JPH11103430A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH11103430A
JPH11103430A JP26167097A JP26167097A JPH11103430A JP H11103430 A JPH11103430 A JP H11103430A JP 26167097 A JP26167097 A JP 26167097A JP 26167097 A JP26167097 A JP 26167097A JP H11103430 A JPH11103430 A JP H11103430A
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audio
signal
video
mhz
filter
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JP26167097A
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Akira Nishii
章 西井
Mitsuo Saito
光男 斉藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声5.5[MHz]を受信時に、隣接映像信
号は7[MHz]のため、6.5[MHz]成分が6.0
[MHz]の音声フィルター43を通過して、5.5[M
Hz]の選択信号の変換後である6.0[MHz]に影響を
与える。 【解決手段】 5.5[MHz]帯域通過の第2のフィル
ター33と、6.0[MHz]帯域通過の第3のフィルタ
ー34とを並列に構成し、その出力である音声信号をス
イッチ回路36へ入力し、さらにもう一方は6.5[M
Hz]帯域通過の第1のフィルター32を通して、スイッ
チ回路36へ入力する。それぞれ入力された信号を制御
端子51からの制御信号により、選択制御された信号を
スイッチ回路36から出力し、その信号を検波する構成
とすることを特徴とし、隣接妨害に対して高妨害排除能
力を実現するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ、ビデオテ
ープレコーダー(以下、TV、VTRと称す)等を含む
地上波受信フロントエンド装置に用いて有効な受信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、受信装置はチューナー部、映像、
音声復調部から構成されかつ、一体化構造で構成されて
いる。
【0003】以下に従来の受信装置について説明する。
図3は従来の受信装置の構成を示すブロック図である。
図3において、1は地上波アンテナで、放送電波を受電
しチューナー3へ信号を伝送するものである。2はチュ
ーナー3の入力端子で、アンテナ1で受電された信号に
対して整合性の配慮が対応出来ているものである。3は
チューナーで、アンテナ1より供給されたTV信号を希
望のチャンネル信号を選択し、妨害排除を行い局部発信
周波数と希望チャンネル周波数とを内部の混合手段で混
合し、中間周波数を取り出すものである。4はRF−A
GC端子で、映像音声中間周波数復調部29に入力され
た利得のレベルにより、映像音声中間周波数復調部29
が制御する手段として、電圧に変換されて、後述するR
F−AGC回路11より出力されるもので、その電圧に
よりチューナー3の利得を制御するものである。5はR
F−AGCリップルフィルター及び過渡応答を決定する
コンデンサーであり、また、RF−AGC電圧はICに
入力される信号のレベルにより左右されるもので、その
入力信号は映像情報を含む信号であるため、映像信号レ
ベルによりRF−AGC出力電圧が影響を受けるために
電解コンデンサーを導入し平滑させるものである。ま
た、RF−AGCの応答が遅すぎると利得のコントロー
ルに大きく影響するため電圧の立ち上がり、立ち下がり
特性を考慮した定数設定が要求されるものである。6は
表面弾性波フィルター(以降、SAWフィルターと略
す)の入力端子であり、チューナー3の出力インピーダ
ンスとSAWフィルター7の入力インピーダンスとの整
合性のとれた信号が入力されるものである。8はRF−
AGC電圧調整用ボリュームである。
【0004】チューナー3内のRF−AMPの利得制御
範囲には限界があるため、入力レベルが弱電界時には、
映像音声中間周波数復調部29内のIF−AMP50に
て利得コントロールを行い、検波後の映像出力信号レベ
ルが一定になるように動作させており、そのチューナー
3内のRF−AMPでの動作入力レベルを任意に設定す
る端子である。9、10はSAWフィルター7から出力
された映像中間周波数信号を映像音声中間周波数復調部
29に入力する入力端子で、平衡入力されているもので
ある。11は映像音声中間周波数復調部29内のRF−
AGC回路であり、入力された中間周波数信号を映像検
波した後のシンクチップレベルのDC電圧の変化により
電圧制御を行うもので、ピークAGCにより電圧を出力
するものである。12はイコライザー補正回路であり、
入力の映像信号に帰還をかけて高域周波数振幅特性を補
正する回路である。13は検波器であり、中間周波数信
号と任意に発信させた信号とを90度位相により乗算
し、映像検波を行う回路である。14は電圧制御発振器
(以下、VCOと記す)で、検波器13で検波に必要な
発信周波数を電圧によって制御し、ループを組んで一定
の周波数にするものである。15はVCO同調回路で、
VCO14で発信コントロールする発信周波数をLCに
て同調するものである。
【0005】16は音声信号用トラップの整合用抵抗で
あり、音声信号トラップの減衰量および周波数振幅特性
を決定するものである。18は音声信号用トラップで
5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の音
声信号を所望の値に減衰させるもので3周波数を1つの
素子で減衰させている。一般的にはセラミックトラップ
等が用いられる。19はイコライザー補正回路12を通
過した後の映像信号出力端子である。22は映像音声中
間周波数復調部29の音声中間周波数信号の入力端子
で、SAWフィルター7により選択された音声中間周波
数帯域内の音声中間周波数搬送波が入力されるものであ
る。23は入力される映像音声中間周波数信号がPAL
時はFM検波、SECAM時はAM検波を行い、音声信
号を取り出す音声信号処理回路であり、詳細については
省略している。24は音声信号処理回路23でPLL検
波された信号を取り出す音声信号出力端子である。29
は映像音声中間周波数復調部である。
【0006】37は電源電圧端子であり、例えば5Vが
使用されるものである。40は音声増幅回路であり、入
力された音声信号を後述する混合回路41に適正入力す
るためのものである。42は500[kHz]の発振子で
あり、通常はセラミック発振子等が使用される。41は
音声増幅回路40で増幅された信号と発振子42の出力
信号とを混合する混合回路であり、例えば5.5[MH
z]が入力されると、和成分である6.0[MHz]と、
差成分である5.0[MHz]が発生する回路である。4
4は整合用の抵抗であり、後述するフィルター43へ適
正入力するための抵抗である。43は音声中間周波数の
帯域特性(6.0[MHz])を通過させる音声フィルタ
ーであり、通常はセラミックフィルター等が使用され
る、40から音声入力5.5[MHz]、6.0[MH
z]、6.5[MHz]が入力されたものが発振子42と
混合された和成分と差成分の中から6.0[MHz]に変
換された周波数である6.0[MHz]のみを通される帯
域フィルターである。映像音声中間周波数復調部29に
入力された6.0[MHz]の音声中間周波数信号は音声
信号検波回路23によって検波され音声信号となり、オ
ーディオ出力端子24に出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、音声5.5[MHz]を受信時に、隣接映像
信号は7[MHz]のため(放送方式PAL−B方式)、
7[MHz]キャリアが音声増幅回路40に入り混合器4
1にて和成分7.5[MHz]と差成分6.5[MHz]が
発生するため、そのうちの6.5[MHz]成分が6.0
[MHz]の音声フィルター43を通過して、5.5[M
Hz]の選択信号の変換後である6.0[MHz]に影響を
与えるという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、映像音声中間周波数復調部において、音声信号処理
回路に入力する音声信号切り換え回路を構成することに
より7[MHz]の隣接映像信号の排除能力を改善する受
信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の受信装置は、アンテナから入力される放送信
号を受信するチューナーと、チューナーで受信した放送
信号における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィル
ターと、表面弾性波フィルターから出力された映像音声
信号の中間周波数帯域を復調する映像音声中間周波数復
調部とを備えた受信装置であって、映像音声中間周波数
復調部からの出力信号が入力され6.5[MHz]の周波
数帯域を通過させる第1のフィルターと、映像音声中間
周波数復調部からの出力信号が入力され5.5[MHz]
の周波数帯域を通過させる第2のフィルターと、映像音
声中間周波数復調部からの出力信号が入力され6.0
[MHz]の周波数帯域を通過させる第3のフィルター
と、第1のフィルターの出力信号か前記第2及び第3の
フィルターの出力信号かを選択する選択手段と、選択手
段の切り換え制御を行う制御信号が入力される制御端子
とを備え、5.5[MHz]音声受信時の7[MHz]の隣
接映像信号の妨害排除能力に優れた受信装置が得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から4に記載の
発明は、アンテナから入力される放送信号を受信するチ
ューナーと、チューナーで受信した放送信号における隣
接映像音声を排除する表面弾性波フィルターと、表面弾
性波フィルターから出力された映像音声信号の中間周波
数帯域を復調する映像音声中間周波数復調部とを備えた
受信装置であって、映像音声中間周波数復調部からの出
力信号が入力され6.5[MHz]の周波数帯域を通過さ
せる第1のフィルターと、映像音声中間周波数復調部か
らの出力信号が入力され5.5[MHz]の周波数帯域を
通過させる第2のフィルターと、映像音声中間周波数復
調部からの出力信号が入力され6.0[MHz]の周波数
帯域を通過させる第3のフィルターと、第1のフィルタ
ーの出力信号か前記第2及び第3のフィルターの出力信
号かを選択する選択手段と、選択手段の切り換え制御を
行う制御信号が入力される制御端子とを備えたものであ
り、5.5[MHz]音声受信時7[MHz]隣接妨害を受
けない作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態の受
信装置のブロック図を示すものである。図1において、
1は地上波アンテナで、放送電波を受電するものであ
る。2は後述するチューナー3の入力端子で、アンテナ
1で受電された信号に対して整合性の配慮が対応出来て
いるものである。3はチューナーで、アンテナ1より供
給されたTV信号を希望のチャンネル信号を選択し、妨
害排除を行い局部発信周波数と希望チャンネル周波数と
を内部の混合手段で混合し、中間周波数を取り出すもの
であると共に、内部にRF−AMPを備えている。4は
RF−AGC端子で、映像音声中間周波数復調部29に
入力された利得のレベルにより、映像音声中間周波数復
調部29が制御する手段として、電圧に変換されて、後
述するRF−AGC回路11より出力されるもので、そ
の電圧によりチューナー3の利得を制御するものであ
る。5はRF−AGCリップルフィルター及び過渡応答
を決定するコンデンサーであり、また、RF−AGC電
圧は映像音声中間周波数復調部29に入力される信号の
レベルにより左右されるもので、その入力信号は映像情
報を含む信号であるため、映像信号レベルによりRF−
AGC出力電圧が影響を受けるために電解コンデンサー
を導入し平滑させるものである。また、RF−AGC回
路11の応答が遅すぎると利得のコントロールに大きく
影響するため電圧の立ち上がり、立ち下がり特性を考慮
した定数設定が要求されるものである。6はSAWフィ
ルターの入力端子であり、チューナー3の出力インピー
ダンスとSAWフィルター7の入力インピーダンスとの
整合性のとれた信号が入力されるものである。8はRF
−AGC電圧調整用ボリュームである。
【0012】チューナー3内のRF−AMPの利得制御
範囲には限界があるため、入力レベルが弱電界時には、
映像音声中間周波数復調部29内のIF−AMP50に
て利得コントロールを行い、検波後の映像出力信号レベ
ルが一定になるように動作させており、そのチューナー
3内のRF−AMPでの動作入力レベルを任意に設定す
る端子である。9、10はSAWフィルター7から出力
された映像中間周波数信号を映像音声中間周波数信号復
調部29に入力する入力端子で、平衡入力されているも
のである。11は映像音声中間周波数復調部29内のR
F−AGC回路であり、入力された中間周波数信号を映
像検波した後のシンクチップレベルのDC電圧の変化に
より電圧制御を行うもので、ピークAGCにより電圧を
出力するものである。12はイコライザー補正回路であ
り、入力の映像信号に帰還をかけて高域周波数振幅特性
を補正する回路である。13は検波器であり、中間周波
数信号と任意に発信させた信号とを90度位相により乗
算し、映像検波を行う回路である。14はVCOで、検
波器13で検波に必要な発信周波数を電圧によって制御
し、ループを組んで一定の周波数にするものである。1
5はVCO同調回路で、VCO14で発信コントロール
する発信周波数をLCにて同調するものである。
【0013】16は音声信号用トラップの整合用抵抗で
あり、音声信号トラップの減衰量および周波数振幅特性
を決定するものである。18は音声信号用トラップで
5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の音
声信号を所望の値に減衰させるもので3周波数を1つの
素子で減衰させている。一般的にはセラミックトラップ
等が用いられる。19はイコライザー補正回路12を通
過した後の映像信号出力端子である。22は映像音声中
間周波数復調部29の音声中間周波数信号の入力端子
で、SAWフィルター7により選択された音声中間周波
数帯域内の音声中間周波数搬送波が入力されるものであ
る。23は入力される映像音声中間周波数信号がPAL
時はFM検波、SECAM時はAM検波を行い、音声信
号を取り出す音声信号処理回路であり、詳細については
省略している。24は音声信号処理回路23でPLL検
波された信号を取り出す音声信号出力端子である。29
は映像音声中間周波数復調部である。37は電源電圧端
子であり、例えば5Vが使用されるものである。
【0014】30、31は整合用の抵抗であり、後述す
る音声フィルター32〜34に適正レベルを入力するた
めの抵抗である、33は5.5[MHz]帯域を通過させ
る第2の音声フィルターであり、5.5[MHz]の周波
数を通過させる音声フィルターである。34は6.0
[MHz]帯域を通過させる第3の音声フィルターであ
り、6.0[MHz]の周波数を通過させる音声フィルタ
ーである。この音声フィルター33と34を並列接続し
ている。32は6.5[MHz]帯域を通過させる第1の
音声フィルターであり、6.5[MHz]の周波数を通過
させる音声フィルターである。36は選択手段であるス
イッチ回路で、第1〜第3の音声フィルター32〜34
を切り換えることによって、5.5[MHz]受信時の7
[MHz]隣接妨害排除能力を有する回路である。51は
スイッチ回路36を切り換え制御する制御信号が入力さ
れる制御端子である。
【0015】この回路構成にすることにより、5.5
[MHz]/6.0[MHz]と6.5[MHz]との切り換
えのための制御信号が1つですむことがメリットであ
る。また、音声フィルターを6.0[MHz]用の第3の
音声フィルター34と、6.5[MHz]用の第1の音声
フィルター32とに分けているため、英国音多の音声サ
ブキャリアである6.552[MHz]の妨害を受けない
特性を有する。映像音声中間周波数復調部29に入力さ
れた5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]
の音声中間周波数信号は、音声処理回路23によって検
波され、音声信号となりオーディオ出力端子24から出
力される。
【0016】以上のように本実施の形態によれば、映像
音声中間周波数復調部29において、音声信号出力と音
声信号処理回路間に受信方式に対応した3種類の音声フ
ィルター32〜34を構成し、その後段に受信方式に対
応した音声フィルター32〜34を切り換えるスイッチ
回路36を構成し、選択された音声信号を音声信号処理
回路23に入力することにより、7[MHz]隣接映像信
号の妨害排除能力を改善することができる。
【0017】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態の受信装置のブロック図を示すものである。図
2において、1は地上波アンテナで、放送電波を受電す
るものである。2はチューナー3の入力端子で、アンテ
ナ1で受電された信号に対して整合性の配慮が対応出来
ているものである。3はチューナーで、アンテナ1より
供給されたTV信号を希望のチャンネル信号を選択し、
妨害排除を行い局部発信周波数と希望チャンネル周波数
とを内部の混合手段で混合し、中間周波数を取り出すも
のであると共に、内部にRF−AMPを備えている。4
はRF−AGC端子で、映像音声中間周波数復調部29
に入力された利得のレベルにより、映像音声中間周波数
復調部29が制御する手段として、電圧に変換されて、
後述するRF−AGC回路11より出力されるもので、
その電圧によりチューナー3の利得を制御するものであ
る。5はRF−AGCリップルフィルター及び過渡応答
を決定するコンデンサーであり、また、RF−AGC電
圧はICに入力される信号のレベルにより左右されるも
ので、その入力信号は映像情報を含む信号であるため、
映像信号レベルによりRF−AGC出力電圧が影響を受
けるために電解コンデンサーを導入し平滑させるもので
ある。また、RF−AGCの応答が遅すぎると利得のコ
ントロールに大きく影響するため電圧の立ち上がり、立
ち下がり特性を考慮した定数設定が要求されるものであ
る。6はSAWフィルターの入力端子であり、チューナ
ー3の出力インピーダンスとSAWフィルター7の入力
インピーダンスとの整合性のとれた信号が入力されるも
のである。8はRF−AGC電圧調整用ボリュームであ
る。
【0018】チューナー3内のRF−AMPの利得制御
範囲には限界があるため、入力レベルが弱電界時には、
映像音声中間周波数復調部29内のIF−AMP50に
て利得コントロールを行い、検波後の映像出力信号レベ
ルが一定になるように動作させており、そのチューナー
3内のRF−AMPでの動作入力レベルを任意に設定す
る端子である。9、10はSAWフィルター7から出力
された映像中間周波数信号を映像音声中間周波数信号復
調部29に入力する入力端子で、平衡入力されているも
のである。11は映像音声中間周波数復調部29内のR
F−AGC回路であり、入力された中間周波数信号を映
像検波した後のシンクチップレベルのDC電圧の変化に
より電圧制御を行うもので、ピークAGCにより電圧を
出力するものである。12はイコライザー補正回路であ
り、入力の映像信号に帰還をかけて高域周波数振幅特性
を補正する回路である。13は検波器であり、中間周波
数信号と任意に発信させた信号とを90度位相により乗
算し、映像検波を行う回路である。14はVCOで、検
波器13で検波に必要な発信周波数を電圧によって制御
し、ループを組んで一定の周波数にするものである。1
5はVCO同調回路で、VCO14で発信コントロール
する発信周波数をLCにて同調するものである。
【0019】16は音声信号用トラップの整合用抵抗で
あり、音声信号トラップの減衰量および周波数振幅特性
を決定するものである。18は音声信号用トラップで
5.5[MHz]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の音
声信号を所望の値に減衰させるもので3周波数を1つの
素子で減衰させている。一般的にはセラミックトラップ
等が用いられる。19はイコライザー補正回路12を通
過した後の映像信号出力端子である。22は映像音声中
間周波数復調部29の音声中間周波数信号の入力端子
で、SAWフィルター7により選択された音声中間周波
数帯域内の音声中間周波数搬送波が入力されるものであ
る。23は入力される映像音声中間周波数信号がPAL
時はFM検波、SECAM時はAM検波を行い、音声信
号を取り出す音声信号処理回路であり、詳細については
省略している。24は音声信号処理回路23でPLL検
波された信号を取り出す音声信号出力端子である。29
は映像音声中間周波数復調部である。37は電源電圧端
子であり、例えば5Vが使用されるものである。
【0020】38〜40は整合用の抵抗であり、後述す
る第1〜第3の音声フィルター32〜34に適正レベル
を入力するための抵抗である。33は5.5[MHz]の
帯域を通過させる第2の音声フィルターであり、5.5
[MHz]の周波数を通過させる音声フィルターである。
34は6.0[MHz]の帯域を通過させる第3の音声フ
ィルターであり、6.0[MHz]の周波数を通過させる
音声フィルターである。32は6.5[MHz]の帯域を
通過させる第1の音声フィルターであり、6.5[MH
z]の周波数を通過させる音声フィルターである。36
は選択手段であるスイッチ回路で、5.5[MHz]又は
6.0[MHz]又は6.5[MHz]の第1〜第3の音声
フィルターをそれぞれ切り換えることによって、5.5
[MHz]受信時の7[MHz]隣接妨害排除能力を有する
回路である。51はスイッチ回路36の切り換え制御を
行う制御信号が入力される制御端子である。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、映像
音声中間周波数復調部29において、音声信号出力と音
声信号処理回路間に受信方式に対応した音声信号フィル
ター回路を構成し、その後段に受信方式に対応した3種
類の音声信号フィルター回路を切り換えるスイッチ回路
36を構成し、選択された音声信号を音声信号処理回路
23に入力する音声信号切り換え回路を構成することに
より隣接映像信号の妨害排除能の改善をすることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、5.5[MH
z]、6.0[MHz]、6.5[MHz]の全ての音声周
波数を受信し、かつ隣接映像信号に対して約40dB以
上の減衰量を有し妨害排除能力に優れた帯域外特性の良
いフィルター効果の得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における受信装置の構成
を示すブロック図
【図2】同実施の形態2における受信装置の構成を示す
ブロック図
【図3】従来の受信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 3 チューナー 7 表面弾性波フィルター 23 音声信号処理回路 29 映像音声中間周波数復調部 32 第1の音声フィルター 33 第2の音声フィルター 34 第3の音声フィルター 36 スイッチ回路 51 制御端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナから入力される放送信号を受信
    するチューナーと、前記チューナーで受信した放送信号
    における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィルター
    と、前記表面弾性波フィルターから出力された映像音声
    信号の中間周波数帯域を復調する映像音声中間周波数復
    調部とを備えた受信装置であって、前記映像音声中間周
    波数復調部からの出力信号が入力され6.5[MHz]の
    周波数帯域を通過させる第1のフィルターと、前記映像
    音声中間周波数復調部からの出力信号が入力され5.5
    [MHz]の周波数帯域を通過させる第2のフィルター
    と、前記映像音声中間周波数復調部からの出力信号が入
    力され6.0[MHz]の周波数帯域を通過させる第3の
    フィルターと、前記第1のフィルターの出力信号か前記
    第2及び第3のフィルターの出力信号かを選択する選択
    手段と、前記選択手段の切り換え制御を行う制御信号が
    入力される制御端子とを備えたことを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 アンテナから入力される放送信号を受信
    するチューナーと、前記チューナーで受信した放送信号
    における隣接映像音声を排除する表面弾性波フィルター
    と、前記表面弾性波フィルターから出力された映像音声
    信号の中間周波数帯域を復調する映像音声中間周波数復
    調部とを備えた受信装置であって、前記映像音声中間周
    波数復調部からの出力信号が入力され6.5[MHz]の
    周波数帯域を通過させる第1のフィルターと、前記映像
    音声中間周波数復調部からの出力信号が入力され5.5
    [MHz]の周波数帯域を通過させる第2のフィルター
    と、前記映像音声中間周波数復調部からの出力信号が入
    力され6.0[MHz]の周波数帯域を通過させる第3の
    フィルターと、前記第1のフィルターの出力信号か前記
    第2のフィルターの出力信号か第3のフィルターの出力
    信号かを選択して出力する選択手段と、前記選択手段の
    切り換え制御を行う制御信号が入力される制御端子とを
    備えたことを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 アンテナから入力される放送信号を受信
    し、受信した放送信号における隣接映像音声を排除し、
    隣接映像音声信号が排除された映像音声信号の中間周波
    数帯域を復調し、復調した映像音声信号が入力され6.
    5[MHz]の周波数帯域を通過させる第1のフィルター
    か復調した映像音声信号が入力され5.5[MHz]の周
    波数帯域を通過させる第2のフィルター及び復調した映
    像音声信号が入力され6.0[MHz]の周波数帯域を通
    過させる第3のフィルターかを選択して出力することを
    特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 アンテナから入力される放送信号を受信
    し、受信した放送信号における隣接映像音声を排除し、
    隣接映像音声信号が排除された映像音声信号の中間周波
    数帯域を復調し、復調した映像音声信号が入力され6.
    5[MHz]の周波数帯域を通過させる第1のフィルター
    か復調した映像音声信号が入力され5.5[MHz]の周
    波数帯域を通過させる第2のフィルターか復調した映像
    音声信号が入力され6.0[MHz]の周波数帯域を通過
    させる第3のフィルターかを選択して出力することを特
    徴とする受信装置。
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