JP3615002B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動モータによりアシスト力を発生させる電動式パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動式パワーステアリング装置としては、例えば、図5、6に示すものがあった。
ケーシング1には、両端に車輪を連係させた操舵ロッドを摺動自在に組み込んでいる。
そして、ハンドルに連係する入力軸2をケーシング1内に組み込んで、図示しないが、この入力軸2の先端に形成したピニオンを、操舵ロッドに形成したラックにかみ合せている。このとき、これらピニオンとラックとのバックラッシを抑えるため、両者をプレッシャパッドを用いてかみ合せている。
【0003】
また、ケーシング1には電動モータ3を取り付け、その出力を減速機構を介して上記操舵ロッドに伝えるようにしている。このときも、電動モータ3の出力が伝えられる回転軸にピニオンを形成し、このピニオンを操舵ロッドに形成したラックにかみ合せている。そして、これらピニオンとラックとをプレッシャパッドを用いてかみ合せることは上記と同じである。
【0004】
このようにした電動式パワーステアリング装置では、図6に示すように、車両情報、例えばトルクセンサ4で検出した操舵トルク等から、目標アシスト値決定手段5が目標アシスト値を決定する。
そして、モータ電流制御手段6は、この目標アシスト値に応じて、モータ電流を電動モータ3に流す。したがって、電動モータ3は、このモータ電流に比例したモータトルクを発生し、アシスト力を発生させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電動式パワーステアリング装置では、例えば、入力軸1側及び電動モータ3側で、プレッシャパッドを用いてピニオンとラックとをかみ合わせているので、大きなフリクションが発生する。また、電動モータ3の出力を伝える減速機構や、操舵ロッドの摺動部分でも、部品が連係する以上、必ずフリクションは発生してしまう。
さらに、電動モータ3としてDCモータを用いたような場合、磁性体である回転子と磁石である固定子とが磁力で引き合って、フリクションと等価なロストルクが発生してしまう。
【0006】
このようにしてフリクションが発生すると、動モータ3が出力するモータトルクの一部が、このフリクションによって消費される。したがって、実際に車輪側に伝えられるアシスト力が、目標アシスト値で決められるアシスト力よりも小さくなり、操舵フィーリングが悪くなってしまう。
また、セルフアライニングトルクにより車輪が中立に復帰しようとするときにも、それがフリクションによって妨げられる。したがって、ハンドルの戻りが遅く、中立感が悪くなってしまう。
【0007】
特に、電動式パワーステアリング装置が左右非対称である場合には、左右方向でフリクションに差が生じるため、ハンドルを左右に切るとき操舵フィーリングに差が生じたり、ハンドルが中立に復帰する速さが左右で異なったりしてしまう。例えば、図7に示すように、操舵ロッドの一端に、リンク機構rを介して両輪を連係させるタイプのものでは、この左右のフリクションの差が顕著になる。
この発明の目的は、フリクションによる影響を補償して、操舵フィーリングを向上させるとともに、ハンドルの戻りを向上させ、中立感を良くすることのできる電動式パワーステアリング装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、アシスト力を発生する電動モータと、車両情報から目標アシスト値を決定する目標アシスト値決定手段と、この目標アシスト値に応じてモータ電流を電動モータに流すモータ電流制御手段とを備えた電動式パワーステアリング装置を前提とする。
そして、第1の発明は、電動モータの回転及びその回転方向を判定する判定手段と、この判定手段が電動モータが回転していると判定したとき、その回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値を出力するフリクション補償手段とを備え、上記判定手段は、電動モータの角速度が予め設定したゼロ付近のゼロ以外の所定角度以上となったときに電動モータが回転していると判定するとともに、上記モータ電流制御手段は、上記目標アシスト値決定手段が決定した目標アシスト値と上記フリクション補償手段が出力したフリクション補償値とに応じてモータ電流を電動モータに流し、フリクションを打ち消す構成にした点に特徴を有する。
【0009】
また、第2の発明は、電動モータの回転及びその回転方向を判定する判定手段と、この判定手段が電動モータが回転していると判定したとき、その回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値を出力するフリクション補償手段とを備え、上記判定手段は、モータ電流を一時的に停止するステップと、そのときに電動モータで発生する誘起電圧を測定するステップと、この誘起電圧が予め設定したゼロ付近のゼロ以外の所定電圧以上となったとき、電動モータが回転していると判定するステップと、電動モータが回転していると判定したとき、この誘起電圧の極性から電動モータの回転方向を判定するステップとを実行する構成にするとともに、上記モータ電流制御手段は、上記目標アシスト値決定手段が決定した目標アシスト値と上記フリクション補償手段が出力したフリクション補償値とに応じてモータ電流を電動モータに流し、フリクションを打ち消す構成にした点に特徴を有する。
【0010】
第3の発明は、第1または第2の発明において、フリクション補償手段は、判定手段により電動モータが右回転していると判定されたとき、予め設定された右回転用フリクション補償値を出力し、また、判定手段により電動モータが左回転していると判定されたとき、予め設定された左回転用フリクション補償値を出力する構成にした点に特徴を有する。
第4の発明は、第1〜3の発明において、フリクション補償手段は、判定手段により判定された電動モータの回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値の極性を変えて出力する構成にした点に特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、2に、この発明の第1実施例を示す。ただし、以下では、上記従来例との相違点を中心に説明するとともに、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1に示すように、フリクション補償値出力部7を設けるとともに、このフリクション補償値出力部7には、ゼロと、右回転用フリクション補償値Rと、左回転用フリクション補償値Lとを設定している。
【0012】
これら右回転用フリクション補償値Rと、左回転用フリクション補償値Lとは、次のようにして設定されている。
つまり、車両実験等から、その左右方向でのフリクションをあらかじめ測定しておき、それを打ち消すことができるように左右フリクション補償値L、Rを設定している。そして、例えば、右回転用フリクション補償値Rがモータ電流制御手段6に伝えられると、このモータ電流制御手段6は、電動モータ3にモータ電流を流し、右方向でのフリクションと同じ大きさのモータトルクを発生させるようにしている。
【0013】
このようにしたフリクション補償値出力部7は、後述する判定手段8によって切換部9が切換えられると、その切換位置に応じて、これらゼロ、右回転用フリクション補償値R、左回転用フリクション補償値Lのいずれかを出力する。
そして、出力されたいずれかの補償値は、加算器10によって目標アシスト値に加算される。したがって、モータ電流制御手段6は、目標アシスト値とフリクション補償値に応じて、モータ電流を電動モータ3に流すことになる。
なお、これらフリクション補償値出力部7、切換部9、加算器10が相まって、この発明のフリクション補償手段を構成するものとする。
【0014】
ここで、上記判定手段8は、電動モータ3の回転及びその回転方向を判定している。
そして、電動モータ3が回転していないと判定したときは、切換部9をゼロ位置に保っている。それに対して、電動モータ3が回転していると判定したときは、その回転方向に応じて切換部9を切換え、右回転用フリクション補償値Rあるいは左回転用フリクション補償値Lを選択している。
ここでは、この判定手段8が、図2に示すフローチャートからなるプログラムを繰り返し実行することで、電動モータ3の回転及びその回転方向を判定している。
【0015】
まず、モータ電流制御手段6に停止信号を送り、モータ電流を一時的に、例えば100mSごとに1mSだけ停止させる(ステップ101)。
モータ電流が停止すると、モータ端子電圧は、その逆起電力によって一瞬、異常に大きな値を示すが、ここでは、それを測定しないように所定時間だけ時間待ちをしている(ステップ102)。
そして、この時間待ちの間に逆起電力が消失したら、モータ端子には、電動モータ3の角速度に比例した誘起電圧が発生するので、この誘起電圧Vmを測定する(ステップ103)。
【0016】
誘起電圧Vmを測定したら、この誘起電圧Vmを設定電圧|V|と比較する(ステップ104)。
そして、誘起電圧Vm<設定電圧|V|であれば、すなわち、電動モータ3の角速度が所定角速度よりも小さければ、電動モータ3が回転していないものと判定し、切換部9をゼロ位置に保っている。
それに対して、誘起電圧Vm≧設定電圧|V|であれば、すなわち、電動モータ3の角速度が所定角速度以上ならば、電動モータ3が回転しているものと判定する。
【0017】
ステップ104で、誘起電圧Vm≧設定電圧|V|であれば、すなわち、電動モータ3が回転していると判定すれば、次に、この誘起電圧Vmの極性を検出する(ステップ105)。
そして、この極性から電動モータ3の回転方向を判定し、右回転している時、切換部9を切換えて右回転用フリクション補償値Rを選択し、左回転している時、切換部9を切換えて左回転用フリクション補償値Lを選択する。
【0018】
次に、この第1実施例の電動式パワーステアリング装置の作用を説明する。
いま、ハンドルを切った時、目標アシスト値に応じて、例えば電動モータ3が右回転しているとする。
このとき、判定手段8は、前述のようにして切換部9を切換えて、右回転用フリクション補償値Rを加算器10に伝える。したがって、モータ電流制御手段6は、目標アシスト値とこの右回転用フリクション補償値Rとに応じて、電動モータ3にモータ電流を流すことになる。
そして、電動モータ3は、このモータ電流に比例したモータトルクを発生するので、フリクション補償値Rによって発生した分のモータトルクによって、フリクションを打ち消すことになる。したがって、フリクションによる影響を補償して、目標アシスト値で決められるアシスト力をそのまま発生させることができ、操舵フィーリングを向上させることができる。
【0019】
また、例えば、上記の状態からハンドルを放すと、車輪は、セルフアライニングトルクにより中立に復帰しようとする。
このときも、電動モータ3が左方向に回転させられるので、判定手段8は、前述のようにして切換部9を切換えて、左回転用フリクション補償値Lを加算器10に伝える。したがって、モータ電流制御手段6は、この左回転用フリクション補償値Lに応じて、電動モータ3にモータ電流を流すことになる。
そして、電動モータ3は、このモータ電流に比例したモータトルクを発生するので、フリクション補償値Lによって発生した分のモータトルクによって、フリクションを打ち消すことになる。したがって、ハンドルの戻りを向上させ、中立感を良くすることができる。
【0020】
以上述べた第1実施例によれば、フリクションによる影響を補償して、操舵フィーリングを向上させるとともに、ハンドルの戻りを向上させ、中立感を良くすることができる。
特に、この第1実施例では、電動モータ3の左右回転で別々にフリクション補償値を設定したので、例えば、図7に示すように、電動式パワーステアリング装置が左右非対称である場合に最適である。そして、左右非対称であっても、ハンドルを左右に切るとき操舵フィーリングに差が生じたり、ハンドルが中立に復帰する速さが左右で異なったりするのを防止することができる。
【0021】
なお、この第1実施例では、電動モータ3の角速度がちょうどゼロではなく、所定角速度よりも小さくなった時点で、電動モータ3が回転していないものと判定しているが、それは以下の理由による。
例えば、電動モータ3が右回転し、その右回転を補償している状態から、電動モータ3が左回転に換わったとする。
このとき、図2のフローチャートからもわかるが、電動モータ3が左回転し、その回転方向を検出してからはじめて、その左回転を補償することになる。つまり、電動モータ3が回転し始める時点と、その回転を補償し始める時点とに、若干の時間遅れが発生することになる。
【0022】
そのため、もし、電動モータ3の角速度がちょうどゼロになった時点で補償方向を切換えるようにすると、上記時間遅れの間だけ、電動モータ3の回転方向と補償方向とが逆になり、フリクションが倍増してしまう結果となる。
そこで、電動モータ3の角速度がちょうどゼロではなく、ゼロ付近の所定角速度よりも小さくなった時点で、電動モータ3が回転していないものと判定し、補償しないようにしている。したがって、電動モータ3の回転方向が切換わる時に、補償方向が逆となって、フリクションが倍増してしまうようなことがない。
また、電動モータ3の角速度がゼロ付近で、フリクション補償値に応じたモータトルクが発生していると、そのぶん、ギヤのバックラッシ等のため発振してしまうことがある。したがって、角速度がゼロ付近で補償しないようにすれば、この発振を抑えることもできる。
【0023】
図3、4に示す第2実施例は、第1実施例のようにフリクション補償値を左右別々に設定するのではなく、同一のフリクション補償値を設定した例である。
図3に示すように、フリクション補償値出力部7には、ゼロと、フリクション補償値とを設定している。
このようにしたフリクション補償値出力部7は、判定手段8によって切換部9が切換えられると、その切換位置に応じて、これらゼロ、フリクション補償値のいずれかを出力する。
【0024】
そして、出力されたフリクション補償値は、極性切換部11を介して、加算器10によって目標アシスト値に加算される。したがって、モータ電流制御手段6は、目標アシスト値とフリクション補償値に応じて、モータ電流を電動モータ3に流すことになる。
なお、極性切換部11は、フリクション補償値出力部7から出力されたフリクション補償値の極性を切換えるもので、ここでは、電動モータ3の左回転をプラス極性として設定しているものとする。
また、これらフリクション補償値出力部7、切換部9、極性切換部11、加算器10が相まって、この発明のフリクション補償手段を構成するものとする。
【0025】
判定手段8は、図4に示すフローチャートを繰り返して実行することで、電動モータの回転及びその回転方向を判定している。ただし、このフローチャートでは、ステップ105で、右回転していると判定したとき、極性切換部11で、フリクション補償値の極性を右方向に設定したマイナスに切換え、また、左回転していると判定したとき、極性切換部11で、フリクション補償値の極性を左方向に設定したプラスに切換えるようにした点が異なるだけである。したがって、それ以外のステップについての説明は省略する。
【0026】
以上述べた第2実施例でも、フリクションによる影響を補償して、操舵フィーリングを向上させるとともに、ハンドルの戻りを向上させ、中立感を良くすることのできる。
この第2実施例では、左右で同一のフリクション補償値を設定したので、電動式パワーステアリング装置がほぼ左右対称で、左右方向でのフリクションにほとんど差がないような場合に最適である。そして、この回路をソフトウェアで実現する場合にはメモリを、また、アナログ回路で実現する場合には回路部品を少なくすることができ、コストダウンが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
第1〜第4の発明によれば、フリクションによる影響を補償して、操舵フィーリングを向上させるとともに、ハンドルの戻りを向上させ、中立感を良くすることができる。
しかも、第1の発明では、電動モータの角速度がゼロ付近の所定角速度よりも小さければ、電動モータが回転していないものと判定し、フリクション補償値を出力しない。
このように電動モータの角速度がちょうどゼロではなく、設定角速度よりも小さいとき、フリクション補償値を発生しないようにすれば、電動モータの回転方向が切換わる時に、逆方向にフリクション補償するようなことがなくなる。
また、電動モータの角速度がゼロ付近で補償しないなようにすれば、ギヤのバックラッシ等のために起きる発振を抑えることもできる。
【0028】
第2の発明は、電動モータの回転を誘起電圧によって判定し、しかも、電動モータの誘起電圧が設定電圧以上となったときに、電動モータが回転していると判定するようにしている。すなわち、第2の発明でも、第1の発明と同様に、電動モータの角速度がちょうどゼロではなく、設定角速度よりも小さいとき、フリクション補償値を発生しないようにしている。従って、電動モータの回転方向が切換わる時に、逆方向、すなわちフリクションが倍増してしまう方向にフリクション補償するようなことがなくなる。
また、電動モータの角速度がゼロ付近で補償しないようにすれば、ギヤのバックラッシ等のために起きる発振を抑えることもできる。
【0029】
第3の発明によれば、第1または第2の発明において、電動モータの左右回転で別々にフリクション補償値を設定したので、電動式パワーステアリング装置が左右非対称である場合に最適である。そして、左右非対称であっても、ハンドルを左右に切るとき操舵フィーリングに差が生じたり、ハンドルが中立に復帰する速さが左右で異なったりするのを防止することができる。
【0030】
第4の発明によれば、第1〜3の発明において、左右同一のフリクション補償値を設定したので、電動式パワーステアリング装置が左右対称で、左右方向でのフリクションに差がないような場合に最適である。そして、この回路をソフトウェアで実現する場合にはメモリを、また、アナログ回路で実現する場合には回路部品を少なくして、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動式パワーステアリング装置の回路図である。
【図2】第1実施例の判定手段8が実行するフロチャート図である。
【図3】第2実施例の電動式パワーステアリング装置の回路図である。
【図4】第2実施例の判定手段8が実行するフロチャート図である。
【図5】電動式パワーステアリング装置の斜視図である。
【図6】従来例の電動式パワーステアリング装置の回路図である。
【図7】操舵ロッドの一端に、リンク機構rを介して両輪を連係させるタイプの電動式パワーステアリング装置を示す図である。
【符号の説明】
3 電動モータ
5 目標アシスト値決定手段
6 モータ電流制御手段
7 フリクション補償値出力部
8 判定手段
9 切換部
10 加算器
11 極性切換部

Claims (4)

  1. アシスト力を発生する電動モータと、車両情報から目標アシスト値を決定する目標アシスト値決定手段と、この目標アシスト値に応じてモータ電流を電動モータに流すモータ電流制御手段とを備えた電動式パワーステアリング装置において、電動モータの回転及びその回転方向を判定する判定手段と、この判定手段が電動モータが回転していると判定したとき、その回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値を出力するフリクション補償手段とを備え、上記判定手段は、電動モータの角速度が予め設定したゼロ付近のゼロ以外の設定角度以上となったときに電動モータが回転していると判定するとともに、上記モータ電流制御手段は、上記目標アシスト値決定手段が決定した目標アシスト値と上記フリクション補償手段が出力したフリクション補償値とに応じてモータ電流を電動モータに流し、フリクションを打ち消す構成にしたことを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. アシスト力を発生する電動モータと、車両情報から目標アシスト値を決定する目標アシスト値決定手段と、この目標アシスト値に応じてモータ電流を電動モータに流すモータ電流制御手段とを備えた電動式パワーステアリング装置において、電動モータの回転及びその回転方向を判定する判定手段と、この判定手段が電動モータが回転していると判定したとき、その回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値を出力するフリクション補償手段とを備え、上記判定手段は、モータ電流を一時的に停止するステップと、そのときに電動モータで発生する誘起電圧を測定するステップと、この誘起電圧が予め設定したゼロ付近のゼロ以外の所定電圧以上となったとき、電動モータが回転していると判定するステップと、電動モータが回転していると判定したとき、この誘起電圧の極性から電動モータの回転方向を判定するステップとを実行する構成にするとともに、上記モータ電流制御手段は、上記目標アシスト値決定手段が決定した目標アシスト値と上記フリクション補償手段が出力したフリクション補償値とに応じてモータ電流を電動モータに流し、フリクションを打ち消す構成にしたことを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  3. フリクション補償手段は、判定手段により電動モータが右回転していると判定されたとき、予め設定された右回転用フリクション補償値を出力し、また、判定手段により電動モータが左回転していると判定されたとき、予め設定された左回転用フリクション補償値を出力する構成にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の電動式パワーステアリング装置。
  4. フリクション補償手段は、判定手段により判定された電動モータの回転方向に応じて、予め設定されたフリクション補償値の極性を変えて出力する構成にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の電動式パワーステアリング装置。
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