JP3617138B2 - ペダル駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、楽曲を自動的に演奏する自動演奏ピアノ等に用いて好適なペダル駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、予め記録した演奏情報(あるいは外部から供給される演奏情報)に応じた打鍵アクションやペダルアクションを発生させて自動演奏する自動演奏ピアノが各種実用化されている。
【0003】
この種の自動演奏ピアノにおいては、ペダルを駆動制御する際に、フィードバック、フィードフォワードあるいはその両者の組み合わせが適宜用いられるが、この場合にペダルの位置や速度を各々検出する位置センサおよび速度センサが用いられる。
【0004】
位置センサとしては、リニアエンコーダが一般に用いられる。そして、このリニアエンコーダから出力されるパルスをアップダウンカウントし、そのカウント値をペダル位置として検出することが一般的である。また、速度センサとしては、ペダル速度に対応した信号を出力し得るムービングマグネット型のセンサが用いられることが多い。
【0005】
ところで、ムービングマグネット型のセンサは、高価であり、かつノイズに弱いという問題がある。一方、リニアエンコーダは安価であるから、これを用いて速度を検出するという方法が考えられる。すなわち、リニアエンコーダの出力パルスの間隔を計測すれば、速度情報として使用することができるから、速度センサとしても兼用することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リニアエンコーダを用いた場合は、速度が早いときは良好に速度検出ができるが、速度が遅いときには検出遅れが著しくなってしまう。これは、パルスの出力間隔に基づいて速度検出を行う以上、次のパルスが出力されなければ、その時点の速度が求められないからである。
また、リニアエンコーダを用いた速度検出は、2つのパルスが出力される間の平均速度となるため、ペダルの移動速度が遅くパルス間隔が長いと、検出結果が瞬時速度とならず、制御が不安定になるという問題が生じる。
【0007】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、安価なパルスエンコーダ等を用いて、瞬時速度の検出を行うことができるとともに、速度が遅い場合でも検出の遅延が生じないペダル速度検出装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明においては、駆動信号に対応する速度でペダルを駆動する駆動装置と、この駆動装置に前記駆動信号を供給して前記ペダルの移動を制御する制御部とを有するペダル駆動装置において、前記ペダルの位置に対応した位置情報を出力する位置情報出力手段と、前記位置情報の変化に基づいて第1の速度情報を算出する第1速度情報算出手段と、前記位置情報および前記駆動信号に基づいて第2の速度情報を算出する第2速度情報算出手段と、前記ペダルの速度の変化量に応じて前記第1の速度情報および前記第2の速度情報の混合割合を変化させ、第3の速度情報を生成するクロスオーバー手段とを具備し、前記第3の速度情報を用いて速度フィーバックループを構成することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明においては、前記クロスオーバー手段は、前記ペダルの速度の変化量が小さい領域においては前記第2の速度情報の割合を多くし、前記ペダルの速度の変化量が大きい領域においては前記第1の速度情報の割合を多くすることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明によれば、前記クロスオーバー手段は、前記ペダルの速度の変化量が小さい領域においては前記第2の速度情報だけを使用し、前記ペダルの速度の変化量が大きい領域においては前記第1の速度情報だけを使用して、前記第3の速度情報を生成することを特徴とする。
【0011】
(作用)
請求項1乃至3に記載の発明においては、第1、第2の速度情報のうちより正確で検出遅れのない方の割合を多くして(100%を含む)、第3の速度情報を生成することができるので、ペダル速度を高精度に検出することができる。そして、第3の速度情報を用いて速度フィードバックループが構成されるので、全領域にわたって的確なペダル制御が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】
A:実施形態におけるモデリング
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。始めに、この実施形態においては、ペダル駆動系をモデル化して取り扱っているので、このモデル化について説明する。
【0013】
図2は、ペダルの駆動系の概略を示す側面図である。図において、31aはペダルであり、ロッド32aを介してソレノイド30aのプランジャ30apに接続されている。また、35aは、ソレノイド30apの位置を検出する位置センサである。このような構成においては、ソレノイド30aが励磁されると、その電流値に応じてプランジャ30apおよびロッド32aが上昇する。そして、プランジャ30apが上昇すると、レバー40が支点41を中心に回動し、ロッド42を押し上げる。ロッド42が押し上げられると、レバー43が支点44を中心に回動しダンパーワイヤ45を押し上げる。ダンパーワイヤー45が押し上げられると、ダンパーヘッド46が上昇して弦47から離れた状態になる。一方、ソレノイド30aが非励磁状態になると、上述とは逆の動作によってダンパーヘッド46が下降し、弦47に接した状態になる。
【0014】
以上がペダル駆動系の概略であり、図3は、このペダル駆動系を力学的にモデル化した際の概念図である。この図3に示すx軸は、ソレノイドが励磁されたときのロッド32aの駆動方向(ペダルを踏み込んだときの移動方向と同じ)である。また、f(t)は推力の時間関数であり、ペダル31aを駆動するソレノイド30aの力である。M、Mは、各々ペダル装置全体の静的重量および慣性質量であり、μは粘性抵抗である。ここで、kをペダル装置のバネ定数とし、x(t)をロッド32aの変位の時間関数とすると、ペダルに加わっている力に関する運動方程式は、
【0015】
【数1】
Figure 0003617138
となり、これをラプラス変換して次式を得る。
【0016】
【数2】
Figure 0003617138
ここで、初期値としてx(0)=0、x´(0)=0とおくと、
【0017】
【数3】
Figure 0003617138
となる。そして、数3をブロック図で表すと、図4に示すようになる。以上がこの実施形態におけるペダル駆動系のモデルであり、図4に示す伝達関数を有していることが分かる。
【0018】
B:実施形態の構成
次に、図1はこの発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、2は位置目標信号Xからフィードバック位置信号Fs(後述する)を減算する減算器である。4は減算器2の出力に位置ゲインKpを乗算する乗算器である。5は減算器であり、乗算器4の出力からフィードバック速度信号Fv(後述する)を減算して出力する。6はペダル駆動系の静止質量に相当する力Ms・gを加算器5の出力にオフセットする加算器である。7は乗算器であり、加算器6の出力にスケールファクタ1/Kを乗算して駆動電流制御信号Iを発生する。8はこの駆動電流制御信号Iに応じてソレノイド30aを駆動するドライバである。
【0019】
次に、ドライバ8から出力される駆動電流Iは、図1に示すようにソレノイド30aに供給され、これによって発生する推力F(t)はペダル駆動機構(物理モデル11)に伝達される。図に示す物理モデル11は、本実施形態においてモデル化したペダル駆動機構であり、その伝達関数は図4において示したとおりである。
【0020】
ペダル駆動機構には、図2に示すように、前述のようにペダルの位置を検出するための位置センサ35aが組み込まれている。この場合、位置センサ35aは、リニアエンコーダによって構成されており、ペダルの変位に応じた数のパルスが出力される。
なお、リニアエンコーダに換えて、ペダルの移動に応じて軸が回転するロータリーエンコーダを用いてもよく、その他のセンサを用いてもよい。要は、ペダル位置に対応した信号が取り出せる構成であればよい。
【0021】
さて、位置センサ35aから出力されるパルス列は、位置信号X(s)として、速度検出部12およびアップダウンカウンタ15に供給される。そして、位置センサ35aから出力されるパルス列の位置信号X(s)は、アップダウンカウンタ15においてアップダウンカウントされペダル位置を示すフィードバック位置信号Fs(複数ビットのディジタル信号)に変換され、減算器2に帰還される。これにより、位置フィードバックループが構成される。なお、アップダウンカウンタ15における入出力関係は、無駄時間がないため、制御における伝達関数は「1」である。ただし、このようにみなすためには、位置センサ35aの分解能が無視できる程に小さく、また、回路各部のサンプリング周波数が充分に小さいことが必要である。
【0022】
▲1▼速度検出部12の構成
次に、本実施形態の重要な要素である速度検出部12および速度推定部14について説明するが、始めに速度検出部12について説明する。
まず、速度検出部12は、位置信号X(s)に基づいて速度信号Vを発生する回路であり、位置信号X(s)中のパルスの間隔を測定し、この測定期間からペダル速度信号Vを求める。
【0023】
さて、図5(イ)に示す曲線Vaは、ペダルの変位を示しており、同図(ロ)は位置センサ35aから出力されるパルスを示している。ここで、時刻T、T間の速度測定について考察する。これらの時間間隔(T−T)に基づいて測定した速度は、等加速度運動であるとみなすと、T,T間の平均速度であり、これを[V]で表し、各時刻T、Tにおける速度を各々V、Vとすると、
[V]=(V+V)/2
となる。ここで、1測定区間について、
(T,V)、(T,V)の2点を通る速度直線は、
v=((V−V)/(T−T))・(t−T)+V
となる。ここで、V−V=△V(この場合の=は、合同を意味する)、およびT−T=τとすると、
v=(△V/τ)・(t−T)+V
となる。この直線において、平均速度を になる時刻をTとするならば、速度が[V]になる時刻Tは、次のようにして求められる。
【0024】
Figure 0003617138
ここで、平均速度[V]に対応する時刻Tと、実際にその値が出力される時刻との遅れについて考える。まず、平均速度[V]が出力されるのは、その演算がされた後であるが、演算時間は無視することができるので、時刻T2において出力されるとすることができる。なお、図5(イ)に示す折線vは、速度演算の出力を示している。
【0025】
そして、時刻Tと時刻Tとの間の遅れ時間は、
Figure 0003617138
となる。
【0026】
ここで、ホールド時間をτとすれば、速度センサはτ/2なる遅れを持つ無駄時間系と、τなるホールド時間を持つ零次ホールド系で構成されているとみなすことができるので、全体の伝達関数Go(s)は、次式のように表される。
【0027】
【数4】
Figure 0003617138
ここで、図6は速度検出部12の機能ブロック図であり、図において12aは、パルスの出力間隔からその間の平均速度を算出する機能を示している。12bは、位置センサ35aの出力パルスの間隔から速度を検出する場合の無駄時間特性を示している。また、12cは、パルス間隔から速度を算出する際のホールド特性を示している。
【0028】
▲2▼速度推定部14の構成
次に、図1に示す14は、速度推定部であり、アップダウンカウンタ15が出力する位置信号Fsとドライバ8が出力する駆動電流Iとの値に基づいて速度信号Vcを作成し、これと速度検出部12から供給される速度信号Vとから速度信号V^を生成する。ここで、図7は速度推定部14の概略構成を示すブロック図であり、14aが速度信号Vcを作成する速度計算部、14bが速度信号VcとVから速度信号V^を作成するクロスオーバーネットワークである。
【0029】
ここで、速度計算部14aにおける演算原理について説明する。まず、ソレノイドの駆動電流Iから、速度信号Vcを求める原理について説明する。ペダルの物理モデルを一般的な2次遅れ系と考えると、その伝達関数は、数5に示す通りとなる。
【0030】
【数5】
Figure 0003617138
ところで、求めたい値は、Vcであり、これをラプラス表記するとVc(s)となるから、数5の両辺にSを掛け、また、S・X(s)=Vc(s)であることに着目すると、数5は、次に示す数6および数7のように順次変形される。
【0031】
【数6】
Figure 0003617138
【0032】
【数7】
Figure 0003617138
そして、ペダル機構の静止重量を加味し、駆動電流I(s)を用いてF(s)を計算すると、数8に示すとおりになる。
【0033】
【数8】
Figure 0003617138
そして、数8を数7に代入して整理すると、数9になる。
【0034】
【数9】
Figure 0003617138
数9に示す演算を機能ブロック図で表すと、図8に示すブロック図となる。すなわち、図8に示される機能ブロック図は、速度計算部14aの演算原理を示す。
【0035】
次に、機能ブロック図を順次変形させると、図9の(イ)→(ロ)→(ハ)→(ニ)のようになる。そして、図9(ニ)において、最内周のループに着目すると、このループの伝達関数は、
(1/M)/(S+μ/M
と表すことができる。すなわち、このループは、(μ/M)なる遮断角周波数を持つローパスフィルタに他ならない。
【0036】
ここで、ペダル駆動機構系について考えると、μ《Mと考えられ、更に、後述するクロスオーバーネットワーク14bにおけるL成分をμ《Lとなるように設定すれば、μを無視することによる影響は殆どないと考えられる。したがって、図9(ニ)に示す機能ブロック図は、図10に示すように書き換えることができる。さらに、アップダウンカウンタ15(図1参照)から位置実測値Fsが得られ、しかも、この値は速度と異なり、ほとんど時間遅れ等を含んでいないと考えられるので、
Xc=Fs
と考えることができる。したがって、Fs・kを加減算点に減算信号として加え、(1/S)・Sを1/Sとしてまとめれば、図10に示す機能ブロック図は、図11に示すように書き換えることができる。すなわち、速度計算部14aは、駆動電流Iとペダルの実測位置信号Fsに基づいて、ペダル速度を計算する。
【0037】
次に、クロスオーバーネットワーク14bについて説明する。このクロスオーバーネットワーク14bは、速度検出部12が出力する実測の速度信号Vの時間遅れを補償するために、ペダル速度の周波数成分の高域側については、駆動電流Iに基づく速度である速度計算部14aの計算速度信号Vcを採用するようにしている。より詳細に言えば、図12に示すようなクロスオーバー特性を持たせ、高域では計算速度である信号Vcを優先させ、低域では実測速度である速度信号Vを優先させている。
すなわち、立ち上がり時などのように、ペダル速度に含まれる高調波成分が多いとき(ペダルの単位時間当たりの速度変化が大きいとき)は、実測速度である速度信号Vの遅れが問題となるため、計算速度信号Vcの割合を多くして高精度化を図り、逆に、ペダル速度に含まれる高調波成分が少ないとき(ペダルの単位時間当たりの速度変化が小さく、安定しているとき)は、計算速度信号Vcの誤差が問題となるため、実測速度信号Vの割合を多くして高精度化を図っている。
【0038】
クロスオーバーネットワーク14bは、図12に示す特性を実現するために、ローパスフィルタとハイパスフィルタを組み合わせた構成になっている。図13(イ)はその基本的な構成例である。この図に示すように、計算速度信号Vcは、ハイパスフィルタを通過し、実測速度信号Vはローパスフィルタを通過する。そして、両信号は、フィルタを通過した後に加算され、速度信号V^となる。この場合、ペダル速度の変化が大きいときには、計算速度信号Vcにも、実測速度信号Vにも高調波成分が多く含まれることになるが、前者がハイパスフィルタを通過し、また、後者がローパスフィルタを通過するので、結果的に速度信号V^には計算速度信号Vcの割合が多くなる。一方、ペダル速度の変化が小さいときには、計算速度Vcにも実測速度信号Vにも高調波成分があまり含まれないので、速度信号V^には、実測速度信号Vの割合が大きくなる。
さて、図13(イ)に示す構成を同図(ロ)→(ハ)→(ニ)→(ホ)という順で変形させて行くと、最終的には同図(ヘ)の構成が得られる。なお、図13において、Sはjωを示し、Lは図12のLを示す。
【0039】
したがって、速度推定部14の全体構成は、図14に示すようになり、この構成を更に簡略化すると、図15に示す構成が得られる。すなわち、図15が速度推定部14の全体構成を示す機能ブロック図である。
【0040】
次に、図1に示す13は乗算器であり、速度信号V^に速度ゲインKvを乗算し、これを前述したフィードバック速度信号Fvとして減算器5に帰還させて速度フィードバックループを構成する。
【0041】
ここで、速度フィードバックループの機能について説明する。今、図16(a)に示すように、あるタイミングで位置目標信号Xが与えられると、センサ35aから得られるフィードバック位置信号Fsは位置目標信号Xに漸近する。この結果、位置目標信号Xとフィードバック位置信号Fsとから得られる位置誤差信号ERは、同図に示すように変化する。一方、減算器5は、位置誤差信号ERに対応する値からフィードバック速度信号Fvを減算するので、同図(c)に示す出力信号を得る。ここで、速度フィードバックループに着目すると、フィードバック速度信号Fvは、位置誤差信号ERによるソレノイドの駆動力を抑制する働きをする。すなわち、位置誤差信号ERのみに基づいてソレノイドを駆動するとソレノイドが急激に反応してしまい系が安定しないが、速度フィードバックを用いるとソレノイドの反応が抑制され、系が安定方向に導かれる。
ここで、図1に示すブロック図において、速度フィードバックだけを抽出すると、図17に示すブロック図となる。さて、入力をV(s)、出力をX(s)とすると、伝達関数は、次式に示すようになる。
【数10】
Figure 0003617138
そして、数10と物理モデル11の伝達関数とを比較すると、μに対応する係数が(μ+Kv)に変化し、他の項については変化がないことが判る。これは他のパラメータ(M、k)は一切変えず、Kvだけを変えることで、粘性係数のみを増減させ得ることを意味する。すなわち、見かけ上ペダルの粘性抵抗を(μ+Kv)にし、Kvによってその値を任意に変えることができる。
【0042】
C:実施形態効果
本実施形態においては、位置フィードバックと速度フィードバックの2つのフィードバックループによってペダル駆動制御を行い、フィードフォワードを用いていないので、制御系の構成が複雑にならないという効果が得られる。さらに、位置フィードバックを有することにより、高精度の制御が可能になる。
【0043】
D:変形例
▲1▼上述した実施形態においては、所定のクロスオーバー特性に従って速度信号Vcと速度信号Vとを混合したが、これに代えて、単位時間当たりの速度変化が所定以上であるか否かに応じて、速度信号VcとVとを切り換えてもよい。
【0044】
▲2▼実施形態においては、位置センサとしてインクリメント型のエンコーダを用いたが、これに代えて、アブソリュート型のエンコーダを用いてもよい。この場合においては、エンコーダの出力値が変化する間隔から速度を求めればよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ペダルの速度を高精度に検出することができ、しかも、ペダル位置センサとして安価なパルスエンコーダを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施形態の構成を示す制御ブロック図である。
【図2】同実施形態において制御対象とするペダル駆動系の概略構成図である。
【図3】同実施形態におけるペダル駆動系のモデル化を示す概念図である

【図4】同実施形態におけるペダル駆動系のモデルの伝達関数を示すブロック図である。
【図5】同実施形態における要部の波形例を示す波形図である。
【図6】同実施形態における速度検出部12の機能ブロック図である。
【図7】同実施形態における速度推定部14の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す速度計算部14aの演算原理を説明するための機能ブロック図である。
【図9】図8に示す機能ブロック図の変形を示す図である。
【図10】図9に示す機能ブロック図の変形を示す図である。
【図11】図10に示す機能ブロック図の変形を示す図である。
【図12】クロスオーバーネットワーク14bの特性を示す特性図である。
【図13】クロスオーバーネットワーク14bの機能ブロック図の変形を示す図である。
【図14】速度推定部14の機能ブロック図である。
【図15】図14に示す機能ブロック図の変形を示す図である。
【図16】同実施形態における速度フィードバックループの機能を説明するためのタイミングチャートである。
【図17】同実施形態における速度フィードバックを抽出したブロック図である。
【符号の説明】
5…減算器(速度フィードバックループ)、8…ドライバ(駆動手段)、11…ペダル物理モデル、12…速度検出部(第1速度情報算出手段)、14a……速度計算部第2速度情報算出手段)、14b……クロスオーバーネットワーク(クロスオーバー手段)、30a…ソレノイド(駆動装置)。

Claims (3)

  1. 駆動信号に対応する速度でペダルを駆動する駆動装置と、この駆動装置に前記駆動信号を供給して前記ペダルの移動を制御する制御部とを有するペダル駆動装置において、
    前記ペダルの位置に対応した位置情報を出力する位置情報出力手段と、
    前記位置情報の変化に基づいて第1の速度情報を算出する第1速度情報算出手段と、
    前記位置情報および前記駆動信号に基づいて第2の速度情報を算出する第2速度情報算出手段と、
    前記ペダルの速度の変化量に応じて前記第1の速度情報および前記第2の速度情報の混合割合を変化させ、第3の速度情報を生成するクロスオーバー手段と
    を具備し、前記第3の速度情報を用いて速度フィーバックループを構成することを特徴とするペダル駆動装置。
  2. 前記クロスオーバー手段は、前記ペダルの速度の変化量が小さい領域においては前記第2の速度情報の割合を多くし、前記ペダルの速度の変化量が大きい領域においては前記第1の速度情報の割合を多くすることを特徴とする請求項1記載のペダル駆動装置。
  3. 前記クロスオーバー手段は、前記ペダルの速度の変化量が小さい領域においては前記第2の速度情報だけを使用し、前記ペダルの速度の変化量が大きい領域においては前記第1の速度情報だけを使用して、前記第3の速度情報を生成することを特徴とする請求項1記載のペダル駆動装置。
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