト比の変化
を示すグラフである。
【0058】図から理解されるように、M=3のときは
フレーム周波数fにかかわらず、|Vr |>|V0 |N
1/2 /Mの範囲でコントラスト比のピークが存在する。
やはり、ピークの位置はフレーム周波数により変化する
ので、素子により、最も有利なbを選ぶのが良い。ま
た、M=4のときは、フレーム周波数fが45Hz近傍
より低くなると、|Vr |>|V0 |N1/2 /Mの範囲
でコントラスト比のピークが存在する。やはり、ピーク
の位置はフレーム周波数により変化するので、素子によ
り、最も有利なbを選ぶことができる。
【0059】また、本発明の駆動法においては、従来の
電圧平均化法とは異なり、列電極に印加する電圧は、前
述のように決められた(M+1)個の電位レベルから選
ばれる。この各電位レベル間の絶対値の大きさの比もコ
ントラストに影響を与えることが本出願人により見出さ
れた。
【0060】図10は、本発明の方法によって、M=
3、で平均応答速度45msecの液晶表示素子を35
℃で駆動した場合の、|V1 |と|V0 |との比(即ち
M=3の場合は、|V2 |と|V3|との比に等し
い。)を変化させた場合のコントラスト比の変化を示す
グラフである。横軸には、1/b2 =V1 /V0 =V2
/V3 をとった。
【0061】IHAT法においては、最もコントラスト
比が高くなるのは、1/b2 =V1/V0 =V2 /V3
3のときである。図10から理解されるように、1/b
2がIHAT法における最大コントラスト比の1/b2
よりも大きいところで、即ち、|V0 −V1 |<|2V
0 /M|の範囲でコントラスト比のピークが存在する。
【0062】ピークの位置は、やはりフレーム周波数に
より変化するので、素子により、最も有利な値を選ぶの
が良い。また、b値のときと同様に、b2値の設定には
表示ムラの強さも考慮されるべきである。
【0063】
【作用】従来の電圧平均化法では、図5のように選択パ
ルスがN本に1本の割合で配列されている。
【0064】したがって、高速応答素子に適用した場
合、非選択期間が、液晶の応答時間(減衰時間)に比べ
長いので、1本の選択パルスで励起された光学状態が、
非選択期間中に減衰し、高速性が増加すればするほど、
減衰の程度も増大する。このため、ON時の輝度が低下
し、コントラストも低下する。
【0065】これに対し、本発明においては、選択パル
スがN/M本に1本の割合で分散されているために、次
の選択パルスが立つまでの非選択期間が、上記電圧平均
化法の場合に比べて短くなり、光学状態の変化の度合い
が少なくなるので、輝度およびコントラスト低下の防止
に寄与すると考えられる。
【0066】また、上述のb値、及びb2 値は非選択期
間での電圧レベルを決めていると考えられる。したがっ
て、これらを調整することにより、選択パルスにより励
起された光学状態が非選択期間中に減衰する割合を減ら
すことが可能になるものと推測される。
【0067】
【実施例】本発明の駆動方法を実現するために採用した
回路の一例が図6である。液晶表示素子をN本の行電極
とL本の列電極からなるとし、前述のようにN本の行電
極をM本の行電極からなるサブグループに分け、サブグ
ループごとに一括して選択することとする。また、表示
データはαビットのパラレルデータを転送して表示す
る。
【0068】選択信号形成は以下のように行なった。
【0069】まず、基準となるパルス列をパルス発生器
1で発生し、列アドレスカウンタ2のクロックに入力す
る。このパルス列を列アドレスカウンタ2で1/αに分
周したものをクロック信号4として、L/α段シフトレ
ジスタ15のクロックに入力する。また、列アドレスカ
ウンタ2でα/Lに分周したものをロード信号5とし
て、サブグループカウンタ6のクロック、フリップフロ
ップ7のクロック、L/αビットラッチ16のロード、
M個のN/M段シフトレジスタ18のクロック、および
1個のN/M段シフトレジスタ19のクロックに入力す
る。ここでL/αビットラッチ16は、gを2g-1 <M
+1≦2g を満足する自然数とするとg×α個が必要と
なる。
【0070】さらに、サブグループカウンタでロード信
号5をM/Nに分周してフリップフロップ7のデータに
入力し、フリップフロップ7の出力をフレーム信号8と
して行ステージカウンタ9のクロック及び1個のN/M
段シフトレジスタ19のデータに入力する。また、行ス
テージカウンタ9のMビット出力を直接に、又はグレイ
コードなどに変換してそれぞれM個のN/M段シフトレ
ジスタ18のデータに入力する。
【0071】M個のN/M段シフトレジスタ18の出力
及び1個のN/M段シフトレジスタ19の出力をNビッ
トの3レベルドライバ20に入力し、3レベルドライバ
20のN本の出力を液晶パネル21の行電極に入力す
る。
【0072】また、表示データに対応するON・OFF
信号形成は以下のように行なった。表示データ10は、
Mk+1行用,Mk+2行用,・・・・,Mk+k行用
(k=0,・・・,N/M−1)のM個のRAM11,
11,・・・,11に分けてそれぞれαビットのデータ
として順次書き込みを行ない、列アドレスカウンタ2の
出力をRAMアドレス3としてこれらM個のRAM1
1,11,・・・,11に並列に入力してアドレス指定
を行なう。
【0073】表示データは、M個のRAM11,11,
・・・,11から同時に読み出し、それぞれ行ステージ
カウンタ9の対応する行と排他的論理和形成及び加算器
14で排他的論理和をとりかつ加算してgビットの結果
とする。その結果をL/α段シフトレジスタ15のデー
タに入力し、クロック信号4により順次シフトを行ない
L/α段のデータが全て揃ったところで並列出力をL/
αビットラッチ16に送り、ロード信号5でメモリーす
る。L/αビットラッチ16の出力はL個のM+1レベ
ルドライバ17に入力され、M+1レベルドライバ17
のL本の出力をそれぞれ液晶パネル21の列電極に入力
する。
【0074】(実施例1)上述の回路構成を用いて平均
応答速度が80msec(25℃)のSTN液晶表示素
子をN=240、M=4、フレーム周波数90Hzとし
て本発明の駆動法で駆動をしたところ、25℃で最大コ
ントラスト比が80:1となった。
【0075】この際、j=0(即ち、サブ集合中の要素
の数を1)とし、電位状態の集合から個々の電位状態を
選ぶ順序については表2に示したような周波数均一化コ
ードを用いた。さらに、Vi =V0 (M−2i)/M、
r =V01/2 Mと選び、即ちb=4.87,b2
2と選び、電圧の絶対値は最大のコントラスト比が得ら
れるように調整した。
【0076】(比較例1)従来の電圧平均化法で1/2
40デューティ、1/15バイアス、フレーム周波数9
0Hzで同様の素子を駆動したところ、最大コントラス
ト比は47:1であった。
【0077】(比較例2)IHAT法でN=240、M
=4、フレーム周波数90Hzで駆動をしたところ、最
大コントラスト比が30:1となった。
【0078】(実施例2)本発明の駆動法で、実施例1
と同じ液晶表示素子をフレーム周波数を90Hzと規定
するかわりに、パルス幅12μsecとする以外は同様
にして駆動をしたところ、最大コントラスト比が25℃
で75:1であった。
【0079】(比較例3)従来の駆動法で1/240デ
ューティ、1/15バイアス、パルス幅12μsecで
実施例2の液晶表示素子を駆動したところ、最大コント
ラスト比は55:1であった。
【0080】(実施例3)上述の回路構成を用いて平均
応答速度が45msec(25℃)のSTN液晶表示素
子をN=240、M=3、フレーム周波数90Hzとし
て本発明の駆動法で駆動をしたところ、25℃で最大コ
ントラスト比が30:1となった。
【0081】この際、j=0(即ち、サブ集合中の要素
の数を1)とし、電位状態の集合から個々の電位状態を
選ぶ順序については表1に記載した順序の自数2進法コ
ードを用いた。さらに、実施例1及び2と同様にVi
0 (M−2i)/M、Vr=V0 (M−2i)/N1/2
Mと選び、即ちb=6.16,b2 =3と選び、電圧
の絶対値は最大のコントラスト比が得られるように調整
した。
【0082】(比較例4)従来の電圧平均化法で1/2
40デューティ、1/15バイアス、フレーム周波数9
0Hzで実施例3の素子を駆動したところ、最大コント
ラスト比は18:1となった。
【0083】(実施例4)本発明の駆動方法を用いて、
STN液晶表示素子をN=240、j=0、25℃のも
とで、種々のb(=(Vr +V0 )/V0 )で駆動し
た。コントラスト比の結果を図7、図8、図9に、ま
た、それぞれの駆動条件について表3に示す。なお、図
中に示した周波数はフレーム周波数である。
【0084】(実施例5)本発明の駆動方法を用いて、
STN液晶表示素子をN=240、j=0、25℃のも
とで、種々のb2 (=V0 /V1 )で駆動した。コント
ラスト比の結果を図10に、また、それぞれの駆動条件
について表3に示す。なお、図中に示した周波数はフレ
ーム周波数である。
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】
【表5】
【0088】
【発明の効果】本発明は、選択パルスが1フレーム内で
複数分散することによって、従来の単純マトリクス方式
における電圧平均化法が1フレーム内に1本の選択パル
スしか存在しないのと比べて、光学的状態の変化を少な
く抑制することが可能となった。これにより、ダイナミ
ック駆動時の平均応答速度が100msec以下、特に
50msec以下の液晶表示素子を駆動する場合に有効
である。
【0089】また、本発明は基本的にIHAT法の特徴
が生かされているので、M≧4とすれば供給電圧を従来
の電圧平均化法に比べて低減することができるという効
果も有している。
【0090】この場合Mを増加させればさせるほど供給
電圧がさらに低減されていくが、Mの数が大きいと、列
電極印加波形のレベル数(M+1)も増えてハードウエ
ア上複雑になるので、今のところM=3〜4付近が好ま
しい。
【0091】さらに、行選択コードを自然2進数とし
て、IHAT法と本発明の駆動波形の周波数成分につい
て比較してみると、IHAT法の場合、同一サブグルー
プ内の1行目とM行目で選択パルスの周波数成分が大き
く異なっているのに対し、本発明の場合、どの行、どの
列においても選択パルスの周波数成分が変化せず、閾値
電圧の周波数依存性の大きい液晶表示素子でも、均一な
表示を得ることができる。
【0092】また、同様に駆動による表示均一性に関し
て、従来の電圧平均化法と比べてもその効果は大であ
る。
【0093】従来法は、表示パターンによって駆動波形
の周波数成分が大きく異なり、表示のムラの要因になっ
ていたが、本発明においては、表示パターンによる周波
数成分の変動が少ないので、表示ムラが出にくいと考え
られる。
【0094】さらに、|V0 −V1 |<|2V0 /M|
を満たすように電圧レベルを決定すると、駆動電圧(V
r +V0 )が小さくてすみ、供給電圧2(Vr +V0
も低減化される。従って、ドライバICの耐圧に関係し
た種々の制約が緩和されるという利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】行電極のサブグループR1 〜R4 についての電
位の時系列変化を示すグラフ
【図2】液晶表示素子の表示パターンを示す概念図
【図3】図2の表示パターンで列電極C1 ,C2 ,C
3 ,C9 に印加する電圧を示すグラフ
【図4】図2の表示パターンでR1 −C9 及びR2−C9
の電圧を示すグラフ
【図5】実効値応答及びピーク値応答を示すグラフ
【図6】本発明の駆動法を実現する回路の一例を示すブ
ロック図
【図7】本発明の駆動法によって液晶表示素子を駆動し
た場合の、|Vr|と|V0 |との比を変化させたとき
のコントラスト比の変化を示すグラフ
【図8】本発明の駆動法によって液晶表示素子を駆動し
た場合の、|Vr|と|V0 |との比を変化させたとき
のコントラスト比の変化を示すグラフ
【図9】本発明の駆動法によって液晶表示素子を駆動し
た場合の、|Vr|と|V0 |との比を変化させたとき
のコントラスト比の変化を示すグラフ
【図10】本発明の駆動法によって液晶表示素子を駆動
した場合の、|V1 |と|V0 |との比を変化させた場
合のコントラスト比の変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 パルス発生器 2 列アドレスカウンタ 3 RAMアドレス 4 クロック信号 5 ロード信号 6 サブグループカウンタ 7 フリップフロップ 8 フレーム信号 9 行ステージカウンタ 10 表示データ 11 RAM 14 排他的論理和形成及び加算器 15 L/α段シフトレジスタ 16 L/α段ビットラッチ 17 M+1レベルドライバ 18 N/M段シフトレジスタ 19 N/M段シフトレジスタ 20 3レベルドライバ 21 液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 英昌 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1160番地 株式会社旭硝子電子商品開発センター内 (72)発明者 山下 孝 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N本の行電極とL本の列電極とからなるマ
    トリクス液晶表示素子のN本の行電極をそれぞれM1
    2 、・・・、Mp本の行電極からなるp個の行電極サ
    ブグループに分けて、1つの行電極サブグループを一括
    して選択する液晶表示素子の駆動法であって、 行電極に印加する電圧は、非選択時には0(接地)、選
    択時には+Vr 、−Vr (Vr >0)の2種類のいずれ
    かの電位をとるとし、 列電極に印加する電圧は、選択される行電極サブグルー
    プの行電極の本数をM(MはM1 、M2 、・・・、Mp
    のいずれか)とすると、下記の(A)及び(B)を満た
    すように決められた(M+1)個の電位レベルV0 、V
    1 、・・・、VM から選ばれるとし、 行電極に対しては、 (a)選択時に行電極サブグループの取り得る電位状態
    の全てを含むようにつくられた電位状態の集合をあらか
    じめ想定するとともに、該集合を複数個のサブ集合に分
    け、 (b)1つのサブ集合に属する全ての電位状態が連続的
    に現われるように、1つの行電極サブグループに属する
    行電極それぞれに同時に電圧を印加し、 (c)bの工程を全ての行電極のサブグループについて
    行ない、 (d)次いでb及びcの工程を全てのサブ集合について
    行なう、ことにより選択を行なうとともに、 列電極に対しては、 (1)選択時の2種類の行電極電位のうち+Vr を1、
    −Vrを0として、選択されている行電極サブグループ
    の電位状態をMビット語で表わすとともに、表示すべき
    データを、ONは1、OFFは0として該行電極サブグ
    ループについてMビット語で表わし、 (2)行電極サブグループの電位状態のMビット語と前
    記表示データのMビット語とで、ビットごとに排他的論
    理和をとった和をi(iは0≦i≦Mの整数)とする
    と、Vi として表わされる電圧を印加する、ことを特徴
    とする液晶表示素子の駆動法。 (A)Mが奇数のときは(M+1=2k)、V2k-m-1
    −Vm (mは0≦m≦k−1の整数でV2k-m-1>0)か
    つ|V0 |>|V1 |>・・・>|Vk-1 |とし、Mが
    偶数のときは(M=2k)、V2k-m=−Vm (mは0≦
    m≦k−1の整数でV2k-m>0)かつ|V0 |>|V1
    |>・・・>|Vk-1 |>|Vk |=0とする。 (B)Vr >|V0 |N1/2 /M
  2. 【請求項2】請求項1の液晶表示素子の駆動法で、 列電極に印加される電圧レベルは条件(B)に代えて以
    下の条件(C)を満たす範囲で定めることを特徴とする
    液晶表示素子の駆動法。 (C)|V0 −V1 |<|2V0 /M|
  3. 【請求項3】請求項1の液晶表示素子の駆動法で、 列電極に印加される電圧レベルは条件(B)に加えて以
    下の条件(C)を満たす範囲で定めることを特徴とする
    液晶表示素子の駆動法。 (C)|V0 −V1 |<|2V0 /M|
  4. 【請求項4】M1 =M2 =・・・=Mj =・・・=Mp
    =Mであることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項
    記載の液晶表示素子の駆動法。
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