JP3614487B2 - 自動車用ドアサッシュの製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば乗用自動車や貨物自動車等の自動車用ドアサッシュの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば乗用自動車のドアは、一般に以下のように構成されている。即ち、図3はセダン型の乗用自動車の左側面のドア部分を示す斜視図であり、図において1はフロントドア、2はリヤドアで、そのリヤドア2は図では閉じた状態、フロントドア1は半開きの状態を表している。その各ドア1・2は、下半部のドアパネル3と上半部のドアサッシュ4とよりなる。
【0003】
フロントドア1のドアサッシュ4は、フロントピラー5aおよびルーフ7に沿う長片部分4Aと、センターピラー6に沿う短片部分4Bとで構成され、リアドア2のドアサッシュ4は、リアピラー5bおよびルーフ7に沿う長片部分4Aと、センターピラー6に沿う短片部分4Bとで構成されている。そのリアドア2における長片部分4Aと短片部分4Bの断面形状は、フロントドア1における長片部分4Aと短片部分4Bの断面形状とそれぞれ略同一に形成されている。図中、8はドアガラスである。
【0004】
図4〜図6はフロントドアのドアサッシュにおける図3でA−A、B−B、C−C線に沿う断面図であり、ドアサッシュ4の上記長片部分4Aと短片部分4Bにおける基本断面は略T字形を呈している。そのT字形の横辺部41は化粧面としてボディの外面側に露出し、縦辺部42は骨格部として横辺部41の幅方向中央部からボディの内面側に突出している。
【0005】
各横辺部41の内面側の縦辺部42の両側には、それぞれガラスラン9とウェザーストリップ10を保持する横断面略コ字形のガラスランホルダ部43とウェザーストリップホルダ部44とが形成され、そのウェザーストリップホルダ部44の横辺部41側には、その横辺部41との重なり部44aが延長して設けられている。また縦辺部42の横辺部41と反対側の端部には補強用の箱状の中空断面部45が形成され、その中空断面部45は上記ホルダ部43の一部を兼ねると共に、ボディの開口縁に設けたシール材11に当接して密閉用シール部としての機能をも有する。
【0006】
横辺部41の幅Dは、一般に長片部分4Aにおいては同一寸法に形成され、短片部分4Bにおいては図5および図6に示すように上から下に行くに従って漸次広くなるように形成される。また縦辺部42の幅、すなわち車体幅方向の寸法Wは、一般に長片部分4Aおよび短片部分4Bともに略同一寸法に形成される。
【0007】
上記のようなドアサッシュ4を製造するに当たっては、長片部分4Aと短片部分4Bとをロール成形またはプレス成形等により、それぞれ別々に製造するもので、長片部分4Aは従来一般に1枚の長尺帯状の素材板をロール成形することのよって製造している。
【0008】
図7は上記のような長片部分4Aの従来の製造プロセスの一例を示すもので、先ず、同図(a)に示すように、長尺の帯状素材板Mをロール成形により曲げ加工してガラスランホルダ部43を成形し、次いで同図(b)〜(d)に示すように素材板Mの一端Maをガラスランホルダ部43の背面に重なるように丸めて中空断面部45と縦辺部42を成形する。それと同時に、素材板Mの他端Mbに断面略コ字形のウェザーストリップホルダ部44を成形し、横辺部41となる面をガラスランホルダ部43の外側面に折り重ねて、縦辺部42とで断面T字形に形成する。
【0009】
次に、同図(e)のようにウェザーストリップホルダ部44と、その一端に連なって形成された横辺部41との重なり部44aを、横辺部41の裏側に折り返してウェザーストリップホルダ部44の背面を縦辺部42に重ねてスポット溶接等で固着する。その結果、横辺部41は2重に、縦辺部42は3重となり、縦辺部42の左右にガラスランホルダ部43とウェザーストリップホルダ部44が背中合わせに位置して前記の長片部分4Aが形成される。
【0010】
一方、前記の短片部分4B、特に前述のように横辺部41の幅を漸次変化させるものにあっては、上記長片部分4Aのように1枚の素材板をロール成形して製造することが困難なため、従来は一般にウェザーストリップホルダ部44およびその一端側に伸びる横辺部41との重なり部44aと、それ以外の部分とを、それぞれ別々の素材板で成形して組合せるようにしている。
【0011】
図8は上記短片部分4Bの製造プロセスの一例を示すもので、先ず同図(a)〜(c)において長尺の帯状素材板M1をロール成形またはプレス成形等により所定の形状に曲げ加工してウェザーストリップホルダ部44および前記重なり部44a以外の部分を成形する。即ち、同図(a)に示すように素材板M1を前記図7の場合と同様にロール成形等により曲げ加工してガラスランホルダ部43を形成した後、その素材板M1の一方の端部M1aをガラスランホルダ部43の背面に重なるように丸め、スポット溶接等で固着して中空断面部45と縦辺部42とを形成すると共に、素材板M1の他端M1bをガラスランホルダ部43の側面に折重ねて横辺部41を形成する。
【0012】
次いで、横辺部41の幅を漸次変化させるために、図8の(b)のように横辺部41の徐変トリムT1をプレス打抜き等により行った後、同図(c)のように横辺部41の縁部41aをプレス成形等により略直角に折曲げる。それによってウェザーストリップホルダ部44および前記重なり部44a以外の部分が成形される。
【0013】
一方、それとは別に同図(d)〜(e)に示すように上記の素材板M1とは別の長尺帯状の素材板M2をロール成形またはプレス成形等により所定の形状に曲げ加工して断面略コ字形のウェザーストリップホルダ部44および前記重なり部44aを成形する。その際、上記重なり部44aは、横辺部41の内面に重なり合うように同図(d)に示すように幅広に形成すると共に、横辺部41の幅を前記のように漸次変化させるのに合わせて、同図(e)のように上記対向片44aの徐変トリムT2をプレス打抜き等により行う。
【0014】
次いで、同図(f)のように上記重なり部44aを横辺部41に重ね合せると共に、ウェザーストリップホルダ部44をガラスランホルダ部43の背面側に縦辺部42を介して重ね合せてスポット溶接等で一体に固着した後、横辺部41の前記折曲げ縁部41aを、さらに折曲げて同図(g)のように重なり部44aの側縁を包み込むように挟んで固着するものである。
【0015】
上記のようにしてそれぞれ別々に製造した長片部分4Aと短片部分4Bとは、それぞれ所定の長さに切断したのち所定の形状に曲げ加工する。なお、短片部分4Bはウェザーストリップホルダ部44および前記重なり部44aと、それ以外の部分とを所定の断面形状に成形し、所定の長さに切断したのち曲げ加工を行うこともある。そして各部分4A・4Bの一端を図9に示すように斜めにカットし、互いに突き合せて溶接等で一体に固着すると共に、各部分4A・4Bの他端を前記ドアパネル3の上部に差し込んで溶接等で固着するものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記短片部分4B、特に横辺部41の幅が漸次変化するドアサッシュを製造する際に、前記図8のようにウェザーストリップホルダ部44および横辺部41との重なり部44aと、それ以外の部分とを、それぞれ別々の素材板を成形して組付けるものは、例えばオンラインで自動生産する場合には、製造ラインを複数個設けて各別に生産管理等をする必要があり、制御機構等が複雑になると共に、各ラインで生産されたものを組み合わせる際には位置合せが難しく生産性が悪い。しかも型や設備の投資額が多く、工数増加によるコストの増大や品質レベルが低下する等の問題がある。
【0017】
また前記長片部分4A、特に横辺部41の幅が略一定のドアサッシュを製造する際に、前記図7のように1枚の素材板をロール成形するものは、製造が比較的容易であるが、車種の違い等によって横辺部41の幅が異なる場合には、その幅に合わせてロール駒の新規投資発生、素材板の長さの変更を必要とし、汎用性がなかった。
【0018】
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、ドアサッシュの横辺部41の幅が、車種によって異なる場合や、漸次変化する場合にも容易に製造することのできるドアサッシュの製造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるドアサッシュの製造方法は以下の構成としたものである。
【0020】
即ち、断面略T字形を呈し、そのT字形の縦辺部の横辺部と反対側の端部に中空断面部を形成すると共に、その中空断面部と横辺部との間の縦辺部の両側にガラスランホルダ部とウェザーストリップホルダ部とを設け、そのウェザーストリップホルダ部の横辺部側に該横辺部との重なり部を有するドアサッシュを製造するに当たり、上記ドアサッシュを一枚の素材板で所定の形状に成形加工して上記重なり部が横辺部に一体に連続的にかつ横辺部に重なった状態に形成すると共に、上記重なり部と横辺部との境界部を、上記重なり部に予め形成した切込溝と略平行に切断し、その切断箇所と上記切込溝との間の上記重なり部を剥ぎ取った後、残った重なり部の側縁に横辺部の縁部を折り返すようにしたことを特徴とする。
【0021】
【作用】
上記のようにドアサッシュを一枚の素材板で所定の形状に成形加工して上記重なり部が横辺部に一体に連続的にかつ横辺部に重なった状態に形成すると共に、上記重なり部と横辺部との境界部を、上記重なり部に予め形成した切込溝と略平行に切断し、その切断箇所と上記切込溝との間の上記重なり部を剥ぎ取った後、残った重なり部の側縁に横辺部の縁部を折り返すようにしたことによって、ドアサッシュの横辺部41の幅が、車種によって異なる場合や、漸次変化する場合にも容易に製造することが可能となる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明によるドアサッシュの製造方法を、図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
【0023】
図1は本発明によるドアサッシュの製造方法、特に前記の短片部分4Bのような横辺部41の幅が漸次変化するドアサッシュを製造する場合の製造方法の一例を示すプロセス説明図であり、前記従来例と同様の部材または部分には同一の符号を付して説明する。
【0024】
先ず、図1の(a)〜(d)において前記図7の場合と略同様の要領でドアサッシュの前記構成要素41〜45を形成する。その際、素材板Mには予め所定の位置に後述する剥ぎ取り工程の準備としてノッチ加工等により切込溝nを施しておくとよい。その切込溝nは、後述する剥ぎ取り工程で略コ字形ウェザーストリップホルダ部44の横辺部41に重なる側の対向片44aの縁部を除去する際の作業を容易にするためのもので、本実施例においては横辺部41の幅を漸次変化させるために素材板Mの長手方向(同図(a)で左右方向)に対して所定の角度傾斜させて設けられている。また上記切込溝nは本実施例においては同図(a)中に拡大して示すように断面V字形に形成したものであるが、その溝形状は適宜であり、その深さは素材板Mの厚さの1/2ないし2/3程度が好ましい。
【0025】
上記図1の(a)〜(d)の製造プロセスは、上記のように前記図7の場合と略同様であるが、念のため順を追って説明すると、先ず図1の(a)に示すように、長尺の帯状素材板Mをロール成形により曲げ加工して略コ字形のガラスランホルダ部43を形成した後、同図(b)および(c)に示すように素材板Mの一端Ma側をガラスランホルダ部43の背に重なるように丸め、スポット溶接等で固着して中空断面部45と縦辺部42とを形成する。それと同時に、素材板Mの他端Mb側の縁部に略コ字形のウェザーストリップホルダ部44およびそのホルダ部44の一端側に連なる横辺部41との重なり部44aを、横辺部41と一体にかつ連続的に形成し、その重なり部44aと横辺部41との境界部を折り曲げる。そのとき、前記の切込溝nは対向片44a内に位置する。
【0026】
次いで、同図(d)のように、上記重なり部44aを横辺部41に重ねると同時に、ウェザーストリップホルダ部44を、ガラスランホルダ部43の背面側に前記端部Maを介して重ね合せ、スポット溶接等で一体に固着する。その結果、上記端部Maの両側にガラスランホルダ部43とウェザーストリップホルダ部44が背中合わせに位置した状態となり、その部分で縦辺部42は上記端部Maと上記両ホルダ部43・44とで3重となる。また上記ウェザーストリップホルダ部44の一端側に連なる横辺部41との重なり部44aが、横辺部41と一体に連続的に形成されると共に、横辺部41に重なった状態に形成される。以上のプロセスでドアサッシュの構成要素41〜45が形成される。
【0027】
次に、上記重なり部44aの横辺部41に連なる側の一部を切除するもので、例えば同図(e)のように上記重なり部44aと横辺部41との境界部aを図に省略したカッタ等で切断する。その切断方向は、横辺部41の幅を漸次変化させるために横辺部41の長手方向に所定の角度傾斜させて前記切込溝nと略平行に形成する。次いで、上記の切断箇所と切込溝nとの間の上記重なり部44aを同図(f)のように剥ぎ取り、同図(g)のように横辺部41の縁部41aを略直角に折り曲げた後、同図(h)のようにU字状に折り返して、残った重なり部44aの側縁に重ね合せるものである。
【0028】
以上の工程は1つのラインで連続的に且つ自動的に行わせることができる。この場合、前記のように素材板Mの長手方向に対して傾斜させて前記の切込溝nを形成したり、境界部aをカッタ等で切断する際、および横辺部41の縁部41aを折り返す場合には、エンコーダ等を利用し、位置計測をしながら、サーボモータや油圧サーボ機構等でカッタやローラ等を製品形状に沿って移動制御すればよい。
【0029】
また前記の境界部aをカッタ等で切断する際には、上記のように予めV字溝等の切込溝nを施しておけば、その切込溝nをガイドにしてカッタ等を移動させることができる。
【0031】
次に、上記実施例は前記の短片部分4Bのように横辺部41の幅を漸次変化させる場合を例にして説明したが、前記の長片部分4Aのように横辺部41の幅を略一定に形成する場合にも適用可能であり、特に前述のように横辺部41の幅が車種等によって異なる場合にも同じプロセスもしくは装置構成で製造することが可能となり、更にロール駒の多車種流用が可能となる等の利点がある。
【0032】
図2は前記の長片部分4Aのように横辺部41の幅を略一定に形成する場合の本発明によるドアサッシュの製造方法の一例を示すプロセス説明図であり、そのプロセスの一部は省略して表している。
【0033】
本実施例においても素材板Mに予めノッチ加工等により切込溝nを形成するようにしたもので、前記図1の実施例では切込溝nを素材板Mの長手方向に傾斜させて設けたが、本実施例では図2の(a)に示すように素材板Mの長手方向に略平行に断面V字形の切込溝nを設けたものである。その切込溝nの断面形状等は適宜変更可能であることは前記実施例の場合と同様である。
【0034】
次に、上記のように切込溝nを形成した素材板Mを、前記図1の(a)〜(d)と同様に順次ロール成形して図2の(d)に示すようにドアサッシュの前記構成要素41〜45を形成するもので、そのとき切込溝nは対向片44a内に位置し、その対向片44aの長手方向と略平行になる。
【0035】
次いで、前記実施例と同様に図2の(c)のように上記重なり部44aと横辺部41との境界部aを図に省略したカッタ等で切断する。その切断方向は横辺部41の長手方向と略平行に且つ前記切込溝nと略平行に形成する。次いで、上記の切断箇所と切込溝nとの間の上記重なり部44aを同図(d)のように剥ぎ取った後、同図(e)のように横辺部41の縁部41aをU字状に折り返して、残った重なり部44aの側縁に重ね合せればよい。
【0036】
以上のように前記長片部分4Aのように横辺部41の幅が略一定なドアサッシュも前記と同様の要領で製造することができる。特に、車種等に応じて横辺部41の幅が異なる場合にも、上記横辺部41の幅をやや大きめに形成すると共に、切込溝nの位置を適宜変えることによって、横辺部41の幅の異なる各種のドアサッシュを容易に製造することが可能となる。
【0037】
以上の実施例は、長片部分4Aの横辺部41の幅を略一定とし、短片部分4Bの横辺部41の幅を漸次変化(徐変)させる場合を例にして説明したが、長片部分4Aと短片部分4Bの横辺部41の幅をいずれも徐変することなく略一定にする場合、あるいは長片部分4Aの横辺部41のみ、もしくは長片部分4Aと短片部分4Bの両方の横辺部41の幅を徐変する場合にも適用可能である。
【0038】
さらに本発明は、本出願人が先に提案した特願平6−150329号のように自動車用ドアサッシュの車幅方向の厚さ、すなわち前記図4〜図6における長片部分4Aと短片部分4Bの少なくとも一方の縦辺部42の厚さW、特に中空断面部45の厚さwを徐変する場合にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によるドアサッシュの製造方法は、断面略T字形を呈し、そのT字形の縦辺部42の横辺部41と反対側の端部に中空断面部45を形成すると共に、その中空断面部45と横辺部41との間の縦辺部42の両側にガラスランホルダ部43とウェザーストリップホルダ部44とを設け、そのウェザーストリップホルダ部44の横辺部41側に該横辺部41との重なり部44aを有するドアサッシュを製造するに当たり、上記ドアサッシュを一枚の素材板Mで所定の形状に成形加工して上記重なり部44aが横辺部41に一体に連続的にかつ横辺部41に重なった状態に形成すると共に、上記重なり部44aと横辺部41との境界部aを、上記重なり部44aに予め形成した切込溝nと略平行に切断し、その切断箇所と上記切込溝nとの間の上記重なり部44aを剥ぎ取った後、残った重なり部44aの側縁に横辺部41の縁部41aを折り返すようにしたから、ドアサッシュの横辺部41の幅が、車種によって異なる場合や、漸次変化する場合にも容易に製造することができる。しかも、1つのラインで連続的に量産することが可能となり、製造コストを大幅に低減できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドアサッシュの製造方法の一例を示すプロセス説明図。
【図2】本発明によるドアサッシュの製造方法の他の例を示すプロセス説明図。
【図3】乗用自動車の左側面のドア部分を示す斜視図。
【図4】図3におけるA−A線拡大断面図。
【図5】図3におけるB−B線拡大断面図。
【図6】図3におけるC−C線拡大断面図。
【図7】従来のドアサッシュの製造方法の一例を示すプロセス説明図。
【図8】ドアサッシュのコーナー部の拡大斜視図。
【図9】ドアサッシュを1枚板で形成した場合の断面図。
【符号の説明】
1・2 ドア
3 ドアパネル
4 ドアサッシュ
4A 長片部分
4B 短片部分
41 T字形の横辺部(化粧面)
42 T字形の縦辺部(骨格部)
43 ガラスランホルダ部
44 ウェザーストリップホルダ部
45 中空断面部
5a フロントピラー
5b リアピラー
6 センターピラー
7 ルーフ
8 ドアガラス
9 ガラスラン
10 ウェザーストリップ
11 開口縁シール
M 素材板
n 切込溝
Claims (1)
- 断面略T字形を呈し、そのT字形の縦辺部の横辺部と反対側の端部に中空断面部を形成すると共に、その中空断面部と横辺部との間の縦辺部の両側にガラスランホルダ部とウェザーストリップホルダ部とを設け、そのウェザーストリップホルダ部の横辺部側に該横辺部との重なり部を有するドアサッシュを製造するに当たり、上記ドアサッシュを一枚の素材板で所定の形状に成形加工して上記重なり部が横辺部に一体に連続的にかつ横辺部に重なった状態に形成すると共に、上記重なり部と横辺部との境界部を、上記重なり部に予め形成した切込溝と略平行に切断し、その切断箇所と上記切込溝との間の上記重なり部を剥ぎ取った後、残った重なり部の側縁に横辺部の縁部を折り返すようにしたことを特徴とする自動車用ドアサッシュの製造方法。
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JP33203394A JP3614487B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 自動車用ドアサッシュの製造方法 |
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JP33203394A JP3614487B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 自動車用ドアサッシュの製造方法 |
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- 1994-12-12 JP JP33203394A patent/JP3614487B2/ja not_active Expired - Lifetime
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