JP3617275B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダー等を含む地上波受信フロントエンドに使用して有効な受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、受信装置はチューナー部、映像音声復調部から構成されかつ、一体化構造で構成されている。
【0003】
以下に従来の受信装置について説明する。
従来、受信装置は例えば米国特許4689825号公報に記載されたものが知られている。従来の受信装置を図3に示す。図3は従来の受信装置の地上波チューナー部、表面弾性波フィルター(以下、SAWフィルターと記す)、映像音声中間周波数復調部、音声信号トラップ部を含むブロック図を示すものである。
【0004】
図3において、1は地上波のアンテナで、放送電波を受電しチューナー3へテレビジョン信号を伝送するものである。2はチューナー3の入力端子で、アンテナ1で受電されたテレビジョン信号に対して整合性の配慮が対応出来ているものである。3はチューナーで、アンテナ1より供給されたテレビジョン信号を所望のチャンネル信号に選択し、妨害排除を行い局部発信周波数と所望チャンネル周波数とを内部の混合器で混合し、所望の中間周波数信号を取り出すものである。4はチューナー3のRF−AGC端子で、映像音声中間周波数復調部30に入力された利得のレベルにより、映像音声中間周波数復調部30が制御する手段として、IC内のRF−AGC回路により電圧に変換されて出力されるもので、その電圧によりチューナー3の利得を制御するものである。
【0005】
5はRF−AGCリップルフィルター及び過渡応答を決定するコンデンサーであり、また、RF−AGC電圧はICに入力される信号のレベルにより左右されるもので、その入力信号は映像情報を含む信号であるため、映像信号レベルによりRF−AGC出力電圧が影響を受けるために電解コンデンサーを導入し平滑させるものである。また、RF−AGCの応答が遅すぎると利得のコントロールに大きく影響するため電圧の立ち上がり、立ち下がり特性を考慮した定数設定が要求されるものである。6は表面弾性波フィルター(以降、SAWフィルターと略す)の入力端子であり、チューナー3の出力インピーダンスとSAWフィルター7とのインピーダンス整合のとれた信号が入力されるものである。7はSAWフィルターで受信された所望チャンネルの帯域特性及び位相特性を決定するものである。
【0006】
8はRF−AGC電圧調整用ボリュームである。チューナー3でのRF−AMPでの利得制御範囲には限界があるため、入力レベルが弱電界時には、映像音声中間周波数復調部30内のIF−AMPにて利得コントロールを行い検波後の映像出力信号レベルが一定になるように動作させており、そのRF−AMPでの動作入力レベルを任意に設定する端子である。9、10はSAWフィルター7から出力された映像中間周波数信号を映像音声中間周波数信号復調部30に入力する入力端子で、平衡入力されているものである。11は映像音声中間周波数復調部30内のRF−AGC回路であり、入力された中間周波数信号を映像検波した後のシンクチップレベルのDC電圧の変化により、電圧制御を行うもので、ピークAGCにより電圧を出力するものである。
【0007】
12はイコライザー補正回路であり、入力の映像信号に帰還をかけて高域周波数振幅特性を補正する回路である。13は検波器であり、中間周波数信号と任意に発信させた信号とを同一位相により乗算し、映像検波を行う回路である。14は電圧制御発振器(以下、VCOと記す)で、検波器13で検波に必要な発信周波数を電圧によって制御し、ループを組んで一定の周波数にするものである。15はVCO同調回路で、VCO14で発振コントロールする発信周波数をLCにて同調するものである。16は検波器13からの映像信号のノイズ除去のために高周波部分を減衰する整合抵抗であり、音声信号用トラップ部18の減衰量および周波数振幅特性を決定するものである。18は整合抵抗16を介して入力される映像信号に含まれるわずかな音声信号を減衰する音声信号用トラップ部で、5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の音声信号を所望の値に減衰させるもので、一般的にはセラミックトラップ等が用いられる。
【0008】
19はイコライザー補正回路12を通過した後の映像信号出力端子である。22は映像音声中間周波数復調部30の音声中間周波数信号の入力端子で、SAWフィルター7により選択された音声中間周波数帯域内の音声中間周波数搬送波が入力されるものである。23はAM/FM検波部で、PAL時はFM検波、SECAM時はAM検波を行い、音声信号を取り出す音声信号処理回路であり、詳細については省略している。24は音声信号処理回路23でPLL検波された信号を取り出す音声信号出力端子である。30は映像音声中間周波数復調部、37は電源電圧入力端子であり、例えば5Vが使用されるものである。
【0009】
以上のように構成された従来の受信装置について、以下その動作について説明する。
【0010】
アンテナ1から入力された放送信号をチューナー3で受信する。所望のチャンネル周波数を選択し、妨害排除を行い局部発信周波数と所望のチャンネル周波数とを混合し、中間周波数信号を取り出す。チューナー3で受信した放送信号はSAWフィルター7に入力され、隣接映像音声を排除する。SAWフィルター7からは映像・音声の中間周波数信号が出力され、映像中間周波数信号は入力端子9及び10から映像音声中間周波数復調部30に入力され、音声信号中間周波数信号は入力端子22から入力される。
【0011】
映像中間周波数信号はIF−AMP50で利得コントロールされ、検波器13に入力される。検波器13では、IF−AMP50からの映像中間周波数信号と、VCO14で発振した信号とを同一位相により乗算して映像検波を行なう。検波器13の出力信号は整合抵抗16に入力され、信号中のノイズ除去のために高周波部分を減衰させる。整合抵抗16の出力信号は音声信号用トラップ部18に入力され、映像中間周波数信号にわずかに含まれる音声信号を、所定の周波数を指定して減衰する。音声信号用トラップ部18の出力信号はイコライザ補正回路12に入力され、整合抵抗16で減衰した映像信号の高周波部分を補正する。そして、イコライザ補正回路12の出力信号は映像信号出力端子19から出力される
一方、SAWフィルター7から出力された音声中間周波数信号は、AM/FM検波部23に入力され、PAL時にはFM検波し、SECAM時にはAM検波を行なう。AM/FM検波部23から出力された音声中間周波数信号は、音声信号出力端子24から出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、電界の弱い時に映像振幅特性と映像S/N値を改善する手段を構成していないので、弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値が改善されないという問題点を有していた。
【0013】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、映像音声中間周波数復調部において、RF−AGC回路からのAGC電圧により、ある適当な電界において映像周波数振幅特性を切り換えて、弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値を改善する受信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の受信装置は、アンテナから入力される放送信号を受信するチューナーと、前記チューナーで受信した放送信号における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィルターと、前記表面弾性波フィルターから出力された映像音声信号の中間周波数帯域を復調するとともに自動利得制御を行う映像音声中間周波数復調部とを備えた受信装置であって、前記映像音声中間周波数復調部から出力される映像信号の高周波部分を減衰させる整合抵抗と、前記映像音声中間周波数復調部からの制御により前記整合抵抗の抵抗値を切り換え減衰量を可変する切り換え回路とを備え、前記切り換え回路は内部抵抗を有し、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以下の場合は前記内部抵抗と前記整合抵抗との合成抵抗により映像信号の高周波部分を減衰させ、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以上の場合は前記整合抵抗のみで映像信号の高周波部分を減衰させるものである。
【0015】
この構成によって、映像音声中間周波数復調部において、RF−AGC回路からのAGC電圧により、映像周波数振幅特性を切り換えて、弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値を改善する受信装置が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1及び2に記載の発明は、アアンテナから入力される放送信号を受信するチューナーと、前記チューナーで受信した放送信号における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィルターと、前記表面弾性波フィルターから出力された映像音声信号の中間周波数帯域を復調するとともに自動利得制御を行う映像音声中間周波数復調部とを備えた受信装置であって、前記映像音声中間周波数復調部から出力される映像信号の高周波部分を減衰させる整合抵抗と、前記映像音声中間周波数復調部からの制御により前記整合抵抗の抵抗値を切り換え減衰量を可変する切り換え回路とを備え、前記切り換え回路は内部抵抗を有し、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以下の場合は前記内部抵抗と前記整合抵抗との合成抵抗により映像信号の高周波部分を減衰させ、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以上の場合は前記整合抵抗のみで映像信号の高周波部分を減衰させるものであり、この構成により弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値を改善するという作用を有する。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図2を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態の受信装置のブロック図であり、図1において、1はアンテナで、放送電波を受電しチューナー3へテレビジョン信号等を伝送するものである。2はチューナー3の入力端子で、アンテナ1で受電されたテレビジョン信号に対して整合性の配慮が対応出来ているものである。3はチューナーで、アンテナ1より供給されたテレビジョン信号を所望のチャンネル信号に選択し、妨害排除を行い、局部発信周波数と所望チャンネル周波数とを混合器で混合し、所望の中間周波数信号を取り出すものである。4はRF−AGC端子で、映像音声中間周波数復調部30に入力された利得のレベルにより、映像音声中間周波数復調部30が制御する手段として、後述するRF−AGC回路11により電圧に変換して出力されるもので、その電圧によりチューナー3の利得を制御するものである。
【0018】
5はRF−AGCリップルフィルター及び過渡応答を決定するコンデンサーであり、また、RF−AGC電圧はICに入力される信号のレベルにより左右されるもので、その入力信号は映像情報を含む信号であるため、映像信号レベルによりRF−AGC出力電圧が影響を受けるために電解コンデンサーを導入し、平滑させるものである。また、RF−AGCの応答が遅すぎると利得のコントロールに大きく影響するため電圧の立ち上がり、立ち下がり特性を考慮した定数設定が要求されるものである。6はSAWフィルター7の入力端子であり、チューナー3の出力インピーダンスとSAWフィルター7とのインピーダンス整合のとれた信号が入力されるものである。7はSAWフィルターで受信された所望チャンネルの帯域特性及び位相特性を決定するものである。
【0019】
8はRF−AGC電圧調整用ボリュームである。チューナー3でのRF−AMPでの利得制御範囲には限界があるため、入力レベルが弱電界時には、映像音声中間周波数復調部30内のIF−AMPにて利得コントロールを行い検波後の映像出力信号レベルが一定になるように動作させており、そのRF−AMPでの動作入力レベルを任意に設定する端子である。9、10はSAWフィルター7から出力された映像中間周波数信号を映像音声中間周波数信号復調部30に入力する入力端子で、平衡入力されているものである。
【0020】
11は映像音声中間周波数復調部30内のRF−AGC回路であり、入力された中間周波数信号を映像検波した後のシンクチップレベルのDC電圧の変化により、電圧制御を行うもので、ピークAGCにより電圧を出力するものである。12はイコライザー補正回路であり、入力の映像信号に帰還をかけて高域周波数振幅特性を補正する回路である。13は検波器であり、中間周波数信号と任意に発信させた信号とを同一位相により乗算し、映像検波を行う回路である。14はVCOで、検波器13で検波に必要な発信周波数を電圧によって制御し、ループを組んで一定の周波数にするものである。
【0021】
15はVCO同調回路で、VCO14で発振コントロールする発信周波数をLCにて同調するものである。16は音声信号用トラップの整合抵抗であり、検波部13からの映像信号の高周波部分を減衰させてノイズ除去を行なっている。また音声信号用トラップ回路18の減衰量および周波数振幅特性を決定するものである。
【0022】
17は整合抵抗16と並列接続され映像周波数振幅特性を切り換える切り換え回路であり、RF−AGC回路11からのRF−AGC電圧により内部スイッチがオン/オフ制御される。RF−AGC回路11では映像信号のAGC電圧値が、所定値以上の場合は弱電界時と判断し、所定値以下の場合は通常電界時であると判断して、制御信号を出力する。切り換え回路17は、RF−AGC回路11からの制御信号により、通常電界時は切り換え回路17の内部スイッチがオフし、整合抵抗16にのみ映像信号が入力される。また、弱電界時は内部スイッチがオンし、図2に示すインピーダンス整合抵抗35と整合抵抗16とが並列で映像信号が入力され、総合的に抵抗値を下げている。
【0023】
18は音声信号用トラップ回路で、5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の音声信号を所望の値に減衰させるもので、一般的にはセラミックトラップ回路等が用いられる。19はイコライザー補正回路12を通過した後の映像信号出力端子である。20は切り換え回路17の入力端であり、整合抵抗16の一方と回路的に接続されているものである。21は切り換え回路17の出力端であり、整合抵抗16のもう一方と回路的に接続されているもので、かつ音声信号トラップ回路18の入力端となるものである。22は映像音声中間周波数復調部30の音声中間周波数信号の入力端子で、SAWフィルター7により選択された音声中間周波数帯域内の音声中間周波数搬送波が入力されるものである。
【0024】
23はAM/FM検波部で、PAL時はFM検波、SECAM時はAM検波を行い、音声信号を取り出す音声信号処理回路であり、詳細については省略している。24は音声信号処理回路23でPLL検波された信号を取り出す音声信号出力端子である。25は映像周波数振幅特性切り換え回路17の制御を行う入力端子である。この入力端子にRF−AGC回路11からのAGC電圧により、映像周波数振幅特性が切り換えられるものである。30は映像音声中間周波数復調部、37は電源電圧入力端子であり、例えば5Vが使用されるものである。
【0025】
図2は本実施の形態の受信装置の切り換え回路の回路図であり、図2において、17は映像周波数振幅特性を切り換える切り換え回路であり、RF−AGC電圧を利用し切り換え動作を行うものである。音声信号トラップ回路の整合抵抗16と独立して切り換え回路17を構成し、映像周波数振幅特性を切り換えるものである。20は映像信号出力端子で、検波器で検波された音声信号と映像信号が出力されるものである。21は切り換え回路17の出力端であり、整合抵抗16のもう一方と回路的に接続されているもので、かつ音声信号トラップ回路18の入力端となるものである。16は音声信号用トラップの整合抵抗であり、音声信号トラップの減衰量および周波数振幅特性を決定するものである。
【0026】
25は映像周波数振幅特性切り換え回路17の制御を行う入力端子である。この入力端子にRF−AGC回路11からのAGC電圧により、映像周波数振幅特性が切り換えられるものである。32、33はDC用カップリングコンデンサーであり、切り換え回路のDC変動の影響がないように動作するものである。34は整合抵抗16を切り換える第1のトランジスターであり、このトランジスター34をONまたはOFFさせることにより、整合抵抗16とのパラレル動作を制御しているものである。35はインピーダンス整合抵抗であり、この抵抗を通してパラレル接続となるものである。
【0027】
36は第1のトランジスター34をスイッチ動作させるプルアップ抵抗である。37は切り換え回路17の電源供給端子であり、例えば5V電圧が供給されるものである。38はスイッチ時の接地抵抗であり、トランジスター39がオン時、グランド間との間にインピーダンスを持たせ、信号レベルの劣化を防止するものである。39、41はスイッチ用の第2及び第3のトランジスターであり、RF−AGC電圧により動作するものである。動作としては第3のトランジスター41がオンの時に第2のトランジスター39はオフであり、第3のトランジスター41がオフの時は第2のトランジスター39はオンとなるものである。42、43は電圧分割抵抗であり、この抵抗により第3のトランジスター41の動作ポイントが決定されるものである。44は第2及び第3のトランジスター39及び41への電源供給用抵抗である。40はコンデンサーで、第2のトランジスター39を安定動作させるためのリップル除去用である。
【0028】
以上のように構成された本実施の形態の受信装置について、以下その動作について説明する。
【0029】
アンテナ1から入力された放送信号をチューナー3で受信する。所望のチャンネル周波数を選択し、妨害排除を行い局部発信周波数と所望ののチャンネル周波数とを混合し、中間周波数信号を取り出す。チューナー3で受信した放送信号はSAWフィルター7に入力され、隣接映像音声を排除する。SAWフィルター7からは映像・音声の中間周波数信号が出力され、映像中間周波数信号は入力端子9及び10から映像音声中間周波数復調部30に入力され、音声信号中間周波数信号は入力端子22から入力される。
【0030】
映像中間周波数信号はIF−AMP50で利得コントロールされ、検波器13に入力される。検波器13では、IF−AMP50からの映像中間周波数信号と、VCO14で発振した信号とを同一位相により乗算して映像検波を行なう。検波器13の出力信号は整合抵抗16に入力され、信号中のノイズ除去のために高周波部分を減衰させる。
【0031】
ここで、整合抵抗16と並列に切り換え回路17が接続されており、RF−AGC回路11からの制御により、内部スイッチがオン/オフ制御される。RF−AGC回路11では映像信号のAGC電圧値が、所定値以上の場合は弱電界時と判断し、所定値以下の場合は通常電界時であると判断して、制御信号を出力する。切り換え回路17は、RF−AGC回路11からの制御信号により、通常電界時は切り換え回路17の内部スイッチがオフし、整合抵抗16にのみ映像信号が入力される。また、弱電界時は内部スイッチがオンし、図2に示すインピーダンス整合抵抗35と整合抵抗16とが並列で映像信号が入力され、総合的に抵抗値を下げている。
【0032】
整合抵抗16の出力信号は音声信号用トラップ部18に入力され、映像中間周波数信号にわずかに含まれる音声信号を、所定の周波数を指定して減衰する。音声信号用トラップ部18の出力信号はイコライザ補正回路12に入力され、整合抵抗16で減衰した映像信号の高周波部分を補正する。そして、イコライザ補正回路12の出力信号は映像信号出力端子19から出力される
一方、音声中間周波数信号は、AM/FM検波部23に入力され、PAL時にはFM検波し、SECAM時にはAM検波を行なう。AM/FM検波部23から出力された音声中間周波数信号は、音声信号出力端子24から出力される。
【0033】
以上のように本実施の形態によれば、映像音声中間周波数復調部30において、検波部13と音声信号用トラップ部18間に整合抵抗16を構成し、その整合抵抗16と並列に、映像音声中間周波数復調部30のRF−AGC回路11からのAGC電圧により映像周波数振幅特性を切り換える切り換え回路17を構成することにより、弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値を改善することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明は、映像振幅特性をクロマ帯域を中心にシンメトリーに変化させることが出来るため、クロマ帯域の高域のみを減衰させることなく、弱電界時の映像振幅特性を大幅に改善し、カラー特性を忠実に再現させると共にY/Cディレーと解像度を良化させ、かつ映像S/N値を大幅に改善するという優れた効果が得られものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における受信装置のブロック図
【図2】同実施の形態における受信装置における切り換え回路の回路図
【図3】従来の受信装置のブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ
3 チューナー
7 SAWフィルター
11 RF−AGC回路
16 整合抵抗
17 切り換え回路
30 映像音声中間周波数復調部

Claims (2)

  1. アンテナから入力される放送信号を受信するチューナーと、前記チューナーで受信した放送信号における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィルターと、前記表面弾性波フィルターから出力された映像音声信号の中間周波数帯域を復調するとともに自動利得制御を行う映像音声中間周波数復調部とを備えた受信装置であって、前記映像音声中間周波数復調部から出力される映像信号の高周波部分を減衰させる整合抵抗と、前記映像音声中間周波数復調部からの制御により前記整合抵抗の抵抗値を切り換え減衰量を可変する切り換え回路とを備え、前記切り換え回路は内部抵抗を有し、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以下の場合は前記内部抵抗と前記整合抵抗との合成抵抗により映像信号の高周波部分を減衰させ、前記映像音声中間周波数復調部におけるAGC電圧値が所定値以上の場合は前記整合抵抗のみで映像信号の高周波部分を減衰させることを特徴とする受信装置。
  2. アンテナから入力される放送信号を受信し、受信した放送信号における隣接映像音声を排除し、その映像音声信号の中間周波数帯域を復調し、復調した映像信号の高周波部分を減衰させ、かつその減衰量を抵抗値を切り換えることにより可変する構成にすることにより、弱電界時の映像振幅特性と映像S/N値を改善することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
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