JPH07298158A - テレビジョン信号検波回路 - Google Patents

テレビジョン信号検波回路

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JPH07298158A
JPH07298158A JP11389894A JP11389894A JPH07298158A JP H07298158 A JPH07298158 A JP H07298158A JP 11389894 A JP11389894 A JP 11389894A JP 11389894 A JP11389894 A JP 11389894A JP H07298158 A JPH07298158 A JP H07298158A
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JP
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detection circuit
circuit
input
output
signal
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JP11389894A
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Norihiro Usuda
典弘 臼田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL同期検波方式のテレビジョン信号検波
回路において、VCOのフリーラン周波数の調整を容易
にする。 【構成】 検波回路3は入力されたIF信号と位相比較
回路6,VCO7よりなるPLL回路で再生された映像
搬送波とを乗算して同期検波する。検波回路3の前段に
は、端子aにIF信号が入力され端子bに固定電圧源が
入力されるスイッチ21が設けられている。VCO7の
フリーラン周波数の調整時には、バスコントロールによ
ってスイッチ21を端子bに切り換える。スペクトラム
アナライザによってテレビジョン受像機の映像出力端子
を観測すれば、フリーラン周波数を測定でき、調整が容
易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IF(映像中間周波)
信号を検波するテレビジョン信号検波回路に係り、特
に、バスコントロールによって同調回路を調整すること
により電圧制御発振器(VCO)のフリーラン周波数を
調整するようにしたPLL同期検波方式のテレビジョン
信号検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のテレビジョン信号検波回路
の一例を示すブロック図である。図5において、入力端
子1に入来したIF信号はビデオIF(VIF)アンプ
2に入力され、その出力は検波回路3,位相比較回路
6,AFC検波回路8に入力される。検波回路3の出力
はローパスフィルタ(LPF)4に入力され、その出力
はバッファアンプ5を介して検波信号として出力端子1
1より出力される。位相比較回路6の出力は電圧制御発
振器(VCO)7に入力され、VCO7の出力は検波回
路3及び位相比較回路6に入力される。位相比較回路6
はVIFアンプ2からの入力信号とVCO7の発振波の
位相を比較し、位相が一致するようにVCO7を制御す
るPLL回路を構成している。検波回路3はVIFアン
プ2からの入力信号にPLL回路で再生した映像搬送波
を乗算して同期検波を実現している(PLL同期検波方
式)。
【0003】また、LPF4の出力はIFAGC(IF
オートゲインコントロール)回路9に入力され、IFA
GC9はVIFアンプ2を制御することにより出力端子
11より出力される検波信号のレベルを一定に保つよう
制御する。IFAGC9の出力はRFAGC(RFオー
トゲインコントロール)回路10にも入力され、RFA
GC回路10はここでは図示しないチューナを制御して
そのチューナより出力されるRF信号のレベルを一定に
保つよう制御する。バッファアンプ5より出力された検
波信号はバンドパスフィルタ(BPF)108に入力さ
れてSIF(音声IF)信号が取り出され、FM検波回
路109によって検波されて音声信号とされる。
【0004】このような回路において、VCO7のフリ
ーラン周波数は同調回路7Tを調整することによって調
整され、AFC検波回路8はAFCトランス8Tを調整
することによって調整される。また、FM検波回路10
9はSIF検波トランス109Tを調整することによっ
て調整され、RFAGC回路10は可変抵抗10Rを調
整することによって調整される。従来はこれら同調回路
7T,AFCトランス8T,SIF検波トランス109
T,可変抵抗10Rの4つを調整することが必要であっ
た。
【0005】最近になって、テレビジョン信号検波回路
の無調整化の技術が進歩し、SIF検波トランス109
TはジャイレータやPLL回路技術により無調整化が実
現している。従って、SIF検波トランス109Tは削
除可能である。さらに、AFC検波回路8の出力はチュ
ーナのAFC端子へと入力されるのであるが、上記のよ
うなPLL同期検波方式においては、位相比較回路6よ
り出力されるAPC電圧によってチューナの自動周波数
制御が可能であるので、AFC検波回路8は削除可能で
あり、AFCトランス8Tの調整は不要となる。ところ
が、VCO7の同調回路7TやRFAGC回路10の可
変抵抗10Rの調整については、無調整化と性能の両立
が難しい。特に、同調回路7Tの調整は上記のようにチ
ューナの自動周波数制御も兼ねているため調整の重みが
大きい。AFCは受信信号に周波数ずれがあった場合に
それを補正するため補正情報をチューナにフィードバッ
クするため、周波数ずれに対する感度が高く、無調整で
はこの周波数ずれに対するばらつきを吸収することがで
きない。
【0006】そこで、最近、テレビジョン受像機におい
ても多く用いられるようになったバスコントロールによ
って、無調整化が困難な部分の調整を容易にすることが
考えられている。図5に示すように、コントロールバス
はインターフェース回路12に入力され、インターフェ
ース回路12はバスのデータをDC電圧に変換する。こ
のDC電圧はVCO可変回路13に入力され、VCO可
変回路13はCWトランスに相当する同調回路7Tを制
御することにより、VCO7のフリーラン周波数を調整
する。同調回路7Tとして高周波トランスを用いたタン
ク回路を用いた場合、その調整はトランスのコア位置を
調整することによりなされるが、バスコントロールを用
いた場合は、図6に示すように可変容量コンデンサ7T
1を用いて同調周波数を可変できるようにしている。ま
た、VCO可変回路13は図6に示すように可変電源よ
り構成されるか、あるいはD/Aコンバータより構成さ
れる。なお、同調回路7Tは、図6に示す構成の他、ス
イッチでコンデンサの容量を切り換えたり、幅の広いコ
ントロール電圧を有するVCOを用い、そのセンター電
圧をバスで制御する方法等も多く用いられる。
【0007】ここで、以上のように構成されるテレビジ
ョン信号検波回路を備えて構成されるテレビジョン受像
機の構成について図7を用いて説明する。図7におい
て、アンテナ101で受信されたテレビジョンの放送波
はチューナ102に入力されてIF信号に変換される。
チューナ102の出力はプリアンプ103及びSAWフ
ィルタ104を経てIF検波回路105に入力される。
このIF検波回路105がテレビジョン信号検波回路で
ある。IF検波回路105の出力は音声トラップ回路1
06に入力されてベースバンドの映像信号が取り出さ
れ、画質調整のためのイコライザアンプ107を経てス
イッチ回路110に入力される。また、IF検波回路1
05の出力は図5にも示したBPF108に入力されて
SIF信号が取り出され、FM検波回路109によって
FM検波されてベースバンドの音声信号とされてスイッ
チ回路110に入力される。
【0008】このスイッチ回路110には外部より入力
された映像信号及び音声信号も入力されており、アンテ
ナ101で受信された放送波の映像信号及び音声信号
と、外部より入力された映像信号及び音声信号とを切り
換えて出力する。スイッチ回路110より出力された映
像信号は映像処理回路111によって映像処理されて陰
極線管112に供給され、映像が表示される。一方、ス
イッチ回路110より出力された音声信号は音声処理回
路113によって音声処理されてスピーカ114に供給
され、音声が再生される。また、スイッチ回路110よ
り出力された映像信号及び音声信号は、出力端子11
5,116より外部へと出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のテレ
ビジョン信号検波回路においては、同調回路7Tを例え
ば次のようにして調整する。図8(A)に示すようなス
イープ信号をIF信号の入力端子1に入力すると、出力
端子11には図8(B)に示すような波形が出力され
る。この時、図8(B)に示す検波出力波形の0ビート
部分を日本国内では58.75MHzのマーカーに合わ
せることにより、VCO7で発振する発振周波数を合わ
せる。しかしながら、この調整方法では図8(A)に示
すスイープ信号のような特殊な調整用の信号が必要にな
るという問題点がある。
【0010】そこで、入力端子1には何も入力せず、検
波回路3でフリーラン周波数と入力信号(この時は無信
号)との乗算が行われる時に、検波回路3の出力に漏れ
出てくるVCO7のフリーラン周波数を測定するものが
ある。通常、テレビジョン信号検波回路(図7中のIF
検波回路105)は1チップIC化されており、検波回
路3の出力を直接測定することができないので、スペク
トラムアナライザを出力端子11に接続し、わずかに漏
れ出てくるVCO7の発振周波数を観測しながらVCO
7のフリーラン周波数を合わせる調整方法である。な
お、VCO7の後段のバッファアンプ5の周波数特性は
せいぜい10MHz程度であり、フリーラン周波数のレ
ベルは40dBほど減衰するが、スペクトラムアナライ
ザを用いれば測定可能である。
【0011】ところが、そのためには出力端子11を図
7に示すように同調回路7Tの調整のためのテストポイ
ントとしなければならない。このようなテストポイント
を設けて調整するようにしたテレビジョン受像機を生産
するにおいては、新しいモデルとする毎に調整を行うた
めの調整治具が必要になるという問題点がある。生産を
容易にするためには、図7中の映像出力端子115を用
いるのが望ましいのであるが、IF検波回路105の後
段には音声トラップ回路106,イコライザアンプ10
7,スイッチ回路110があり、その周波数特性もせい
ぜい10MHz程度であるので、フリーラン周波数のレ
ベルはさらに40dBほど減衰して合計80dBほど減
衰する。すると、フリーラン周波数の成分はノイズに埋
もれてしまい、スペクトラムアナライザを用いても測定
が不可能となる。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、PLL回路を構成するVCOのフリーラン
周波数を、調整のためのテストポイントを設ける必要が
なく、テレビジョン受像機の映像出力端子を用いて調整
することができるテレビジョン信号検波回路を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)入力されるIF信
号と電圧制御発振器を有するPLL回路で再生された映
像搬送波とを乗算して同期検波する検波回路を備え、前
記電圧制御発振器のフリーラン周波数をバスコントロー
ルによって制御し調整するようにしたPLL同期検波方
式のテレビジョン信号検波回路において、前記検波回路
の前段に、一方の入力端子に前記IF信号が入力され、
他方の入力端子に固定電圧源が入力されて、バスコント
ロールによって前記IF信号と前記固定電圧源とを切り
換えて出力する切換手段を設けて構成したことを特徴と
するテレビジョン信号検波回路を提供し、(2)入力さ
れるIF信号と電圧制御発振器を有するPLL回路で再
生された映像搬送波とを乗算して同期検波する検波回路
を備え、前記電圧制御発振器のフリーラン周波数をバス
コントロールによって制御し調整するようにしたPLL
同期検波方式のテレビジョン信号検波回路において、前
記検波回路の後段に、一方の入力端子に前記検波回路の
出力が入力され、他方の入力端子に前記電圧制御発振器
の発振出力が入力されて、バスコントロールによって前
記検波回路の出力と前記電圧制御発振器の発振出力とを
切り換えて出力する切換手段を設けて構成したことを特
徴とするテレビジョン信号検波回路を提供するものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明のテレビジョン信号検波回路に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
テレビジョン信号検波回路の第1実施例を示すブロック
図、図2は本発明のテレビジョン信号検波回路の第2実
施例を示すブロック図、図3は本発明のテレビジョン信
号検波回路の第3実施例を示すブロック図、図4は図1
及び図2中のLPF4の具体的構成を示す回路図であ
る。なお、図1〜図3において、図5と同一部分には同
一符号を付し、その説明を適宜省略することがある。
【0015】まず、図1に示す第1実施例について説明
する。図1において、入力端子1に入来したIF信号は
VIFアンプ2に入力され、その出力は本発明により新
たに設けられたスイッチ21の端子aを介して検波回路
3及び位相比較回路6に入力される。検波回路3の出力
はLPF4に入力され、その出力はバッファアンプ5を
介して検波信号として出力端子11より出力される。位
相比較回路6の出力はVCO7に入力され、VCO7の
出力は検波回路3及び位相比較回路6に入力される。位
相比較回路6はVIFアンプ2からの入力信号とVCO
7の発振波の位相を比較し、位相が一致するようにVC
O7を制御するPLL回路を構成している。検波回路3
はVIFアンプ2からの入力信号にPLL回路で再生し
た映像搬送波を乗算して同期検波を実現している。
【0016】また、従来と同様、LPF4の出力はIF
AGC回路9に入力され、IFAGC9はVIFアンプ
2を制御することにより出力端子11より出力される検
波信号のレベルを一定に保つよう制御する。IFAGC
9の出力はRFAGC回路10にも入力され、RFAG
C回路10はここでは図示しないチューナを制御してそ
のチューナより出力されるRF信号のレベルを一定に保
つよう制御する。
【0017】コントロールバスはインターフェース回路
12に入力され、インターフェース回路12はバスのデ
ータをDC電圧に変換する。このDC電圧はVCO可変
回路13に入力されると共に、LPF4及びスイッチ2
1に入力される。VCO可変回路13は同調回路7Tを
制御することにより、VCO7のフリーラン周波数を調
整する。インターフェース回路12はLPF4及びスイ
ッチ21を後述の如く制御する。
【0018】このように構成される第1実施例におい
て、通常の同期検波動作時においては、インターフェー
ス回路12はスイッチ21を端子aに接続するよう制御
する。この時、図1に示すテレビジョン信号検波回路は
図5に示す従来のテレビジョン信号検波回路と同様、通
常の同期検波を実施する。一方、同調回路7Tの調整時
においては、インターフェース回路12はスイッチ21
を固定電圧源が接続された端子bに接続するよう制御す
る。この時、検波回路3及び位相比較回路6の入力は無
信号になり、出力端子11にはVCO7のフリーラン周
波数が出力される。
【0019】この動作を数式で説明すると以下のように
なる。検波回路3の動作はVCO7で再生した搬送波と
入力波の乗算を行えばよい。テレビジョン信号波はVS
B(残留側波帯)であるが、これを簡単にするためにD
SB(両側波帯)として考える。入力されるIF信号を
Vi、VCO7で再生した搬送波をVc、検波出力をV
o、変調波をm・SINωm t、搬送波Vcの角周波数
をωc とすると、 Vi=Vc(1+m・SINωm t)SINωc t …(1) となる。入力されるIF信号より再生した搬送波をVc
は、 Vc=SINωc t …(2) となる。
【0020】検波出力Voはこれら(1)式,(2)式
よりなる2波の掛算になるから、 Vo=−(Vc/2)・[(1+m・SINωm t){COS(ωc t+ωc t)−COS(ωc t−ωc t)}] …(3) となり、これを整理すると、 Vo=(Vc/2)・{(1+m・SINωm t)−(1+m・SINωm t )COS2ωc t} …(4) となる。これを角周波数ωc 以下の信号を通過させるよ
うなLPF4に通すと、検波出力Voは、 Vo=(Vc/2)・(1+m・SINωm t) …(5) となり、映像搬送波が検波できる。ここで、入力信号V
iを固定電圧Eに置き換えると、検波出力Voは、 Vo=E・SINωc t …(6) となり、VCO7のフリーラン周波数と同一の周波数の
信号が得られる。
【0021】また、インターフェース回路12はスイッ
チ21を固定電圧源側である端子bに切り換えると同時
に、LPF4の特性を切り換えてフリーラン周波数の減
衰が大きくならないようにする。LPF4は、図4に示
すように、抵抗R4,コンデンサC41及びC42,ス
イッチ42より構成されており、インターフェース回路
12の制御によってスイッチ42がオン・オフする。通
常動作時はスイッチ42はオンされており、入力端子4
1に入力された信号は抵抗R4とコンデンサC41及び
C42の時定数でフィルタの特性が出力端子43に得ら
れる。調整時はスイッチ42はオフされ、抵抗R4とコ
ンデンサC41による時定数のフィルタとなり、カット
オフ周波数が高くなってVCO7のフリーラン周波数の
波形を出力端子43より大きく取り出すことができる。
【0022】従って、出力端子11からはVCO7のフ
リーラン周波数の波形が大きく出力されることになる。
図7に示すテレビジョン受像機におけるIF検波回路1
05として図1の構成のテレビジョン信号検波回路を用
いれば、VCO7のフリーラン周波数成分の減衰は、音
声トラップ回路106,イコライザアンプ107,スイ
ッチ回路110のみによる減衰となり、スペクトラムア
ナライザで図7中の出力端子115を観測すれば、フリ
ーラン周波数成分を測定することが可能となる。よっ
て、同調回路7Tの調整は容易になり、テレビジョン受
像機を生産するにおいて極めて都合がよい。
【0023】次に、図2に示す第2実施例について説明
する。第2実施例の構成は、検波回路3の入力のみスイ
ッチ21で固定電圧源によって所定の電圧に固定するも
のである。即ち、VIFアンプ2の出力はスイッチ21
の端子aを介して検波回路3に入力され、位相比較回路
6にはVIFアンプ2の出力がそのまま入力される。そ
の他の構成及び動作は第1実施例と同様である。なお、
この第2実施例においては、入力端子1への入力信号を
0にする必要がある。
【0024】さらに、図3に示す第3実施例について説
明する。第3実施例の構成は、LPF4の出力が端子a
に入力され、VCO7の出力が端子bに入力されるスイ
ッチ22を設け、インターフェース回路12の制御によ
ってスイッチ22を切り換えるようにしたものである。
通常動作時はスイッチ22を端子aに接続し、調整時は
スイッチ22を端子bに接続してVCO7のフリーラン
周波数成分を直接出力端子11より出力する。なお、こ
の第3実施例においても、入力端子1への入力信号を0
にする必要がある。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のテ
レビジョン信号検波回路は、検波回路の前段に、一方の
入力端子にIF信号が入力され、他方の入力端子に固定
電圧源が入力されて、バスコントロールによってIF信
号と固定電圧源とを切り換えて出力する切換手段を設け
たり、あるいは、検波回路の後段に、一方の入力端子に
検波回路の出力が入力され、他方の入力端子に電圧制御
発振器の発振出力が入力されて、バスコントロールによ
って検波回路の出力と電圧制御発振器の発振出力とを切
り換えて出力する切換手段を設けて構成したので、テレ
ビジョン受像機に設けてある映像出力端子を用いてVC
Oのフリーラン周波数を調整することができる。よっ
て、テレビジョン信号検波回路をテレビジョン受像機の
セットに実装した後でも調整できるので、調整のための
テストポイントを設ける必要はなく、従来用いていた調
整用の特殊信号や調整治具が不要になり、テレビジョン
受像機の生産において極めて都合がよい。また、本発明
によればフリーラン周波数の自動調整も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図4】図1及び図2中のLPF4の具体的構成を示す
回路図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】図1〜図3,図5中の同調回路7Tの具体的構
成を示す回路図である。
【図7】テレビジョン信号検波回路を備えて構成される
テレビジョン受像機を示すブロック図である。
【図8】従来例で用いていた調整用信号を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2 VIFアンプ 3 検波回路 4 LPF 5 バッファアンプ 6 位相比較回路 7 VCO(電圧制御発振器) 7T 同調回路 9 IFAGC回路 10 RFAGC回路 11 出力端子 12 インターフェース回路 13 VCO可変回路 21,22 スイッチ(切換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるIF信号と電圧制御発振器を有
    するPLL回路で再生された映像搬送波とを乗算して同
    期検波する検波回路を備え、前記電圧制御発振器のフリ
    ーラン周波数をバスコントロールによって制御し調整す
    るようにしたPLL同期検波方式のテレビジョン信号検
    波回路において、 前記検波回路の前段に、一方の入力端子に前記IF信号
    が入力され、他方の入力端子に固定電圧源が入力され
    て、バスコントロールによって前記IF信号と前記固定
    電圧源とを切り換えて出力する切換手段を設けて構成し
    たことを特徴とするテレビジョン信号検波回路。
  2. 【請求項2】前記検波回路の後段にローパスフィルタを
    有し、前記切換手段がバスコントロールによって前記固
    定電圧源に切り換えられると、バスコントロールによっ
    て前記ローパスフィルタのカットオフ周波数を高くする
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョ
    ン信号検波回路。
  3. 【請求項3】入力されるIF信号と電圧制御発振器を有
    するPLL回路で再生された映像搬送波とを乗算して同
    期検波する検波回路を備え、前記電圧制御発振器のフリ
    ーラン周波数をバスコントロールによって制御し調整す
    るようにしたPLL同期検波方式のテレビジョン信号検
    波回路において、 前記検波回路の後段に、一方の入力端子に前記検波回路
    の出力が入力され、他方の入力端子に前記電圧制御発振
    器の発振出力が入力されて、バスコントロールによって
    前記検波回路の出力と前記電圧制御発振器の発振出力と
    を切り換えて出力する切換手段を設けて構成したことを
    特徴とするテレビジョン信号検波回路。
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