JP3617123B2 - エンジンのスロットル開閉装置 - Google Patents

エンジンのスロットル開閉装置 Download PDF

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、アクチュエータの作動時にアクセルペダル等から運転者に与える反力の増減が抑えられるようにしたエンジンのスロットル開閉装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に搭載されるエンジンにあっては、運転者の意図とは独立してスロットルバルブを開閉制御できる、いわゆるドライブ・バイ・ワイヤ式のスロットル開閉装置が用いられている。こうしたスロットル開閉装置を用いて、駆動輪の滑りを防止するトラクション制御や、アクセルの急戻し時にエンジンブレーキの効きが制御されるようになっている。
【0003】
この種のエンジンのスロットル開閉装置として、従来例えば図4に示すようなものがある。
【0004】
これについて説明すると、エンジンに吸入される空気量を調節するスロットルバルブ5は、アクセルペダル10と機械的に連動せず、電動モータ1を介して自動的に開閉する。
【0005】
21はモータ1およびクラッチ2の作動を制御するスロットルコントロールモジュール、22はアクセルペダル10の踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ、23はスロットルバルブ5の開度を検出するスロットルポジションセンサである。
【0006】
スロットルコントロールモジュール21は、アクセルペダル10の踏み込み量と車両の各種運転条件に応じてスロットルバルブ5の目標開度を算出し、スロットルポジションセンサ23によって検出されるスロットルバルブ5の開度が算出された目標開度に近づくようにモータ1の回転角度を制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アクセルペダル10とスロットルバルブ5は機械的に連動しないため、万一センサ22,23やモータ1等に故障が生じた場合、スロットルバルブ5の開閉ができなくなる可能性がある。
【0008】
これに対処して、スロットルバルブ5を自動的に開閉するモータ1を設けるとともに、アクセルペダル10とスロットルバルブ5を機械的に連動させて、万一センサ22,23やモータ1等に故障が生じた場合も、アクセルペダル10を介してスロットルバルブ5の開閉ができるようにすることが考えられる。
【0009】
しかしながら、アクセルペダル10とスロットルバルブ5を機械的に連動させた場合、モータ1の作動によりアクセルペダル10が強制的に開閉されるときに、アクセルペダル10から運転者に与える反力が不意に変化するという問題点が考えられる。
【0010】
本発明は上記の問題点を解消し、アクチュエータの作動時にアクセルペダル等から運転者に与える反力の増減を抑えるようにしたエンジンのスロットル開閉装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、エンジンの吸気通路に設けられたその開度に応じてエンジンに吸入される空気量を調節するスロットルバルブと、アクセル操作量と独立してスロットルバルブを自動的に開閉するアクチュエータと、スロットルバルブの開閉作動に機械的に連動して変位するスロットルレバーと、アクセル操作に機械的に連動して変位するアクセルレバーと、アクセルレバーとスロットルレバーの間に介装される第一スプリングと、アクセルレバーを挟んでスロットルレバーの反対側であって、アクセルレバーとの距離が、スロットルレバーとアクセルレバーとの距離と等距離に配置された連動レバーと、連動レバーとアクセルレバーとの間にアクセルレバーを挟んで第一スプリングと対向するように介装される第二スプリングと、アクチュエータの作動によりスロットルレバーが変位して第一スプリングが伸縮したときに、連動レバーを変位させて、第一スプリングの伸縮量と等伸縮量に第二スプリングを伸縮させるスプリング連動機構と、を備える。
【0012】
請求項2に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、請求項1に記載の発明において、
前記第一スプリングと第二スプリングはそれぞれのバネ定数と初期バネ荷重が互いに等しくなるように形成する。
【0013】
請求項3に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、請求項1または2に記載の発明において、
前記スプリング連動機構として、
その中央部がピンを介してアクセルレバーに支点を介して揺動可能に連結される連動リンクを備え、
連動リンクに支点を挟んで摺動可能に連結される力点および作用点を備え、
力点をスロットルレバーに結合し、
作用点を連動レバーに結合する。
【0014】
請求項4に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、請求項1または2に記載の発明において、
前記スプリング連動機構として、
アクセルレバーに回動可能に連結される連動ギアを備え、
連動ギアに噛合う第一ラックをスロットルレバーに結合し、
第一ラックとの間に連動ギアを挟むようにして連動ギアに噛合う第二ラックを連動レバーに結合する。
【0015】
【作用】
請求項1に記載のエンジンのスロットル開閉装置において、運転者によるアクセル操作量が変化すると、アクセルレバーは連動機構を介してスロットルレバーを変位させ、スロットルバルブを機械的に開閉させる。
【0016】
アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、スロットルレバーの変位に連動して、第一スプリングの伸縮量と等伸縮量に第二スプリングを伸縮させるスプリング連動機構を介して第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる。
【0017】
これにより、アクチュエータの作動時に、第一スプリングからアクセルレバーに加わる付勢力の増減分は、第二スプリングからアクセルレバーに加わる付勢力の増減分によって相殺され、アクセルペダル等から運転者に与える反力が増減することを抑えられる。
【0018】
請求項2に記載のエンジンのスロットル開閉装置において、第一スプリングと第二スプリングはそれぞれのバネ定数と初期荷重が互いに等しくなるように設定される構成により、アクチュエータの作動に伴う第一スプリングの付勢力の変化分を第二スプリングの付勢力の変化分と等しくすることが可能となる。したがって、第一スプリングの付勢力の変化分は第二スプリングの付勢力の変化分によって完全に相殺される。
【0019】
請求項3に記載のエンジンのスロットル開閉装置において、アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、これに伴って揺動する連動リンクを介して連動レバーが変位し、第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる。これにより、アクセルペダル等から運転者に与える反力が増減することを抑えられる。
【0020】
請求項4に記載のエンジンのスロットル開閉装置において、アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、これに伴って第一ラックに噛合う連動ギアが回転し、連動ギアに噛合う第二ラックを介して連動レバーが変位し、第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる。これにより、アクセルペダル等から運転者に与える反力が増減することを抑えられる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1において、5はスロットルバルブであり、スロットルバルブ5はエンジンの吸気通路に設けられ、その開度に応じてエンジンに吸入される空気量を調節する。
【0023】
10はアクセルペダルであり、アクセルペダル10は運転者に踏み込まれることにより後述する伝達機構を介してスロットルバルブ5を開き、その踏み込み量が減らされることによりスロットルバルブ5が閉じるようになっている。
【0024】
1は電動モータであり、モータ1はクラッチ2を介してスロットルバルブ5をアクセルペダル10の踏み込み量と独立して自動的に開閉するアクチュエータを構成する。モータ1は、位置制御機能を持つステップモータ等で構成される。
【0025】
4はスロットルレバーであり、スロットルレバー4はスロットルバルブ5の開閉作動と機械的に連動し、図1において左方向に変位するとスロットルバルブ5が閉じ側に回転し、右方向に変位するとスロットルバルブ5が開き側に回転する。
【0026】
3はアクセルレバーであり、アクセルレバー3はアクセルペダル10の踏み込み量に応じて図中左右方向に変位する。
【0027】
6は第一スプリングであり、第一スプリング6はアクセルレバー3とスロットルレバー4の間に介装される。第一スプリング6はアクセルレバー3と共にアクセルペダル10の動きをスロットルバルブ5に伝える伝達機構を構成する。
【0028】
11はリターンスプリングであり、リターンスプリング11はアクセルレバー3を介してアクセルペダル10を戻し方向に付勢する。
【0029】
7は第二スプリングであり、第二スプリング7はアクセルレバー3を挟んで第一スプリング6と対向するように介装され、アクセルレバー3に対する第一スプリング6の付勢力を相殺する。
【0030】
第一スプリング6と第二スプリング7は、それぞれのバネ定数と初期バネ荷重が互いに等しくなるように設定される。
【0031】
8は連動レバーであり、連動レバー8はアクセルレバー3およびスロットルレバー4と同じく図中左右方向に変位可能に設けられる。連動レバー8とアクセルレバー3の間に第二スプリング7が介装される。
【0032】
モータ1の回転に伴って第一スプリング6が伸縮するのに連動して第二スプリング7を伸縮させるスプリング連動機構として、アクセルレバー3とスロットルレバー4の相対変位に応じて第二スプリング7を伸縮させる連動リンク9が設けられる。
【0033】
連動リンク9はその中央部がピン12を介してアクセルレバー3に揺動可能に連結される。連動リンク9はその両端部に長穴13,14が形成される。各長穴13,14に挿通する各ピン15,16がスロットルレバー4と連動レバー8にそれぞれ結合される。
【0034】
連動リンク9をてことして考えると、中央のピン12が支点となり、アクセルレバー3に結合されたピン13が力点となり、連動レバー8に結合されたピン14が作用点となる。
【0035】
アクセルレバー3とスロットルレバー4および連動レバー8は互いに平行移動するため、連動リンク9の回転位置に応じてアクセルレバー3を挟んでスロットルレバー4と連動レバー8が平行移動し、第一スプリング6と第二スプリング7の長さが常に等しくなる。
【0036】
図2のシステム図において、21はモータ1およびクラッチ2の作動を制御するスロットルコントロールモジュール、22はアクセルペダル10の踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ、23はスロットルバルブ5の開度を検出するスロットルポジションセンサである。
【0037】
スロットルコントロールモジュール21は、アクセルペダル10の踏み込み量と車両の各種運転条件に応じてスロットルバルブ5の目標開度を算出し、スロットルポジションセンサ23によって検出されるスロットルバルブ5の開度が算出された目標開度に近づくようにモータ1の回転角度を制御する。
【0038】
スロットルコントロールモジュール21は、クラッチ2を作動させてモータ1の作動時にスロットルバルブ5とモータ1を接続するが、モータ1やアクセルポジションセンサ23等の電気系統に故障が発生した場合にスロットルバルブ5とモータ1の接続を解除する。
【0039】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0040】
運転者によってアクセルペダル10が踏み込まれると、アクセルレバー3がリターンスプリング11に抗して図中右方向に移動し、アクセルレバー3は連動リンク9等を介してスロットルレバー4を図中右方向に移動し、スロットルレバー4はスロットルバルブ5を開弁させる。
【0041】
逆に、運転者によってアクセルペダル10の踏み込み量が減らされると、アクセルレバー3がリターンスプリング11の付勢力により図中左方向に移動し、アクセルレバー3は連動リンク9等を介してスロットルレバー4を図中左方向に移動し、スロットルレバー4はスロットルバルブ5を閉弁させる。
【0042】
例えば車両のスリップ時等にスロットルコントロールモジュール21からの出力に基づき、モータ1が回転し、クラッチ2を介してスロットルバルブ5を強制的に閉弁させる場合、スロットルレバー4は図中左方向に移動し、第一スプリング6を伸長させるが、同時に連動リンク9を介して連動レバー8が図中右方向に移動し、第二スプリング7を伸長させる。このとき、図2に矢印で示すように、第一スプリング6からアクセルレバー3に加わる付勢力が減少する分は、第二スプリング7からアクセルレバー3に加わる付勢力が減少する分によって相殺される。
【0043】
これに対して逆方向にモータ1が回転し、クラッチ2を介してスロットルバルブ5を強制的に開弁させる場合、スロットルレバー4は図中右方向に移動し、第一スプリング6を圧縮するが、同時に連動リンク9を介して連動レバー8が図中左方向に移動し、第二スプリング7を圧縮する。このとき、図2に矢印で示すように、第一スプリング6からアクセルレバー3に加わる付勢力が増加する分は、第二スプリング7からアクセルレバー3に加わる付勢力が増加する分によって相殺される。
【0044】
第一スプリング6と第二スプリング7は、それぞれのバネ定数と初期荷重が互いに等しくなるように設定されるとともに、連動レバー8および連動リンク9を介して第一スプリング6と第二スプリング7の伸縮量が等しく変化する構成により、上記モータ1の回転に伴う第一スプリング6の付勢力の変化分は第二スプリング7の付勢力の変化分と等しくなる。したがって、第一スプリング6の付勢力の変化分は第二スプリング7の付勢力の変化分によって完全に相殺され、アクセルレバー3およびアクセルペダル10を強制的に動かすことがなく、アクセルペダル10から運転者に与える反力が不意に変化する不具合を解消することができる。
【0045】
次に、図3に示す実施例について説明する。なお、図1、図2等との対応部分には同一符号を付す。
【0046】
モータ1の回転に伴って第一スプリング6が伸縮するのに連動して第二スプリング7を伸縮させるスプリング連動機構として、アクセルレバー3に回動可能に連結される連動ギア30を備え、連動ギア30に噛合う第一ラック31をスロットルレバー4に結合し、第一ラック31との間に連動ギア30を挟むようにして連動ギア30に噛合う第二ラック32を連動レバー8に結合する。
【0047】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0048】
運転者によってアクセルペダル10が踏み込まれると、アクセルレバー3がリターンスプリング11に抗して図中右方向に移動し、アクセルレバー3は連動ギア30等を介してスロットルレバー4を図中右方向に移動し、スロットルレバー4はスロットルバルブ5を開弁させる。
【0049】
逆に、運転者によってアクセルペダル10の踏み込み量が減らされると、アクセルレバー3がリターンスプリング11の付勢力により図中左方向に移動し、アクセルレバー3は連動ギア30等を介してスロットルレバー4を図中左方向に移動し、スロットルレバー4はスロットルバルブ5を閉弁させる。
【0050】
例えば車両のスリップ時等にスロットルコントロールモジュール21からの出力に基づき、モータ1が回転し、クラッチ2を介してスロットルバルブ5を強制的に閉弁させる場合、スロットルレバー4は図中左方向に移動し、第一スプリング6を伸長させるが、同時に連動ギア30に噛合う第一、第二ラック31,32を介して連動レバー8が図中右方向に移動し、第二スプリング7を伸長させる。これにより、第一スプリング6からアクセルレバー3に加わる付勢力が減少する分は、第二スプリング7からアクセルレバー3に加わる付勢力が減少する分によって相殺される。
【0051】
これに対して逆方向にモータ1が回転し、クラッチ2を介してスロットルバルブ5を強制的に開弁させる場合、スロットルレバー4は図中右方向に移動し、第一スプリング6を圧縮するが、同時に連動ギア30に噛合う第一、第二ラック31,32を介して連動レバー8が図中左方向に移動し、第二スプリング7を圧縮する。これにより、第一スプリング6からアクセルレバー3に加わる付勢力が増加する分は、第二スプリング7からアクセルレバー3に加わる付勢力が増加する分によって相殺される。
【0052】
このように、モータ1の回転に伴う第一スプリング6の付勢力の変化分は、第二スプリング7の付勢力の変化分によって完全に相殺され、アクセルレバー3およびアクセルペダル10を強制的に動かすことがなく、アクセルペダル10から運転者に与える反力が不意に変化する不具合を解消することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、スロットルレバーの変位に連動して、第一スプリングの伸縮量と等伸縮量に第二スプリングを伸縮させるスプリング連動機構を介して第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる構成により、アクチュエータや電気系統の故障時にフェイルセーフ機能を果たすとともに、通常のアクチュエータの作動時にアクセルペダル等から運転者に与える反力が不意に変化することを抑えられる。
【0054】
請求項2に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、第一スプリングと第二スプリングのバネ定数と初期荷重をそれぞれ互いに等しくする構成により、アクチュエータの作動に伴う第一スプリングの付勢力の変化分を第二スプリングの付勢力の変化分と等しくすることが可能となり、アクセルペダル等から運転者に与える反力の増減を完全に解消することができる。
【0055】
請求項3に記載のエンジンのスロットル開閉装置は、アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、これに伴って揺動する連動リンクを介して連動レバーが変位し、第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる構成により、リンク機構を用いて構造の簡素化をはかれる。
【0056】
請求項4に記載のエンジンのスロットル開閉装置において、アクチュエータを介してスロットルバルブを強制的に開閉させる場合、スロットルレバーが変位して第一スプリングを伸縮させるが、これに伴って第一ラックに噛合う連動ギアが回転し、連動ギアに噛合う第二ラックを介して連動レバーが変位し、第一スプリングの付勢力を相殺するように第二スプリングを伸縮させる構成により、歯車機構を用いて構造の簡素化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す機械的構成図。
【図2】同じく制御系を含むシステム図。
【図3】他の実施例を示す機械的構成図。
【図4】従来例を示すシステム図。
【符号の説明】
1 モータ
2 クラッチ
3 アクセルレバー
4 スロットルレバー
5 スロットルバルブ
6 第一スプリング
7 第二スプリング
8 連動レバー
9 連動リンク
10 アクセルペダル
11 リターンスプリング
12 ピン(支点)
13 長穴
14 長穴
15 ピン(力点)
16 ピン(作用点)
21 スロットルコントロールモジュール
22 アクセルポジションセンサ
23 スロットルポジションセンサ
30 連動ギア
31 第一ラック
32 第二ラック

Claims (4)

  1. エンジンの吸気通路に設けられたその開度に応じてエンジンに吸入される空気量を調節するスロットルバルブと、
    アクセル操作量と独立してスロットルバルブを自動的に開閉するアクチュエータと、
    スロットルバルブの開閉作動に機械的に連動して変位するスロットルレバーと、
    アクセル操作に機械的に連動して変位するアクセルレバーと、
    アクセルレバーとスロットルレバーの間に介装される第一スプリングと、
    アクセルレバーを挟んでスロットルレバーの反対側であって、アクセルレバーとの距離が、スロットルレバーとアクセルレバーとの距離と等距離に配置された連動レバーと、
    連動レバーとアクセルレバーとの間にアクセルレバーを挟んで第一スプリングと対向するように介装される第二スプリングと、
    アクチュエータの作動によりスロットルレバーが変位して第一スプリングが伸縮したときに、連動レバーを変位させて、第一スプリングの伸縮量と等伸縮量に第二スプリングを伸縮させるスプリング連動機構と、
    を備えたことを特徴とするエンジンのスロットル開閉装置。
  2. 前記第一スプリングと第二スプリングはそれぞれのバネ定数と初期バネ荷重が互いに等しくなるように形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル開閉装置。
  3. 前記スプリング連動機構として、その中央部がピンを介してアクセルレバーに支点を介して揺動可能に連結される連動リンクを備え、
    連動リンクに支点を挟んで摺動可能に連結される力点および作用点を備え、
    力点をスロットルレバーに結合し、作用点を連動レバーに結合した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのスロットル開閉装置。
  4. 前記スプリング連動機構として、アクセルレバーに回動可能に連結される連動ギアを備え、
    連動ギアに噛合う第一ラックをスロットルレバーに結合し、
    第一ラックとの間に連動ギアを挟むようにして連動ギアに噛合う第二ラックを連動レバーに結合した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのスロットル開閉装置。
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