JP3617082B2 - 1缶2回路式給湯装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般給湯用回路の熱交換器部と風呂追い焚き用回路の熱交換部とを共通のバーナを有する1つの熱交換缶体内に構成してなる1缶2回路式の給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般給湯用回路の熱交換器部と風呂追い焚き用回路の熱交換部とを共通のバーナを有する1つの熱交換缶体内に構成してなる1缶2回路式の給湯装置においては、一般給湯運転及び風呂追い焚き運転のそれぞれについての最低作動水量が決められており、その最低作動水量以上の水量が流れないとそれぞれの運転が開始されない。従って、例えば風呂の追い焚き運転中に、一般給湯用回路側に最低作動水量未満の流水がある場合には、やはり風呂追い焚きの単独運転と見られるため、一般給湯用回路側については特別な制御運転が行われない構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記の様な構成の1缶2回路式給湯装置において、風呂追い焚き運転中に、例えば一般給湯用回路を使用とようとして給湯カランを開放したところ、最低作動水量未満の水量が流れた場合おいては、装置上、引き続き風呂追い焚き運転だけが単独運転されているだけで、一般給湯については運転がなされていない状態にあることになる。よって、一般給湯用回路を実際に出湯されてくる最低作動水量未満の水については、何ら温度制御がなされないままの成り行きの温度となり、沸騰状態の温水が給湯される危険性がある。
【0004】
そこで本発明は、上記従来装置の欠点を解消し、風呂追い焚き運転中に一般給湯用回路に最低作動水量未満の水が流れた場合においても、沸騰水となって給湯されるような危険性を解消できる1缶2回路式給湯装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の1缶2回路式給湯装置は、一般給湯用回路20の熱交換器部21と風呂追い焚き用回路30の熱交換部31とを共通のバーナ11を有する1つの熱交換缶体10内に構成してなる1缶2回路式給湯装置において、一般給湯用回路20の前記熱交換缶体10の下流位置であって且つ熱交換缶体10を迂回する形で設けられるバイパス路22の合流点よりも下流位置に給湯温度センサ26を設け、一般給湯運転中は前記給湯温度センサ26により一般給湯温度を検出すると共に、風呂追い焚き運転中においても、例え一般給湯用回路20側を流れる流量が最低作動水量未満であっても、一般給湯用回路20の前記給湯温度センサ26を監視し、該給湯温度センサ26が検出する温度が一定温度以下になるよう前記バーナ11を制御するコントローラ50を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記本発明の特徴によれば、風呂追い焚き運転中においては、一般給湯用回路20側に流れる水量が最低作動水量未満(水量ゼロも含む)の場合においても、コントローラ50によって一般給湯回路20の前記熱交換缶体10の下流位置であって且つ熱交換缶体10を迂回する形で設けられるバイパス路22の合流点よりも下流位置に設けられた給湯温度センサ26が監視され、給湯温度センサ26が一定温度を越える高温となる場合には、一定温度以下となるようにバーナ11の制御を行う。これによって、一般給湯用回路20から少量の水が過熱水となって給湯されるといった問題が解消される。
【0007】
【実施例】
以下に本発明を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示す1缶2回路式給湯装置の全体構成図である。
【0008】
図1において、10は瞬間加熱式の熱交換缶体で、一般給湯用回路20と風呂追い焚き用回路30に共通に設けられており、熱交換缶体10内に一般給湯用回路20の熱交換部21と風呂追い焚き用回路30の熱交換部31とを配置している。熱交換缶体10には共通のバーナ11や送風手段12が設けられている。前記バーナ11としてはガスバーナやオイルバーナを用いることができる。13はバーナ11の入力調節弁である。
前記一般給湯用回路20は上水道からの水を温水に加熱して供給する回路で、該回路20には熱交換缶体10を迂回する形のバイパス路22がバイパス水量制御弁23と共に設けられており、またバイパス路22の分岐点よりも上流位置の一般給湯用回路20には入水流量センサ24と入水温度センサ25とが設けられ、バイパス路22の合流点よりも下流位置に給湯温度センサ26と過流出防止器27が設けられ、末端には給湯カラン28等が設けられている。
【0009】
コントローラ50は装置全体の制御を行うもので、入水流量センサ24、入水温度センサ25、給湯温度センサ26、風呂温度センサ32、水流スイッチ34、その他のセンサからの情報を入力し、また図示しない遠隔操作器等からの設定温度情報を入力して、必要な演算を行い、必要な指令をバーナ11、送風手段12、入力調節弁13、バイパス水量制御弁23、過流出防止器27、循環ポンプ33等に出力する。
【0010】
今、一般給湯運転が単独でなされる場合には、末端の給湯カラン28が開放等されることによって入水流量センサ24が一般給湯運転のための最低作動水量以上を検出すると、コントローラ50はバーナ11による燃焼を開始し、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせで、設定給湯温度の温水を供給する。
また風呂追い焚き運転が単独でなされる場合には、風呂追い焚き運転スイッチがオンすることでコントローラ50が循環ポンプ33を駆動し、これによって水流スイッチ34がオンするとコントローラ50がバーナ11の燃焼を例えば一定の入力値でもって開始し、風呂温度センサ32が設定浴槽温度を検出するまで運転が続けられる。
また一般給湯運転と風呂追い焚き運転とが同時に行われる場合、即ち一般給湯用回路20の入水流量センサ24が最低作動水量以上を検出し、且つ風呂追い焚き運転スイッチがオンした場合には、コントローラ50は、上記した一般給湯運転におけるフィードフォワード入力値に風呂追い焚き運転用の入力値を加えた値でフィードフォワード制御を行い、且つフィードバック制御を行い、所定の設定給湯温度の温水を供給すると共に浴槽温度を設定温度まで追い焚きする。
【0011】
そして、本発明においては、コントローラ50は、前記風呂追い焚き運転が単独でなされている場合には、必ず一般給湯用回路20の給湯温度センサ26を監視し、給湯温度センサ26が一定温度T1 を越える高温を検出した場合には、バーナ11の入力値を減らし、前記一定温度T1 以下になるように制御するように構成している。
前記一定温度T1 は、例えばその温度を越えると火傷を負う様な温度として、予め定めておくことができる。勿論、前記一定温度を設定給湯温度と一致させてもよい。
このように風呂追い焚き運転が単独で行われている場合においても、一般給湯用回路の給湯温度センサ26を監視し、給湯温度が一定温度T1 を越えないようにする理由は、使用者等によって給湯カラン28等が開かれ、最低作動水量未満の水量が一般給湯用回路20を通って給湯カラン28等から外部へ非常に高温で注がれる場合があるからである。即ち、一般給湯水量が最低作動水量未満の場合は装置的には一般給湯運転は行われていないことになり、風呂追い焚き運転の単独運転となる。しかし、最低作動水量未満の水量であっても、現に水量が流れている場合には、風呂追い焚き運転の燃焼によって加熱され、それが給湯カラン28等から注がれることになる。この場合、水は成り行き任せで加熱されるため沸騰水の如き高温水が注がれ、使用者に火傷を負わせる等の恐れが生じるのである。
本発明の構成とすることで、一般給湯用回路を流れる水流の温度は、バーナ11が燃焼している間は常に監視されて、一定温度以下に制御されるため、熱湯が注がれるといった問題が解消される。
【0012】
【発明の効果】
本発明は以上の構成よりなり、請求項1に記載の1缶2回路式給湯装置によれば、一般給湯用回路20の熱交換器部21と風呂追い焚き用回路30の熱交換部31とを共通のバーナ11を有する1つの熱交換缶体10内に構成してなる1缶2回路式給湯装置において、一般給湯用回路20の前記熱交換缶体10の下流位置であって且つ熱交換缶体10を迂回する形で設けられるバイパス路22の合流点よりも下流位置に給湯温度センサ26を設け、一般給湯運転中は前記給湯温度センサ26により一般給湯温度を検出すると共に、風呂追い焚き運転中においても、例え一般給湯用回路20側を流れる流量が最低作動水量未満であっても、一般給湯用回路20の前記給湯温度センサ26を監視し、該給湯温度センサ26が検出する温度が一定温度以下になるよう前記バーナ11を制御するコントローラ50を設けたので、風呂追い焚き運転中に、一般給湯用回路20に最低作動水量未満の水が流れて外部に注がれることがあっても、一定温度以下の温度に制御され、危険な高温水が注がれるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す1缶2回路式給湯装置の全体構成図である。
【符号の説明】
10 熱交換缶体
11 バーナ
20 一般給湯用回路
21 熱交換部
24 入水流量センサ
25 入水温度センサ
26 給湯温度センサ
28 給湯カラン
30 風呂追い焚き用回路
40 浴槽
50 コントローラ
Claims (1)
- 一般給湯用回路20の熱交換器部21と風呂追い焚き用回路30の熱交換部31とを共通のバーナ11を有する1つの熱交換缶体10内に構成してなる1缶2回路式給湯装置において、
一般給湯用回路20の前記熱交換缶体10の下流位置であって且つ熱交換缶体10を迂回する形で設けられるバイパス路22の合流点よりも下流位置に給湯温度センサ26を設け、一般給湯運転中は前記給湯温度センサ26により一般給湯温度を検出すると共に、風呂追い焚き運転中においても、例え一般給湯用回路20側を流れる流量が最低作動水量未満であっても、一般給湯用回路20の前記給湯温度センサ26を監視し、該給湯温度センサ26が検出する温度が一定温度以下になるよう前記バーナ11を制御するコントローラ50を設けたことを特徴とする1缶2回路式給湯装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22423194A JP3617082B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 1缶2回路式給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22423194A JP3617082B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 1缶2回路式給湯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861776A JPH0861776A (ja) | 1996-03-08 |
JP3617082B2 true JP3617082B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=16810562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22423194A Expired - Fee Related JP3617082B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 1缶2回路式給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3617082B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP22423194A patent/JP3617082B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0861776A (ja) | 1996-03-08 |
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